トップPDF 生きるということ 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

生きるということ 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

生きるということ 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

外国教育研究機構皆さん、いろいろとお世話になりました。 5 年間という短い間ではあ りましたが、皆さん暖かい御交友で、楽しい毎日を過ごしました。本当にありがとうござい ました。  とは言いましても、まだ関西大学関係は続きます。

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中国新時代的来 留学生教育 −以北京大学 例 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

中国新時代的来 留学生教育 −以北京大学 例 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

万人以上。为了提供更适合留学生学习的环境,北京市政府正在制定相关政策,为外国留学生就 学、居住、勤工助学等提供便利条件。根据北京教育大会公布的《首都教育2010发展纲要 ( 征求 意见稿 )》 ,北京还将设立政府留学生奖学金,并倡导企业和社会团体设立外国留学生奖学金, 以吸引境外优秀学生来京学习。北京大学也正在盖新的留学生大搂,扩大接受留学生的能力。   留学生交流及留学事业的发展,对增进一个国家同世界各国的相互理解,深化与各国间的友 好关系,增强在国际社会上的影响力等方面,发挥着重要作用。留学生被人们称为“民间大使” , 是“通往世界的桥梁” ,留学生教育事业发展的水平,是衡量一个国家、一所高校综合实力的重 要标志。中国目前政治稳定,经济增长迅速,发展前景被世界各国看好。人们可以相信,今后会 有越来越多的外国人到中国留学,再过若干年,中国很有可能成为世界上派出和接收留学生最多 的国家之一。
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日本人大学生のEFL 学習者コーパスに見られるMAKEの使用 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

日本人大学生のEFL 学習者コーパスに見られるMAKEの使用 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

このように句重要性がより強く認識されるようになってきたが、Sinclair(2005:21)は意味 主たる担い手は句であって単語ではないと主張している。Wong-Fillmore(1976)も、幼児 はまず定型表現を習得して、それから定型表現を分解して規則を習得すると述べている。コロ ケーション定義については、「が共に出現する」(Sinclair 1991:170)という概念が多く コロケーション定義コアになっている以外は、頻度、結びつき強さ、制限要因、統語的 つながり、意味予測度、連続性と距離 ₆ つ判定基準どれを重視するかによって様々な 定義が提示されている。Sinclair(1991)はどのようにテクストが構成されているかについて open-choice principle(自由選択原理)とidiom-principle(非選択原理)を提唱し、自由選択 原理ではカバーできない制約が談話語彙選択にはあり、言語使用者は単独で使える半固定フ レーズ(semi-preconstructed phrase)を記憶して使用しているため、語彙共起には制限があり、 多く頻出語句が非語彙化(delexicalized)され、実際使用場面においてはidiom principle が優位になるとしている。(Sinclair, 1991:144)
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中国語教育における習得語彙の広さと深さ 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

中国語教育における習得語彙の広さと深さ 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

外国教育において、頻度調査と専門家チェックによって習得語彙が選定され、段階的 に、或いは音順に従って提示された場合が多い。中国教育HSK詞彙大綱もその1つであ る。しかし筆者は、そのような選定、提示方法では、習得すべきを体系的に捉え、効率 的に習得することができないと考えている。語彙教育をより効率に行うには、筆者は、意味 分野をカバーできる広さと修辞的同義という精密描写上深さという概念を打ち 立てた。習得語彙は基本概念を決め、表現正確さを配慮し、意味体系あり方に従って 提示することが望ましいと考えている。
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コミュニケーション能力を養成するためのパターンプラクティス 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

コミュニケーション能力を養成するためのパターンプラクティス 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

活用例 2 :チェーンプラクティスにゲーム性を取り入れた練習方法  パターン練習本来目的は暗記と置き換えによる文法能力定着であり、機械的な練習にな りがちである。練習方法に変化をつけるには、ペアワーク他に、チェーンプラクティスを用 いているも効果的である。チェーンプラクティスはパターンプラクティス一種であり、質 問された学習者Aが答えを言い、同じ質問を学習者Bにする、学習者Bは答えて学習者Cに同 じ質問をするというように、伝言ゲームように同じ練習を繰り返すものである。チェーンプ ラクティスはコーラス練習より時間がかかり、練習量も少なくなるが、一人ひとりが責任をも って取り組まないと練習が進まないので、学習者を意識的に練習に取り組ませることができる という利点がある。筆者はしばしばグループ対抗でチェーンプラクティスによる練習を行わ せ、その速さと正確さを競わせることでキーセンテンスや構文を定着させることを試みてい る。以下例を挙げる。
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言語研究の底を流れる思想を考える—推論様式を手掛かりとして— 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

言語研究の底を流れる思想を考える—推論様式を手掛かりとして— 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

を備えている 4 4 4 4 4 4 です。 (川崎 2005:62、傍点筆者) 数観念や幾何学的図形観念は私たちが経験的に獲得するものではない。それは生得的で普 遍的なもの、すなわち真実在(超自然的原理)そのものだ、というわけである。逆に世界を 数理的に表わすことに成功すれば、私たちは真実在を発見したことになる。この点は重要で ある。偶然性を内包するカオス(混沌)ではなく、必然性に貫かれたコスモス(秩序)頂点 あるイデア(超自然的原理)は、「AならばBかも知れないし、ひょっとしたらCもDもあり 得る」というあやふやな記述ではなく、「AならばB」と明確に法則化されるものなである。 ちなみに、法則(law)は「置かれたもの」、すなわち神(=超自然的原理=絶対者)により 置かれたもので、したがって秩序を(唯一的に)生成する合理的なものでなければならない。  ここで前節推論様式話に戻ろう。演繹的推論は唯一的に結論が導き出されるに対し て、(広義)帰納的推論は、例外を認めるがゆえに、結論唯一性を保証しない。言い換え ると、前者は合理的 4 4 4
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李氏朝鮮期中国語会話テキスト『朴通事』に見られる存在文について 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

李氏朝鮮期中国語会話テキスト『朴通事』に見られる存在文について 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

用いられる基本動詞でもあり、用法が多岐に渡り大きな特徴を有する。よって、語法書では、 他特殊な文型である“把字文”“被字文”などと同様に“有字文”として特別に項目を立て るが一般的である。  さらに、このような基本動詞特殊性と同時に、存現文が特殊な文型として、ことさらに取 り上げられるはその語序による。中国最初Grammar専著とされる『馬氏文通』() では、「同動助動四之四」条で、行為を表す一般的な動字(動詞)とは別に、行為を記さず 不動状況をのみ言うとして〈有〉 〈無〉 〈似〉 〈在〉をとりあげる。語序について明確な説明はみ られないものの、〈有〉には通常起詞がない場合があるに対して、〈在〉は必ず起詞を必要と
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標準ドイツ語の収束と分散 ―標準変種の確立と脱標準化に関する考察― 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

標準ドイツ語の収束と分散 ―標準変種の確立と脱標準化に関する考察― 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 Spiekermann (2005)による通時的調査では、方言特徴が増えている事例よりも、方言 特徴が標準形式では減少している事例や、超地域的な非標準形式が増加している例方が遥か に多いことが明らかになっている。この状況は、地域的変異形衰退による平準化傾向と言い 換えることができよう。交通網発達による人流動性と、公教育による標準教育を通じて、 今日ドイツでは伝統的な地域方言から超地域的な変種へ移行することによる脱標準化現象を 示している。脱標準化とは必ずしも標準形式を使用できないという意味ではなく、規範意識 低下により使用しなければならないというい意識が低下したということである。地域的音声特 徴が存続していることは言うまでもないが、縮約形などドイツ内で共通音声特徴が広がりつ つある。地域方言存続は話者が当該地域に感じるアイデンティティと密接な関係があるが、 地域性アイデンティティよりグループアイデンティティが強まっているという Bausinger (1997: 390)指摘とも符合する。若者が地域を越えた若者ことばにより強いアイデンティテ
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ドイツ語圏スイスにおける言語状況:標準変種の規範化と方言の拡大 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

ドイツ語圏スイスにおける言語状況:標準変種の規範化と方言の拡大 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

ダイグロシア(diglossia)、標準変種(standard variety)、変異形(variante)、複数中心地言 (pluricentric language) 1 .序  スイス連邦には、ドイツ、フランス語、イタリア、レトロマンシュ 4 つ国語 (Landessprache)があるが、連邦レベルで使用される公用(Amtssprache)はドイツ、フ ランス、イタリア 3 言語であることが、それぞれスイス連邦憲法 4 条と70条 1 項 で規定されている。公用選択は 4 条 2 項により各州に委ねられており、本稿で取り上 げるドイツ圏は全体 6 割以上を占めている。ドイツ圏では次節で考察する「ダイグロシ ア」(diglossia)状況が存在し、憲法で定められているドイツは、事実上公的機関で使用 されるH変種(high variety)を指していると解釈される。一方、会話では主に各地方言が 用いられており、L変種(low variety)と呼ばれている。しかし、H変種とL変種と使い分
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複合環境における第二言語不安 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

複合環境における第二言語不安 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 教室外不安と教室内不安については、教室内不安数値ほうが教室外不安それに比べて 高い結果が得られた。小論における調査対象者は 4 月入学した学部 1 回生であるため、対象者 にとって「教室内」は日本語クラスだけでなく、共通科目や専門科目授業も「教室内」で ある。とくに、日本語クラスは大学講義を聞いたり、意見を述べたり、文章を書いたりする アカデミックな日本語能力を育成することを目標中心に据えている事情もあり、複合環境を 「日本語クラス」、「大学授業」「教室外」 3 つに分けて考える必要があると思われる。調査 段階で「日本語クラス」ということを明確にするか、調査対象者フォローアップ・インタ ビューを行うべきであった。
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ある問題 ヘンリー・ジェイムズ 著 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

ある問題 ヘンリー・ジェイムズ 著 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

イカサマ師たわごとが実現するかどうかが彼女にとってまるで大きな問題になってしま った。陰鬱な雲が彼ら結婚生活に立ち込めていた。まっとうな若い夫婦がなぜそのような妙 なことを言われなければならないか?なぜそのような解読不可能な謎にめぐり会うことにな ったか?エマは自分秘密を話してしまったことをひどく後悔した。しかし、デイヴィッド が自分秘密を話さず、あんなにひどい出来事を心中にしまい込んだままにしていたら、彼 女人生と運命にどんなに不吉なことが起こっていたかもしれないと思うと嬉しくもあった。 今ではもうそのことは忘れてしまい気にならなくなり笑いとばすことができた。そしてデイヴ ィッドも彼不可思議な予言について笑いとばし忘れ去ることができた。エマ想像力がこん なにも活発になったことはなかった。考え得るあらゆる限り角度から二通りある自分運命 について考えてみた。デイヴィッドが自ら宿命重圧に屈して彼女を去り、彼女が自由に再 婚できる可能性を想像してみたり、彼が神託に従うという考えにとり憑かれ、激しく乱暴な意 思によって彼女を押し潰してしまうことを考えてみたりした。あるいはまた、まるで自分意 思がとても強いものように思い運命力によって守られているかように感じるだった。 言うまでもなく愛は豊富にあった。しかし、運命はそれ以上にあった。それでは愛ない運命 とは一体どんなものなか?デイヴィッドを愛したようにエマは別男性を愛することになる だろう。彼女未来主人を呼び出そうと貧しい自分想像力を痛めつけた。正直に言ってそ れはあまり成功したとは言えない。デイヴィッドを忘れることなどエマにはできなかったが、 それにもかかわらず彼女は罪悪感を感じた。彼女はデイヴィッドことを考えた。彼も罪悪感 を感じるかしら。彼も別女性を夢見ているかしら。
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『水鏡』における創造主義の萌芽 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

『水鏡』における創造主義の萌芽 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

Tu fi gura se ilumina al fuego / Y algo quiere salir. / El chorro de agua en el jardín. / / Alguien tose en la otra pieza, Una voz vieja. / / ¡Cuán lejos! / / Un poco de muerte / Tiembra en los rincones. (ぼく心で様々な声が泣く……/もう何も考えるな。/記憶と 苦痛を呼び覚まし、/しっかり閉まらない扉に用心しろ。//たちは疲れきっている。 //寝室で、/庭が息絶える窓背後で、/木の葉たちが泣く。//暖炉で世界が憔悴し ている。//すべてが暗く、/何も生を持たず、/ただ西方で/猫瞳が輝くだけ。// 道を一人男が遠ざかる。/地平線が語りかけ、/背後ですべてが苦悶していた。/何も いわずに死んだ母が、/ぼく喉で働きかける。//あなた姿が炎に照らされて/何か が外に出ようとしている。/庭流れ。//誰かが別部屋で咳きこむ、/年老いた 声が。//   なんと遠いことだろう!//少しばかり死が/四隅で震えている。)  以上が「悲しむ男」であるが、ここでは詩人自身母を失くした悲しみが歌われている。そ 中で注目されるは、“El horizonte habla, / Detrás todo agonizaba.”という 2 行であろう。 “El horizonte”という単語使用は後「四角い地平線」をすでに先取りしたものだが、ここ
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外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

テーゼ 4 :体系的な複数外国学習ためには、広義言語概念が基盤になけれ ばならない。  歴史的に成長してきた言語は全て、形態論、統語論、語彙論、音声言語、書記言語個別要 素を越える要因を含んでいる。それにも拘らず具体的な現実外国授業は、言語体系のみか ら出発した言語理論に基づく言語観に特徴付けられている。このことは文法を教授する際、特 に明らかになる。その結果、言語形式的側面学習が極端に強調され、異文化学習や文化に 関する学習が軽視されてしまう傾向にある。このような伝統的な言語概念に対し、体系的な複 数言語学習構想は、現実的な「『複合的言語』概念」(Sprachenbegriff)から出発する。  それは狭義言語材料のみでなく、異文化理解や異文化間コミュニケーション行動を念頭に おき、用論や文化に特徴的な言語・非言語ルーティン行動、標準的行動傾向等を教授過程 最初から含むものである。
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あやまちの悲劇 ヘンリー・ジェイムズ 著 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

あやまちの悲劇 ヘンリー・ジェイムズ 著 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 オールからしたたる水音と、近く海岸と船から聞こえる音にさえぎられる他は、しばら くこの沈黙は続いた。バーニャー夫人はボートを漕ぐ男横顔をまじまじと眺めていた。彼は 三五歳くらいで、意志が強く残酷で不機嫌な顔つきをしていた。これら表情は退屈で単調な 彼仕事によって多分誇張されていた。彼目には、仕事に追われているときに目に現れるあ る種下品なひらめきがなかった。彼顔つきは彼女をボートに乗せているとき方が良かっ た。つまり、悪意を持った顔つき方が無知な顔よりも良いというようなことがあり得るなら ばということだが。私たちは笑顔ことを顔色が「明るく」なると言う。事実、その一瞬表 情ひらめきが暗い部屋ろうそく役目をするである。そしてそれは、私たち薄暗 い内張りに一条光を注ぐである。一般に、貧しい男顔つきは表情に乏しいものである。 宿命が表情変化を一つに制限、あるいは多分、表情を一つに制限された階級に多く人間が いるだ。ああ、彼ら表情!何も表現しないか貧困だけを表す顔。彼ら休息は何意味も 持たず、彼ら行為は罪を犯すことであり、最悪場合は何も知ることなく、最善場合でも ただ不名誉をもたらすだけ顔だ!
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W・ラーベと環境問題 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

W・ラーベと環境問題 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

も私たちは夜にはガスや電気光やその他この種あらゆる発明品で明るい朝となるま であいつらから眠りと夜安らぎを奪ってしまったんです。私たち町では夜にはもう眠 り時間がなくなっているということが、あいつらを家々屋根や塔から追い払ってしま ったんです、臭気が甲虫や毛虫や蝶たちをこの茂みや他園芸からそうしたように。ず っと向こう郊外町では勿論まだ生き延びていけるでしょうが、あんな所にもまたまた 煙突や煤煙を伴って工場がやって来て生き延びようとする気持ちに嘔吐を催させてしまう んです。だからあいつらにはもう恐らく何んにも残されてはいないんですよ。」 13)  今日ともなれば上記ラーベこの警告は重苦しいいほど現実性を伴って伝わるであろうが 100年も前にこの深刻な真実を理解できたはごく僅かな人たちだけであったろう。しかしな がらまた一方でこの作家が繰り返し取り扱う問題を独特に異化して持ち出して来ることのみに 注目してはならないであろう。かかる場合に動物相や植物相そのものだけに関心が示されてい るではなく、これらが人間置かれている状態を象徴化していることが重要なであり、結 局は生存を脅かすある技術が増大することによって人間にふさわしい在り方が破壊されるとい うことが反語的に糾弾されているである。それは上掲引用に続いて「動物たちはほんの少 しだけ人間先を行っているに過ぎないです」という言葉に如実に表明されていよう。  ラーベは産業革命大都市における随伴現象たる諸変化を述べているばかりではない。地方 都市やいわゆる田園地帯におけるそれらをも描き出しているである。それは大都市から離れ た地域にも工場が所在地を選定した結果であったり、大衆社会出現過程で大衆観光が次第に 生じてきた結果であったりするが、数世紀にわたって維持されて来た居住環境を越えて居住域 が次々と造成され始めていた事実反映に外ならない。大衆観光を映し出している例として 1888年に書かれた物語「皇女フィッシュ」(           )が挙げられよう。この作品では ハ−ルツ()地方ある小さな町「イルメンタール」(        )が19世紀後半に数多く 見受けられたように保養地に変貌してゆく有り様が描かれているであるが、それまで野生 草花や良い匂いする薬草が生い茂っていた町中や周辺部いたるところに「イタリア−ド イツ−イギリス風ルネッサンス様式邸宅」が観光用呼び物とともに建ち並ぶようなる。 この一般的な建築ブーム助成者はアメリカから戻ってきたアレックス・ロートブルク (      )という男で、無論「概して関心も持たず,生粋愛国的なイルメンタール出身者でもなく」 14) 、ただ利己的な利益志向からそうなったであったが、それでも目を眩 らまされた住民たちは町景観を最終的には壊してしまうこの男すべて計画に感激して同 意し、たとえば周囲自然をも含めた彼提案を次ように歓迎する。
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感情スクリプトと第2言語コミュニケーション 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

感情スクリプトと第2言語コミュニケーション 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

構成するものであるゆえに、バイリンガル経験は言語が深く絡んだこのプロセス解明に役 立つと思われる。 異文化コミュニケーションと文化化問題  すでに述べた文化モデルや感情スクリプトが、 1 言語習得と社会化プロセスを通して 個人が内面化したものであり、規範的に働き、構成員行動や認識仕方や感じ方を制約する となると、異なった文化を内面化した人と出会いで、すなわち、異文化間コミュニケーショ ンにおいて、摩擦や誤解原因になりうるであろう。そして、それは言語文化Aで社会化され た人と、言語文化Bで社会化された人が出会ったことを想定した場合に、スクリプト違いか ら予測される摩擦がおこりうることを示す。しかし、 2 言語習得やバイリンガル観点から は、いくつか問題が生じる。まず一に、これまで異文化間コミュニケーション研究にお いては、現実にそういった人と人が直接接触するとき、どの言語でコミュニケーションを図る かという点はあまり問題にされていない。しかし、実際には、日本人とアメリカ人がコミュニ ケーションを図る多く場合、英語が使われるであろう。日本にいるアジアから留学生と日 本人会話や日本企業に勤めるブラジル人と日本人会話ならば、日本で行われることが多 いかもしれない。ヨーロッパ系外資系企業内部では日本にあっても、コミュニケーション 言語は英語であろう。もし、ある人がほとんどネーティブ・スピーカーなみに英語や日本語 を使える場合、この人は対象文化的意味空間においてかなり経験が豊富で、上に述べたよう な文化的実践や活動に参加している。そうだとすれば、すでに 2 言語文化スクリプトやス キーマを獲得しており、使う言語に応じて少なくとも表面的な行動表出を切り替えることがで きているではないだろうか。そうすると純粋な文化AとB接触というは実際にありえる だろうか。しかし、一方で、社会化過程で、深く心に刻まれた感情スクリプト不一致 は、違和感や不快感など情意的反応を引き起こすかもしれない。
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マルチメディアを利用した外国語教育と情報ネットワークの展開 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

マルチメディアを利用した外国語教育と情報ネットワークの展開 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 今、私たち身の回りを虚心に見渡す限り、次ような現象が見て取れる。すなわち、現実 と接点を基礎にした、双方向、真剣勝負とも言うべき日常生活中でコミュニケーショ ン活動に人は勤しむ一方、強烈な自己表現衝動に駆り立てられてネット空間にハンドルネーム を駆使して遊び感覚で思いまま好き勝手にまるで独白ような発話をどんどん連ねていくス タイルコミュニケーションをも堪能している、という事実である。殊に後者場合、匿名性 もつ解放感がその志向− 遊び感覚− をいやがうえにも高めていることは否めないだろう。  人間は、外物的現実ばかりに気が向き、そればかりが見え過ぎるも困りものだし、逆に、 内なる心的現実のみに心惹かれるもよくない。できるものなら人は、それら二つ現実世界 間でうまくバランスをとっていかねばならない。しかし実際にはなかなか理想通りにはいか ず、たとえば前者に片寄りがちな人に対しては、文学などがこれまでその矯正役を果たしてき たと言えよう。目に見える外現実だけではなく、豊潤な言葉によって創造される虚構空間 中にこそ別新たなる内的世界− 心で見る世界− が存在することを、文学がしかと私たちに教
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言語遊戯を活用した教授学習の方案—外国語として朝鮮語教育を中心に— 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

言語遊戯を活用した教授学習の方案—外国語として朝鮮語教育を中心に— 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

     長崎屋焼き魚 > ながさきややきさかな      確かに貸した > たしかにかした      タイガーがいた > たいがーがいた      勝つまで待つか > かつまでまつか      薬リスク > くすりのりすく      冷凍トイレ > れいとうといれ      鶏とワニ > にわとりとわに      アニマルマニア > あにまるまにあ      ガス代だすが > がすだいだすが      スタミナ満たす > すたみなみたす      クッパパック > くっぱのぱっく      ビルからカルビ > びるからかるび 5)
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河合忠仁教授略歴及び主要研究業績 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

河合忠仁教授略歴及び主要研究業績 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

単著 昭和56年 近畿大学教養部研究紀要 13巻 1 Some Problems of Conversational English in Junior High English Textbooks(英文) 単著 昭和57年 近畿大学教養部研究紀要 13巻 3 英語教育における発音記号

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多言語平行コーパスのための「言語学的におもしろい100の文」 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

多言語平行コーパスのための「言語学的におもしろい100の文」 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 なお,この「100文」を実際に多言に翻訳する作業は,現在,その試行段階として,100 うち10を選んで,幾つか言語(標準華,ロシア,タイなど)に翻訳し,問題点を 洗い出す作業を進めているところである。もちろん,当面目標は,100文すべてをより多く 言語に翻訳することであるが,このコーパスを単なる対訳資料集で終わらせないために,最 終的には,個々言語データに言語学情報をメタ情報として付与するマークアップを施す予定 である(このマークアップに関しては,山崎2006参照)。このマークアップ方式検討も並 行して進行中である。
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