財政金融政策と

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財政金融政策と国際政策協調為替・金利・株価・債券価格の相互関係 国際金融論  kurosawalab

財政金融政策と国際政策協調為替・金利・株価・債券価格の相互関係 国際金融論 kurosawalab

長期資金需要 が減り 金利が下がる. 長期資金需要 が増えて 金利が上がる[r]

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財政金融政策と国際政策協調経常収支・GDP・金利の相互関係 国際金融論  kurosawalab

財政金融政策と国際政策協調経常収支・GDP・金利の相互関係 国際金融論 kurosawalab

輸出・輸入を総合する:為替レート・経常収支の関係 (マーシャル・ラーナー条件). ● 経常収支の変化=輸出額等の変化-輸入額等の変化[r]

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RIETI - 財政規律・国債管理と金融政策

RIETI - 財政規律・国債管理と金融政策

第 2 の方法は,物価水準 Pt が上昇することである。第 5 式から明らかなように, 仮に国債市場価格が変化しない場合でも, P t が十分に上昇すれば,右辺の低下 釣り合うことになる。基礎収支の悪化予想が物価を上昇させる説明する奇異 な感じをもつ読者もいるかもしれない。あるいは,数式上はそうであったとして も,それは理論的な可能性を言っているだけであり,現実にはそのようなリンク はあり得ない考える読者もいるかもしれない。しかし,第 5 式が示す基礎収支 物価水準の関係は単なる理論的な可能性にとどまるものではない。それどころ か,過去に観察された大きな物価変動の中には,このリンクにより生じたものが 少なくない。例えば,第 2 次大戦後の日本が経験したように,大きな戦争の際に は軍事支出が嵩み財政事情が著しく悪化する。つまり右辺の減少である。この き市場はどうやって第 5 式のバランスをとるかいう,物価水準の急速な上昇 を発生させることによって左辺を低下させるのである。これが戦時下のハイパー インフレである 7 。財政事情の悪化がインフレを招くのは戦時下だけのことではな い。例えば,新興市場経済における通貨危機でも基本的にはこれ同じことが起 きている。放漫財政の結果として物価が上昇し,それが自国通貨の減価へ飛び 火するという現象は,多くの新興市場経済で繰り返し観察されている。
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金融調査研究会報告書 わが国の財政問題と金融システムへの影響

金融調査研究会報告書 わが国の財政問題と金融システムへの影響

図表3 社会保障4経費消費税収の関係 (資料出所)内閣府 歳出抑制に向けたコミットメントを明確化し、具体的な工程表を策定する試みは決して珍し いものではなく、橋本内閣のもとでの「財政構造改革」や小泉内閣のもとでの「歳出・歳入一 体改革」においてすでに行われてきたことである。たとえば、橋本内閣のもとでの財政構造改 革においては、 「財政構造改革の推進に関する特別措置法」(平成9年法律第109号)で社会保 障、 公共投資、文教その他9つの分野について歳出改革の基本方針量的縮減目標が定められ、 これに基づいて制度改革を実施するものされていた。また、小泉内閣のもとでの歳出・歳入 一体改革においては、「骨太の方針2006」(経済財政運営構造改革に関する基本方針2006 (2006年7月7日閣議決定))において、4分野(社会保障、人件費、公共投資、その他分野) のそれぞれについて歳出削減の目標額それを実現するための具体的な工程表が示されていた。
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財政政策と長期金利 ―国債暴落の可能性

財政政策と長期金利 ―国債暴落の可能性

長期金利の上昇、すなわち国債価格の下落、ひいては国債暴落というシナリオは、日本 経済において深刻な脅威なっているのは事実である。これまで見てきたように、1990 年 代の政府は、国債を増発することで積極的な財政政策を行ってきた。その結果、日本の多 くの金融機関は大量の国債を保有しており、このような状況下で、もし長期金利が上昇、 国債価格が下落することになれば、金融機関は多額の含み損を発生することになる。もし このようなことになれば、最近の株安不良債権処理に苦しむ金融機関は、どうすること もできなくなる。それだけでなく、この影響は借入れをしている企業にまでおよび、日本 経済全体がさらなるデフレ・スパイラルに陥ってしまうかもしれない。このとき、その対 策として、政府が財政政策を発動したとしても、長期金利の上昇によってさらに日本経済 を苦しめる可能性があるのである。
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マクロ経済と年金資金運用の接点 金融 資本市場政策 アベノミクス 成長戦略 日本再生戦略 公的年金の財政検証 2

マクロ経済と年金資金運用の接点 金融 資本市場政策 アベノミクス 成長戦略 日本再生戦略 公的年金の財政検証 2

金融市場関係者からは、 「せっかく市況が動いているのに、図体のでかい GPIFが動かないこと自体、 アベノミクスの遂行を妨げるし、それこそ経済構造改革の足かせになる」 「金融市場改革、成長分野への投資、とか言いながら、肝心の国自身が公の 資金は相変わらず国債中心の安全運用、ということで、どうして個人資産や民 間機関投資家の資金をリスク資産に振り向けさせることができるというのか」 等々、厳しい意見が絶えなかったのは事実。
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金融調査研究会報告書 わが国の財政問題と金融システムへの影響

金融調査研究会報告書 わが国の財政問題と金融システムへの影響

自然利子率は理論的には、経済が潜在GDPの水準で成長しているときの1人あたり消費成長 率関係をもつ。標準的なモデルでは、異時点間の代替の弾力性が1で一定、主観的割引率が 0なるときには、自然利子率は潜在GDP水準での1人あたり消費成長率等しくなる。消費 はGDPから投資、純輸出、政府支出を控除したものであるから、潜在成長率が上昇するか、投 資、純輸出、政府支出のいずれかの成長率が低下すれば、自然利子率は上昇することになる。 白川前日本銀行総裁は、構造改革によって潜在成長率を高めることが重要であることを繰り返 し発言していたが、その根拠は潜在成長率の上昇がゼロ金利制約のもとでの一層の 「金融緩和」 効果をもつからであった。その他に政策的対応が可能な手段は、政府支出の成長率を下げるこ である。典型的な財政政策は現在の政府支出を増やすことであるが、将来の財政支出も増や すような恒久的な支出拡大は、政府支出の成長率を下げることにはならない。政府支出の成長 率を下げるには、現在の支出拡大が一時的なものであることが必要である。現在の政府支出を 増やさなくても、 将来の政府支出を減らすことでも自然利子率を下げることができる。さらに、 現在の政府支出を削減しても、将来の政府支出をそれ以上に大きく削減すれば、政府支出の成 長率は低下して、 「金融緩和」効果を得ることができる。したがって、現在将来の政府支出の 総量についての考慮も必要になってくる。
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わが国の経済・物価情勢と金融政策

わが国の経済・物価情勢と金融政策

例えば、国債市場の流動性が著しく低下すれば、ショックに対する耐性が低 下し、国債市場のボラティリティが高まるなど、市場が不安定化しやすくなり ます。特に国債価格は、様々な金融・資産価格形成に影響を及ぼすことから、 国債価格の大幅な変動が広く金融・資産価格の見直しに繋がり、それが金融・ 経済に深刻な影響を及ぼすリスクが蓄積されている可能性もあります。また、 長期国債の大量購入に伴い、中央銀行による財政ファイナンスみなされるリ スクがより高まる可能性や、国債市場の安定が今後も保たれるの過度な期待 から、金利による財政規律メカニズムが損なわれるリスクについても留意する 必要があります。さらには、国債は無制限に存在する訳でなく、また日本銀行 が発行済みの国債を市中から全て購入できるわけではないことを踏まえる、 国債買入れ策の持続性の問題がいずれ表面化する可能性もあります。国債買入 れの限界がいつ生じるかを予見することは非常に困難ですが、仮に国債買入れ に支障が生じるような事態が突然生じれば、金融政策に対する信認の低下や先 行きの金融政策運営に関する不確実性が急速に高まることで、金融市場の不安 定性が一気に高まることも考えられます。
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財政金融統計月報第720号

財政金融統計月報第720号

臨時財政対策債の発行3, 836, 108百万円 一般会計からの繰入れ(特例加算)によ る地方交付税の増額措置3, 836, 108百万円 以上の結果,24年度に地方団体に交付する地 方交付税の総額は,一般会計から交付税及び譲 与税配付金特別会計に繰り入れられる地方交付 税交付金16, 466, 544百万円に,剰余金の活用 520, 000百万円を加算した額から,同特別会計 における24年度に行う借入金の償還額100, 000 百万円及び同特別会計の借入金等利子負担額 242, 800百万円を控除した額に,23年度におけ る地方交付税交付金の未交付額460, 800百万円 を加算した額17, 454, 544百万円(23年度当初予 算比81, 193百万円,0. 5%増)なっている。 地方税については,地域決定型地方税制特例措 置(通称:わがまち特例)の導入や税負担軽減 措置等の見直し等を行うことしている。地方 債については,24年度の地方債計画において, 極めて厳しい地方財政の状況の下で,地方財源 の不足に対処するための措置を講ずるも に,地方公共団体が,必要性の高い分野への重 点的な投資を行えるよう,所要の地方債の資金 交付税及び譲与税配付金
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「技術革新と銀行業・金融政策― 電子決済技術と金融政策運営との関連を考えるフォーラム」報告書

「技術革新と銀行業・金融政策― 電子決済技術と金融政策運営との関連を考えるフォーラム」報告書

さらに、インターネットはデジタル化可能な財・サービスについては配送コスト を劇的に低下させ(図表10)、遠く離れた場所でも低コストでのデジタル財の受渡 しが可能になっている。 59 MacCallum[1995]は、米国、カナダの都市に関して、米国国内、カナダ国内での財取引、クロスボーダー での財取引を、gravity方程式(2国間の貿易量の決定に関するモデルであり、両国間の距離が遠くなれば、輸 送コストが高まり、価格が上昇することから、貿易量は減少する)を使って計測した。この結果、同じサイ ズ(GDP) 、同じ距離の場合、同一国内での財取引の方がクロスボーダー取引よりも22倍大きいことを示し ており、文化、言語、制度の点で似ているなど、世界の中で最も国境の要因が小さい考えられるうちの1 つである米国カナダ間でさえ、国境の要因が貿易に関しては依然として重要であるしている(この結 果、それ以外の国同士の貿易に関しては、米国カナダ間の貿易以上に国境の存在が重要なっている考 えられる) 。さらに、Engel and Rogers[1996]も、米国カナダの都市における貿易財価格について、一物一価 の不成立は、都市間の距離(輸送コストの代理変数) 、国境要因(それぞれの都市が同一国内にある場合は 1、違う場合は0のダミー変数)によるものの認識に立ち、実際の価格の一物一価からの乖離をこれらの 要因を使って計測した。この結果、両国間におけるPPP(購買力平価)不成立には、都市間の距離だけでな く、国境の存在が大きく影響しており、国境の存在は距離になおす2,500∼23,000マイルに相当する結 論付けている。
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わが国の経済・物価情勢と金融政策

わが国の経済・物価情勢と金融政策

支出項目別にやや子細にみる、輸出は、海外経済が減速した状態を続ける 中で、横ばい圏内の動きが続いています。今後は、新興国を中心に海外経済が 持ち直すにつれて、次第に伸び率を高めていくもの考えられます。 個人消費は、 2014 年の消費増税以降、伸び悩んでいます。当時は 2015 年 10 月の 10%までの税率引き上げを見込んでいたことから、耐久消費財などを中心 にかなり前倒しで購入する動きが広がりました。それ以前にも、エコカー減税 やエコポイント等で耐久消費財の需要を先食いしていたこともあり、反動がや や長引いているように思います(図表 3)。また、昨年夏以降は、世界的に金融 市場が不安定化するもとで、消費者マインドが慎重化したことや、株価下落に よる負の資産効果が消費を下押しました。今後は、こうした負の外部要因が次 第に剥落するとともに、政府の大型経済対策等もあって雇用・所得環境の改善 が続くもとで、消費も徐々にしっかりしてくる期待しています。
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ゼロ金利期の財政政策と地域経済

ゼロ金利期の財政政策と地域経済

対象したものなっており,アベノミクス期を含む近年のサンプルを含んで おらず,また金融政策のスタンスの変化についても考慮していない。 3.実 証 分 析 ゼロ金利期の財政政策の経済効果を明らかにするために,都道府県単位の年 次パネル・データで公的支出の地域経済への影響をパネル VAR によって明ら かにした,近藤(2011)ほぼ同様のアプローチを本節では用いる。ただし, 近藤(2011)では,公的支出(公共投資,政府消費),民間投資,雇用,生産 からなる5変数の VAR を推定して,公的支出の地域経済効果について分析し ているが,本稿では,裁量的財政支出が民間需要に与える影響に着目するため に,公共投資が民間投資雇用に与える影響に分析を絞ることにした。
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金融政策レジームと通貨危機 本扉.indd

金融政策レジームと通貨危機 本扉.indd

第 5 節 中央銀行の独立性  第 3 節でみたような財政赤字貨幣化が起きる背景には,中央銀行が政治的 圧力を受けやすい構造があった。Berument and Neyaptı[1999]がトルコ中 央銀行の独立性を二つの尺度で計測した結果もこれを裏づけている 。第 1 に,中央銀行総裁の更迭頻度による,1981∼98年の間にトルコ中央銀行総 裁は 6 回更迭された。この頻度は,1950∼89年の先進国開発途上国を含む 72国 (Cukierman and Webb[1995]) の10番目に相当する。とくにこの 6 回の更 迭のうち 5 回が政府交替の半年以内に起きていることは,総裁任免での政治 色の強さを物語っている。第 2 に,中央銀行法を基準にした中央銀行の法的 独立性指標による,1998年時点でトルコは東欧はもちろん中央アジアの移 行経済国よりも低い水準にあった 。1990年代には多くの移行経済国が中央 銀行の法的独立性を強化したのに対し,トルコでは同様の動きはみられなか った。トルコ中央銀行法を1970∼91年の時期1991∼98年の時期で比較する 五つの改正点があるが,独立性に統計的に有意な変化はなかった。⑴通貨 プログラムが導入され,⑵対政府融資が制限された点では独立性が強まった ものの,⑶総裁指名権がそれまでの理事会から内閣へ移され,⑷物価安定 矛盾する政策目標が導入され,⑸民間部門への融資制限が廃止された点では 独立性が弱まったからである。
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欧州の安定・成長協定と財政政策

欧州の安定・成長協定と財政政策

ションを育てる政策が関連要因なる。また,財政ポジションに関連する要因 として,好景気時の財政引締め,債務の持続可能性,公共投資,並びに全般的 な財政の質,が含まれる。さらに,特別に考慮されるべき要因として,金融上 の貢献の維持・増大に向けた財政努力が挙げられる。そのような努力が,国際 的な団結を育て,それによって欧州の統一を表す政策目標を達成するのであれ ば,加盟国の財政負担は犠牲にしてもよい,みなされた。第3に,EDP の デッド・ラインの延長。これは,「過剰な赤字」にある加盟国に対する勧告の デッド・ラインも含む。そこでは,データの発表後3ヵ月であったデッド・ラ インが4ヵ月に延長された。第4に,「過剰な赤字」の是正のデッド・ライン の延長。是正の標準的なデッド・ラインは,「過剰な赤字」が認知された年度 内である。しかし,ここで,さらに1年の延長を正当化する特別な事情がある かどうかが配慮された。そして第5に,公的債務財政の持続可能性に対する 監視の増大。ここで,公的債務の監視の強化がとくに求められた。というのも, Ecofin 理事会は,以上のような是正手段の変化が,EU の財政フレームワーク ユーロ圏加盟国の財政の持続可能性における信認を掘り崩す恐れがあり,そ れを避けねばならない,認識したからである。
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コスタリカの金融政策と為替レート制度

コスタリカの金融政策と為替レート制度

本小節は、コスタリカにおいて採用されたクローリング・ペッグ制度が本稿の分析対象 期間における 2002~06 年 10 月に対外競争力を潜在的に安定化したことを論じるために、 実質為替レートについて解説し、 実質為替レートの推移を検討する。 実質為替レートは、 自国の一般物価の自国通貨で測られた外国における一般物価に対する比率である。また、 実質実効為替レートは、自国の一般物価や費用の自国通貨で測られた貿易相手国におけ る一般物価や費用に対する比率の加重平均である。消費者物価指数で測られた実質実効為 替レートは、消費者物価指数が貿易財のみならず非貿易財を含むため、対外競争力を測る ための正確な指標は言えない。にもかかわらず、消費者物価指数で測られた実質実効為 替レートは潜在的には対外競争力を示す。以下では、実質実効為替レートにより対外競争 力の推移を検討する。
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JAIST Repository: 財政金融政策および公的金融によるファイナンスシステム安定化に関する一考察

JAIST Repository: 財政金融政策および公的金融によるファイナンスシステム安定化に関する一考察

さて、第1に、公共投資、減税、給付といった財政政策であるが、これはすでに財政政策として市民 権を得ているものであり、特にその効果について検証の必要は無いであろう。 第2のうち、伝統的金融政策についても同様に検証の必要は無いもの考えられる。一方の非伝統的 金融政策については以下の通りである。量的緩和策としての準備供給政策であるが、大量の超過準備を 市中銀行に供給し、市中銀行の流動性対策なったことで明らかである。これは、信用緩和、信用政策 として、コマーシャルペーパー買い入れ、社債買い入れにより、企業の資金繰り、流動性対策を支援し、 結果として、量的緩和策としての準備供給政策を成功させたものである。時間軸政策であるが、金融政 策を消費者物価指数のインフレ率が安定的にゼロ%以上なるまで継続するというもので、日本銀行は、 2001年から2006年の量的緩和期に実施しており、名目長期金利低下を狙った政策コミットメン トであり、更なる長期の緩和効果を生み出すものである。これにより、ゼロ金利及び量的緩和が継続さ れ、金融機関の流動性不安を軽減する言う心理効果が考えられる。インフレ期待形成対策であるが、 企業個人でインフレ期待形成の度合いが異なっており、企業も規模によってインフレ期待形成の度合 いが異なるされており、これまで実施されていない。
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RIETI - 国民経済の強靭性と産業、財政金融政策の関連性についての実証研究

RIETI - 国民経済の強靭性と産業、財政金融政策の関連性についての実証研究

一方で,RRM 型の景気後退は裏付けのない無節操な債務,レバレッジ,資産価格の膨張にあ り,銀行システムを中心した金融危機を引き起こすものされている.この RRM 型景気後退 は,かつてハイマン・ミンスキーによって「金融不安定性仮説」(ミンスキー1989)として予想 されていたものである.「金融不安定仮説」は,資本主義が本質的に不安定でいずれ崩壊に陥 ることを示したもので以下のようなプロセスで提唱されている.①まず人々は経済安定期には, 楽観的になり,進んで高いリスクを取り,大胆な投資を行うようになる.②こうした景気拡大期 には,人々はますます資金を必要するため,金融機関はレバレッジ(資産や所得に対する負債 の割合)の高い金融派生商品を開発し,資金需要に応えようする.③レバレッジの上昇,つま り収入や資産に対する負債が増えていくことにより,何か起こった際の脆弱性も増していく.④ 何らかの危機が起きた際に,人々は負債圧縮(負債を減らそうする試み)のために資産の売却 を始める.⑤これにより資産価格が暴落し,人々の負債により金融機関が破綻し,経済が崩壊す る.
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量的・質的金融緩和政策と予想物価上昇、為替相場、株価 :  その政策の「遺産」と「財政ファイナンス」に言及しながら

量的・質的金融緩和政策と予想物価上昇、為替相場、株価 : その政策の「遺産」と「財政ファイナンス」に言及しながら

 さて、式①~③は恒等式であり、しかも民間部門の黒字がどのように財政赤字をファイナン スするかはこれらの式からは把握できない。経常収支が黒字のもと、民間部門の黒字が最終的 に政府部門の赤字をファイナンスすることはその通りであっても、民間部門の国債等の購入に は種々の形態がありうる。ア)家計部門や一般法人等の「余剰」資金が諸金融機関に集まり、 それが国債等に投資されていくかたち。しかし、少子高齢化に伴い家計部門の貯蓄率が低下し ていけば企業の利益剰余金(内部留保)が財政赤字ファイナンスのより大きな部分を占めてい く。イ)家計部門や法人等の「余剰」資金が諸金融機関に集まり、諸金融機関がそれをいった ん国債等に投資するが、日本銀行が諸金融機関から国債等を大量に購入するかたち。これが「異 次元の金融政策」以後の事態であり、これまでに論述してきたように国債市場等の債券市場に 「歪み」を作ってきたのである。ウ)家計部門や法人等の「余剰」資金が諸金融機関に集まるが、 「異次元の金融政策」のもとで国内に有利な投資対象がなくなってきたことから、諸金融機関
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「失われた20年」と財政金融政策

「失われた20年」と財政金融政策

当局による円安誘導という批判もあるが,アベノミクスの主な狙いはデフレの解消で,円 相場の押し下げではない。低成長のなかでの円の下落は妥当だし良いことだが,金融緩和が 経済に利益を及ぼすいくつもの経路の一つにすぎない。資本流入などに直面した国々は米国 や日本への批判をやめ,自身の政策で対応すべきだ。中国やブラジルは財政の引き締めで内 需を抑え,物価を押し下げられる。デフレ懸念があるユーロ圏などは利下げで対応できる。 現状を通貨戦争呼ぶなら通貨戦争はもっと必要だ。米国,英国,ユーロ圏,日本が金融 緩和を進めれば,資産価格は上がり,景気回復が早まる。1930 年代の通貨価値の切り下げは 世界経済に悪影響を及ぼしたの誤解もあるが,金利が下がり投資も増え,物価は上がった。 英米仏は 5 年に及ぶ通貨切り下げを経てデフレが解消し,大恐慌を切り抜けられた。ただし, 資産インフレには警戒すべきだ。不動産価格の急騰や融資基準の緩みなどには注意が要る。 資産価格の上昇は量的緩和が波及する経路の一つだが,行き過ぎれば経済への危険を高める。 ②ポール・クルーグマンの見解 37)
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財政政策と社会保障

財政政策と社会保障

そして,税制関連の 3 つの論文の分析結果は,次のとおりである. 「 税制」國枝繁樹 國枝論文は,1980 年代半ば以降の税制が家計や企業の経済行動にどう影 響していたかの考察である.分析によれば,1980 年代後半の抜本的税制改 革以降,日本の所得税制の累進構造は累次緩和されており,所得税の所得再 分配機能は低下しているいう.また,企業税制については,わが国経営者 の私的利益の追求やコーポレート・ファイナンスの基礎知識の欠如が過大投 資を生んだ可能性があり,バブル期の法人減税が過大投資を促進した.最後 に,景気変動税制の関係について,財政の理論では景気拡大期には積極的 な財政再建を行うことが求められるが,日本では,2002 年以降,戦後最長 の景気拡大のもとでも消費税増税が先送りされる等,景気拡大時の増税先送 りという失敗を犯し,それが世界金融危機下での景気刺激の必要性財政赤 字の深刻化というジレンマを生み出した論じている.
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