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(1)

地域で母語教育を行う上で

役立つこと

中島 和子 トロント大学名誉教授 (公財)兵庫県国際交流協会 交流ホール 2012.07.31

(2)

家庭言語の特徴

 家庭言語  家族との会話では、簡単な1語文が多い  地方共通語(方言)使用が多い  読み書きの機会がほとんどない  会話のトピックが日常茶飯事(kitchen language)  4技能がアンバランス(中島1998/2001)  聞く力がもっとも発達  話す力は一見流暢であるが、一人話しが不得手  語彙の未発達  段落意識の欠如  コードをミックスしたり、シフトしたりする  自信のない言葉であるため、傷つきやすい

2

©Kazuko Nakajima 2012

(3)

母語を放置すると

穴だらけの母語=継承語へ

2言語がフルに育たない

• 会話型バイリンガル(読み書き1言語) • 聴解型バイリンガル(L1で聴いて、L2で答える) • 現地語モノリンガル(現地語しか使えない) • ダブルリミテッド(両言語低迷して学習困難に) 

親子が話し合いたくても通じることばがない

情緒不安定、自信喪失、アイデンティティーがゆ

れる

3

©Kazuko Nakajima 2012

(4)

事例:宝塚市の中学生放火事件

(朝日新聞2010.7.21)  ブラジル国籍、4歳で来日、現在15歳のCLD児  日本人同級生と自宅に放火、母親死亡、養父重体、妹重傷  同級生の自宅に行き,油のようなものをまいているところを家 人にみつかり、身柄を確保される  ブラジル人の養父としっくりいかず実の母親から暴力を受ける  母親は日本語が片言しか話せず、CLD児は日本語は話すが ポルトガル語が使えない  学校では,日常会話はできるが、難しいテスト用語は理解でき ず, 教科書が読めないため授業を抜け出すことが多い

4

©Kazuko Nakajima 2012

(5)

大事な4歳から8歳までの継承語教育

1. (絵)本の読み聞かせ(音読と読書習慣) 2. 描いて、書いて、発表する(アウトブットを中心) 3. 知的な活動に継承語を使う(学びがある) 4. 豊かな対話があること 5. 継承語教育は4歳児から  叱るよりは、褒める  さりげなく正解を惜しみなく与える  2言語の混用(translanguaging)について  両親参加型(特に国際結婚家庭の場合) ©Kazuko Nakajima 2012

5

(6)

地域でどのような家庭言語支援をするか

 特に日本生まれの定住二世児に注目  4-8歳の間は、2つの言語が競合する  母語も育たず、したがって日本語も伸び悩む  バイリンガル育成の立場から  家庭言語がしっかりしないまま、日本語環境に突入しない ように  日本語習得にも役立つ継承語教育のあり方を模索  「2言語が話せる子」「2言語で読み書きできる子」というア イデンティティを育てる ©Kazuko Nakajima 2012

6

(7)

継承語プログラムの悩みー世界共通

 適切な場所がない、時間が足りない、教師がいない (=ないないづくしの教育)  子どもの継承語の力がばらばら  子どもがやる気がない  適切な教科書・教材がない  カリキュラムはどう作ったらいいか?  どのように教えたらいいか?  宿題は?  経営はだれが? ©Kazuko Nakajima 2012

7

(8)

まずバイリンガル教育理論を踏まえて

【1】しきい説ー2つの一時的ダブルリミテッド現象 【2】氷山説/2言語共有説/相互依存説ーどこが重なって いるか 学校言語にも家庭言語にも役立つプログラムとは? 【3】言語能力を言語能力を3面で捉えるーCF/DLS/ALP DLS中心(練習問題)よりALP(考えること)中心の授業 を大切に ©Kazuko Nakajima 2012

8

(9)

【1】カミンズの「しきい説」

(Cummins, 1981)

知的発達への影響

A: バランス・バイリンガリズム 2つの言語が上のしきいを越す プラス B: パーシャル・バイリンガリズム どちらかの言語が上のしきいを ブラス、マイナスなし 越せない C:ダブルリミテッド どちらの言語も下のしきいを マイナス 越せない

9

©Kazuko Nakajima 2012

(10)

2つの「一時的ダブルリミテッド現象」

(中島 2007) 1. 言語全体の発達が遅い(幼児・小低学年)  言語への接触量が不十分  L1が弱いため、L2も伸びない  両言語に同じ問題があれば機能的障害の可能性 2. 抽象語彙や読解力が伸び悩む ‘Semi-literate’ (高学年)  L1の未発達、不就学、学習言語の突然の切り替えが原因  授業に出ていても、授業参加がない状態が長く続いたため  話し言葉から書き言葉への移行ができない 3. LD,RDとの見分けは極めて困難(McCardle et al.,,2005)

10

©Kazuko Nakajima 2012

(11)

【2】2つの言語にまたがる言葉の力とは?

氷山にたとえると表層面は2つ、深層面は1つ、ことば1で学習 したことは、ことば2でも使える 11 (文字・綴り・文法) (文字・綴り・文法)

11

©Kazuko Nakajima 2012 (Cummins, 1996/2001)

(12)

氷山説/2言語共有説/相互依存説

 「

言語(Lx)を使用する授業を通して言語(Lx)の言語能

力が 伸びた場合、習得された言語能力は、言語(Ly)

に対する

適度の接触と学習動機付けがあれば

、言語

(Ly)に

転移する

」(Cummins, 1996/2001)  抽象的な概念(教科知識・学力・読解力・作文力)  各種ストラテジー(読み・書き・コミュニケーション・学習)  転移の方向:日本語から英語へ  これまでの母語の考え方とは逆!  母語は外国語習得の邪魔になる、干渉がおこる 例:アイスクリームが寒い! カナダのこと教えます!

12

©Kazuko Nakajima 2012

(13)

どんな力が重なっているか

―トロント補習校の調査

日本語と英語の

読解力

.52** N=91

日本語と英語の

語彙力

.44** N=91

日本語と英語の

会話力

も性格を媒介にして関係

日本語と英語の

作文力

(質) .33~.5.3** N=336

 産出量 .52**  語彙多様性 .44**  従属節の使用 .30**  表記誤用 .16* **1%水準で有意 ©Kazuko Nakajima 2012

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(14)

3】言語能力を3面で捉える

CF/DLS/ALP

BICS(2年) CF= 会話の流暢度(2年) DLS=弁別的言語能力(スキルによっ て異なる, ルール化できるもの) CALP(5-7年) ALP=教科学習言語能力(5-7年) 弁別的言語能力とは 文字の習得や文型の習得など、個別に測定可能なスキル 習得にかかる時間はほとんど母語話者と同じ

14

©Kazuko Nakajima 2012

(15)

継承語教育の実践で役立つこと

 子どもの能力差ににどう対応するか  年間カリキュラム・月間計画・レッスンプラン  半日のプログラムの流れ  教え方―留意点6つ  実践例  ベロニカ先生のポルトガル語指導(愛知県)  ブルックリン日本語学園(NY継承日本語教育)  アイデンティティ・テキスト(カナダ) ©Kazuko Nakajima 2012

15

(16)

実践例1:ベロニカ先生のポルトガル語指

(梶田・松本・加賀1997) A 指導内容 A 指導内容 アルファベット 母 音・子音 6 子音の読み方,二重母音 の読み方,ことば作り 2 筆記体の練習―簡単な 読み書き 7 アルファベットの言葉 作り 3 母音 口母音、鼻母音 の撥音と書き方 8 ことばを正しく書く練 習 4 住所、氏名、誕生日、 言い方・書き方 9 二重子音の読み方 二重母音の読み方 10 シラブルの分類と切り 方、読み方 ©Kazuko Nakajima 2012

16

(17)

実践例

2:海外の継承日本語教室

 ブルックリン日本語学園 (児童数57名) PreK(4/5歳)20名, K-1(5/6歳)29名, 2/3年生(7/8歳)8名  全員国際結婚, 永住者, 生活言語は英語, 母親の母 語が日本語  教科書なし  土曜の午前中(約3時間) ©Kazuko Nakajima 2012

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(18)

留意点(

1): 能力差にどう対応するか

クラス分けか? 複式授業か?

マルチエイジ、マルチレベルティーチング

(Stone, S.,1996)  全体授業と、個人指導の組み合わせ  五感を使って、語彙・言い回し・構文を結びつける  聞く、話すを通して考える力を育て、読む、書くへの 興味を引き出す  自分の考えを発表する(必要な語彙や文字を教える )  教え合い、助け合い、学び合う環境 ©Kazuko Nakajima 2012

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(19)

ブルックリン日本語学園の例:カリキュラム

 現地校の学習に役立つ  深い学びは転移する ©Kazuko Nakajima 2012

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地域の 学校で 学ぶこ と テー マ の 選択 聞く 話す 読む 書く カ リ キ ュ ラ ム

(20)

一日の流れ(

9:20-12:30)

9:20 登校

9:30 合同 朝の集まり

日付、一日二日の歌、曜日の歌

10:00-10:20 外遊び, おやつ 合同

10:20 グループ学習活動(発達度別)

宿題発表、読み、書き

工作

12:30 下校 (クラス別)

©Kazuko Nakajima 2012

20

(21)

留意点(

2):

1つ1つの語彙を大切にー五感を

通して、文字、絵本、工作、遊びと結びつける

 新しい語彙・文字は、まず五感を通して  (絵)本の読み聞かせ  体験/動作をつける  関連した文字を与える  関連した遊び、工作  例  (1)大きい、小さい(語彙)→大小(漢字)  (2)『あしのうらのはなし』(足でできること)→足のうら →ひらがな「う」、工作「たこの足8本」(理科・感触ぼつ ぼつ)→片足・スキップ→外遊び ©Kazuko Nakajima 2012

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(22)

年間カリキュラム(4

/5歳児)のテーマ

 9月 たんけん!さがしてみよう  10月 かたちとおおきさ  11月 なんでもかぞえちゃう「数忍者」  12月  1月 じゅんばんにならんだ!からだ!  2月 どんなからだ!どんなかお!  3月 どんなきもち! 生きている!成長(植物)  4月  5月 成長(むし) 成長(じぶん)  6月 プレゼンテーション ©Kazuko Nakajima 2012

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(23)

留意点(

3): 心理的なつながりを大切に(こ

とば/文型のつながりではない)

心理的な流れを大切に

例1

(1)数える (2)順番(大小)に並べる 

例2

 (1)「ながいながい一本みち」(はなのみち)  (2)道の絵を描いてつなげる  (3)あたらしい語彙を使ってカルタづくり ©Kazuko Nakajima 2012

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(24)

留意点(

4): 学習者が興味を持つテーマを

選ぶ、気づき・発見、拡げる

 テーマは知的レベルに合わせる(言語レベルではない!)  関連したテーマで拡げる  現地校の学習の先取り 

例:

中野友子学園長のレッスンプラン

 (1) みつけた―国語教科書を活用  (2)年間計画、月間計画  (3)ブルックリン日本語学園  (4)宿題と工作  (5)「みつけた」というテーマで教えたこと ©Kazuko Nakajima 2012

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(25)

年間カリキュラム(5/6歳児)のテーマ

 9月 がまくんとかえるくん ★ともだち  10月 かえるの一生(ライフサイクル) ★おばけ  11月 おはなし ★おむすびころりん  12月 げきをしよう ★おむすびころろん  1月 民話を読む ★お正月にまつわる民話  2月 民話を読む ★いろいろな国の民話(ロシア)  3月 みつけた ★虫 (「はなのみち」)  4月 じどうしゃくらべ ★あんぜん  5月  6月 プレゼンテーション ★自分の好きなこと ©Kazuko Nakajima 2012

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(26)

みつけた 「はなのみち」

(中野友子 2012)  こ の 単元で は 、 「 み つ け た 」 と い う テ ーマ で は 子ど も達に 、 絵の 中か らい ろ い ろ な事を見つ け る楽し さを味わせ る。 「 み つ け る」 と い う 活動を通し て 子ど もの 探究心を 育て る事に もつ なが る

 ま ず、 自 分 が 発 見 を し た 事 を 話 す 事に よ り 、 子ど もに こ の 学 習 を 主 体 的 に 行うと い う意識を持た せ る。  こ こ で 、 子ど も達は 見つ け た 事を 話すた め に 、 そ の 事を的確に 表 す語彙が 必要と なっ て く る 。 ま た 、 状況を説明するに は 、 文を組み 立て て い か なく て は なるの で 、 こ こ で の 教 師 の 援 助 、 指 導 が 、 自 分 の 考 え を 表 す た め に 必 要 と なっ て く る 。

話す 自分の考え 話したい事 語彙、表現 文章にする

26

©2012中野友子

(27)

27

(28)

指導へのアドバイス

 「 は なの み ち 」 ( こ の 題は あえ て 伏せ て お い た 方が 、 花の 種だ っ た と い う事 を気づ か せ た い の で )  1 ペ ージ 目の 絵を見て 話し 合う。  だ れが い るか 。  なに をし て い るの か 。  きせ つ は い つ か ス ト ーブ が あるこ と か ら( こ こ は 後で 春に なっ て 花が 咲 く 事か ら押さえ て お く )  語彙と 絵を 会わせ る ( 日本 語で の 語 彙を与え る事に よ っ て 自分の 言い た い 事が 伝え や すく なる。 。 ・ 英語と 似て い る言葉は あるか など と い う意識を持た せ て も 良い ) く ま ( さん ) は こ と だ な ラ ン プ ( らん ぷ ) ス ト ーブ ( すと うぶ ) や か ん ポ ッ ト ( ぽ っ と ) ま ど と り すずめ み ど り あか あお びん ふ く ろ

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©2012中野友子

(29)

本文の中に知っている文字を認識

ひらがなを学習中の子ども達に、書かれている文字の中に自分の知っ ている文字が沢山ある事を知らせたい。そこから、「自分でも読める」と

(30)

教材の理解を深めるために

言葉の意味を理解させ、主人公の気持ち、行動をより理解するため に、その言葉を演じたり、また自分と置き換える事によってその状況

をより身近に感じる事ができるようにする

30

(31)

気付かせる、発見させる

 絵 を見て 話をする  ど ん なこ と が お こ っ た か 、 2 ペ ージ の 絵と 比べ て ち が う と こ ろ は  前と 同じ よ うな方法 で み ん なで 読む  (あた た か い か ぜが ふ い た と い うこ と は ど ん な事 → は る に なっ た 、 ど ん な生き物が い るか ) 春に なっ て ど ん なこ と が お こ っ た か  く ま さん の ふ く ろ の なか に あっ た の は なん だ っ た か  ど うし て 「なが い 、 なが い は なの い っ ぽ ん み ち 」が で きた の か を 話す  教室の 床に 、 画用紙に 描い た 花の 長い 、 長い 道を作り 、 「 なが い 、 なが い 」 と い う意味 を体験させ る( 画用紙の 裏に 、 種を描い て も良い )

(32)

宿題のアイデア

 宿題は 、 一人で 行うド リ ル に ならな い よ うに する  子ど もの 発想、 独自の 考え が 表現で き、 学校で の 発表が 楽し く なるよ う な物  家庭で 保護者と 交流し なが ら、 学習 し た 語彙、 表現を自然に 使い なが ら 楽し く 行え るもの  こ の 単元で は 、 子ど も達が 自分の 家 を建て るならど こ に 、 ど の よ うな家 を建て るか 、 自由に 設計させ 、 そ の 工夫を説明、 発表するなど を計画し た

32

©2012中野友子

(33)

「みつけた」で 何を

教えたか

33

(34)

留意点

(5) アウトプット中心に

 言いたい、読みたい、書きたくなるようなテーマを選ぶ  考える力を育てる  自分のアイディアを皆の前で発表  その準備で助け合い((ソーシャルスキル)  居場所づくりにつながる  例  学年最後のプレゼンテーション:「好きなこと」 ©Kazuko Nakajima 2012

34

(35)

留意点(

6) 多読・多書の習慣づくり

読むことの楽しさ、書くことの楽しさ

対話を通して、考える力と居場所づくり

 発達段階表(10段階,3-15歳)を参考に使う

 Campbell Hill’s Developmental Continuum(reading)  (日本語版) www.bonniecampbellhill.com//Handouts/JContinu umMIKA.pdf 

 本の発表  複数言語で発表―アイデンティティテキスト ©Kazuko Nakajima 2012

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(36)

年間カリキュラム(7

/8歳児)のテーマ

 9月 本はともだち  10月 物語と旅をしよう  11月 お話をつくろう(昔話を読む)  12月 物語のなかへ(昔話を劇に)  1月 昔話を読む(季節「冬」)  2月 お話でお料理  3月 自然の不思議(植物のちえ)  4月 私のニューヨーク  5月  6月 1年のまとめ―プレゼンテーション ©Kazuko Nakajima 2012

36

(37)

アイデンティティ・テキストの実践ー統合的

な学習

http://www.multiliteracies.ca/

転移が起こりやすいのは、

 統合したアクティビティ  両方の言語を使用するもの 

「教師と学習者の対話を通して生まれる対話空

間の中で、教師が学習者の

アイデンティティを容

認し、知的刺激を与える

ことによって,初めて学

習が起こる。」

(カミンズ・中島 2010, p.221に引用) ©Kazuko Nakajima 2012

37

(38)

まとめー支援するときは...

 知的レベルは下げない  知的興味をそそるテーマを選ぶ  子どもの自尊感情を傷つけない  年齢相応の認知レベルと言語レベルのギャップをさ まざまな支援で埋める  視覚化  デモンストレーション(体験化)  動作化、ドラマ化  語彙不足ー対話を通して何度も使う機会を作る

38

©Kazuko Nakajima 2012

(39)

子どもがやる気を起こすときとは

 アイデンティティが容認されたとき  ほめられたとき  仲間に認められたとき  達成感、有能感が得られたとき  自分が表現できたとき  大勢の前で発言したり、発表したりして前向きの フィードバックが得られたとき  自分にも出来るんだという自信ができたとき ©Kazuko Nakajima 2012

39

(40)

親の役割は

….

 親の熱意とエネルギーが源泉(継承が難しい)  組織づくり  組織の運営  資金集め  生徒集め  教師集め  親の研修  親の学校行事への参加  ビデオに収めて学校の記録作り ©Kazuko Nakajima 2012 40

(41)

母語・継承語を育てることの大切さを訴え

るー親への啓蒙運動

 実例1 ウエールズ語のTWF運動

www.twfcymru.com/English/Pages/home.aspx

 実例2 トロント地区教育委員会のビデオ

「Your Home Language: Foundation for Success]

 実例3 家庭言語保持リソース(Chumak先生の

ホーム―ページ) http://www.ryerson.ca/mylanguage

(42)

Cummins, J. (1996/2001) Negotiating Identities: Education for Empowerment

in a Diverse Society. Los Angeles: California

Association for Bilingual Education.

McCardle et al.(2005)English Language Learners and Learning Disabilities: Research Agenda and Implications for Practice. Learning Disabilities

Resesarch & Practice, 20(1), 68-78.

Stone, S. (1996) Creating the Multi Age Classroom. Tuscan, AZ: Good Year Books. カミンズ(著)・中島和子訳著(2011)『言語マイノリティを支える教育』 慶応義 塾大学出版会 梶田正巳・松本一子・加賀澤泰明(1997)『外国人児童・生徒と共に学ぶ学校 作り』ナカニシヤ出版 中島和子 (1998/2001)) 『バイリンガル教育の方法ー12歳までに親と教師に 出来ること』アルク 中島和子(2007) 「外国語習得と母語との関係ーセミリンガル現象の要因と教 育的処置に関する基礎的研究ー」科学研究費補助金基盤研究(B)最終報告 中島和子(2011) 編著 「マルチリンガル教育への招待–言語資源としての日 本人・外国人年少者」 ひつじ書房 ©Kazuko Nakajima 2012

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参照

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