学校教育基礎ゼミナール
I No.A 2008. 5.20
図形について – 円周率の近似 – 担当:市原
問題1 右下図を参考にしながら,以下の問いに答えなさい.ただし, BD=a, EA=b, BH=a0, BF=b0とおく.
(1)4EFBと4EOAが相似であることを示し, BE=bb0であることを示しなさい.
(2)4EFBと4BODが相似であることを示し, BE=a·EFを示しなさい.
(3)b0= ab
a+b を示しなさい.
(4)4FBHと4ABDが相似であることを示し,a0= s
ab0
2 であることを示しなさい.
(5)半径1の円に内接する正n角形の周の長さをpn,外接する正n角形の周の長さをqnとするとき,次の式を示しなさい.
p2n=√pnq2n, q2n= 2pnqn pn+qn
問題2 円周率をπとするとき,pn< π < qnとなる.このことと前問で得られた結果を利用して,円周率の近似値を計算しなさい.電卓を使用しても良い. (これは, 紀元前3世紀のアルキメデスによる方法に基づいている)
学籍番号 氏名
学校教育基礎ゼミナール
I No.B 2008. 5.20
図形について – 円周率の近似 – 担当:市原
問題1 等比数列の和の公式より,|x|<1に対して,以下の等式を示しなさい.
1−x2+x4−x6+· · ·= 1 1 +x2
問題2 上で得られた等式の両辺を区間[0,1]で定積分しなさい.
問題3 前問で得られた式を用いて,円周率πの有理数による近似値を計算しなさい.つまり,A < π < Bとなる有理数A, Bを求めなさい. (これは, 17世紀のグ レゴリーとライプニッツによる方法に基づいている)
問題4 tanα=1
5, tanβ= 1
239 としたとき, 4α−βを計算しなさい. (Hint: tanの加法定理)
問題5 tanθ=xのとき,問題1, 2のようにして,以下が成り立つことを示しなさい.
θ=x−x3 3 +x5
5 −x7 7 +· · ·
問題6 前問で得られた結果を利用して,円周率πの近似値を計算しなさい. つまり,A < π < Bとなる実数A, Bを求めなさい. 電卓を使用しても可. (これは, 18世紀のマチンによる方法に基づいている)