「確かな学力」
を育成するための取組
実践事例集
北海道教育庁学校教育局高校教育課
平成24年3月
目 次
「北海道高等学校学力等実態調査」の活用例について・・・・・・・・・1
・ペーパーテストの結果の活用
・ 問題設計表」の作成・活用 「
・学習状況等調査の結果の活用
学力等実態調査を活用して授業改善等を図る年間計画モデル例・・・・2
○実践事例1 生徒による授業評価を生かした授業改善・・・・・・・4
○実践事例2 教員相互の授業評価を生かした授業改善・・・・・・10
●実践事例3 目標管理手法による授業評価と授業改善システム・・12
○実践事例4 組織的に学力向上に取り組むための校内研修・・・・15
○実践事例5 家庭学習習慣の定着を目指した取組・・・・・・・・17
●実践事例6 学習方法(指導方法)の工夫・改善・・・・・・・・19
●実践事例7 系統的なキャリア教育の取組・・・・・・・・・・・25
※ ●は、新しく掲載したもの。
問題設計表の作成例・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28
学力等実態調査の活用例について
学力等実態調査の実施
学力等実態調査の集計結果
分析・課題の明確化
国 語(国語総合) 数 学(数学Ⅰ) 英 語(英語Ⅰ)
明確になった課題を踏まえ、どのように授業改善に結び付けるか。
ペ ー パ ー テ ス ト の 結 果 の 活 用
活用 その1 活用 その2 活用 その3
本調査の実施学年 本調査科目(国語総合・数学 本調査科目(国語総合・数学Ⅰ において、今年度履 Ⅰ・英語Ⅰ)の調査結果を踏ま ・英語Ⅰ)は必履修科目であり基
、 、 修している国語、数 え、現在、当該科目を履修して 礎的な科目であることから 国語 学、英語の科目の指 い る 学 年 の 生 徒 の 指 導 に 生 か 数学、英語のすべての科目の指導
導に生かす。 す。 に生かす。
「 問 題 設 計 表 」 の 作 成 ・ 活 用
国語総合・数学Ⅰ・英語Ⅰの定期考査問題 それ以外の教科・科目の定期考査問題
「問題設計表 p.27( 参照)」を作成し、各 同様に「問題設計表」を作成し、各設問のね 設問のねらいや評価の観点を明確にすると らいや評価の観点を明確にするとともに 「問、 ともに 「問題設計表」を活用して考査結、 題設計表」を活用して考査結果を分析しその後 果を分析しその後の指導に役立てる。 の指導に役立てる。
学 習 状 況 等 調 査 の 結 果 の 活 用
活用 その1 活用 その2 活用 その3
年度内に本調査で実施した 本調査で実施した「学習状 本調査で実施した「学習状況
「学習状況等調査」を再度実 況等調査」を全校生徒を対象 等調査」に学校独自調査の項目 施し、授業改善等の取組の成 に実施し、全校的に授業改善 を加えて実施し、授業改善策の 果を評価する。 策の取組を評価する。 取組をきめ細かく評価する。
学力等実態調査を活用して授業改善等を図る年間計画モデル例
月 国語・数学・英語 その他の教科
学期 PDCAサイクル
課題解決策の検討・決定 課題解決策の検討・決定 後 3
A P/
課題解決策の検討 ・教科部会 ・教科部会
課題解決策の決定 ・シラバスの改善 ・シラバスの改善 期
課題解決策の実行 ・シラバス提示 ・シラバス提示 4 D
・授業実践 ・授業実践
学力等実態調査の実施
5 ・
・生徒による授業評価 ・生徒による授業評価 6 指導の成果の把握
・問題設計表の作成 ・問題設計表の作成 C 課題の明確化
前期中間考査 前期中間考査
前 ・ ・
課題の明確化 課題の明確化
・教科部会 課題解決策の検討・決定 ・教科部会 課題解決策の検討・決定 A P/
課題解決策の検討
ペーパーテストの結果の分析 課題解決策の決定 ・
学習状況等調査の結果の分析 学習状況等調査の結果の分析
7 ・ ・
課題の明確化 課題の明確化
・教科部会 ・教科部会
課題の共有 課題の共有
・校内研修会 ・校内研修会
課題解決策の検討・決定 課題解決策の検討・決定
・教科部会 ・教科部会
課題解決策の実行 ・授業実践 ・授業実践
8 D
指導の成果の把握 ・生徒による授業評価 ・生徒による授業評価 課題の明確化 ・問題設計表の作成 ・問題設計表の作成 9 C
前期期末考査 前期期末考査
・ ・
課題の明確化 課題の明確化
期 ・ ・
教科部会 課題解決策の検討・決定 教科部会 課題解決策の検討・決定 A P/ 課題解決策の検討課題解決策の決定
課題解決策の実行 ・授業実践 ・授業実践
10 D
学習状況等調査の実施(2回目)
指導の成果の把握 ・
公開授業・研究授業 公開授業・研究授業
C 課題の明確化 ・ ・
・教員による授業評価 ・教員による授業評価
課題の共有 課題の共有
A P/ 課題解決策の検討 ・校内研修会 ・校内研修会
課題解決策の検討・決定 課題解決策の検討・決定
課題解決策の決定 ・教科部会 ・教科部会
課題解決策の実行 ・授業実践 ・授業実践
D 11
・生徒による授業評価 ・生徒による授業評価
後 指導の成果の把握
・問題設計表の作成 ・問題設計表の作成 C 課題の明確化
後期中間考査 後期中間考査
・ ・
課題の明確化 課題の明確化
・教科部会 課題解決策の検討・決定 ・教科部会 課題解決策の検討・決定 A P/ 課題解決策の検討課題解決策の決定
・授業実践 12
課題解決策の実行 ・授業実践 D
1
指導の成果の把握 ・生徒による授業評価 ・生徒による授業評価 課題の明確化 ・問題設計表の作成 ・問題設計表の作成
期 C
学年末考査 学年末考査
2 ・ ・
課題の明確化 課題の明確化
・教科部会 課題解決策の検討・決定 ・教科部会 課題解決策の検討・決定 A P/
課題解決策の検討 課題解決策の決定 3
・シラバスの改善 ・シラバスの改善 課題解決策の実行 ・シラバス提示 ・シラバス提示 前 4 D
・授業実践 ・授業実践
期
2
3
4
1
● 学力等実態調査の集計結果の分析等
①
・学力等実態調査の集計結果を分析し、課題を明確化する。・すべての教員が課題を共有し、解決策を検討・決定する。
● 「問題設計表」を活用した考査結果の分析、課題の明確化及び課題解決策の検討・決定
②
(1)学力等実態調査のペーパーテストの「問題設計表」の考え方を参考にして、各科目の 考査問題の「問題設計表」を作成する (問題設計表の作成例〔p.27参照 )。 〕(2)「問題設計表」の作成に当たっては、指導上の課題の解決状況を的確に把握できるよ う工夫する。
(3)定期考査実施後に 「問題設計表」を活用して考査結果の分析を行い、授業改善の成果、 を検証する。
学習状況等調査の実施及び調査結果の分析
③
●・4月に学力等実態調査で実施した「学習状況等調査」を公開授業前に再度実施し、前回と の結果と比較・分析し、授業改善等の成果を検証する。
● 公開授業・研究授業及び授業評価の実施
・学力等実態調査結果の分析により明確になった課題など、課題を焦点化した公開授業・
研究授業を実施する。
・授業改善の成果を客観的に把握するため「生徒による授業評価」や「教員による授業評 価」を実施する。
● 校内研修会及び教科部会における課題解決策の検討
・公開授業や研究授業を実施した当該科目について 「生徒による授業評価」や「教員に、 よる授業評価」の結果を踏まえて授業改善の成果や課題について協議し、当該科目の課 題を明確化し課題解決策を検討する。
・学校全体ですべての教科の指導上の課題を共有し、次の3つ視点から課題解決策を検討 する。
(次の授業から改善を図る必要があるもの)
短期的な改善
(次の単元や次の考査で改善を図る必要があるもの)
中期的な改善
(学校体制の見直しを図り次年度から取り組む必要があるもの)
長期的な改善
各教科部会における課題の明確化及び次年度に向けた課題解決策の検討・決定
④
●・学年末考査の結果を分析し、課題の明確化を図る。
・1年間の授業改善等の取組の成果と課題を踏まえて、次年度に向けた課題解決策を
◆ペーパーテストや学習状況等調査により明確になった課題を踏まえた授業改善等の取組例 指導内容に ・当該科目を履修している学年において指導の改善を図る。
係る課題 ・調査を実施した学年において改めて指導を行う。
・定期考査等において課題の解決状況を把握する。
評価の観点 ・当該教科のすべての科目において指導の改善を図る。
別の課題 ・定期考査等において課題の解決状況を把握する。
家庭学習習 ・すべての教科において指導の改善を図る(日常の教科指導 慣等の課題 における改善項目として位置付ける 。。)
学習状況等調査
ペ ー パ ー
テスト
生徒による授業評価を生かした授業改善 実践事例 1
A高校の実践事例
生徒による授業評価を、授業改善のためのPDCAサイクルに位置付け、授業目標の達成度に ついての生徒自身の評価を教材作成や授業改善に生かしている。
授業改善のためのPDCAサイクル
Plan 授業目標
Do 実践
・生徒を授業に主体的に参加させる観点か 評価・分析 Check ら、生徒自らの授業への取組について自
己評価させる項目を設けている。
・第2回目の「生徒による授業評価」の実 施の際に、学力等実態調査の「学習状況 改善 Action 等調査」も実施し、4月の状況との変化
を見る。
生徒による 授 業 評 価
生徒による授業評価アンケート
生徒の皆さんの授業に対する思いや考えを教えてくだ さい。
a~cについて該当する番号に○をつけてください (d。 は授業に関しての要望を自由に書いてください)
a この科目の授業中での 1 常に真剣に臨んでいる 態度はどうですか。 2 だいたい真剣に臨んでいる
3 あまり真剣に臨んでいない 4 全く真剣に臨んでいない b 先生は理解を促すため 1 よく工夫されている
の工夫をしていますか。2 だいたい工夫されている 3 あまり工夫されていない 4 全く工夫されていない c 先生の教え方(説明・ 1 とても分かりやすい
板書・進み具合など) 2 分かりやすい はどうですか。 3 やや分かりにくい
4 とても分かりにくい d 授業に関しての要望な
どがありましたら、自 由に書いてください。
各教科担任の反省点・改善点
科目 ○○ 学年○年 担当者 ○○○○
1 今回のアンケートから分かったこと、反省 しなければならないこと。
・生徒の授業に臨む姿勢は良い。
、 。
・授業内容に関しては おおむね良好であった
・グループ学習後に生徒自ら問題を説明する形 式を実施したが、多くの生徒から「もっとや りたい」という声があった。
2 今後の授業で改善する点
・生徒に分かりやすい板書を工夫する。
・適宜、演習の時間を設け、理解の不十分な生 徒を個別に指導する。
・学習した内容の定着度を確認し授業中にこま めに生徒の理解度を把握し、授業中に解決す るよう努める。
生 徒 による授業
評 価の 結 果 を踏まえ
て、各教
科担
任が反省点と改善点をまとめ、生徒に提示する。
授業改善年間計画(一部)
9 生徒による授業評価
10 公開授業月間
11
12 生徒による授業評価
月 1回目の生徒に
よる授業評価を踏 まえ改善された授 業について、再度 生徒による授業評 価を実施し、授業 成果を検証 改善の
している。
授業評価シート例
ここでは、各学校の参考となる、目的別の授業評価シートを紹介します。
授業評価シートは、評価の目的や対象人数等に応じて、選択式にしたり自由記述式した りします。また、生徒にとって回答しやすいことや、集計・分析がしやすいことも考慮し て作成します。
「生徒による授業評価」を実施するに当たっては、事前に生徒に授業評価の目的や意義 について十分理解させることが必要です。
実施後に、集計結果や改善の方策について生徒に説明することが大切です。
授業評価シート例①
■本時の授業に対する評価
本時の授業の最後に生徒に記述させ、課題を把握し、次時の授業において改善を図ることがで きます。集計に時間が掛からないよう、評価項目はあまり多くしない方が効率的です。
○今日の授業について思ったことを書いてください。今後の授業に生かしていきたいと思います。
科目 月 日 曜日 年 組 番 氏名
1 授業の良かったところ
2 改善して欲しいところ
授 業 記 録 年 組 番 氏名
「評価」の欄はa~dから1つ選び、選んだ理由を「理由」の欄に書いてください。
○月○日(○) 学習項目 ○○○○
評 価 項 目 評 価 理 由
1 授業に対する姿勢 a とてもがんばった b ややがんばった c あまりがんばらなかった d 全くがんばらなかった 2 授業内容 a すべての内容が理解できた
b だいたい理解できた
※c、dと回答した人は 「理解できなかった」ところ
c 理解できなかった 、
も記入すること。
d 全く理解できなかった 3 先生の話 a とても分かりやすかった
b 分かりやすかった
※c、dと回答した人は 「分からなかった」ところも
c 分かりにくいところがあった 、
記入すること。
d 全く分からなかった 4 感想や意見
教科担任からのコメント
授 業 評 価 シ ー ト 例 ②
■毎時間の授業に対する継続的な評価
毎時間の授業終了時に授業評価シートを生徒に記述させ、きめ細かく生徒の学習状況を把握す るとともに、過去の記述内容を見ることにより当該生徒の学習状況の傾向を把握することができ ます。
授 業 評 価 シ ー ト 例 ③
■単元終了時の理解度の評価
単元の各項目ごとに生徒の理解度を把握することができ、理解が十分でない項目を的確に把握 することによって、次の単元に入る前に補充授業や個別指導などを行うことができます。
科目名 年 組 番 氏名
「分かったこと 「分からなかったこと 「できるようになったこと 「できなかったこと 「質」 」 」 」 問したいこと 「疑問に思ったこと 「授業に対する要望」などについて書いてください。」 」
月/日 記 載 内 容
/
/
/
1年「数学Ⅰ・数学A」学習振り返りシート ≪数学Ⅰ 第1章 方程式と不等式≫ (記入日 6月 日)
1年 組 番 氏名
Ⅰ キーワードで振り返る
※表の「理解できたもの」の各項目について、よく理解できなかったものには◎、ある程度理解できたものには○で囲んで ください。
学習項目 理解できたもの
単項式、係数、次数、多項式、項、整式、同類項、定数項、降べきの順 1 多項式の加法と減法
指数(法則 、累乗、分配法則、展開の公式、置き換えによる展開
2 多項式の乗法 )
(共通)因数、因数分解の公式、たすきがけ、置き換えによる因数分解 3 因数分解
有理数、有限小数・無限小数、循環小数、実数、無理数、数直線、絶対値、座標 4 実数
平方根、根号、有理化 5 根号を含む式の計算
方程式、解、等式の性質、不等式、不等式の性質、移項、連立不等式 6 1次方程式と1次不等式
絶対値を含む方程式・不等式 7 絶対値と方程式・不等式
因数分解による解法、平方根による解法、解の公式、実数解、重解、実数解の個数 8 2次方程式
Ⅱ この章を学んでの感想、今後の学習への決意など
授 業 評 価 シ ー ト 例 ④
■授業全般についての生徒の自己評価及び授業内容や指導方法等に対する評価
生徒の自己評価や授業内容、授業方法など様々な観点から授業全体を網羅的に評価する ことができます。
○このアンケートは、授業者(教科担任)と生徒の両者で授業をよくしていこう、ということを目的としたアンケートです。
回答内容が成績に影響することはありません。みなさんの率直な意見を聞かせてください。
○評価方法について
①: とても当てはまる」「 ②: やや当てはまる」「 ③: あまり当てはまらない」「 ④: ほとんど当てはまらない 、「 」 の4段階で評価し、○印を付けてください。
評 価
大項目 小項目(具体的な評価)
① ② ③ ④ 1 授業開始のチャイムが鳴る前に席に着いている。
2 授業前に授業の準備をしている。
3 授業中は意欲的に臨み、集中している。
自分自身の取組状況 4 先生からの質問に積極的に発言したり、質問している。
5 授業の予習・復習など家庭学習を心がけた。
6 私語、居眠、携帯など授業マナーの違反はしなかった。
7 宿題・提出物はきちんとやって提出している。
8 テストに一生懸命取り組んでいる。
9 この授業は、学習内容が分かりやすいよう準備され、工夫されている。
10 この授業は、進め方に無理がないように考えられている。
授業内容 11 この授業を受けて、この科目に対する興味・関心が増した。
12 この授業では、生徒に考える時間や考えたことを発表する場面が設けられ ている。
13 この授業を受けて、学力や技能の向上を感じた。
14 先生の板書は見やすい。
15 先生の声の大きさは聞きとりやすい。
16 先生の説明・指示の仕方は分かりやすい。
指導方法 17 先生が用意するプリントや資料類は分かりやすい。
18 先生は生徒の質問に分かりやすく対応してくれる。
19 先生は熱心に授業をしている。
20 話を聞くだけでなく、問題を解いたり、文章を作るなど作業をする時間が あった。
21 学年で統一プリントで学習する形式はよかった。
その他
22 プリントを保存するファイルがあってよかった。
◆この授業に対する意見、感想、要望などを自由に書いてください (※足りなければ裏面を使ってください )。 。
授 業 評 価 シ ー ト 例 ⑤
■学期末の自己評価及び授業評価
各学期ごとに生徒の学習状況を把握し、休業期間中に教材開発や指導計画の見直しを行い、次 の学期の授業改善を図ることができます。
○前期の授業を振り返って、次の質問項目に回答してください。後期の授業を行う上での参考にします。
○評価方法は、について4段階で評価し、1~4のうち1つに○印を付けてください。
1( )~5( )の評価基準1: 大いに当てはまる」1 5 「 2「当てはまる」 3「当てはまらない」 4「全く当てはまらない」
質 問 項 目 評 価
(1) 授業はいつも時間どおりに始まり、終わっている。 1 2 3 4 (2) 先生は授業中に私語や居眠りをしている生徒を注意している。 1 2 3 4 1 授業規律
(3) 先生は教科書・ノート・ワークなど必要な教材を準備させている。 1 2 3 4 (4) 先生は授業の途中で教室に入る生徒に入室許可証を提出させている。 1 2 3 4 (1) 先生は最初にその授業の「ねらい」を説明している。 1 2 3 4
(2) 授業の説明は全般的に分かりやすい。 1 2 3 4
2 授業展開
(3) 先生は小テストなどを実施して、理解を深める工夫をしている。 1 2 3 4 (4) 授業を受けて、その授業の「ねらい」が何であったか分かることが多い。 1 2 3 4 (1) 生徒とのコミュニケーションを図り、質問しやすい雰囲気がある。 1 2 3 4 3 雰囲気 (2) 授業を一緒に受けているクラスに親しみを感じている。 1 2 3 4 (3) 先生は明るく楽しそうに授業をしている。 1 2 3 4 (1) 考査(実技テスト)は授業内容と比べて適切な難易度になっている。 1 2 3 4 (2) 評価・評定の方法や観点の説明をきちんと受けた。 1 2 3 4 4 考査・評価 (3) 自分の成績(評価)が適切にされていると思う。 1 2 3 4 (4) 生徒の学力(能力)をよく把握している。 1 2 3 4 (5) 授業を受けて自分の学力や知識、技術などが向上したと思う。 1 2 3 4
(1) 授業の予習・復習をしている。 1 2 3 4
(2) 毎時間チャイム前に席に着き授業の準備をしている。 1 2 3 4 (3) 授業規律(私語・居眠り・教材の準備)を守って授業を受けている。 1 2 3 4 5 自己評価 (4) 積極的に授業に参加し 授業内容を理解しようとしている 発言・発問、 ( )。 1 2 3 4
(5) 考査に十分準備をして臨んでいる。 1 2 3 4
1 2 3 4 (6) 1日の平均的な家庭学習時間(1「1時間以上」 2「30分以上1時間未
満」 3「30分未満」 4「全くやっていない )」
◆これまでを振り返って、授業の反省点を書いてください。個々の授業について書く場合は、科目名も書いてください。
授 業 評 価 シ ー ト 例 ⑥
■教員の指導方法に対する評価
教員の指導方法に対する生徒による授業評価から、教員自身が普段あまり気づいていな かった課題について明らかになることもあります。
このアンケート用紙は、授業をよりよいものにするために、生徒の皆さんに回答してもらうもの です。あてはまる項目の1~4に○を付けてください。その他の項目は、他に気づいた点があった ら記入してください。
1 そう思う 2 だいたいそう思う 3あまりそう思わない 4 そう思わない
科目名 年 月 日( ) 番 氏名
1 話し方
①言葉がはっきりしている。 1 2 3 4
②声の大きさはちょうどよい。 1 2 3 4
③話す早さはちょうどよい。 1 2 3 4
④その他 2 板書の仕方
①文字の大きさはちょうどよい。 1 2 3 4
②文字の形は見やすい。 1 2 3 4
③分かりやすく整理されている。 1 2 3 4
④その他 3 発問の仕方
①何が発問されているかよく分かる。 1 2 3 4
②発問の意味が分からない時、詳しく説明してくれる。 1 2 3 4
③発問後、考える時間をとってくれる。 1 2 3 4
④その他
4 説明や指示の仕方
①分かりやすい。 1 2 3 4
②ていねいである。 1 2 3 4
③具体的である。 1 2 3 4
④その他
5 生徒への対応
①生徒の意見を大切にしてくれる。 1 2 3 4
②生徒の考えを引きだそうとしてくれる。 1 2 3 4
③間違えても温かく見守ってくれる。 1 2 3 4
④その他
教員相互の授業評価を生かした授業改善 実践事例 2
B高校の実践事例
今年度は 「生徒に思考力・判断力・表現力を伸ばす授業」をテー、 マに学力向上を目指して授業実践に取り組んでいる。
各教科担任は、生徒による授業評価や年に2回実施している「公開 授業月間」における教員相互の授業評価、公開授業後の合評会等を通 じて授業改善を図っている。
公開授業月間には、本校の教員のみならず近隣の高校や中学校の教 員も対象に公開するとともに、合評会では「確かな学力を育む高校教 育推進事業」のサポートチームの派遣を依頼し指導・助言を受けてい る。
、
・公開授業の授業者は
「授業のねらい」が 達成されたかについ て授業の参観者が判 断しやすいように、
あらかじめ学習指導 案により授業構想を 示す。
「5 単元の目標」
を踏まえて、本時の目 標や生徒に身に付けさ せたい力を具体的に記 入する。これが、授業 を評価する上でのポイ ントとなる。
「学習活動」の項目 は、生徒の学習活動が 計画どおりに行われて いるか、評価者が実際 の授業と比較して評価 することになるので、
生徒の活動が具体的に 分かるように記載する ことが大切である。
授 業 者 学 習 指 導 案
1 実 施 日 平 成 ○ ○ 年 ○ 月 ○ 日 ( ○ ) ○ 校 時 2 場 所 第 ○ 学 年 ○ 組 ○ 名
3 生 徒 第 ○ 学 年 ○ 組 ○ 名 4 単 元 名 「 ○ ○ ○ ○ 」 5 単 元 の
目 標
6 単 元 の ・ 指 導 計 画 ・
評 価 規 準
思 考 ・ 判 断 技 能 ・ 表 現 知 識 ・ 理 解 関 心 ・ 意 欲 ・ 態 度
C と 評 価 し た 生 徒 へ 評 価 の 観 点
時 評 価 規 準 評 価 方 法
の 具 体 的 な 手 だ て
① ② ③ ④
本 時
7 本 時 の 目 標 8 本 時 の 展 開
指 導 内 容 学 習 活 動 指 導 上 の 留 意 点 / 評 価 の 観 点 指 導 段 階
導 入
展 開
ま と め
【 関 : 関 心 ・ 意 欲 ・ 態 度 、 【 思 : 思 考 ・ 判 断 、 【 資 : 資 料 活 用 の 技 能 ・ 表 現 、 【 知 : 知 識 ・ 理 解
① 】 ② 】 ③ 】 ④ 】
授業改善年間計画(一部)
月
生徒による授業評価 第1回公開授業月間 9
合評会 10 授業改善
11
生徒による授業評価 第2回公開授業月間 12
合評会
授 業 評 価 シ ー ト 例 ⑦
■ 教員相互による授業評価シート
授業評価シート(相互評価)
授業科目 学習単元 実施学年 年
実 施 日 平成 年 月 日( ) 校時 授業者 参観者
1及び2の「本時の重点」について、授業者は、あらかじめ必要事項を記入し、授業参観者に配付する。
▲
各評価項目の「本時の重点」の欄に○又は◎を記入する (○は重点を置く項目、◎は特に重要視する項目、該当しない項目は空欄)
▲ 。
1 本時の到達目標
2 評価(参観者は各評価項目については、4,3,2,1,の4段階で記入する )。
4: そう思う」「 3: だいたいそう思う」「 2: あまりそう思わない」「 1: そう思わない」「
本時の重点 評 価
①教科の指導目標に基づいた授業計画になっている。
計
②学習形態・授業方法など生徒の状況に応じた工夫をしている。
画
③授業準備が十分にされている。
準
本時の重点項目に関する特記事項 備
④授業のねらい、本時の目標を明確に示している。
授 ⑤生徒の探究心を喚起し、学習意欲を高める工夫をしている。
業 ⑥実験・実習を通して、自ら課題解決を目指す工夫をしている。
の ⑦探究活動の結果をレポート・発表などで表現させている。
内 ⑧実生活、実社会に関連させた指導の工夫をしている。
容 ⑨次の学習への関心を高める工夫をしている。
本時の重点項目に関する特記事項
⑩生徒が理解しやすい説明や話し方であった。
⑪生徒の理解を促すような適切な発問や指示をしていた。
指 ⑫授業のポイントを効果的にまとめた板書がされていた。
導 ⑬視聴覚機器や教材を効果的に用いていた。
方 ⑭生徒の理解度や到達度を把握し、適切な助言を行っていた。
法 ⑮説明・演習・考察などの時間配分は適切だった。
等 ⑯生徒の状況に目を配り、授業の雰囲気を高めていた。
⑰授業改善につながる評価の場面を組み入れていた。
本時の重点項目に関する特記事項
3 授業全体についての特記事項・感想
目標管理手法による授業評価と授業改善システム 実践事例 3
C高校の実践事例
生徒による授業評価と教員相互による授業評価を、授業改善のためのPDCAサイクルに位置 付けた「授業評価・授業改善システム」を構築し 「確かな学力」の育成を図っている。、
従来から実施している「授業評価」について分析し、 従来から「公開授業週間」を設置していたが、形骸化 次のような課題があると考え、工夫・改善を行った。 等が課題となっており、工夫・改善を行った。
課 題 課 題
1 アンケート形式では 本質的な改善につなげにくい、 。 1 授業者と参観者の情報交換が希薄である。
2 評価の目的が明確になっていない。 2 単発の授業参観では、十分な分析・評価は難しい。
3 シラバスとの関連が十分に図られていない。 3 研修内容が記録として残りにくい。
4 確かな学力の向上に寄与しているかどうかを十分に 4 授業公開が、授業改善につながるという実感を持て
検証できていない。 ない。
工夫・改善のポイント 工夫・改善のポイント
。 1 生徒が授業のどの内容が分かって、どの内容が分か 1 授業者と参観者が情報交換できるシートを作成する
らないか、授業目標に到達できたかどうかなどを、生 2 1時間の授業ではなく、複数回の授業を参観する。
徒自身が理解できる評価とする。 3 一人の教員が行う授業を、複数の教員が参観する。
2 教員が分析を行い、生徒が分からない原因を考える 4 授業改善につなげるための方策を検討するとともに ことで どのように授業を改善すれば理解度が高まり、 、 その方策に基づいた実践を行う。
学ぶ意欲が向上するかを考えることができる資料にで 5 生徒による授業評価と併せて、改善内容をシラバス
きる評価とする。 に反映する。
シラバス
↓ 単元の指導計画
↓ 指導案(目標)
↓ 授業実施
↓ 授業評価
↓ 授業の工夫改善 P D C A サ イ ク ル
確 か な 学 力 の 向 上
1 授業目標の提示
2 授業目標に対する生徒の意識調査 3 授業展開
4 授業評価(授業評価シート)
自己評価 相互評価
理解度、関心・意欲 集団の態度・グループ学習 生 徒
授業内容 等 発表・作品・レポートの評価 による
定着度、授業内容 授業研究 教 師
シラバス 等 教科内・教科間評価 による
授 業 評 価 の 流 れ
生徒の評価力育成 教師の指導力向上 目標管理手法による授業評価・授業改善システム
生徒による授業評価 教員相互による授業評価
授 業 評 価 シ ー ト 例 ⑧
■ 生徒による授業評価シート
生徒による授業評価シート
◇ この授業評価は、次の3点を目標として実施するものです。
授業評価を通して、 ① 授業の改善に役立てる。
② あなた自身が分かったこと、分からなかったことを明らかにする。
③ 学習方法の改善などの解決策を自ら考える力をつける。
※ 単なる感想や批判ではなく、前向きな意見を、しっかり考えて記入してください。
1 授業目標(単元等の授業目標)
。( 。 、 。)
※ 教員が記入しても良い 様々な観点から目標を複数設定する その中から 重点目標を設定する 授業前に生徒に配布し、確認させる。
2 あなたは、この単元の授業においてどのような取組を行いましたか。
(1) ノート・メモを取った
(2) クラスメートと内容を確認しあった。
(3) 教えてもらった内容をイメージ化して図などにあらわした。
(4) イメージトレーニング等を行った。
(5) 問題集や参考書を活用した。
(6) 予習をした。
(7) 復習をした。
(8) 授業での疑問点を、先生にたずねた。
(9) その他
3 1の授業目標について、どのくらい達成できましたか。
(1) ほとんど達成できていない。
(2) 重点目標は達成できた。
(3) 重点目標のほか、別の目標1つを達成できた。
(4) 重点目標のほか、別の目標2つを達成できた。
(5) ほぼ達成できた。
4 【3で(2)~(5)と回答した人】授業目標が達成できたきっかけは何ですか。
(1) 授業(先生の説明)
(2) 友達との勉強
(3) 復習(プリントを含む)
(4) 授業外の質問 (5) その他
【3で(1)と回答した人】 授業目標が達成できなかった主な理由は何だと思いますか
5 授業について答えてください。
(1) 説明の声の大きさはどうですか。 他
はじめに、授業評価 を実施する目的を明 確に示します。
事前に、授業目標を 明確に示します。
生徒自身の取組につ いて、振り返りの機 会を設定します。
授業目標の達成度に ついて自己評価させ ます。
授業目標を達成できた、
又はできなかった要因に ついて振り返りの機会を 設定します。
授業技術について評 価させます。
授 業 評 価 シ ー ト 例 ⑨
■ 教員相互による授業評価シート
授業者が授業前に記入
1 単元(本時)の授業目標(生徒の到達目標・行動目標、生徒に身に付けさせたい力等)
2 授業目標達成に向けた指導について (1) 指導内容
(2) 教材 (3) 指導方法
3 (本時の)授業計画(方法またはポイント)
(1) 板書 (2) 発問 (3) 説明
(4) 授業構成および学習活動(学習指導案)
授業参観者が授業観察後に記入して授業者に提出 4 生徒の授業目標達成の状況
5 目標達成に向けた指導と授業計画に対する評価(主に授業者の指導に係る評価)
※ 授業参観者は、評価項目ごとに、記入してください。
評価項目 参考になった点・疑問点・質問等 評 価
指導内容 4・3・2・1
教 材 4・3・2・1
指導方法 4・3・2・1
板 書 4・3・2・1
発 問 4・3・2・1
説 明 4・3・2・1
6 教科(科目)の評価規準(生徒の活動を含めた具体的な評価)
※ 授業参観者は、評価規準に従って記入してください。
評価規準(授業者は、事前に記入すること )。 評 価
1 4・3・2・1
2 4・3・2・1
4・3・2・1
4~6の評価に対して、授業者が記入して授業参観者に回答 7 4~6の評価に対する回答及び授業改善に向けて
(1) 参観者からの意見・質問等に対する回答・コメント (2) 授業改善に向けての今後の取組
(3) シラバスへの反映
事前に、授業目標を 明確に示します。
授業目標を達成させる ための手法や計画を明 示し、評価するポイン トを明確にします。
生徒の授業目標達成度 と授業者の指導内容に ついて評価します。
授業者が評価してもら いたいポイントを記入 します。
授業者が授業参観者に回答すること で、評価から改善へと明確な方向性が 示され、PDCAサイクルが有効に活 用されます。
評価基準
4 : 大変優れている 3 : 優れている
2 : 改善の必要な点がある 1 : 改善の必要な点が多い
組織的に学力向上に取り組むための校内研修 実践事例 4
~ワークショップ型研修を取り入れた校内研修~
D高校の実践事例
・学力向上にかかわ る校内研修会を年 に2回実施してい る。
・第1回校内研修会
(9月実施 では) 、 授 業 評 価 週 間 の
「生徒による授業 評価」の結果を踏 まえ、個々の教員 がどのような授業
ワークショップ型研修の様子
改善を図る必要が
あるかについて検討する。
・第2回校内研修会(12月実施)では、公開授業週間における 教員相互の授業評価の結果を踏まえ、学校全体で取り組む学力
。 、
向上にかかわる方策について検討する 第2回校内研修会では ワークショップ型研修を取り入れた校内研修を実施している。
※「ワークショップ」とは、本来は「作業場」や「工房」を意味する語です。ここで は 「体験型の講座」の意味で使っています。、
■ワークショップ型研修を取り入れた校内研修の進め方
ここでは、A教諭の授業1時間を20名の教諭が授業参観し、その後の校内研修会において参 観者4~5名からなるグループを4つ作り、各グループに分かれて参観した授業の改善の視点や 方策について ワークショップ形式で協議を行った事例を紹介します。
① 公開授業(授業参観)
・各参観者に本時授業の学習指 導案と教材、ピンクと黄色の
、 。
付箋 サインペンを配付する
・各参観者は、授業参観しなが ら「参考になった点」をピン クの付箋に 「改善が必要な、 点・疑問」を黄色の付箋に、
時刻とともに記入する。
・1枚に1項目、大きめの文字 で簡潔に記入する。
・ 各 参 観 者 は 記 入 し た 付 箋 を 右
「参観者用付箋整理シート(
」に整理する。
例)
「授業改善プラン」年間計画
月 計 画
授業評価週間 9
第1回校内研修会 10 シラバス活用
授業改善 11
公開授業週間 12
・教員相互評価
・外部授業参観評価 第2回校内研修会
1 授業改善 2
3 シラバス作成 4 シラバス活用
基礎学力診断テスト 学力等実態調査
●参観者用付箋整理シート(例)
参考になった点 改善が必要な点・疑問 導入
展開
まとめ
10:41
教員は本時のね らいを説明して いる。
10:54 生徒は発問に対 し積極的に意見
。 を言っている
11:13
板書でカードや色 チョークを使用し ている。
10:48
教員は教科書を開 いていない生徒を 注意していない。
10:58 教員は生徒が理 解できているか 確認している。
10:55 Tさんは他の生 徒 の 意 見 を 聞 いていない。
11:25
Kさんはグループ 内の話し合いに参 加していない。
10:56
Mさんは板書の 内容をノートに 書いていない。
11:20
発問について小グ ループに分けて相 談させている。
意欲
② ワークショップ
・各グループで、各参観者の付 箋を授業の流れに沿って模造 紙にはる。
・同じような内容の付箋をグル ーピングする。
・授業の「参考になった点」に ついて評価するとともに、「改 善が必要な点・疑問」につい てお互いの経験を踏まえて協 議する。
・グループ協議の後、協議内容 について、代表者が全体会で 発表する。
・授業者がグループ協議や全体 会での発表を踏まえて感想を 述べる。
・参観者が授業参観及びワーク ショップを通じて今後の自分 自身の授業の参考になった点 などについて述べる。
各グループにおいて、各参観者の記入した付箋を、授業の展開の流れに沿って10分刻みの時 系列による分類を行い 「教員の指導」と「生徒の学習」との相互関係を明確にしながら、授業、 改善の視点や方策について協議した。この「時系列による分類」は、教員の指示や発問に対する 生徒の動きを把握しやすく、教員の指導上工夫改善を協議する時に効果的な分類方法です。
その他の分類方法
付箋の分類には様々な方法が考えられます。研修の目的に応じて工夫した分類をすることによ り協議を効果的に進めることができます。次に紹介する付箋の分類は、教科の指導法の具体的な 課題について、授業改善の視点や方策を協議する時に効果的な分類方法です。
・模造紙の縦軸に「参考になっ た 点 - 改 善 が 必 要 な 点 ・ 疑 問」を、横軸に「教師の指導
-生徒の活動」をとって、各 参観者の付箋をグルーピング し「板書の仕方」や「発問の 方法」といった小見出しを付 けて整理する。
・ 本時のねらいが達成された「 かどうか」また「授業者の指 導法の課題はどこにあるか」
などについて整理していくと により、授業の達成度や指導 法の課題が明確になり、授業 改善の視点や方策の協議を効 果的に行うことができます。
10:41 教員は本時のね らいを説明して いる。
10:53 教 員 の 生 徒 に 対 す る 指 示 は 的確である。
時系列による分類 模造紙
10:40 10:50 11:00 参
考 に な っ た 点
改 善 が 必 要 な 点
・ 疑 問
10:41 身近な事例を使 って生徒の関心 を高めている。
11:00 生徒は分からな い箇所の説明を 求めている。
10:45 10:58 11:06
10:41 Kさん は 先 生 の 説 明 を 聞 い ていない。
10:44 教員は生徒の私 語を注意してい ない。
10:59
教員が説明を途 中でやめて板書 なぜか。
10:56 Mさんは板書の 内容をノートに 書いていない。
11:01
教員は発問意味が 分からない生徒に 対応していない。
11:02 Nさん は 宿 題 の 内 容 を メ モ していない。
理解度 板書の仕方
発問の方法
グ ル ー ピ ン グ
グ ル ー ピ ン グ
グ ル ー ピ ン グ
グ ル ー ピ ン グ
グ ル ー ピ ン グ グ ル ー ピ ン グ
意欲
グ ル ー ピ ン グ 発問の方法
理解度 10:54
生徒は発問に対 し積極的に意見
。 を言っている
11:04 板書の時間と説 明の時間を分け ている。
板書の仕方
2つの座標軸による分類 模造紙
参考になった点
教師の 生徒の 指導 活動
家庭学習習慣の定着を目指した取組 実践事例 5
ここでは、生徒の家庭学習習慣の定着を目指した取組事例を紹介します。
生徒の家庭学習習慣の定着を目指した取組として、朝テストの実施、課題やノート提 出などが多くの学校で行われています。これらの取組を継続することが、学力向上につ ながることを、生徒自身に実感させるようにすると効果的な取組となります。
朝テスト等の小テストに対して生徒を意欲的、継続的に取り組ませるためには、その 成果をグラフ化するなど目に見える形で示すといった工夫をすることによって効果的な 取組となります。
また、予習や復習をさせたり、課題やノートを提出させたりする場合などは、家庭で の学習が授業と関連付けられていて、家庭学習をしたことによって授業内容がよりよく 理解できるように工夫すると効果的な取組となります。
■ 朝テスト等の実施 E高校の実践事例
○ 朝テスト(新聞記事)
・ねらい「社会の諸問題に対する正しい知識や思考力、判断力を身に付けさせる 」。
・火曜日から金曜日まで「新聞記事」を朝、配付する。
・月曜日の朝のSHRで、前の週に配付した「新聞記事」から小テスト(漢字の読み5点・内 容理解5点)を実施する。
・7点以下の不合格者には「新聞記事の要約」の課題を与える。
○ 朝テスト(漢字)
・ねらい「社会人として必要な漢字力を身に付けさせる 」。
・火曜日から金曜日までの朝のSHRで、漢字テスト(5分程度)を実施する。
・範囲はテキストの約1ページ分、30個程度の漢字を10題出題する (10点満点)。
(※テキストは市販されているものを年度当初に購入させている )。
・7点以下の不合格者には「漢字書き取り」の課題を与える。
○ 数学マラソン
・ねらい「数学の基礎的・基本的な知識を身に付けさせる 」。
・毎週月曜日の帰りのSHRで、数学の小テスト(20分程度)を実施する。
・小テストの問題は、前の週の授業で学習した範囲で、主に年度当初に購入させている参考書 や問題集から出題する。
・不合格者には翌日に追試を実施し、更に不合格の者には翌々日の放課後に追々試験を実施す る。
・追々試験でも不合格の者には補習を実施する。
■ 課題プリント・ノート提出 F高校の実践事例
・ノートを提出する際は、必ず生徒に
○ 課題プリントの提出
・課題プリントは 週2回程度与え 提出させ添削する、 、 。 質問や感想を書かせ、教科担任は、
・授業で学習した内容について家庭で復習させるための 質問に対する回答や感想に対するコ
。
問題を与える。 メントを書いて生徒に返却している
・課題プリントは試験範囲に含める。 ・ノート提出によって、生徒の学習状 況をきめ細かく把握することができ るとともに、生徒と教科担任との意
○ ノート提出
・週1回(毎週月曜日)提出させる。 志の疎通を図ることができた。
・予習・復習した跡の見られないものや板書したことし ・生徒がリズムをつかむまで、提出期 か書いていないものなど、取組が不十分な場合はやり 限を守らせる指導をしたり、ノート
直しをさせる。 の書き方の指導したりするなどきめ
・欠席した者については 登校時に速やかに提出させる、 。 細かな指導が必要であったが、途中
・熱心な取組やすばらしいノートについては、学年全体 から生徒は自分の努力が目に見える
に紹介する。 形で残るので、自主的に取り組むよ
うになった。
■ 週末課題 G高校の実践事例
○ 対象教科
・週末課題は、国語・数学・地歴・公民・理科・英語の6教科で、各週 1 教科ずつ実施する ことを基本とする。
○ 配付方法等
・週末の帰りのSHRで、クラスにおいて生徒に週末課題を配付し、週明け(月曜日)の朝回 収する。
○ 課題内容
・課題は、復習を中心とした内容で、作業学習ができるように配慮する。
例 国語…「漢字書き取り」と「書き取った漢字の繰り返し練習」など 評価の観点
① 「漢字書き取り」は、教科書の漢字を正確に書き写しているかを見る。
100問出題した中で、5問(5%)空欄があれば、提出は不完全なものと判断す る。
② 「書き取った漢字の繰り返し練習」は指定回数分練習しているかどうかを判断す る。
学習方法等の工夫・改善 実践事例 6
、 。
ここでは 学習方法の工夫・改善や学習方法を身に付けさせる工夫を行った取組事例を紹介します
調査研究や報告会の実施や、スピーチやディベートの機会の設定などの取組を行って いる学校では、思考力や判断力、表現力の育成が図られ、生徒の学習意欲の向上につな がっている事例があります。
大学や地域の施設等と連携した取組では、事前学習、事後学習を充実させることや、
発表会やレポート作成等の生徒の振り返りの機会を設定することなどの工夫によって、
思考力や判断力、表現力を育成する効果的な取組となります。
郷土の歴史や文化への理解を深める取組を実施することで、地域についての学習と通 常の授業との関連が理解されるとともに、外部人材の活用などの工夫により、学習意欲 の向上及び思考力・判断力・表現力の育成を効果的に図ることができます。
■ 入学当初のガイダンスの充実 N高校の実践事例
(稚内)
○ 「学習のレシピ (学習方法等の説明書)の活用」
「 、 、
ねらい 入学時のガイダンスを充実するとともに 家庭学習と連動する取組を継続することで 学ぶ意欲の育成と家庭学習習慣の形成を図る」
実施方法
・授業の受け方、家庭学習の仕方、テストの受け方、学 びのスキル(技法)などをまとめた「学習のレシピ」
を作成する。
・入学後に宿泊研修等を実施し 「学習のレシピ」を活用、 し、学習方法等についてガイダンスを行うとともに、
家庭学習を含めた学習サイクルについて実際に体験す る研修等を行う。
・身に付けた学習サイクルが機能するように、朝学習等 を継続的に実施する。
成 果
・学習スタイルの確立により、家庭学習時間の増加、授業の理解度の向上が図られた。
~学びの秘訣~ 掲載内容
学習のRecipe(レシピ)
Ⅰ 学力のつく「授業の受け方」
Ⅱ 学力のつく「家庭学習の仕方」
Ⅲ 学力のつく「定期考査勉強の仕方」
Ⅳ 学力のつく「テストの受け方」
Ⅴ 学力のつく「学習法」 1 目的化法 2 想起法 3 ○△×法
Ⅵ 「確かな学力」のための基礎力をつける
オリエンテーションの様子
Ⅶ 学びのスキル(技法) 「理解」、「メモ」、「読解」、「発言」の技法
Ⅷ 頭の良くなる「思考フォーム」
Ⅸ 「部活動両立」のススメ 「朝勉・端切れ時間活用・頭脳を支える体づくり」のススメ
「
学習のRecipe(レシピ)
~学びの秘訣~」 掲載内容の一部Ⅴ 学力のつく「学習法」
効果的な学習方法を紹介します。学力が伸び悩んでいる人は是非参考にしてください。勉強 法には魔法はありません。コツコツと地道な努力を積み重ねることが肝心です。次に示す3つ の勉強法は、とても効果があります 「これは」と思う方法を実行してください。。
学習法1:目的化法
目標を持つ方法です。例えばこれから1時間「江戸幕府」を勉強するとします。教科書を読んで問題 集を解いて1時間やりました。それだけではだめです。勉強する目的は「理解し覚える」ことにあります。
例えば、目標を「江戸幕府を理解し覚えること」として進めた場合、当然1時間終了後に、この目的が達 成されたかどうかを自分で確認しなければなりません。目標が達成されていたら「OK」となります。目的 を持たないで勉強しないこと。常に「何を学ぼうとしており、何が達成されたらよいか」を意識することです。
「目標の設定」-「実行」-「自己評価」、この学習の流れを確立することです。
学習法2:想起法
「振り返り」とは自分との対話であり、自己の客観化です。自分が学んだことを振り返る。自分を振り返 って反省する。計画通りかどうかを確認する。このように日常の様々な場面で自分を振り返るようにしまし ょう。この「振り返り」を徹底して純化した方法が「想起法」です。この方法は方法としてはとても簡単です。
覚えたこと、勉強したことを思い出すだけです。この想起法は「いつでもどこでも」できます。スキマ時間を 使うのに有効です。その日に勉強したことはその日のうちに片づける。日に日に学力がついてくるのが分 かります。やる気になれば本当に効果的です。
①授業の終わった後にその時間で学習したことを30秒で想起する。
②夜寝る前に今日1日で勉強したことを想起する。
学習法3:○×△法
上の目的化法の目的達成を評価する具体的方法です。8割以上できたら〇、6割程度なら△、それ 以下なら×とチェックします。こうやって、自分の目標が達成できたか、また、今の自分のどこが不完全か を意織します。この方法は問題集をやるとき効果を発します。問題番号の隣に、先ほどの基準で問題を やった後に記入します。問題集は何度もやらなくては意味がありませんので、○の問題ももう一度行いま す。そして、再びできたら◎にします。△×のものは2回目にできたら○にします。そして、もう一度やって
◎、こうやって全ての問題を◎にしたらおしまい、完壁です。教科書の�