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Academic year: 2024

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(1)

第4学年○組 国語科学習指導案

指導者 O・K 1 単元名「題材名」 すじ道を立てて考えよう「アーチ橋の仕組み」

2 単元について (1)単元観

①身につけさせたい言語能力

・ アーチ橋の仕組みに興味を持ち,すすんで中心をおさえて読むことができる。

〈関心・意欲・態度〉

・ 中心となる語や文をとらえて段落相互の関係を考え,文章を正しく読むことができる。

〈読むこと〉

・ 文と文の意味のつながりを考えながら,指示語や接続語を使うことができる。

〈伝統的な文化と国語の特質に関する事項〉

②学習指導要領との関連 C 読むこと(3)

目的に応じ,内容の中心をとらえたり段落相互の関係を考えたりしながら読む能力を身に付け させるとともに,幅広く読書しようとする態度を育てる。

③教材の特性

4年生の6月に,「花を見つける手がかり」で中心となる語や文をとらえて段落相互の関係を考 えながら,自作絵本を作り,家族に読み聞かせをする言語活動を行った。その際,家族からの一言 感想も書いてもらい,意欲的に活動ができるようにさせた。

アーチ橋は,児童の日常生活ではなじみのないものである。教科書の内容では,3枚の橋の写真 に共通して見られるアーチの部分にかくされた意外な意味を解説するもので,興味を持って読み進 めることができると考えられる。文章は3つの大段落から成り,教材文ではすでに行分けされ,3 つに分かれていることが容易に理解できるように表現されている。

大段落(1)アーチが重さを支えるのに適した形であることを実験を交えて述べられている。

(2)石造りのアーチ橋の組み立て方が述べられている。

(3)アーチの仕組みを生かした知恵が,大昔から世界各国で使われてきたことを述べて いる。

学習のスタート時に,大段落の構成を全員がしっかりととらえ,文章の姿を明確にしていきたい。

また,本教材は,接続詞を巧みに用いて筋道を立てて内容が書き進められているとともに,多く の挿絵が位置付けられ,理解を助けている。接続詞による筋道の立て方と,挿絵を活用した学習活 動を行い,教材のよさを生かしたい。

第2教材「実験したことをもとに」では,実験のメモをもとにして記録文を書けるようにするこ とをねらいにしている。本単元を通して,児童が科学的な読み物も進んで手に取り,読書の範囲を 広められるようにしたい。

(2)児童の実態 調査日 10月 12日 男子 ○名 女子 ○名 ① 関心意欲における調査

問1) 読書タイム以外で,どのような本をよく読みますか?(複数回答あり)

(2)

・物語12名 ・絵本2名 ・理科てきなもの15名

・社会科てきなもの14名 ・そのた24名 ② 事前調査

問2) 次の言葉の意味を答えましょう。(正答者数)

・アーチ・・・3名 ・(仕組みを)生かす・・・5名 ・(両はしに)あたる・・・6名 ・ぎじゅつ・・・7名

問3) 文に合うつなぎ言葉を入れましょう。(正答者数)

・ところで・・・12名 ・このように・・・27名

・まず・・・29名 ・次に・・・29名 ・最後に・・・29名 ・すると・・・29名 ・では・・・29名 ・そして・・・29名 ・こうして・・・24名 ・けれども・・・25名

問4) だんらくをじゅんばんにならべなおしましょう。

・正答者数・・・22名 ③ 初めて読んだ感想

・大段落1「アーチのすごさについての感想」・・・21名

アーチは重いものをささえるなど,役に立っているのがわかった。

アーチにすると消しゴムを2個のせてもへいきなのがすごい。

・大段落2「石のアーチ橋の作り方についての感想」・・・18名 かなめ石をはじめて知った。

石づくりのアーチの作り方がわかった。

・大段落3についての感想・・・26名

アーチ橋にはたくさんのしゅるいがあってすごい。

いろいろな国でアーチ橋があるのがわかった。

(3)指導観

① 実態を踏まえた手だて

物語の本よりも,科学的な読み物を好む児童が多く,本単元で扱う教材は児童の興味関心 をひきつけやすいと考える。また、ほとんどの児童が接続詞の意味や段落の順序についての 基礎的な理解はできているので、段落相互の関係を考えさせる上で十分に読み取りをさせて から理解を深めさせるようにしていきたい。難語句については、学習の最初の段階で意味調 べをしたり、語句を使った短文作りをしたりしながら、語句の意味を定着させていきたい。

初発の感想で大段落の意味を理解している児童が多いが、差が大きいので個別に指導をし ていく必要がある。

② 仮説に基づいた手だて (仮説1の手だて)

(仮説1)文章全体の姿を理解させ,キーワードをとらえられるような支援を工夫してい けば,語彙力を育てることができるだろう。

写真資料を効果的に使い,大段落・形式段落の関係を理解できるようにさせる。単元全体 を通して,文章全体の姿を掲示しておき,毎時間の初めに意識させることで,段落相互の関 係を考えながら読み進めることができるだろう。また,接続詞や文末表現には,教科書にし るしをつけさせておき,それぞれの意味について話し合いをさせることによって,段落相互

(3)

の関係を明確にさせることができるだろう。

中心となる語や文は,自主的にとらえられるようにさせたいが,まだ自力解決できる力が ついていないと考えられる。そこで,具体物を使った操作を取り入れながら,確認させ,中 心となる語や文をとらえるための手助けとしていく。

(仮説2の手だて)

(仮説2)明確なねらいを持った言語活動を設定すれば,児童は自主的で意欲的に学習に 取り組み,読みを深めることができるだろう。

「花を見つける手がかり」では,家族に知らせる紙芝居として言語活動をさせた。今回は,

すじ道を立てて考えるというねらいを持って言語活動をするため,文章のみで,「説得力が ある」・「わかりやすい」・「聞き手をひきつける」ということをさせたい。また,活動後すぐ に反省し,文章の修正をさせたい。そのため,家族を対象とせず,学級内で発表をしあうよ うにさせ,相互評価させることによって,児童が自主的・意欲的に読みを深めていけるよう にさせる。

3 指導計画(17時間扱い)

学習 過程

間 学 習 内 容 と 活 動 指 導 上 の 留 意 点 見

出 す (3)

○単元の目標をつかむ。

○単元全体の学習を確認して,橋につい て知っていることを発表しあう。

○全文を読んで,感想を書く。

・辞書で難語句を調べる。

○感想を交流し,学習計画を立てる。

○文章の姿をとらえ,読みのめあてをつ かむ。

○すじ道を立てて考えるとは,どんなことなの かを話し合う。

○橋の名前,橋の形,橋の役割などについて,

知っていることを話し合わせ,教科書にある 3つの写真を提示することによって,興味を 持って学習ができるようにする。

○感想を持ち,交流することによって,学習の 見通しを持つことができるようにする。

○「実験レポート」を作って友達と教えあうこ とを知り,目的意識・相手意識・学習意欲を 持って活動を進められるようにする。

(仮説2)

○文章全体の構成をとらえさせ,段落相互の関 係を接続詞や文末表現から考えられるように させる。(仮説1)

追 求 す る (6)

4 ○なぜ,アーチが橋の組み立てに使われ ているのかを考える。

○段落①~⑥を読んで,疑問を解くため の実験についてまとめる。

○接続詞と文末表現について話し合い,段落の つながりを明確にさせる。投げかけの文,疑 問の文,実験の流れについておおまかにつか ませてから読み進めさせる。(仮説1)

○キーワード,キーセンテンスに線を引かせ,

話し合いによって,的確に中心の語や文をとら えさせ,メモにまとめさせる。

実験レポートを作ろう

(4)

本 時

○実験をしながら説明ができるようにす る。

○メモをもとにして,

○石をアーチの形に組み合わせるには,

どのようにすればよいかを考える。

○実験⑦~⑫を読んで,石づくりのアー チ橋を作る方法についてまとめる。

○まとめたことをもとにして,図を使っ て簡潔に説明する。

○メモをもとにして,大段落2をまとめ る。

○昔と今とでは,アーチ橋はどのように ことなっているのかという問いについ て考える。

○実験⑬~⑮を読んで,昔からアーチ橋 が使われていたことを読み取る。

○筆者の意見についての感想をまとめ る。

○大段落3をまとめ,「アーチ橋の仕組 み」の文章全体に対する自分の感想を 書く。

○まとめたことをもとにして,実際に実験をさ せ,自分の言葉でとなりの席の児童に説明でき るように支援する。

○接続詞と文末表現について話し合い,段落の つながりを明確にさせ,疑問の文を明確に意識 させる。(仮説1)

○キーワード,キーセンテンスに線を引かせ,

話し合いによって,的確に中心の語や文をとら えさせ,メモにまとめさせる。(仮説1)

○まとめたことをもとにして,短くわかりやす い言葉でとなりの児童に説明できるようにさせ る。その際,3枚の組み合わせ方の図を使いな がら話すと相手に伝わりやすいことを理解させ る。

○3枚の図は全員に配り,筋道を立てた話し方 ができるようにさせる。また,読み手を意識さ せることで,わかりやすい話し方を心がけるよ うに助言する。

○大段落3の内容を文章全体の姿から,大まか に確認できるようにする。(仮説1)

○どんな国や地域で使われていたのか,どのく らい前からなのか,どんな名前の橋があるのか など,めあてを明確にしてから,キーワードや キーセンテンスを見つけられるようにさせる。

(仮説1)

○筆者の意見を読み取れるように支援する。

○すじ道を立てて,まとめが書けているかを友 達と確認できるような場を設定し,すじ道を立 てて書くために必要なことは何かがわかるよう に支援する。

深 め る (7)

10

11

○「実験したことをもとに」を読んで,

自分で実験したことをもとにして記録文 を書こうとする。

○実験しながら,大切な言葉をメモして

○実験レポートを作ることで,一人ひとりが目 的意識を持って活動ができるようにする。(仮説 2)

○あらかじめ,どのような実験をしたいかは教 師が決めておき,そこから選択できるようにさ せる。

○実験方法,実験結果,考えたことの3つにわ 記録文集を作り,「実験レポート」

を作ろう。

(5)

12 13 14 15 16

いく。

○記録文にまとめる。

けられるようなメモ用紙を与え,実験ができる ようにさせる。

○どのように書けば,わかりやすくて説得力の ある文章になるかを考えさせる。

○記録文は,教科書の例を参考にして,3つの 形式段落になるよう支援する。

ま と め あ げ る (1)

17 ○発表した感想を残し,学習のまとめと する。

○友達に一言感想を書いてもらえるようにして おくことで,児童の達成感が得られるようにす る。

○終わったらすぐに感想を書いておかせ,感想 を読みあえるようにする。

4 本時の指導

(1) 目標

・ 石造りのアーチ橋に興味を持ち,すすんで中心をおさえて読むことができる。

〈関心・意欲・態度〉

・ 段落相互の関係を考え,中心となる語や文をとらえて,文章を正しく読むことができる。

〈読むこと〉

・ 文と文の意味のつながりを考えながら,指示語や接続語を使うことができる。

〈伝統的な文化と国語の特質に関する事項〉

(2) 展開 学習

過程 時

配 学 習 内 容 と 活 動 指 導 上 の 留 意 点 ・ 評 価(●) 資 料 見

出 す

5 ○前時までの学習を想起する。

○本時の学習のめあてを確認する。

○文章全体の姿を掲示しておき,毎時間の初 めに意識させることで,段落相互の関係を考 えられるようにさせ,本時の学習の心構えを 持たせる。(仮説1)

掲示物 写真

追 求 す る

20

○⑦~⑫段落を音読する。

・一人読み ・指名読み

○キーワード・キーセンテンスに線を 引き,話し合いをする。

まず ・両はしにじょうぶな土台

○接続詞と疑問文を確認し,どのようにして 石のアーチ橋ができるのか,意識して音読で きるように助言する。

○線が引けない児童には,3枚の図を示し て,説明できるよう助言する。(仮説1)

●中心となる語や文を抜かさずに,線が引け たか。

接続詞 のカー ド 図の掲 示物 石をアーチの形に組み合わせるにはどのようにすればよいのだろうか。

(6)

・木のほね組み 次に ・台形の石を積む ・かなめ石をはめこむ 最後に ・木のほね組みをとりはずす

・自分達の重さでたがいに 固くしめつけ合う こうして ・完成

○ワークシートに,大切な言葉をぬか さずに,まとめて書く。

○線が引けたら、3枚の図だけが載っている ワークシートに、大切な言葉をメモしなが ら、説明する順序等を考えさせる。

○メモを元にして発表をさせ,教師が紙で作 った台形やほね組みの模型を操作し,キーワ ードが適切かを確認しながら読み進められ るようにする。 (仮説1)

○大切な言葉をぬかさないよう意識させな がら,ワークシートに書かせることによっ て,目的意識を持って活動できるようにさせ る。

○A女子は,話し合い以外は全文をひらがな とカタカナで書き写せるよう支援する。

ワーク シート

深 め る

10 ○自分でまとめた言葉を使って,友達 に説明する。

○全体で発表をする。

○図を使いながら説明をさせ,自分の書いた 言葉を読むだけではなく,話し言葉としてグ ループの友達に伝えられるようにさせる。

(仮説2)

●文と文の意味のつながりを考えながら,指 示語や接続語を使うことができたか。

○台形の箱を使って,代表児童に全体で発表 させることによって,本時の学習を深められ るようにする。(仮説2)

台形の 箱

ま と め る

5 ○学習の振り返りをする。

○次時の学習の確認をする。

○振り返りカードに今日の学習を振り返ら せ,次時への学習の意欲につなげる。

●石造りのアーチ橋に興味を持ち,すすんで 中心をおさえて読むことができたか。

振り返 りカー ド

(7)

(3)板書計画

すじ道を立てて考えよう

アー チ橋の 仕 組み

小山田了三

まず

りょうはしにじょうぶな土台

木のほね組み

次に

石を積む

りょうはしから

かなめ石

最後に木のほね組みをとりはずす

自分達の重さ

固くしめつけ合う

こうして

・完成 石をアーチの形に組み合わせるにはどのようにすれば

よいのだろうか。

図1 図2

図3

参照

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