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Academic year: 2024

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(1)

高校入試模擬テスト 第2回 1 / 3

ナ ビ

スー パ ー

一⑴

「生じる」は上一段活

用の動詞。した

が っ て

「生じ/生

/生じる

/生じる/

生 じ れ/生じ

ろ ( 生じよ ) 」と活 用 する。

未 然形 と連用形

が同形だが、

打ち消

し の 助 動

詞「な

い」に接続している

か ら

、 ここは

未 然形。

⑵傍線部②の二つあとの文、正答部の直前の

「本を読むおとなの声に耳をかたむけるなか

で、幼児は空想世界に身をゆだねるとともに」

と、の前の「おとなが本を読むのを黙

って聞くことによって、幼児は本の世界を楽

しむだけでなく」がほぼ対応している。

⑶「まだ本の読めない幼児にとっては、ひと

に本を読んでもらうというのが、本との本来

のつきあいかたなのだ」とある。本はおとな

に 読 ん で も ら う の が 当 た り 前 だ と 思 っ て

いたのに、本を読めとすすめられた幼児の驚

きを、筆者は「紙芝居を自分で読めと言われ

たときとおなじ困惑」と書いている。

文 脈 か ら、子 どもの 本 との 関わり方

には、

「読んでもらう段階」と「自分で

( =ひとり

)

読む段階」があって、ここでは前者から後者

に移行する期間のことを言っており、前者の

段階には「失われた共同性」、後者の段階には

「あらたな共同性」が対応しているのがわか

る。この段落の最初に「ひとりで本を読むと

いう行為においては、直接の対人的な共同性

は失われている」とある。

⑸おもにこの段落の後半部に書かれている。

「あらたな共同性」とは、子どもがひとりで

本にむかっているときに、子どもと「意味の

世界・作者・言語社会」それぞれとのあいだ

になりたつ、共同の場、共同関係である。そ

れは「失われた共同性=直接の対人的な共同

性」に比べると、当然「間接的」であり、ま た「格段に抽象的なものになっている」。

⑹第2段落で幼児期の直接的な共同性におけ

るおとなとのもっともゆたかなコミュニケ

ーションが語られている。この部分は、おそ

らくは筆者自身の、子として、親としての体

験からくる確信から、抒情 じょじょう的な描写も見られ

る調子の高い書き方になっている。しかし、

筆者はこの時期と「自分で読む段階」の「新

たな共同性」との、比較、対比はしても、そ

の優劣、正否、好悪は一切論じていない。成

長に従っての後者への移行を事実、あるいは

必然として、成長段階に応じて説明している。

「ここでの

( あら

たな

) 共同

の関係が、本を読

むおとなとそれを聞く子どもの直接的な共同

関係にくらべれば、格段に抽象的なものにな

っていることはあらそえない事実なのだ」と

いう客観的で冷静な記述の後、最後に結論が

述べられている。 「あらたな共同性=そこに生じた共同の場」に

ついて語っている「子どもと意味の世界とのあ

いだに成立しているといってもいいし、子ども

と作者のあいだ、あるいは、子どもと言語社会

とのあいだになりたっているとも言ってもい

いが」の部分は繰り返しや重複が多い。最も大

事な部分である「意味の世界・作者・言語社会」

に着眼し、繰り返しを少なくして簡潔にまとめ

る。 記述問題の満点解答ポイント

(2)

高校入試模擬テスト 第2回 2 / 3

ナ ビ

スー パ ー

二⑵a傍線部③の1~2行前の藤田くんの発言

「でも、決勝まで残っても、最後にはどうせ

東小とあたるから……高見にやられたら」か

ら、高見くんは東小に所属していることがわ

かる。団体戦でも個人戦優勝の高見くんのい

る東小は強く、決勝に残ってくると藤田くん

は予想している。

b個人戦の準決勝で、藤田くんが土俵を割

って勝負がついたのに、高見君はとどめを刺

すように藤田くんの胸を突いた。また、個人

戦がすべて圧勝続きだったのは、もちろん高

見くんが強いことが前提としてあるが、彼が

誰に対しても手加減しなかったから。手加減

をしないというのはそれ自体悪いことではな

い。誰に対しても油断や手抜きをせず、全力

で勝ちにいくということだ。しかし、決まり

手がすべて押し出しか突き出しというほど徹

底すると、攻撃を受ける相手のことや危険性

を省みない非情さや無慈悲 なところ、そこま

で行かなくても、礼を重んじる相撲からはや

や外れた荒っぽさが感じられる。その辺の危

うさに気づいているのは、準決勝で高見くん

と対戦してケガがひどくなった藤田くんであ

る。彼は傍線部③の前の部分で、自分の代わ

りに体力的に劣る、あるいは体ができていな

い五年生が出て高見くんとあたり、大ケガさ

せられることを心配している。

⑶ねんざにもかかわらずふーちゃんがベスト

4まで残ったことに驚き、ぜひ会って声をか

けたい

( よくや

ったと健闘を称えたい

) と思っ

た。しかし、会ったらそれだけではすまない。

足のケガの具合を聞いて、見て、確かめない

わけにはいかない。そして、「もしも、もしも

ほんとうのほんとうにヤバいのなら

( =団

体 戦に出られないほど悪化していたら

) …」

その

時は友人として、ふーちゃんの代わりに出な

いわけにはいかないだろうということを何と

なく感じている。しかし、まだケガの具合を

確かめたわけではなく、そのことをいまは考

えずにいたいと思っている。

⑷前書きに、前々日に藤田くんが大介に団体

戦への出場を頼み込んだとある。大介がどう

答えたのかは書いてないが、試合当日に友人

がゲームを買いに行くのにつき合ったりして

いるので、言い方はともかく断ったのだとわ

かる。ここは、こういう経緯を踏まえて考え

よう。藤田くんは「団体戦、ドクターストッ

プだから」ということを事実として伝え、そ

の結果起ころうとしている困った事態を大介

に説明することで、この状況を変えられるの

は大ちゃん

( の出場

) だけ

だと間接的に訴えて

いる。それを受けた大介にとっては、傍線部

②でうすうすは感じていたこと、あるいは案

じていたこと

( ⑶の解答・

解説を参照

) が現実

となったわけであり、藤田くんの意図は十分

に理解し、そして迷っている。直後の発言は、

藤田くんが口に出さずに訴え、大介が迷って

いたことを、亜矢 ちゃんがはっきりと口に出

したという展開。

⑸腹が減ってはいくさ

[ 戦 ] は [ が ] でき

ぬ=空

腹では十分に活動できない。よい働きをする

には、腹ごしらえが第一である。

たたか

う・戦 たたかい」のもう一つの訓は「戦 いくさ

」 。

⑹いわゆる深呼吸で、興奮したり腹を立てた

りして自分を見失いそうだと感じた時に、気

持ちを落ち着かせるためによくやる動作。大

介が亜矢ちゃんの「藤田くんのカタキをとっ

て!」という発言に反発を感じ、「うつむいて、

(3)

高校入試模擬テスト 第2回 3 / 3

ナ ビ

スー パ ー

大相撲の力士が昇進伝達式で使者の口上を受けて決意表明の返答する際、四字

熟語を取り入れることがあるのを知っていますか?昇進伝達式は、大相撲の番付

編成会議で新横綱、新大関が誕生した場合に、使者が当該 とう力士のもと

( 相撲部屋

) へ

おも

いてその旨 むねを伝える儀式です。過去の例をいくつかご紹介しましょう。 足元の砂をつま先で蹴 った」後に行っている。

⑺大介は亜矢ちゃんに思いを寄せている。今

回相撲大会に出なかったのも、亜矢ちゃんの

会話を立ち聞きし、自分の体型を気にし始め

たから。前書きにはあっさりとしか書いてな

いが、実は裸に褌 ふんどしという格好で、自分の太

めの姿を見られるのをはずかしく感じ始めた

のだ。しかし、その亜矢ちゃんに、目に涙を

浮かべて出るように頼まれた。カタキをとる

という目的は受け入れがたいが、それはそれ

として、やはり亜矢ちゃんの願いをかなえて

やりたいと、出ることを決心した。やる気で

いることを示して、亜矢ちゃんを安心させ、

喜んでもらおうとしている。

はく ほう あさ しょ りゅう 双山 そうやま 若乃花 貴乃花 力士名

二〇〇六 二〇〇三 二〇〇〇 一九九三 一九九三 年代

大関 横綱 大関 大関 大関 昇進

全身全霊 一生懸命 正正堂堂 一意専心 不撓 とう不屈 四字熟語

身も心も 真剣に物事に打ち込むこと。がけで物事にあること。 手段や態度が正しなこと。 他に心を動かされずひた心を集中すこと 困難にあってもくじけ

ト リ ビ ア

コ ラ

参照

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