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骨粗鬆症

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〔旧 説〕 (東京女医大誌第26巻第5号頁229−240昭和31年5月)

緒 :東京女子医料大学整形外科教室(主任森崎直木教授) 言 助教授 松 「rツ 永 ナが

マサシ

(受付 昭和31年4月19陶

骨粗懸症,又は蘇影症,時には脆弱症,叉は多孔 症と駒・ばれるこの疾患ぽ,狂迎語で云うOsteo− poroseであIJ,英米で云うOsteoporesisでちる、/, 独起ではOstec)p orOseと同義語にKnochenatro・ phieと呼ばれても居!,従って日本でぱ’丁芸絵 とも云われるごとがある。然し我A’が日常骨米h煮 症と云ケ賜合2つの意昧がこの言葉の中に含戴し て居り,この辺に我々の言葉の使い方に混乱が感 ぜら捗るeその1つは組織学的骨粗であり,他 ぱレ隷学的な骨粗己∴1である。 よ ま 定 我 組織学的な貴下’ミ症とほ骨組織の基質の吸収が 新生よりも旺盛な状態で従って基質は菲薄で粗に なっているが,基質そのものへのCa沈着は町分 に行われてv・る状態を呼んで居る。之と混乱し易 いのは骨基質の吸収に対して新生は充分行わ.れて はいるが,その添加骨基質に対するCaの沈着が 充分に行われないで一部が婆様組織として脱灰像 のあるものを骨軟化症と一般には呼んでいる。 レ線学的骨粗髪症とぼ骨のレ線像が全体として 透過性を示し,即ちCaの減少を来して居り骨皮 質が薄く叉骨梁が粗雑になり且つ菲薄で縦に並ん でいるものを呼んでいる(第1図)。要するに骨組 織中のCa欠乏状態のレ線豫に於ける表現をレ線 的骨粗髪症と呼ぶわけであるから,従ってこの中 にぱ組織学的骨粗懸症や,骨軟化症も叉,Osteitis fibrosa generalisataの如ぎものも含まれるわけ である7J・9・14・27・55・54)。 本日は我ノ唖謡床家が日常診察室で経験すること の多いこのレ線学的ブ斜組り症に関して暴説杓な 説明を言、ナたいとしうβ,その無難の群群となる 正1鴬の生但紅の.’嘱;難て間して=最近の近歩を餌介し て置き「・、 置営馨国母の講造 人体に於てtt、.:,1L鼠、.占めるてUk−i.{’9λ1前後 であるが,そのi㍉ :.17%以一一ピを・1、lifめる きなも のである. 之をプきく分けると借皮質と1}謡1亡、とに分けら れ,前者ほ長艇、堂.り一松「…写蹟却.!,後者ぽF管骨 の挙挙,扁一」二ぼソ父は小さな骨つr.t「 ’..1;釦を占めて いる・“ 骨戸ごほF[拭:1の.ハe一一・ ・X:ルス氏弄J伶って7諦: 大きた円}形をなしで.、るわけで,ハーベルス氏 系の中心にはハーベルス氏管があiv,血τ.寺には 淋巴管がその中を走っている(竿2図)12)。 骨細胞は相互に迂観しつつ且つ1印し管とも密接な 関係にあIP,他の細胞と同様に1美し液の供糸織なくし てぼその活動は期待出来ない。之は骨皮質中を走 る網細血管相五の距1離が大部分は:⑪窪1nmであり 大ぎくともO.P“mm以下であることがらL/{・i9るユ2)。 骨皮質の内外には骨膜を有し,この骨膜が骨形 成細胞を含んでおP,骨形成の■要な彼刊を果し てbる。第3,第4図は若い時,成八時に於て各 々ハーベルス氏管を新しく造るとぎの経過を模型 図で示したものである12)。これによれば初め外骨 旋であったものが新しいハーベルス氏管が呂来上 ったときは内骨膜になって了っている如く,内骨 膜も外骨脹もその作用は同一/tである。 骨皮質には細胞岡に骨基質)があり,更に之に膠

Masashi MATSUNAGA : Osteoporosis一一A Review.

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2 原繊維が加わり他の組織に於けると同様に結締織 を形成している(第5,6図)51)。他の組織との大 きな差異は之に無機物が沈着してhることであ る。この無機物は極めて重要な意味を有し,骨中 のCaは生体内に含まれる全Ca量の99%を占め, 同様に絢構i酸塩は90%,Pは87%,炭酸塩は80%, Naは25%を占めている。そしてこれらの無機物 は雑然たる集積ではなくして方解石に似た型の結 晶として恰もBlock建築の様に井然と積み上げ られて骨結締血中に沈着している(第7図)51)。 その結晶体の大きさは500×250×望GOAの容積 を有し,19中の結晶数は,2.65×1016の多数に達 し,その占める表面積lit 1061n2と云う彪大なもの で60kgの体重を有する人は大体10万平方米の結 晶表面積を有することになり,その全てが同時に 新陳代謝に参加しているわけではないが,それに しても如何に旺盛な代謝が行われるかが窺知され る。今労りにこの結晶の大き’さを肉眼で認め得る 位即ちO.5mmの長径に拡:大したとすると,我々の 大腿骨は5kmの長さに拡大されることになる。 基質の構成は蛋白質が主であり,軟骨基質に大 量に含まれているコンドロイチン硫酸等の糖半白 体は骨基質中には全くないわけではないが極めて 少量しか含まれていなV、o 畳粗懸症の発生因子 扱て本論に帰って骨里門症を来す原因について 考えてみるに第1表に示す様な因果関係が考えら

第1表骨粗髪症

/(神経性,炎症性外傷性,先天性) /?

局所性←Osteoblasten←物理的因子

の活力低下\ / ?

全身1触雑一《謙籍

れる。そしてその原因が何であれ,その表現が局 所性のものと全身性のものとに分けられる。局所 性の表現をとるものには物理的因子に起因するも のが多いがその他に外傷性,.前L雌性,神経性,炎 症平等の原因により誘発されるものがあP,そ:の 背後に秘められゾご発生機転の複雑性は専門家にと って極めて興味深いものである。然しこれらの局 所性の骨粗霧症は我々整形外科医が取り扱うこと が多く,内科,外科,婦人科等他の臨床科との grenzgebietの問題としては遙に全身性骨粗霧 島の方が問題になるので,出席では時間の関係上 この局所性のものは割愛して全身性の表現をとる ものについてのみ論旨を進め謡いと思う。 全身性骨粗懸症 1) 栄養障害に起因するもの a)飢蛾性骨病 栄養障害因子に起因するOsteoporoseで最:も 理論的に理解し易いのはと.の飢椴性骨病Hunger osteopathieであり,第一次世界大戦後独逸に於 て報告されているのは有名である。飢餓状態に於 ては生体は蛋白質,鉄,Na, Kを貯留して出来る だけ排泄を抑制しようとする傾向があるが,Ca, P は正常状態と同様に排泄する,叉一方血中のCa, Pはその濃度が常に同一水準にある為に,排泄量 と摂取量との差は当然骨より求められるわけで, この考え方よりすれば飢餓性骨粗霜症の発生は純 理論的に説明し易㌔㌔然し今次大戦にては余りこ の露な報告がみられなかったし,前大戦の時の報 告例も詳細に検討してみると骨軟化症であるもの

が多いのでHungerosteoporoseの発生の存否

について蕾めて吟昧が行われている状態である∩ 現今大体の方向として飢餓以外に更にもっと大き な因子,即ちCa又はVitamin−Dの欠乏が主因 をなしているのではなかろうかと考えられている 5,55,54) e b)腎障害に由来するもの 腎機能の障害により大量の蛋白質,叉はCa, P の排泄が旺に行われて骨疾患を来すことは比較的 最近に至りやかましく論ぜられる様に:なった。例 題ばクル病と思われるものにVit.一Dを与えても 治療効果の挙らないものがあり普通のクル病と異 るごとに気が付き,その発生機序が腎障害に帰納 されるものがあることが判って来て腎性クル病と の独立疾患名が与えられる様になった。土性クル 病,遅発性クル病,renale Osteodystrophie等と 呼ばれる一連の疾患は腎に一次性の変化がありそ の代謝異状の為に二次的に骨疾患を伴うものであ ろうと考えられて居た。最近Albrightユ・2)は之等 の疾患は腎機能障害の為に血中のCa, Pの生理的 標準値に異常が生じ,この低Ca一口,叉は高P血 が上皮小体を刺戟して機能;昂進状態に置き,二次 性上皮小体機能昂進症として骨疾患を発生すると 考えた。依ってこの種の骨疾患をrenal osteitis 一 280 一

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fibrosa generalisataと命名すべきであると提言 した。この解釈には未だ疑義があり多数の有力な 反論もあb多くの未解決の問題を含んでいる9・10・ 15)o Glomα・[11ほ脇 .Pro}: ler Tubti!us H.H巴}k5じhピ 置e 皿, a1cr Tl山しijd/d g

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}.lghtwond−Albright 第8図 FanconiのtU/明図 B’ ’ me ’ 吹p’eloneph一 ユ,L1㌔‘he /tfyp,.Ttonsion. 丁度その時FancOni7・8)が腎.機能の新しい仮説 を提示したので各:方面の興味を牽いた。即ち腎に おいてNephrohの各層が各々異った機能を営み, それ故にその重書によって各々異った症状を呈す ると云うのである。近位細尿管に於ては糖,P, アミノ酸の再吸収が営まれる。故に近位細尿管に 機能障害があるときは再吸収が充分に営まれなV・ 故に粧尿,高燐酸尿,蛋白尿が排泄される。従っ て骨賂においてば目粗霧症を認める尿においては 蛋白尿,多尿,糖尿,高燐尿を認める。 本邦においてはこの種の腎性因子に由来する骨 疾患の明確な記載のあるものはなく,僅に2,3疑 わしい症例の報告に接するに過ぎない。 何れにしても骨疾患と腎疾患とが併発又は相前 後して発症するときはその解釈に非常に苦しみ, 果して相ee k’係ありゃ否や,何れが一次性なりや 否やの断定は遽に決め難いものがある。 c) Post−pregnancy Osteoporosis 経産婦に粗雑症の発症が起.り易く,非経産婦に骨 粗懸症の発症が適いことは我々臨床家の気付く所 であり.,集計によればその差は殆ど2:1である と云われている17)○ その薯明な例として栄養状態の悪い経産婦に post−pregnancy Osteoporosisが発症する。 ここに最:近東大整形外科を訪れた一一・症例を同科 の御好意によIJ拝借して紹介しよう。 32才 女子家庭婦入 家族歴に特記すべきことはない。 既往歴並に現症匪:10年前に第1子分娩後歯根が弛 んだが鋼に苦済なく,tL’の多年子宮筋腫にて手術を施 行左卵巣を同時に摘出した。6年前第2子を分娩し, その後腰痛が強く数ヵ月間続いナ甲記憶がある。第3子 分娩後も同様で2年前第4子を分娩したがやはり腰痛 が激しく非常に苦痛であっ7J c, 琵「近↓妊娠していないのに腫痛が増強し,安瀞時に 疹痛は地が澤肋後には増ザすろ。 又第2回の分娩彼か鑓トが抜け始めて現在では総入 口pしている。 一陣並に昌所々見:!:貞:{=窪は右:方凸のlgを示し,㍍ 轡は減少している。日鋼,叩打痛はないが強直を示し て,股聖節は回旋並に田田淫:動が制眼戯し膝関節で 1.τコ明なX一撃を示してい”・)r, !血癌弩Ca es:9.8,無1幾燐i4..5、 ア?レヵりV−!lフォスフ.r ターゼ22.9mg/dユを示し,骨ii.1v)レi』尺依は第9∼コ.2図 の如く全身性の骨粗髪症を呈した。 鳥距大転子部よりの試験切開にて骨片を採取し,祖 r年論ここ査を施行した弄:亡;巴ζ〕召〕菲搭で且つ疎であり 組織学的にも’E粗髪を示したので我々はPost−preg− nancy Osteoporosisと診断した。 この症例には9年前卵巣 .臼術が行われているので, 卵巣機能の荒廃による影漂もあり,純粋な形のPost− pregnancy Osteoporosisと1まいえないがかくのごと き症例が高Ca:食, Vitamin−Dの大量投与にて如何な る反応を示すかに興味を抱いて”チ9・コラーD’!60万 単位を連日筋注した所,10零落より熔痛は軽快して血 清Caユ0.2,無機燐2.2C,アルカIJ性フォスファター ゼ,13.7mg/dlとPはやS下降して了つたが,アノレカ リ性フォスファターゼは著明に下降した。 その後Vitamin−Dの投与を行ったり休止したりし ているが,大体血清Ca, Pは正常値にあり,アノレカリ 性フォスファターゼのみが時々不安定に上昇したり正 常値に帰ったりしている。 レ図像による骨粗餐症も次第に恢復して来ている が,この1年聞で身長が約1.5cm低くなって来ている のは未だ治療を続けねばならない証査であると思う。 一2?/一

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4 Post−pregnancy Osteoporosisの発症原因に関 しては妊娠,授乳中に調ては生体内にて大量の蛋 白質,Caを要求する為に起る故に栄養摂取の不 充分に起因するとするものと6),cor亡icosteroid の一血清値が高v・為に起因するとするもの25等があ り,その発生原因に関する因子の解明が未だ充分 とは云えない。 この症例に於ても分娩後2年を経過して居り, 且つ9年前に卵巣を片側摘出して居り,純粋な形 のPost−pregnancy Osteoporosisとは云えなv・ 様で,この先は性ポルモンによる無機物代謝の影 響を知り度いと考えている。又Vitamin−Dの大 量投与にて非常に敏感な反応を示してV・るのも興 味深く,古く謂われたビタミンD抵抗性クル病, 叉は腎性代謝障害による骨粗霧症を加味している のではないかとも考えられる。

d)Vitamin−C欠乏

この他食餌性因子に起因するOsteOporoseは Vitamin−C欠乏の際に起る壊.血病に併発して骨 粗大症が起ることは良く知られているが最近は特 殊な環境でないと発生しない。Vitamin−Cは骨 基質を形成する作用があるものと解されている。

e)Vitamin−D欠乏

Vitamin−Dの欠乏, Ca, Pの食餌量の不足は寧 ろ骨軟化症を来すものでクル病がその占める割合 が・最も多v・。然し極めて稀なものとしてVitamin・ D過剰症によっても骨粗懸は発生することがあ

る。その他のVitamin類意にVitamin−Aは骨

粗髭の発生には関係ないものと解釈されている。 最近東京地方の2∼3の有力新聞に富山県地:方 の一風土病として奇病イタイイタイ病の集団発生 が報告せられ,東京地:方整形外科和談会にその臨 床例が報告されて居る。それによるとこの地方は 水質に変化なく,各住家平均1町6反の耕地を持 ち,宗教心に厚く長期間精進料理を食する傾向が あり,この疾患は婦入に多く且つ30才以後に多く 発生し,腰痛,四肢の関節痛が来り,数年乃至十 数年の経過で栄養摂取不充分となり衰弱死亡す る。火葬にすると骨の灰が一握位の少量しか得ら れないことからもこの疾患であることが判ると云 われ.てbる。 臨床例の諸検査の結果,軽度の貧血,血液沈降 速度の昂進が認められるが,白i血球数並にその種: 類には変化なく,並tts Ca値は正常又は僅に低く, 燐酵素は上昇値を示し,総蛋白値は正常,尿中へ のCa排泄量は概ね正常又はやや高い程度である。 そのレ線引は凡そ全骨格に骨粗髪を認め,時に は病的骨折,又はその癒合像を認める。特異な所

見としてはProc。 clinoideus post. lc破壊像が認 められる。 骨組織像としては脱灰像があり,骨軟化症に似 てbると述べている。 報告者は恰も脳下乖体の機能異常がこの症例に 力[恋しているかの如き見解であるが,この検査所 見,生活環境等を吟味してみると最も簡単な食餌 性因子の,蛋白,Ca, P, Vitamin−Dの欠乏と更 には女性ホルモンの機能荒廃による癸生因子の添 加が考えられ,比較的簡単な型の骨粗酒症と解し てよいのではないかと考えられる,唯一地方に集 団発生した点に興味深いが,昔からクル病衣は集 団的に乃至は地方的に濃厚な発生を認めるもので あり,明治時代田代教授がクル病の集団検診をし たのもこの地方であることを思えば,それほど異 とするに足りないのではなかろうカ>n 戦後米国の風潮が輸入せられ盛に食物中のmi− nera1の亜:要性に関して巷間に論ぜられているが, 由来日木人の食餌にはCaが少く,且つ殻類特に 大麦に含まれているイソシッド燐酸エステルの存 在はCaを不溶性のものにして吸収され難くする と云われ,低Ca食に由来する骨粗縣症の発生条 件を充分に備え,且つ婦人は多産の傾向あり富戸 この条件を充分に備えていると解釈されている。 2)内分泌障割こ起因するもの 内分泌腺にて骨成長への影響を直接与えるもの としては,上皮小体,卵巣,睾丸,脳下垂体,甲 状腺,副腎の6つであろうと考えられている。 の 上皮小体機能昂進 Ca, Pの代謝に最も強い影響のあるのは上皮小 体ホルモンでこの機能昂進による骨疾患を汎発性 繊維性骨炎:と称し,一名Recklinghausen氏病と 云われている。我k’のもとにこの珍らしい症例が あるので簡単に紹介して置こう。 症例 39才 男子 鉄道工夫 家族歴,既往歴に特記すべきことはない。 現川歴,1945年秋左足関節を捻挫してから両側大腿 部に不定期的に疹痛を訴える様}こなり1946年秋再び転 んでから左大腿部に索引痛が加り走ることが出来なく なった。1948年には右大腿部にも索引痛が加り,某病 一 231 一

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院で胸部,足関節,大腿骨のレ縁撮影の結果ロイマチ 2の疑診を受けた。1950年9月鋪装道路上で転んで両 肩を打ち,右上騰骨々折の診断にてギブス固定を行っ たが,この頃から歩行はますます困難となり翌年12月 杖がたって椅子の上に倒れたために左大腿骨々折をき たし,ギブス固定を施行,3ヵ月後歩行練習を始めた が松葉杖を用いても5∼6歩しか歩けなく,彼の:友人 は次第に彼の丈の低くなっていることに気がついてい る。1952年7月東大附属病院に入院した。この症例で は四肢痛,筋菲弱,病的骨折が主要な症状であるが Gutmanl!)等の115例の本疾患の症状について集計し た所,各々72%,22%,28%に該症状がみられたと報 告している。四肢痛をもつて始まることが非常に多い 様である。 一般並に局所所見,前頸部に腫瘤を触れないが疲労 し易く,筋緊張は稽減弱している。両側共大転子下に 前側方凸の変形を認め,病的可動性,運動痛あり,全 身骨格のレ線像は殊に頭蓋骨,肩脾骨,肋骨,脊椎 骨,骨盤,上腕骨,大腿骨等に全般的’胃萎縮,嚢腫様 透明像がみられ皮質は菲薄となり,その骨膜側は大体 に平滑であるが骨髄側は粗網状である。 」血清Caは11.64mg/dl, pは。.505mg/d1,ア.7レカリ 性フォスファターゼ9.012mg/dlを示した。尿中Ca, P の排泄量も増加しており特にCaは1日:量400∼600mg を排泄しており,Ca定量食にて負の代謝を示している ことを矢llつた。 尿:量は2000cc前後で多尿を示し,血中残余窒素は 34.3mg,血清蛋白も7,07gを示し,クリアランス法に より,R.B,F.毎分438cc, RP.F.263, G.F.R63.9 にてRenal Blood FJow, Glommerular Fi工tration共

に減少してはいるが,この程度の腎機能障害は一次的 というよりはこ次的のものであろうと結論した。 上皮小体捌出術にて左下側の1個を捌出した。半米 粒大で肥大していないが組織学的にはやや腺腫様構造 を示した。術前12.542mg/dlを示した1血中Caが術後 11.579mg,20日後には9.524mgに下降した。しかしそ の後2ヵ月にて次第に上昇を示し,15mgを超えるに 至ったので再び右上下2個の上皮小体劉出術を施行し た。その後3ケ月聞は10・一・12mgの聞に血中Caは一定 し,Pも2。6∼2.8mgの間にあったがフォスファターゼ はほとんど変化なく9∼11mg/d1を示していた。 2年後再び入院を命じ同様の諸検査を施行しナこが血 中Ca 12.7mg/dl, P 2.88mg/dl,ア7レカリ性フォスフ ァターゼ3Qmg/dlを示し改…善の傾向が認められなかっ た。上皮小体腫瘍が縦隔洞に転位していることがある のでこの方面を手術約に探したが腫瘍を発見すること が出来なかった。 このホル“tr・Vの最も言忌ある点は,その作用耕 序に関する論争で,ユつはこのホルモンが直接骨 に作用してCaを血中に動員し,高Ca血症を招 来するとなす説と,他はこのホルモンは直接腎に 動きその燐酸排泄閾値を低下せしめその為に高燐 酸尿を招来し,従って低燐酸血を来し,又高Ca !fU.症を来し,これらのCaもPも結局は骨から誘 出されるとなす腎仲介説とがある。これらの論争 は1925年頃から多くの学者の問で華々しいi業績の 追加と執拗な努力とによって行われて来て居り, この方面の学問の最も激し∀・論争の場となってV・ る21)一・・2■・)O b) 垣口巣, 睾丸 性ホルモンが骨を含む性器以外の組織への影響 が論ぜられたのは既に古v・ことで,特に血清Ca の動向と性ホルモンとの関係が興味をもつて観察 され,たのはLaurence, Riddleによるニハトリの 雄,雌,産卵中の雌との血清Caの比率が100: 115二205であるごとから,叉産卵期前の心土に骨 形成過剰がある等のことからCa代謝と卵巣機能 との間に深V・関係のあることを推定した28)一’50)。 その後estrogenとCa代謝との深v、関係に関 しては臨床例の観察が次から次へ行われているが 男性ホルモンには之の作用なく除睾丸性骨粗血症 は類官症にみられるもので男性ホルモンのAna− bolicな作用即ちNを蓄積し骨基質,筋肉への蛋 白の沈着する作用の欠如に由来するものと考えら れ,る!6・18・29) c)脳下垂体 脳下垂体性高山に於ける骨発育の抑制や叉は末 端巨:大症にみられる骨粗霧症はこの内分泌腺異常 に由来するものである。 d)甲状腺 甲状腺機能昂進症,叉は甲状腺ホルモン投与に よJl尿中へのCa排泄は増加する。永続した甲状 腺機能昂進症の患者には骨粗霧症が発生する。 e)副腎 正常の骨発育には副腎ホルモンの関一与がありそ の異常例えばCushing氏病に於て骨粗霧症が認 められる。 上述せる如く種々なる因子叉はその幾つかの組 合せによって骨粗懸症は癸生するが我々臨床家が H常民:も多く遭遇するものは老人性骨粗憲症であ る。 一233一

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fi k’の教室で大腿骨頸部骨折の頻度は男性対女 性の比は大体1=5で断然女性に多V・。女性の方 が特別にこの部位の外傷に曝される機会が多VOと は老えられないし又その既往歴を問いただしても 特に激しい外傷ではなくてつまついた,一寸たっ て転んだ位の軽い外傷によって骨折を来してV・ る。この様な老人に発生する骨折を一般の外傷性 骨折と見倣すか骨粗霧症による脆弱に由来する病 的骨折と見徹すべきかは丁度そのgrenzgebietに あるものと云えよう。 脊椎粗慈症 老人IC於て腰痛,四肢痛,又は放散痛を訴吏、て 我k’の外来を訪れるもので脊椎粗羅症を認めるも のがある,臨床的に特徴のあることは腹部に横に 走る皮膚綴襲が出来て胸腰椎移行部に後轡がある ことであるが,最も著名な変化の認められるのは 脊椎のレ線像であって全体として骨の陰影が軟部 組織との対比が少V偽に朦朧として骨皮質は薄 く,椎体の骨梁は縦に走り,粗で薄く,椎甲板は 凸レンズ状に膨れて来てその圧力の為に浮体は凹 レンズ状になり所謂魚椎を形pk S『る。維体の強さ

第2表脊椎粗霧症 当科外来 昭26∼30 1,30t−ILL,t一,[,40r−ttlsot−sdr16−o一)一L6SIIi;6J70t一一一・iS.is6t7s’b’1−t71

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((Lノ 嫉〕 cc) 第18図 脊椎線像の模型図 (a}正常より(b)∼(d)脊椎粗懸症 詫 1 tL

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r諭 は大体木の3倍,鍛鉄の%と云われてV・るが粗燃 性変化の為に椎間軟骨の弾力に抗し得す魚椎を形 成し,叉体重の負荷,軽度の外力によって圧迫骨 折をさへ起す様になる。勿論この様な粗懸性変化 は脊椎にのみ限られるわけではなくて全身の骨格 に発生する。然し比較的頭蓋骨,胸骨等には顕れ 難い。 自 験 例 我々の外来を訪れた脊椎粗霧症の診断を下され た患者数,男女別,年代別は第2表に示す如く女 性に多く,60才代に最も多いが女性ではその発症

網鳥・1・・21・… 33

計1・1・・21・71・1・45

がやや早く50才代にても多数みられる傾向があ る。Albrightは女性に骨粗燃症の発生の早ヤ・こ と,三人:Tl的に卵巣除去を施行したものに発生し 易V・ごと等から,骨二二症の癸生因子に卵巣機能 の関与が重大であることを指摘して,閉経期に続 bて発生するこれら1群の骨三二症をPost・meno− pansea1 esteoporosisと呼ぶことを提案し,試み に女性永ルモンの投与による経過を襯察した2)。 これらの症例にestrogenを与えた所Ca Pの 代謝は正を示し20日間で最:高値に達するが投与を 中止すると15日間は変化なく,その後次第に術前 の代謝に復帰するのを認めた。このCa, Pの代謝 改善が実際の治療方法として有効か否かが問題と なった。1947年Albrightが米国で,1948年Sc− owen52)が英国で,叉Anderson(英)4)SchUpbach (スイス)55)等がこれらの骨粗鷺症にestrogeR治 療が卓越した:方法であり,レ二二にても骨粗織性 変化の改善が認められることが判り,この様な post−menopansea10steoporesisに対して性ホル モン療法が有効であることが確認された。 一一fi老人性骨粗懸症に対してAdrenopanseal

OsteoporosisとしてCortison叉はCompound

Eが有効であることがHenchによって確認され, 更に:はA,C.T.H”Cornp Fが有効であることが判 った。 唯骨の二三性変化に対して性ホルモン,副腎皮 質ホルモンの両者の共同作用が行われているか否 がの判定や,その相ee k’係の判定は三々困難であ る1)。 脊椎粗鷺症の治療 1)回雪,先づ脊椎の支持力が体重さへも支持 することが出来ない程脆くなっていることが予想 されるので可及的に免治して了うことが第・一であ る。それには従来の軟性コルセットの装用が最も 簡単に行われる。脊椎の変化が余りに高度である ならば,ギブス床による安静も行われるが,この 場合の安静は脊椎カリエス叉は脊髄腫瘍の術後の 一 23 ・4 一

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安静と異って下肢筋,背筋の萎諮を放直してはな らない。 2)高Ca,高蛋白食,骨組職への(:a供給源と して消化,吸収され易い形で多塗のCa,蛋白を 食餌中に常に与えることが必要であり,之なくし て如何なる療法を試みるも充分な効果は期「待し難 い。最も理想に近く,比較的安価で,然も何処で も手に入れ.ることの出来る高Ca,高蛋白食は牛乳 であろう。本邦に於ける市乳1合TPtCは180mg のCaと160mgのPとを’含有して居TJ l日2合の 常飲はCa供給とし.て大ざな意義を持つものであ る。 Owen26)fによれぽ毎日200∼。00m9のCaを摂 取している老人には老ノ.\性骨粗_庄の発生率士大 きいがp50⑪mg以上のCaを摂取している才ソ\で. ほ著明み畜積が行われるものう吐きあとつ古くは 老年期のCa代謝は負の代謝が行われていると思 われ、ていたが,Bigwood5ノ=よ才しば数目1.瓠よ浜の 地心を行っても続く数日「爾は・儀く正のIC謝ゾヒ行 い,その間に何等原因と思わ,1る様な因う‘が:イ芋在 しなかつナことを述べている。古姐こ我六がCa孕こ 謝の正負を知らんとするとぎ又は1高Ca食の劫某 の判定を企てると翫こは特定な出口闇のみを対比 して検討することは全く無意味で或る程!冷の窺聞 続けて行うべき’であることが判る0 3)ホルモン療法,前述した如くホルモン特に 女性ホルモンの投与と更に之の作用を塙強させ, 且つanabolicな作用により瓦Na, K, P, Clの 生体内貯留を行い且つ骨面:質の箔成をや強さす作 用がある故に男性永ルモンの投与の併用が行わ1量 る。然し之等の用量に関しては定説があるのでは なくて大体の使用方法として estradiol benZQ− rlate叉は:dipropionateなら毎日1.5∼3.0皿9注

ES, dienestrol tt O.5N2 mg, etbinyle.q,tradiol

なら0ユmg位内服,男性ホルモンとしてはtest−

osterQne propionate 10∼20mg注射, methyi

testosterone 30 mg位を毎日投与する方法が良 いと云われてV・る。 何れにしても之らの’薬物は大量投与の必要な く,小量宛を永く行うべぎもので,4週間投与し て2週聞休む様な形式の投与方法をとるべきもの’ と飢えられ特に女性ホルモンの大量投与.は骨形成 を抑制する傾向があるごとを知って・置き卜いと思 う。 結 語 生体に於ける允陵物の代謝異常は「直ちに骨組織 の異常となる。然し急激な発生条件を備えること は寡V・故に永い経過の後でないと自覚症状を示さ な/o。この永い経平中に他の発生条件の併発によ る共同作用も起り得るし叉派生条件による悪循環 も起り得る。 一ここに骨組織中のCa欠乏のレ線的表現であ る骨粗.霜症の中,全身的発症を伴うものの発生因 子と個一々の発生因子を続る作用機序とに関して現 在迄冷温,bシ.票追試を枢勇めて鳥鰍的に紹介した が,その何れ峯,が:未だφくの疑門と未解決の分野 とを含んで居る。 骨粗_;薙の九生は:多1「支多様の乳生ズメ『序を有しs 決して単紀なものでは聡い。古い阜純な仁塑に祖 済迄の知見の綜合を/L、.L,J’一ltわ這ることは:到る所で 困難になっていろ. 自然の句り出す神∵/’ブ「窪1蒔ぱより新しいノご莞 がより包括的な考え.’!k提示することを期待して若 い学往、=役弾みカナているのではながろうか。 qに即するに称し御し、岡を賜った森田教反に/顧謝す る。) 交 献 1) A亘鮫堪豊滋,F㌧:Am. lul’.厳ed.27.861(1947)

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第1図 Idiopathische Osteoporose 第2図 ハーベルス氏管,左は1本右は2 本の動静脈が走っている。Ham12)による 昌辞裡細患鳥糸畑=tdi〆八品’厄難パ愛4’概酔興島職唐

轄こ雛灘i繍 麟離

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鵬韻粛§齢騰魂棚’tゼ鰯伶醐撃纏脚晦} ホ 。 ( ttt t 「 く ’

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第3図 翫 Ct鳳肱¥鞠《概誘¥磁烈鳳 Ham12)による 輪。 第4図 Ham12)による 第5図 左上隅は500×,中央は7,000× 骨皮質 Robinson51)による 一237一

(10)

10

第6図第5図の模型図 Robinson51)による

FIo トDA hydtvxyspat:tc bone orysta: (eee E St S) dra“m in pereFxrcLLv(. to ropr(wont a ma.ure, tabular, ttzagen呂l cry匹t&r 1 一一一 =「 ` I I @ r r 冒一 嘱 1 、、 @\ ? 冒. @ 、 ワ 一 、 @I @I .、、ヒ’・, 一 ,軸:’ ’七 ] 「 一

P

臨 _ @/ I 山

鋤敷 鰍 第10図 同左右膝関節前後像

第11図同側画像

第7図Robinson51)による 第9図Post・pregnancy Osteopros三s腰椎

第12図同右肘関節

一 288 一

(11)

藷。

第16図 同 腰 椎

第13図 Osteitis fibrosa generalisata頭蓋骨前後像

第14図 同織上縢骨病的骨折変形治癒 第15図 同左右肘関節 笹

、=院’‘ 第17図 同左大腿,病的骨折変形治癒 一一 2,gg 一

(12)

12 1燈篇 ,匁藩

欝懸・

灘.

第19図 腰椎粗霧症Fischwirbe1と Schluβplatte skleroseが著明 鰐馨蓑 炉鉢ウリi’ A

奪戯難壼

第21図 腰椎粗霧症十変形性腰椎症Fischwirbel・

Schlup.platte sklerose, Kompresionsfrak−

turの他にOsteophytenbildungが著明

第20図腰椎粗霧症第2腰椎に圧迫骨折が認められる

参照

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