食文化とアイデンティティ

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南アジア研究 第25号 022学会近況・井坂 理穂「テーマ別セッションI 近現代インドにおける食文化とアイデンティティ 」

南アジア研究 第25号 022学会近況・井坂 理穂「テーマ別セッションI 近現代インドにおける食文化とアイデンティティ 」

本セッションは、現在も進行中の科学研究費補助金・基盤研究( B ) 「近現代インドにおける文化アイデンティティに関する複合的研究」 の途中段階での研究成果をもとに企画された。このプロジェクトの目的 は、近現代インドにおける文化の様々な変化に焦点をあてながら、こ れらの変化が地域、宗教、カースト、ジェンダー、階級などに基づくア イデンティティや、インドというネーション概念の構築・再構築過程 どのように関わっていたのかを明らかにすることにある。近現代のイン ドにおける文化の諸側面については、これまで歴史学、社会学、経済 学、文化人類学、文学その他の分野の研究者たちによって、異なる関心 から頻繁に取り上げられてきた。本プロジェクトが着目したのは、それ らの記述のなかではしばしば地域や宗教コミュニティなどの区分が前 提され、あたかもこれらの区分によって習慣や料理法が明確に分か れるかのような捉え方がみられることであった。近年の歴史学や社会学 の成果が明らかにしているように、地域、宗教、カーストなどの社会集 団の区分は、実際にはきわめて流動的なものであり、歴史的に構築・再 構築されてきた側面をもつ。本プロジェクトではこの点を踏まえ、文 化社会集団の対応関係を固定的なものとして捉えるのではなく、多 様な社会集団の構築・再構築の過程文化のあり方が、歴史的にど のように関わりあってきたのかを、メンバーのそれぞれが異なる方法論 や事例をもとに検討することを目的している。
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民博の食文化展示の今後を考える

民博の食文化展示の今後を考える

池谷先生のご発表によれば,文化研究は food eating の研究に大別されるが,消え物で ある food の展示は困難である.しかしながら,eating 研究ではの背景についての研究が重 要な要素なっており,その分野こそ民博のお家芸である.なかでも人類学の重要かつ普遍的 なテーマである,アイデンティティの研究は,展示にもおおいに生かすことができるであ ろう.事実,特定のアイデンティティの象徴みなされており,ナショナリズムをめぐる 火種もなりうるという事例が,世界各地でみられている.文化は人の移動とともに変化し, 共有されるものであり,特定のエスニック・グループに占有されるべきものではない.
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キッコーマン国際食文化研究センターについて

キッコーマン国際食文化研究センターについて

       特集号 『社会システム研究』 2015年 7 月       95 キッコーマン国際文化研究センターについて 斉藤 文秀 * キッコーマン国際文化研究センターは,創業80周年記念事業の一環として1999年 7 月に設 立され,本年で15周年を迎えた.当センターのミッションは,「発酵調味料・しょうゆ」 を基 本した研究活動,文化・社会活動,情報の収集・公開活動を実践することにある.本日は, 活動事例として, 1 )研究機関誌 「Food Culture」, 2 )映像(ビデオライブラリー), 3 )特 別企画展示, 4 )文化セミナー・講座 の 4 点について紹介したい.
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中国帰国者三世の教育と社会移動に関する一考察-文化変容とエスニック・アイデンティティに注目して-(PDF)

中国帰国者三世の教育と社会移動に関する一考察-文化変容とエスニック・アイデンティティに注目して-(PDF)

この課題に関して本稿では,Portes&Rumbaut の分節的 同化理論 [7] を援用し,中国帰国者三世のエスニック・ア イデンティティ文化変容の関連を明らかにすることを 通じて中国帰国者三世の階層分化について仮説的なモデ ルを提出することを試みる.分節的同化理論は,①親の 人的資本,②編入様式(政府の受け入れ政策,ホスト社 会の受け入れの文脈,エスニック・コミュニティの有無), ③家族構造の三要素が一体なって親子の文化変容パタ ーンに違いをもたらし,子世代がどの階層に同化してい くかを説明するアメリカの理論枠組みとして知られる. 無論,移民政策をもたない日本の文脈を抜きに,アメリ カの理論をそのまま応用することはできない.しかしこ の理論は,中国帰国者家族の文化変容パターンを考察す るうえで示唆に富む.とくに日本における編入様式に配 慮しながら,中国帰国者三世の階層分化を考察すること が肝要である.以下,本稿では親の人的資本編入様式, 家族構造のうち,とくに編入様式に注意を払いつつ,三 つのリサーチクエスチョンを設定して分析を行う.
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マルハニチロ 、「魚食文化に関する調査」

マルハニチロ 、「魚食文化に関する調査」

では、どのようなものが日本の魚文化を支えている考えられているのでしょうか。全回答者(1,000 名)に聞 いたところ、上位 3 位は「家庭の味」(62.5%)、「すし職人」(48.8%)、「料理人(すし職人除く)」(47.4%)なりました。 調理法や加工法などを工夫し続けてきた生活者や料理人の知恵が、魚文化を支える大きな要素である考え られているのかもしれません。他には、「水産業(養殖含む)・水産加工業者」(41.9%)や「漁師・海女(あま)」 (34.8%)などの生産者、「料理番組」(27.7%)や「グルメ番組」(21.3%)、「レシピ本・料理本」(27.1%)、「レシピサイト」 (20.1%)などのメディアによって支えられているの回答がみられました。
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文化の移動と翻案 : 海外における日本食を事例として

文化の移動と翻案 : 海外における日本食を事例として

3.2.1. 「日本」の世界展開自律性 最近日本は世界中で人気を博している。145 カ国が参加した 2015 年のミラノ国際博覧 会では、約 2 億人の来場者のうち日本館にはおよそ 228 万人が殺到した(経済産業省および euronews)。日本レストランは 2006 年の約 2.4 万店から、2013 年に約 5.5 万店に倍増し、 2015 年には約 8.9 万店を数えている(農林水産省、2015)。日本貿易振興機構(JETRO)による、 海外で人気がある日本は、寿司や、ラーメン、天ぷら、カレーライス、焼き鳥などであり、 日本料理店へ行く理由として、 「味が好き」、 「調理法が好き(生食など)」、 「お店の雰囲気が好き」 という意見が多い。日本の伝統的代表である寿司や天ぷら並んで、ラーメンやカレーライ スが日本見なされ好まれていることも注目される(2013 年調査)。またモスクワ・ホーチ ミン・ジャカルタ・バンコク・サンパウロ・ドバイを対象に行った翌年の調査では、好きな料 理の 1 ~ 3 位合算(6 都市合算)では、 「日本料理」が 66.3% 最も高く、以下「イタリア料理」 46.4%、「中国料理」42.5% が続いている(JETRO、2014)。これらは消費者を対象した調査 であり、あくまで現地の人々が「日本みなしているところが重要である。すなわち、文 化移動の四象限でいう、(B)の「日本・和食の輸出」にあたるが、これらのレストラン のなかには日本人が経営していないものも多い。現地の料理人が、現地人の好みに合うように 「適応」させた日本は、すでに変容しているいえる。
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ラーメン文化の商品化と食ビジネスの循環進化プロセス

ラーメン文化の商品化と食ビジネスの循環進化プロセス

環現象が起こり,ラーメン情報は活字情報映像情報の両面から拡大していった。その後,イ ンターネットの検索・評価サイトの誕生によって,どこでもいつでもラーメン店の情報入手や 評価ができるようになった。その評価は,すぐ全国規模で分かるようになった。さらに,2010 年代,SNS の登場,スマホやタブレットの普及により,ラーメンに関する情報の普及に拍車 がかかっている。今いる場所の近くにあるラーメン店の評価が表示され,そこから行き先を選 び,食べた後にはツイッターや Facebook などで呟くといったことは当たり前になった。  その中で,ラーメンビジネスも急速に拡大している。例えば,1985 年に創業された一風堂 は,1994 年に「新横浜ラーメン博物館」に関東第 1 号店として出店し,テレビ東京「TV チャ ンピオンラーメン職人選手権」でチャンピオンに輝いた。その後,数多くの賞を獲得し,店舗
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ギリシアのドデカイーメロ(Δωδεκαήμερο)と食文化

ギリシアのドデカイーメロ(Δωδεκαήμερο)と食文化

 コトスパはギリシア語で鶏を意味するコッタ(κότα) スープ料理を意味するスパ(σούπα)が合わさったも のである。スープいうよりは「とり雑炊」のようで, 日本人にもおいしく食べられるギリシア料理の一つであ る。コトスパの作り方は,鶏肉香草を煮てだしを取り, その中に米を入れて煮る(写真 9 )。途中,アヴゴレモ ノ(αβγολέμονο)を加え,とろみ酸味をつける(写 真10)。アヴゴレモノはギリシア語の卵を意味するアヴ ゴ(αβγό)レモンを意味するレモニ(λεμόνι)が合 わされた言葉で,卵レモンペーストのことである。いろ いろなギリシア料理にソースとしても用いられている。 作り方は卵白をミキサーにかけ固く泡立て,その中に卵
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日本の食文化研究

日本の食文化研究

国だけではなく,海外の文化を調査研究する研究者もおおくなった. 1980-83年には,中尾佐助・辻静雄・石毛直道監修の週刊朝日百科『世界の食べもの』全140 分冊が刊行された.A4判,一冊32頁の大形の雑誌形式で,誌面の約半分がカラー写真や図版 によって占められ,見る事典としての性格もそなえている.140分冊のうち,80分冊が世界各 地のについて解説したものであり,『モンゴル・中央アジア』,『ヒマラヤ』,『北極圏・シベ リア』…といった各分冊のタイトルからわかるように,従来のに関する事典や全集では取り あげられなかった地域もあつかい,世界じゅうを網羅している.この事典の執筆者には,それ ぞれの地域での生活体験をもつ文化人類学者がおおく,また外国人の寄稿者もおおい.欧米に も世界の全地域をカバーし,料理つくりの技術よりも文化の考察に焦点をあてたこのような 出版物はない.
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ノンシムの食文化ラキビウム

ノンシムの食文化ラキビウム

DVD レシピの印刷資料集 ホームページの内容掲示 3 .文化情報・資料共有サービス ノンシムの文化の情報・資料の共有サービスは,文化専門図書館(Library)の運営, 文化研究活動成果のウェブ・アーカイブ(web-Archive),R&D の史料室(Museum)の機 能をもつ文化のラキビウム(Larchivieum)を通して行われている.すなわち,図書館記 録館,博物館(Larchivieum = Library + Archive + Museum)の機能を複合的に遂行し,利用 者に多様な情報資源を提供している.
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複数の文化を生きる ─海外にルーツをもつ日本人学生の透明化するエスニック・アイデンティティと「ハーフ」イメージについて─

複数の文化を生きる ─海外にルーツをもつ日本人学生の透明化するエスニック・アイデンティティと「ハーフ」イメージについて─

 「ハーフ」に超人的なイメージを抱きつつも、 多くの学生は日本人としての自らの出自に愛着を もっているようだ。 8 割を超える学生が「自分の ルーツ(出身)について否定的な感情がある」 いう設問に「ない」回答していることからもそ れは明らかである。その一方で、中国にルーツが ある回答した学生はこの設問に「否定的な感情 がある」回答した上で、自由記述欄に「中国の 人は性格が悪い感じるから」「爆買いなどマ ナーが悪い言われるから」記述している。特 に東アジアにおける国際情勢が悪化したり、メ ディアが「訪日外国人のマナー違反」など、そ の文化的背景を考慮することもなく一方的に批判 的論調で紹介することにより、その国にルーツを もつ学生は自分のアイデンティティに否定的な感 情をもつことが読み取れる。また、日本人学生で 自分のルーツ(出身)に「否定的な感情がある」 回答した学生は「日本人って普通だから」、「自 分は可愛くないから」その理由を述べている。 ここから窺えるのは、日本人学生は他の人は違 うなにかを求めて「ハーフ」に過剰な意味を読み こもうしているという点である。
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国立民族学博物館における食文化の展示

国立民族学博物館における食文化の展示

食卓,第 5 巻 の情報化…都市化食生活の変容,第 6 巻 の思想行動…「食べること」 の意味,のタブー,第 7 巻 のゆくえである. このほかにも,これらは別に,過去から現在まで民博スタッフによるに関わる研究成果 が数多くみられる.吉田集而,印東道子,ピーター・マシウスがタロイモやヤムイモなどの根 菜類(吉田・堀田・印東編2003, Matthews2014),山本紀夫がジャガイモやトウガラシ(山本 2008),朝倉敏雄が韓国の(朝倉2005),野林厚志や岸上伸啓や池谷が野生動物や家畜の肉類 (岸上編2005,野林2014,池谷2010),小長谷由紀がモンゴルの乳製品(小長谷2005),八杉佳 穂がチョコレート(八杉2003),そして筆者がスイカや山菜(池谷2003, 2014)などを対象にし てきた.また,人類のを正面から扱ったわけではないが,密接にかかわるなりわい, の分配からみた社会構造,のタブーからみた食物観などの研究の蓄積も館内には認められる. 当然,それらの成果の一部が館の常設展示のなかで,あるいは館内の映像コーナー(ビデオ テーク)のなかで反映されることになる.その主な内容には,オセアニアにおけるカンガルー の石蒸し料理やウミガメ料理,アフリカにおける砂漠の水瓶スイカやラクダ肉をおいしく食べ る方法,タイの塩辛魚醤油,カンボジアのウドン作り,韓国の伝統料理,北京ダッグ,高槻 の寒天づくりなどが挙げられる(表 1 参照).
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食心理学の冒険 知覚システムから文化差まで

食心理学の冒険 知覚システムから文化差まで

 例えば出汁は昆布鰹節というグルタミン酸核酸が豊富な食材から引かれているが,味覚受容体の 仕組みによって生じるうま味の相乗効果を巧みに引き出している。果物の酸味甘味は互いに抑制しあ い,バランスがとれた味を感じさせ,有機酸糖分の効率的な摂取を促す。味嗅覚相互作用は呼吸の 相互作用も巻き込む複雑系であり,文化差によるの好みの変容もビッグデータからとらえられるよう になった。
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平成 26 年度日本食 食文化の世界的普及プロジェクトのうち日本食フェスティバル開催 による理解促進 ( サンフランシスコ ) 応募要領 第 1 事業名平成 26 年度日本食 食文化の世界的普及プロジェクトのうち日本食フェスティバル開催による理解促進 ( サンフランシスコ ) 第 2 事業目的 1

平成 26 年度日本食 食文化の世界的普及プロジェクトのうち日本食フェスティバル開催 による理解促進 ( サンフランシスコ ) 応募要領 第 1 事業名平成 26 年度日本食 食文化の世界的普及プロジェクトのうち日本食フェスティバル開催による理解促進 ( サンフランシスコ ) 第 2 事業目的 1

2 事業の概要 (1)内容 サンフランシスコの一般生活者で賑わうレストラン等の外食産業施設や大手小売 業や観光スポット等のスペースにおいて、日本文化に対する需要を喚起し、 日本産品の普及及び輸出の拡大を図るために、次の①及び②により、見本市の開催 期間を含む1週間程度にわたってイベントを実施すること。実施に当たっては、 独立行政法人日本貿易振興機構の輸出促進に係る事業連携した日本文化の 魅力を発信する啓発的なイベントすること。
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【諸報告】高齢化社会における食文化の継承と継続 : 美味しさと栄養の重要性

【諸報告】高齢化社会における食文化の継承と継続 : 美味しさと栄養の重要性

19 桐生大学紀要.第 27号 2016 Ⅰ. はじめに  近年,高齢化社会に伴い多くの疾患が認知されてい る.なかでも,肺炎による死亡数は,昭和 50年に不慮 の事故にかわって第 4位なり,上昇低下を繰り返 しながら上昇傾向を示してきたが,平成 23年に脳血管 疾患を抜いて第 3位になった 1) .また,近年のデータ から肺炎で亡くなる対象者の約 95%が65歳以上の高齢 者で占められ,高齢者の肺炎の大部分が誤嚥性肺炎で ある報告されている 2) .そこで,高齢者に対して安 心で美味しく・楽しく口から摂取し,心身の健康を支 援することを目的した嚥下のメニュー作成を試み た.筆者の地元群馬県には,江戸時代から「焼きまん じゅう」という伝統的なおやつがあり,菓子屋職人や 各家庭により培われてきた.伝統のある焼きまんじゅ うは,高齢者をはじめ大人から子どもまで幅広い年代 において人気の高いおやつである.著者らは,昔から 食べ慣れ親しんでいる焼きまんじゅうに着目し,地元 に集積する食材等を利用した嚥下の提供を検討し, 「第 4回~地域の伝統からオードブル・デザートまで~ 嚥下メニューコンテスト  2016」に応募して,最 終審査において優秀賞を受賞した.本報では,同コ ンクールで受賞した「上州焼きまんじゅう味噌だん べぇ」及び「桑茶」の材料・作り方メニュー作成のポ イント等を報告する.
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食文化交流の歴史 : 日本を例に

食文化交流の歴史 : 日本を例に

海外の文化の交流がさかんなり,海外の料理をとりいれただけではなく,食料も海外 から輸入するようになった.カロリーベースで計算した,現在の日本の食料自給率は約40%に まで低下した.世界中から集めた食料に依存して,豊かな食生活を享楽しているのである. 1960年代までの都市における海外料理店は,西洋料理,中国料理,朝鮮料理を食べさせる店 がほとんどであった.現在では,地方都市にも,イタリア料理店,メキシコ料理店,東南アジ ア各国の料理店,インド料理店などの民族料理店が進出している.
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味の素食の文化センター活動のご紹介

味の素食の文化センター活動のご紹介

86 『社会システム研究』(特集号) 2 .財団の概要 当財団は文化研究活動の支援を行う研究協力事業文化の発展のための普及事業を活動 の二本柱しており,「」を学問・文化として考察し,その成果を広く社会に発信している. 文化を学際的に考える会員制の研究討論会「文化フォーラム」,その成果を中心に最新 の研究成果を一般の方々に広く知っていただく「公開シンポジウム」,「文化誌『VESTA』 の発行」,そして文化に関する専門図書館「文化ライブラリー」が主な活動なる. 当財団のホームページ(http://www.syokubunka.or.jp/)に詳細に記載されているので参考に していただきたい.
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共生とアイデンティティの思想

共生とアイデンティティの思想

今日は「共生アイデンティティ」というタイトルを頂いたのですが、それについてはいろ いろな語り方がある思うんですね。理論的に、政治思想、政治理論の側からの語り方もある 思いますが、大学生の方、それから市民の方の対話ということを考えまして、具体的なか たちでお話をさせて頂きたい思っております。具体的な、申しますのは、「民衆思想家」た ちに注目するという姿勢を、近年とってきております。そういう民衆思想のにない手の話を主 にするということに致しますが、その前置きみたいなこととして、『世界』の7 月号に、敗戦後 70年の感想を書いたものがお手元に渡っている思います。それはあとで読んでいただければ いいのであまりお話しませんが、アイデンティティということは、一人ひとりが、自分の考え方・ 生き方の座標軸をかたちづくるということ。それがアイデンティティをもつということではな いか思っております。ですからいろいろなアイデンティティのあり方があっていい。自分で 選んで、自分で、ある意味では編集して、自分はこれだというふうに自分で決める。とりあえ ずそういうことを基本に据えるいいのではないか思っています。
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アイデンティティと歴史認識

アイデンティティと歴史認識

NO182005年5月号 奄美ニューズレター つも,「沖縄県人」にはなりきれない自分に気 がついた。高橋は帰国後,母校(早大)の大学 院で,文化人類学の立場から沖永良部島を テーマにアイデンティティ研究をはじめる。 高橋は今回の報告のもとになった論文「沖永 良部島島民のアイデンティティと政治の歴史」 (『沖縄文化研究』29号)の中で,次のように述 べている。 感じていた[r]

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自らの生き方とつながる異文化理解教育の創造 : アイデンティティ形成方略という視点から

自らの生き方とつながる異文化理解教育の創造 : アイデンティティ形成方略という視点から

V。結語 1.授 業モデルの成果 本研究では ,高等学校の 「倫理」という設定を 与件と している 。そ して,アイデンテ ィテ ィと文 化が遊離 して認識され ている状況をうち破るため の授業を ,異文化理解の前提となる 自文化理解の 知識構造から示した 。本研究のめ ざす ところは, 第 一には異文化認識の前提 となる,自らのアイデ ンティテ ィと密接に関係する 自[r]

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