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印刷機

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Academic year: 2021

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(1)

広告活動の活発化,食品薬品関係の包装紙の需要増に加え,オリ ンピック用諸印刷物の増加のため,昨年度の印刷業界は高速度,多 色印刷の高能率輪転機に対して強い意欲を有した。そのため多数の 高速度輪転撥と全自動B列半裁凸版印刷枚が製作された。 それらの内で最も規模の大きいものとして千代田ダラビヤ印刷社 に納入されたB列全判10色グラビヤ輪転棟がある。木椀はその規 模においてわが国最大のものであり,その高速性についてもわが国 最高のものである。 またセロフアン,フォイルなどの食品包装紙印刷用としてのダラ ビヤ輪転機が数台製作された。今後ともこの方面の需要が増大して いくことが予想される。

2】.1輸

グラビヤ印刷は色の濃淡や調子をなめらかに変えることができる ので,色調が豊かで自然な天然色印刷物をうるために最も適してい る印刷方式である。さらに速乾性インキを使用でき印刷サイズも無 段階に選定できるためセロフアン,アルミフォイル紙などの非吸収 性の包装材料に対しても絶好である。 39年度に製作されたグラビヤ輪転機はわが国最大規模を誇るB列 全判10色グラビヤ輪転機とセロフアン,フォイル紙などの包装紙に 印刷を行なう6色グラビヤ輪転棟およびセロフアン専用6色,4色 のグラビヤ輪転機がある。以下代表的な機種について紹介する。 21・1・18列全判10色グラビヤ輪転機 本機は給紙棟3台,印刷ユニット10≠「,折撥4台,放棄排紙枚1 台,乾燥装置一式,および原動装置3台より構成され,幅5m,高 さ4.4m,長さ35mにおよぷわが国最大規模の高速多色刷グラビ ヤ輪転機である。 地階に設けられた自動調力調整装置,および自動紙継装置を有す る給紙枚より立ち上がった印刷鰍も1階床面のスリット部を通過 して印刷ユニットに導かれ,版胴回転数最高350rpmの速度で印 刷された後に,ドラム形乾燥装置をへて完全に乾燥され,逐次印刷 ユニットを通過し多色印刷を行なう。 印刷完了した紙面は折機によってB4×4瓦 8頁および16頁, B5×16頁,32頁,A4×8頁2部,A5×16頁,32頁のいずれか,ま たは枚菓排紙機により枚某紙として排紙される。 各印刷ユニットは,逆転運転可能な構造であるため,紙の表裏面 一一階 変換が自由に選べる。また給紙棟および原動装置が3組あるので, 分割運転して同時に2台または3台の輪転機として使用し,まった く異なった印刷物を別々の折検より排紙することができる。 給紙機には自動張力調整装置,スプレイ方式による自動紙継装置, 真空紙面集じん装置,巻取紙装着用リフタ装置,プレヒータなどを 有する。 自動張力調整装置ほ,多色ダラビヤ輪転機においては各印刷色間 の見当が正確に合わなければならない。見当狂いの原因は張力変化 により生ずるため張力変動なく印刷ユニットに送航することが必要 である。本磯の自動張力調整装置は送りローラの速度を自動制御す る方式で,独特の構造が採用されている。すなわち2組のドラグロ ーラはおのおの別個の無段変速機により駆動し,そのドラグローラ の中間の送紙はごく軽いアルミバーと2本のバキュウムローラをS 字状に通してループを形成させる。ループほ,リールスパイダーの 回転やオートペーストなどによって巻取舵部に発生する張力の変化 が印刷部に伝播するのを速断する目的のもので張力の変動によりル ープが上下に変動するが,これを上極下極に設定した光電管検知装 置により検出し,ループ前のドラグローラの送り速度を無段変速機 により増速または減速させてループが安定するように制御する。し たがって印刷部に送航する張力をループ後のドラグローラを駆動す るPIVで調整設定しておけば,ループ前のドラグローラはさきに説 明した自動制御によって張力一定の連続印刷を行なうことができ る。バキュウムローラは紙との巻付部分のみローラ外周部に多数の 空気吸引孔を持つ回勤しないローラで,ローラの一端に吸込圧の調 整ができるようにバルブを設け,バキュウムポンプに接続して紙を ローラに吸い付け,無張力とした送紙の横振れやしわのできるのを 防止する。またバキュウムローラは紙幅が変わっても,紙面より空 気吸引孔がはずれることのないようにローラ外周にスリープがあり 空気もれを防止する。 印刷ユニットほ版胴海区動装置,版胴サイドレイ装置,インキソグ 装置,圧胴加圧装置,ドラム形乾燥装置およぴドラム駆動装置など より構成され,これらが左右対称に配置されているので,紙面の表 裏に対する印刷ほインキソグ装置とドクターの位置を交換し,版胴 の駆動方向をクラッチにより止逆に切り換えることにより行なうこ とができる。インキソグほ密閉自動循環形のオーバーフロー方式, ドクターは各サイズの版胴に対してもドクターの接触角が一定にで 32,685.31 1,050

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(2)

第2図 B列全判ダラビヤ輪転機 きる構造となっている。印刷匠の加圧は,水冷バックアップローラ を電動により,プリセットした印圧に加圧できる。 乾燥装置は熱源にスチームを使用するドラム形を採用している。 印刷紙はドラム表面に巻き付けられた状態で熱を受けるので熱の伝 達がよく,能率のよい乾燥が行なわれる。さらにドラムの外側には 開閉式のフードを設けフード内面にはドラム面に向かって空気を噴 出するノズルを多数配列し,印刷紙面より蒸発するインキ溶剤ガス を分離させこれをフード外に排気することにより乾燥能力をいっそ う向上させている。フードの開閉は操作バルブを切り換えることに よりエアシリンダにより行なわれる。 印刷ユニット間の見当合わせは電動式コソペソセータローラを日 立自動見当合わせ装置により自動的に調整して行なわれる。 各ユニットはカバーで密閉し付部に発散してインキ溶剤ガスを排 気装置により室外に排出し印刷宅の溶剤ガス濃度を極力低下させ作 業環境の向上を区lっている。 排紙装臣ほB4王さメ用折機はB4×4頁,B4×8頁,B4×16頁の折 帖を排紙できる片出しである。折帖は三角坂上のスリッタローラに より紙の中央をスリットし,カッタ胴で切断し折胴により折り畳み 排紙すれば4貢が2部舟ねとなる。スリットを行なわなければ8頁 となり,カッタと共用しない専用のコレクトシリンダを使用しコレ クトすることにより16頁となる。三角板は方向変換させて使用す ることができ紙の裏表どちらでも折帖の表面とすることができる。 オールサイズ折機は折胴を2組設け,それぞれA判用,B判用と し,いずれも4サイズ8頁,5サイズ16頁,32頁折ができ,A判用 ほ原動側,B判用ほ操作側に排紙する。三角板は2個使用し,A判, B判により移動させそれぞれの紙面の中央に合致させる。上部にあ るドラグローラ,スリッタ,ターンバーと三角板の方向変換などの 装置を適宜に組み合わせ使用することによりいかなる製本にもマッ チした折帖が排紙できる梢造となっている。 いずれの折機も三角板,ターンバーにはェアクッショソが施して あり印刷紙の流れが円滑で印刷面の汚れを防止している。ドラグロ ーラ,ニッピソグローラを本体と切り離させるように原動横軸にク ラッチが設けてあり,さらに折機全体を休止させるクラッチがあり, 印刷部とのタイミソグを合わせるためクラッチは以前の位相に復元 できるようになっている。 枚菓排紙棟はドラグローラ,カッタ胴,テンションシリンダによ り精度よく切断したシートをコレクトシリンダにより5枚コレクト し,これを不等速運動機構を介して駆動されるチェソグリッパによ ってコレクトシリンダと同速度でくわえ変えられた後減速させボー ドにそろえて排紙させる。チユングリッパを不等速運動させている 191 第3図 660mm6色グラビヤ輪転磯 ため動作が円滑で高速度の排紙が可能である。デリバリボードは約 1mの/くイルができ,またスノコ取り装置を併用することによって ボード上の印刷紙を搬出する間も本棟を停止することなく排紙する ことができる。 全体にわたって主要軸受部,歯車部はすべて完全密閉のギヤボッ クスに納められて単独の自動給油装置で給油され,集中手動給油装

置と相まって保守はきあめて容易である。安全カバーや電気的機械

的な各種安全装置が完全に設けられ,連結表示盤,各種シグナル表 示灯やベル,ブザー,インターホーンも完備しているので操作はす べて押ボタンによる遠隔操作により安全容易かつ迅速に行なうこと ができる。 21.1.2 特殊印刷用占dOmm古色グラビヤ輪転機 本機は給紙部1台,印刷ユニット6台,リワインダ1台より成り, セロファンを主とし,フォイル艶.紙などの巻き取りに対して片面 6色のグラビヤ印刷を行なう。紙幅660皿m,版胴周長400∼800mm の間任意の寸法のものが選定できる。 給紙部にほ紙継ぎ装置として圧着べルトおよびカッタを設け,高 速印刷中に旧巻取紙と新巻取舵の接合を行なった直後巻取紙の切断 を行ない位相ずれのない紙継ぎを行ない,操作性と生産性の向上を 因っている。また一定張力で印刷ユニットに紙を送り込むため張力 の変化をダンサローラの変位位置と変位方向により検出し,電気的 修正回路によりドラグローラの送り速度を変える自動張力調整装置 が設けてあり印刷見当ずれを防止している。 印刷ユニットの印圧着脱は圧胴を上下させて行ない操作は電動押 ボタン式となっている。ドクタの版胴に対する位匠や接触角度を自 由に調節設定できるので印刷が非常に鮮明になる。 インキ飛散防止のため版胴の両端面にゴム製ドクタを当てるサイ ドドクタとさらに操作に支障ないよう十分考慮したカバーを設iナ, これらは任意の寸法の版に対して簡単に調整できる構造となってい る。 リワインダ部は給紙部と同様操作性の向上とスピードアップを考 えた紙継ぎ装置を採用しているのが大きい特長である。これは巻取 径が大きくなり設定した紙継状態になるとリミットスイッチにより 自動的にカッタと押えローラが作動し,紙継ぎが行なわれる。印刷 面の巨り刷色調や見当を監視するため回転ミラー式の監視装置により 画面を光学的に静止させチェックを行なうことができる。乾燥装置 は給紙部にプレヒータを設けて印刷紙の調質を行ない,各ユニット には遠赤外線ヒータと給排気ノズルを配列したフードを設けてある ので完全な乾燥を行なうことができる。フードの開閉はエアシリン ダで行ない押ボタンにより操作できる。

参照

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