ビジネスマナー講座
はじめに
1: 社会人としてのマナー
(1)ビジネスマナーとは?
①
ビジネスマナーとは?
気持ちよくかかわりあうための作法 人づきあいを円滑にするための常識的なルール②
ビジネスマナーの必要性
協力関係をつくるため 自分を生かすため(2)あいさつ、返事
①
意味
無視しない 相手を察する②
あいさつ の しかた
あ 明るく 温かいかいことばで い いつでも どこでも 誰にでも さ 先に つ つづけて③
返事 の しかた
「ハイ!」
すぐに 相手を見て 素直に 明るく 拝 相手を敬う ハイ 配 相手に気(心、気持ち)を配る 背 責任を背負う(責任を持つ)(3)お辞儀 の しかた
会釈 敬礼 最敬礼同時礼
か?
語先後礼
か?
語後先礼
か?
会釈 (15°) 敬礼 (30°) 最敬礼 (45°) 会釈 敬礼 最敬礼(4)態度、身だしなみ
①
意味
第一印象が大切 態度・身だしなみは視覚に訴える言語②
注意点
背 目 手 足 服 身だしなみ(TPOを意識) 表情(グッドスマイル)(5)実習
・お辞儀
・あいさつ
・返事
朝のあいさつ
おはようございます
昨日、仕事を手伝ってもらった
感謝の気持ちを伝える
昨日、ごちそうになった
昨日はごちそうさまでした
特別なことを教えてもらった
上司(先輩)に呼ばれた
はい、お呼びでしょうか
昨日、かぜで休んだ
お客様をお待たせした
たいへんお待たせいたしました
心から相手の労をねぎらって
遅刻した
遅くなりまして
申し訳ございません
人にぶつかった
仕事中の上司に声をかける
お仕事中失礼いたします
仕事を頼まれた
明日休みたい
申しわけありませんが、
明日、○○のため休ませて
いただきたいのですが
先に帰るとき
お先に失礼いたします
2: 社会人としての
ことばづかい
(1)話し方の原則
①
感じよく
肯定的に 明るく②
正確に
筋道立てて 具体的に③
わかりやすく
①
意味
話の潤滑剤 品位・教養の表現 「話の効果」を左右する②
「ことばづかい」は大丈夫!?
新ビジネスパーソン必見!大丈夫?あなたのことばづかい http://www.kk2.ne.jp/kk2/biz02/kotoba.html/(2)ことばづかい
1 A(内部の者)はただいま席におりません(客に対して)。 2 少々声が遠いのですが(電話で)。 3 お客さまのおっしゃられたように。 4 都合のよろしいときに知らせてください。 5 この書類に住所と名前を書いてください。 6 お客さまのおっしゃられたように。 席をはずしております お おっしゃいました ご お (くださいませんか) ご お お書き(お書きになって) おっしゃいました
7 うちの部長が○○と言ってました。 8 明日までに返事をもらいたいのですが。 9 こちらにいますので、お電話をくれませんか。 10 大野先生でございますか。 11 あちらの窓口で伺っていただけませんか。 12 部長さん(内部の上司)はただいま出張なさっております。 (外部の人に対して) 私ども 申しており ご(お) いただき おり くださいませんか (いただきたいのですが) いらっしゃいますか お聴きになって (お尋ねくださいませんか) いたして
13 お客さまの話を聞きまして。 14 私の名前はおばあさんがつけてくださいました。 15 ご苦労さまでした(客、上司に)。 16 ほかのものを見せましょうか 17 何のご用件ですか(受付で客に対して)。 お聞きしまして 拝聴しまして 承りまして 伺いまして お くれ 祖母 お疲れ お見せし(ご覧に入れ) どのような でしょうか (でいらっしゃいますか)
普 通
尊 敬 語
謙 譲 語
(例)
食べる
召 し あ が る
い
た だ く
見
る
す
る
言
う
い る
行 く
( )
( )
( )
( )
( )
( )
( )
( )
( )
( )
ご覧になる 拝見する なさる いたす おっしゃる 申す(申し上げる) いらっしゃる おいでになる おる いらっしゃる おいでになる まいる(伺う)③
敬語の種類
A
B
A
‘
丁寧語、美化語
(自分)
(相手)
へりくだる
敬う
B
‘
④
敬語の形式
付加形式
普通のことば ⇒ 普通のことば + あることば
交換形式
話し手 聴き手 美化語 謙譲語 尊敬語 社会関係 人間関係 状況関係 ~です ~ます お~ ご~ へりくだる (自分側の 行動、言動) 間接的に 相手を高め 敬意を表す ~ございます 丁寧語 直接的に 相手を高め 敬意を表す うやまう (相手側の 行動、言動) 交換形式 付加形式 お(ご)~になる ~れる、~られる 付加形式 お(ご)~する ~ていただく 普通 尊敬語 謙譲語 言う おっしゃる 申す 食べる 召しあがる いただく する なさる いたす 見る ご覧になる 拝見する いる いらっしゃる おる 行く いらっしゃる 参る うかがう 与える くださる たまわる 聴く お耳に入る うけたまわる うかがう
⑥
敬称・人称
敬称
外部の人に対して話すとき、自分側の人には敬称をつけない 人称 ☞自分の呼び方 ☞相手の呼び方 ☞自社の呼び方 ☞相手の社の呼び方 ☞身内 ☞外部の人に対して お父さん、お母さん ⇒ おじいちゃん、おばあちゃん ⇒ おじさん、おばさん ⇒ いとこの(鈴木)としおちゃん ⇒ ☞職場 ☞外部の人に対して 鈴木さん ⇒ 佐藤課長 ⇒ 田中部長、部長の田中様⑦
注意したい表現
~のほう FAXのほうを至急お送りいたします ~から 1万円からお預かりいたします よろしかったでしょうか コーヒーでよろしかったでしょうか ~になります こちらが応接室になります ~という形になっています ご記入していただく形となっています⑧
応対の基本用語
おはようございます いらっしゃいませ どうぞ、こちらへ 少々お待ちくださいませ はい、かしこまりました 失礼いたしました 申しわけございません たいへんお待たせいたしました 恐れ入りますが~ ありがとうございました⑨
クッションことば
お手数をおかけしますが 申しわけございませんが 失礼ですが 念のため お差しつかえなければ ご面倒ですが あいにくですが よろしければ 恐れ入りますが など3: 他社訪問時のマナー
(1)名刺交換
①
名刺の役割
お互い(社名と姓名)を確認しあう②
名刺の扱い方
名刺入れを使う 訪問時すぐ出せるように 原則、両手で扱う 胸の位置で扱う 名刺は人脈の財産 ⇒ 大事に整理し、保管する③
名刺の渡し方
・訪問者が先 ・上位の者が先 ・紹介されたい人 が先 名刺交換の順序④
名刺の受け取り方
(2)席順
(3)他社訪問
①
心構え
見られている 会社を代表している②
アポイントメントを取る
先方の都合を優先 アポイントメントの内容を確認 目的・内容 日時 所要時間 場所 訪問人数、姓名(双方の) 直前に再確認 変更は速やかに連絡
③
訪問時
遅れない (5~10分前) (冬)コートは脱ぐ (クールビズでも、暑い時でも) 上着は着る、ネクタイをつける マスクは(原則)とる 名刺はすぐ出せるように 案内人の指示に従う タバコは原則吸わない お茶は勧められてから 上司をたてる配慮4: 電話応対マナー(テレフォンマナー)
(1)ビジネス電話の重要性
①
企業の声
(2)電話応対の心構え
①
「相手に見えない」と油断しない
声から態度が見える、心が見える 眼聴耳視 ことばづかい、語調に気をつける 電話の周囲を確認する 相手を待たせる場合、原則かけなおす 相手の状態を確認する 頻繁に電話しない②
声だけがたより
聴きやすい声、発音 まちがえやすいことばに注意 地名、社名、姓名、商品名 数字 同音異義語(医療と衣料)、類音語(食品と職員) メモ 復唱、確認 あいづちをうつ(声に出す)③
料金がかかる =
コスト意識
準備 電話を受ける時 メモの用意 電話をかける時 要件をメモしておく 電話中 電話をかける時 原則3分以内 電話を受ける時 社内の組織図、仕事内容をあらかじめ把握しておく たらいまわししない 長く待たせるときはかけなおす 私用電話は禁止④
まとめ
電話会話の3原則 感じよく、親切、丁寧 正確に 簡潔に、迅速に 電話を受ける時の3原則 待たせない ☞ 3コール以内 間違えない ☞ よく聴く、必ず復唱 (社名、氏名、要件、誰から誰へ?) 忘れない ☞ メモする、確実に伝える(3)実習
・名のり
①
名のり方
電話をとる☞
「 ~ 」??? ~ ~ ~ でございます。 (企業名+部署名+名前) はい おはようございます お電話ありがとうございます お待たせいたしました②
相手を確認する
相手が名のった☞
「 ~ 」??? 相手が名のらずに本題に入ってしまったときは、 こちらからたずねる☞
「 ~ 」??? 「○○会社の○○様でいらっしゃいますね」 「失礼ですが、どちら様でいらっしゃいますか」 「恐れ入りますが、 お名前を教えていただけませんでしょうか」③
あいさつ
☞
「 ~ 」??? 「いつもお世話になっております」 「いつもありがとうございます」④
名指し人の確認
☞
「 ~ 」??? 「△△部の○○でございますね。 少々お待ちくださいませ。」⑤
取り次ぎ方
☞
「 ~ 」???「ただいま、○○とかわりますので
少々お待ちくださいませ」 「それでは、○○にお取次ぎいたしますので
⑥
取り次げない時
相手を待たせた場合は、「お待たせいたしました。」 ・離席中 ・会議中 ・電話中 ・外出中 「○○は席をはずしております。」 「○○は席をはずしております。」 「○○は別の電話に出ておりますが。」 「○○は外出いたしております。」・出張中 ・休暇中 ・臨機応変な対応 ⇒ 相手にうかがう ⇒ 「戻りましたら」「終わりましたら」 ⇒ 伝言を受ける 「○○は出張いたしております。」 「○○は休みをとっております。」 「○○は休暇をいただいております。」 「いかがいたしましょうか。」 「こちらから折り返し ご連絡いたしましょうか。」 「よろしければ、 ご伝言(ご用件)を承りますが。」
⑦
受け手の対応
・「電話があったことを伝えてほしい」 ・「また、後ほどお電話します」 「かしこまりました。 ○○様から××へお電話をいただきましたことを 確かに申し伝えます。」 「かしこまりました。 ○○様から××へ、お電話をいただきますことを 確かに申し伝えます。 」・「お戻りになりましたら(終わりましたら)、 お電話くださいますか?」 「かしこまりました。 ××が戻りましたら、(電話が終わりましたら) ○○様へお電話を差し上げるよう 確かに申し伝えます。 恐れ入りますが、念のため、お電話番号を お聞かせいただけますでしょうか。 」 「かしこまりました。お電話番号は、~ですね。 私は◇◇と申します。 」 「電話番号は~です。」
・「それでは、~(用件)~とお伝えくださいますか?」
「かしこまりました。
○○様から××へ、
~
(用件)~
のこと確かに申し伝えます。 私は◇◇と申します。 」
⑧
聞き返すとき
「お電話が遠いようですが。」 「恐れ入りますが、もう一度お願いいたします。」⑨
わびる時
「たいへん申しわけございませんでした。 ご迷惑をおかけしました。」 「誠に申し訳ございませんでした。」⑨
電話を切る時
「失礼いたします。」 「お電話ありがとうございました。」 「今後ともよろしくお願いいたします。」 「ごめんくださいませ。」⑩
伝言票を記入する
着信音 トゥルルル トゥルルル トゥルルル 受け手 「はい、渋谷システム 営業部です」 相手 「田中さんですね。本郷商事の佐藤です。」 田中 「いつもお世話になっております。」 佐藤 「中村課長はいらっしゃいますか。」 田中 「申しわけございません。あいにく、 中村は明後日の木曜日まで出張いたしております。」 佐藤 「そうですか。実は、前から中村さんに頼まれていまして。。。 うちの取引先の日本橋商会さんを紹介してほしいとね。 先方に連絡したところ、来週水曜日の午前中なら都合 がつくとのことです。それで、中村さんのご都合を できるだけ早く知らせてほしいのですよ。」 下のケースをよく読んで、伝言票に簡潔なメモを作成してください。 なお、受付日時は 6月7日(火)13:30。受付者はあなたです。田中 「来週の水曜日というと、15日でございますね。」 佐藤 「そうです。中村さんが戻られましたら、 私までお電話くださるように、お伝えくださいますか。 あっ、そうそう、お帰りは10日金曜日ですよね。 その日、私は午前中外出しておりまして、 午後3時ごろ会社に戻ります。」 田中 「(内容を復唱)。はい、かしこまりました。」 佐藤 「それから、御社の会社案内のパンフレットを2、3部 日本橋商会に送っておいてください。 中村さんが行く前に届くように。送り先は、営業第三部 鈴木一郎さんです。住所はわかりますか?」 田中 「はい、存じ上げております。」 佐藤 「では、よろしくお願いします。中村さんが戻ったら、 夜の部もよろしくとね。アハハハハ。。。」 田中 「はい、承知いたしました。申し伝えます。 わざわざありがとうございました。」
伝 言 票 ご不在中に 様 □ 来社 □ 電話 様 月 日 時 分 受付者 □ 再度、電話するとのことです。 □ 再度、来社するとのことです。 □ に電話してください。 用件:
伝 言 票 ご不在中に 本郷商事 佐藤 様 □ 来社 □ 電話 (営業部)中村課長 様 6 月 7 日 13 時 30 分 受付者 田中(良子) □ 再度、電話するとのことです。 □ 再度、来社するとのことです。 □ 下記用件。なるべく早く佐藤様 に電話してください。 用件:1.中村課長が依頼された日本橋商会の件。 先方は15日(水)午前中を希望。 中村課長のご都合をご連絡ください。 (ただし、10日(金)は午前中不在。 午後3時以降にご連絡を) 2.当社の会社案内を15日までに届くように お送りくださいとのこと。 日本橋商会 営業第三部 鈴木一郎様に3部を 本日速達で郵送済。 以上 同じ部内なら部署名省略 同姓者がいる場合、 必ず名前まで記入 箇条書きで 簡潔に、正確に 日時、数量などは 正確に、具体的に 2,3部と言われたら、 多い方をとる
5: ビジネス文書の基本
(1)ビジネスレターの基本様式
準備
書式を決めておく① 文書番号 ② 発信日時 ③ 受信者名 ④ 発信者名 ⑤ 表 題 ⑥ 前 文 ⑦ 本 文 ⑧ 末 文 ⑨ 記 1.~ 2.~ 3.~ ⑩ 付記 ⑪ 以上 ⑫ 担当者名 あいさつ文 ・頭語「拝啓」「前略」 ・時候の挨拶 ・感謝のあいさつなど 用件を簡潔に ・書き出しを1字下げる ・「さて、~」で始める しめくくりのあいさつ ・書き出しを1字下げる ・「まずは~」で始める ・頭語に合わせた結語 (「敬具」「草々」) で結ぶ 本文を補足、説明 ・箇条書き ・簡潔に、わかりやすく 追伸 同封物の添え書き 所属、氏名、電話番号
(2)封筒の宛名の書き方
心構え
丁寧に書く 省略しない (特に 裏書) 体裁よく収まるように書く
113 0033 東 京 都 文 京 区 本 郷 ○ 丁 目 ○ 番 ○ 号 文 京 ビ ル 三 階 株 式 会 社 □ □ □ □ 第 一 事 業 部 シ ス テ ム 課 課 長 花 篠 力 様 東 京 都 中 央 区 日 本 橋 三 丁 目 二 番 四 号 一 般 社 団 法 人 話 力 総 合 研 究 所 ○ ○ 部 ○ ○ 課 宮 地 一 女 ○ 月 ○ 日 1030027 あて名は中央に 最も大きく書く 職名は 頭につける 住所、所在地名は 会社名やあて名 より小さく書く 必ず書く 日付を入れる
(3)会合出欠の返信
心構え
手を抜かない 丁寧に ひとこと添えて 1030027 東 京 都 中 央 区 日 本 橋 三‐ 二‐ 十 四 一 般 社 団 法 人 話 力 総 合 研 究 所 事 務 局 行 8 月 6 日 の 話 力 合 宿 研 修 会 に ご 出 席 ご 欠 席 ご 住 所 ご 芳 名 御 中 ご 案 内 あ り が と う ご ざ い ま す 。 喜 ん で 出 席 さ せ て い た だ き ま す 。 よ ろ し く お 願 い 申 し 上 げ ま す 。 東 京 都 新 宿 区 X X 一ー 二ー 三 宮 地 一 女(4)ビジネスメールの基本
①
心構え
ビジネスを意識 私用メール× ことばづかい 簡潔に、見やすいレイアウトを 送信前の確認 誤送信は厳禁 上司、関係者にCC、BCC 必要の法則を守る横谷 □□□□様<[email protected]> 正しい送信日時を PCの日時の設定に注意 わかりやすい差出人表示 ビジネス上の品位を保って あて先は送信前に再確認 表示名は敬称で アドレスは正しいか 件名は簡潔に、わかりやすく 具体的な内容がわかるように あて名は原則記載する あいさつ文 簡潔に 最初に名のる 所属と名前 本文 読みやすく 簡潔に、正確に、わかりやすく しめくくり ひとこと添える 「とり急ぎ、ご連絡申し上げます。」 「どうぞよろしくお願い申し上げます」など 署名 この程度 表記して おくと 親切
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一般社団法人 話力総合研究所
原則を
実務に生かしてください