−は し が
近代的私的企業の中核せ摩している株式会社は︑元来︑⊥腰大衆の投資という多数の個別資本の袋積による大資
本経営の形式を採つており︑従って︑それ自体として︑いわゆる企菜の所有と経営は分離してゆく傾向をもつてい
泳が︑この分離の傾向は︑今日においてほ︑投盟の大衆化︑ナ澱株主の会社企琴への無関心と相供って︑益々柏畢
がかけられ︑株車の投資者的地政へ′の転化とともに︑会社経営はあげて経営者に一任されるという実状に.いたって ︵ 1︶ いる︒かような実状や︑‖かつ又︑今回改正せられた株式会社迭︵昭和二十五年添樺箪一大七骨︶上の授構資本制虞
無額面株式という会社資金調蓮の償温のための諸制度を宥えるとき︑取締役の極限は︑必然的に拡大強化されざる
をえないこととなり︑ここに︑合議体としての取締役会潮度む法上においても認めるといサ必要をみるにいたつた ︵ ∩こ のである︒本稿は︑この取締彼の強化せられた柊限にともなつておこる︑その権限濫用防止・の方策の一つとしての
英米会社法における取締役の変位 一︑は し が き 二︑攻締 役 の地揮 三︑取締 役 の賛任
ぴ 四︑む︑ す 英凍金融法ほおける取廊役の責任
蓮 井 良 ′I︑憲
第二十五巻 第二尊
取締役の安住の問題を考察したものセあるが︑わが改正株式会社訟が英挙会社法に依存するナ㌻の多いのにかんが
み︑血下でほ︑この間魅について英米法におけ
︵3︶
と息つている︒〆 鞋︵﹂︶志井照久︑′企環形態諭 山五〇貰以下
荘︵りこ大隅健一郎 商法改正法案に永ける取締役会制度︵法学諭珪女七島こ届こ+二見以下
石井照久 政経役制度改正の方向︵株式会社法政荘の諸問題︶六〇貰以下
琵︵3︶凍稲にほ次の文献を参考としたが︑紙数の都合上脚註ほ︑つLめて省略Lたことをおことわりすると共に︑旧草稿を訂
正んているので︑威ほ判断に誤りがあるかも知れないのをおそれでいる︒お許しを乞う次第である︒
句巴冒e巧いCOmpanyトaw︸−¢ご TOpFamいCつmpanyドa宅﹀−冨∽ Cre宅いCOmpanyけa宅−−冨の謡.Cre竜い
T訂宅FO︼eDuty象abirectOh﹀−冨岨宅.Geddes恒巳abi−琵es Of望rectOrS﹀−冨∽H●G訂tei崇COmpany
HbWこ冨¢ 声宅.JOrdan⁝TFe Sec蒜taryandEsDirectOrSこ¢琵 琶.L︑.鼠OrisOn︐Liab≡tyin
2eg︼i笥nCefOrfa−s2Statements−TFeLa宅Quart・.カ雪・く○−・笥︑/せp・.空相etseq・句訂tc訂rい︑C呵︹叫︹Mmn斡
Of theトp宅Of ﹃ri遥te COrpOratiOロく○−●ひ︸−V−讐忘 Ba−−antine∵ On︒CO壱○岩tiOnS−−芝¢ Beユe and
まeansいTheMO評旨COrpOrat叶Ona見p叶i忘te prOperty−冨0宅i日没Onい謀stO苛Oft訂訂wO輪Busines申
COrpOratiOn∽befO蒜−冨○﹀D Haヨ●L ReくーppL忘etseq●
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普
凝縮 彼 の 塵 位
英米会社法上取締役は法禅的忙も受託要地位を有するものと解せられており︑その権限の行使︒儀務の履行︒賛
任などはこの地位を基礎として把握せられているので︑以下ごの点を中心として取締役の権限︒義治を考えてゆぐ
−
う事巽内容よりすれぼ︑何れも︑所謂︑当座組合的な結合体にすぎず︑其転株式会社とよばれうる実質が備わる笹 こととする︒ ︵一︶取締役 の権限 株式会社の先醒的形態たる海外格民会社は︑英国においては既に一六世紀に布衣していたが︑
英米会社法における敢蹄役の費任 甲M・DOddいFOワ宅FOmCOrpOratem賀agerStruSteeSr人芯巳ar宇L Reく●pp●ご㌫etseq● 宅i≡am〇・DOug−asいD首ectOr∽宅FOdnnOtdirect︸ 宅HarヂL Reく・pp・−∽−−e−seq− D︒dd壷at︒t︒ryDeく錯pmentsin浮sinessC︒p︒rati︒n−監争−−冨ぞ 竺謬rヂLReヂpp・当et
Seq・
甲R・jOuettいT訂RespOnSibi−ityO杓DirectOrS OfCOrpOratiOn﹀ 笠AmericanLカeく●pp●∽芝etSeq・
2ewペOrk卜a弓S虹fecting厨u玖iness COr甘ratiOnS︶−¢00ー 巧aNa宅a︸American COrpOratiOn Acts﹀−冨¢ ︵釆国名州別定法の条文ほこれによることとする︶㌔
それらは︑その行
四 第十五巻 第二葛
︵1︶
いたづたのは一七世紀に入つてからであるといわれている︒一七せ紀における英国の会社は︑例えば︑英国東即席会社のように︑特許主義の下に設立されていたが︑こナ﹂で大勿なことは︑この特許状も︑その内容は︑睦人格の附
与・商葉独占という公法的部筒においてであり︑会社の組織・機関柄成などに会社設立蟄寄潜の定める自治的甥窯
である定款︵内規byトaw︶に委ねられ︑その会社機構は当初より稔裁︵GOくemOこ理事︵As∽誉a邑00︶ という
望役団と株主絵会∴Pub−ickふssemb首COmOnlyca−訂d′tbeCO亡hteFO已df罠tbe等idCかmpany︶ という
︵2︶
形式をとつていたことである︒そしてその間の権限の分配については︑一七世紀の前半においては︑むしろ罫役団︵3︶
の極限は強大であり専制的であつたとさえいわれているが︑しかし︑ピユ﹂リタン革命ほ掩会の民主化に影響をあゃえへ一六五七年のク
Ad諾nturer盟の地位は形式的にも実質的にも強化され︑株主有限賛任制琴㌣株式譲渡日由の制度の確立と併行し
︵4︶
て︑換式会社制度は漸く大資本集中の企業形態に過するにいたつた︒これに反して︑当時の特許会社以外の会社は一般に普通法の発駅をうけ︑従つて独立の故人格は祷・つておらず︑また︑これに関する特別の甥窪もないとぃう状 ︵ 5︶ 態におかれていた︒たまた卑一七世紀末期より一八世紀初萌にがけて民間におけ各企業熱が漸く高まると共に︑
公衆の無智と投機心に乗ずる・義社制度の濫用という現象が相次いでひきおこされ︑﹂七山九年には︑かの有名な帝
海泡沫事件︵S言己二晋aBき荘e︶が生じ︑塔専も著じるしく︑遂に政府も泡沫会社条例人浮bb−e Act︶ を制定
してこれを取締るにいたつた︒しかt︑この条例は特許主義の厳格化という形式をとれ︑特許状の定めは会社内邸 ︵ 6︶ の機構︵私添的な方面︶′にもず執するにいたつた︒ところで一九世紀以来の著しい歯糞の勃興は︑かゝる厳格な特
許主義の存在を琴丸顔いものたらしめ︑一穴二五年にほ泡沫会社条例の廃止となり︑ごく僅かの期間の許可主義の
時代を窪て︑⊥八大二年の会社法︵CO眉ameSC8邑idatiOnAc叶︶にいたり準則主薬へと移行し︑ここに︑当時
の会社法に関する多数の汝規を統一し︑社員の有限鷺年業務執行等についての二駁的規定が設定せられ︑設立行為
や会社の運営に際して行われる詐欺的行為や怠慢から株主・一般大衆を保護するという時代の要望に適する法規が
︷7︶
生れた︒今︑この間の推移を考えるならば︑仙八世態においては︑会社は財産の受託者であり︑株主ほその持分の融合に応じて受益者としての権利をもつている︒壷社財産は普通法上は会社に属するがヾ株主はその衡平添上の共
ヾ
ノ
︵8︶
同所有者であるといわれ︑信紆的理論が支配していたようである︒こ・の傾向は︑一九世紀の資本主義の発展と︑これに伴ケ富の再分配の後にむ依然として支配し︑株主と会社企業との相当.緊密な結合関係をしめして︑絵会の地位
∵ほ比較的強大であつたが︑一九世紀後苧期にいたると︑この構成は次第に変質七平均株主の形式による投資藷の
出現は︑漁会による監督に不便を感ぜしめ/るに至り︑株主の共同企業者的地低より投盟株主約地位︑への移行と相供
らて︑会社経営についての権限は︑取締彼に集中するという傾打となつた︒その後︑数次の改正が︑時代の.推移と
併行して行われたが︑最近の一九四八年汝は︑法は単に悪行︵malpぺaCtice︶ 膳元のために存するのみではなく︑
ある程度まで曜済的効率をはかるため竪貝献すべきであぐ説というpub︼︸COpiniOnによる改正をなし︑もつて︑企
幾の所有と経営の分離という現実に即応しようとしている︒ここでほ︑取締役の神髄ほ非常阻拡大強化せられてい
る︒すなわち﹁会社経営の大部分は取組後に信託せられ︑添律︒定款の規定によつ.て特に総会の決瓢を葵するとせ
られたもの以外は︑会社の発泡上必要なる二切の権限並びにこれに伴うを正当とする鵬切の行為をなすべき招隕⁚智
有し︑かつ︑その権抱は︑
︵9︶︵10︶
とせられるにいたつた?米国でぽ独立戦骨以来完世紀初頭忙かけて︑北部の諸州では各榎の産菜が相乾いで勃興しているが︑
の株式会社︵C宅pOrat仰g︶は︑近代的株式会社としての療色を完備忘ずして\ むしろ一入世紀の英国法における
五 英軍会社法における取締役の賛任
堅﹂十荒巻撃毒 ゝハ
︼Ⅷn
と同じような僧託的理論に︑よつて支配せられ︑個竃株主は会社と.の間に可成り強い結合関係陀あつた︒特許主義時代の一九世紀前半期においては︑森式会社のもつ諷刺慶の確立と共に︑その組戯にも多少物的色彩が遼透し︑会 ︵ 19︶ 社はコン;・アワにおける契約的繹合として考えられるうになつたが︑しかしながら︑傭管して警の共同
企業者地位が強く︑株主は株式会社の実質的所有者︵be邑icia−葺ne邑営として考えられ︑その機構は︑国衆 へぃ︶ による感重なる監督という条件下において所有者の集団が会社財産を支隠するという様相を呈していた︒そして︑
取締淡は︑こうした株主による株主砲金によつて囁入れられ︑その支配に服する一種の使用人のようなものとして
挙えられ︑建つて︑その権限は︑質的にも鹿的にも溺く︑叉会社の営みうる営業も︑ある一櫻に限定せられるとい ・︵ 14︶ ぅ状態であつた︒ところが︑ナ九せ紀後半期︑とりわ押︑南北戦争以後においてほ︑米国産菜界は空別の発展を遂
げ二目大企業が相次いで発生し︑このことは︑株主と態社企業忘結合関係の弛綬︑企業資金の調達の機勤他の億 ︵15︶ ︑ 韓壷則主義への移行という現象ととも妃︑廠緬夜の権限を払大する笹あづかつてカがあつたといわれている︒吏
虹二九凍紀末期より二十世記初虜紅かけて︑米国各州会社法は︑相次いで厳格︑王義より自由主義へと推移し︑会社
の墓還動についての州の統制は外され︑それに代つて広汎な自由が認められ︑かつ取締役の検眼は強化されてい ︵ 16︶
衆がその出資を袋申された克配に移す方向へと変化し︑経営者たる取締役が資本を僻うといわれ乳ように︑その権限 ︵持︶
は放火されてきた︒かくして米国会社放では︑会社凝営の専門化︒技術化と株主の企業痙営への無関心といぅ所有 と経営の分離を疲謹上も認めて︑少くとも経営については︑取締役に殆ど無制限な権限を認める乾いたむ︑ここに
会社企業′の経営傾の集中が生じるにいたつた︒その原因ほ一つは米国人特有の侶託法理的投資者心理にあるととも ︵18︶ 笹∵他方では会社財産の所有がいよいよ広く分散するに従ってその財産の所有とこれ籠対する支配とほ︑いよいよ
︵19︶
同一人の争に帰することが少くなるという会社企業発展の必然の紺理と︑能率的かつ経済釣な会社事業の経営は支 ︵ 20︶ 配せ少数人に集中することによつて促進されるという経済の現実的襲誇にあるものといわなければならない︒要するに今日の英米会社法においては︑取締役の権限は非常に強化せられている︒享jとに問題とするほどの支配を伴 ︵
21︶︵22︶−
なわない財産の所有と問題とするほどの所有を伴なわない財産の支配とは︑会社発展の論理的帰結である︒鞋︵1︶大域久推︑株式会社発生史論下巻二五二貰以下二三妄臥下
︑ 証︵2︶大域 前掲 三ハ三賞以下︒二七二蛋以下・二八三貰以下 なお︑オラソダにおいては︑緒許状は公法的な面のみならず会社内部の私法的な面についても規定していだ︒大琴前 掲 〟二八貰以下
替︵ヱ大坂 前掲 二一〇三京以下・三㌦五貰以下
耗︵4︶大境 前掲 三二三貰以下
大森忠夫 授権資本制度の潔摺︵法学諭黄玉七巻一号︶三七貰
詮︵5︶GOitein︸pp・−etseq・
経︵6︶大隅 英国における株式会社の発展︵法学論叢五二彗亭=ハニ玄以下
八木弘 英国会社法発隈史序説︵法学諭攣工事巻二尊︶五二二賀以下
切.R●JOuettpp●冨言tseqは︑この間の番培を巧みな比喩をもつて説明している︒会社澄立時代には﹁会社は水
先案内人も舵もなく海図も羅針盤もなく︑隠されたる岩や曙礁富つて充されたる不慧︑しかも雷られることの多
い芸の海へと急な旅路温習たのである︒そこでほ多くの希望と大望は︑あえなくも打ちこわされくいつた﹂と
のペ︑かくして坐礁した船舶と︑それが狂気の如く廃する㌻OSは︑結局のところ︑会社の莫務執行忙ついての賛任ほ
伺冨るかの問額を惹起した︒なお︑GOitelnもp・切・ごご大嶽前掲三四二箕以下
英米会社法にお咋る取締役の翼任し
轟︵13︶雷前掲六≡書下軍eandMeans義⁝e−seq・DOOdp当 註
︵崇大隅㌃リカ会社法における霧役会︵英芸社法研究︶七〇貰
註︵15︶出er訂andMeansもpL富⊥篭
琴︵空D星ニp宗・芦野︸eandMeanspp.−∽¢!−巴
謹︵17︶苫前掲七二見以下Beユeand許nspp・苧−誉p・ヨト買;早買手冨 ゆる額締役金 九九貰以下
﹂ 鼓︵摘︶大隅 七〇貰 蓉︵叩評rleandMeansも.軍 法︵20︶大隅 七〇貰
琴︵21︶ 出er訂andMeansこ●冨 註︵8︶宅i安︒npp・−忘etseq 轟︵9︶GOiteinpp・−軍賢邁1蔓eAcト苦なお︑その権限の行使ほ︑品質芸てなされる︵∵七六条︶ 詮︵
10︶GOite首ppト⁝seq・は︑かゝる強大な露役の権限に対抗する苦についてその考え方を哀している︒なお︑こ れら晶適し
て︑GOitei⁝p・誉−s2q・北沢茜雲会社法の此誓約研究︵イギリそ琴︶一入五貰逗下
鼓︵11︶告誓アメリカ会社法における扶垂の鞄檜の窓︵法学論叢宜七轟二宮︶六〇岩下
謬昔andMeanspp・−芦e−00eq・p●−諾
轟︵空で蔓esOf・Dar−m邑CO−音戸司00d星こW亘亡・S妄言言く蚤On己unc芸○ぎ
S富・笥ニー⁝︶ 筐−antineもp二羊二タp冨 撃手玉巷 琴盲 許︵7︶GOiteinp.﹃
大隅 アメリカ会社怯にお
法︵犯︶戦国法でも英国法におけると同じく↓項蹄役の磯限の強化に対応して︑各州法上︑制定法をもつて主と七てPe邑−y
亘ついて親好し︑その警負う吻合を明戻している︒これは︑州隙取引の発達に伴い裁判準則となづており︑香itcr
Eie−d︑詳c〇・く・ArmO宅こ≡nOis︵−¢蔓︶また︑今慢紀初頭の企異結合の開臨とからんで公序︵Pub︸icPO︸icy︶
の羞よ・りも考えられている︵クレイトン法七粂︶なお︑この賛任強化とならんで︑灰押役の信認関係の舟魔よりする 衡平法上の制限︑差出命令︑代表訴訟︑投資者保鼓のための行政委員会を中心とする公的監督という方法も講じられて
いる文︑統一事業会社法±二条義の規定により明らかなよトに︑攻締役の権限行使は実は︑全貌体七しての攻蹄役会 によりなざれるものであり︑いわばそれは全貌体と⊥ての攻締役の権限である︒
︵二︶取締︑役 の地橡
既にのべたように︑英米港上︑取締役の安住を決定する根拠は︑取締役が会社に如し如何なる地位をもつかとい
ぅ点にある︒しかし︑欧州大陸法とりわけ独乙汝のような機関説をとつていない英米法においてほ︑取締役町正確 ︵ 1︶ なる地位を定義づけることは困難であるとされている︒いうまでもなく会社は蕗的人格者として放校解約に存轟す
るに止り︑・それ自身として活動しえず︑従って︑その規英の括動は取締役竺任されており︑そして︑取締役は会
故に対する関係において︑或ほ代塩人︵A驚旦或ほ受託者︵ゴus−eelノ より正確には使用人に非ざるma冨筈g
謬旨eT及ぼこの間薯の性格を兼ね備えるものとして考えられてきたのであるが︑しかしながら︑この関係ほ以
上の㌢な諸概念をもつ孟碓に表写ることは困難であり︑結局老の還なる地佗は︑遠認関係︵fidu音y
︵2︶
邑aユ呂Sbip︶を基礎とする鱒贋別なもの︵sui常呂is︶︑として掩魔的に把握するの外はないといわれている◇︵1︶ 取締役は︑法の観点よりすれば︑会社の行為に関する代改人であり︑従って本人対代理人の普通撼二般の
原則がエの会社と取締役との汝律儲係をノ一般的に支配するのであり︑従って取締役が会社の名前で︑又は会社を拘 英肇会社法における取締役の安値 九
撃一十五巻 撃毒 一〇
東する目的をもつて契約をなした場合にほ︑その契紆上の茸任は・玉社にあつて擬締伎鳳人には存しないとされでい
箋︒これに反して︑自己の名義者用いた場合︑会社の社名に有限なる文字を使用しないで会社のために契約をなし
亀 た場合のように︑その契約から淑締彼の個人的覚任が明白なる傾合に初めて佃人的賛任がとられるにいたるのであ ︵ 3︶ る︒更虹会社は︑取組夜が会社のためにその権限内において行つた損審に対して賠償の賀任を負うとせられ︑或は
取締疲が会社の権利能力の凝固内︑取締役の髄膜外の契約をなした慧毘はこれを追認しう逐とされ︑或は取締役
が賽実会社のために契約したを映り︑︑たとい自己の名義を使用してもその相手方が一般に会社をむつて真実の契約
︵4︶
\ 当事者たることを知つている場合は︑直接に会社に対してその契約上の背任を負わしうるとせられている︒これらほ何れも取締役は代理人であることを示すものである︒従って﹁会社における取純投の地位は代理に過ぎず︑会社
.ほその行為を取締役と呼ばれうるものによつてなしえ︑ここでは代理一般の法理に従い︑*人の安住あるところで
︵5︶
ほ会社のみが賛任を負う﹂といわれて小る︒しかしながら︑歎紬夜は︑その権限が重要なる意味において株主がそのカを与えても取消しえないという点で本質的なものであり︑別段愛住せられたものでもないという点で単なる個
人間の代兵とは興り︑叉その権限は委任によるのではなく会社に関する湊に直接由来するむの′ ︵○ユgina−aロd
︵
︵2︶ 取締夜は単に代理人たる凋みならず︑ある範囲払おいては︑会社に対して受託人︵つ2S富︶としての地 ︵ 7︶ 政をもつCba静s牒r昏
て取締夜ほ会社の全財産に対し鷺任を負わねばならないという意味で︑豪緑綬は賓託人であるといわれる︑ここに
取締操ほ︑米祷潮行において︑公五かつ相当なる注意︵呵aiぺand蒜aS︒Bab−e.de−igence︶ を要求せられる根拠が するものといわなければならない
0 6︶
︵8︶
ある︒点し︑取紬役がこ℃信託義務に違反して・景社財産に損失をきたしたような場合には︑多数の判例の示すよう ・ :・ に︑当然その賛任を曳浬しなければなら庵い︒こうした考え方ほ︑いわゆる公正な衡平法上の安住を取締役の場合にも貰ぬこうとする丑場であるが︑英国では信路法︵T2S−eeActこ賢︶ の制定以来︑・この坤位は術平淡上益々
強化せられてきたといわれる︒米国ノにおいて﹂うした考え方が受けつがれているが︑この国での!フストに閲す
暫の針顕著となつてか菱田部讃州ほまづとれ喜成した︶カ⁝ルニア州嘉とし品頚に
/
ぉいても︑琴刊所は1表に取紬摸にtFe蔓︒旨y邑eg︒責乳点きStee讐盗用するよなつた︒しか
し頂相投が受託人と向山の地位に︑ぁるというのは︑敏感役が商社︵﹃ぎ鼠︶におけるmaロagiロgpa㌢eぺとしての
機位を英鴛上もつているからであり︑婚姻財産又は遺言における受託人とほ本質的に興るものであり︑従ってその
地位は擬制的なものというべ.きである︒ただ・罫社財産の損失に対し賛任があるとする限りにおいて受託人としての
︵︶
地位を商っに過ぎないとみlるべき掛至当であり︑いわば準受託人︵q畠乳きStee︶とみ考へきである︒二しの点にうい七ILiロd−eyは敬紺投ぽ固有の意味甘は受託人ではないが︑その手申にありかつ管理下にある会社財産転つい ︵ 19︶ では受托人であるとのべ︑︺芥aパも同様の一皿場をとつている︒取締役ほ会社のためには受託人としての地佗をもつ
︵㍑︶
が︑会社偵権潜のためには受託関係がないから︑厳格なる意味における受託人ではないとされるが︑しかし米国でほ︑取相投は会社債権者に対しても山椴に信託関係にあ笥とされ︑ことに会社解散︑破産の場合には会社債権澄に
︵14︶
対し受託人としての背任を負サと判示している︒︵3︶ そこでこれらの足場薮綜合する考え方が螢じた︒英国では︑Se旨One卿が︑この及場に立脚して︑取締
役は会社の代憩人と受託人との両者の性格をもち︑会社のために筍三者と汝雑行為をなす場合ほ代理人であり︑会
︵15︶
社財産のためには受託んであるとし︑その地位は︑同時に間者を兼ね備えたものであるとのべ︑米国ではPam英米会社法における攻締役の賛陰 山一
人でも登の両者を同時墓ね具えたものでもなく︑しがも両者凝るというべきである︒取締役のこうした複雑
な諸政に︑判例学説は過首何世紀か豊つて1極めて無駄の多いしかも違の少い理蘭を直接の讐の関係にお
いて構成せざるをえなかつたのであるが︑この関係を総括的に取扱う信認関係の概念の出頭によつて︑こうした過 孟の学問上の努力ほ一応終正猫をうたれたかのよう▲である︒
︵鳶信認関係︵fiduciary邑a−iO邑首︶というのは︑元来単に関係概念を嘉すに過ぎない概念であり︑それ
自体とtてほ別段何等の意味を鋳たないものである︒ぎcialyという語ほ→ru欝eすなわち受託者を示す︑
ぎciari宏というラテン警品宕のであり︑英法の用例に従えば︑受託者の盟路又ほとれに警の資格を兵
書ノる人を指称するものとされ︑叉この僧認関係の霊は﹁当事者間において麟蔵暑くほ信認ある貢が︑自己の
地位を他人の利益のために行使古已の利益のために濫用痘ざるべき特別の義務の存するによりて▲認誉れる﹂と ︵18︶
い′われている︒Ha−adance凋の警借りていえば︑この信認関係が︑例えば会社とその取締夜との閣にも存するナん
と賢つて初めて万人に謙芯られたる誠実義務トならんで存する忘の特別義治の存凄並びにそれの免慧られる ノ︵19︶ や掌姦戯しうるにいたるのである︒しかも︑会社とその取締役との関係は︑信認関係の第ヤの範囁たる要れ ︵20︶ 自身若いて信認関係ありと苦れるべき範囁に属するのである∵取締夜の地位害うした関係概念訂つて嘉 する芸は︑現在英米両国において決定的に雷せら普軋半従つて︑恵役が受託者であるということは︑敬
昌yが︑大略同じ見解の下に︑取締役は第三誉の敬引においては代理人︑会社財産の処理については受託人と ︵16︶ しての地位︑従つ去ナしる貸旺を有す㌢のべ︑叉山般的には︑若所の性質よりして︑普通法裁判所は鱒緒役を
︑ 代理人として︵17︶
ている︒しか 第二十蓋筍 簸二暑衡平法裁判所ほ受託人として取扱い︑信託関係の破棄の如何なる場合にも膏を負うべきであるとし しこうした考え方は︑結局︑便宜的なものであり︑厳驚かつ正確にいえは︑取締役は代理人でも受託 ー二
締役がその義路の遂行において会社に期し信認関係があるど小う意味を示せばそれで充分であり︑叉取締役の義績
も富邑aqdutyとして︑会社に対する忠実義治ありとして考えるのが妥毀とされるにいたつたご﹂こに︑︑取締
役忙関する限り︑その信認関係を示すことが最も賢明の柴で︑あり︑叉議論をなくするみちであるとも考えられ︑漸
く問題解決の近道も発見されるにいたつた︒Pa詩e?卿ほ︑主人対代理人の関係を支配する衡平法は︑他の信認関
係例えば会社とその取締役の場合にも等しく適用せらるぺ㌢であるが︑しかし攻締彼の信認的地位はその個人的離 ︵ 22︶ カにおいて株主としての取締夜に卦では拡大通用されないとして︑この場合の痕界を明示しているり
荘︵1︶例えばGeddes︸p闊A.C誌名pp・謡etseq・
この点についてほ︑英軍衡平法癒判所により発達せしめられた守託者倫理による考え方が横幹をなしているからと思わ
れる︒偏柳警山 ザメリカ株式法の性柘と商法改正︵法律時報二二蟄童尊︶五七買以下同 不在株主の保護と管託者
倫理︵法官時報二巻■痘︶ 二見以下参照
註︵へこ一宅・Geddesu pのB邑a烏ne︶p・−笥︶Ma国苫きpp・受岩etseq・GOitein・Ipp・−篭etseq
琵︵サニ風月er︸pp・−芦−宅
建︵4︶ibid
琵︵5︶CarinsinFer望竺nく︒宅i−s︒nこ≡−旨アApp・ヨ 同旨声Geddes−pqetSeq・
琵︵6︶声Geddsepp.料−ets冬去翫体としての攻締役︵敢締役会︶は釈鼠ではむしろ茶人虹摂するとされる︒
Auざm裟cSeifc−ean首C︒・ヂCunin各amⅧ︵妄言
蓉︵7︶甘すer︸p・−篭
許︵8︶C訂r−のS宅OrtFinCa還i−−ヂBO宅eru−00諾・増a︸meごibid・
英釆会社汲における攻紹役の賢任 劇≡
姦︵警ParkerinJacObusMaユerEs−a−es㌣MaユerいLJ・p・C﹂¢べPa−mer宣∞岩溜訂ごp∽琵
√
p・−笥etseq・宋包前掲 四七三−四七九貰 ︵三︶ 取締役の義時
取締役ほ会社︑に対して︑いわゆる信認関係としての地位なもつから︑会社並びにその財産に閑t・てその関係する
○
恥
)
第二十五巻 第考 山四
註︵9︶例えばcharitab−eC︒rp︒邑i︒nく●Sutt︒n∵岩山 FO計stO︷DeanCOaPMiningCOmpanyこ冨㌻.
詮︵10︶句訂tcher︸p・誤○¢etseq●
琵︵11︶Smithく・AndersOnこ霊〇.−∽各.D.p.当研 MO記ett︸s Case︸−霊○忘LT.望岩
︸
でほROmiyM・R・が︑饗国では㌫amer・lぃ が株妻に対しても受託八であ克と判例に附随意見をのべている︒
証︵13︶Mi宕ヂZOthe㌻カai−Of浮enOSAyres︻笥O F訂tc訂巧p.誤−可
註︵14︶ヨtc訂r−p・諾−﹃etseqM・P恥mu p・芸ヾetseqDOug−OS−p●−∽−−etseq.
課︵望SerbOneinカ邑Cヂく●Turnerこ00遥pa︸mer−p.−芸
証︵摘︶句arヨer︒yiゴ芦勺苫笥記in芦cbicagO訂g.Ze宅S∽00岨句−etcheru p.望中︸p.≡−
琵︵17︶F−etc訂rこbidA●C蒜宅一p¢
註︵は︶宋包留三長 英契約法における畏迫の研究 二一貫以下
註︵lg︶宋包 前掲 二二早1二二四貫 四七〇貫以下
註︵20︶この点についての判例を中心とした蒜的考察にクいては︑宋包
註︵21︶p已merも・−雷︼芦温c訂rも・ひ≡謬︸−antineも・−笥饗国統壷発会社浩三三条はこれを明文化している︒英
国会社法︵一九四八年︶一九〇−∴九八条もこの点についての規定である︒
ミ 凡ての法律行薫例えば会社のための物品の購入の如きものについて政審の注意と慎盟かつ忠実なる兼務の執行を ︵
.・
1︶ 象す考儀瀞が辞せられ︑会社の権限又は自己の行為しうべき能力の限界を超えて行為すべきではなく︑ここに詐欺
●横領︒過失・会社財産の戟用等の場合の賛任が生じてくるわけであり︑しかも︑こうした行為が取締役をして背
任ありとするのは︑それらの行為の直接の結裁として会社に対する損審を示すため
︵2︶
る︒いわば︑取締役の二男の行為は︑すべて会社︑ときに問授的であるが株主の利益のためになさるべきものであり︑自己白身のためになさるべきものではなく︑取締役はその信認酌地位を有することに
︵3︶
をうるこせは許さるべきではないというのである︒示般正信託理論転よれば下信託ほ信認関係を基礎とし︑受託者 ′には次なる検眼が附与せられ︑喪託者ほ恰も所有者の如くふるまうことができるが︑しかしこの権能は︑自己のた
︵4︶ダ 賢はなく︑あくまで受益意のために行使されなければならぬとされてい逐︑取締彼の義務も︑これと大隠同じ
ょうな宜場にあると考えられる︒米国の各州及び連邦最高裁判所も︑取締夜の稜々のカの要素・抵限の行阻・養蜂
の履行︒替佐の基礎を︑信認関係に求め︑これあるが故に義務違反についての驚任をおわしめうると判決している
緒夜が信託的義務を伴う受託人としての蓑捧をつくし同時に私利をむさぼらないというこ七ほ︑取締枚という地使
役社会的栄誉や受託者倫理と共に︑とりわけ唱道せらるべきことでぁる︒取締彼の権限が非常に拡大硝化せられ︑
かつ会社経営が高度に捜術化せられる▼にいたった今日においては︑合法的衣粧の下に︑取締役による権暇の濫用が
会社・株主のみならず会社をめぐる凡ての利啓開係人を等し︑かつ叉公益を奪することも甚だしく︑法座政簡約に
はこの義務並びにそれ濫相応する賛任の問題は︑むしろ公益料る方向に意点を指向すべきではなかろうかともいわ
︵6︶
れているバかくのごとく︑信認関係に基礎をおく取締紋の受託者的義治並びにそれに応ず牒茸任は︑他人の財産転︼ 奥沢会社法における凝縮役の安住
と.
り
わ け︑会社企業の国民陰済において占める地位が上昇してきた今日においては︑会社・株主のために︑塀
琴一十五巻由二号 二ハ
対して大きな極限を持つ場合にほ︑添ほそれに相当する菅任をおわしめるという信託についての洪の二瞑原則によ
って∵当然なもめとして取締役の上に課せられた高安のしかも注的なものであり︑それは制定法上の賀任ととも笹 ︵ 7︶ 存在すべきものである︒従つで一︑慣鷺︒誠実かつ公正に行為しうべき信認約束務を無視した契約は︑たとい取締役
がそれに上って個人的利縫をえな′い場合でも公益違反古して無数な契約とせられ︑叉たとい多数決によ谷間窓によ
っても︑取締役ほ自己又は他人に会社財産を提供すべきでほなく︑もしこれをなす場合には遠路違反として当然信謂
関係上の賓任を問わるべきであるとされ︑叉共同取締役の管任について︑衡平の庶別に及糾して凡てが等しい法の
︵8︶
下にたづというのは︑すべ.て㌃の信認純益務の原則に海関するといわれている︒襲する忙英米殊においてほ︑強大な権限を持つ取締役にほ︑それ相当にその義治を強化し︑党任を蔵にし︑これと相併行して−より根本的にほ︑英
米法独得の信認関係という立場よりこれむ理論づけ︑㌧しれあるによつて︑衡平法上の制限を与え︑一見無制限にみ ︵9 ぇる淑緒彼の行動に対して各場合に即した弾力的かつ現実的な基準を与えようとしているのである︒
以下︑取締役の茸任を︑会社に対しては各個の場合にわけ︑埜吾債権者並に矛れ以外の彗二者に対する頃合を
附加して︑主としてこの信認関係︑信認的遠路を中心として︑一般的な汝の立場から︵frOmt訂pOi雷○:iew ♂
象gene邑−a毛p旨c琶e︶考察し︑しかもへこ︑の信認的地位故に︑具体朗事件忙則して弾力的か?骨理的なる解
決がなされている点を素描してゆきたいと思つているひ
琵︵1︶Oli謡りく・謬nk免許g︼an≡冨−古老a賢neもL芸e−seq.富arsei−訂sE已昌SiOnカai−C〇.CaSe−≡
註︵2︶ヨ2tC訂r・p●岩冨︑
証︵ヱJes邑M・戸inA︸bi︒nSteel詳宅ireCO●く・Marti㌣−笥:●CざD:芸A●Cre考古﹂監Fietcher︐
問屋−B巴ian−ine:学−雲ノ裟seq●GOite阜pp.−乳etseかCOmpanyどw︵−冨︶物−冨cf.Tab訂A
CL 吻∞掛paime巧u一首・−芸etseq.
鞋︵4︶河合博 信託わ概念と機餞︵法待タイムズ通番山九〇号︶三九京以下 嵩柳 前掲︵法曹時撃惑一号︶四草
鞋︵5︶B︒SW︒rthく山A−−enこ富戸Y・−笥こ雷︵−≡︶︑富︒蒜君tN︒nPri畠teC︒rp︒竃i︒n・一ぎd慧−¢
琵︵6︶M・PPmゆ pp︒芸﹃etseq・G邑ein︸p00ーpp・−雪〜−霊80dd︸ pp︒㌫etseq●Bea訂ぎdMeans︑pp.
∽諾etseで 庵つとも公益という用語は︑特に判例法卓哉をとる英滞両国においては︑法体系の棍茶的恐竜を儲展せ
しめるカを︑その法体罪笹附専守るカをもつているが︑ンそれが何であるかは実は困難な問題であるといわれている︒公
益という吻合︑もub−icp︒iicyは多く諷nt富mのgene邑uti−ityと同量とされるであろうが︑この故にpub旨 /
pO−icyの判決文の通解には相当の注意が必貫と思われる︵lesse︼MOR in守inti居紆C〇.ヂSampsOデLP
−00ヨ︶従って︑この公益に基礎をおく判決は︑開法樺院埋を取扱い︑又ほ公式化している判決と同二の掩威をもつべき
ではないといわれている︵L㌻︒n︶し㌣ながら︑琵ふ各々の牒惜の芸移動に応ずるためにはごの象
は︑判決埋由として極めて弾力性ありかつ妥当したものであると︑されているが︑この点詳細については︑宋包 前掲
二三三賞以下参照
荘︵ァ︶ヨetcFer.pO∽諾○
註︵8︶芦Geddespp㌧岩デー讐St︒neて句enn︒﹀¢Auem︵Mass︶3︸n句yngヂClarke−①﹂rn2・豆㌣竺岩
切−etc謬r︸pp︒∽芸﹃etssq︒厨a−−antineY pO−冨
註︵g′︶謬ユeand岩eansV pp︒望月−誓ぶppO諾01琵岨DOdd﹀ppL−莞√︼わ双
三 取 締 役 の 驚 任
英米洪は大牲汝系
英釈会社法における取締役の置任 一七
一入 第二十五巻 第一一考
ても各個の場合について夫々の個所で説明をなしているにすぎないが︑以7でほその賛阻についての概観を試みる
︵1︶
こととする︒ただし︑ノ取締役の法定の貿任・罰則については︑出来うる限りこれを省略したいと思う︒︵一︶︵1︶契約に関する茸任
取締役が会社を代表して会社のために契約をなした場合には︑√口頭又ほ文寄契約の何れの場合でも︑それが取相
模としでの権限の範囲内であり︑かつ相当の注意なむつて会社の利益のためになした場合は︑会社のみがその契約
︵2︶
に関する賛任を負い取締役は責任を負わないが︑これは代理山隈の原則に照して明らかやある︒米国でも︑同じ法︵3︶
理に従つて授権された法定の権限内で善意かつ忠実であれば契約上の童はないとされている︒ところで取締役が会社のために行為しているか︑叉ほ別個に個人的に行為しているかという毒突を明らかにしないで契約をなした場合
は︑代理一般に従い相手方は自己の選択によつて会社又は取締役に賛任を負わすことができるが︑相手方がそ
現につき知り又は契約が会社のためになされたものであることを明白に知りうる場合には︑このような選択は認あ
られず叉契約を締結すべき権限を有しない場合には︑自らその契約に灯して直接の茸任を負担すべきものでもなし
︵4︶
この場合は︑代表権限を有していることの黙示の保障︵imp−訂dむa甘an竜︶の違背の責任を負担するにすぎない︒取締役が個人的茸任を問われるの︑は︑前述のごとく︑例えば︑自己名童による契約の場合︑会社を拘束するに必襲
なる語︵どd︶ を使用せずして契約した場合︑会社を拘束する目的なべして契約した場合︑代表権限に関し法の富
棄な錯誤のある場合︑自己署名の小切手が会社のためになされたものであるという文言が判然とせず会社がこれを /
支払わない場合︑自己の選任した複代理人の行為が権限超過の行為であり︑しかもそれによつて取締役が利益を得
︵5︶
た場合啓があけられているが︑このような場合には︑契約文言等による判断︑すなわち形式上実質上の判断転従つて事を決すべきであるといわれている︒なお取締役と会社との取引に関しての契約にサいては後述する︒
︵2︶ 権限超過に関する茸任
取締役の権限は定款︵A邑c−esO町AssOC象OU.by⊥aw︶によつて規定せられているが1取締夜が︑この権限を
準えで行為し︑会社に損嘗を与えた場合忙は︑会社に対して責任を負わなければならす︑しかも判例は︑この責任
︵9︶ に止り︑取締役ほ︑善意で行為する限り単に制定法に違反したという理由だけで損容に対する責任は負わず︑又超 亀
︵6︶
ほ普通松上の茸任の範疇に属すると七ている︒又へこのような場合には︑取締役が検眼を有していることを自ら傑︵7︶
許したものとみなさるべき理由の下に︑取締夜をしてその相手方に射し茸任を負わしめ.ている︒▲そして︑嘗てはこの寛任は︑過失︒権限濫用の場合における問題として考宜るれていたが︑甥撫では極限超過の行為という審実の上
に︑著し墟が︑それが権限超過であることを知るならば相当の注意を以て冥府軋なかつたのであろうという安住と
して考えられている︒すなわち︑制定法・発給規定︵by−Lや宅︶ の違反があれば権限内行為のとき通用せられる注
意は∵しのような注意に関する眠り︑その行為が超祷行為であるか︑明文をもつて禁止せられ又は権限忽過を知つ
︵8︶
ている点に依存するという点を除いて︑責任問題をもつて処理すべきなにものもないのである︒なお判例は︑制定法上の禁止事項は︑単に会社が設立せられたとき取締役に委任せられた極限についての明文による制限を指摘する
/
、
権行革の場合でも︑制定法や定款によづて禁止された行為は︑取締役の権限に関する錯誤の結果であり︑しかもそ
︵10︶
の錯誤ほ通常人の注意として考えられるなちば安住を負・わないとされている︒取締役ほ代理一般の原則の通用をうけるから︑麗極行為の場合忙︑もし会社によつて追認されず相手方が橡限超過につい︑て不知の場合には個人的責任 可弛酌
をとわれることほいうまでもない︒
︵3︶ 僻怠に関する背任
取鰊役ほ︑その信認関係のゆえに︑会社の稟請執行に際して忠実かつ相当なる注意︵fidiごぢ︵叫aiこapd記aS量
勲九 英米会社法におけか取締役の欝任
第二十五巻︼第一高 二〇
On註訂血巴−取のnCe︶を用うべ′き蓑捧がある︒従ってその不注意なることが業務上過失として脊めるべき状況におけ
る僻怠︵芽覧驚n訂︶に許する場合にはその愛住を負担すべきである︒すなわち︑取締役はその魔院内において︑
かつ知諭経鹸に関してその由緒投より︑それ相当に期待されるべき注意をもつて︑会社のために誠実勤勉かつ公正
忙行動した場合︑会社に対する普通綾上衡平法上の義治を免がれ︑かつこれがために憐倉又は判断の誤謬︵e呵3月
︵12︶
0ご息gemen叶︶ があつてもその背任はないとされている︒そこで取締役の行為の不相当は︑株主がかゝる取締役を選任したという会社の不運に帰せらるべきで
と聯怠とほ異るものとせられ︑取締役ほ︑最善の注意を襲求されほしないが︑相当なる注意︵取相投としての固有
の注意・熱綴・体験︒誠実︶は要求せられている︒そこで︑これを怠つた以上ほ安住をとわるべきであるとせられ
てい 大なる僻怠︵GIO諾Ne巴igence︶ についてのみ賛任ありとせられて以来取締役の安住について程々の論議がなさ
れてきたが︑今日ではme蒜ロeg−ience rは︑・聯息の立証せられなかつた場合をいうのが認の本質虹即した考え
方であるとされ︑もしかくゎごとく考えられシるならば︑僻急についての上記
のとなつてくるとされるに・いた′つている′︒そして取締役は僻怠ある以上は︑賀任があるとされるようになつてい
︵13︶
る︒叉︑肇○等芽g−igence・忙おいて︑㈲締彼が裁慮的処麿を行う場合︑璽息なもつてなしたものであるという推測を下すことができる場合でも︑悪意の問題と僻怠の問題とほ全然別傭の︑しかも区別せらるべきものであるどさ
人14︶
れている︒米国でも︑大略これと同様であり︑取縮夜の党務執行上における相当なる注意とほ何かについてほ︑稜々論議せられてきている︒注意の段階とは︑通常の判断能力ある成人が
︵15︶
のか︑それとも準似の状況のもとにおける成人の注意かに関註しである︒連邦裁判所は︑ここで安求されている注英準会社法における璃舘役の質任 意は︑それが適用せられる問題に依存し︑かつ凡ゆる観点より決すべきであるとのべ︑Me註amn教授も;Age罵y. ︵ 16︶ ︑償おいて同様の立場にたつておう︑裁判所も︑僻怠の定義に関して︑通常の成人の注意童顔の不足・書風なる勢子 が同じ状況の下でなすであろう注意の不足としか定めておらず︑しかもその僻怠は︑それぞれの兵つた蛮項のもと ︵け︶ でほ輿つたものとされている︒要するに僻急について軋事実が問題の中心とされ︑僻怠の事実がその時存在してい 養と考えらるべきであり︑そのこと状︑結果としておこつた事件について明らかとなつた概念によるのでほないむ ′
︵は︶
いうことを注意すべきであるとせられている♪︵4︶ 弟鋳違反に関する膚佳
辰細線は実際的には会社の代理人二党託人としての地位にあるから︑悌怠の外︑その他の過失についても︑例えば
会社財産の失瞥なる支出としての信託義務違反 ︵野ea註OhT2且 及び会社に対する失当なる行為∴Mis=
feaのanCe︶毎に関して賛任を負うべきものとせられ鳶Paimeぺ忙よれば︑信託義務違反は︑会社財産を権限外の
自的に使用し葦撃倉︑藍本金よりの利益分配の場合等であり︑失当なる行為とは︑例えば︑株式を故意に衆成年者
に分配し︑
︵19︶
合計どであるとされている︑︒これらの場合には︑取締役が誠実︵bO語Stand蒜aSOnab−瓜︶に行為したというだ︵20︶
けでほ賛任免除の理由とはならず︑あらゆる事情を検討してみる必要が軋るといわれている︒なお︑取緒夜が取締役会議︵田Oa邑meeting︶に.出席する義務を怠り︑会社の管理を一切他人に委した場合にも信託義務違反として取
扱われている︒取締佼ほ定款に規定していなければ︑その会議毎転必ず出席すべき義治を負わさるべきものでもな
く︑叉その会偶における凡ての淘魔に関係すべき義治を持つ町でもないが︑とにかく︑自己の境遇との関係におい ︵ 21︶ て相当なる注意を用うべき義務が負わされているからである︒
︵5し 詐欺1不正行為に関する賛佐
一被に取締役は︑自己叉ほ役員︵Offic2r︶の詐欺・示当行為に原因する会社に対する損啓について︑会社に対し
べきであり︑叉︑取締夜が全く個人的な使用のため町会社財産を濫用した場合には︑その詐欺︒不鱒行届に対して て賛任を負うのであるが︑これは不正行為︵wrOngd邑最︶を為した薯ほ自己白身安住があるという原則に起因す へ叫ご るものである︒このことは会社財産の濫用︒横領・転換︵misapp⊇p註tiOnuCOn諾邑On∑iくe邑○且の場合につ ︵ 23︶ いても同じく考えられる︒取締彼は︑しばしばのべたように会社株主に対して受託者的地位を占めているのであり 従って取締役によつで何等かの不正行為がなされることは禁止せられ︑文頭締彼の行為により会社の資慮が会社の 目的かち他に転ぜられることは禁止せられている︒そこで︑もしかゝる行為をなせば︑取締彼は当然の賛任を負う
⊥24︶
個人的な薯任がおわされ︑叉その際追認は滞場山致でなければならないとせられている︒取締役ほ自己の負檀の支︵25︶
払のために会社財産の転用の形式をもつて会社財産を使用することは朝来ないとされている︒なお︑仝株主が会社財産の濫用について共同乃至同意した場合には︑■各人はもの借用された額転封し賓任を負い︑しかもその安住は︑
各人の怠慢の段階に関することほないし︑叉︑資産濫用のその白からその顧に対して利息を支払う安住が負わされ
︵26︶
る︒銀行におけを当座貸越の場合でも︑会計官ほ会社に対しその転用され濫用された金胡のうえに利思支払の賓任 ︵ 27︶ があるとされてーいる︒︵6︶ 共同取締役の行為に阻する敬縮彼の安住
共同取締役︵C?di買ぃt︒r︶の作為・不作為の行為濫対して取締役に菅任があるとせられるところでおこる問題
に関するものであり︑一般的に裁判所の見解︑Lりわけ連邦最高威判所︵下級裁判所もほ・ぼ同様である︶の見解に
ょれば▼︑取締役も損容が自己自身の義治違反によるものでなければ︑他の共同取締役の不仔行為︒非行に由蒸する 第二十五巻 第二尊 二二
ー輯蕃に対しては賛をとわれることはなく︑従って不作為の場合のみが問題になるというごとく非常に寛大な態度を
もつ七のぞんでいたが︑岡崎にその不作為の点につい山ては︑近時は相当厳寒に取締る方向に傾いている︒いうまで
もなくその賛任は敬蘭彼の法線違反に隠ざすものであり︑当該取締夜が他の取締役の非行︵misc︒監uct︶償おいて
かれを黙許し叉ほそれに関係し︑乳はその行為を防止するのに怠慢でなければ︑他の取締役の非行に由来する損容
︵98︶
に対して茸任をとわれることほない︒更に他の理絵的根拠は︑他の共同取締彼の行為を監督しなかつたという該取締仮の僻怠の点に求められる︒見取緒役が隠の役員︵○指iceユの行為について軍使を問われる場合は︑取締役が・そ
れに千早し︑常に会社寛垂の監督において轡息であり︑その加聾者の任命に凝いて僻怠があつたという点︑すなわ
ち取締役に要求せられた通常の注意と
空風つた
役員を腰癒すべき何等の理由のないところでは︑取締役のこの背任を非常に聴く取扱つている∴﹂の監督における
】
悔怠︒非行に関してほ︑相当なる管理を問題として′いるが︑それが何であるかについてほ︑≡−︒ヨーク川︑にお ︵9
管埋︒注意ほ各条件によつて異なるニ′とほ前述した囁りである︒従つて取締役は個々の葦湊に精通するの必襲はな
いが︑その発頭に関しての一般的知識ほ当然に必要上されるこLはいうまでもない︒讃するに取締役は︑激白身の
作為不作偽の行為に対してのみ安住があり︑叉そうでなければならず︑ただ非行に参画し︑叉ある知識相当なる注
意をもつてすれば義治遂行上において︑・失敗することはないというのでなければ′この背任を負わないといわれてー
︵30︶
いる︒いま一例を示すならば︑取締接が投機されていない目的に対して会社財産の転用を許す場合︑他の取締夜に\自己に試せられだ義務を侶託し︑愈社隆替に何等参画しなかつた場合︑取紬役会議に出席しない取締役が病気その
二三 英米会社法忙おける取締役の鴛庄
他滞当の理由賢つて取締夜会より休むこと空き許可をうれは︑その期間中富は取締夜会の不作澄ついて︑ この賛任はないが︑そうでない場合等が共同取締苫非行還して芳賀任貰う場合セある︒
註︵1︶英霊社法における蒜役の企諾皆に攣る規準は︑法令というよりも︑むしろ︑普通癒すなわち判例法のうちに次
第に発達してきたものであり︑これに対する賢任の間警︑判例法を中心としてみるのが妥当と思われるからで雪0
註︵ヱ謬mup︒冨→Opba声p・−芸F訂昏er・p︒雪雲GOiteiロもp︐−票γ−亡岩
琴︵6︶COCks皇=・C00p彗澄句ed・=岩露c訂ご肋¢軍学ふ買
課︵7︶○Ii透く・謬nkOfE星邑こ害−
琵︿8︶T首psOnく・Greeざー○﹃M〇・ヨ句雷訂rこ手蔓蒜昼邑antine−p・⁝
註︵g︶同定c訂r︸℃.冨①謬antineこbid
証︵10︶F訂tc訂rこbid
軍︵11言盲cbeご′p・ひ諾﹃声Geddesもp・−だet選.
謎バ望訂g昌aS彗星eC2ヂトagunasSyndicate︵−霊¢︶2aI莞rも○竺品
課蔓P昔e芋す巴オ虻︳cざp・室∑︒i−昔p・pL⁝冨なお︑判断の軽率︵imprudence︶については︑
P邑er妄賢・ヨe−崇r=γ誓琶よ各an−in2こ・⁝慧の畳の原因・についての証明の票については︑ 琵︵4︶CO謡ntry↓sCase−父こ 受託者としての琵とほ︑このことを意味している︒なお︑法定の賛任転ついては︑A︒C彗﹀ Geddesもp・琶¢et茸・壁ぎーineもp芸etseqF−etc訂rpp・璧拭苗e−s2qretC● ′
註︵2︶どJdCar−nSin胃管SOn■て宅i−sOn妄言h倉2︒uべ
註︵3︶句夏c訂r︑p.雪空 驚二手五巻 第二号 二四
pp・諾et s2q・宅︐
琵︵銅︶F−etc訂r︸p◆p・讐尋㌣岩霊
謹︵翌竹−etcher﹀もp.∽讃00etseq.citMary−andC晋e︵−讐○ 厨a亡antine︐pO︻琵琶●Geddesrp・芸
註︵14︶Palm2r︶p■讐引
証︵15︶GOideinp−芸︵e盟
荘︵16︶F︸etcher︸pO霊芝
詳︵け︶句訂tc訂r︶p・篭○−
琴︵望F−etc訂rV pp︒山望器etseゼCit・ke已uckチ⊥ヨscOnSinca琵S・
註︵l9︶Pa−昆er−p・巴00■宅・Gedd認︑p・p・−−竺㌣−−£宜tautFO旨ies︑句官c訂r−p・∽彗¢
課露こnreClarid乳s増atentAspha膏CO.∵忘ギこcF冨−GOit軋np・p・−眉こ岳
琵︵
誌︵92︶司O Geddes−p︐遥︵A︶厨a−−antine
琵︵銅︶出已−antineも.望00.L﹃蛋c訂rpp.慧冨tseq.GOiteinこ.−冨CO㌢nenta−SeCO︐ヂ匿me阜望¢写
Y● ﹃︸−㌣芸
託・・襲 琵
琵︵29︶JOintStOCk DiscOu已CO■ヂ也rつ宅n︵−芸¢︶
註︵30︶句−etc訂r.pOp●当説.当琵
註︵31︶ibid
英肇会社法における取締役の撃任
27 26
) )
︵28︶
︼mperia−Merchanti︸eCreditAssOCiatiOnヂ1cO−emaゴ︵−篭00︶ 句−etcFer︶ ibid●︻eads Estate CO●ヂdhepherd﹀−父苛﹂篭●Geddes−p・−笥B巴−anti3e︐ppL冨etめeq・
英米︑とりわけ米国会社法においては︑株式会社は︑理論的には組合契約的に︑しかし実質的には財産権尊貴と
いう考え方によつていることは︑既述伊信認関係によつても︑窺い知ることが出来るが︑とくに衡平法上︵株主は
会社財産従って会社利益の所有者であり︑窮局に
普窓をもつて会社財産を処麗し︑慣塞かつ誠実な方法で業務を執行し︑株主の威牲において︑取絶技は自己の私的
針
︵1︶ い
利益を得ることは許されていないし︑ここに株主に対する判例洪上発達せしめられた法的賓任が生じるが︑しかしこ 者的地位にあるから株主との経緯行為に関して株主に対する潜任を負うか香かが間萌となる︒株主からの株式の囁
入は︑当該会社における株式に関する限り︑取純夜が受託人とtて考えられるか背かという点にむすびついてい
る︒取締夜が自己の管理している会社に対し︑t2St声e−a卦ロ をもつ限り︑取締佼の義務は株式の販売¢購入に
っいて株式には通用されていない︒自己の株式の処分は会社の機絹ではないからである︒取崩及ぼ株式の発願に際
tて関係する事実を意識的に取消さない限り︑又肯定的な行為をもなさヂ何等惑いことをも云わない限り撃二者同
株に取引することが根来る︵信託関係はPa昆es間には存しないと制限がある︒三−・ヨーク︑アリゾナ︒ル
イジアナ・ミシ
は個々の称主産閲し︑その株式につぃては受託者的相伴にある︒鹿って株価が騰貴するであろうLいうような喝合
に︑取締伐のもつてい.る専門的知識を株主に知らさずして株︑重から株式を購入することは出兼ない︵カンサス●7
︵2︶
十オァ︒牒ブラスカ・ウェスト・バージニア︶目論見賓︵PrOSpeCt旦 の不興の記淑の賛任については後述する︒ 窮二十五巻 第二考 ︵7︶ 株主に対する責任 六
︵8︶ 会社債権者に対する安佐
︵3︶
会社債権者に対する制定法上の賛隠︵Statき昌こぶせlit3は除外して︑ここでは普通法上の場合をとりあげて考案の対照とする︒会社に支払能力のない場合.取締夜の直接的不宜行為ぬよつて債権者が蒙つた損審の圃故につ
いては︑坂締役が会社に対して受託人であるのか又は会社それ自身のために鱒一次的になされた不正行為ぬ対し︑
会社の代理人として回収を権威づけられているのかという点が存する/︵会社に安弘能力のある場合穂別段取締役の
傭人弥安住の必要をみないからである︶ある状況たむえば虚偽の陳述が薇をして債療著たらしめた.というような藤
倉には︑当然に︑取締役を不正行為者︵w冒gdOeことして訴えることは可能であるが︑しかしいし管財人が任命
さられたような場合は︑管財人が訴を拒むのでなければ︑債権者は潜通抹上取締役に対して回収の訴をおこしえを
いとされたこともあるが︵ケシタッ′キー州判決︶しかしながら︑この足場は疑問視せられ︑その後一浪に綾権潜は
取締役の詐欺︒僻急に対して抗弁すべき株主と同等の権利を持つとされるようにな㌣取締役のmismaけageぎemt
に対し個人的賛任を追求しうる途が開かれるにいたり︑ここに漸く損失を義つた債権者は叔締役に対して個人的に
訴権を行使しうるようになつた︒蕗つて取締夜が会社の権限外の行為をなした場合でも︑会社財産の損失をきたさ
ず︑会社漬悔者に何等の損蓉を与えないときには︑取締投ほ債権者に対し何等の個人的賛任を負わないレされてい
て.−
︑叉取締役は愛住に本質的なものとしての不正行為や不作為についてほ︑︑損失が自己の詐欺もしくは慈意的行為の結
果でなければ︑単に会社資産が失われたというだけの理由で債権者に対ずる個人的賛任を問われることむない︒な
お︑取組彼のmisma宕gem旨t について債権者は︑普湧法上自己の利益のためにのみ訴権を行使しうるのか︑又
ほ衡平法上会社に対して療一次的に損失を回復せしめるために訴権を行使しうるのか︑すなわち取締役は偵梅者に
二七 英米会社法における攻締役の.琵任