中期目標の達成状況報告書
平成２０年６月
長岡技術科学大学
目 次
Ⅰ．法人の特徴 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・１
Ⅱ．中期目標ごとの自己評価 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・２
１ 教育に関する目標 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・２
２ 研究に関する目標 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・59
３ 社会との連携，国際交流等に関する目標 ・・・・・・・・・・79
Ⅰ 法 人 の 特 徴
本 学 は 、実 践 的 か つ 創 造 的 な 指 導 的 技 術 者 の 養 成 と い う 社 会 的 ニ ー ズ に 応 え る た め 、“ 大 学 院 に 重 点 を 置 く 新 構 想 大 学 ”と し て 、昭 和 51 年 10 月 １ 日 に 開 学 し た 工 学 系 大 学 で あ る 。 学 部 は 工 学 部 、 大 学 院 は 工 学 研 究 科 に 修 士 課 程 及 び 博 士 後 期 課 程 、 技 術 経 営 研 究 科 に 専 門 職 学 位 課 程 （ シ ス テ ム 安 全 専 攻 ） を 設 置 し て い る 。 本 学 の 使 命 は 、 新 た な 「 技 術科 学 」 す な わち “ 技 学 ” を 創 出 し て 、 学 理 と実 践 の 不 断 の フ ィ ー ド バ ッ ク 作 用 に よ る 融 合 を 目 指 す と と も に 、 こ れ に 携 わ る 独 創 的 ・ 指 導 的 な 能 力 あ る 人 材 を 育 成 し 、 か つ 開 か れ た 大 学 と し て 社 会 に 貢 献 す る こ と に あ る 。 こ の 本 学 の 基 本 理 念 か ら 派 生 す る 特 徴 と し て 、 次 の 諸 点 が 挙 げ ら れ る 。 ① 高 等 専 門 学 校（ 以 下「 高 専 」と い う 。）卒 業 者 等 を 第 ３ 学 年 に 、専 門 高 校 、普 通 高 校 の 卒 業 者 等 を 第 １ 学 年 に 受 け 入 れ 、 学 部 ‐ 大 学 院 修 士 一 貫 教 育 に よ り 、 両 課 程 の 連 動 し た カ リ キ ュ ラ ム 編 成 を 導 入 し て い る 。 ② 優 秀 な 学 生 に は 入 学 料 ・ 授 業 料 を 減 免 す る VOS 特 待 生 制 度 を 導 入 し て い る。 ③ 学 部 全 課 程 で JABEE（ 日 本 技 術 者 教 育 認 定 機 構 ） 認 定 の 取 得 を 推 進 し 、 教 育 の 体 制 と 質 の 不 断 の 向 上 を 図 っ て い る 。 ④ 修 士 課 程 に お い て は 、 人 文 ・ 社 会 科 学 系 科 目 ６ 単 位 の 修 得 を 修 了 要 件 と し 、 柔 軟 で 総 合 的 な 判 断 力 を 育 成 し て い る 。 ⑤ 実 践 的 技 術 感 覚 を 体 得 さ せ る た め 、 学 部 第 ４ 学 年 後 半 に 約 ５ カ 月 間 、 海 外 を 含 む 企 業 等 に お け る 実 務 訓 練 （ イ ン タ ー ン シ ッ プ ） を 実 施 し て い る 。 ⑥ 国 際 的 視 野 を 有 し 、 環 境 に 配 慮 し た 卓 越 し た も の づ く り が で き る 実 践 的 研 究 者 養 成 を 目 的 に 、修 士 − 博 士 後 期 課 程 一 貫 コ ー ス 型 ３G マ イ ン ド 先 導 的 研 究 者 養 成 プロ グ ラ ム（「 魅 力 あ る 大 学 院 教 育 イ ニ シ ア テ ィ ブ 」 に 選 定 ） を 開 設 し て い る 。 ⑦ 社 会 人 の ス キ ル ア ッ プ を 目 指 し た オ ー ダ ー メ イ ド 工 学 教 育 プ ロ グ ラ ム を 開 設 し て い る 。 ⑧ 本 学 独 自 に ベ ト ナ ム 、メ キ シ コ 、中 国 等 の 大 学 と ツ イ ニ ン グ・プ ロ グ ラ ム 協 定 を 締 結 し 、 学 部 留 学 生 を 受 け 入 れ る と と も に 、 従 来 か ら 実 施 し て い る 社 会 人 留 学 生 に 対 す る 大 学 院 の ９ 月 入 学 を 始 め 、留 学 生 を 積 極 的 に 受 入 れ 、留 学 生 数 は 全 学 生 の 約 １ 割 に 達 し て い る 。 ⑨ 国 際 標 準 の 安 全 理 論 、 安 全 法 規 の 基 礎 の 上 に 立 ち 、 安 全 技 術 と マ ネ ジ メ ン ト ス キ ル を 統 合 し て 応 用 す る 「 シ ス テ ム 安 全 」 に 関 す る 実 務 教 育 及 び 専 門 職 養 成 の 課 程 を 開 設 し て い る 。 ⑩ 昭 和 56 年 に 我 が 国 で 初 め て「 技 術 開 発 セ ン タ ー 」を 設 置 し て 共 同 研 究 の よ り 一 層 の 推 進 を 図 り 、 プ ロ ジ ェ ク ト 研 究 な ど に 大 学 院 学 生 を 参 加 さ せ 、 実 践 的 教 育 を 積 極 的 に 推 進 す る と と も に 、「 テ ク ノ イ ン キ ュ ベ ー シ ョ ン セ ン タ ー 」、「 知 的 財 産 セ ン タ ー 」 を 設 置 し て 産 学 連 携 を 組 織 的 に 推 進 し て い る 。 ⑪ ２ 件 の 21 世 紀 COE プ ロ グ ラ ム が 採 択 さ れ、分 野 を 越 え た 研 究 チ ー ム の 結 成 、学 長裁 量 の 教 員 枠 の 設 置 等 に よ り 学 内 の 研 究 教 育 組 織 を 刷 新 し 、 国 際 拠 点 の 形 成 、 若 手 研 究 者 の 人 材 養 成 等 、 学 術 的 な 国 際 交 流 の 実 績 を あ げ て い る 。 ⑫ 教 員 個 人 評 価 に よ る 基 盤 研 究 費 の 傾 斜 配 分 を 行 う と と も に 、 学 長 裁 量 経 費 に よ る 「 若 手 研 究 者 の 育 成 」 及 び 「 基 礎 的 ・ 萌 芽 的 研 究 の 支 援 」 へ の 研 究 費 配 分 を 行 っ て い る 。Ⅱ 中 期 目 標 ご と の 自 己 評 価
１ 教 育 に 関 す る 目 標 (大 項 目 )
(１ )中 項 目 １ 「 教 育 の 成 果 に 関 す る 目 標 」 の 達 成 状 況 分 析
① 小 項 目 の 分 析
「 学 部 − 大 学 院 修 士 課 程 を 通 じ て の 目 標 」 ○ 小 項 目 １「 高等 専 門 学 校 卒 業 生 や専 門高 校 卒 業 生 等 を 幅 広 く 受 け 入れ 、個 々 の学 習 歴 に 応 じ た き め 細 か な 教 育 を 行 う こ と に よ り 、 実 践 的 ・ 創 造 的 能 力 を 備 え た 指 導 的 技 術 者 を 育 成 す る 」 の 分 析 a)関 連 す る 中 期 計 画 の 分 析 計 画 １ − １ 「 第 １ 学 年 入 学 者 が 第 ３ 学 年 進 級 時 に 、 専 門 的 知 識 を 修 得 し た 高 等 専 門 学 校 か ら の 第 ３ 学 年 編 入 学 者 と 同 等 の 専 門 的 知 識 を 修 得 で き る よ う 、カ リ キ ュ ラ ム を 改 善 ・ 充 実 す る 」 に 係 る 状 況 教 養 基 礎 科 目 と し て 「 数 学 基 礎 演 習 」、「 物 理 学 基 礎 」、「 化 学 基 礎 」 を 第 １ 学 年 に 開 講 し 、 専 門 高 校 か ら の 入 学 者 等 が 大 学 の 授 業 に ス ム ー ズ に 入 る こ と が で き る よ う に す る と と も に 、 高 専 か ら の 第 ３ 学 年 編 入 学 者 と 第 ３ 学 年 進 級 者 が 同 等 に 専 門 的 知 識 を 修 得 で き る よ う カ リ キ ュ ラ ム を 改 善 し た 。 さ ら に 、 第 ３ 学 年 の 始 め に 数 学 の 基 礎 学 力 テ ス ト を 実 施 し て 授 業 効 果 を 確 認 し 、 カ リ キ ュ ラ ム の 充 実 に 結 び 付 け て い る 。（ 資 料 １ − １ 、 １ − ２ 、 別 添 資 料 １ − １ ） 第３学年入学者の取扱い（※１） 区 分 卒 業 要 件 単 位 数 既修と認められ 本学で修得すべ る標準の単位数 き最小の単位数 （※２） 基 教 養 基 礎 科 目 礎 教 科 人 文 科 学 系 基 礎 科 目 １４（ １） １４( １) ０ 目 養 社 会 ・ 管 理 科 学 系 基 礎 科 目 科 発 人 文 科 学 系 発 展 科 目 展 目 科 社 会 ・ 管 理 科 学 系 発 展 科 目 １４（ ２） ０ １４（ ２） 目 複 合 領 域 科 目 社 会 活 動 基 盤 科 目 社動 会科 ボ ラ ン テ ィ ア 実 践 活 動 科 目 ０ ０ ０ 活目 外科 英 語 ８∼１０ ２∼４ 国 １２(8) ８(６) ４(２) 語目 第 二 外 国 語 ４∼ ２ ２∼０ 小 計 ４０（１１） ２２( 7) １８ ( 4) 機 械 創 造 工 学 課 程 ４４（１５） ４４(15) ０ （ 専 電 気 電 子 情 報 工 学 課 程 ４４（２９） ４４(29) ０ 門各 材 料 開 発 工 学 課 程 ４４（２４） ４４(24) ０ 基課 建 設 工 学 課 程 ４４（１４） ４４(14) ０ 礎程 環 境 シ ス テ ム 工 学 課 程 ４４（１３） ４４(13) ０ 科別 生 物 機 能 工 学 課 程 ４４（２４） ４４(24) ０ ） 目 経 営 情 報 シ ス テ ム 工 学 課 程 ４４（１５） ４４(15) ０ 機 械 創 造 工 学 課 程 ４６（２８） ０ ４６(28) 専（ 電 気 電 子 情 報 工 学 課 程 ４６（３１） ０ ４６(31) 各 材 料 開 発 工 学 課 程 ４６（２７） ０ ４６(27) 門 課 建 設 工 学 課 程 ４６（１３） ０ ４６(13) 科程 環 境 シ ス テ ム 工 学 課 程 ４６（１８） ０ ４６(18) 目別） 生 物 機 能 工 学 課 程 ４６（３３） ０ ４６(33) 経 営 情 報 シ ス テ ム 工 学 課 程 ４６（２１） ０ ４６(21) 合 計 １３０ ６６ ６４ １ （． ）内は必修科目の単位 ２．本表に示す単位数は、各課程ごとに定める履修案内に従って修得すること。 （※１）第３学年入学者の取扱いの詳細については、各課程の履修案内を参照のこと。 （※２）学則第４６条第４項参照 資 料 １ − １ 卒 業 の 基 準（「 平 成 19 年 度 履 修 案 内 」 よ り ）
資 料 １ − ２ カ リ キ ュ ラ ム 改 訂 の 例 （ 平 成 18 年 度 → 平 成 19 年 度 の 改 訂 ） 課 程 区 分 必 選 の 別 授 業 科 目 名 単 位 学 年 学 期 改 訂 内 容 機 械 創 造 専 門 基 礎 科 目 第 二 選 択 波 動 ・ 振 動 2 2 2 第 一 選 択 か ら 第 二 選 択 へ 変 更 専 門 基 礎 科 目 第 一 選 択 確 率 ・ 統 計 2 2 2 第 二 選 択 か ら 第 一 選 択 へ 変 更 専 門 基 礎 科 目 第 二 選 択 材 料 力 学 2 2 1 科 目 名 変 更 「 材 料 力 学 Ⅰ 」 専 門 基 礎 科 目 第 二 選 択 材 料 科 学 2 2 2 科 目 名 変 更 「 材 料 科 学 Ⅰ 」 開 講 学 期 変 更（ １ 学 期 → ２ 学 期 ） 専 門 基 礎 科 目 第 二 選 択 機 械 要 素 2 2 2 廃 止 専 門 基 礎 科 目 第 二 選 択 工 業 材 料 2 2 1 第 四 選 択 か ら 第 二 選 択 へ 変 更 専 門 基 礎 科 目 第 二 選 択 情 報 制 御 数学 2 2 1 第 三 選 択 か ら 第 二 選 択 へ 変 更 （ 但 し 、 平 成 １ ９ 年 度 第 ３ ・ ４ 年 次 生 に は 適 用 し な い ） 専 門 基 礎 科 目 第 二 選 択 機 械 工 作 法 2 2 2 開 講 学 期 変 更（ １ 学 期 → ２ 学 期 ） 専 門 基 礎 科 目 第 二 選 択 材 料 科 学 Ⅱ 2 2 2 廃 止 計 画 １ − ２ ウ エ イ ト 「 国 際 化 等 を 踏 ま え 、 実 務 訓 練 （ イ ン タ ー ン シ ッ プ ） に つ い て 、 海 外 実 務 訓 練 を 充 実 す る 」 に 係 る 状 況 海 外 実 務 訓 練 学 生 数 は 、 平 成 15 年 度 の 14 機 関 24 名 か ら 平 成 19 年 度 に は 25 機 関 44 名 に 増 加 し た 。海 外 実 務 訓 練 制 度 は 、特 色 あ る 大 学 教 育 支 援 プ ロ グ ラ ム（ 平 成 15∼ 18 年 度 ） の 採 択 に よ り さ ら に 充 実 で き た 。（ 資 料 １ − ３ ） 資 料 １ − ３ 海 外 実 務 訓 練 学 生 数 ・ 派 遣 機 関 数 分 類 年 度 海 外 実 務 訓 練 学 生 数 海 外 実 務 訓 練 機 関 数 H１ ５ 年 度 ２ ４ １ ４ H１ ６ 年 度 ３ ８ ２ ２ H１ ７ 年 度 ４ ２ ２ ８ H１ ８ 年 度 ４ ９ ２ ６ H１ ９ 年 度 ４ ４ ２ ５ 0 5 10 15 20 25 30 0 10 20 30 40 50 60 H15 H16 H17 H18 H19 受 入 機 関 数 派 遣 人 数 派遣人数 受入機関数 (年度) 海 外 実 務 訓 練 派 遣 前 に は 、 日 常 生 活 で 必 要 と さ れ る 英 会 話 、 派 遣 国 の 言 語 ・ 現 地 事 情 等 に つ い て 事 前 研 修 会 を 開 催 し て い る 。 海 外 派 遣 学 生 に は 遠 隔 会 議 シ ス テ ム を 導 入 し 、 実 習 状 況 報 告 の み な ら ず 学 生 か ら の 緊 急 連 絡 や 本 学 指 導 教 員 に よ る 教 育 支 援 体 制 を 強 化 し た （ 資 料 １ − ４ ）。
資 料 １ − ４ 実 務 訓 練 派 遣 機 関 多 地 点 接 続 TV 会 議 シ ス テ ム IP Router Internet Net Meeting端末 Net Meeting端末 ＩＰ接続学外TV会議端末 IP接続TV会議端末（主要海外実務訓練拠点） 同時に6地点まで接続可能 長岡技科大 海外学術交流協定校 Net Meeting Net Meeting端末 実務訓練会議・シンポジ ウム用プレゼンテーショ ン 語 学 教 育 用 TV会議システム プレゼンテーション 計 画 １ − ３「 学 士 課 程 で は JABEE（ 日 本 技 術 者 教 育 認 定 機 構 ）資 格 認 定 の 導 入 を 推 進 す る 」 に 係 る 状 況 機 械 創 造 工 学 、 電 気 電 子 情 報 工 学 、 材 料 開 発 工 学 、 建 設 工 学 、 環 境 シ ス テ ム 工 学 の ５ 課 程 の 教 育 プ ロ グ ラ ム が JABEE に 認 定 さ れ た （ 資 料 １ − ５ ）。 生 物 機 能 工 学 、 経 営 情 報 シ ス テ ム 工 学 の ２ 課 程 も JABEE 認 定 の 受 審 に 向 け 準 備 を 行 っ て い る 。 資 料 １ − ５ JABEE 認 定 プ ロ グ ラ ム 修 了 者 の 推 移 150 212 363 377 368 0 50 100 150 200 250 300 350 400 H15年度 H16年度 H17年度 H18年度 H19年度 （人） 計 画 １ − ４ 「 技 術 革 新 に 対 応 で き る 力 を つ け る 教 育 を 行 う た め 実 験 ・ 実 習 等 の 内 容 を 充 実 す る 」 に 係 る 状 況 課 程 毎 に 実 験・実 習 の 内 容 を 検 討 し 、一 部 の 課 程 で 科 目 編 成 、実 施 学 期 等 を 改 訂 し た 。
実 験 前 に は パ ワ ー ポ イ ン ト 等 を 使 用 し た デ モ ン ス ト レ ー シ ョ ン を 行 い 、 実 験 の 内 容 を 理 解 さ せ る よ う 工 夫 し た 。 実 験 終 了 後 は 、 発 表 会 を 実 施 す る な ど 、 プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 能 力 養 成 に も 配 慮 し た 。 さ ら に 実 験 ・ 実 習 で は テ ィ ー チ ン グ ・ ア シ ス タ ン ト（TA）の 充実 を 図 り（ 資 料 １ − ６ 、及 び 資 料 B1-2006 デ ー タ 分 析 集：（ 13）TA・RA 採 用 状 況 ）、少 人 数 の グ ル ー プ 編 成 を 行 う こ と に よ り 、 教 育 効 果 の 上 が っ て い る こ と が 授 業 ア ン ケ ー ト 等 の 結 果 か ら 明 ら か に な っ て い る 。 資 料 １ − ６ TA の 採 用 状 況 一 覧 （ＴＡの所 属 別 ・学 期 別 配 置 人 数 一 覧 ） 年 度 学 期 機 械 系 電 気 系 物 質 ・ 材 料 系 環 境 ・ 建 設 系 生 物 系 情 報 系 経 営 共 通 計 Ｈ 16 年 度 １ 学 期 31 33 26 62 20 11 24 207 ２ 学 期 17 27 28 42 16 7 32 169 Ｈ 17 年 度 １ 学 期 31 31 16 59 18 11 23 189 ２ 学 期 17 25 19 42 17 7 31 158 Ｈ 18 年 度 １ 学 期 31 35 13 51 27 9 11 177 ２ 学 期 17 25 23 44 24 9 19 161 Ｈ 19 年 度 １ 学 期 33 34 14 52 26 12 15 186 ２ 学 期 19 26 24 46 24 7 19 165 計 画 １ − ５「 教 養 教 育 科 目 に つ い て 、柔 軟 で 的 確 な 判 断 力 を 育 成 す る た め 、人 文 ・ 社 会 科 学 系 科 目 を 充 実 し 履 修 方 法 の 改 善 を 行 う 」 に 係 る 状 況 工 学 系 大 学 と し て の 教 養 教 育 の 理 念 を 確 立 し 、 そ の 実 現 の た め に ８ 分 類 の 教 養 教 育 科 目 の 体 系 に 沿 っ て 科 目 の 充 実 を 図 っ た（ 資 料 １ − ７ ）。す な わ ち 他 大 学 、博 物 館 、 企 業 な ど 外 部 組 織 か ら の 教 員 に よ る 科 目 新 設 、 学 内 専 門 系 の 教 員 の 協 力 に よ る 科 目 開 講 を 積 極 的 に 推 進 し 、履 修 方 法 ガ イ ダ ン ス の 充 実 を 図 っ た 。（ 資 料 １ − ８ ） 平 成 19 年 度 に は 教 養 教 育 等 の 責 任 体 制 を 明確 に し 、 同 教 育 の 企 画 、 改 善及 び 推 進 の た め に 共 通 教 育 セ ン タ ー を 設 置 し た 。（ 別 添 資 料 １ − ２ ） 資 料 １ − ７ 科 目 分 類 ご と の 単 位 数・科 目 数（ 平 成 18 年 度 と 平 成 19 年 度 の 変 更 点 ） 分 類 年 度 人文科学系 発展科目 社会管理科学 系発展科目 複合領域科目 その他の科目 合計 H１ ８ 年 度 16（ 8） 24（ 12） 19（ 11） 34（ 22） 93（ 53） H１ ９ 年 度 18（ 9） 22（ 11） 25（ 14） 34（ 22） 99（ 56） （ ） 内 は 科 目 数
資 料 １ − ８ 年 度 始 め の ガ イ ダ ン ス 日 程 表 （ 抜 粋 ） 第 １ 学 年 第 ３ 学 年 第 ３ 学 年 （入 学 者） （入 学 者） （進 学 者） 8：50∼11：00 全体ガイダンス（Ａ、Ｂ、Ｅ講) 8：50∼10：20 8：50∼ 8：55 日程等説明 (司会) 学務課長補佐 学年ガイダンス（Ｄ講） 8：55∼ 9：35 教育課程、履修手続 教務係長 宿所の変更及び 9：35∼10：00 教養科目について 教養教育等専門部会長 合宿研修について −学生支援課 10：00∼10：25 外国語科目について 稲垣語学センター長 教育課程について 10：25∼10：40 教職科目について 加藤（幸）教授 −学務課専門員 成績表、修学関係資料 10：40∼10：50 ｅメールガイダンス 永森助手 交付 学生証交換 10：50∼11：00 (休憩） 4 10：40∼10：50 11：00∼12：30 学年ガイダンス（B講） ｅメールガイダンス（Ｅ講） 月 （司会）学務課長補佐 永森助手 11：00∼11：10 学習ｻﾎﾟｰﾀｰについて 6 教育課程専門部会長 中川助教授 11：10∼11：25 課程配属について 11：20∼13：00 日 教育課程専門部会長 課程別ガイダンス (ｾｷｭﾘﾃｨ教育ﾋﾞﾃﾞｵ含む＝部会委員準備） 11：25∼11：35 専門基礎科目について 各課程主任・情報ｼｽﾃﾑ委員会ｾｷｭﾘﾃｨ部会委員、(JABEE部会委員) 小林（昇）教授 機 （Ｅ講 ) （金） 11：35∼11：50 保健体育科目について 電 （Ｆ講 ) 塩野谷助教授 材 （ 205室 ) 11：50∼11：55 JABEEについて 建 （ 206室 ) 福澤教授 環 （ 207室 ) 11：55∼12：25 ｾｷｭﾘﾃｨ教育ﾋﾞﾃﾞｵについて 生 （ 生物棟４Fセミナー室(465室) ) 情報ｾｷｭﾘﾃｨ部会長 湯川助教授 経 （ 209室 ） 14：00 ∼15：00 数学プレースメントテスト 〔学部の入学生全員、第３学年進学者を対象〕 15:20 ∼ 17:20 英語プレースメントテスト及びガイダンス（Ａ・Ｂ・Ｄ・Ｅ・Ｆ講） 〔学部の入学生全員を対象〕 第一学年＝101室（学力）102室（推薦） 第三学年 機械＝E講（入学者）303室（進学者）電気＝F講（入学者）304室（進学者）材 開＝210室 建設＝104室 環境＝207室 生物＝208室 経情＝209室 第一学年＝B講 第三学年（入学者のみ） 機械＝D講 電気、材開＝E講 建設、環境、生物、経情 ＝F講 ガイダンス後、合同でｾ ｷｭﾘﾃｨ教育をD講で行う 計 画 １ − ６「 多 様 な 学 習 歴 の 入 学 者 に 対 し 、「 技 学 − 技 術 科 学 」の ど の 分 野 で も 最 低 限 必 要 な 基 礎 学 力 を 身 に つ け さ せ る よ う な 教 育 体 制 を 強 化 す る 」 に 係 る 状 況 平 成 17 年 度 よ り １ 、３ 年 生 に 数 学 の 基 礎 学 力 テ ス ト を 実 施 し 、教 養 教 育 等 専 門 部 会 に お い て 入 学 種 別 の 違 い に よ る 学 力 の 検 証 を 行 っ て い る 。 検 証 結 果 を 基 に 各 専 門 分 野 の 科 目 を 学 ぶ 上 で 必 要 な 基 礎 学 力 に つ い て 専 門 科 目 担 当 教 員 と 基 礎 自 然 科 学 科 目 担 当 教 員 間 で 検 討 （「 教 務 委 員 会 教 育 課 程 専 門 部 会 」、 別 添 資 料 １ − ２ 参 照 ） を 行 い 、 カ リ キ ュ ラ ム 及 び 授 業 内 容 の 改 善 に 役 立 て て い る （ ｐ ３ ． 資 料 １ − ２ 参 照 ）。 基 礎 学 力 不 足 の 学 生 に は 、平 成 18 年 度 に 導 入 し た 学 習 サ ポ ー タ ー 制 度（ 別 添 資 料 １ − ３ ） に よ り 、 大 学 院 生 の 学 習 サ ポ ー タ ー が 個 別 の 指 導 を 行 い 、 基 礎 学 力 向 上 に 努 め た 。 計 画 １ − ７ 「 英 語 教 育 に つ い て 資 格 試 験 等 の 具 体 的 目 標 を 取 り 入 れ る 等 、 授 業 の 充 実 を 図 る 」 に 係 る 状 況 平 成 12 年 度 か ら 英 検 、TOEIC 等 の 結 果 に よ る 単 位 認 定 を 行 う と と も に 、履 修 案 内 に 資 格 試 験 単 位 認 定 表 を 掲 載 し 、 達 成 目 標 の 設 定 の 目 安 役 を 示 し て 、 学 習 意 欲 の 向 上 に 努 め て い る （ 資 料 １ − ９ ）。ま た 、 TOEIC 受 験 を 奨 励 す る た め 、 Web に よ る 24 時 間 使 用 可 能 な 学 習 シ ス テ ム を 稼 動 さ せ 、直 前 特 別 講 座 も 開 講 し て い る 。さ ら に 、 学 内 で 年 ５ 回 TOEIC-IP 試 験 を 実 施 し て い る 。 平 成 16 年 度 か ら 、入 学 者 全 員 に プ レ ー ス メ ン ト テ ス ト（ G-TELP〔 国 際 英 検 〕使 用 ） を 受 験 さ せ 、 そ の 結 果 に よ っ て 習 熟 度 別 ク ラ ス 編 成 を 行 っ て い る 。 さ ら に 、 こ れ ら テ ス ト 結 果 の 経 年 デ ー タ を 検 討 し 、 ク ラ ス ご と に 適 正 な 授 業 レ ベ ル と 内 容 を 設 定 し て 効 果 的 な 授 業 を 実 施 し て 、学 力 向 上 を 確 認 し て い る（ 別 添 資 料 １ − １ ）。
資 料 １ − ９ 資 格 試 験 に よ る 外 国 語 単 位 認 定 実 績 計 画 １ − ８ 「 学 部 ３ ・ ４ 年 、 修 士 課 程 を 通 じ て 英 語 力 の 向 上 を 図 る 」 に 係 る 状 況 学 士 課 程 で は 、平 成 16 年 度 か ら「 海 外 研 修 英 語 」（ 別 添 資 料 １ − ４ ）を 開 講 し 、 海 外 渡 航 費 を 一 部 補 助 し て 履 修 を 奨 励 し て い る 。 修 士 課 程 で は 、 従 来 か ら 専 門 系 教 員 と 連 携 し た 英 語 科 目 を 開 講 し て い る が 、 さ ら に 平 成 16 年 度 に 科 学 技 術 に 関 連 し た 英 文 の 読 解 ・ 作 文 能 力 修 得 を 目 標 と し た 「 科 学 英 語 基 礎 」（ 別 添 資 料 １ − ４ ） を 開 講 し た 。 計 画 １ − ９ 「 第 二 外 国 語 に つ い て は 、 開 講 言 語 の 多 様 化 を 推 進 し 、 広 い 国 際 的 視 野 を 培 う 」 に 係 る 状 況 本 学 の 国 際 交 流 地 域 及 び 学 生 の 希 望 等 を 踏 ま え 、 フ ラ ン ス 語 、 ド イ ツ 語 、 ス ペ イ ン 語 （ 平 成 17 年 度 開 講 ）、 中 国 語 、 韓 国 語 を 開 講 し て い る 。 ま た 、 海 外 実 務 訓 練 で 派 遣 学 生 の 多 い 国 の 言 語 の 学 習 環 境 整 備 の た め 、 語 学 セ ン タ ー 自 習 室 用 教 材 を 購 入 し 、 器 機 を 更 新 し た （ 資 料 １ − 10）。 資 料 １ − 10 第 二 外 国 語 科 目 表 及 び 語 学 セ ン タ ー 自 習 室 用 教 材 ○ 第 二 外 国 語 科 目 表 （「 平 成 19 年 度 学 部 履 修 案 内 」 よ り ） 区 分 授 業 科 目 単 位 1 学 年 2 学 年 3 学 年 4 学 年 担 当 教 員 備 考 1 2 3 1 2 3 1 2 3 1 2 3 外 国 語 科 目 第 二 外 国 語 フ ラ ン ス 語 初 級 Ⅰ (1) 1 1 1 稲 垣 フ ラ ン ス 語 初 級 Ⅱ (1) 1 1 1 稲 垣 フ ラ ン ス 語 中 級 Ⅰ (1) 1 1 稲 垣 フ ラ ン ス 語 中 級 Ⅱ (1) 1 1 稲 垣 ド イ ツ 語 初 級 Ⅰ (1) 1 1 1 ※ 宮 内 ド イ ツ 語 初 級 Ⅱ (1) 1 1 1 ※ 宮 内 ド イ ツ 語 中 級 Ⅰ (1) 1 1 ※ 宮 内 ド イ ツ 語 中 級 Ⅱ (1) 1 1 ※ 宮 内 中 国 語 初 級 Ⅰ (1) 1 1 1 ※ 梅 田 中 国 語 初 級 Ⅱ (1) 1 1 1 ※ 梅 田 中 国 語 中 級 Ⅰ (1) 1 1 ※ 梅 田 中 国 語 中 級 Ⅱ (1) 1 1 ※ 梅 田 韓 国 語 初 級 Ⅰ (1) 1 1 1 ※ 金 韓 国 語 初 級 Ⅱ (1) 1 1 1 ※ 金 韓 国 語 中 級 Ⅰ (1) 1 1 ※ 金 韓 国 語 中 級 Ⅱ (1) 1 1 ※ 金 ス ペ イ ン 語 初 級 Ⅰ (1) 1 1 1 ※ 石 崎 ス ペ イ ン 語 初 級 Ⅱ (1) 1 1 1 ※ 石 崎 計 18 ○ 語 学 セ ン タ ー 自 習 室 用 教 材 （ 一 部 ） 教 材 名 テ キ ス ト 等 の 数 量 語 学 教 材 シ リ ー ズ (中 国 語 ) テ キ ス ト 6 冊 CD8 枚 テ ー プ 1 本 語 学 教 材 シ リ ー ズ (ス ペ イ ン 語 ) テ キ ス ト 5 冊 CD8 枚 語 学 教 材 シ リ ー ズ (韓 国 語 ) テ キ ス ト 5 冊 テ ー プ 5 本 語 学 教 材 シ リ ー ズ (タ イ 語 ) テ キ ス ト 4 冊 テ ー プ 6 本 語 学 教 材 シ リ ー ズ (イ ン ド ネ シ ア 語 ) テ キ ス ト 2 冊 テ ー プ 6 本 語 学 教 材 シ リ ー ズ (マ レ ー 語 ) テ キ ス ト 2 冊 テ ー プ 4 本 語 学 教 材 シ リ ー ズ (マ レ ー 語 ) テ キ ス ト 2 冊 テ ー プ 4 本 ム ス リ ム 寛 容 な る 人 々 ビ デ オ テ ー プ 1 本 暮 ら し の 中 の イ ス ラ ー ム 教 ビ デ オ テ ー プ 1 本 マ レ ー シ ア の 歴 史 ビ デ オ テ ー プ 1 本 マ レ ー シ ア の 文 化 ビ デ オ テ ー プ 1 本 分 類 年 度 実 用 英 語 技 能 検 定 （ 英 検 ） Ｔ Ｏ Ｅ Ｉ Ｃ 工 業 英 語 能 力 検 定 合 計 H16 年 度 4 6 1 11 H17 年 度 2 13 2 17 H18 年 度 0 10 0 10 H19 年 度 １ 20 0 21
b)「 小 項 目 １ 」 の 達 成状 況 (達 成 状 況 の 判 断 ) 目 標 の 達 成 状 況 が 非 常 に 優 れ て い る 。 (判 断 理 由 )・ 計 画 １ − ２ に つ い て は 、 本 学 の 基 本 的 目 標 で あ る 実 践 的 ・ 創 造 的 能 力 を 備 え た 指 導 的 技 術 者 育 成 に 加 え 、 国 際 的 に 活 躍 で き る 技 術 者 を 育 成 す る こ と を 大 学 の 重 点 目 標 と し て い る こ と よ り 、 ウ エ イ ト 付 け し た 。 海 外 実 務 訓 練 の 派 遣 先 機 関 と 学 生 数 を 増 や し 、 実 践 的 ・ 指 導 的 能 力 を 備 え た 技 術 者 の 育 成 に 大 き な 効 果 を も た ら し た 。 ・ ７ 課 程 中 ５ 課 程 の プ ロ グ ラ ム が JABEE に 認 定 さ れ た 。 ・ 学 習 歴 に 応 じ た き め 細 か な 学 習 支 援 策 と し て 学 習 サ ポ ー タ ー 制 度 を 創 設 し 、 基 礎 学 力 の 充 実 を 図 っ た 。 ・ 実 験 ・ 実 習 に お い て は 少 人 数 の グ ル ー プ 編 成 を 行 う こ と で 教 育 効 果 の 上 が っ て い る こ と が 授 業 ア ン ケ ー ト 等 で 確 認 で き た 。 ・英 語 で は 習 熟 度 別 少 人 数 ク ラ ス 編 成 に よ る き め 細 か な 教 育 の 成 果 が 、G-TELP の 成 績 向 上 に よ り 証 明 さ れ て い る 。 「 大 学 院 修 士 課 程 に お ける 目 標 」 ○ 小 項 目 ２「 高 等 専 門 学 校専 攻 科 修 了 生等 を 対 象 と し た 高 度 な 実 践 的技 術 者 養 成 を 行 う 」 の 分 析 a)関 連 す る 中 期 計 画 の 分 析 計 画 ２ − １ 「 柔 軟 な 総 合 的 判 断 力 を 育 成 す る た め 、 共 通 科 目 と し て 人 文 ・ 社 会 科 学 系 科 目 を 充 実 す る 」 に 係 る 状 況 教 養 教 育 等 専 門 部 会 に お い て 修 士 課 程 で 履 修 す る 共 通 科 目 の 体 系 化 に つ い て 検 討 し 、 知 的 能 力 高 度 化 科 目 、 社 会 ・ 国 際 観 高 度 化 科 目 、 管 理 能 力 高 度 化 科 目 の ３ つ の 科 目 分 類 に 再 編 成 し た （ 資 料 １ − 11）。 毎 年 度 授 業 科 目 を 見 直 し 、「 特 許 申 請 演 習 」（ 別 添 資 料 １ − ５ ） 等 の 科 目 の 新 設 や 内 容 の 充 実 を 図 っ た 。 平 成 19 年 度 に は 共 通 教 育 全 般 の 企 画 、改 善 及 び 推 進 の た め に 共 通 教 育 セ ン タ ー を 設 置 し た （ 別 添 資 料 １ − ２ ）。 資 料 １ − 11 大 学 院 共 通 科 目 の 科 目 分 類 と そ の ね ら い 科 目 分 類 科 目 分 類 ご と の ね ら い 知 的 能 力 高 度 化 科 目 知 識 基 盤 社 会 を 支 え る 技 術 者 と し て 、確 固 た る 思 想・哲 学 に 支 え ら れ 、物 事 の 理 解 、思 考 、表 現 を 合 理 的 か つ 柔 軟 に 行 う た め に 備 え る べ き 高 度 な 知 的 能 力 を 育 成 す る 。技 術 実 践 を 通 し 経 験 的 に 知 を 獲 得 す る こ と も あ る 。対 象 領 域 と し て 、数 理 ・ 自 然 科 学 、論 理・コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 、シ ス テ ム・情 報 、人 間 関 連 な ど を 含 む 。 社 会・国 際 観 高 度 化 科 目 技 術 と 技 術 を と り ま く 社 会 的 諸 事 情 と の 相 互 関 係 を 多 面 的 、国 際 的 視 野 に 立 っ て と ら え ら れ る 能 力 の 基 盤 を 育 成 す る 。社 会 は 技 術 開 発 ニ ー ズ を 生 み 、技 術 は 人 間 、生 活 、産 業 、社 会 、環 境 な ど に 多 面 的・グ ロ ー バ ル な 影 響 を も た ら す 。技 術 実 践 は 社 会 へ の 影 響 に 関 す る 情 報 を 提 供 す る 必 要 が あ り 、社 会 は 予 測 さ れ る 負 の 影 響 を 抑 制 す る た め に 技 術 実 践 を 管 理 す る 。対 象 領 域 と し て 、社 会 、 産 業 、 国 際 観 関 連 な ど を 含 む 。 管 理 能 力 高 度 化 科 目 技 術 と そ の 活 用 を 図 る 企 業 等 が お か れ た 状 況 と の 関 係 を 的 確 に と ら え 、技 術 の 価 値 を 活 か す た め の 企 業 等 の 経 営 資 源 管 理 に 関 す る 能 力 を 育 成 す る 。企 業 は 技 術 実 践 に 開 発 ニ ー ズ を 示 し 、技 術 実 践 は 企 業 に（ 不 ）利 益 や（ 不 ）便 益 を も た ら す 。技 術 実 践 は 企 業 経 営 へ の 影 響 情 報 を 供 し 、 企 業 経 営 は 所 与 の 制 約 条 件 の 下 で 、 技 術 実 践 の 管 理 を 行 う 。対 象 領 域 と し て は 、技 術 経 営 、企 業 経 営 、 人 材 育 成 関 連 な ど を 含 む 。 （「 平 成 19 年 度 大 学 院 履 修 案 内 」 よ り ） 計 画 ２ − ２ 「 可 能 な 分 野 に お い て は 、 実 務 訓 練 内 容 と 最 先 端 研 究 を 関 連 づ け た 教 育 、柔 軟 で 幅 広 い 視 点 の 思 考 方 法 の 養 成 に つ い て 、周 辺 分 野 と 連 携 し た 教 育 指 導
体 制 の 改 善 ・ 充 実 を 行 う 」 に 係 る 状 況 柔 軟 で 幅 広 い 視 点 か ら の 思 考 力 の 養 成 に つ い て は 、 学 年 初 め の ガ イ ダ ン ス （ 資 料 １ − 12）に お い て 修 士 課 程 の 他 専 攻 推 奨 科 目 を 学 生 に 周 知 す る と も に 、平 成 19 年 度 か ら 履 修 案 内 に も 掲 載 し た （ 資 料 １ − 13、 １ − 14）。 ま た 、 可 能 な 限 り 副 指 導 教 員 を 選 出 し 、 学 生 指 導 体 制 を 充 実 ・ 強 化 し た （ 資 料 １ − 15、 １ − 16）。 資 料 １ − 12 平 成 19 年 度 ガ イ ダ ン ス 日 程 表 （ 抜 粋 ） 平成１９年度 学年始めの日程（総表） 第 １ 学 年 第 ２ 学 年 第 ３ 学 年 第 ３ 学 年 第 ４ 学 年 大学院修士課程 大学院修士課程 大学院博士後期課程 月 日（曜） （ 入 学 者 ） （ 入 学 者 ） （ 進 学 者 ） 第１学年（入学者） 第 ２ 学 年 （入学者・進学者） 4 午 前 留学生ガイダンス 留学生ガイダンス 留学生ガイダンス 留学生ガイダンス 留学生ガイダンス 留学生ガイダンス 留学生ガイダンス 留学生ガイダンス 月 学生宿舎入居手続 学生宿舎入居手続 4 日 午 後 入学者受付 入学者受付 入学者受付 入学者受付 （水） 留 学 生 に 対 す る 日 本 語 ガ イ ダ ン ス ・ プ レ ー ス メ ン ト テ ス ト （ 全 留 学 生 を 対 象 ） 4 午 前 入学式（市立劇場） 入学式（市立劇場） 入学式（市立劇場） 入学式（市立劇場） 月 就職手続説明会 就職手続説明会 5 日 午 後 オリエンテーション 課程別ガイダンス オリエンテーション 課程別ガイダンス 専攻別ガイダンス 全体ガイダンス （木） 専攻別ガイダンス 4 午 前 全体ガイダンス 全体ガイダンス 学年ガイダンス 月 学年ガイダンス 課程別ガイダンス 6 日 午 後 （金） 英語・数学ﾌﾟﾚｰｽﾒﾝﾄﾃｽﾄ 英語・数学ﾌﾟﾚｰｽﾒﾝﾄﾃｽﾄ 数学ﾌﾟﾚｰｽﾒﾝﾄﾃｽﾄ ４月８日（日） 新入生合宿研修 新 入 生 合 宿 研 修 ４月９日（月） 新入生合宿研修 新 入 生 合 宿 研 修 ４月１０日（火） 授 業 開 始 授 業 開 始 授 業 開 始 授 業 開 始 授 業 開 始 授 業 開 始 授 業 開 始 授 業 開 始 〔 Ｔ．Ａ．採用者 全体ガイダンス（12:30 ∼13:00) 〕 Ａ講義室 全体ガイダンス （市立劇場） 資 料 １ − 13 他 専 攻 推 奨 科 目 （ 平 成 19 年 度 大 学 院 履 修 案 内 p32 よ り ） ○ 材 料 開 発 工 学 専 攻 に お い て 推 奨 す る 他 専 攻 科 目 は 次 の と お り と す る 。 機 械 創 造 環 境 破 壊 力 学 特 論 環 境 材 料 科 学 特 論 Ⅰ 固 体 物 理 学 特 論 生 物 工 業 材 料 特 論 高 分 子 の 分 光 学 と シ ミ ュ レ ー シ ョ ン 量 子 工 学 生 物 高 分 子 材 料 特 論 電 気 経 営 情 報 半 導 体 素 子 工 学 特 論 Ⅰ 情 報 ネ ッ ト ワ ー ク 特 論 電 子 材 料 評 価 特 論 薄 膜 材 料 工 学 特 論 光 学 材 料 工 学 特 論 資 料 １ − 14 他 専 攻 科 目 履 修 状 況 区 分 対 象 者 数 A 履 修 者 数 B Ｂ／Ａ （％） 履 修 登 録 科 目 数 単 位 修 得 数 H１８年 度 407 人 218 人 53.6% 525 438 H１９年 度 404 人 232 人 57.4% 610 487 ※対 象 者 数 ：調 査 年 度 の修 士 課 程 2 年 生 の人 数
資 料 １ − 15 助 教 の 授 業 科 目 、 研 究 指 導 等 の 担 当 に 係 る 取 扱 い 助教の授業科目、研究指導等の担当に係る取扱いについて 平成１９年６月２９日 学 長 決 裁 学校教育法第 58 条第８項の規定に基づき、本学の助教が学部及び大学院修士課程の授業科目 （実験・実習科目を除く。）等を担当する場合は、大学の主要な業務が教育と研究であることに鑑み、 次のとおりとする。（時間数は実時間数とする。） 第１ 助教は、主要授業科目（原則として必修講義科目とする。）以外の授業を担当することができ る。この場合の担当時間数は、講義・演習科目を合わせて年間 208 時間以内とする。ただし、Ｆ Ｄの一環としての担当であることを考慮し、講義科目については、教授、准教授又は講師と分 担するものとし、担当する講義科目は、１週間当たり２科目以内、担当時間数は、科目ごとに総 時間数の４分の１以内とする。 第２ 助教のうち、大学院修士課程の授業科目を担当できる者は、次の各号の一に該当する者と する。 一 博士の学位を有する者 二 当該科目を開講する専攻において授業担当適格者として認定された者 第３ 助教が授業科目を担当する場合は、シラバスに当該科目の担当教員として記載する。（担当 が全教員等である場合を除く。） 第４ 助教が大学院修士課程の学生の指導教員になる場合は、副指導教員とし、次の各号の一に 該当する者とする。 一 博士の学位を有する者 二 当該学生が所属する専攻において研究指導適格者として認定された者 第５ 助教が修士論文審査を担当する場合は、副査とする。 第６ 第１から第５までの業務を担当する場合は、他業務（実験・実習科目担当、研究室学生指導、 系内諸業務等）を考慮の上、過度の負担とならないよう配慮するものとする。 附 則 この申合せは、平成 19 年９月１日から実施する。 資 料 １ − 16 指 導 教 員 と 修 士 研 究 題 目 の 一 覧 表 （ 複 数 教 員 に よ る 指 導 の 例 ） 建設工学専攻１年 職名 氏 名 職名 氏 名 職名 氏 名 1 Ａ コンクリートの収縮に起因した初期応力 准教授 下村 匠 教 授 丸山 久一 助教 田中 泰司 2 Ｂ 堤体の破堤シミュレーションに関する研究 教 授 大塚 悟 准教授 宮木 康幸 助教 磯部 公一 3 Ｃ 推進工法の推進管作用荷重 教 授 杉本 光隆 准教授 豊田 浩史 4 Ｄ グリスの流動抵抗 教 授 杉本 光隆 准教授 豊田 浩史 5 Ｅ 海岸環境に関する研究 准教授 細山田得三 准教授 熊倉 俊郎 6 Ｆ 舗装に関する研究 准教授 高橋 修 教 授 丸山 暉彦 7 Ｇ 鋼橋に関する研究 教 授 長井 正嗣 准教授 岩崎 英治 8 Ｈ 舗装に関する研究 教 授 丸山 暉彦 准教授 高橋 修 9 Ｉ 降雨による斜面崩壊 准教授 豊田 浩史 教 授 杉本 光隆 10 Ｊ 盛土の地震時崩壊機構に関する研究 教 授 大塚 悟 准教授 宮木 康幸 助教 磯部 公一 備 考 番号 氏 名 主指導教員 副 指 導 教 員 研究題目 計 画 ２ − ３ 「 中 期 計 画 に 記 載 さ れ て い な い 措 置 等 」 に 係 る 状 況 高 専 専 攻 科 を 修 了 し て 修 士 課 程 に 入 学 し た ２ 人 の 学 生 に つ い て 、 高 専 専 攻 科 教 員 と 本 学 教 員 が 連 携 し て 研 究 指 導 を 行 う 教 育 シ ス テ ム を 試 行 実 施 し 、平 成 18 年 度 に 修 士 論 文 を 作 成 さ せ 修 士 の 学 位 を 取 得 さ せ た （ 資 料 １ − 17）。 資 料 １ − 17 高 専 教 員 と 本 学 教 員 と が 連 携 し て 研 究 指 導 し た 学 生 修 士 学 生 所 属 専 攻 名 在 籍 期 間 本 学 指 導 教 員 高 専 名 高 専 専 攻 科 教 員 Ａ 建 設 工 学 H17.4∼ 19.3 下 村 匠 徳 山 高 専 田 村 隆 弘 Ｂ 材 料 開 発 工 学 H17.4∼ 19.3 西 口 郁 三 福 井 高 専 吉 村 忠 与 志 b)「 小 項 目 ２ 」 の 達 成状 況 (達 成 状 況 の 判 断 ) 目 標 の 達 成 状 況 が 非 常 に 優 れ て い る 。 (判 断 理 由 ) ・社 会 の 変 化 に 柔 軟 に 対 応 で き る 技 術 者 育 成 を 目 的 に 、修 士 課 程 の 共 通
科 目 （ 教 養 科 目 ） の 充 実 や 共 通 教 育 セ ン タ ー を 設 置 し て 教 養 教 育 全 般 の 企 画 、 改 善 を 推 進 し て い る 。 ・ 毎 年 度 授 業 科 目 を 見 直 し 、「 特 許 申 請 演 習 」 等 の 科 目 を 新 設 し た 。 ・ 修 士 課 程 に 入 学 し た 高 専 専 攻 科 修 了 生 に つ い て 、 高 専 教 員 と 本 学 教 員 が 連 携 し て 研 究 指 導 し 、 修 士 の 学 位 を 取 得 さ せ た 。 「 大 学 院 博 士 後 期 課 程 に お け る 目 標 」 ○ 小 項 目 ３「 社 会 か ら の 要 請 に 応 じ 、新 た な 領 域 分 野 の 人 材 養 成 プ ロ グ ラ ム の 創 始 ・ 強 化 を 図 る 」 の 分 析 a)関 連 す る 中 期 計 画 の 分 析 計 画 ３ − １ 「 大 学 院 修 士 課 程 の 経 営 情 報 シ ス テ ム 工 学 専 攻 の 教 育 ・ 研 究 を よ り 高 度 化 し 、ま た バ イ オ テ ク ノ ロ ジ ー に 関 す る 教 育 を 更 に 拡 充 強 化 す る た め の 体 制 を 充 実 す る 」 に 係 る 状 況 バ イ オ テ ク ノ ロ ジ ー 関 連 で は 、平 成 18 年 度 に 博 士 後 期 課 程 に 生 物 統 合 工 学 専 攻 を 設 置 し 、既 存 の ３ 専 攻 を 含 め た 博 士 後 期 課 程 全 体 の 再 編 を 行 っ た（ 資 料 １ − 18）。 経 営 情 報 シ ス テ ム 工 学 専 攻 に つ い て は 、 博 士 後 期 課 程 又 は MOT の 専 門 職 大 学 院 に 向 け た 検 討 を 行 っ た 。（ 資 料 １ − 19） 資 料 １ − 18 工 学 研 究 科 博 士 後 期 課 程 に 置 く 専 攻 及 び そ の 定 員 等 平 成17年 度 以 前 平 成18年 度 以 降 専 攻 名 入 学 定 員 収 容 定 員 入 学 定 員 収 容 定 員 情 報 ・ 制 御 工 学 専 攻 材 料 工 学 専 攻 エ ネ ル ギ ー・環 境 工 学 専 攻 生 物 統 合 工 学 専 攻 人 16 8 6 − 人 48 24 18 − 人 11 11 11 ７ 人 33 33 33 21 計 30 90 40 120 ※ 平 成 18 年 度 以降 の 収 容 定員 は平 成 20 年 度 に お け る もの で あ る 。 資 料 １ − 19 将 来 計 画 委 員 会 議 事 要 旨 b)「 小 項 目 ３ 」 の 達 成 状 況 (達 成 状 況 の 判 断 ) 目 標 の 達 成 状 況 が 良 好 で あ る 。 (判 断 理 由 )バ イ オ テ ク ノ ロ ジ ー に 関 す る 教 育 を 更 に 拡 充 強 化 す る た め 平 成 18 年 度 に 博 士 後 期 課 程 に 生 物 統 合 工 学 専 攻 を 設 置 す る と と も に 、 博 士 後 期 課 程 全 体 の 再 編 を 行 っ た 。 第３５回 将来計画委員会議事要旨 日 時 平成１７年１月１２ 日（水 ）１６ ：１５∼１６：３０ 場 所 事務局第１会 議室 出席者 小島委員長 西 澤、丸 山、川 崎、西 口、石 﨑、宮田、高田、井上、宮内、大里、 小 林、稲 垣、八 井、久 曽神、 大石、植松、福嶋、森川、中村、 佐 藤の各 委員 〔議 事〕 １．安全工学の専門職大学院につい て 委員長から、資料１、資料 ２及び 参考資 料に基 づき説 明があった後、平成 １８年度概算要求で安全工学の専門職大学院を要 求した い旨発 言があ り、こ れを承認した。 また、この検 討に ついては、教育研究部会で行 うこと を承認 した。 ２．経営情報関連の博 士専攻 につい て 委 員長か ら、学 年進行 に囚わ れず、将来的に、５番目の博士専攻を目指す のか、また、ＭＯＴの専門職大学院を目指 すのか、そ の方向性を経営 情報系 で再度検討願いたい旨発言があり、これを承認した。 以 上
○ 小 項 目 ４「 従 来 の 博 士 課 程 に お け る 人 材 養 成 に 加 え て 、企 業 に お け る 研 究 な い し 開 発 を 管 理 し 、 組 織 化 で き る 指 導 的 人 材 の 育 成 を 図 る 」 の 分 析 a)関 連 す る 中 期 計 画 の 分 析 計 画 ４ − １ 「 研 究 能 力 の 高 度 化 を 図 る た め 、 複 数 教 官 に よ る 指 導 、 プ ロ ジ ェ ク ト 研 究 ・ 共 同 研 究 へ の 参 画 等 、 教 育 ・ 研 究 指 導 体 制 を 充 実 強 化 す る 」 に 係 る 状 況 博 士 後 期 課 程 の 学 生 を プ ロ ジ ェ ク ト 研 究 に RA（ リ サ ー チ・ア シ ス タ ン ト ）と し て ４ 年 間 で 延 べ 297 人 （ COE プ ロ グ ラ ム 223 人 、 他 の プ ロ グ ラ ム 74 人 ） 採 用 し 、 最 先 端 研 究 に 参 画 さ せ る と と も に 、 そ の 成 果 を 国 際 シ ン ポ ジ ウ ム 、 学 会 で 発 表 さ せ 、 研 究 遂 行 能 力 の 向 上 を 図 っ た 。（ 資 料 １ − 20） 資 料 １ − 20 RA 雇 用 人 数 H16 年 度 H17 年 度 H18 年 度 H19 年 度 計 学 内 経 費 16 16 17 17 66 21 世 紀 COE プログラム 54 65 67 37 223 大 学 院 GP 8 8 計 70 81 84 62 297 ※ 21 世 紀 COE「ハイブリッド超 機 能 材 料 創 成 と国 際 拠 点 形 成 」事 業 が 18 年 度 で終 了 した ため、19 年 度 の RA 雇 用 数 が減 少 している。 技 術 開 発 セ ン タ ー の プ ロ ジ ェ ク ト 研 究 （ 計 128 件 ） に 、 博 士 後 期 課 程 の 学 生 を 延 べ 86 人 参 画 さ せ 、創 造 的・実 践 的 能 力 を 養 成 し た 。ま た 、他 の 共 同・受 託 研 究 に お い て も 学 生 を 積 極 的 に 参 画 さ せ た 。（ 資 料 １ − 21） 資 料 １ − 21 技 術 開 発 セ ン タ ー プ ロ ジ ェ ク ト の 実 施 状 況 H16 年 度 H17 年 度 H18 年 度 H19 年 度 計 プ ロ ジ ェ ク ト 研 究 件 数 （ 件 ） 29 33 36 30 128 博 士 課 程 学 生 参 画 人 数 （ 人 ） 28 31 12 15 86 平 成 19 年 ９ 月 に 助 教 が 修 士 課 程 学 生 の 副 指 導 教 員 と な れ る よ う 規 則 等 （「 教 育 組 織 規 則 」及 び「 助 教 の 授 業 科 目 、研 究 指 導 等 の 取 扱 い に つ い て 」（ ｐ 10．資 料 １ − 15）） を 改 正 し 、 教 育 研 究 指 導 体 制 を 充 実 ・ 強 化 し た （ ｐ 10． 資 料 １ − 16）。 計 画 ４ − ２ 「 中 期 計 画 に 記 載 さ れ て い な い 措 置 等 」 に 係 る 状 況 魅 力 あ る 大 学 院 教 育 イ ニ シ ア テ ィ ブ に 採 択 さ れ た 「 ３ G マ イ ン ド 先 導 的 研 究 者 養 成 プ ロ グ ラ ム 」 に よ る 一 貫 コ ー ス （ 資 料 １ − 22） に お い て 、 企 業 等 の 外 部 研 究 者 を 含 む 複 数 指 導 体 制 に よ る 高 度 専 門 知 識 ・ 独 創 力 養 成 を 行 い 、 企 業 に お け る 研 究 な い し 開 発 を 管 理 し 、 組 織 化 で き る 指 導 的 人 材 の 育 成 体 制 を 整 備 し た 。
資 料 １ − 22 ３ G マ イ ン ド 一 貫 コ ー ス の 概 要（「 平 成 19 年 度 大 学 院 履 修 案 内 」よ り ） ３ Ｇ マ イ ン ド 一 貫 コ ー ス １． 総 説 ３Ｇ マ イ ン ド コ ー ス は 、 本 学 の 教 育 理 念 を 実 現 す る た め の 重 要 な 教 育 プ ロ グ ラ ム と し て 、 平 成 １ ９ 年 度 か ら 設 置 さ れ た 修 士 課 程 か ら 博 士 後 期 課 程 ま で の 一 貫 教 育 に よ る 新 し い コ ー スで あ る 。 本 コ ー ス で は 、 常 に 環 境 ・ 安 心 ・ 安 全 (G reen)に 配 慮 し 、 国 際 的 視 野 (G lobal)を 有 し 、卓 越 し た「 も の づ く り」(G ood M anufacture)が で き る 、持 続 可 能 な 社 会 の 構 築 に 貢 献 す る 実 践 的 研 究 者 を 養 成 す る こ と を 目 的 と し て い る。 本 学 は 、 実 践 的 な 技 術 教 育 ・ 研 究 に 重 点 を 置 い た 工 学 系 の 大 学 で あ り 、 そ の 使 命 は 、 実 践 的 高 度 技 術 者 、 創 造 的 指 導 的 研 究 者 を 輩 出 す る こ と に あ る 。 本 学 の 教 育 研 究 に お け る 基 本 理 念 は 、 Vitality [活 力 ]、O riginality [独 創 性 ]、Services [社 会 へ の 奉 仕 ]の V O S の 精 神 に 象 徴 さ れ 、 V O S の 精 神 の 下 、 修 士 課 程 に お い て は 学 部 か ら 修 士 ま で の 一 貫 教 育 に よ っ て 実 践 的 高 度 技 術 者 を 、 博 士 後 期 課 程 で は 産 業 界 の 要 望 に 応 え る 創 造 的 ・指 導 的 研 究 者 を 養 成 して い る 。 こ の 目 的 を 達 成 す る た め 、 修 士 課 程 か ら 博 士 後 期 課 程 ま で の 一 貫 教 育 を 行 い 、 学 生 イ ニ シ ア テ ィ ブ C o-op 教 育 （企 業 等 の 外 部 研 究 者 を 含 む 複 数 指 導 教 員 に よる 指 導 ） 体 制 の 下 、 少 数 精 鋭 教 育 に よ っ て 学 位 早 期 取 得 を 目 指 す 。修 士 課 程 に お い て は 専 攻 を 横 断 し た カ リキ ュ ラ ム 編 成 に よる ３ Ｇ マ イ ン ド 養 成 プ ロ グ ラ ム に よ り ３Ｇ マ イ ン ド の 涵 養 とこ れ を 実 施 す る た め に 必 須 の 技 術 教 育 を 行 う。 博 士 後 期 課 程 で は エ キ ス パ ー トプ ロ グ ラ ム を 修 得 し 、３ G マ イン ド を 備 え た 先 導 的 研 究 者 を 養 成 す る 。 こ の ため 、 ３Ｇ マ イン ド の ４分 野 (倫 理 、 環 境 、安 全 、国 際 )の 学 力 ・学 識 の 修 得 が 必 要 と な る 。 以 下 に 本 コ ー ス の 特 徴 を 示 す 。 （１）３ Ｇ マ イ ン ド 養 成 プ ロ グ ラ ム （修 士 課 程 ） 環 境 ・安 全 ・安 心 を 重 視 す る 倫 理 観 、 卓 越 し た も の づ く り 、 国 際 的 視 野 ・価 値 観 に 対 応 す る ３Ｇ マ イン ド科 目 を 履 修 し 、 ３Ｇ マ イ ン ド に 関 す る 知 識 ・能 力 を 修 得 す る 。 （２）エ キ ス パ ー トプ ロ グ ラ ム （博 士 後 期 課 程 ） エ キ ス パ ー トプ ロ グ ラ ム で は ， 企 業 関 係 等 学 外 研 究 者 を 含 む 複 数 指 導 (C o-op 教 育 )体 制 に よ る 高 度 専 門 知 識 ・独 創 力 養 成 プ ロ グ ラ ム と 学 生 が 自 ら 提 案 す る リ サ ー チ プ ロ ポ ー ザ ル に 基 づ く 基 礎 研 究 、及 び 問 題 提 案 型 リ サ ー チ イ ン タ ー ン シ ッ プ 等 に よ る 実 践 力 ・ 自 立 力 養 成 プ ロ グ ラ ム を 修 得 す る 。 （３）学 生 イ ニ シ ア テ ィ ブ Co-op 教 育 体 制 に よ る 研 究 指 導 企 業 等 の 外 部 研 究 者 を 含 む 複 数 指 導 教 員 に よる 指 導 体 制 の 下 で 、 ３ Ｇ マ イン ド の 理 念 を 踏 ま え て 自 ら 提 案 した リ サ ー チ プ ロ ポ ー ザ ル に 基 づ い た 学 位 論 文 作 成 を 行 う。 b)「 小 項 目 ４ 」 の 達 成 状 況 (達 成 状 況 の 判 断 ) 目 標 の 達 成 状 況 が 良 好 で あ る 。 (判 断 理 由 ) ・技 術 開 発 セ ン タ ー に お け る プ ロ ジ ェ ク ト 研 究・共 同 研 究 へ の 学 生 の 積 極 的 参 画 を 行 っ た 。 ・ ３ G マ イ ン ド 一 貫 コ ー ス 等 に よ り 、 企 業 に お け る 研 究 な い し 開 発 を 管 理 し 、 組 織 化 で き る 指 導 的 人 材 の 育 成 体 制 を 整 備 し た 。 ○ 小 項 目 ５ ウ エ イ ト 「 よ り 高 度 の 研 究 ・ 開 発 を 担 う こ と の で き る 研 究 者 、 技 術 者 を 養 成 す る 」 の 分 析 a)関 連 す る 中 期 計 画 の 分 析 計 画 ５ − １ 「 学 会 で の 研 究 成 果 の 積 極 的 発 表 及 び 質 の 高 い 学 術 雑 誌 へ の 論 文 投 稿 を 推 進 す る 」 に 係 る 状 況 21 世 紀 COE プ ロ グ ラ ム の ２ 拠 点 で 、 博 士 後 期 課 程 の 学 生 延 べ 223 人 （ H16∼ 19 年 度 の 延 べ 人 数 ） に 研 究 及 び 学 会 発 表 等 に 経 費 支 援 を 行 い 、 学 術 雑 誌 へ の 論 文 投 稿 等 を 推 進 し た 。（ 資 料 １ − 23） 資 料 １ − 23 博 士 後 期 課 程 修 了 者 の 公 表 論 文 数 等 年 度 等 専 攻 名 H16 年 度 H17 年 度 H18 年 度 H19 年 度 修 了 者 数 公 表 論 文 数 1 人 当 論 分 数 修 了 者 数 公 表 論 文 数 1 人 当 論 分 数 修 了 者 数 公 表 論 文 数 1 人 当 論 分 数 修 了 者 数 公 表 論 文 数 1 人 当 論 分 数 情 報 ・ 制 御 5 14 2.80 7 26 3.71 11 23 2.09 8 30 3.75 材 料 14 52 3.71 12 39 3.25 22 77 3.50 18 51 2.83 ｴﾈﾙｷﾞｰ・ 環 境 11 41 3.73 14 48 3.43 16 56 3.50 20 66 3.30 合 計 30 107 3.57 33 113 3.42 49 156 3.18 46 147 3.20
計 画 ５ − ２ 「 優 れ た 研 究 計 画 へ の 研 究 費 配 分 等 専 門 分 野 で の 自 主 的 な 研 究 活 動 を 支 援 す る 」 に 係 る 状 況 若 手 研 究 者 の 自 発 的 研 究 活 動 の 促 進 と し て 、２ 件 の 21 世 紀 COE プ ロ グ ラ ム 及 び 計 画 ４ − ２ の ３ G マ イ ン ド 一 貫 コ ー ス プ ロ グ ラ ム に 係 る 博 士 後 期 課 程 学 生 に 対 し て 研 究 費 助 成 を 行 い 、 自 主 的 な 研 究 活 動 を 支 援 し た 。（ 資 料 １ − 24） 資 料 １ − 24 COE プ ロ グ ラ ム 参 加 学 生 数 、 研 究 経 費 、 学 会 発 表 等 の 経 費 支 援 若 手 研 究 者 支 援 経 費 （博 士 後 期 課 程 学 生 のみ） 21 世 紀 COE プログラム「ハイブリッド超 機 能 材 料 創 成 と国 際 拠 点 形 成 」 H16 年 度 H17 年 度 H18 年 度 H19 年 度 計 支 援 人 数 28 33 26 87 配 分 金 額 （円 ） 200,000 170,000 200,000 配 分 総 金 額 （円 ） 5,600,000 5,610,000 5,200,000 16,410,000 若 手 研 究 者 支 援 経 費 （博 士 後 期 課 程 学 生 のみ） 21 世 紀 COE プログラム「グリーンエネルギー革 命 による環 境 再 生 」 H16 年 度 H17 年 度 H18 年 度 H19 年 度 計 支 援 人 数 26 34 38 38 136 配 分 金 額 （円 ） 400,000 300,000 550,000 300,000 配 分 総 金 額 （円 ） 10,400,000 10,200,000 20,900,000 11,400,000 52,900,000 b)「 小 項 目 ５ 」 の 達 成 状 況 (達 成 状 況 の 判 断 ) 目 標 の 達 成 状 況 が 非 常 に 優 れ て い る 。 (判 断 理 由 )21 世 紀 COE プ ロ グ ラ ム 及 び 魅 力 あ る 大 学 院 教 育 イ ニ シ ア テ ィ ブ 「 ３ G マ イ ン ド 先 導 的 研 究 者 養 成 プ ロ グ ラ ム 」 に お い て 博 士 後 期 課 程 の 学 生 に 研 究 費 支 援 等 を 行 い 、よ り 高 度 の 研 究・開 発 を 担 う こ と の で き る 研 究 者 、技 術 者 を 養 成 し た 。
② 中 項 目 １ の 達 成 状 況
(達 成 状 況 の 判 断 ) 目 標 の 達 成 状 況 が 非 常 に 優 れ て い る 。 (判 断 理 由 )・ 海 外 実 務 訓 練 の 派 遣 機 関 と 学 生 数 を 増 加 さ せ 、 実 践 的 ・ 指 導 的 能 力 を 備 え た 技 術 者 の 育 成 に 大 き な 効 果 を も た ら し た 。（ 計 画 １ − ２ ） ・ 個 々 の 学 習 歴 に 応 じ た き め 細 か な 学 習 支 援 策 と し て 学 習 サ ポ ー タ ー 制 度 を 創 設 し 、 基 礎 学 力 の 向 上 を 図 っ た 。（ 計 画 １ − ６ ） ・ 小 項 目 ５ に つ い て は 、 社 会 構 造 の 変 化 に 対 応 し た 高 度 な 実 践 的 研 究 を 自 ら 計 画 し 、 実 践 で き る 研 究 者 、 技 術 者 育 成 が 本 学 の 基 本 目 標 で あ る こ と か ら ウ エ イ ト 付 け し た 。 21 世 紀 COE プ ロ グ ラ ム 及 び 魅 力 あ る 大 学 院 教 育 イ ニ シ ア テ ィ ブ 「 ３ G マ イ ン ド 先 導 的 研 究 者 養 成 プ ロ グ ラ ム 」 に お い て 博 士 後 期 課 程 の 学 生 に 研 究 費 支 援 等 を 行 い 、よ り 高 度 の 研 究・開 発 を 担 う こ と の で き る 研 究 者 、技 術 者 を 養 成 し た 。 （ 計 画 ５ − １ 、 ５ − ２ ）③ 優 れ た 点 及 び 改 善 を 要 す る 点 等
(優 れ た 点 ) １ ． 海 外 実 務 訓 練 の 派 遣 機 関 と 学 生 数 を 増 加 さ せ 、 実 践 的 ・ 指 導 的 能 力 を 備 え た 技 術 者 の 育 成 に 大 き な 効 果 を も た ら し た 。（ 計 画 １ − ２ ） ２ ． 21 世 紀 COE プ ロ グ ラ ム 及 び 魅 力 あ る 大 学 院 教 育 イ ニ シ ア テ ィ ブ 「 ３ G マ イ ン ド 先 導 的 研 究 者 養 成 プ ロ グ ラ ム 」 に お い て 博 士 後 期 課 程 の 学 生 に 研 究 費 支 援 等 を 行 い 、よ り 高 度 の 研 究・開 発 を 担 う こ と の で き る 研 究 者 、技 術 者 を 養 成 し た 。 （ 計 画 ５ − １ 、 ５ − ２ ） (改 善 を 要 す る 点 )該 当 な し (特 色 あ る 点 )１ ． 技 術 開 発 セ ン タ ー の プ ロ ジ ェ ク ト 研 究 （ 計 128 件 ） に 、 博 士 後 期課 程 の 学 生 を ４ 年 間 で 延 べ 86 人 参 画 さ せ 、 創 造 的 ・ 実 践 的 能 力 を 養 成 し た 。
(２ )中 項 目 ２ 「 教 育 内 容 等 に 関 す る 目 標 」 の 達 成 状 況 分 析
① 小 項 目 の 分 析
「 ア ド ミ ッ シ ョ ン ・ ポ リ シ ー （ 入 学 者 受 入 方 針 ） に 関 す る 基 本 方 針 」 ○ 小 項 目 １「 ア ドミ ッ シ ョ ン・ポリ シ ーを 公 表 し 、こ れ に 応 じ た適 切 な 入 学 試 験 を 実 施 す る 」 の 分 析 a)関 連 す る 中 期 計 画 の 分 析 計 画 １ − １ 「 大 学 全 体 の ア ド ミ ッ シ ョ ン ・ ポ リ シ ー に 応 じ て 、 各 課 程 ・ 専 攻 に つ い て も ア ド ミ ッ シ ョ ン ・ ポ リ シ ー を 定 め 、大 学 案 内 、ホ ー ム ペ ー ジ 等 を 利 用 し て 公 表 す る 」 に 係 る 状 況 学 部 、 大 学 院 の 各 課 程 ・ 専 攻 そ れ ぞ れ の ア ド ミ ッ シ ョ ン ・ ポ リ シ ー を 定 め 、 大 学 案 内 、ホ ー ム ペ ー ジ（ HP）等 に よ り 公 表・周 知 を 図 っ て い る（ 資 料 １ − 25）。選 抜 に お け る 志 望 調 書 、 面 接 等 に お い て ア ド ミ ッ シ ョ ン ・ ポ リ シ ー に 基 づ き 基 礎 学 力 や 意 欲 等 に つ い て 評 価 し 、 適 切 な 入 学 試 験 を 実 施 し て い る 。 資 料 １ − 25 ア ド ミ ッ シ ョ ン ・ ポ リ シ ー （「 大 学 概 要 」 よ り ） 学 部・修 士 課 程 本 学 は 、 活 力 （ Vitality）、 独 創 力 （ Originality）、 及 び 世 の た め の 奉 仕（ Services）を 重 ん じ る VOS の 精 神 を モ ッ ト ー と し て 、実 践 的 ・ 独 創 的 能 力 を 備 え た 国 際 的 に 通 用 す る 指 導 的 技 術 者・研 究 者 を 養 成 す る こ と を 目 的 に 、学 部 か ら 大 学 院 ま で の 一 貫 教 育 を 行 っ て お り 、次 の よ う な 学 生 を 広 く 求 め ま す 。 １ ．技 術 や 科 学 に 強 い 関 心 を も ち 、そ れ に か か わ る 学 習 に 必 要 な 基 礎 学 力 を も つ 人 ２ ． 人 間 性 が 豊 か で 、 責 任 感 の あ る 誠 実 な 人 ３ ． 技 術 や 科 学 を 通 じ て 社 会 に 貢 献 す る 意 欲 を も つ 人 ４ ． 自 ら 積 極 的 に 学 習 や 研 究 に 取 り 組 む 意 欲 を も つ 人 ５ ． 新 し い 分 野 の 開 拓 や 理 論 の 創 出 、 も の 作 り に 意 欲 を も つ 人 ６ ． 独 自 の 優 れ た 個 性 を 発 揮 す る 意 欲 を も つ 人 博 士 後 期 課 程 本 学 は 、 活 力 （ Vitality）、 独 創 力 （ Originality）、 及 び 世 の た め の 奉 仕（ Services）を 重 ん じ る VOS の 精 神 を モ ッ ト ー と し て 、実 践 的 ・ 独 創 的 能 力 を 備 え 、国 際 的 に 活 躍 で き る 指 導 的 技 術 者・研 究 者 を 養 成 す る こ と を 目 的 に 、 次 の よ う な 学 生 を 広 く 求 め ま す 。 １ ． 技 術 や 科 学 を よ り 深 く 研 究 す る 意 欲 を も つ 人 ２ ． 新 し い 分 野 の 開 拓 や 理 論 の 創 出 、 も の 作 り に 意 欲 を も つ 人 ３ ． 国 際 的 視 野 と 感 覚 を も ち 、 世 界 的 研 究 を 目 指 す 人 ４ ． 独 自 の 優 れ た 個 性 を 発 揮 す る 意 欲 を も つ 人 ５ ． 独 創 的 研 究 に 取 り 組 む 意 欲 を も つ 人 ６ ． 人 間 性 が 豊 か で 、 人 類 の 幸 福 に 貢 献 し よ う と す る 意 識 を も つ 人 b)「 小 項 目 １ 」 の 達 成 状 況 (達 成 状 況 の 判 断 ) 目 標 の 達 成 状 況 が 良 好 で あ る 。 (判 断 理 由 ) ア ド ミ ッ シ ョ ン ・ ポ リ シ ー を 大 学 案 内 、 HP 等 で 公 表 、 周 知 し 、 選 抜 に お け る 志 望 調 書 、面 接 等 に お い て 、こ れ に 応 じ た 適 切 な 入 学 試 験 を 実 施 し て い る 。 ○ 小 項 目 ２「 外 部 か ら の 進 学 者 を 含 め た 多 様 な 学 生 の 受 入 れ と 入 学 者 の 質 の 向 上 を め ざ し 、 選 抜 方 法 の 多 様 化 を 推 進 す る 」 の 分 析 a)関 連 す る 中 期 計 画 の 分 析 計 画 ２ − １ 「 第 １ 学 年 入 試 に お い て 、 専 門 高 校 等 向 け の 推 薦 入 試 と の 整 合 性 を 考 慮 し つ つ 、普 通 高 校 及 び 中 等 教 育 学 校 卒 業（ 見 込 み ）者 の 推 薦 入 試 を 検 討 す る と と も に 、高 校 ２ 年 生 修 了 見 込 者 の 受 験 の 可 能 性 や ア ド ミ ッ シ ョ ン ・ オ フ ィ ス（ Ａ Ｏ ） 入 試 の 導 入 を 検 討 す る 」 に 係 る 状 況 第 １ 学 年 推 薦 入 試 で は 、 専 門 高 校 か ら の 受 入 れ 課 程 を 増 や し た ほ か 、 普 通 高 校 及 び 中 等 教 育 学 校 卒 業 見 込 者 を 受 け 入 れ 、入 学 者 の 多 様 化 を 図 っ た（ 資 料 １ − 26）。 ま た 、入 試 委 員 会 に ワ ー キ ン グ グ ル ー プ を 設 置 し て AO 入 試 に つ い て 検 討 し た 。平
成 20 年 度 か ら は 、 ア ド ミ ッ シ ョ ン 戦 略 室 を 設 置 し 、 必 要 に 応 じ て ア ド ミ ッ シ ョ ン ・ ポ リ シ ー に 応 じ た 入 学 者 選 抜 に つ い て 検 討 す る と と も に 、 私 費 外 国 人 留 学 生 及 び 帰 国 子 女 を 対 象 と し た 第 １ 学 年 の ９ 月 入 学 の た め の 選 抜 を 実 施 す る こ と と し た 。（ 資 料 １ − 27） 資 料 １ − 26 学 部 第 １ 学 年 入 学 者 選 抜 試 験 入 学 定 員 及 び 募 集 人 員 入 学 定 員 募 集 人 員 推 薦・一 般 高 校 ・ 日 程 別 H17 年 度 H18 年 度 H19 年 度 ８ ０ 人 推 薦 専 門 高 校 ・ 総 合 学 科上 記 以 外 の 高 等 学 校 ３ ９ 人― ― ― ３ ９ 人若 干 人 ３ ９ 人若 干 人 一 般 前 期 日 程 ３ １ 人 ４ ０ 人 ４ ０ 人 後 期 日 程 １ ０ 人 ― ― ― ― ― ― 資 料 １ − 27 平 成 20年 度 〈 ９ 月 入 学 〉 特 別 選 抜 方 法 （ 私 費 外 国 人 留 学 生 ） （「 募 集 要 項 」 抜 粋 ） 実施学 部・学科 名 工学部 機械創造工学課程 材料開発工学課程 環境システム工学課程 経営情報システム工学課程 電気電子情報工学課程 建設工学課程 生物機能工学課程 募 集 人 員 若 干 人 出 願 要 件 次の(1)∼(4)のすべてに該当する者 （１）日本の国籍を有しない者 （２）独立行政法人日本学生支援機構が実施する平成１９年度日本留学試験 （第１回又は第２回。出題教科は、日本語、数学［コース２］、理科［２ 科目自由選択］の３教科４科目。）を受験している者 （３）ＴＯＥＩＣ（ＳＰ〔公開テスト〕）又はＴＯＥＦＬ（ＰＢＴ〔ペーパー 版〕、ｉＢＴ〔インターネット版〕）の英語検定試験を２００６年 ７月以降に受験している者 （４）次のいずれかに該当する者 １．外国において、学校教育における１２年の課程を修了した者及び平成 ２０年８月３１日までに修了見込みの者又はこれに準ずる者で文部科 学大臣の指定した者 ２．スイス民法典に基づく財団法人である国際バカロレア事務局が授与す る国際バカロレア資格を有する者で、１８歳に達した者及び平成 ２０年８月３１日までに達する者 ３．ドイツ連邦共和国の各州において大学入学資格として認められている アビトゥア資格を有する者で、１８歳に達した者及び平成２０年 ８月３１日までに達する者 ４．フランス共和国において大学入学資格として認められているバカロレ ア資格を有する者で、１８歳に達した者及び平成２０年８月３１日まで に達する者 ※ なお、上記１から４のいずれの場合においても、「出入国管理及び難 民認定法」において、大学入学に支障のない在留資格を有する者又は大 学入学後に当該資格を取得可能な者であることが必要。 選 抜 方 法 等 以下の方法から出願者が出願時に選択する方法により行う。 （１）出願書類、日本留学試験の成績並びにＴＯＥＩＣ又はＴＯＥＦＬスコア を総合して行う。 （２）本学にて実施する口述試験、出願書類、日本留学試験の成績並びにＴＯ ＥＩＣ又はＴＯＥＦＬスコアを総合して行う。 出 願 期 間 平成２０年 ５月１５日（木） ∼ 平成２０年 ５月２１日（水） 選 抜 期 日 平成２０年 ６月 ４日（水） ※口述試験希望者のみ 合 格 発 表平成２０年 ６月１９日（木） そ の １．平成２０年度大学入試センター試験は課さない。 ２．海外在住者については、出願時に健康診断書を提出すること。 なお、健康診断書は選抜には使用しない。 b)「 小 項 目 ２ 」 の 達 成状 況 (達 成 状 況 の 判 断 ) 目 標 の 達 成 状 況 が 良 好 で あ る 。
(判 断 理 由 ) 第 １ 学 年 推 薦 入 試 に お い て 普 通 高 校 、 中 等 教 育 学 校 等 卒 業 見 込 者 を 対 象 に 加 え た ほ か 、平 成 20 年 度 か ら 私 費 外 国 人 留 学 生 及 び 帰 国 子 女 を 対 象 と し た 第 １ 学 年 の ９ 月 入 学 の た め の 選 抜 を 実 施 す る こ と と し 、 多 様 な 学 生 の 受 入 れ と 入 学 者 の 質 の 向 上 を め ざ し た 選 抜 方 法 の 多 様 化 を 推 進 し た 。 ○ 小 項 目 ３ 「 入 学 者 選 抜 方 法 の 改 善 に 努 め 、 ま た 、 入 試 情 報 を 積 極 的 に 発 信 す る 」 の 分 析 a)関 連 す る 中 期 計 画 の 分 析 計 画 ３ − １ 「 多 様 で 質 の 高 い 入 学 者 を 獲 得 す る た め 、 入 学 者 の 選 抜 試 験 に お け る 成 績 と 入 学 後 の 成 績 等 の 調 査 を 継 続 的 に 実 施 し 、入 学 者 選 抜 方 法 の 改 善 に 反 映 さ せ る 。ま た 、入 学 志 願 者 の 資 質 を 適 切 に 評 価 す る た め 潜 在 的 能 力 の 評 価 を 含 め た 面 接 の 方 法 な ど を 工 夫 す る 」 に 係 る 状 況 入 学 直 後 及 び ３ 年 進 学 時 の 数 学 、 英 語 の プ レ ー ス メ ン ト ・ テ ス ト （ 別 添 資 料 １ − １ 参 照 ） に よ る 多 様 な 入 学 者 の 具 体 的 学 力 把 握 や 入 学 後 の 成 績 等 の 追 跡 調 査 等 を 継 続 し て 行 っ て い る （ 資 料 １ − 28）。 ま た 、 第 １ 学 年 推 薦 入 試 に お け る 対 象 者 の 多 様 化 に 応 じ て 、 面 接 方 法 に つ い て 講 習 会 を 行 っ た （ 資 料 １ − 29）。 ま た 、 私 費 外 国 人 留 学 生 を 対 象 と し た 選 抜 で は 個 別 学 力 検 査 等 を 廃 止 し て 日 本 留 学 試 験 の 成 績 等 で 判 定 し 、 渡 日 な し で 受 験 で き る よ う 改 善 し た 。 資 料 １ − 28 追 跡 調 査 内 容 等 期 間 平 成 １ ４ 年 度 ∼ 実 施 組 織 入 学 者 選 抜 方 法研 究 委 員 会 対 象 学 部 第 １ 学 年 推 薦 ・ 学 力 入 学 者 、 第 ３ 学 年 推 薦 ・ 学 力 入 学 者 内 容 入 学 時 の 英 語 ・ 数 学 の 学 力 （ プ レ ー ス メ ン ト テ ス ト 結 果 ） と 修 士 課 程 進 学 時 の 学 力 の 比 較 （ 推 移 ） 等 資 料 １ − 29 面 接 ス キ ル 研 修 日 時 平 成 １ ７ 年 １ １月 ９ 日 （ 水 ） 場 所 事 務 局 第 １ 会 議室 名 称 面 接 ト レ ー ニ ング 講 師 株 式 会 社 リ ク ルー ト 内 容 面 接 の 基 本 、 質問 ス キ ル 演 習、 面 接 総 合演 習 参 加 者 第 1 学 年 推 薦 入 試 面 接 委 員、 Ａ Ｏ 入 試等 検 討 ＷＧ メ ン バ ー 計 画 ３ − ２ 「 本 学 の 入 試 情 報 に つ い て は 、 学 生 募 集 要 項 、 大 学 案 内 等 の 冊 子 を 適 切 に 配 布 す る と と も に 、本 学 の ホ ー ム ペ ー ジ の 充 実 や 広 報 誌 の 発 行 等 に よ り 広 く 情 報 を 伝 達 す る 。 ま た 、 電 子 メ ー ル の 活 用 等 を 含 め て 入 試 相 談 体 制 を 充 実 す る 」 に 係 る 状 況 学 生 募 集 要 項 、大 学 案 内 を 多 様 な 志 願 対 象 毎 に 配 布 す る と と も に 、HP に も「 受 験 者 の 皆 様 へ 」 と い う ペ ー ジ を 設 け て 、 ア ク セ ス し や す い よ う 配 慮 し て い る 。 大 学 院 留 学 生 対 象 に は 英 文 で admission の ペ ー ジ を 設 け て い る 。（ 別 添 資 料 １ − ６ ） ま た 、 オ ー プ ン ・ キ ャ ン パ ス 、 学 校 説 明 会 及 び 電 子 メ ー ル で の 入 試 相 談 に 加 え 、 携 帯 電 話 サ イ ト か ら も 入 試 情 報 を 閲 覧 で き る よ う に し て い る 。 計 画 ３ − ３ 「 第 １ 学 年 入 学 対 象 者 、 第 ３ 学 年 入 学 対 象 者 の み な ら ず 、 他 大 学 卒 業 見 込 み 者 を も 対 象 と し た 大 学 院 に 関 す る ホ ー ム ペ ー ジ そ の 他 の 広 報 を 充 実 し 、教 育 研 究 情 報 の 積 極 的 提 供 を 行 う 」 に 係 る 状 況 大 学 院 志 願 者 に 対 し て も 、研 究 室 の 情 報 等 、HP で 情 報 を 積 極 的 に 提 供 し て い る 。 本 学 学 生 が 書 い た 「 研 究 室 ガ イ ド ブ ッ ク 」（ 別 添 資 料 １ − ７ ） を 作 成 し 、 併 せ て HP に も 掲 載 し た 。研 究 室 ご と に 、修 士 論 文 題 目 や 就 職 先 、研 究 室 の 一 日 な ど を
