「ヒトの高次生命現象を分子生物学的に見る」 3 単位 秋学期
【文経
法政
商】小野 裕剛
〔授業科目の内容〕
遺伝子工学や細胞工学技術の発展により、これまで「運命」
とされていたヒトの高次生命現象にも科学的介入が行われるよう になってきました。このクラスではヒトの発生や免疫といった高次 生命現象を解説しながら、遺伝子診断(着床前診断)、移植医 療、環境ホルモン、エイズ、アレルギー、BSE、アルツハイマー などトピックスについて、「遺伝子」「細胞工学」という切り口か ら、現在何が分かって何ができるのかについて解説を加えていき ます。現在ではまだ法整備や倫理面での調整が付いていないこ とが多くありますので、これからの社会を担う皆さんに「生命科学 技術がどうあるべきか」よく考えていただきたいと思っています。
実験では実際の生物試料や模型に触れることで講義内容の理解 を深めることを目指すのみでなく、一般的な『調査・研究レポー ト』の書き方も指導していく予定です。
〔教科書〕
特に指定しません。講義資料プリントを配付します。
〔参考書〕
講義の中で紹介する予定です。
生物学 I (実験を含む)
「ヒトの生命活動」 3 単位 春学期
【文経
法政
商】金谷 信宏
〔授業科目の内容〕
ヒトは生きている間に様々な生命活動を行っている。空腹にな ると食物を食べるが、食物は消化され、分解されてエネルギー が生成される。そのエネルギーを使いヒトは運動することができる し、体の一部をつくり成長させることができるのである。これらの 生命活動は細胞という、生命の基本単位で行われる。細胞の核 には DNA という高分子化合物が存在していて、その一部は遺 伝子という、生命の設計図になっている。それは生殖により子孫 に伝えられていくのである。このようなヒトの生命活動を生物学的 に理解することが、この講義の目的である。
実験は講義内容をより理解するために、細胞の観察、細胞運 動の観察、浸透圧と原形質分離、DNA 模型作製、DNA の抽 出などのテーマで隔週行われる。
〔教科書〕
特に指定しない。講義資料プリントを配布する。
生物学 II (実験を含む)
「環境因子とヒト」 3 単位 秋学期
【文経
法政
商】金谷 信宏
〔授業科目の内容〕
近年、地球環境の悪化は深刻な問題になっている。クロロフ ルオロカーボン(フロン)がオゾン層を破壊することにより、地上
に到達する有害紫外線量が多くなり植物の生育が阻害され、ヒ トの皮膚がんが増えると予想されている。ダイオキシンなどの環 境ホルモンの生殖細胞への影響も懸念されている。このような 様々な環境因子がヒトに対してどのような影響を及ぼすのか、ま たヒトはそれにどのように対応しているのかを理解することが、こ の講義の目的である。
実験は講義内容と関連するテーマで隔週行われる。酵素反 応、気孔の観察、体細胞分裂、ヒトの細胞、発がん物質による 染色体異常の観察などを予定している。
〔教科書〕
特に指定しない。講義資料プリントを配布する。
生物学 I (実験を含む)
「どうして私たちは、今ここにいるのか?:
生物の進化」
3 単位 春学期
【
文
経法政商】金子 洋之 古川 亮平
〔授業科目の内容〕
あなたたちは、「自分がどうして今ここにいるのか?」といった 疑問を持ったことがあるだろうか?この問いは、現在、そして未 来を生きていくあなたたちに、生物としての自分、そして自身の 存在意義を考えさせることに繋がる大変重要なテーマである。何 故なら、あなたたちの身体には、生物進化の歴史が刻まれてお り、両親の愛の結晶として生まれてきたといった個人レベルを越 えた約 38 億年もの時間があなたたちの背景に存在している。こ の様な壮大な時間軸を背負っていることを明確に意識すれば、
急速に変化を遂げている社会に個人としての尊厳なしに埋没さ せられがちな状況、対人関係などの些細な悩みに、全く別の視 点(知的根処)を持って立ち向かえると考えられる。さらに、あ なたたちは人間社会のみでなく、地球家族の一員でもあり、ヒト のみが行うようになった自然破壊の危険を本当に自覚できるよう になると思われる。
生物進化を少し紐解いてみたい。地球が 46 億年前に誕生 し、細胞のプロトタイプが出来てきたのが 38 億年前。現在のバ クテリアのような生き物であったと考えられている。そのうちにある ものは酸素を排出し、またあるものは酸素を利用するシステムを 獲得し、約 20 億年といった気が遠くなるような膨大な時間をか けて、現在のあなたたちを構成する細胞と似たものになってき た。最初は、これらの生き物(細胞)は個々に生活していた が、そのうちに互いが集合し、協調して生活する状態の多細胞 生物が現れた。約 18 億年前のことである。多細胞生物は多様 な形や生活様式を可能にするようになったと思われ、5 億 3000 万年前のカンブリア紀には、約 1 万種とも推測される「かたち」
の創出を試みた生き物たちが海の中に生存していた。そのうち の 1 種、ピカイアは私たちの先祖であり、他の多くの種は滅んで いった。やがて海から川を経由して、魚の一部が陸に上がり、
最初は水辺で生活していたが、代謝システムを発達させ、次第 に陸の奥深くまで進出していった。
繁栄を窮めた恐竜の陰に隠れ冴えない連中が哺乳類への進 化を遂げた。この過程でも、多くの哺乳類は絶滅し、ほんの一 部が地球環境の変化の荒波に偶然生き残り、リスからサルへ、
そしてヒトへと分かれていった。地球 46 億年の歴史の中で、カ ンブリア紀以降の進化は加速している。現在の地球上に見られ る多種多様な生き物は、絶滅の危機を回避しているものである が、ヒトはその 1 種にしか過ぎない。
本講義では、生物進化に軸足を置き、「どうして私たちは今こ こにいるのか?」というテーマで自然科学のひとつである生物学 の教養を伝えたい。具体的な講義の内容は以下に記すが、出 来る限りヴィジュアルに、先端の生命科学の情報も紹介しながら 講義を進めていく。
また実験では、講義の内容に関するテーマだけでなく、講義 でカバーしきれない生物学の各論を含め得るように考えている。
〔教科書〕
特に指定せず。講義時にプリントを配布する。
〔参考書〕
『Oh 生きもの!』 M.ホーグランド著 三田出版会 『目でみる生物学』 石原勝敏他著 培風館
生物学 II (実験を含む)
「私っていったい何?:生物としての身体の 成り立ち」
3 単位 秋学期
【
文
経法政商】金子 洋之 古川 亮平
〔授業科目の内容〕
多かれ少なかれ、あなたたちは自分の身体について何らかの 興味を持ったことはあるだろう。しかし、それは自身が病気の時 であったり、マスコミが何らかの形で紙面を賑わしていたりする時 のみであったりするのかもしれない。もう少し幅を広げた視点か ら、生き物としての自分を学んでみると、あなたたちは如何に精 緻な生き物であるかに驚かされると思う。そして、その理解は己 の潜在的な能力だけでなく、逆にその脆さをも、日々の生活の 中で意識させることに繋がると考えられる。それゆえ、これらの知 識は、あなたたちに個人としての自立のための知的根拠を提供 する。
講義内容を少し紹介してみよう。あなたたちの身体の構造 は、クラゲの身体が 2 段階ほど複雑になっただけである。またそ のボディプランは、ハエやヒトデと一緒である。一方、脊椎動物 でもあるあなたたちは、無脊椎動物の生体防御システムを踏襲 しながら、日吉と三田のバクテリアを識別して攻撃できる精密な 防御システムを備えており、親兄弟での移植手術も不可能なこと が多い程の生き物としての独自性を持っている。さらに脊椎動物 でも最大に発達したあなたたちの脳は、本能的な、そして崇高 な愛を遂行する器官であり、思考を介しての柔軟な記憶回路を も備えている。約 60 兆個もの細胞から成るあなたたちの身体に は、機能的な無駄もあることは分かっているが、細胞どうしが協 調し、互いに連携を行う効率性の高いシステムを完備した芸術 品であることに気付かれることだろう。
本講義では、「私っていったい何?」というテーマのもと、自 然科学のひとつである生物学の教養を伝えたい。
具体的な講義の内容は以下に記すが、出来る限りヴィジュア ルに、先端の生命科学の情報も紹介しながら講義を進めてい く。また実験では、講義の内容に関するテーマだけでなく、講義 でカバーしきれない生物学の各論を含め得るように考えている。
〔教科書〕
特に指定せず。講義時にプリントを配布する。
〔参考書〕
『Oh 生きもの!』 M.ホーグランド著 三田出版会 『目でみる生物学』 石原勝敏他著 培風館
生物学 I(実験を含む)
「進化の産物としての生命」 3 単位 春学期
【文経法政
商
】上村 佳孝
〔授業科目の内容〕
生物と無生物の違いとは何だろうか?ヒトとはどのような動物な のか?この授業では「進化」をキーワードにミクロからマクロま で、生物の世界を俯瞰します。すべての生物の体には 30 億年 の進化の歴史の足跡が刻まれていて、その歴史の理解は私たち 人類が今ここにこのような形で存在している理由を教えてくれま す。授業では講義と実習を隔週でおこないます。実習では生命 現象を自分の手と眼で理解するための多様なテーマが用意され ています。また、講義の中でも実物資料や映像資料を多く取り入 れます。「なぜ多くの文化で近親間の結婚は禁忌とされるの か?」、「ヒトの男性と女性で持っている遺伝子の数はどれくらい 違うのか?」、「自分の細胞にバクテリアが住んでいる?」などな ど。必ずしも一つの正解があるとは限らないこれらの疑問に対 し、自分の考えに基づいて議論できる能力を養うことで、日常に 溢れる生物学関連のニュース(医療・環境・人間関係など)を批 判的に理解できるようになることが授業の目的です。
〔教科書〕
指定しません。授業でプリント資料を配布します。
〔参考書〕
授業時に紹介します。
生物学 II(実験を含む)
「進化の産物としてのヒト」 3 単位 秋学期
【文経法政
商
】上村 佳孝
〔授業科目の内容〕
生物と無生物の違いとは何だろうか?ヒトとはどのような動物な のか?この授業では「進化」をキーワードにミクロからマクロま で、生物の世界を俯瞰します。すべての生物の体には 30 億年 の進化の歴史の足跡が刻まれていて、その歴史の理解は私たち 人類が今ここにこのような形で存在している理由を教えてくれま す。授業では講義と実習を隔週でおこないます。実習では生命 現象を自分の手と眼で理解するための多様なテーマが用意され ています。また、講義の中でも実物資料や映像資料を多く取り入 れます。「なぜ幼稚園の記憶はあるのに、一週間前の夕飯が思 い出せないのか?」、「なぜ同じ人間なのに臓器移植は難しい か?」、「動物園のサルの子孫がヒトになる可能性は?」、「『が ん』がヒトからヒトへ感染する可能性はあるだろうか?」、などな ど。必ずしも一つの正解があるとは限らないこれらの疑問に対 し、自分の考えに基づいて議論できる能力を養うことで、日常に 溢れる生物学関連のニュース(医療・環境・人間関係など)を批 判的に理解できるようになることが授業の目的です。
〔教科書〕
指定しません。授業でプリント資料を配布します。
〔参考書〕
授業時に紹介します。
生物学 I (実験を含む)
「生物多様性をまなぶ」 3 単位 春学期
【文
経
法政商】岸 由二
〔授業科目の内容〕