Title
P3-7-2 広汎子宮頸部摘出術術後の卵巣機能および子宮体部
血流に関する検討( 本文(Fulltext) )
Author(s)
小倉, 寛則; 古井, 辰郎; 大塚, 祐基; 早崎, 容; 豊木, 廣; 牧野,
弘; 森重, 健一郎
Citation
[日本産科婦人科學會雜誌] vol.[64] no.[2] p.[777]-[777]
Issue Date
2012-02-01
Rights
Japan Society of Obsterics and Gynecology (公益社団法人日本
産科婦人科学会)
Version
出版社版 (publisher version) postprint
URL
http://hdl.handle.net/20.500.12099/52786
※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。
Japan Society of Obstetrics and Gynecology
NII-Electronic Library Service
Japan Sooiety of Obstetrios and Gyneoology
2012
年2
月一
般 演 題 777(S−
651)P3
−
6
−
10
3mm
以内の頸 部 間 質浸 潤に留 まる子宮 頸 部腺癌Ibl
期の術 式は単 純 子 宮全摘 出術で十 分 か 九州大 矢 幡 秀 昭,
麻生佳 愛,
八木 裕 史,
井上貴 史,
兼 城 英 輔,
河 野 善 明,
奥 川馨
,
園 田顕三,
加来恒壽,
小 林 裕 明,
和 氣 徳 夫 【目的】本 邦の子宮 頸癌取り扱い規 約で,
微 小 浸 潤 腺 癌 (Ia期 )は 正常の内頸腺領域 に 限局 する微 小 浸 潤 を伴 う病 巣とされ,
これ を超え る と 浸潤 腺 癌 価 期 ) に 分 類 さ れ る.
本 邦の子宮 頸 癌 治療ガイ ドラインでは,
臨床 進 行 期はIb
期 腺 癌であるが 基 底 膜からの浸 潤 が3mm
以内の い わ ゆ るFIGOIa1
期相当の頸 部 腺 癌 症 例 を 「浸 潤 が 浅い腺 癌 」と表現し,
その推奨 治療は骨 盤 リンパ節郭清を伴わ ない単 純 あるいは準 広 汎 子 宮全 摘 出 術 と し ている.
当科で は自験 例の検 討 を経て 2005 年より骨盤リンパ 節 郭 清ま た は 生検を伴う単純 子 宮 (頸 部 )摘 出術 を行ってきた が,
今 回,
後方視 的に振 り返り、
術 式 と しての妥 当性 を検 討 す るこ と と した.
【方 法】子 宮 頸 部 円錐 切 除術 に よ りFIGOIa1
期 相 当 と確 認で きた頸 部腺癌Ib1期に対し2005
年8
月 か ら2011 年8
月まで に,
患 者 同 意の上,
手 術 を行っ た13
例を対 象と し た.
【成綾】年齢は26〜70
歳 (中 央値36歳 ),
組 織型 は 全 て内 頸 部 型 粘 液 性 腺 癌であっ た,
術式は単純子宮全 摘 出術が 7例, 単 純 子 宮 頸 部 摘出 術 が6
例 で あっ た.13
例 中5
例に は両側 付 属 器 摘 出術が行 わ れ,8
例に骨 盤リン パ節 郭 清,5
例に セ ンチネル リン パ節 検 査 併 用に よ る骨 盤リン パ節生検が行わ れた.
13
例 中1
例のみ に摘出子宮に腫瘍の残 存 を 認めた が,
卵 巣 転 移・
リンパ節 転移 を 認 め た症例 は な かっ た.
全 例 追 加 治療は行わ ず,
1〜
71ヶ月(中央値34 ヶ月)の観 察 期 間で再 発症 例 は
1
例 も認めてい ない.
【結 論】頸部 間質浸潤の計 測に は問 題 を伴 う が,
いわ ゆ るFIGO
正a1 期 相 当の頸 部 腺 癌 に 対 する術 式と し て は広汎や準広 汎子宮 全 摘 出 術 まで行 う必要は な く,
単純 子 宮 (頸部)摘出術で十 分であ り,
骨 盤リン パ節 郭 清 を省 略できる可 能 もある と考え ら れ た、
P3
−
7
・
1
当 院に お け る若年性 子 宮 頸 癌の妊 孕 性 温 存に苦 慮し た2
症 例 市立貝塚 病 院1,
泉州広 域母子医療セ ン ター
りん くう総 合 医 療センター
2 直 居 裕 和1,
橋 本 洋 之1,
梶 本 恵 津 子1,
竹田満寿美1,
吉田晋[
,
三村 真 由子L,
横 井猛1
,
井 阪 茂之L,
荻田和秀2,
長 松正章1 【目的1
子宮頸 癌は20
代〜30
代の若 年 発 症 も多 く,
また妊 娠 初 期の検査 で発見さ れ ること もあるた め,
患 者の妊 孕 性 温 存 希 望が強い場 合に治 療 法の選 択に関し て苦慮する事が多い疾 患である.
当 院で治療を行っ た若年性子宮頸癌に関 して術 前 後の 検査 結 果が異 な り妊 孕性の温 存に特 に 苦 慮 した2
例に関し て報告し検 討を加 え た.
【方法】当 院 にて治療 を行っ た若 年 性 子 宮 頸 癌2症例に関し て報告 す る.
【成 績1
症 例1
は22歳1経 妊0経 産,
子宮外妊 娠1
回.
近 医での子 宮 頸 部 細 胞 診にて adenocar−
cinoma の診 断の た め精 査加療目的で当 院 紹 介 受 診 と なる,
当 院で の コ ル ポス コ ピー
狙い 組織 診でmucinous adenocarci・
noma,
MRI に て子 宮 頸癌 1b1期,
患者の妊孕性 温 存 に 対 す る希望 が強いため広 汎 子 宮 頸 部 摘 出 術 施 行し両 側 付 属 器 は温 存の方 針と なっ た
.
術 後の病 理 結 果で small cell carcinoma の成 分が混 在 する ことが判 明 した た め,
追 加で子 宮,
両 側 付 属 器摘出手 術の方 針と な る が
,
患者の希望 が 強 かっ たた め追 加 手 術は行わず,
化 学療法CPT11
/CDDP3
コー
ス施 行し退 院と なっ てい る,
症 例2
は27
歳1経 妊0
経 産.
性交後出 血 を主 訴に近 医受 診,
子 宮 頸 部に外 向性に発 育 する2cm
大の易 出血性 腫 瘍を認め細胞診class5
,
また 子宮 内腔に胎 嚢を認め 妊 娠 5週 相 当 と診 断 さ れ,
妊 娠 中子 宮 頸癌の精査加 療目 的で当 院 紹介 受 診 となる.
当 院で の コ ルポス コピ
ー
狙い 組 織 診で squamous cell carcinoma,
MRI
に て傍子宮 組 織へ の浸 潤 が 疑わ れ子 宮 頸 癌2b
期の ため妊 娠 継 続は困 難であ る と 判 断