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I i m Aki 。a, ∪ 新潟工科大学工学部建築学科教授

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Academic year: 2021

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スローエイジングとアンチエイジング

スローエイジングとアンチエイジングの基礎知識 環境サポー ト

スローエイジング時代 のまち づくりとユニバーサルデザイン

飯野 秋成

I i m Aki 。a, ∪ 新潟工科大学工学部建築学科教授

●要旨

学生 た ちに よるユ ニバ ーサ ル な まちづ くりの取 り組 み事例 を紹介 しなが ら, まちの将来像 に夢 をふ くらませ る こ と の重要性 を述べ た。 まちづ くりは住 民 一 人 ひ と りの ア イデ ィアの積 み重 ねか ら作 られ るべ き ものであ り,普段 か ら 提 案型 の考 え方 を持 ちアイデ ィア を積 極 的 に世 に問 う姿 勢 こそが ス ローエ イ ジ ング時代 の まちづ くりに求 め られ る

もので あ る こ とを示 した。

●KeyWords

まちづ くり,提 案 , コ ンペ ,学 生 ,車 椅 子

●はじめに

あ なたの住 む町,「住 み に くいな あ」と思 った ことはあ りませ んか。「車社 会 で, どこに行 くに も遠 い

若 者 向 けのモ ー ル はで きたけ ど, 出か けたい とは思 わ ない し

‑そ う,そんな ときは 自身の手で まち をか えてゆけば よ いのです‑ 「え えっ,そ んな こ とで きるわけない」と 思 われ るか もしれ ませ ん。で も,ち ょっ と待 って くだ さい。

あなたの住 む まちです。決 して不可能で はないのです。

ここで は, 自分 たちの まちを住 みやす くしたい と,大 学生 たちが よってたか って作 りあげて きた まちづ くりの アイデ ィアの一端 をご紹介 しなが ら, 自らまちづ くりに 対 して「提案」してい くことの大切 さをお話 してみたい と 思 い ます。

●バリアフリーとユニバーサル

デザイン

バ リア フ リー とユ ニバ ーサ ルデザ イ ン, どち らも最 近 よ く耳 にす る言葉です ね。家 の中や歩 道 な どか らで きる だけ段差 をな くして,足や 目の不 自由な方,あ るいは車 椅 子 の利用者 に とって無理 のない移動空 間 を提供 しよう とす る考 え方 がバ リア フ リーの根 盲原的発想 とい え るで しょう。主 に社会 的弱者 を対象 とす るデザ イ ンの発想 で 臨林看護

,3 3

(10):

1 4 0 2 ‑ 1 4 0 5 ,2 0 0 7

「 暮 J .‡ ‖・亨 .I Il.

(2)

す。 これ に対 しユ ニバ ーサ ルデザ イ ンとは,健常者 を含 む全ての人 々にや さ しいデザイ ンとい う考 え方で,建築 物や まちづ くりに限 りませ ん

身近 な ところで は, もと.

もと戟争 で片腕 を失 くした人 のための火付 け具 だ った も のが,一般 にライ ターのデザ イ ンと して普及 してい る, とい う事例 あた りが,ユ ニバ ーサ ルデザ イ ンの考 え方 と してわか りやす い ところか もしれ ませ ん。

まちづ くりにお け るバ リア フリー,ユ ニバ ーサ ルデザ イ ンとは何 なのか。 これには決定 的な答 えが あ るわけで はあ りませ ん。いや む しろ,多様 な価イ直観 に応 えるこ と ので きる回答 を今 の社会 が求 めてい る, と言 ったほ うが よいで しょうアイデ ィア コ ンテス トや コ ンペ とい う形 で盛 んに まちづ くりに関す るアイデ ィア募 集が行 われ, 多 くの 実 用 的 な提 案 が 生 み 出 されて い ます. も し,

We b

を見 る こ とので きる環境が あれ ば,一例 ですが 「 竜 門

」 1 )

とい うホ ー ムペ ー ジ を除い てみ る こ とをおす す め します。 まちづ く りに 関す る もの を含 め, あ な たの ち ょっ と した提案 を世 に問 う場が数多 く提供 されてい る こ とが ご理解 いただ けるので はないか と思 い ます。

●学生たちによるまちづくり アイディア

1 )

鉄道で旅をしよう

日本 中 を 自由に旅 をす る,誰 しもあ こが れ るこ とです ね。 ご高齢 であ った り,障害 をお持 ちの方 な らなお さ ら で しょう各鉄道会社 もエ レベー タを取 り付 けた り, コ ンコース を明 る くした りな ど,バ リアフ リーへ の取 り組 み は社 会現象化 してい ます。

私の研究室 の とあ る女子学生が新 潟の片 田舎 か ら東京 まで,車椅 子旅行 を敢行 しま した。公共空 間のバ リア フ リー設計 の ヒン トが ほ しい, とい う彼女 の発想 か ら,男 子学生

2

名 を子分 に (

?)

,全行程車椅 子 で 1泊東京周 遊 に行 ったのです。す る と,乗車予約 ,乗 り換 え, ホテル のチェ ックイ ン, な どにい くつ ものバ リアが待 ち構 えて い ることに気 づ きま した。駅長 さんは移動 のため に大 変 よ くして くれ るのですが, ち ょっ とした寄 り道が しづ ら い, とい うこ とも‑。

この体験 のあ と,彼女 は鉄道駅 を題材 と した卒業設計

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車椅子使用者の働ける場所としてのキオスクは,学生ならでは の発想だ。健常者と視線を同じにするため床高をやや上げ,また 商品棚の位置は車椅子使用者の足の場所を考えて高さ調節できる ようにするなど,実体験から生まれたアイディアが満載の作品

図 1 「USJ2withTDS2」(新潟工科大学 武田彩子)

制作 に取 り組 んだわけですが,その 中に傑作 なアイデ ィ アが一つ。 それ は「キオス ク」です。お客 さんは車椅子 , そ してそ の売 り子 さん も車椅 子 (

1)

「障害 を持 ち な が ら働 け る駅」とい う発想 は,学生 発想 な らで はの究極 のユ ニバ ーサ ル駅 なのか も しれ ませ ん。 この作 品の名前

「 USJ 2wi t h TDS2 ‑ Uni ve r s alSt at i on f o r J o yf ul Jour ne y wi t h To t a lDe s i gn f or Si de ‑ t r i p a nd Sel f ‑ f ul f i l l ment

(寄 り道が満 た して くれ る,楽 しい旅 のため

のユ ニバ ーサ ル駅)」。わが 国の誇 る 2大遊 園地 の名前 に か けてい る ところな ど,ニ クイ演 出です。建築学科 の学 生 設 計作 品 と して は異色 な作 品で したが ,

2 001

年 度 し ず おかユ ニバ ーサ ルデザ イ ン大賞2)の一 次審査 をク リア す る ことがで きま した。

2)

スポーツのまちをつくろう

私 の所属 す る大学 は新潟県柏 崎市 にあ ります 。高齢化 率 も25% を超 えるなかで. まちの活 性 化 の方 向性 を探 るべ く, まちづ くり政策提 案 コ ンペ 「プロジェ ク ト

21 」3 )

が柏 崎市 の主催毎年 開催 されてい ます。

「ス ポー ツの まち として活性化 しよう」とい う何 ともユ ニー クな発想 が, とある学生 か ら飛 び出 して きま した。

高齢化 が進 み,潜在 的な障害者 も見込 まれ るこの地で, ス ポー ツが どの ような役割 を果 たす ので しょうか。 ヒン トは高知 市 街 にあ りま した

。2 00 2

年春 , 障害 者 ス ポー ツ大会 「よさこい ピック」の リハ ーサ ル大会 があ り,学生 たち とその視 察 に行 きま したが,全 国か ら多数 の障害 を 持つ方 々が集結 して車椅子バ スケ ッ トボールな どに精 を 臨林看護

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「サ ンセ ッ トロー ド」は,海沿 いの風 雨 を和 らげ る数 々の機 能が 盛 り込 まれ,車椅 子利用者 な どに も優 しいつ くりだ。 そ して「ポイ ン トカー ドセ ンサ」を市 内のあちこちに設 け, ジ ョギ ングな どでポ イ ン トをためる。そのポイ ン トでスポー ツ施設 な どが割引 になる。

実現性 とい う点で は.セ キ ュ リテ ィーつ とって も杜 間が多 い。 し か し「若者 もお年寄 りも,障害 を持つ方 もみ んな外 へ 出 よ うよ」と い う発想 は,学 生 た ちの素朴 な優 しさが生み 出 した柏 崎 の まちづ

くりの一つの方向性 ではないか

2

みんなの心 と体 を うごかすまちづ くり」(新潟工科大学 合悟 ほか)

出 してお り,その激 しいぶつか り合 い に しば し庄 倒 され ま した。入場行進 や トイ レな どの会場処理 の方法 には学 ぶべ き点が多 々あ り, また, まち を走 る路面電車 その も のが低床型バ リア フ リーであ るな ど, まち を挙 げてユ ニ バ ーサル な まち をめ ざ してい ま した。

夜 , カツオ定食 をほお ば りなが ら柏 崎市街 地 の大 きな 地 図 を広 げ,夜 中 じゅう学生 た ち と柏 崎のあ り方 を議論 した の は よい思 い 出で す が , そ の 中か ら出 て きた ア イ デ ィアが 「ポ イ ン ト制」です。外 に出て, 山か ら海 に至 る 散歩 コース をた どるほ どにポ イ ン トが た ま り, た まった ポ イ ン トは体育施 設や運動器具 な どの使用料 に充 て られ る, とい うもの です (

2)

。柏 崎 の地勢 を生 か して,辛 椅 子 にはやや勾 配 の急 なチ ャ レンジ コース を設 けて高 ポ イ ン トを取得 で きる こ とや, コースの ゴール を 日本 海側 の夕 日を拝 め る「サ ンセ ッ トロー ド」と してい る ところな

どは粋 な計 らいの ような気 が します。

この作 品 は,

2002

年 度柏 崎 市 「プ ロジ ェ ク ト

2

1」コ ン ペ で優秀 賞 (2位 )をいただ くこ とが で きま した。

3)

オフィスチェアに取 り付けられる車椅子ユニットの制作 車椅 子 を利 用 され て い るオ フ ィス ワ‑ カ に注 目 しま

1 4 0 4

琵; . ,Li‑ l118脚Jt \頂

足 の不 自由 なオ フ ィス ワ‑ カのための車椅 子 ユ ニ ッ ト。普段 は 机 の下 に折 りたたんで しまってお き,必要 な ときのみオ フィスチ ェ アに取 り付 けて使 える。執務 中はオ フィスチ ェア を利用 し,食堂 や洗面所 な ど, オ フィスで のやや長 い距離 の移 動 時 に簡単装着 し て使 う。試作 品 は木製 だが,意外 に もが っち りしたつ くりだ。 ク ラ フ トマ ン精神 にあふ れた,依 田君 らグルー プの「優 しさ」が に じ む一品

3

着脱式車椅子ユニ ッ ト」(新潟工科大学 依 田淳 ほか)

しょう。車椅 子 に もい ろい ろなデザ イ ンが あ りますが , 利用 者が好 きなイス のデザ イ ンを任 意 に選べ る状 況 には な ってい ませ ん。また,オ フィス ワ‑ カ を想 定 した とき, 机 に向か って横 移動 も しに くい。 このあ た りの こ とを, キ ャス ター付 きイス に取 り付 け られ る車椅 子ユ ニ ッ トで 解 決す る こ とを試 み ま した(3)0

仕事 中はキ ャス ター付 きの イスで仕事 を してい ます。

横 の書類 はキ ャス ターで楽 々移 動 して手 に取 るこ とが で きます。お昼 時 に食堂 に向か うとき, このユ ニ ッ トを机 の下 か らっ張 り出 して イス に取 り付 る こ とで,洗練 さ れた車椅 子 が完成 します。木工 の得 意 な学生 に よる, ク ラ フ トマ ンシ ップあふ れ る作 品 とい う感 じが しませ ん か。 この作 品 には

2004

年 度 「しず お かユ ニバ ーサ ルデザ イ ン大賞」優 秀賞 (

4

位 )が授与 され ま した。

この作 品 には,実 は ウラ話 もあ ります 。 当初 の応 募 の 段 階 で は コ ンセ プ トの 中 に「働 い てい る と きは障 害者 と は認識 され ない。 これ は心 の解 放 につ なが る」とい う一 文が あ りま した。ユ ニ ッ トの発想 その ものが新 しか った ので しょう,採用 に値 す る とい う審査員 らの認識 で した が , ただ この コ ンセ プ トには ク レームが つ いて条件付 き 採用 とな りま した。 「この発想 は,障害 者 で あ る こ とを 隠 そ う と して い な い か」と‑ これ に は学 生 た ち共 々 ハ ツとさせ られ ま した。ユ ニバ ーサ ルデザ イ ンとは,健 常 者 で あ ろ う とそ うで なか ろ う と胸 を張 って生 きて い く,そ んな まちづ くり像 を措 く発想 なの です。 た とえ社 臨月木看護

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1j1‑‑‑‑‑‑1●1・j●,rlt・■

(4)

賞品は製図用具。賞金を出すつもりはないが(笑),「自分の設計 作品が建つかもしれない」というモチベーションは何にも代え難い 図 4 恒例となった「実在する施主様のための住宅設計コンペ」プ レゼン会と表彰式

会的なニーズが あ る ものであ って も, その こ とが イコー ルユニバ ーサ ルデザ イ ンの理想像 とは限 らない, とい う ことに気づ か された黄重 な経験 とな りま した。

●まちづくりは小さな「 提案 」 の

積み重ね

本学 の建築学科 で は,毎年数 回住 宅設計 コンペ を開催 してい ます。実在 の施主様 と敷 地の条件 に基 づ いて学生 か らプラ ンを募集す る と,毎 回数十編 以上 の作 品が集 ま ります。学夕日こて展示会 を開催 して, ご来場 の方 々か ら 多数投票 いただ き優秀作 品 を決 め るな ど,大 いに盛 り上 が ります (図4)。学生 た ちに とって は「自分 の提 案 した 建物が建 つ か も しれ ない」とい う期待 で面 白が って取 り 組 むか ら,いい ものがパ ンパ ン出て きます。

話 は変 わって,昨年度 ジュニ アギ ター コ ンクール4) 私 の中学生 の娘 が選 んだ 曲 目は ロ ドリー ゴの「スペ イ ン

3

つ の小 品」。小 さい頃か ら音符 の一 つ一 つ を教 えて

きて, 自分 な りの表現 をよ くここまでで きる ようになっ

たな あ, と感心。最優秀賞 の栄誉 をいただ きま した。 コ ンクールで求 めてい るのは

,CD

の演奏 を上手 く真似 で きる人で はあ りませ ん。 「この 曲はこう弾 くべ き!」とい う新 しい提案がで きる演奏家 ,つ ま りギ ター界 に新 しい 風 を吹 き込 む可 能性 のあ る卵 を見つ け ようと してい るの です。 どん な世界 も同 じ。「女性 の髪 は こうカ ッ トすべ き !」とい う提 案が受 け入 れ られた らカ リスマ美容 師,

「この ご家族 には こんな家 は どう ?」とい うデザ イ ンが受 け入 れ られた ら立派 な建築家 です。

「こんな住 宅 は どうか な

「こんな音 楽 を奏 で よう

泉 に行 こ う

花 を飾 ろ う」 ‑ どんな世界 で も「こ う した らいい ん じゃないか な」とい うの を情報発信 してみ る と, 家庭 も職場 も一気 に明 る くな ります。明 るい顔 で言 って みて,周 りがそれ に乗 って きた らしめた もの。もちろん, 元気 の ない人や気 の合 わない人,世 の中いろい ろなわけ ですが ,他人の考 え方 に文句 を言 うよ りも, こんなのは どう ? とい う「提案」型 の会 話で物事 を進めてい くと毎 日が とて も楽 しくな ります。

世 の中にはい ろいろな まちづ くりアイデ ィア コ ンテス トが あ って, ご紹介 して きた ものほほんの一端 です。頭 の体操 を兼 ねて,一つ気 の合 う仲 間 と一緒 に挑戦 してみ てはいかがで しょうか。世界 に一つの宝物が あ なたの手 か ら生 まれ るか もしれ ませ ん。 日々の生活 を, 自 らの小 さな提案 を積 み重 ねて少 しずつ変 えてい く, とい う考 え 方 こそが,ス ローエ イジ ング時代 の まちづ くりに求め ら れているので はないか と思 い ます。

●参考文献●

1) 「登竜 門

」 . ht t pソ/ c o mpe. j a pa nde s i gn. ne. j p/

2 )

「静 岡県

」 ,ht t pソ/ www. pr e f. s hi z uo ka. j p/ i ndex. ht m1 3 )

柏崎市

」 .h t t p: / / v w . c i t y. ka s h i w az a k i . 血ga t a. j p/we ba p ps /

i nde x. ht m1

4)

「日本 ジ ュ ニ ア ギ ター教 育 協 会

」 . ht t p: // www. gui t a r.

gr. j p/ j uni or /

臨林看護

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