トップPDF 日韓における謝罪の「定型表現」の使用について 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

日韓における謝罪の「定型表現」の使用について 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

日韓における謝罪の「定型表現」の使用について 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 例⑵ミニョンと金次長は親しい後輩と先輩関係であるが、会社では後輩ミニョンが上 司にあたる。場面は書類報告で他職員がミニョン部屋を出たあと、ミニョンと金次長が二 人で仕事話を続けている設定となっているが、上司と部下でなく親しい後輩と先輩関係で 打ち解けた会話を進めている。この例「聞き手が被る物理的心理的な損害や迷惑」内容を 具体的にみると、金次長はミニョン指摘により関連業者(ポラリス)に連絡を入れていない ことに気がつくが、金次長台詞では「깜박 다(忘れてた/うっかりしてた)」のみが発話さ れている。ミニョンから秘書へ電話ですぐ事態が収拾できることになり、「聞き手が被る物理 的心理的な損害や迷惑」は程度軽い内容と判断される。事態収拾後、金次長「깜박 어 (忘れてた/うっかりしてた)」発話がくり返されるが、発話とともに「中指と人差し指で右 コメカミ部分を軽く二度たたく」というジェスチャーが見られる。このジェスチャー は、韓国では自分失敗に対する「頭悪い、バカ、ボケ」など自責ジェスチャーとして捉 えることができ、相手に申し訳ないという気持ちを表しているように考えられる。
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レクサイル指標の位置づけと計測方法 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

レクサイル指標の位置づけと計測方法 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

州政府はデューイ方法論に力を注ぐ時間的・人員的な余裕はなく、ソーンダイク「マス教 育」における科学的方法論を重視する方針を採用し、「標準化テスト」が開発され、初等・中 等・高等教育実際教育場で使われるようになる(Shavelson 2007)。第一次世界大戦にお いて自国が戦場となることなく、戦後、世界一経済力と国際政治パワーを獲得したアメリ カへ、中・東欧から大量移民が押し寄せたことは、「マス教育」をいかに効率よく行うか 問題を突き付けたことになる。新しい移民工場労働者たちはしばしば母国ではない英語 読み書きに困難をきたしたため、YMCA をはじめ英語読み書きために開設された成人教室 を訪れることも珍しくはなかった(Korman 1965)。英語を話さない大量移民とその子弟に 対して、どれほど英語運用能力をどの学年までに習得させるべきかが、社会要請と相まっ て切実な問題となったと考えられる。学年別に英語読み物をより正確に配当する必要性が高 まっていた。移民子弟が相対的に多いクラスではやさしい読み物が選ばれ、少ないクラスで は高い難易度読み物が選ばれることは自然なことであり、統一的な教育質を保つことは困 難となっていった可能性がある。
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日本のスペイン語教育における 授業内容の標準化の必要 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

日本のスペイン語教育における 授業内容の標準化の必要 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

3 .メキシコにおけるスペイン教育 3 . 1  スペイン教育歴史  メキシコにおけるスペイン教育はどのようなものなだろうか。まずはその歴史をみるこ ととする。周知ようにメキシコはかつてスペイン植民地であった。もともとマヤやナワ トルなど先住民言語が話されていたが、16世紀以降、キリスト教修道士たちがスペイン 教育を始めた。先住民たちをキリスト教に改宗させることが目的だった。フランシスコ修道 会(1523年)を皮切りに、ドミニコ会(1526年)やアウグスティノ会(1533年)、さらにはイエ ズス会(1572年)がつぎつぎと新大陸へとおもむき、スペインを通じて、キリスト教に加え てヨーロッパ芸術やラテン語を伝えた。(Muria, 1982、O’Gorman, 1958、国本伊代2002)や がて、子供や若者ため教育機関、学校を設立している。当初は宣教師が現地言語を習得 し、伝導することが多かったようだが、時がたつにつれ先住民あいだにスペインが定着し た。今日南北アメリカ大陸におけるその普及度について、ここで語るまでもないだろう。そ してこのような視点に立てば、かつて宗主国スペインは自国言葉を外国で教えるというこ とについて、比較的長い歴史と伝統を有しているといえる。
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구성원소 이론으로 보는 한국어 'ㄷ' 불규칙의 음운현상 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

구성원소 이론으로 보는 한국어 'ㄷ' 불규칙의 음운현상 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 朝鮮いわゆる ㄷ 変則活用では、語幹末子音/ㄷ/[t,d]が母音で始まる語尾前で/ㄹ/ [ ]に変化する音韻現象が見られるが、語幹末に/ㄷ/がありながら変則が起こらない用言もあ る。本稿ではエレメント理論をもとに、[t,d]が[ ]に変化する現象を、すべて言語に普遍的 に適用される仕組みと照らし合わせて解析する。まず、[t,d]は内部構造として[ ]と同じ構成 要素を持っているため、弱化結果が必然的に[ ]になることを示す。また、弱化を起こす環 境は音節強弱関係性に依存することを根拠に、[t,d]から[ ]へ変化を引き起こす動因を 解明すると同時に、いわゆる変則活用と正則活用違いを明らかにする。
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分離疑問文( Split Questions )のSC 分析 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

分離疑問文( Split Questions )のSC 分析 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 第 2 節では SQ に関する先行研究として Camacho(2002)Arregi(2010)López-Cortina(2007) を概観し、それぞれ問題を指摘した。まず Camacho 分析は SQ に関して単一節から移動 が生じる単節(Monoclause)アプローチを採用し SQ-type1と SQ-type3など移動が考慮されな いため説明できるに対して SQ-type2、SQ-type4など単一節を越えた移動が関係する場合は説 明できない事を指摘した。次に Arregi(2010)は二重節構造を仮定する両節(biclausal)ア プローチを採用しているため移動が関係する場合もしない場合も網羅できるだが type4中 でも焦点句へ CP 全体がどのようにして移動するかが疑問となった。最後に López-Cortina (2007)では Confi rmation Phrase(確証句)を仮定する事で意味的な側面やイントネーション 断絶などを組み合わせた形でSQ-type1-3現象を説明することができる。だが同時にSQ-type4 派生を考慮する際に定式化が曖昧であると結論付けた。
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名詞性並列構造“茶壷茶碗”について 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

名詞性並列構造“茶壷茶碗”について 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 では,“和”が生起してもしなくてもよい並列構造や,“和”が生起しないが一般的とされ る並列構造に,“和”を生起させるとどのような意味的差異が生じるか。作文や記事タイ トルとしては, “茶壶和茶碗”や“爸爸和妈妈”ようにA和B型を採用するが自然であるが, テクストによっては,“茶壶茶碗”に敢えて“和”を生起させ“茶壶和茶碗”とすると,他に 受け皿なども存在し,そのようないくつか要素中から(ほかでもなく)きゅうすと湯 飲みを取り上げるという意味合いが生じ,“爸爸和妈妈”も,(ほかでもなく)お父さんとお母 さんを選び出し取り上げるというニュアンスを帯びる。下例では,
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グループ活動を取り入れた初級スペイン語教育の試み 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

グループ活動を取り入れた初級スペイン語教育の試み 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

憶する量多さや日本語で説明されても理解しづらい学習項目であるので、授業中練習問題 や実践だけでは練習量が不足であるように感じられた。 4 . 2 . 3  教員側問題  指導する側問題、教員活動中役割にも注意しなければならない。筆者は学習者自発 的な学習を促すために、グループ活動中にはできる限り、学習者から質問されたり、間違った 表現をしているに気付いたりした時他はこちらから指示しないよう心がけた。日本語をス ペインに訳す時に既習事項を使ってどう表現できるかを考えさせたかったので、文章がで き上がって学習者が添削をして欲しいと申し出るまでこちらからは積極的に間違いを指摘しな かった。間違いを訂正する際にひとつ気を付けた点がある。それはその誤り修正をクラス全 体に周知するということである。個々グループからクラス全体に発表させるときは問題ない が、グループ内で完結する活動ときには訂正仕方に注意が必要である。活動中は教員が各 グループを見回り、学習者表現文法的な誤りに気が付けば、質問を誘導した後、その場で 訂正する。しかし、そのグループ構成員だけが間違いに気付くでは効果が薄い。どのよう な間違いが起こり得るかを確認させるため、板書をしてその間違いをクラス全員に伝える ことが必要である。
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英語公用語論に関する一考察 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

英語公用語論に関する一考察 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

1 )朝日新聞コラムニスト。著書に、「内部」「通貨烈烈」「アジア太平洋フュージョン」他がある。 2 )船橋洋一著「あえて英語公用論」(文藝春秋、2000年)11頁 3 )西垣通教授ような言説も参考になる。 「国家が、ある言語を新たに公用として認めるとはいかなることだろうか?それは通常、国内に 複数民族や言語共同体が存在する時、住民権利保護や行政便益向上ため、官公署における その言語使用を法律で認めることである。(例えばスイス公用はドイツ、フランス語、イタ リア)」中公新書ラクレ編集部+鈴木義里編「論争・英語が公用になる」(中公新書ラクレ、 2002年)262頁
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プロジェクト授業の実践と課題 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

プロジェクト授業の実践と課題 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 ナレーションテキストは自作でも引用でも良い旨を伝達していたが、すべてを引用に頼っ たグループは 1 グループにとどまり、 7 グループがオリジナルテキストか引用を一部分に限定 したものを作成してきた(資料 1 参照)。動画作成素材(画像や映像など)はインターネットで 収集したものを用いており、BGM にクリスマス関係音楽を使用しているグループが大半であ った。これは事前に視聴したデモ動画形式が影響していると考えられる。しかしクリスマス・ マーケット紹介内容に関しては各グループ独自性にあふれており、お菓子に注目したグル ープ、クリスマス・マーケット歴史に触れたグループなど多種多様であった。またナレーショ ンも会話形式を採用したグループもみられ、随所に工夫が凝らされたものとなった。
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移入史初期の『ドン・キホーテ』をめぐって 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

移入史初期の『ドン・キホーテ』をめぐって 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

アマディス物語は、かつて台湾一角で読まれたに違いない。(中略)当時エスパニア文学 は、国運隆盛相まって、もっとも重んじられ、全欧各国を風靡していたから、どんなに実利 功利に眼が眩んでいたとはいえ、冒険家、植民者頭領格中には、当代第一流教養を受け たものが少なくなかったしするから、あるいは有名な伝フェルナンド・デ・ローハス『セレ スティナ』や、ローペ・デ・ベーガコメディアス、カルデロン・デ・ラ・バルカアウトス なども舶載されて来て、あるいは淡水河口で、あるいは鶏龍砲塁で、明月に対しながら、 朗唱・微吟されたかもしれぬ。それにまた当時は、ゴンゴラ一派神祕的な「幽玄体」が一代 を風靡していたことから推していくと、あるいはこの絶東一孤島にもゴンゴリスモ佶屈体 をつくる小詩人がいたかもしれぬ。まして珠玉小曲を残したロペス・デ・メンドーサ、艶麗 な名作多いガルシラーソ・デ・ラ・ベーガなど、前代詩匠作品は当然読まれた」(同: 113)、とスペイン文学作品や人名を挙げている。そこには『ドン・キホーテ』も含まれよう。 日本では1624年にスペインが来航禁止、1639年にポルトガルが来航禁止、その後オランダと 貿易のみとなるが、日本にも伝わっていたであろうか。ちなみに島田は「『ドン・キホーテ』 は、あれほど傑作でありながら(中略)結局、オランダ人」(同)好みではなかったと書い ている。
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高校生用スペイン語教科書作成のための一考察 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

高校生用スペイン語教科書作成のための一考察 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

4 . 2 .学習者置かれる学習環境  まずスペインは、ほとんど高校生にとっておそらく初めて触れる外国である。このこ とはぜひ考慮されなくてはならない。もっともスペインが初修外国であるは、大学生 場合でも、独学や語学学校学習者場合でも同様である。こうした事情から、スペイン ではどのような発音がされるか、どのような文字を持つかといったことについて生徒が持 つ情報はおよそ皆無に等しい。また、大方においてスペイン国々について知識が、言 そのものについて場合と同様、英語に比べると圧倒的に少ない。日常生活でそれらについ て情報に触れる機会が限られていることがその原因一つとして挙げられる。とは言え、ス ペイン文化について学習するが望ましいにしても、言語指導以外ところで時間を要 することを考慮すれば容易ではなく、効率よく言語指導を行うにはどのような手立てが有効か 検討必要がある。
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動画投稿サイトYouTubeを活用したドイツ語授業 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

動画投稿サイトYouTubeを活用したドイツ語授業 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 予行練習時に見られた動画アップロードが完了しない現象も、設定を調整したことでテス ト時には見られず、全体として概ねスムースに実施することができたと言える。以下で述べる ような個別問題は散見されたが、プロジェクト成否に関わる問題はなかった。  個別的な問題として、予行練習時には顕在化しなかった個人に起因する問題が見受けられ た。第一に、Wi-Fi 申請を行っていない学習者が非常に多かった。発音テストは公平性観点 から、授業時間内に教員に URL を送付するまでを課題としていた。すでに言及した通り、動画 ファイル容量が大きいため 3 G 回線や LTE ではアップロードに時間がかかり、場合によって は授業時間内に完了することが難しい。この点を十分アナウンスした上で Wi-Fi 申請手続きを 行うよう指示したつもりであったが、多く学習者が申請しておらず、最終的に授業時間外に アップロードが完了し URL を送付した。
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学生が効果的に感じる英語発音トレーニングの実践報告 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

学生が効果的に感じる英語発音トレーニングの実践報告 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

(2) 副次的効果  発音トレーニングでは,副次的効果が見られた。クラスサイズが比較的大きく,また授業が リーディングであるため, 4 月開講から数回は学生同士交流ができなかった。教室構造 や,授業進行上,筆者も学生と距離を置くような形になり,教室内に張りつめた空気が感じ られた。学生表情は険しく,重苦しい雰囲気中,受け身で授業に参加しているという様子 である。しかしながら,グループで発音トレーニングを行ったことで,学生同士が交流を行い, 授業で笑顔が見られるようになった。さらに,筆者が毎回教室を回って学生構えを確認 したり,助言を与えたりしたことで,教師と学生交流も行われ,互い心理的距離が縮まっ たように感じられた。クイズ発表では自分について出題したため,クラスメートことを知る ことができたという意見も複数聞かれた。結果として,発音トレーニングがクラス作りきっ かけとなり,それ以降セメスター終了時まで,毎週明るく和やかな雰囲気で授業を行うことが できた。
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日本語教育における学習者コーパスの構築とICLEAJ 外国語学部(紀要)|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

日本語教育における学習者コーパスの構築とICLEAJ 外国語学部(紀要)|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

に特徴的な言語使用特性、ならびに日本語学習者苦手とする言語領域など、そこに見られる 発見が日本語教育教材作成に資することにもなる。 3 . 2  CIA( Contrastive Interlanguage Analysis 対照中間言語分析)  1960 年代を通じて CA(Contrastive Analysis 対照分析)が一世を風靡し、母語と外国 類似点と相違点を比較して習得難易度や誤りを予測することが重視された。しかし、学習者 エラーを分析した結果、対照分析が予測するエラーと実際に生じるエラーに矛盾が見られ、2 言語間違いに基づいて習得難易度を決定することにも問題があることがわかり批判にさら されることになった。
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外国語教育における「翻訳」の再考 ― メタ言語能力としての翻訳規範 ― 外国語学部(紀要)|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

外国語教育における「翻訳」の再考 ― メタ言語能力としての翻訳規範 ― 外国語学部(紀要)|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

3 . 5  意味重視へシフト  これまでアメリカ心理学は、「意味」という概念を排除してきた。行動主義で刺激に対する 反応とされた人感情や意味所在は、チョムスキー言語学では深層構造( Deep Structure ) ないし理論形式(LF = Logical Form)表示レベルとして設定されるが、それは(頭中に ある)用論上意味などを含めた意味解釈部へ「インターフェース」として出力される機 能のみを有し、実際言語使用を通して得られる「意味」をどのように解釈するかには関与 しない(Chomsky, 1985)。ここまでがチョムスキーいうところ言語能力(competence)で あり、実際言語運用能力( performance )とは区別された。たとえば、プレゼンテーション が上手か下手かは言語運用能力 performance 差によるものだろうが、上手なプレゼンも下手 なプレゼンも非文法的な文章が含まれるというようなエラー、すなわち言語能力 competence 差によるものではない。
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韓国語教育の視点からみた「-을게요」の運用に関する一考察 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

韓国語教育の視点からみた「-을게요」の運用に関する一考察 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 先行研究では⑤ように、「-을게요」意味的な特徴は主として約束と分析されており、한 (1991)では「그만 갈게요(もう帰ります)」ような例について告知意味があると言及され ているものの、告知に約束意味がまったくないわけではないと説明されている。また、韓国 教育立場から分析した이(2003)では話し手意図を知らせ、聞き手に直接的、間接的に 準備をさせるため特殊な例として「그만 갈게요(もう帰ります)」が挙げられている。この ように先行研究では「約束」意味に重点を置き、「-을게요」が把握されているため、「그만
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第二外国語としての中国語の初級教育に於ける問題と対策 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

第二外国語としての中国語の初級教育に於ける問題と対策 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

(三) 学生は中国文化、歴史、現代事情などについて勉強したいという要望がある。勉強す る教材は教科書だけに頼らず、ビデオなどメディアを利用して授業を行うべきである。 3 .アンケート調査結果に基づく対策  どんな授業も、教える側と学ぶ側両方からなっている。学ぶ側を無視して、一方的に教え る側から授業進行は必ず失敗を招く。学生ことを考えるということは、中国授業 が、学生意志によって左右されるということではなく、学生関心対象に基づいて、学生 中国に対する興味を引き出し、教養中国教育学習効果を引き上げることである。上述 した日本大学における教養中国教育実情や学習途中で見られる問題、学生希望に基づ いて、初級段階教養中国教育に以下ように取り組めば、より良い効果を得られるでは ないかと考えている。
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大学における翻訳教育の位置づけとその目標 外国語学部(紀要)|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

大学における翻訳教育の位置づけとその目標 外国語学部(紀要)|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

改訂モデル=翻訳二重プロセスモデル  図 2 に示したモデルは、いわゆる「直訳」(言語表層構造にのみフォーカスした記号変換的 な訳)について学生注意を喚起し、より深いテクスト分析と意味処理必要性を訴えるため には有効なモデルである。本稿で取り上げたようなさまざまな問題点も、基本的にはこのモデ ルで説明することができる。したがって、学部レベルで授業では図 2 ような概念化ができ ればほぼ十分であると考えられる。ただし、厳密に言えばこのモデルでは不十分である。  図 2 モデルはいわば「直訳」を否定するためモデルであるが、実際には翻訳(や通訳) すべてが図 2 ルート②に示したような「深い処理」を必要とするわけではなく、語句レベ ルで記号変換的処理で済むことも少なくない。また、その比率が多ければ多いほど、翻訳(や 通訳)は効率的になる。とりわけ、情報伝達を主眼とするテクスト(informative text)場合 は「浅い処理」で十分に用が足りることが多い。例えば、貿易摩擦問題に関する報道文に“struc- tural impediments ”という表現が出てきたとする。この場合、通訳翻訳者にとって当面問 題はこの表現に対応する目標言語語彙 (lexical equivalent)― この場合は「構造障壁」― を知っているかどうかということだけであり、この表現が何を意味するかについて(当該分野 専門家ように)深く理解している必要はない。仮に目標言語対応語彙を知っているだけ では十分な翻訳ができない場合は、その都度、必要な範囲で調べればよいだけことである 21) 。  このことはしかし、翻訳や通訳は、基本的に対象テクスト内容について深い理解を必要
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カルデロンの翻訳から見る鷗外の翻訳論 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

カルデロンの翻訳から見る鷗外の翻訳論 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 ところで同じくこの日記には、 8 月27から 9 月12まで行なわれる、「独逸第十二軍団 秋季演習」に参加することが記されている。これは、ザクセン軍団軍医部長ヴィルヘルム・ ロオト勧めによるものであった。ロオトと初めて出合ったは、この年 4 月29で、この 日記に「索遜軍団医長軍医監ロオト Wilhelm Roth 氏徳停府より来り、諸大学教授及軍医 とカタリイネン、ストラアセ Katharinenstrass s i c e なるバウマン Baumann 酒店に会す。余も亦 与る。ロオト氏は鬚眉皆白し。然れとも談笑状少年如し。此人は方今独逸国軍医巨 擘なり。余面を見て、人介するを待たずして、卿は二等軍医森氏ならずやと呼び掛け」(同: 94)られたことが記されている。鷗外は、 5 月27に陸軍 1 等軍医に任ぜられていた。なお辞 令は 7 月15に到ると日記には書かれている。鷗外は、その後ロオトと親しく交際し、またロ オトも鷗外を厚遇して止まなかった。ロオトは秋季演習後、鷗外にドレスデンに来て、ザクセ ン軍団冬期軍陣衛生学講習会(10月13―翌19年 2 月27)に参加するように勧めた。こ こは鷗外最初計画にはなかった所であるし、また大学があるわけでもないのに長期に滞在 することにしたは、ロオトと親交だけでなく、ロオトを通じて多く友人がこの地にでき たことと、またロオトを始めその友人達が文学好きであったことも影響している。またさらに はドレスデンへ幾度も来るうちに、この地素晴らしさに心引かれるものもあっただろう。 そしてこの地で、鷗外が記すようにスペイン文学と印象深い出会いがあった。もしロオト 誘いがなければ、この印象深い出会いも起こらなかった。
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フランス語タンデムコミュニケーションクラスについて 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

フランス語タンデムコミュニケーションクラスについて 外国語教育フォーラム|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

と答えあわせから始まるようにした。これは、学生に自宅で毎回復習する習慣をつけてもらう ためと、週 ₂ 回授業に連続性を持たせるためであった。 ところで、タンデムクラス長所とは何であろうか。授業効率だけを考えてみた場合、同一 担当者クラスが最も効率よく授業を進めていくことができると言えるかもしれない。実際、週 ₂ 回同じ教員がクラスを担当した場合には、最も進度が速く練習問題量も多くこなすことが できた。しかし、授業アンケート結果を見る限り、学生満足度がほか授業形態に比べて 極めて高いとは言えなかった。それはなぜであろうか。教員が ₂ 名いることで、教員お互い 個性と欠点を補い合い、学生にとってより満足度高い授業になる可能性が生まれるでは ないだろうか。その ₂ 名教員が、フランス人教員(もしくはフランス語を母国とする教員) と日本人教員だった場合はどうであろうか。ネイティヴクラスでは、初回授業から実際に ネイティヴ教員話すフランス語に接する機会に恵まれ、学生もフランス語を発話するよう求 められるため、覚えたばかりフランス語でコミュニケーションが成立していく。しかし、疑 問に思った点をそのまま放置することなく、次回、日本人教員クラス中で母国を使って
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