小笠原諸島へ
外来種侵入
クに関 る研究
東京港におけるア 類に注目 てRisk of alien species introduction to Ogasawara Islands :
Case study of ants at Tokyo Port
矢澤 佑
YAZAWA Yu
学位論文梗概集2015
. めに
研究背景・目的
笠原諸島 東京湾 約 1000 ㎞離 洋
置 島々 あ 島 誕生以来大陸 一度
い海洋島 あ
海流や風 鳥 海を越え 島 着い
生物 生息 や競争相手 限
環境 生物 独自 進 を遂
人 定 を始 1830 以降 意図的 く 非
意図的 笠原諸島 生息 い外来種 持ち込
い 競争相手や 限 環境 進
を遂 生物 外来種 影響を大 く受 や い
外来種 捕食や外来種 競合 笠原
諸島 生息 生育 固 種 絶滅 危機 瀕
い
既 定着 外来種を排除 対策 行わ い
特定外来生物や外国 来 外来種
日本 自然分布 国内 来 外来種 含 新
外来種 侵入や生息 い い地 へ 拡散を防
止 対策 求 侵入
高い具体的 生物 把握 貨
物や積載用容器を対象 外来種侵入防止対策
実施 い い
新 外来種 侵入 拡散防止 検討 い 優
度 高い種 ンアノ
ア ウ シ ア 類(ア ン ンア
ア ア ) 挙 新 外来種
侵入 拡散防止行動計画 策定 向 課題 理
や侵略的外来種 侵入 拡散 関 基本方針 作
成 行わ ア 類 関 外来ア 類 侵入
拡散防止 関 対応方針 作成 外来種侵
入 評価 指標 一 あ 人や物資 移
動 頻度や いう観 人や物資 移動
頻度 最大 あ 内地 父島へ 経路
最 高い 中 頻度 高い経路 共勝丸
わ 丸 あ 輸送物資や積載用容器へ
付着 混入 指摘 い
本研究 外来種 侵入 高 注目
頭 い 貨物へ付着 混入 笠原諸島
侵入 高い種を把握
笠原諸島 侵入 種 経路 を考察
を目的
調査対象・調査方法
外来種 中 特 影響 大 い外来種
プ 一 認識 い ア 類を対象種 笠
原諸島 い 最大 移動経路 あ 内地 父島
を対象経路 設定 内地 父島へ 高頻度
移動経路 あ 共勝丸 わ 丸 出航や貨物
集積 利用 島 頭 竹芝 頭 芝浦 頭
父島二見港を主 調査エ ア 短時間 ベイ
プ 設置 ア 類 分布調査を行
.東京港におけ アリ類分布調査
調査方法
貨物船共勝丸 貨物集積 出航 島 頭 及
び 貨客船 わ 丸 出航 竹芝 頭 貨
物を集積 竹芝 頭 を対象エ ア 歩
道脇 植込 や茂 を中心 島 竹芝 日 出
芝浦 各エ ア8 所 計32 所を調査地
調査 2015 5 9 1
度 計5回実施 各地 40% 砂糖液を含
脱脂綿(以 シ 糖脱脂綿 )1枚 プ
1枚を設置 島 約1時間後 他
約2時間後 集 い ア 類を全
回収 回収 ア 類 大学 持ち帰 種
同定 個体数 ウン を行
調査 あ 東京港 生息 確認
笠原諸島へ 侵入 懸念 い
ア ン ンア (Linepithema humile)や 笠原
Summaries of Academic Theses 2015
(Pheidole megacephala) い 特 注意
図 1 東京港の調査エリア 調査地点
調査結果
全160地 うち156地 (97.5%) シ 糖脱脂綿
プ 両方 く い を回収
全調査期間 全18種 ア 類 確認 18種
全 東京港 く 東京都 , 生息 既 確
認 い 種 あ 出現頻度 高く 確認個
体数 多い優占種 島 日 出 芝浦 ビ
イ シワア (Tetramorium tsushimae) あ
竹芝 イン ア (Pheidole indica) あ
次い ビイ シワア イ シ ア ア
(Crematogaster osakensis)
人 的 分布 拡大や 笠原諸島へ 侵入 懸念
ア ン ンア 既 笠原諸島へ 侵入
確認 い ア 本研究 確認
表 1 東京港の調査 確認さ た種
ア 亜科 D r a
ア Ochetellus glaber
アワテ ア Tapinoma melanocephalum
ヤ ア 亜科 F r a
クロ ア Camponotus japonicus
クロヤ ア 隠蔽種群 Formica japonica
イロ ア Lasius japonicus
ア イロア Paratrechina amia
ア イロア Paratrechina flavipes
ク ア Paratrechina sakurae
ア 亜科 Myr a
ハ ア ア Crematogaster matsumurai
イロ ア ア Crematogaster osakensis
ア Monomorium intrudens
イン ア Pheidole indica
ア Pheidole noda
ア ア Pristomyrmex punctatus
ア Solenopsis japonica
ボ ア Temnothorax congruus
イロ ワア Tetramorium tsushimae
ハ ア 亜科 P r a
ハ ア Pachycondyla chinensis
考察
貨物 付着 混入 高い種 各エ ア
優占 い 種 あ 島 い 共勝丸 貨
物 付着 混入 高い種 ビイ シワ
ア 竹芝 い わ 丸 貨物 付着 混
入 高い種 イン ア ビイ
シワア イ シ ア ア 芝浦 い
わ 丸 貨物 付着 混入 高い種
ビイ シワア あ イン ア
笠原諸島 既 侵入 い 外来種 あ ビイ
シワア イ シ ア ア 笠原諸島 生
息 侵入 場合 国内外来種
ア 類 侵入 定着 女王ア
侵入 無 大 く関わ 本研究 確認 18
種 うち 女王ア を持 働 ア 産卵
種 ア ア (Pristomyrmex punctatus, 笠原
諸島在来種) あ 東京港 ア 類 付
着 混入 主 女王ア 付着 混入 注意 必
要 あ 女王ア 巣 飛び出 結婚飛行 時
期 ビイ シワア 6 7 イ シ
ア ア 8 旬 10 旬 あ 女王
ア 侵入 高い 考え
ア ン ンア 侵入 関 ア ン
学位論文梗概集2015
摘 い ビイ シワア や ア
(Formica japonica) 5 9 全 調査
い 確認 い 調査エ ア内 ア
ン ンア 侵入 い い 侵入 い
規模 あ 考え
.父島二見港におけるア 類分布調査 調査方法
わ 丸や 丸 発着 二見港 周
辺を対象エ ア 二見港 隣接 公園 祭
広場 丸待合所付近 歩道脇や植
込 16 所を調査地 調査 2015 9
3日 9時(設置開始) 16時(設置開始) 2回実施
各地 40% 砂糖液を含 脱脂綿(以
シ 糖脱脂綿 )1枚 プ 1枚を各地
設置 1時間後 集
い ア 類を全 回収 回収 ア 類 大
学 持ち帰 種 同定 個体数 ウン を行
調査結果
全32 地 うち31 地 (96.9%) シ 糖脱脂綿
プ 両方を回収 1 地 (3.1%)
シ 糖脱脂綿 を回収 シ 糖脱脂綿
プ 両方を回収 地
2 回 調査 全8種 確認 8種全 既
笠原諸島 生息 確認 い 種6,8 あ
二見港 隣接 公園内や公園付近
ア 船客待合所 周辺 ン ウ ン
ア (Pheidole sp. cf. parva) 多く確認
表 2 父島二見港の調査 確認さ た種
ア 亜科 D r a
アワテ ア Tapinoma melanocephalum ア ロ ア Technomyrmex brunneus
ヤ ア 亜科 F r a
ア イロア Paratrechina longicornis ウ ア Plagiolepis alluaudi
ア 亜科 Myr a
ハ ア Cardiocondyla minutior ツヤ ア Pheidole megacephala
ン ウテン ク ア 隠蔽種群 Pheidole sp. cf. parva ワア Tetramorium simillimum
考察
本研究 確認 ア 多く 隣接
公園内 公園付近 確認 い 船客待
合所 付近 確認 い 船客待合所
貨客船側 扉を開 状態 ン を直接地面
置い い あ ア ン
へ 営巣や付着 混入 あ
本研究 東京港 笠原諸島を行 来 船
発着 場所( 島 竹芝)や 貨物 保管
場所( 島 芝浦) 周辺 い ア
確認 い い ア
東京港 貨物 付着 混入 可能性 い 考え
ア 生息 南西諸島 持
ち込 土付 苗等 物資 混入 い
笠原諸島へ運 定着 可能性 考え
東京港 優占 い ビイ シワア 父島二
見港 確認 現時 定着
可能性 い 考え 内地 侵入
危険性 指摘 い ア ン ンア や硫黄
島 侵入 危険性 指摘 い ア ア
(Solenopsis geminata) 確認
.小笠原諸島へ 外来種侵入 クア ン
種のリスクアセスメント
東京港 優占 笠原諸島 生息
い い ビイ シワア イ シ ア ア 内
地 笠原諸島へ 侵入 懸念 い ア
ン ンア 父島 母島 生息 確認 笠原
諸島内 拡散 懸念 い ア
4 種 関 侵入 定着 影響
3 を考察
ビイ シワア 土中や石 他 ン
隙間 営巣 ン や貨物
営巣 考え 屋久島以 自然分
布 い 繁殖 営巣場所 27.5
Summaries of Academic Theses 2015
度 30度 高温エ アを好 笠原
諸島 定着 あ 多女王性 多
巣性 パ を形成 在来
ア 競合や駆逐 考え ビイ
シワア 人 的移入 あ ア 在
来ア 駆逐 確認 い イ シ ア
ア 結婚飛行時 灯火 く飛来 8
船 灯火 飛来 船内 侵入 あ
ビイ シワア イ シ ア ア 関
笠原諸島 定着 可能性 特 高く
影響を及ぼ 可能性 特 高い 判断 要素 既
存 文献 確認 笠原
諸島 海洋島 あ 内地や大陸島 同様 種間関
係や生息状況 限 注意 必要 あ
経路のリスクアセスメント
外来種 侵入防止 想定 外来種 侵入
経路 対策 必要 あ 想定 ア 類
侵入経路 飼育種 逸出 ン やパ
等 積載用容器へ 付着 混入 砂利 木材等
屋外 保管 い 土木資材へ 付着 混入
土付 苗等 農業資材へ 付着 混入 灯火へ
飛来 船へ 侵入 5経路 あ
飼育種 逸出へ 対策 検討時
注意 島民や観 客へ 周知 必要 あ
ン やパ 等 積載用容器へ 付着
混入へ 対策 定期的 燻蒸やプ
製パ へ 変更 頭 地内 放置
イ や鉢植え等 撤去 必要 あ
砂利 木材等 屋外 保管 い 土木資材
へ 付着 混入へ 対策 ア ン ン
ア 侵入エ ア 入 資材 産地や保管
場所を都道府県 詳細 ベ 把握
ア ン ンア 侵入エ ア 資材を 入
い う 必要 あ
土付 苗等 農業資材へ 付着 混入へ 対策
試行 い 温浴処理や 他
効 処理法 検討 研究 や実施 向
島民 合意形成 必要 あ
灯火へ 飛来 船へ 侵入へ 対策
不要 照明 イ ウンや虫 飛来 くい
LED照明へ 変更 必要 あ
.結論
既存 笠原諸島へ 外来種侵入 検討
海外 日本へ 侵入 いう観 ア
ン あ 特定外来生物や 国際的 ア
ン あ 世 界 侵 略 的 外 来 種 ワ
100(IUCN選定)を基準 行わ い 評 価 侵略性や注意 必要性 高 を示 指標
潜在的 侵略的外来種 無数 存在
笠原諸島 評価 指摘 い
い 侵入時 大 問題 い いう
い
本研究 侵入 高 注目 東京港
父島へ 侵入 を調査 評価 結果 内地
笠原諸島へ 外来種侵入 指摘
い い種や経路 明
特 ビイ シワア 笠原諸島 定
着 場合 在来生物 影響を及ぼ 高く
認識 対策 必要 あ
表 3 想定さ 外来種侵入リスク(東京港⇒父島)
経路 種 イロ ワア イロ ア ア ア ン ンア
飼育種 ● ●
-輸送用容器 ● - ●
土木資材 - - ●
農業資材 ● - ●
灯火へ 飛来 - ●
-● 想定
網掛 部 本研究 結果 想定 新
参考文献
) 新 外来種 侵入 拡散防止 関 ワ ン プ
世界自然遺産推薦地 笠原諸島 新 外来種 侵入 拡
散防止行動計画 策定 向 課題 理 2013
) 新 外来種 侵入 拡散防止 関 ワ ン プ
新 外来種 侵入 拡散防止 関 WG 検討状況
い 2014
) 新 外来種 侵入 拡散防止 関 ワ ン プ
世界自然遺産推薦地 笠原諸島 新 外来種 侵入 拡
散防止行動計画 策定 向 課題 理 参考資料 笠原諸
島 人 物資 移動状況 2013
) 環境省自然環境局 生生物課 成22 度-26 度外来生物
問題調査検討業務報告書 2011 -2015
) ア 類 ベ 作成 プ2008 日本産ア 類画像
ベ http://ant.edb.miyakyo-u.ac.jp/J/ (2015.12.22確 認)
) 寺山守 久保 敏 東京都 ア 蟻(26) pp.1-32 2002
) 伊藤文紀 日本 ア ン ンア 分布 在来ア 及
ぼ 影響 昆虫 自然 38(7) pp.32-35 2003
) 寺山守 久保 敏 江口克之 日本産ア 類図鑑 朝倉書店
2014
) S. Sanada-Morimura , T. Satoh, Y. Obara Territorial behavior and temperature preference for nesting sites in a pavement ant Tetramorium tsushimae Insectes Sociaux 53(2) pp.141-148 2006
) Steiner, Florian M. , Birgit C. Schlick-Steiner, James C. Trager, Karl Moder, Matthias Sanetra, Erhard Christian, Christian Stauffer Tetramorium tsushimae, a New Invasive ant in North America