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平成19年度 事 業 報 告 書

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(1)

平 成 1 9 年 度

事 業 報 告 書

第 1 期 事 業 年 度

自 平 成 19年 4月 1日 至 平 成 20年 3月 31日

公 立 大 学 法 人 岡 山 県 立 大 学

(2)

目 次

1 法 人 の 概 要 P 1

2 平 成 19年 度 に 係 る 業 務 の 実 績 に 関 す る 自 己 評 価 結 果 P 5 3 中 期 計 画 の 各 項 目 ご と の 実 施 状 況

Ⅱ 大 学 の 教 育 研 究 等 の 質 の 向 上

1 教 育 P 1 2

2 学 生 へ の 支 援 P 2 9

3 研 究 P 3 5

4 地 域 貢 献 、 産 学 官 連 携 、 国 際 交 流 P 4 1

Ⅲ 業 務 運 営 の 改 善 及 び 効 率 化

1 運 営 体 制 の 改 善 P 5 3

2 教 育 研 究 組 織 の 見 直 し P 5 6

3 人 事 の 適 正 化 P 5 7

4 事 務 等 の 効 率 化 、 合 理 化 P 6 1

Ⅳ 財 務 内 容 の 改 善

1 自 己 収 入 の 増 加 P 6 2

2 資 産 の 管 理 運 用 P 6 6

3 経 費 の 抑 制 P 6 7

Ⅴ 自 己 点 検 ・ 評 価 及 び 改 善 並 び に 当 該 情 報 の 提 供

1 評 価 の 充 実 P 6 8

2 情 報 公 開 の 推 進 P 6 9

Ⅵ そ の 他 業 務 運 営 に 関 す る 重 要 事 項

1 施 設 設 備 の 整 備 P 7 0

2 安 全 衛 生 管 理 P 7 1

3 人 権 P 7 2

Ⅶ 予 算 、 収 支 計 画 及 び 資 金 計 画 P 7 2

Ⅷ 短 期 借 入 金 の 限 度 額 P 7 2

Ⅸ 剰 余 金 の 使 途 P 7 2

Ⅹ 重 要 な 財 産 の 譲 渡 等 に 関 す る 計 画 P 7 3

XI そ の 他 規 則 で 定 め る 事 項 P 7 3

(3)

1 法 人 の 概 要

( 平 成 19年 5月 1日 現 在 )

( 1 ) 名 称 公 立 大 学 法 人 岡 山 県 立 大 学

( 2 ) 所 在 地 岡 山 県 総 社 市 窪 木 1 1 1 番 地

( 3 ) 法 人 設 立 の 年 月 日 平 成 1 9 年 4 月 1 日

( 4 ) 設 立 団 体 岡 山 県

( 5 ) 中 期 目 標 の 期 間 平 成 1 9 年 4 月 1 日 か ら 平 成 2 5 年 3 月 3 1 日

( 6 ) 目 的 及 び 業 務

ア 目 的

公 立 大 学 法 人 岡 山 県 立 大 学 は 、 人 間 を 取 り 囲 む さ ま ざ ま な 環 境 の 中 で 調 和 の と れ た 発 展 を 期 し 、地 域 の 課 題 や 社 会 の 要 請 に 的 確 に 応 え る た め 、「 人 間 ・ 社 会 ・ 自 然 の 関 係 性 を 重 視 す る 実 学 を 創 造 し 、 地 域 に 貢 献 す る 」 こ と を 基 本 理 念 と す る 。

こ の 理 念 に 基 づ い て 、学 術 の 進 展 と 教 育 の 振 興 を 図 り 、福 祉 の 増 進 、文 化 の 向 上 、 地 域 産 業 の 発 展 等 に 寄 与 す る 研 究 活 動 に 取 り 組 む と と も に 、 知 性 と 感 性 を 育 み 、 豊 か な 教 養 と 深 い 専 門 性 を 備 え て 新 し い 時 代 を 切 り 拓 く 知 識 と 高 度 な 技 術 を 身 に つ け た 実 践 力 の あ る 人 材 を 育 成 す る 。

イ 業 務

(ア ) 岡 山 県 立 大 学 を 設 置 し 、 こ れ を 運 営 す る こ と 。

(イ ) す べ て の 学 生 に 対 し 、修 学 、進 路 選 択 及 び 心 身 の 健 康 等 に 関 す る 相 談 な ど 学 生 生 活 に 関 す る 相 談 そ の 他 の 援 助 を 行 う こ と 。

(ウ ) 民 間 企 業 や 試 験 研 究 機 関 等 と の 間 の 共 同 研 究 や 受 託 研 究 、技 術 指 導 等 を 実 施 す る な ど 、 法 人 以 外 の 者 と 連 携 し て 教 育 研 究 活 動 の 推 進 に 取 り 組 む こ と 。

(エ ) 地 域 社 会 に 貢 献 す る た め 、公 開 講 座 を 開 設 す る 等 、地 域 住 民 に 幅 広 く 学 習 機 会 を 提 供 す る と と も に 、 大 学 に お け る 研 究 の 成 果 を 普 及 し 、 及 び そ の 活 用 を 促 進 す る こ と 。

(オ ) 前 各 号 に 掲 げ る 業 務 を 効 果 的 か つ 効 率 的 に 実 施 す る た め 、附 帯 し て 必 要 と な る 関 連 業 務 を 行 う こ と 。

( 7 ) 資 本 金 の 額 1 2 0 億 9 ,1 6 3 万 2 ,9 4 3 円

( 8 ) 代 表 者 の 役 職 氏 名 理 事 長 三 宮 信 夫

( 9 ) 役 員 及 び 教 職 員 の 数

ア 役 員 理 事 長 1 人

副 理 事 長 1 人

理 事 3 人

監 事 2 人

役 員 計 7 人

イ 教 職 員 教 員 1 6 4 人( 専 任 教 員 数 。た だ し 、学 長 を 除 く 。)

職 員 3 6 人

教 職 員 計 2 0 0 人

(4)

( 10) 組 織 図

【 法 人 部 門 】

経 営 審 議 会 理 事 長 ( 学 長 ) 副 理 事 長 ( 事 務 局 長 )

役 員 会 理 事 ( 地 域 共 同 研 究 機 構 長 )

理 事 長 ( 学 長 ) 委 員 ( 非 常 勤 : 学 外 者 ) 4 人

副 理 事 長 ( 事 務 局 長 ) 理 事 ( 学 生 部 長 )

理 事 ( 地 域 共 同 研 究 機 構 長 ) 教 育 研 究 審 議 会 理 事 ( 非 常 勤 : 学 外 者 ) 理 事 長 ( 学 長 )

副 理 事 長 ( 事 務 局 長 ) 理 事 ( 学 生 部 長 )

理 事 ( 地 域 共 同 研 究 機 構 長 ) 委 員 ( 保 健 福 祉 学 部 長 ) 委 員 ( 情 報 工 学 部 長 ) 委 員 ( デ ザ イ ン 学 部 長 ) 委 員 ( 附 属 図 書 館 長 ) 委 員 ( 全 学 教 育 研 究 機 構 長 ) 委 員 ( 非 常 勤 : 学 外 者 ) 2 人

【 大 学 部 門 】

攻 ( 博 士 前 期 課 程 )

攻 ( 博 士 前 期 課 程 ) 保 健 福 祉 学 研 究 科

攻 ( 博 士 前 期 課 程 )

( 大 学 院 )

攻 ( 博 士 後 期 課 程 ) 電 子 情 報 通 信 工 学 専 攻 ( 博 士 前 期 課 程 ) 情 報 系 工 学 研 究 科 機 械 情 報 シ ス テ ム 工 学 専 攻 (博 士 前 期 課 程 )

攻 ( 博 士 後 期 課 程

ビ ジ ュ ア ル デ ザ イ ン 学 専 攻 ( 修 デ ザ イ ン 学 研 究 科

工 芸 工 業 デ ザ イ ン 学 専 攻 ( 修 程 )

保 健 福 祉 学 部

( 大 学 )

(5)

(大 学 )

学 長 情 報 シ ス テ ム 工 学 科

ス ポ ー ツ シ ス テ ム 工 学 科

デ ザ イ ン 学 部

全 学 教 育 研 究 機 構

産 学 官 連 携 推 進 セ ン タ ー 地 域 共 同 研 究 機 構 保 健 福 祉 推 進 セ ン タ ー メ デ ィ ア コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 推 進 セ ン タ ー

企 画 広 報 班

総 務 課

学 部 事 務 班

教 学 課

( 11) 法 人 が 設 置 運 営 す る 大 学 の 概 要

大 学 の 名 称 岡 山 県 立 大 学

大 学 本 部 の 位 置 岡 山 県 総 社 市 窪 木 1 1 1 番 地

学 長 の 氏 名 三 宮 信 夫 ( 公 立 大 学 法 人 岡 山 県 立 大 学 理 事 長 )

学 部 等 の 名 称 修 業 入 学 収 容 開 設 年 度

年 限 定 員 定 員

保 健 福 祉 学 部

看 護 学 科 4 0 1 6 0 平 成 5 年 4 月

栄 養 学 科 4 0 1 6 0 平 成 5 年 4 月

保 健 福 祉 学 科 6 0 2 4 0 平 成 5 年 4 月

情 報 工 学 部

情 報 通 信 工 学 科 5 0 2 0 0 平 成 5 年 4 月

情 報 シ ス テ ム 工 学 科 5 0 2 0 0 平 成 5 年 4 月

ス ポ ー ツ シ ス テ ム 工 学 科 4 0 1 6 0 平 成 18年 4 月 学 科 新 設

(6)

デ ザ イ ン 学 部

デ ザ イ ン 工 学 科 4 0 1 6 0 平 成 18年 4 月 学 科 再 編

造 形 デ ザ イ ン 学 科 5 0 2 0 0 平 成 18年 4 月

保 健 福 祉 学 研 究 科

( 博 士 前 期 課 程 )

看 護 学 専 攻 1 4 平 成 9 年 4 月

栄 養 学 専 攻 1 2 平 成 9 年 4 月

保 健 福 祉 学 専 攻 1 4 平 成 9 年 4 月

( 博 士 後 期 課 程 )

保 健 福 祉 科 学 専 攻 平 成 15年 4 月

情 報 系 工 学 研 究 科

( 博 士 前 期 課 程 )

電 子 情 報 通 信 工 学 専 攻 2 0 4 0 平 成 9 年 4 月 機 械 情 報 シ ス テ ム 工 学 専 攻 2 0 4 0 平 成 9 年 4 月

( 博 士 後 期 課 程 )

シ ス テ ム 工 学 専 攻 1 8 平 成 11年 4 月

デ ザ イ ン 学 研 究 科

( 修 士 課 程 )

ビ ジ ュ ア ル デ ザ イ ン 学 専 攻 1 6 平 成 10年 4 月 工 芸 工 業 デ ザ イ ン 学 専 攻 1 6 平 成 10年 4 月

附 属 施 設 等 附 属 図 書 館

全 学 教 育 研 究 機 構 地 域 共 同 研 究 機 構

学 生 数 1 ,6 9 8 人

教 員 数 1 6 4 人 (専 任 教 員 数 。 た だ し 、 学 長 を 除 く 。

職 員 数 3 6 人

【 大 学 の 沿 革 】

平 成 5年 4月 岡 山 県 立 大 学( 保 健 福 祉 学 部 ・ 情 報 工 学 部 ・ デ ザ イ ン 学 部 )開 学 岡 山 県 立 大 学 短 期 大 学 部 開 学

平 成 9年 4月 大 学 院 保 健 福 祉 学 研 究 科 , 情 報 系 工 学 研 究 科( 修 士 課 程 )開 設 平 成 10年 4月 大 学 院 デ ザ イ ン 学 研 究 科 ( 修 士 課 程 ) 開 設

平 成 11年 4月 大 学 院 情 報 系 工 学 研 究 科 ( 博 士 後 期 課 程 ) 開 設 平 成 12年 6月 共 同 研 究 機 構 設 置

平 成 14年 4月 保 健 福 祉 支 援 セ ン タ ー 設 置

メ デ ィ ア コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 支 援 セ ン タ ー 設 置 平 成 15月 4月 大 学 院 保 健 福 祉 学 研 究 科 ( 博 士 後 期 課 程 ) 開 設 平 成 15年 6月 サ テ ラ イ ト キ ャ ン パ ス 設 置 ( ~ 平 成 18年 7 月 ) 平 成 17年 8月 全 学 教 育 研 究 機 構 設 置

平 成 17年 10月 地 域 共 同 研 究 機 構 設 置

平 成 18年 4月 情 報 工 学 部 ス ポ ー ツ シ ス テ ム 工 学 科 設 置 デ ザ イ ン 学 部 の 学 科 再 編

( ビジュアルデザイン学 科 ・ 工 芸 工 業 デ ザ イ ン 学 科 → デ ザ イ ン 工 学 科 ・ 造 形 デ ザ イ ン 学 科 ) 平 成 19年 3月 岡 山 県 立 大 学 短 期 大 学 部 閉 学

平 成 19年 4月 公 立 大 学 法 人 岡 山 県 立 大 学 設 立 保 健 福 祉 学 部 保 健 福 祉 学 科 改 組

(7)

2 平成 19年度に係る業務の実績に関する自己評価結果

(1) 総合 的な 評定

評 定 中 期計画 の進 捗状況 は 概 ね順調

法 人化に 際し 、その 運営 組織を 見直 すとと もに 理事長 (学長 )のトッ プマネジメントに よる効 率・

円 滑的な 運営 に努め てき たとこ ろで あるが、初 年度の ため、その基盤 整備が 優先 される こと とな っ た。

本 学の事 業目 的の大 半を 占める 大項 目「Ⅱ大学の教育研 究等の質の向上」への取り組みについて も同様であり、自己評価の得 点上は 「順 調」を 達成 してい るが 、その 効果 が現れ るの は次年 度以 降 の 取り組 み(継 続・改 善)次 第であ る。

こ の点を 考慮 し、総 合的 な評定 は「 概ね順 調」 と判断 した 。

(2) 評価 概要 ア 全体 的な 状況

「Ⅱ大 学 の教 育 研 究 等 の質 の向 上」 に つ い て は 、 中 期 計 画 の 進 捗 状 況 は「順 調」 と 判 定 さ れ た 。 最 小項目 の一 部に「 年度 計画を やや 未達成 」が 見受け られ るもの の、「概ね達成」 が多数 を占 め た ことに よる もので ある 。

「Ⅲ業務運営 の改善及び効率化」 と 「Ⅳ財務内容 の改善 」に ついて は、 中期計 画の 進捗状 況は

「 概ね順 調」と判定 され た。最 小項 目の「 概ね 達成」が「 年度計 画を やや未 達成 」を若 干ではあ る が上ま わっ たこと によ ると判 断す る。

ま た、「Ⅴ自己点検・評価 及び改善並 びに当該情 報の提供」 及 び「Ⅵその 他業務 運営 」につ いて は 、前 者は「 概ね 順調」、後者 は「 順調 」と判 定され た。項目 数が少 ないた めそ の評価 値の 影響 が 非常に 大き いが、 これ をその まま 評価基 準に より算 定し た結果 であ る。

イ 大項 目ご との状 況

(ア) 大 学の 教育研 究等 の質の 向上 に関す る事 項 評 定 中期計 画の 進捗状 況は 順 調

【 教 育 】

① 本学 の教 育に関 する 目標は 、「 1 .法人の 概要 」で述 べたよ うに 、「人間・社会・自然 の 関 係性を 重視 する実 学を 創造し、地 域に貢 献す る。」こと にある。こ の目標 を達 成する ため に 、各学 部・ 研究科 は次 のよう な措 置を取 った 。

・ 保健 福祉 学部で は、各学科 の目 標達成 を国 家試験 合格 率で示 し、本年度 は目 標設定 時の 現 状より 向上 する結 果を 得てい る。また、地域 の臨地 実習 先と協 働で 学部教 育の 改善を 試 み た。

・ 情報 工学 部では 、教 員の学 部間 協議に より カリキ ュラ ムの見 直し が行わ れた が、社 会ニ ー ズとそ の変 化に適 応す べく、 今後 も継続 的に 見直し を行 う。

・ デ ザ イン 学部で は、実学の 創造 を志向 し、地元企 業と 連携し て学 外実習 の計 画をた てた が 、その 成果 は次年 度以 降に検 証さ れる。

・ 保健 福祉 学研究 科で は、専 門分 野を超 えた 広範な 視点 で大学 院生 を指導 する 体制を 整え、

小 規模校 にあ りがち な視 野の狭 さを 克服し てい る。

・ 情報 系工 学研究 科で は、大 学院 生の学 会発 表を奨 励し ている が、発表者 数は 在籍学 生の 約 半数程 度で ある。 今後 は、よ り積 極的な 学会 活動を 期待 したい 。

・ デザ イン 学研究 科で は、平成 22年 度の改組 に向け た準 備を開 始し た。

(8)

② 教育 課程 のうち 全学 教育科 目で は、特 にコ ミュニ ケー ション カテ ゴリー を強 化し、全学部 必 修であ る英 語科目 のシ ラバス を統 一し授 業内 容の同 質化 を図っ た。また、東ア ジア圏 の外 国 語教育 を充 実した 。

③ 学生 の入 学前に おけ る学習 歴の 多様化 に対 応でき るよ うに、各学 部とも 特別 選抜合 格者に 対 して入 学前 教育を 行っ た。

④ 学生 への 厳格な 評価 及びそ の分 析に関 して 、各学 部と も学内 外の 実習・演習 を含め て見直 し を行い 今後 の課題 を確 認した 。そ の一例 とし て、成 績の 5段階 評価 やGP A導 入を全 学的 に 研究す るこ と等が 次年 度の課 題と なった 。

⑤ 教員 配置 に関し て、法人化 に伴 い、教 員選 考を従 来の 教授会 主体 に代わ り人 事委員 会が主 体 に行う こと とし、 本年 度は 12名 の教員 を選 考した 。

⑥ 本学 の教 育環境 とし て、語 学セ ンター 、教 育情報 セン ター及 び附 属図書 館に おいて それぞ れ に充実 が図 られ、 前年 度以上 の成 果を上 げた 。

⑦ 教育 の質 の改善 を総 括する ため に、教 員個 人に対 して は、全 員に 個人評 価調 査書を 提出さ せ 、各項 目の 目標値 と実 績値の 分布 図を参 考に して自 己改 善を行 うよ う指示 した が、効 果を 発 揮する には 次年度 以降 も継続 する 必要が ある 。また 、大 学全体 の組 織とし ての 総括は 、教 育 年報、社会 貢献年 報及 び教育 研究 者総覧 を毎 年発行 する ことと し、教育の 質の 改善に 活用 す るとと もに 、学外 へ本 学の活 動を 公開し た。

⑧ FD 活動 として は、 平成 16 年 度から 実施 してい る学 生によ る授 業評価 アン ケート に加え て 、平 成 19 年 度は 教員 が相互 に授 業を公 開・ 参観す る相 互授業 参観 を初め て実 施し成 果を 上 げた 。今後 、学 生の授 業評価 と授 業参観 とを 踏まえ て評 価する 方式 を確立 する ことに より、

平成 20年度 からの FD 義務化 に備 えるこ とと した。

⑨ イン ター ンシッ プを はじめ 、キ ャリア 教育 に関し て、各学科 とも 、それ ぞれ の目標 、状況 に 適合し た取 り組み が行 われた 。例 えば、保健 福祉学 部が 実施す る現 代GP「実 践的チ ーム ガ バナビ リテ ィ演習 」で は受講 生に これま での 授業に ない 強い印 象を 与えた 。ま た、デ ザイ ン 学部で は「 ポート フォ リオ展 」、「ギャ ラリ ートー ク」を開催 し、学生へ の就 職情報 共有 の 場とし ても 効果を 上げ た。

【 学生へ の支 援】

⑩ 平 成 19年 度の 本学 の就職 率は 保健福 祉学 部 98.4%、 情報工 学部 100%及び デザイ ン学 部 94.6% ( 平成20年 3月 31日 現在 )で前 年度 に比べ 良好 である 。

⑪ 外国 人留 学生の 受入 に関し て、チュー ター の配置 や「 日本語 表現 法」の 担当 教員が オフィ ス アワー を利 用して 日本 語教育 を実 施する 等の 措置を 行っ た。

【 研 究 】

⑫ 研究 者と して、研究 水準や 教員 のレベ ル向 上を図 るた めに、各学 部にお いて 努力は 認めら れ るが、全て の学部 にお いて成 果が 上がり 将来 に向け た展 望が開 けて いると は言 い難く 、学 部 により その 差異が 見受 けられ る。

・ 栄養 学科 は国内 及び 海外の 研究 者との 共同 研究が 活発 であり 、文 部科学 省の 科学研 究費 補 助金の 高い 採択率 にそ の研究 成果 が現れ てい る。

・ 保健福祉 学科で は、岡 山県から の委託 事業 として「少 子化対 策セ ミナー」を 4回開 催し 、 本 学科教 員の 研究成 果を 主体に 当事 業の今 後の 進展性 が認 められ た。

・ デザ イン 学部で は、メディ アコ ミュニ ケー ション 推進 センタ ーを 活用の 場と して、多く の 教員が 、岡 山県 、倉敷 市、総社市 等の地 域か ら委託 され たプロ ジェ クトに 参画 し、地域 社 会の課 題に 取り組 む研 究を行 った 。共同 研究 、受託 研究 及び教 育奨 励寄附 金の 外部資金 獲 得総件 数で は、3 学部 のうち 最も 多かっ た。

・ 情報 工学 部は、工業 技術セ ンタ ーや岡 山県 産業振 興財 団と連 携し た研究 が進 行して いる が 、学会 論文 発表件 数及 び外部 資金 獲得に さら なる努 力が 期待さ れる 。

【 地域貢 献】

(9)

⑬ 地域 共同 研究機 構産 学官連 携推 進セン ター では、従来 の学域 を超 えた新 たな 融合研 究プロ ジ ェクト を育 成支援 する 組織「 領域 」を設 置し ている が、 平成 19 年 度は、 5領 域7プ ロジ ェ クトを 選び 、それ らの プロジ ェク トに学 長主 導によ る予 算措置 を行 った。特に 、その 中で 2 プロジ ェク ト「酢の機 能性活 用コ ンソー シア ム」及び「玄 徳茶研究 会」は、産 学官に よる 協 働研究 会が 組織さ れ、 その後 の運 営に支 援を 行った 。

⑭ 地域 共同 研究機 構保 健福祉 推進 センタ ーで は、7 研究 会、1 講座 を設置 し、保健福 祉学部 の 教員が 中心 となっ た全 学体制 によ り、市 町村 と連携 して 県内保 健福 祉現場 の専 門職員 に学 術 的支援 を行 うとと もに 教員自 らの 研究視 野を 拡げた 。

⑮ メデ ィア コミュ ニケ ーショ ン推 進セン ター は、市 町村 や学校 等が 行う広 報等 に用い られる デ ジタル 映像 の制作 指導 を、延べ 30件 行い地域 の技術 向上 を支援 した 。

⑯ 移動 型情 報発信 基地「アク ティ ブキャ ンパ ス」は 、以 前に設 置さ れてい た「 サテラ イトキ ャ ンパス」に 代わる もの であり、本 年度か らこ の事業 に予 算措置 を施 して実 施し た結果、93 件 が種々 の内 容・様 式で 実行さ れ、 その効 果を 上げた 。

⑰ 本学 の研 究内容 やそ の実績 を学 外に広 報し 、企業 との 交流を 促進 するO PU フォー ラムを 開 学記念 日(5月29 日) に本学 で開 催し、888人 の参加者 を得て 成功 裏に終 った 。今後 も、

開 学記念 日に 開催す るこ ととし てい る。

【 国際交 流】

⑱ 国際 交流 に関す る目 標を達 成す るため に、 各学部 では 種々の 取り 組みが 行わ れた。

・ 保健 福祉 学部各 学科 は、既 に交 流協定 が締 結され てい る大学 との 間で、教員 間の研 究上 で の情報 交換 、共同 研究 、学生 の語 学研修 を行 うとと もに 、今後 の国 際交流 協定 締結のた め 、中国 2大 学と韓 国2 大学の 情報 収集を 行っ た。

・ デザ イン 学部は 、内 蒙古大 学芸 術学院 との 協定打 ち合 わせを 行う ととも に、本学の 卒業 制 作展覧 会を 現地で 開催 した。また 、韓国 ウソ ン大学 校と の間で 教員 及び学 生を 交えた国 際 建築ワ ーク ショッ プを 実施し た。

・ 情報 工学 部では 、ウ ソン大 学校 との間 でカ リキュ ラム の打ち 合わ せを行 った 。 (イ) 業務 運営 の改善 及び 効率化 に関 する事 項

評 定 中 期計画 の進 捗状況 は 概 ね順調

【 運営体 制の 改善】

① 本学 の運 営につ いて 、理事 長(学 長)及び学部 長を中 心と する機 動的な運営体制の構築をめざ し、法人化後にまず行うべきこととして、副理 事長(事務局 長)、理事の 業務分 担を 明確に し、

役 員会( 平成19年4月1日 開催) で定 めた。

② 事務 局長、学生部長、地域共同 研究機 構長 は、それぞ れ関連 する 委員会 の運 営を中 心に 学長 と 連携を 密に して活 動す るとと もに 、各 学部長 は研究 科長 を兼務 し学 部にお ける 迅速な 意思決 定・運営の効 率化を 図る ととも に、学 部長を補 佐する 体制 を整備 し組 織の充 実を 図った。こ れ ら の連携 体制 を強力 に保 持する こと で、法人化 初年度 とし て、運営の 基盤と なる 各種組 織体制 や 規程等 の整 備を進 める ことが でき た。

③ 全学 的な 研究や 各学 部の特 色を 活かし た戦 略的研 究を 推進す るた め、学 長が 査定・交付する 教 員研究 費を 充実し た。 本年度 は、 地域貢 献特 別研究 費に 23件 3,100万 円及び独 創的研 究助

成 費に 42件 3,500万 円 を配分 した 。

④ 大学 情報 をマス メデ ィアへ 積極 的に発 信し た。重 要な イベン トに ついて は、山陽新 聞に紙面 1 ~3P の特 集記事 を掲 載した 。

⑤ 本学 の実 情を定 量的 に記述 する 「大学 概要 」の初 版を 刊行し た。

⑥ 本学 と総 社市と の間 で包括 協定 を締結 し、人的交 流、知的・物的 資源の 相互 活用を 推進する こ ととし た。

(10)

【 人事の 適正 化】

⑦ 平成19年4月1日以降 採用の 教員 に任期 を設 けた。

⑧ 教員 の勤 務時間 制度 等につ いて、一箇月単 位の変 形労 働時間 制を 導入す ると ともに、裁 量労 働 制導入 につ いて検 討し た。また、教 員の学外 活動に 係る 手続き 簡素 化のた め兼 職・兼業の 基 準 を従来 より 緩和し 、兼 業規程 の制 定を行 った 。

⑨ 教員 の個 人評価 調査 につい て、平成19年度 ではそ の評 価内容 等の 見直し を行 うとと もに 、中 期 計画の 最終 年まで に個 人評価 が実 施でき るよ うスケ ジュ ールを 定め、平成20年 度も引 き続き 評 価委員 会に おいて 検討 するこ とと した。

⑩ 教員 の意 欲向上 を図 るため、教 育研究 費固 定配分 額を 除くほ とん どす べ て の 研 究 費 へ 申 請 ・ 審 査を経 て決 定する シス テムを 構築 し、そ れに 基づき 配分 を行っ た。

【 事務等 の効 率化・ 合理 化】

⑪ 事務 の効 率・合理化 として、外 部委託 の可 能性調 査や 事務処 理の 見直し・業 務マニ ュア ルの 作 成を行 なっ た。作成し た業務 マニ ュアル は、通 常業務に 最も関 わり のある 物品 購入や 契約業 務 のフロ ー等 である。外 部委託 につ いては、現 時点で 対応 できて いな いが、今後 も他大 学の 例 を 参考に する 等継続 的な 見直し を行 なうこ とと した。

(ウ) 財務 内容 の改善 に関 する事 項

評 定 中 期計画 の進 捗状況 は 概 ね順調

【 自己収 入の 増加】

① 本学 が重 点的に 取り 組む外 部資 金獲得 のた め、文部科 学省の 科学 研究費 補助 金の申 請を 教員 へ 積極的 に勧 めた結 果、応 募件数は、保健福祉 学部2 7件、情報工学 部24 件及 びデザ イン 学 部 3件でいずれも目標設定時の現状より向上した。

② 平成19年 度の文 部科 学省科 学研 究費補 助金 の新規 採択 率は30.4%( = 17/56) でこれ までの 本 学の最 高値 であり 、全 国的に も25位 (公立 大学 の中で2位) を占め た。

③ 産官 学連 携推進 セン ターを 中心 とした 活動 により、共 同研究 費、受 託研究費 等外部 資金 獲得 に 努めた 結果、共同研究 23件、受託 研究 21件、教育研究 奨励寄 付金 に係る 研究 32件 を獲得 し 、3事業合計で見ると目標件数を上回ることとなった。

④ 共同 研究・受託研究 費の原 則10% を間接 経費 として 徴収 するこ とと した。また、地域共同 研 究 機構や 学部 で行な う講 座・講習会 等で受 講料 を徴収 する 試みを 行な ったが、種 々の制 約のた め に、現状で は必ず しも 自己収 入の 増加に はつ ながっ てい ない。今後、自己収入 の確保 又は そ の 講習会 等の 必要性 を考 慮し進 めて いく必 要が ある。

⑤ 保健 福祉 推進セ ンタ ーでは 、研 究会や 講習 会 活 動 の う ち 介 護 技 術 講 習 会 を 有 料 で 開 催 し た 。

⑥ 情報 工学 部は 、「シ スコシ ステ ム」プログ ラムを 活用 したI Tネ ットワ ーカ ー養成 講座(有 料)を学内で 開催し た。必 要経費及 び担当 教員 への時 間的 負担を 考慮 すると 自己 収入確 保とは 言 えない が、ネ ットワー ク管理 者養 成とし て自 治体等 から のニー ズが 非常に 高い。今後は、社 会 貢献等 の視 点から 検討 する必 要が ある。

⑦ デザ イン 学部は 、メ ディア コミ ュニケ ーシ ョン推 進セ ンター と連 携し一 般向 け講座 を1 件開 講 したが 、そ の際教 材費 を徴収 した 。

【 資産の 管理 運用、 経費 抑制】

⑧ 経費 を伴 う資産 の管 理とし て、教 育研究施 設では、そ の経過 年数 等から 直近 に修繕 が必 要で あ ろうと 思わ れるも のを リスト アッ プする とと もに、高額 機器に 係る 整備・購入 計画を 作成し た 。

⑨ 大学 施設 の有効 利用 につい て他 大学の 状況 を調査 した が、利用者 に対す る利 用時の 管理 責任 や 経費等 種々 の問題 が見 受けら れる ことか ら、 今後も 継続 して研 究す ること とし ている 。

⑩ 外部 委託 により メリ ットが 生じ る業務 を見 いだし 、費 用の節 減を 図る必 要が ある。

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(エ) 自己 点検 ・評価 及び 改善並 びに 当該情 報の 提供に 関す る事項 評 定 中 期計画 の進 捗状況 は 概 ね順調

【 評価充 実】

① 平成21年 度に大 学評 価・学位授 与機構 から 認証評 価を 受ける こと とし 、学内 設置の 評価 委員 会 におい て、 そのス ケジ ュール 及び 役割分 担を 定めた 。

② 定期 的に 自己点 検・評価 を行う ために 、教 育年報 、社 会貢献 年報 、研 究者総 覧(新規)及 び大 学 概要(新規)の2007年度 版を発 行し た。認 証評 価の受 審を 視野に 入れ 、教育 年報 には、 自己 評 価・改 善等 内容の 充実 を行っ た。

【 情報公 開】

③ 事務 局に 企画広 報班 を設置 し、 広報専 門委 員 会 と 連 携 を 密 に し な が ら 学 内 情 報 を 発 信 し た 。

④ 本学 の運 営に係 る重 要な事 項と して、中期 目標、中期 計画、年度 計画及 び法 人運営 組織 に関 す る情報 等を ホーム ペー ジに公 開し た。また、各 種専門委 員会等 の議 事録に つい ても学 内向け ホ ームペ ージ に公開 した 。

(オ) その 他業 務運営 に関 する重 要事 項

評 定 中 期計画 の進 捗状況 は 順 調

【 施設設 備の 整備】

① 施設 設備 の補修 につ いては 、上 記( ウ)の【 資産 の管理 運用 、経費 抑制 】のと おりで ある が、

ユ ニバー サル デザイ ンの 導入に つい ては、 設計 時 に お い て 、 個 別 に 必 要 性 を 考 慮 し 盛 り 込 む 。

② 「岡山県 ESC O事 業導入 計画 可能性 等調 査」に参加 し省エ ネル ギー診 断を 行った が、そ の 結 果は改 修費 約 1億6千 万円、 投資 回収期 間約 29年 とE SCO 事業 にはそ ぐわ ないこ とを 確 認した が、 今後も 省エ ネルギ ーに 配慮し た運 営(修繕)を 行って いき たい。

【 安全衛 生管 理】

③ 施設 設備 の定期 点検 の一部 にキ ャンパ スマ ネ ー ジ ャ ー を 同 行 し 、 学 生 の 意 見 も 取 り 入 れ た 。 そ の結果 、グ ランド 等危 険箇所 の補 修を優 先的 に実施 した 。

④ 教職 員を 対象と して 、女性 弁護 士によ るハ ラスメ ント 防止の 研修 会を実 施し150名が参 加し た 。

(3) 対処 すべ き課題

対 処すべ き課 題につ いて 、全学 的な 課題、 学部 別課題 及び 教員個 人の 課題に 分け て述べ る。

ア 全 学的課題

① 法人 化を 契機に 抜本 的に改 革し た全学 の運 営方針 とし て、学長の リーダシッ プによ るトップマ ネジメントの強 化が挙 げら れる。 この 運営は 、学 長が独 断的 に決定 を下 すもの では なく、 学内 諸 規 程 に 定 め ら れ た 各 種 委 員 会 に 諮 り 承 認 を 得 て 決 定 さ れ る も の で 、 手 続 き 上 特 に 問 題 は な く 、 的 確 で 迅 速 な 意 志 決 定 が な さ れ て き た と 考 え る 。 し か し 、 従 来 の 教 授 会 主 体 の 運 営 に 比 べ て 、 学 長の意 向が 正しく 迅速 に一般 教員 に伝え られ ないこ とも 見受け られ た。各 種委 員会等 の議事 録 は学内ホームページで公 開され てい るが、 委員 会のメ ンバ ーであ る部 局長等 がそ れぞれ の学 部 教員に 対し て、議 事録 等の各 項目 につい て、その内 容を 肉付け して 十分な 説明 を行う ことが 必 要であ る。

② また 、上 記①と は別 に、学 内コ ンセン サス の確保 とし て、学 長自 身が直 接教 員とフ リートー

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キ ングを 行う 機会を 設け る必要 があ る。

③ 全学 的な 教育・研究 の取組 み、教員 選考及 び競争 的学 内研究 費の 査定・配分 等に、学長 の意 向 が強く 反映 される よう になっ たこ とは、本学 の法人 化に よる改 革の 特徴で ある と考え られる。

こ れらの こと が行き 過ぎ ること なく 満足な 成果 をあげ るた めには 、学 長、部 局長 及び一 般教員 相 互に自 律協 働の努 力が 不可欠 であ る。こ の努 力をす るこ となし に、安易に 法人 化によ る改革 に 後戻り の修 正をす べき ではな い。

イ 学 部別課題

本 学を構 成す る3学 部は 、建学 の理 念であ る「 人間尊 重と 福祉の 増進 」をそ れぞ れの専 門の 立 場 で追求 する 相補的 な関 係を保 って いる。 した がって 、次 のよう に、 それぞ れに 成果と 問題 点が 指 摘され よう 。

① 保健 福祉 学部

・ 保健福祉 学部は、そ れぞれ 専門 が異な る3 学科(看護 学科、栄養 学科、保健 福祉学 科)で 構 成され てい る。学部内 で、相互に 競争意 識を もって いる ことは 否定 し難く、む しろそ の競 争 意識の 下で も協働 の精 神をも って 正常な 学部 運営を 行う ことを 目指 すべき であ る。

・ 3 学科は 競争と 同時 に協働 の意 識をも って 教育研 究活 動をし てい ること が伺 える。その具 体 例は、平成 18年 度に 採択さ れた 現代GP、平 成20 年度 申請し たグ ローバ ルCOE及び一 連 の国際 交流 活動に 見ら れる。この ような 活動 を通じ て、保健 福祉学 部は教 育研 究活動 で本 学 のリー ダシ ップを とっ ている とい えよう。今 後、3学科 の活動 をよ り密に して、さらに新 規 性のあ る教 育研究 活動 のテー マを 全学の 場で 提案す るべ きであ る。

・ 3学 科が 共通に かか える教 育面 の課題 は、それぞ れに 取得で きる 資格に かか わる必 修科目 が 多数あ り、 充実した内容のカリキュラムを編成する上でその調整を図らなければならない ことである。資格 取得条 件等が よく 変わる ので 、それ に適 応しな がら 、将来 の学 科の教 育方 針 を定め る必 要があ る。

② 情報 工学 部

・ 情 報工学 部に期 待す る時代 のニ ーズ及 び岡 山県の 要請 は強い と思 われる。そ れらの 要請を 受 けて行 われ た研究 活動 にはこ れま で信頼 性の 高いも のが 多く、地域 に貢献 して きた。その 反 面「待ちの 姿勢」が強 く、言われ たこと を確 実に果 たす が、自ら提 案して 活動 する積 極性 に 欠けて いる ことが 懸念 される 。例 えば、GPやCOEの提案 、国際 交流 活動、アク ティブキ ャ ンパス の申 請など で他 2学部 に比 べて不 活発 さが見 られ る。

・ 中期 計画 の評価 を行 う判断 の目 安とし て、「向上 心を 持った 対応 」が挙 げら れてい るが、

情 報工学 部は 組織の 運営 方針と して 、この 点に 欠けて おり 、保守 性( 安定指 向) が強す ぎ る ように 思わ れる。これ までの 殻を 破って 対外 的にう って 出るべ きで ある。そう しない と、

年 度計画 に掲 げてい る「 社会ニ ーズ を踏ま えて カリキ ュラ ムの見 直し を行う(学 士教育 )」

や 「情報 技術 をいっ そう 広範な 分野 領域に 展開 を図る (大 学院教 育) 」こと は実 現でき な い 。

・ 情報 工学 部の研 究成 果等に 若干 物足り なさ が感じ られ る。本 年度 の文部 科学 省の科 学研 究 費補助 金採 択率は 満足 すべき 結果 である が、 次年度 への 継続性 があ るかが 問題 である 。 外 部資金 獲得 では教 育研 究奨励 寄付 金の件 数は 多いが 、そ の他が 少な い。学 術論 文数も 一 定 数を保 って いるが 、増 加はし てい ない。 他学 部と比 べて 、情報 工学 部にお ける 研究は 比 較 的短期 間で 成果が 得や すい分 野も あるだ けに 、奮起 を期 待した いと ころで ある 。

③ デザ イン 学部

・ デザイン 学部は、学 問の性 質上、各教員が それぞ れに 価値観 をも ち、それに したが って 独 自 に活動 する 集合体 であ る。特 に、地 域貢献 とい う形で 、そ れぞれ の専 門分野 の成 果を発 展・

活 用して おり、共 同研究、受 託研究 及びア クテ ィブキ ャン パスな どに その業 績が あらわ れて い る。外 部資 金獲得 の面 では、 文部 科学省 科学 研究費 補助 金は不 得意 とする よう で あ る が 、 専 門分野 によ っては 申請 できる もの もある ので 、地道 に申 請を続 ける 必要が ある 。

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・ デザ イン 学部が 個人 活動の 場の 集合で ある と述べ たが 、現代GPの 申請や 学部 教育の 面で は 各教員 が連 携して 英智 を集積 して まとま った 一つの 結果 を生み 出し ており 、今後 もその必 要 がある 。特 に、平成22年 度の大 学院 デザイ ン学 研究科 改組 に向け て、次年度から本格的な 準備を行うこととなるので新専攻設置に期待したい。

ウ 教 員個人の 課題

・ 平 成20年 度からFDが 義務化 され るが 、本学 では平 成19年 度から 一定 のFD活 動を 実施して お り、全 教員 がこれ に参 加して いる ところ であ る。FDは大 学組織 とし ての取 組み ではあ る が、そ の基本 は教員 個人 が学生 の授 業評価 を受 け止め、教 員相互 の授 業参観 から 受ける 刺激 に より各 自の 教育活 動を 改善す るこ とにあ るの で、今 後もこ のよう な個 人の努 力を 続ける必 要 がある 。

・ 教員の個 人評価 は現 在試行 段階 であり、大 学から 個人 へ何ら 益も 害も与 えて いない。こ の 機 会に各 教員 は、自分の 活動の 自己 評価を 行う ととも に、他か ら評価 される こと に慣れ る必 要 がある。評 価され るこ とは、単に 評価を 受け るだけ では なく、自分 の評価 結果 から評 価者 の 評価を 行う ことに もな る。法人化 により、こ れまで の公 務員的 体質 から、この ような ゲー ミ ングの 世界 の中で 持続 する活 動が できる よう に、教 員自 身が努 力す る必要 があ る。

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3 中期計画の各項目ごとの実施状況

Ⅱ 大学の教育研究等の質の向上に関する目標 1 教育に関する目標

「人間・社会・自然の関係性を重視する実学を創造し、地域に貢献する」という基本理念のもと、高度 な専門性と豊かな人間性を身に付けた人材を育成する。

(1) 教育の成果に関する目標

中 期 目 標

ア 学士教育

(ア) 保健福祉学部においては、高度で多様な能力を有し、地域社会における人々の健康の増進と福祉 の充実に貢献する人材を育成する。

(イ) 情報工学部においては、情報技術を活用して、人間を中心に据えた社会の形成に貢献できる技術 者の育成を目指す。

(ウ) デザイン学部においては、あらゆる人間生活の場で、文化面での質を向上させる多様で社会化志 向の強いデザイナーを育成する。

イ 大学院教育

(ア) 保健福祉学研究科 【博士前期課程】

保健・医療・福祉分野において、社会の要請に応えうる新しい知識や理論を修得する教育研究 を行い、優れた指導者、管理者、実践者等を育成する。

【博士後期課程】

人間の健康問題を生命・栄養・看護・福祉など多方面から科学的に解明するとともに、これら 諸分野の学術的な拠点を構築し、保健と福祉に関する諸問題を解決できる高度な見識を備えた教 育者、研究者を育成する。

(イ) 情報系工学研究科 【博士前期課程】

情報工学とその関連分野である電子、通信、機械工学等の高度な知識と、柔軟な応用力をもつ 技術者、研究者を育成する。

【博士後期課程】

専門分野の深化と統合に留まらず、これを未知の分野に応用し、新たな問題発掘とその解決に 指導的な役割を果たせる教育者、研究者、技術者を育成する。

(ウ) デザイン学研究科 【修士課程】

デザイン理論の深化によるデザイン学の確立を目指すとともに、多様化したデザイン環境に対 応するため、高度な専門的知識・能力・技術と総合的視野を備えた指導的実務者、研究者として のデザイナーを育成する。

中 期 計 画 年 度 計 画 実 施 状 況 自 己 評価

Ⅱ 大学の教育研究等の質 の向上に関する目標を達 成するためとるべき措置

1 教育に関する目標を達 成するためとるべき措置

1 教育に関する目標を達成 するためとるべき措置

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ア 現代社会の一員とし て生きる基礎能力を養 う。

ア フレッシュマン特別講 義や全学講義を受講さ せ、各分野の専門家及び 組織の管理運営の担当者 より、現代社会で生きる 心構えを学びとらせる。

ア フレッシュマン特別講義は計画通 り実施した。

全学講義に「地球と自分の幸せの ために ~ビジョンを描いて夢をカ タチにしていこう:枝廣淳子氏」を 開講し170名の参加があり、学生のキ ャリア教育に寄与した。

両講義とも学生の受講数は多いと は言えない。特に、全学講義は十分 な検討と準備をしたにもかかわらず 受講生は少なかった。

イ 専門性を修得させる とともに、専門を起点 とする知識の拡がりを 把握させる。

イ 学部教育における専門 科目間の連携を毎年チェ ックする。

イ 各学部学科でカリキュラムの検討 を行った。

内容は以下Ⅱ-1-(1)-アのとおり

ウ 創造力と統合力を修 得させる。

ウ 卒業研究において、学 生の創造力と統合力を高 める教育方法を各学科で 常に検討する。

ウ 看護学科では、4年生が持つ興味や 関心を中心に研究テーマを決め、1教 員が3名程度の学生を担当し、ゼミナ ールや卒業研究発表会において相互 に研究成果の共有を図った。

栄養学科では、卒業生が問題意識を 持って、自ら興味のある研究テーマを 選抜できるように研究室説明会を3 年生に対して12月に実施した。卒論発 表会は、卒論生全員と3年生及び全教 員が聴講し成果の共有を図った。

保健福祉学科では、4年生相互の研 究成果の共有及び3年生以下の動機 付けとして卒業研究発表会や中間発 表会を実施した。

情報通信工学科では、卒業研究に 限定することなく、学生の創造力と 統合力を高める教育方法と実践する ためのカリキュラム設計に関して、

学科教務委員会を計6回開催し議論 を重ねた。

情報システム工学科では、異なる テーマに取り組む学生同士が、研究 内容を相互に理解し合う回数(たと えば中間発表会の回数など)を前年 度より増加させることにより、統合 するために必要な知識の多様さに触 れさせた。

デザイン学部では、H18年度から 優秀な卒業研究に対して顕彰制度を 設け、継続実施している。また、学 外で全員出品する卒業制作展を開催 している。これらの制度を通じ、各 学生が卒業研究に取組むモチベーシ ョンの向上が図れると共に、上級生 の卒業制作に接することにより、在 校生の卒業制作に対する態度と想像 力の向上が期待できる。

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エ コミュニケーション 能力と継続学習能力を 育成する。

エ 実験、演習、実習の科 目において、学生間ある いは指導者に対して自分 の行為及び結果を的確に 話せる能力の強化を図 る。

エ 各学部学科において、少人数で行う 科目やオフィスアワー等を通じて能 力強化を行った。

ただし、コミュニケーション能力は 簡単に身につくものではないので、長 期に渡る工夫と新しい試みが必要で ある。H19年度の実施状況及びその内 容は

Ⅱ-1-(2)-ウ-(エ)のとおり。

(1) 教育の成果に関する 目標を達成するためと るべき措置

(1) 教育の成果に関する目 標を達成するためとるべ き措置

ア 学士教育

所属学科・コース毎 に専門の学術を学ばせ るとともに、全学教育 科目との間で教育内容 の連携を図りながら、

様々な社会の要請に的 確に対応できる人材を 育成する。

ア 学士教育

各学部・学科において は、学士課程カリキュラ ムの見直し、再編を継続 的に行うことにより、多 様化する現代社会の変化 や要請に応 えうる人材 の育成を図る。

(ア) 保健福祉学部 (ア) 保健福祉学部

保健福祉学部では、各 学科共に国家試験対策 を支援し、学科組織の強 化を図る。

①看護学科

・ ヒューマンケアリン グが実践できる能力 を育成するための教 育を充実する。

・ 地域社会に貢献でき る看護師・保健師・助 産師を育成するため の教育を充実する。

○国家試験の合格率

(%)

看護師国家試験 現状 97 目標

100

保健師国家試験 現状 87 目標 90 助産師国家試験

現状 90 目標 100

※ 現状:H13~H18年 度平均

①看護学科

・ 看護専門職に求められ る倫理観を育み、知識と 技術が臨地実習におい て統合される学習によ って、臨床判断力と対象 の健康ニーズに応える 実践家としての基礎能 力を身につける。

・ 現代GPの学習プログ ラムの積極的活用など により、学生個々の対人 関係能力が身に付くよ うに教育の機会を多様 につくる。

・ 複雑高度化する保健医 療システムにおいて看 護職能人としてのアイ デンティティを育む機 会をつくる。

・ 臨床実習施設との連携 を強化して臨床実習の 学習環境を充実させる。

①看護学科

・ 看護学科カリキュラム検討委員会 (1回/月)において、実践的なヒュ-

マンケアリングと臨床技術能力の向 上を目的に、基礎的看護技術項目の 卒業時到達目標を全科目見直し、必 要な修正を加えた。

・ 現代GPの学習プログラムに積極的 な参加をすすめた。

看護学科受講者 14名

・ 看護職能人としてのアイデンティ を育む機会として、実習について、

1~4年生に至るまでを構造化し、

徐々に専門領域への関心を高めるよ うに努めた。また、看護職実務者の 講義参画機会を積極的に作った。

・ 本学と連携している倉敷中央病院看 護部と、臨地実習の計画及びその評 価について定期的に協議し、実習現 場の教育環境を整備した。

○ H19年度国家試験合格率 看護師 97.8%

保健師 97.9%

助産師 100%

いずれも現状より向上した。

1

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②栄養学科

・ ライフサイエンスの 理解を基本にして問 題発見・解決能力を持 つ管理栄養士を育成 するための教育を充 実する。

・ 理論と実践の有機的 な連携及び一体化を 目指し、実践の場に則 した教育の充実を図 る。

○国家試験の合格率

(%)

管理栄養士国家 試験 現状 89 目

標 95

※ 現状:H13~H18年度 平均

②栄養学科

・ ライフサイエンスの理 解に必要な基礎学力を 充実するための教育体 制を検証し、実験実習を 効率的に行えるような カリキュラムについて 検討する。

・ 正確な成績評価によっ て学生の達成度を把握 し、これを次の学習の理 解度を向上させる資材 とする。

・ 実習先との連携を強め るよう実習体制を見直 して実践教育を充実さ せる。

・ 国家試験対策のため、

模擬試験やその解説な どの教育を充実させる。

②栄養学科

・ カリキュラム検討委員会を学科内に 立ち上げ、基礎学力の充実と効率的 な実験実習が行えるようカリキュラ ムの見直しを行なった。

・ 多くの教員が、授業ごとにその内容 について小テストやアンケートを実 施、達成度を把握した上で次の授業 の準備を行う等工夫を凝らした。

・ 臨地実習前に実習先指導者の講義を 実施した。また、臨地実習報告会で は、実習先指導者(管理栄養士15名)

が参加し次年度の改善に向けて意見 交換を行った。

・ 国家試験対策を総合演習の中に取り 入れた。国家試験問題を用いた学内 模擬試験を行い、教員による解説や それに対する学生による評価を行っ た。

また、業者企画の全国統一模擬試験 を斡旋した。

(H19年度実施回数 7回)

○ H19年度国家試験合格率 管理栄養士 92.9%

現状より向上した。

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③保健福祉学科

・ 子育て支援コース及 び介護福祉コースを 設置し、社会福祉学を 基本にして少子高齢 社会に対応できる専 門職従事者の育成を 目指す。

○国家試験の合格率

(%)

社会福祉士国家試 験

現状 65 目標 80

※ 現状:H13~H18年度 平均

③保健福祉学科

・学習動機・意欲の向上 のため、学外の研究会、

研修会、ボランティア 募集などの情報を積極 的に提供し、参加を促 す。

・ 現代GPの学習プログ ラムなどを通して、実 践力を高める教育方法 を検討する。

・ 国家試験対策として、

従来通り年2回の模擬 試験受験を斡旋すると ともに、模擬試験後の 充実を図る。

③保健福祉学科

・ 学外の研究会・研修会等の情報(29 件)、ボランティア情報(17件)の提供 行い参加を促した。(32件に参加が あった。)

・ 学科会議(9月、3月)において、現代 GP教育プログラムの経過報告を行 い、その方法や効果について研究し た。

・ 予定どおり2回の模擬試験 (7/27、

11/8)を行うとともに、試験の解説会 や昨年度合格者の体験報告会を行な った。

また、国家試験委員会が中心とな り随時学生の相談に応じた。

○ H19年度国家試験合格率 社会福祉士 70.5%

現状より向上した。

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(イ) 情報工学部 科学技術の進展と グローバル化、地域・

社会における産業・技 術の動向などを踏ま え、環境変動に適切に 対応できる技術者を 育成するため、教育プ ログラムを整備充実 させる。

(イ) 情報工学部

社会ニーズとその変 化を踏まえて、カリキ ュラムの見直しを行 う。

(イ) 情報工学部

学部共通的な科目について、学部 単位で取り組むようカリキュラムの 見直しを行った。

また、物理リメディアル教育等、

各学科の事情に応じた見直しを次の とおり行った。

・情報通信工学科

物理学、基礎電磁気学

・情報システム工学科

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フレッシュマンセミナー

・スポーツシステム工学科 フレッシュマンセミナー、技術英 語演習、システム設計実験等 実施成果の検証には及んでいない。

(ウ) デザイン学部では、

これからの時代と地 域の課題に対応した 新たな問題発見能力 と、創造的な問題解決 能力を有する有為な 人材を育成するため、

実技教育、少人数教育 の充実など、教育体系 や指導方法を整備充 実させる。

(ウ) デザイン学部

・デザイン学部の各学科、

各コースにおける、演 習、実習科目の履修登録 状況、成績等の基礎資料 を収集し、指導内容と指 導成果を検証し、さらな る充実に努める。

・地域社会や学外機関と連 携し、フィールドワーク や調査研究、ワークショ ップ等実践的な教育プ ログラムを検討する。学 生作品のWeb上での 公開、閲覧を視野に入 れ、作品のデーターベー ス化を検討する。

(ウ) デザイン学部

・ 各学科、コースにおいて、演習、実 習科目の履修登録状況や成績等の基 礎資料を収集し、年度当初のオリエ ンテーション指導及び履修相談時に 利用した。

指導成果の検証には及んでいない。

・ 産官学連携推進センターの協力を得 て、造形デザイン学科のグラフィックデ ザイン及びITコンテンツデザインの両 コースで行う学外実習(プログラム) を、H20年度から地元5企業(団体)と 連携して行うこととした。

また、学生作品のWeb公開用のデー タベース構築に向け概要設計を行っ た。(卒業制作作品や一部課題作品 は別途Web公開済)

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イ 大学院教育

学部教育との連携を 図りつつ、専門分野に おいて、学際領域の研 究を行い、高度な知識 と柔軟な応用力をもち 指導的な役割を果たす 技術者、研究者を育成 する。

また、社会人・外国 人留学生等に対する教 育・研究の拡充を目指 す。

イ 大学院教育

各研究科・専攻におい ては、カリキュラムの見 直しを図り、大学院生が 自分の専門分野だけでな く、周辺分野の知識も十 分身につけられるように 教育指導を行う。

(ア) 保健福祉学研究科 【博士前期課程】

①看護学専攻

・ 臨床に密着した研究 方法の修得を目指す。

・ 看護職のリカレント 教育の充実を図る。

(ア) 保健福祉学研究科 【博士前期課程】

①看護学専攻

・ リカレント教育を希望 する社会人に対して、大 学院の入学を促す広報 活動を行う。

(ア) 保健福祉学研究科 【博士前期課程】

①看護学専攻

・ リカレント教育支援の広報として、

実習施設や施設で研究指導にあたる 看護職を中心に入試要項等を配布し 受験を勧めた。また、各種研修会に おいて広報活動に努めた。

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②栄養学専攻

・ 高度の能力が要求さ れる栄養学分野に対 応できる人材の育成 を目指す。

②栄養学専攻

・ 高度の研究能力を養成 するための研究指導体 制の充実を図る。

・ 学外講師による研究セ ミナーならびに研究発 表会を活発に行うとと もに、学会などにおいて 積極的に発表させる機

②栄養学専攻

・ 連携大学院の岡山県生物科学総合研 究所教員6名によるオムニバス形式 の「生命工学特論」を開講した。

H19年度受講者 8名(10名中)

・ 徳島大学大学院ヘルスバイオサイエ ンス研究部から徳村彰教授、室田佳 恵子助教を、中国四川大学バイオテ クノロジー学科から方定志教授を招

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(19)

会を与え、研究活動の活 性化を図る。

き特別講義を行った。

③保健福祉学専攻

・ 臨床や現場における 諸問題を多面的な観 点から探索し、問題解 決能力を有する高度 な専門職従事者の育 成を目指す。

③保健福祉学専攻

・ 問題解決能力の水準を 高めるために、研究指導 に係わる体制を検討す る。

③保健福祉学専攻

・ 修士論文中間報告会を2回開催し、

指導教授や所属大講座を超えて学生 を指導する方法を試みた。

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【博士後期課程】

①看護学領域

・ 臨床が求める看護の 知を創造できる人材 の育成を目指す。

・ 保健・医療の質の向 上に貢献できる看護 管理の専門家の育成 を目指す。

【博士後期課程】

①看護学領域

・ 教員の指導体制を整備 し、研究指導の充実を図 る。

【博士後期課程】

①看護学領域

・ 指導教員を中心とした専門分野ごと のゼミナールに加えて、分野を超え て中間発表会を行う等、指導体制の 充実を図った。

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②分子栄養学領域及び 応用栄養学領域

・ 国際的な先端研究を 遂行でき、栄養学分野 において指導的立場 に立つことのできる 教育者、研究者の育成 を目指す。

②分子栄養学領域及び応 用栄養学領域

・ 大学院生を国際学会に 積極的に参加させ、研究 成果を国際誌に発表さ せる。

②分子栄養学領域及び応用栄養学領域

・ 院生の研究発表を積極的に奨励、そ の機会を作った。

国際学会での発表者 2名 国際誌へ研究成果発表 4報

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③保健福祉学領域

・ 学際性・国際性・総 合力を兼ね備え、保健 福祉領域における学 術の継承と発展を担 う教育者、研究者の育 成を目指す。

③保健福祉学領域

・ 大学院生の研究能力や 論文作成に係わる指導 体制を整備し、論文の成 果を学会等において発 表する。

③保健福祉学領域

後期課程在籍の大学院生5名(休学 者除く)をそれぞれ筆頭著者として 発表機会を設けた。

学術雑誌に4件の論文発表 学会で2件の口頭発表

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(イ) 情報系工学研究科 【博士前期課程】

技術者に求められ る対応領域の多様化 と高度化に適合でき るように、学士課程と の間で教育内容の連 続性に留意しつつ、教 育プログラムの展開 を図る。

(イ) 情報系工学研究科 【博士前期課程】

・ 学士課程との間で教育 内容の連続性に留意し た教育プログラムを開 発する。

・ 大学院生の学会発表総 件数を本年度も維持す る。発表場所も中四国地 域のみでなく、全国大 会、関西及び首都圏での 発表を目指す。

・ 前期課程と学士課程の授業カテゴリ を統一し、両者の連続性を高めた。

・ 発表者は在籍学生86名中の約半数と 少ない。

・ 大学院生筆頭での講演発表 H19年度 45名(全国大会21名、中

四国地域24名)

H18年度 46名(全国大会10名、中 四国地域36名)

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【博士後期課程】

情報技術を多様な 分野に展開できる人 材育成を図るために、

教育の内容・方法・実 施体制等の見直しを

【博士後期課程】

情報技術を、いっそう 広範な分野領域に展開 を図る。

科学技術振興機構戦略的創造研究 推進事業等のプロジェクトに3名の 大学院生が参加し情報技術を応用展 開したが、全般に、より広い応用分 野での研究が望まれる。

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(20)

行う。

(ウ) デザイン学研究科 【修士課程】

高度な能力を備え たデザイナーを育成 するため、学部に準じ て研究科の機構改革 を行うとともに、将来 に向けての 博士課程 新設も研究する。

(ウ) デザイン学研究科 【修士課程】

学部改組による最初 の学生の卒業を3年後 に控え、「最適な教育環 境の中で高度な教育を 実践する」ポリシーにの っとり、専攻・講座の再 編作業に着手する。

デザイン学研究科では、H21年度に 改組学士課程が完成年を迎えるた め、H22年度改組を目指して他大学研 究科の組織及び課程編成状況の調査 を開始した。

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参照

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