U・D・C・る21.87d.1:534.4
高速エレベータ縦振動系の解析
AnalysisofLongitudinalVibrationbrHigh-SpeedElevator
重
田政
之*
早
瀬
俊一郎*
MasayukiS†1igeta Shun,ichir∂Hayase光
井
範
彦**
Norihiko Mitsui要
旨
エレベータはその運転速度が高速化するに従い電動機軸に換算した巻上枚回転部分の占める慣性モーメント が減少する結果,かごとつり合いおもりとの不平衡負荷に伴う外乱および加減速時の速度制御上の不具合など が助長されて従来のエレベータ以上にかごの上下方向振動が増加しやすい傾向にある。 本報告は超高層ビル用高速エレベータを主体に巻上楼の電気制御系とエレベータ機構の椒械系とから構成さ れる振動系について解析し,かごの上下方向振動を防止する手段の概要を述べた。l・緒
円 高層建築に要求される運転速度の高速化に伴い,かごから見た場 合の巻上轢回転部分の慣性モーメントは小さくなり,同一の外乱レ ベルに対してかごの上下方向の振動(以下縦振動と称する)の振幅 ほ増す傾向にある。 この縦振動系は巻上機のエレベータ制御系と電動機,かご,つり 合いおもりおよぴロープなどのエレベータ機械系とから構成され る。この系に作用する外乱として,(1)加減速時の巻上株速度制 御上の不具合による外乱,(2)かごとつり合いおもりとの不平衡 荷重く・こ伴う外乱,(3)乗客の乗降による外乱,特に減速暗かごの 停止位置までの距離に対する速度/くターンの追随を行なううえでの 速度指令の不連続に伴う外乱などが考えられる。 これら外乱は縦振動系の強制加振力となりかご内の上下振動を誘 発L,乗客に不快感を与えるものである。本報告はこの縦振動を防 止する目的で,系の解析と系の減衰を増す手段について述べる。 実機エレベータの試験に対してほ,日立製作所水戸工場内のエレ ベータ研究塔を用いた。2.縦振動系の説明
准振動系を図1で説明する。巻上梯制御系ほワード・レオナード 方式で直流電源烏,発電枚Cおよび電動機〟からなる。通常は電 機子回路の電圧降下を補償するための帰還制御系を構成している が,系を簡単にするためにこの帰還回路を省略した。 機械系は電動機軸に直結されるシープ5,かごC,つり合いおも りⅣおよびプーリPからなる。各質点5,C,lyおよびPはそれぞ れ主ロープル〃?および補償ロープC月で連結されている。Cガほか ごの位置により主ロープの重量が変化するのを補償するためのもの である。3.巻上機制御系の解析
図1に示した巻上擬制御系の要素はすべて線形であると仮定し た。まず制御系よりシープ周上に発生する力凡を求める。 発電機界磁電流g′とj㌦との関連式ほがg+れ▼告=範(g′+批)
凡しぎ〃+n音)=〃ダー㈲・÷雷
…(2)丁加=遡_.オ。‥
g J㌦=__工巴 r2 ‥(3) ..….…(4) * 日立製作所日立研究所 ** 日立製作所水戸工場 (港) G GSF ll GF 罪花篭滝J′・ Er F pハ p‖ D S F F F F 〔エG(h C G M H州l一… GFR 弓巨軍構 ぎ亡`■E犠1′]二番『 ーくと盲恍界占三巻紙 考古粍界拉延托 1年利権 1L剖棍帝石三三巷韻 1左肘毒馴二し‥延子乞 1】F 1げR 帖トンノ丁。 一指一束系 /S /入IR ll'C\頂
P \ _-焦絹古称火・だ去 5 :ンーフ C ・J、Iナ Il' :一二・り′へいJ二 〕 P :プ”-; 11R:主コープ C R:柿了盲てご一丁 〔; :7■-・:二束‖、† /CR GFRは目標運軸曲線およびかご位置と運軸速度パターンの 関連より可変制御が行なわれる。 図1 エレベータ系説明図 ん r二 ̄戸 ̄; 恥・㍍凡範れ・n凡神 町 こ こ 月。卜㌔ざ ゴ ⊥' ゴ r∴ ♪七 凡=J・L綻言こ- ̄・シー【17ナ臼綿トニ二n叫けるプJ ∫:ろ「rろて一生舟■旨iて)二 電気系フロロック線図 発電扱誘起電圧(Ⅴ) 電枚子回路電流(A) 発電機直巻界磁定数(-) 発電機誘起電圧定数(Ⅴ/A) 発電橡界磁時定数(s) 電梯子回路時定数(s) 電位子回路抵抗(Q) 電動機界磁束(Ⅴ・S) 丁巾:電動機発生トルク(kg・m) J2:シープ周上の変位(m) r2:シ ー プ半径(m) ヴ:重力加速度(m/s2) (1)∼(4)式をブロック線図で示すと図2となる。ここで凡を発 -62-l高
速
Xβ ∩) 山頂讃理絵輩守釈ざ芸づ三軍ドリEU慧-き王墓ヨ孟∵1誹
ゞ「「・声卜1\ C爪り`ごJl=た爪(1リエペ\・=ふ爪(1十ノ(l)r〔、 久一一一一l岳笥
/\/、 ヮ山 0 1.0 2 5 11)周波敢/=糸(Hz:・
1.0 0・5J… 裏話 堕0,2墓
0.1 図3 シープ周上に作用する制御系の等価な 強制加振力凡および複素弾性係数C刑(ざ) 電機界磁電流g.′とシープ周上変位∬三に関するものに分離して求め ると 凡=Cf(5)・J′-C,〃(5)・∬2 ここに, Gf=α・ 1+rp5ヒ___.土;C,1f=β.÷撃
5 1+rg∫ (言¢)範 γ已・伊・凡(ち+r。);β=三をα;
n=老若‥
…‥(5) ….(6) ‥..‥(7) ただし,電動枚の負荷トルクが変化しても電動機回転速度の残留偏 差が生じない条件範・凡/凡=1(1)を満足するものとした。 C∫,Cmの物理上の意味はそれぞれ Gf(5)=発電政界磁電流をシープ周上の力に換算するための換 算係数 C川(s)=巻上株制御系のシープ周上に作用する等価な複素弾性 係数(ヱ) である。いま,C`(s)・オ′=吊(ぶ)とするならば凡ほ∼′をシープ周 上に換算した力となる。また,S=ノ仙(ノ=ノニー)として G,〃(ノ山)=良川(1十ノ£,〃)=ゐ桝+ノ山C椚… …‥(8) ここに ん,-(仙)=β・ 1十T7rgr〟2 1十了12仙2c川(山)=β・講読す
ミけ.(抄)=軋二ち担
1+rぴn仙2 (9.) とするならば,々〝`とc,〃はそれぞれ制御系のシープ同上に作用する 等価なばね定数および粘性減衰係数である。また,ご,れは制御系の内 部損失係数で亡,〃が大きいほどシープに発生する振動エネルギーが 吸収できることになる。供試エレベータの数値を用いて,周波数 ′=仙/2汀に対するl凡/才′l,良川,C椚および∈,′一をプロットすると図 3となる。£,〟は1Hz付近で最大となるが,考えられる外乱の周波 数あるいは縦振動系のモビリティーの大きい周波数付近でご′′上が最 大になるようにr打,およびnを定めることが肝要である。しかし縦
振
動
系
の解
析
上。 ズ11ml エ5,m5 上t Cl たヰ 亡1 J=m4 L几 ▲し 卓1ごこ汚司ヰJl ∫ヱ▼m+ ンノ▼ ̄′ √-・りこ㌻いJ;いノ m ∬ ・L斤 ぐ こ ⊥り 843 たM,C。:巻上機凱卸系′ノンープ「古け.:二†トi卜「る 等価な.■ま■ノユ定数お上1叫占悦■城主f係数 んJ、C∫:ロー70刀.fj〕およソ■粘性成東怯紋 m‥∫J:各恥.ウエノり′(呈上各詳.【‡刀変位 図4 縦振動系の構成 T7,rビがエレベータ速度制御の速応性の問題ならびに電動機・†ゴよ び発電磯の製作上の問題に関係するため,ここでほ縦振動系を明ら かにするうえに必要な丘椚,C桝を求めるまでとした。 巻上機制御系以外の縦振動系に作用する外乱の大きさは通常100 kg以内である。一方,(7)式のβは100∼200程度の大きさである から図3よりJ′=1(A)に対する爪の大きさに置換しノて考えれは 十分である。以後外乱の大きさとしてJ.′=1(A)のときの凡をも って検討を進める。4.エレベータ機械系の解析
4.1縦振動系の伝達関係 巻上磯制御系がシープ周上に作用する外力馬と等価なばjl々′′王お よび粘性減衰器C桝で置換することができるので,縦振動系ほ図4 に示される系となる。ただし,縦振動系の国有振動数は通常5、6Iiz 以下であるため,このような低周波数領域ではロープの波動効果ほ 無視でき,ロープはその重量の%を両端の質点に加え,はわおよ び粘性減衰器からなる集中定数とした。 図4の縦振動系の各質点に対する運動方程式ほ ぶ1+/`1(れ(虎.一丘2)+叫2(∬1-∬2))+′`l(∂4(滋1一カ4-よ5) 十叫2(∬1-∬ユー∬5)1=0… ‥(10J 虎2+∂1(丘ヱー虎.)+叫2(∬2-∬1)+∂2(カ2-よ:∋) +仙22(∬2一∬8)=凡-C,〃・カヱ一々〝一・J三 ‥(1り ぶ畠十."ヱ(∂2(虎3-カ2)十仙22(∬:i一ぷヱ))十"3(∂3(カヱー孟4十よ5、J +山a2(∬3-∬4+諾5))=0 ‖ =(12) 虎4+∂3(よヰーカ3十丘5)+叫i2(∬l-∬3十∬5)+∂4(止4一丘1十丘5′〉 +叫2(∬1一∬1+∬5)=0 ‖. ‖(13) 虎5+〃5(∂3(虎5+あー丘4)+仙払2(∬5十∬:}-∬1)) 十〃5(∂4(虎5+虎壬一虎1) +叫2(∬5+∬l-∬1))=0 ‥.‥ ‥し1二t) ここで,質量比〝1=エー;′g2=若;〃3=若;′′ヰ=旦;
γJヱq 〝ヱ1 〝∼1β5=若
‥(15二J シープと主ロープおよぴプーリと禰朕ロープで構成される系の固有 角振動数および減衰比率をそれぞれ-63-844 昭和43年9月 「‖<‥ 、hu 2 ㌧巳〕 ギヨこ。叫.■h】叫}ペ咋⊇吾諾 05 舐 一 ←ノし) Eィ ;=0.058 抑上ノ㌣二おけろ÷郎さ比字r ;=0.058 _止 評
論
12 10 第50巻 第9号 ■■川∴ ̄.ハ.■謹 7】-リレ柵三j如ラモーートl才。 /乃。 ノWヰ 打す川瀬致/”ヰ■ト
供試エレベータ仙虹叫H+
一dX号空室「ユ 500 1,000 1,500 懸垂荷重(kg) 図5 エレベータ用ロープ(18¢)の縦弾性信教叫=J霊;仙2=J霊;仙a=J烹;叫=J蓋
.(、16) Cl (:2 `■3∈1=面;;2=両売宥;∈8=扁・
∈4=盲志・・…=‥………‥…・…(17)
とL,∂f=2:′山上(∼=1∼4)とした。(10)∼(14)式の運動方程式に変 換演算子を5としてラプラス変換を施し,発電楼界磁電流オ′に対 するかごの加速度応答虎1(g)の伝達関数C(ざ)を求めるとG(5)=幣し=S2・Ci(5)・器
‥‥(1即 で与えられる。ここで凡才(s),〃(ざ)はそれぞj・tざの7次および10 次の高次式である。 4・2 ロープの低振動域特性 高階床エレベータでは主および補償ロープは長くなり,=ストと 安全率に見合う性能を得るためiこ従来のロープ径12¢や16¢に対 して18¢のエレベータ用ロープが使用される。18¢ロープ使用にあ たり,ロープ単体の低振動域(2∼5Hz)特性,すなわち静的および 動的縦弾性係数ならびに使用範囲の懸垂荷重に対する減衰比率を測 定した(3〉。 静的,動的縦弾性係数且,&およぴEdの測定点i・こ対する減衰比 率三の測定結果を図5に示す。供試エレベータの平均懸垂荷重範囲 (800∼1,100kg)での且dはE5の10∼15%増となり,8.4∼9.2×105 kg/cm2である。また,∈ほ懸垂荷重変化に対してほぼ一定で0.058 程度であった。 縦振動系の定数を算出するに必要なロープの動的縦弾性係数& は8・8×105kg/cm2とし,;はロープエンドにコイルばねが直列に 取り付くため0・058より小さくなり実測値より0.02とした。 人3 縦振動系の固有振動数 縦振動系の伝達関数G(5)の分母Ⅳ(s)=0の特性方程式の根より 固有振動数を求めたものが図dである。縦振動系の自由度はプーリ 上下動が可動の場合5自由度で,固定の場合は4自由度となる。 振動モードには,(1)各質点同位相振動モード几範,(2)かご およぴつり合いおもりの上下振動モード嶋,(3)プーリの上下振 動モード几毛,(4)シープの回転振動モード蝿,(5)プーリの 回転振動モード〃5があり,各モードに対する固有振動数をんヘム5 とする。ここでプーリ上下動固定の場合にほモード鳩は消え,4モ 芭 6 、 4 2 (7乍【。U) 二∽)ハエ フ+リ_卜い子ら二少シモーー カ、ニト川三井し:モー 最下階 棚耶皆 方=溜 かご位置(仝ストローク4等分) (ただし 平衡負荷) 回6 かご位置に対する縦振動系固有振動数⊥卜一
3 ノ/\ 5 6 +■+■■■..一L∫
訓 加 端沌放・■、Hz) 京17 プ】り上下可動時のG(5)の周波数応答 <UO (丁乍一占) 富里人11メ`
J▲、▲'十Fr7 トで)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・-・・・-・・・・・・・・・・・七こ ̄卜講 (亡ニーーーーーー(-・「了】閏r潜 (ハトーーーX---一 括上櫓 、γ---_T 3 4 :) 卦吏去たしHz) 回8 プーリ上下動固定時のC(5)の周波数応答 蝿 /,こヨ Aすヱ /”:. ド+lケア /れ1 -ドとなる。 プーリ上下可動および固定の条件によって各モードの振動数は変 化するが,かご内上下振動で注目されるモードは蝿である。この 固有振動数ム2はかごの位置によってほとんど変化しない。 ム4 縦振動系の伝達関数G(5)の周波数応答 伝達関数G(5)の周波数応答を求め,プーリが上下可動の場合を 図7,固定の場合を図8に示す。モード他の応答レベルは,プー リ上下動可動で約35Gal/A,固定で約28Gal/Aとなる。ただし, かご位置は最上下階である。 ー64-l速 +=巾 へ
縦
振
動 系解
析
845拳四川
た∂ CJ ロ 9 ( 例 ギ】■■ 1L\ 、「†≒・叶・トL
つJ 3 (ソ】 一+ナ ̄ ̄ 2.nL二→トー 10£5
(ハ) 縦振動系の減衰 /r。2、 7 、ノ■「.1■■
打 0 (U nU つり′、いj言いJ かご 禰佑ローー7■ 70-リ 1、川J()-て占1.t)
上宝110 帖辻数71りに対する′′二およごごギ5.縦振動系の三成衰
かごの上 ̄lこ振動モード几本に対する同有振動数′ノ2はプーリの上  ̄卜可動条件から固定条件にすることによって上耕したカ\二の現象 は図9(イ)の質量几‰とばねゐ〝,々′,からなる1自‖小変系の固有振動 数がばね々んのF端を口由状態から固定状態とすることによって上 手Jする現象に顆似する。】すなわち,プーーリ上下 ̄1り ̄動条件でほかごと つり合いおもF)を連結Lている補任妄ローープは,プーりの質量とその ぽ㌣性モーメソトおよび補償ロープの質量が比較的小さいため[1由状 態に近く,固定条件とすることによって補依ロープは連結し,その ばね作用で′∼2は上昇するものと考える。 図9(ロ)のように,ばねんムと直列に粘性減東器coを設ける系で は,系の振動減衰を最大iこする適当なroの値が存在する(4)ことiこ 注目し,プーリの軸心と大地間に図9(ハ)に示すように粘性減衰語;壬 C5を設けて(5)縦振動系の減衰を増すことを考える。 C5を設ける場合の縦振動系の運動方程式は(10ニト(14)式におい て,(14)式の左辺にれ汝5が追加される。ただし,7も=C5/7乃5で ある。 供試品の定数を用いて特定数71。に対するモード几先の固有振動 数ム2およびその振動の減衰比率;‖2の変化を図】0に示す。;,∼コは 71=∞の場合に対する:,72の比りである。 りの最大値はム2が急変する近くで現われ,C。を設けることによ って∈”2が約10倍増すことになる。 7もを変化したときの伝達関数G(g)の周波数応答の計算値を図 Ilに示す。ただし,かごの位置が最【 ̄F階で積載荷重は平衡負荷をと るとした。7も=0および∞はそれぞれプーリの上下動可動および 固定条件に相当する。71D=30(■5)ではモード他の応答は10Gal/A 程度となり,rOの最適値ではモード鳩は現われなくなる。 C5により縦振動系の減衰を増すことは可能であるが,実機に対 する粘性減衰器c5の与え方にほプーリの上下動の振幅が比較的小 さいため困難が伴う。しかし,われわれほ並進運動を回転運動に変 換する方式(6)でC5の効果を出し,系の減衰を増すことに成功して いる。 以上の解析ならびに検討結果を霞が関ビル納300m/minエレベ ータに適用した結果,図12に示すようにエレベータの加速時,高速 走行時および減速時ともかご内の縦振動の加速度振幅は10∼15Gal nU 2 (7づ【占)ニ∽)竺 :うn  ̄別〕農r
]
//ノり′、.】J;も〕 1 2 3 i 0 6 】],7生仇1】zノ 図11時定数710の変化に対する伝達関数C(′s)の応答 j 13紹畠l t ∃ F耽イ附川と †i真綿呈
皇 ‡ i ̄・ ̄. :_ ̄息 ′貰 ‡ 一隻_-3儀送達_1J ̄-- ̄一増王s串二 妄.こ_ ̄頬珠謙 丑 豊鵬aI ----■ナウ壬$熊- -丁 9ぬ歳事 -キ■ ̄ ▼き -■至蝉8‡ 仏〕11桁より1肝卜促+雀申さこすシログうム 図12 霞が関ビル納300m/minエレベータのかご加速性什卜r‡ 以下となり,従来多用されている150m/minエレベータと何等の 性能とすることができた。図12は1階と11階問の上昇と■F ̄降i空転 時の加速度特性である。なお,運転加速度特性についてほ本特斗三号 の論文,霞が関ビル納「300m/minギャレスエレベータの速し蛙制手札 を参照されたい。d.結
口 巻上縫制御系ならびにエレベータ機械系で構成される縦鮎劫系を 理論的に解析するとともにエレベータ研究塔において300m/mill エレベータの試験を行なった。この結果, (1)巻上株制御系をシープに作用する等価な複素弾性係数に一琵 換し,縦振動系の固有振動数,振動モードならびに外乱に 対するかごの縦振動応答との関係を定量的に求めた二, (2)縦振動系の減衰を増す手段を開発し,振動モード碑を除 去し,その結果縦振動複振幅が15Gal/A以下となり縦振 動をはとんど感じない程度まで乗心地を向上することがで きた。 以上の成果は霞が関ビルをはじめとする高速エレベータに適用さ れ, (4) (5) (6) 期待どおりの効果を発押している。 参 茸 文 献 照木,早瀬:日立評論 47,417(昭40-2) 中川鶴太郎著:レ W.T.Thomson著 善昭37-12) Harris,Crede著: (McGRAW-HILL 特許出願中 特許山際中 ー65-オロジー152∼185(岩波全書昭40-5) 小堀与一訳 機械振動入門58ヘノ59(丸Sbock and Vibration Handbook30-3