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物量的生産性と価値的生産性 : シュネットラー「

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(1)

物量的生産性と価値的生産性 : シュネットラー「

経営分析論」の所説を中心として

その他のタイトル "Mengen‑Produktivitat" and

"Wert‑Produktivitat"

著者 山上 達人

雑誌名 關西大學商學論集

巻 7

号 3

ページ 249‑266

発行年 1962‑08‑30

URL http://hdl.handle.net/10112/00021668

(2)

249 

物量的生産性と価値的生産性

︵山

上︶

周知のように︑経営分析論とくに生産性分析論においては︑ 通常︑生産性の測定を論ずる場合︑国民経済全体の生産性測定と個別企莱の生産性測定とが並列して述べられている︒しかしながら︑国民経済的生産性と個別企業的生産性は︑それらが同じく生産性を問題とする限り︑なんらかの関係で結びつかねばならないはずである︒あるいは︑これら両概念はそれぞれ分析次元を異にすることから︑関連づけようとすること自体が無意味なのかも知れない︒これを簡単に︑個別企業の生産性は利澗獲得目的に即した資本運用の効率であって︑全体経済の生産性とは全く別個のものであると割り切ってしまうこともできよう︒しかし︑私には︑これら二つの生産性の相即・脊反を解明する鍵ほ︑実は︑物量的生産性と価値的生産性の対立・融合にあるように思われる︒

九 後者は︑投入量および 物量的生産性

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)と価値的生産性

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とが等置されて論じられている︒すなわち︑前

者は生産性の関係数値︵通常は︑投入量と産出量の比で示され

る︶を技術的な物量単位で表示した測定方式であり︵したがっ

て︑技術的生産性とよぶこともある︶︑

産出量を価値︵一般には︑貨幣で秤量された価格︶で表示する

測定方式である︵経済的生産性とよぶものもある︶︒多くの論者

においてほ︑これら両生産性を単に機械的に分離して解釈して

いるのが通常である︒すなわち︑物量的生産性は価値的生産性

から簡単に貨幣的表現を取り去ったものとして理解され︑した

がって生産性をただ物量的表現でもって表示するか︑あるいは

貨幣的表現でもってするかの相違に過ぎないものとして考えら

れている︒しかしながら︑このように物量的生産性から価値的

ー シ ュ ネ ッ ト ラ ー

﹁ 経 営 分 析 論

﹂ の 所 説 を 中 心 と し て ー

物量的生産性と価値的生産性

(3)

250 

物量的生産性と価値的生産性

生産性への転移を︑単に表現形式の相違として簡単に認めるこ

とには大きな問題が存在する︒この点に︑実は個別企業の生産

性が全体経済の生産性から乖離する出発点があるように思われ

る ︒

(1

) 

一九三二年に﹁経営比較論﹂︵二版は︑一九五一年︶を公刊し

て以来︑この研究領域において活躍しているA・シュネットラ

ー教授は︑最近︵一九五八年︶︑四百数十頁に及ぷ大著﹁経営分

析論

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を公表して︑この分野において多くの影響

(2 ) 

を与えつつある︒そして︑この最近作において︑彼は生産性分

析について論じているが︑ここでの論述の中心点は物量的生産

性と価値的生産性にあるように思われる︒

そこで本稿においては︑前述の日物量的生産性と価値的生産

性の関係が︑シュネットラーにおいてどのように把握されてい

るかを分析視角として︑ロシュネットラー生産性分析論の大要

を紹介することにしたい︒そして︑また国彼の所論が︑レーマ

ソ等他の生産性会計論の主張者の見解とどのような点において

異なるかを対比しながら︑シュネットラー生産性分析論の特徴

を浮彫にしてみようと思う︒

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Betriebsvergleich`•2.

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︵山

上︶

経済性や生産性︑あるいは収益性は︑経営経済学における最

も中心的な概念であるが︑論者によってそれらについての解釈

(3 ) 

は一致していない︒シュネットラーは︑実際に利用したり比較

するためには︑これらの相違を統一することが必要であると述

べて︑次のように定義づけている︒すなわち︑淀踪津油 際埓寄

11

淀踪ー濤玉︾舛f

ぃ芦

.,... 

シュ ネッ トラ ーは

︑本 書に おい て経 営比 較の 理論 的・ 応用 的部 分 につ いて の実 践的 可能 性を 強調 し︑ その ため

︑と くに

︑数 例に よ

る経営比較をあげている︒本書の内容は次の通りである︒日経営

比較の概念と種類︑口経営の比較可能性︑国経営比較の対象︑四

経営 比較 の実 行と 利用

︑国 数例 によ る個 別経 済部 門の 経営 比較

(2

) ッュ ネッ トラ ーは

︑経 営分 析の 目的 を経 営の 合理 化に おい て

いる︒すなわち︑経営の給付要素を設定目的に即して継続的に分

析し︑相互比較・期間比較を行なうことによって︑経営全体に対

する 概観 をえ るこ とが 必要 であ ると いう

︒そ して

︑そ のた めに

このような形式の測定可能性を強調している(Ders"••Betrieb,

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ちなみに︑本書の構成は︑次の六編から成っている︒日経営

分析の本質と目的︑口経営分析の可能性と限界︑曰原価および

収益分析︑国貸借対照表分析︑国通過速度

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(4)

251 

︵山

上︶

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11

屡 麻 日 誨 曲 ー

濠 卦 シュネットラーによれば︑これら一二つの概念は原則として経営 体に関係するものであり︑投入値に対する収益︑ないし純収益 の比率として考えられている︒すなわち︑生産性と収益性は収 益を給付要素と関係づけるものであり︑経済性も同じく投入値

︵費用︶にかかわるものである︒そして経済性は︑関係値がそれ ぞれ同一平面の大きさである点において︑前二者と異なるとさ

(5 ) 

れる

しかしながら︑これら三つの概念の異同をシュネットラーの ︒

ように解することは問題であり︑なお疑問が残されている︒シ ュネットラーの定義は︑関係式の形式的解釈としては当を得た ものであるが︑実は投入値の経済学的性格がこれら三つの概念 を区別するメルクマールとならねばならない︒経済性の投入値 である費用も収益性の分母である資本も︑同じく投下資本に関 係する点において同一の範疇に属するものであり︑これら両者 の差異は前者が常に価値的表現をとるということにある︒収益 性が価値で表示される場合にはそのまま経済性の下位概念にな るが︑収益性が物最的資本に対して考えられる場合には︵稀な

3.  

2.  

物量的生産性と価値的生産性

場合であるが︑例えば設備資本時間

11

機械

回転 時間

︶︑ 概念に接近する︒しかし︑通常の場合には︑両者とも資本概念

•利潤概念にかかわるものとして用いられる。これに対して、

生産性は全体経済の再生産にかかわる概念であって︑本来的に は労働生産性のみが生産性という名に値する︒通常いわれてい る総合生産性は︑労働生産性の拡充概念として用いる場合には じめて生産性といえるのであり︑また資本生産性は︑それが投 下資本に関係することから実質的には経済性であり︑収益性と 殆んど同意義となる︒ただ︑物量で表示される場合︑労働生産 性の拡充概念としてだけ︑生産性を表示するのである︒

生産性には︑前言したように︑物羅的生産性と価値的生産性 があるが︑いずれも全体経済の再生産の蜆点から把握すること が必要である︒この点から考えると︑物量的生産性が本来的な 意味での生産性であり︑価値的生産性は︑通常の場合︑既に述 べたように経済性に近くなり︑実際には全く同じものになって いるのである︒正しく価値的観点から捕捉することによって︑

それは生産性とよび得るのである︒ここに両概念の峻別の曖昧 性の根源があり︑全体経済生産西と個別企業生産性の脊離する カラクリがある︒上述したように︑経済性︑生産性および収益 性概念は︑それぞれ実質的側面より限界づけることが重要であ

生産性

(5)

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また生産性の分母である給付要素

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︑日計

2.

  ◎画涌宜鳶

t n片が華油

@叫葦甫芦〜n

斤が芦醤匹

1.  物量的生産性と価値的生産性

って︑経済性と生産性とは全く別個の概念であり︑収益性・資

本生産性は通常前者に属する概念と考えねばならない︒

ツュネットラーは︑﹁生産性とその測定﹂に関して四つの問

題領域

IH

生産性概念の発展︑口尺度概念としての生産性︑国

全体経済的生産性測定の実務︑四経営生産性測定の実務

'1

にわ

けて述べている︒経営生産性の測定領域については次項以下で

取り上げるとして︑本項ではその他の領域とくに﹁尺度概念と

しての生産性﹂を中心にみてみよう︒

シュネットラーによれば︑生産性概念は質的なものー﹁どの

ような給付が生産的であるか﹂という問題ーから︑量的なもの

│﹁生産性の大きさはいか程か﹂という問題ーヘと発展して来

(6

) 

たものであるが︑この量的概念あるいは尺度概念としての生産

性には次のような種類があるという︒すなわち︑まず給付成果

(7 ) 

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)  (産出分︶は次のようにして測定される︒

漏漿a

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D8

圧油斗が華油

◎唸寄落稗菩華補

︵山

上︶

(8 ) 

画労働口実行労働曰資本の三つにわけられる︒

いま︑給付成果の測定についてみてみると次のようである︒

まず︑実際の給付成果による測定のうち︑技術数量的に測定さ

れた給付成果は単一大嚢生産の経営においてのみ測定可能であ

(9 ) 

り︑異種製品の場合には等価係数計算が用いられる︒第二の固

定価値で測定された給付成果は価格変動を除去するために用い

られるものであり︑したがって前述の物抵計算に近くなり︑短

期間の場合にのみ意味がある︒市場価値で測定された給付成果

には︑創造価値

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をもととするものと︑創造

価値から偶然的な市湯要因による収益分を控除したものを用い

る方法とがある︒シュネットラーによれば︑創造価値は次の等

( 10 )  

式によって導き出される︒すなわち︑郡舟滞璽回—(学器濤速塞舟吟もH泣埠芸11茎庶滞茸茜

営全源茸芦ー茸容H.満官︵悔沫怠・宗溶章︶.琶声部・藻茸齊

遮埠

11

墜踪言鳶

以上がシュネットラーの生産性測定論の骨餡であるが︑要す

るに物量的生産性と価値的生産性とから成っており︑それら両

者の間には問題がありそうである︒個々の給付成果︵分子︶につ

いては︑後程たちもどってやや詳しく吟味するが︑物量と価値

の問題や︑固定価値および市場価値測定法をめぐっての価値と 九四

(6)

253 

︵山

上︶

なお︑給付要素︵分母︶に関しては︑帰属︵配分︶問題

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という観点から︑次のように述べている︒ま

ず︑給付要素としての労働に対しては︑支払賃金給料を給付尺

度として利用するのがよいといい︑労働時間については︑粗雑

なものではあるが︑賃率の変動に影響されない長所をもってい

るという︒次に給付要素としての計画︵経営指導︶は︑その不可

量的性格のため捕捉困難であり︑また労働要素との限界づけが

困難であるので︑一般には︑計算上の企業家賃金が用いられ

る︒そして︑最後の給付要素としての資本は︑その限界づけは

( 11 )  

困難ではないが︑その評価に特別の問題があるといっている︒

この給付要素についても理論的に問題となる点が多いが︑あと

で取り上げることとする︒

シュネットラーは︑全体経済的生産性

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の測定について︑とくに官庁統計の測

定に関して次のようにいう︒まず︑全体経済的生産性測定は数

最的生産性を計算する目的から出発するという特徴をもってお

り︑物量計算での生産成果の捕捉が有用である︒官庁統計は給

付成果に対して純生産価値を用いており︑また絶対値だけでな

く指数で表現されている︒また︑純生産価値についての規則的

物量的生産性と価値的生産性 価格の問題に︑なお論ずべきものがあると思われる︒

九五 な調査が存在しないので︑長期間については基準年の純生産価値を︑補助系列

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)を利用して連続

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( 12 )  

さすことが必要であると︒そして︑シュネットラーは︑官庁統

計による生産性測定は統計上の捕捉可能性から創造価値のかわ

りに純生産価値を基礎としており︑またこの給付成果が労働要

素だけにもとづいているために欠陥があると述べている︒すな

わち︑労働時間による労働投入量の捕捉は粗雑な尺度であり︑

とくに給付労働の質の相違および生産・管理・販売へのその区

分を認識できないからである︒

以上のツュネットラーの全体経済的生産性測定論も︑単に官

庁統計資料についての問題点を指摘するだけであって︑理論的

にも実践的︵測定面︶にも未だ十分であるとはいえない︒とくに

個別企業の生産性との関係は︑全く切断されて顧みられていな

いのである︒しかし︑生産性測定は︑捕捉可能性をこそ︑その

前提とするものであってみれば︑また︑全体経済生産性と個別

企業生産性が全く次元を異にするものと考えてしまえば︑シュ

ネットラーの論述もその枠内においては理の当然といえよう︒

とはいっても︑われわれには︑さらに突込んだ理論的・実践的

展開がありそうに思えるのである︒

(3

)例

えば

︑次

の諸

論者

の見

解を

参照

のこ

と︒

(7)

254 

1 通過時間による等価係数計算

製 品1製 造 個 数 (1

馬轟嘉嘉h )

I等 価 係 数 ( 等 は 係 羹 は 造 畠 数 )

100  1.00  100  200  1.50  300 

400  2.00  800 

700  │ 1,200 

1図 総生産価値と創造価値

品 原

自 己 製 造 設 備

在 庫 変 動

(着手労慟と完成品)

総生産価値

(.'産出,,)

: 

売 製

(売上)

価 要 因

↑ 

(企残利益余業項に家含目ま給れ付る) 

(賃ひ労金社会・働給給、料付要お因よ) 

原 価 税 ) 

減 価 償 却 ! :  総生('産産価出) 値,,

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(原料賃材労・燃料慟料を・補含,助外

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物裁的生産性と価値的生産性

︵山

上︶

九六

(8)

255 

物量的生産性と価値的生産性

︵山

上︶

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(5

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シュネットラーは経済性を﹁経営経済原則として︑最適原価

形成および営利経済的利潤獲得﹂の意味に考えている(Ders"

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域について︑次の点を述べている︒日経営経済原則としての経済

性︑口経済性測定の概念・課題および種類︑口成果分析︑四手続

変更の場合の経済性計算︵とくに投資の場合︶︒

また︑シュネットラーは︑収益性に関して︑主として次の点につ

いて述べている︒日収益性の概念︑口年次決算による収益性測定

の実務

(a

︑利益の大きさb︑資本の大きさC︑利益および

資本の意味のある関係d︑自己資本と他人資本の関係︶︑国公

表数字資料での収益性測定の特性︑四長期的収益性測定︒

(6

)

.すなわち︑生産性概念は︑シュネットラーによれば︑倫理的正

常概念としての生産性ー﹁倫理的に正常な生産によって満足させ

九七

⑮生産の価格 ること﹂から︑技術的数壼概念としての生産性ー﹁技術的数掘的意味における経済財の生産に対する貢献﹂へと展開して来ている︒例

えば

︑前

者に

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る論

者と

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(9

)

例えば︑一二つの製品は一表のように︑通過時間にもとづいて

単一分母に等価される︵Ders:

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2 41 )

( 1 1 )

なお︑ッュネットラーほ︑生産性度︑要素生産性について︑次

のように述べている︒すなわち︑生産性度は﹁生産性を相互に関

係さ

せた

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36

4)

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生産

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生産

性︑

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生産

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生産

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8)

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( 1 2 )

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産の

連続

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列が

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系列

︵製

品に

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︶・

・・

⑱生

産の

数羞

的系

を純化した系列

は売上の系列

国給付した労慟時間の系列

四原材料費消の系列︵繊維業に対してのみ︶

(9)

256 

物輩的生産性と価値的生産性

シュネットラーによれば︑経営の生産性

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測定は︑次の点で全体経済的生産性よりもす

ぐれてい詞〜すなわち︑

日経営資料が正確に捕捉される︒

口経営資料を目的に即して確認することができる︒

国誤りの原因が容易にわかる︒

四数字基礎を確認する場合︑攪乱影響要因の除去が容易であ る ︒ 因全体生産性に比べて︑すべての給付要素を考えることがで

きる

︒ 経営の生産性測定は︑基礎数字資料の目標や種類にしたがっ ていろいろにわけられる︒大きくは︑所与の経営に対する生産 性測定と︑最適の生産性を確認するための仮構の経営

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に対する生産性測定とにわけられる︒

る ︒

︵山

上︶

すなわ

ち︑前述したように︑給付成果の捕捉の種類に関係して︑前者

(U ) 

は次のように区分される︒

国測定領域の選択にあたって測定目的を考慮することができ

国労働時間数︵①給付労働時間数︑②支払労働時間数︶

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作業労働者数口一般従業員数 3

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そして︑シュネットラーは︑技術的数最的生産性と固定価値生

産性は給付成果に対する物量計算であるといっている︒

われわれは︑まず給付要素︵分母︶の捕捉についてのシュネッ

トラーの所説から吟味してみよう︒シュネットラーによれば︑

(E ) 

給付要素の捕捉の尺度として次のものが重要である︒

九八

(10)

257 

( 七

︵山

上︶

四製造領域の給付労働時間数

ウエイトづけ国秤量された

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e)

労働者・従業員数ないしは労働

時間︵すなわち︑秤量されたHー国の大きさ︶

因労働時問およびそれに照応する資本項目ないし経済財に対

する時間︵換算しない︶

H

ー固にプラス換算資本投入の等価時間の大きさ

Hi

国に︒フラス換算資本投入の等価時間の大きさプラス

計画要素

(d

is

po

si

ti

ve

Fa

kt

or

)

の換算された給付の等価

時問の大きさ

因労鋤費用︵秤裁された作業ーおよび労働者数ないしはその

時問︶および利子費用

そこで︑シュネットラーに即して︑それぞれについて説明して

みることとする︒彼によれば︑第一の作業労働者数は労働要素

の全投入が捕捉されないために不正確である︒したがって︑職

員の割合が少なく変動の少ない場合にのみ意味がある︒この尺

度は専ら︑労働時間の短縮・合理化措置の判断のために用いら

れる︒このような理由から一般従業員数の方がよいが︑この第

二の尺度は合理化措置の判断には適当でない︒第三の労働時間

数は︑異なった領域の労働生産性を比較する場合に用いられ︑②

の支払労働時間数の方がよく使用される︒第四の製造領域の給

物巌的生産性と価値的生産性九九 第六の労働時間およびそれ 付労働時間数は︑合理化措置の結果ないしはその予備の確認に

( 16 )  

対して用いられる︒また︑この尺度は成果分配および請負率

(A

kk

or

ds

at

z)

の確認に対しても用いられる︒次の秤最された

労働者・従業員数ないしその時間は︑労働の質の相違が考慮さ

れている点に特徴がある︒この尺度は賃金・給料率で把握する

のが最も適当であり︑正確には職務評価

(A

rb

ei

ts

pl

at

zb

ew

er

,

tu

ng

の成果を利用するとよい︒

に照応する演本項目ないし経済財に対する時間は︑時間が直接

に測定されるため要素投入の測定にとっては簡単な形式であ

る︒これは︑専ら個別給付生産性の場合に問題となり︑加算す

る場合には時問にウェイトをつける必要がある︵例えば︑個々

の機械に結びつく資本が問題となる︶︒第七の尺度は︑資本投

入の捕捉が利子費用にもとづく等価労慟時間の換算によって行

われる︒これは︑各Mの生産性測定のために用いられる︒ここ

では︑資本は投下資本の計算上の利子費用で代表される︒そし

て︑資本の評価のためには︑修正された貸借対照表価値あるい

は実質価値が問題となる︒すなわち︑このような評価計算だけ

が異なれる財産部分の実際の給付力を表現するからである︒第

八の尺度は︑資本要素とならんで︑経営指瀧の計画給付を考え

る︒この要素は︑労働要素・資本要素に対して選ばれたのと同

(11)

258 

旧および四に関しては同一単位への換算の基礎として︑それぞ

れ貨幣値がウェイトづけの共通尺度として用いられている︒す 物量値による捕捉といっても︑捕捉可能性という饒点から︑国 あり︑囚のみが貨幣値によって︑捕捉されている︒もちろん︑ 物量的生産性と価値的生産性

じ単位に換算することが必要である︒通常︑これに対してほ︑計

算上の企業家賃金や利益を用いているが︑いずれも不正確であ

り︑純化された利益を用いねばならない︒最後の第九の尺度で

は︑労働および資本の投入が数量値でなく費用の大きさで捕捉

( 17 )  

される︒したがって︑この尺度は経済性測定に接近するので︑

( 18 )  

一定の目的に対してのみ用いられるのである︒この方法では︑

要素の捕捉が簡単であり︑正確な結果が得られること︑利用され

( 19 )  

る数値が経営計算制度に既に存在しているという利点がある︒

以上︑生産性の構成要素の︱つである給付要素について︑シ

ュネットラーのあげる種々の尺度についてみて来た︒行論から

明らかなように︑これらを給付要素の種類から分類すると︑日

ー国は労働投入量を基礎としており︑因伯因は労働投入および

資本投入にもとづいている︒そして︑料のみが労働投入︑資本

投入および計画要索投入をその関係値としている︒これを別の

蜆点から︑すなわち物量値・貨幣値のいずれで捕捉されるかと

いうことから区分すると︑日から四までが物景値による捕捉で

︵山

上︶

ほ賃金率が︑旧の資本投入量を労働時間に還元するための基準

としては利子費用が︑そしてまた四の計画要素の換算尺度とし

ては純化された利益が用いられている︒

給付要素として︑労働︑資本および計画要素をどのように関

係づけ︑いずれをもって正しいとするかという問題や︑物量値

・貨幣値︵価格︶のいずれで捕捉すべきかという問題は︑生産性

測定論にとって最も根本的な問題である︒あくまでも実行労働

が生産の直接の相い手であることを基礎として︑この労働生産

性との関係の下に計画労働や資本投入を関連づけることが必要

である︒また︑前述したように︑物量的捕捉と貨幣値による捕

捉の価値論的関連づけにもとづいて︑捕捉の具体化という面に

おりて行かねばならないであろう︒

(1

3)

A.

c  S

hn

et

tl

er

"

'

Be

tr

ie

bs

an

al

ys

e

'S

.3

78

(1

4)

De

rs

"   : 

a .a .

O .̀ '

S .3 8

0 な

お︑

二図

参照

(1

5)

De

rs

  : " a

. a. 0

. "

 S

.3

81

│2

 

( 1 6 )

合理

化予

備の

詳細

につ

いて

は︑

G .E

ic

hm

an

n:

  "

Pr

od

uk

ti

v it a

t

We

se

n,

I nh a

l t,   B

ed

eu

tu

ng

"

  19 5

5 , 

S.1091lO~ri

(1

7)

M.

 R . .  

Le

hm

an

n"

' A

r be i

t sp r

o du k

t iv i

t ii t

"

S . 

3 92  

f f .  

参照

(18)

なお

︑こ

の利

子費

用を

用い

る場

合に

は︑

利子

率の

選択

が︑

資本

なわち︑国の労働者数ないしは労働時間数の評価の基礎として

10 0 

(12)

259 

2図

物量的生産性と価値的生産性

給付成果による生産性測定方法の分類 生産性測定

│ 

過去の期間の数字資料にもと づく所与の経営領域に対する 生産性測定

│  最適生産性を計算するための 仮定された経営に対する生産 性測定

︵山

上︶

技 術 的 ‑□

I固定価;生産性一

(方法2)

市場価値生産性

(方法3)

数 量 生 産 性

(方法Ia)

個別給付生産性

(方法lb)

10  

労働生産性の確認についての技術的数量的生産性は︑労働集約

集約

度の

異な

る経

営に

対し

て決

定的

に重

要と

なる

( M . R

.

Le

hm

an

n"

g^

Le

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ng

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un

du

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h W

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ch

6p

fu

ng

sr

ec

hn

un

g"

  19 5

4 , 

S.

68

│9

)

( 1 9 )

また

︑レ

ーマ

ンは

︑労

働生

産性

だけ

を測

定し

て︑

それ

と資

集約

度と

の関

係か

ら︑

資本

の影

響を

除去

する

こと

を提

案し

てい

( M . R

L.  

eh

ma

nn

"

A ^ ^

rb

ei

ts

pr

od

uk

ti

vi

tl

lt

"

S .  

  634

  ff . )

次に給付成果の捕捉と生産性の計算について︑シュネットラ

ーは次のように述べている︒

まず︑技術的数量的生産性は︑生産過程の技術的形成および

効果を表現するものであるが︑この場合には︑一計算期間の数

量あるいは一定の個別給付から出発する︒前者すなわち︑数量

的生産性の場合の給付成果の捕捉は︑統一的な大董生産の際に

は簡単であるが︑異種製品生産の場合には等価係数が用いられ

る︒また︑数量的生産性は合理化問題や社会問題の取扱いを問

題とすることから︑給付要素の捕捉には︑襲造過程で給付した

秤量された労働時間が用いられる︒製造領域と他の領域との差

を認識しようとすれば︑このようにして得られた生産性と他の

生産性を比較すると純正な生産性が得られる︒しかしながら︑

(13)

260 

的生産が問題となるか︑あるいは︑同一の資本装備が前提され

る場合にのみ意味がある︒したがって︑製品の本質的な変動が

( 20 )  

存在する時には生産性指数を連結しなければならない︒

技術的数贔的生産性の第二方式である個別給付生産性は︑個

別給付︵製品︶から出発する︒したがって統一的な製品の場合に

は︑前述の数最的生産性と同じ結果になる︒シュネットラーに

よれば︑この個別給付生産性は︑仮定された注文︵巴

kt iv e

Au

ft

ra

g)

を前提して行なったものと比較すると相対的に簡単

に行なうことができる︒実際上は︑要素投入を確認するための

個別給付生産性は製造領域に限定される︒そして︑また︑この

ような個別給付生産性を経済性測定によって捕完するとよい︒

以上の技術的数批的生産性の測定は︑異種の製品については

実行不能である︒そのために物量計算が役立つ︒シュネットラ

ーは︑この物鼠計算にできるだけ接近するために製品の価格変

動を除去せねばならないとして︑いわゆる固定価値での測定を

あげている︒この固定価値生産性における給付成果の計算に

は︑次の二つが考えられる︒すなわち︑その一っほ固定価格で

の製品︵総生産価値︶を用いるものであり︑他は固定価格での創

造価値を用いるものである︒後者は︑経営収益︵固定価値︶から

外部用役費︵固定価値︶を控除して求めることができる︒そして 物批的生産性と価値的生産性

︵山

上︶

日原 価税

︵間 税接

国外部用役費︵例えば︑運送費・外部賃労働への支払分等︶ ︑この場合には︑中性収益を控除すること︑半製品および中間製品の在庫変動を考慮すること︑その時々の加工度を考えることが必要となる︒また︑固定価値を決定する場合には特別の問

( 21 )  

題が生ずる︒

第三の市場価値生産性は︑捕捉技術については固定価値の場

合と同じである︒また給付成果の尺度にも総生産価値あるいは

創造価値が用いられる︒市場価値生産性は現実に密着している

ことから︑市場の影響を考慮したものである︒すなわち︑市場

措定的であるため︑社会政策的な︑あるいは経済政策的な目的

に適っている︒しかしながら︑その反面︑内部経営的な課題

︵合理化措置の判断︶には適合せず︑したがって︑涸々の製品

や経営部門については行われず︑経営や企業に対して計算され

る︒なお︑総生産価値をもって給付成果とする場合には全経営

領域の収益が問題となる︒これに対して︑創造価値を用いる時

には前給付を控除する︒ツュネットラーによれば︑次の諸項目

2 )( 2

 

が前給付と考えられる︒すなわち︑H原材料・補助材料および燃料喪

口減価償却費

10  

(14)

261 

る︒以上の市場価値生産性は︑その分母に要素投入を関係せし

(2 ) 

めるが︑これを数式で示すと次のようである︒

辛 頴 量 ざ 際 疎 郡 舟 商 甫 鳶

涸濶溶A 郡舟蹄官官〇軸吟⁝⁝1

2.

  1 .  

物量的生産性と価値的生産性

︵山

上︶

なお︑レーマソは間接税は控除せず︑危険原価を控除してお

( 23 )  

り︑また︑経営本来の給付生産に直接関係しないすぺての収益

.費用部分を除去している︒そして︑さらに計算上の割引も控

( 21 )  

除しているが︑シュネットラーは︑これは問題であるという︒

なぜならば︑﹁このような生産経済的給付のみに限定すること

は︑稀な湯合にのみ可能であり︑他の誤りの原因については殆

( 25 )  

んど意味がないからである﹂と︒

また︑シュネットラーは︑生産性の測定にあたって︑経営成

果と企業成果を区別すると意味があるとし︑次のように述ぺて

いる︒すなわち︑企業に対する測定では中性収益・費用ほ控除

しないが︑生産性の測定ではこれらを控除する必要がある︒さらに、営業簿記の若千の項目(例えば、減価償却費•特殊危険)

を︑原価計算価値で補完することが必要である︒また︑収益面

については︑製品・半製品・自家製造設備の在高変動の評価替

が必要であり︑実現創造価値から出発するとよいといってい 的生産性と価値的生産性との区別は︑前にもみたように︑捕捉 以上︑シュネットラーに即して︑生産性の関係値たる給付成果の種類︑およびこの区別にもとづく生産性測定方式について概説して来た︒これを要するに︑生産性測定の方式を給付成果に何をとるかという点からみると︑物量的生産性︵技術的生産性・数量生産性︶と価値的生産性︵市場価値生産性︶に区分することができる︒そして︑固定価値生産性は︑シュネットラーによると前者に属するものとされる︒しかし︑ここでいう物量尺度よりする区別であって︑とくに固定価値生産性と市場価値生産性の区別は︑市場変動すなわち物価変動を除去するか︑あるいはそれをひき入れた現実に近いものをとるかという区分である︒捕捉可能性という観点からは︑価値的生産性として捕捉せざるを得ないが︑前述したように︑物量と価値の関連性に理論的基礎を欠いているといえる︒したがって︑国民経済の再生産という点を考慮に入れるならば︑ここでは物量的生産性をと

るべきである︒また︑固定価値生産性と市場価値生産性の関係

は︑実は︑価値と価格の乖離に起因するものであって︑シュネ

ットラーのように考えると︑いずれも価値的生産性にいれられ

るべきものであり︑前者を物量計算とする根拠は︑価値論的考

察の欠除からくるものである︒

10

1 ︱ ︱  

(15)

262 

2表

指 数 1

生産性指数(古い生産)

仝 上 ( 新 生 産 )

継 続 さ れ た 指 駆I

3表

 

‑ 0 0 0   0 0   l l  

月 2 

生産性指数の連結

3 月

I

110.0  I 120.0 

110.0 

120.0 

月 4  月

120.0  110.0 

1

. 

月 一 0 A 2 4   1 3   1 1  

生産企画変動の場合の固定価値生産性の測定

~—-

‑ 0 0   5 6   0 2   1 1  

月 6 

j固定価格M単位当りD︵ 

品 基 準 期 間 I報 告 期 間 I 報 告 期 間 II

人 価 経 時 人 価 経 時 人 価 経 時

格 靡 雙 格 営 間 格 霞 雙

数 計 働 色 数 労^全 労

計 慟 ッ 数 計 働 ッ

│  t

。│

q

。 │

qo•p │ qo•to │ q1  │ qfP │ ql•to │ q2  q2•p q2•to

lO  I  LJ 

I  10 I 1, 0001  50 500 25 15 1,500 

10 5001  50 10 500 50 10 500 

40 

10 

4ool  50 

15 

soo 

75 

200  計 1 │ │  30 │ 1,900  150 │ 3! │ 1,600  150 │ 30 

│ 

2,200 

B C  

︑ し

4  経営労慟時間単位当り 5 

75  50  25  150 

物量的生産性と価値的生産性

︵山

上︶

最後に︑シュネットラーによれば︑市場価値ないし固定価

値生産性は︑総生産価値によるものと︑創造価値によるもの

とに区分されている︒もちろん︑ここでは後者をとるべきで

あろう︒すなわち国民経済の生産段階の一段階としての個別

経営の生産性を問題とする限り︑その企業が新たに社会的に

創造したものをもって生産性の尺度としなければならない︒

問題は︑創造価値の内容︑したがってまた︑前給付原価の構

成内容である︒この点についてのシュネットラーの特徴は︑

原価税︵間接税︶を前給付原価に入れていることである︒す

なわち︑シュネットラーは︑﹁原価税はその転稼によって収

益向上に作用し︑収益からは支払われないため︑これは創造

( 27 )  

価値内で計算しない方がよい﹂といっている︒材料その他に

付随する諸税は︑これを除去するのに︑計算上いろいろの困

難がともなうが︑本来︑税金は収益より支払われるものであ

り︑したがって原価税は利潤の前払項目であるから︑創造価

値に含めるべきであろう︒そのほか︑シュネットラーは︑経

営本来の給付生産に関係しないすべての収益・費用を控除し

て生産経済的給付だけに限定することは問題であるといって

いるが︑これは誤りであって︑できる限り︑生産に関係のな

い項目は除斥すべきである︒すなわち︑生産性とは︑直接︑

10

(16)

26,3 

物量的生産性と価値的生産性

︵山

上︶

P ro d

u kt i

v it l

i t)

の計算についてみてみよう︒ 以上で︑生産性について︑とくにその構成要素たる給付要素︵分母︶および給付成果︵分子︶に関して︑シュネットラーの説くところを述べて来た︒そこで︑最後に彼のいう生産性測定の簡便法と︑技術的に可能な最適の生産性

(t

ec

hn

is

ch

,o

pt

im

al

e

る ︒

(2

0)

生産

指数

連結

の例

を示

せば

︑二

表の

よう

であ

( A.

Sc

hn

et

t,

 

ler"••Betriebsanalyse

S . 3 9

1 )

なお

︑ G .

Ri

ch

te

r"

"

Gr︑

im

df

ra

ge

de

Me

Bu

ng

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er

 A

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uk

ti

vi

ta

t"

 

1 9 5 3

s .   ,  

5 4  

f f .  

~昭唸.

( 21 )

例え

ば︑

生産

企画

に変

動の

ある

湯合

の固

定価

値に

よる

生産

の測

定は

︑三

表の

よう

に行

なう

( "

a . a .

O . "

S . 3 9

7 ) ︒

なお

G.

R ic ,

 

ht

er

"

"

  a .

a . O .

"  

S .2 8

参照

(2

2)

A.

  Sc

hn

et

tl

er

"

"

  a .

a . O .

"  

S . 3 9

9  

(2

3)

M.

R.

  Le

hm

an

n"

"

Ar

be

it

sp

ro

du

kt

iv

it

at

"

.     S

6 81  

f f .  

(2

4)

De

rs

"

"

Le

is

tu

ng

sm

eB

un

g  " 

S .3 5

 

(2

5)

A.

  Sc

hn

et

tl

er

"

"

a.

a.

O.

"

  S. 3

9 9 

(2

6)

De

rs

"

a . . ^

a . O .

'

S .4 0

0

(2

7)

De

rs

"

"

  a .

a . O .

"  

S .3 9

9  

生産活動に関する経営活動の能率でなければならないからであ

10

五 がって︑シュネットラーは︑異種製品生産の経営において︑捕 いままでの説明から明らかなように︑統一的な製品をもつ領

域においては︑生産性の測定は正確かつ容易に行われる︒しか

し︑異種製品を生産する経営においては︑価値量を利用せねば

ならないが︑そうすると経済性計算にますます近くなる︒した

捉の誤りを少くし迅速に生産性を計算するために︑﹁正常方法﹂

(N

or

ma

lv

er

fa

hr

en

)

という筒便法を提唱している︒この方法

では︑まず生産性の分子として粗収益

(R

oh

er

tr

ag

)(

固定

価値

でも市場価値でもよい︶︑すなわち全体収益︵売上︶から投入材

料を控除した数値を出発値とする︒そして︑この粗収益から資

本収益・計算上の利子を控除したものを給付成果とする︒他方

︑分母すなわち︑要素投入としては︑分子に照応する労働者お

よび経営指導︵計画給付︶の給付をおく︒シュネットラーは︑

このような﹁正常方法﹂で行なうと︑個別経営的生産性は︑正

確に測定することができるといっている︒

この﹁正常方法﹂はシュネットラーの主張の一つである捕捉

の便宜性から生ずるものである︒したがって粗雑な方法であり

︑厳密に考えると問題となる点も多いが︑計算の容易性・迅速

性という観点からは︑相対的にではあるが︑意味のある方法で

あろう︒しかしながら︑いままでの分析から明らかなように︑

(17)

264 

決のまま残されているのは当然のことであろう︒ 物量的生産性と価値的生産性

売上から材料だけを控除したものが生産性測定の出発数値にな

るかという問題や︑このような粗収益から資本帰属分を差引い

たものを給付成果と考えることができるかという問題等が未解

最後の技術的最適生産性の計算は︑仮構された経営について

︑原則として技術的数最的生産性に関して行われる︒すなわち

︑この計算は︑経営が最も近代的な技術的装備と合理的な組織

で稼慟する褐合︑いか程の生産性をあげるか︑また経営が給付

単位当り最低の原価となるのはどのような場合であるかが問題

とされる︒この方法は︑シュネットラーによれば︑次の点に関

( 0 2 8 )  

心があるというすなわち︑H国内問の競争を考えずに︑考えられる限りの高い生産性を

もち︑とくに最低の単位原価で稼働する経営を国民経済の中で

考えること︒すなわち︑国民経済の中で最も合理的な経営の生

産性の測定が問題とされることである︒換言すると︑最大生産

•最大数量によって原価低減を行ない、最低原価をもつ経営の

( 29 )  

構造が問題とされる点である︒

口生産が合理的に形成されるように︑所与の経営を組織替し

︑技術化できること︒すなわち︑所与の経営体の組織変更およ

び機械化によって得られる生産性の測定が問題とされることで

︵山

上︶

考の導入によって︑最後には︑経営全体の技術構造の向上に生 に役立たしめようとしているのである︒すなわち︑標準比較思 ようというのである︒そして︑さらに進んで︑技術的に可能な 料を用いることによって︑相対的に利用可能な生産性を測定し ある︒そしてその結果︑この方法は生産技術方法の合理化に役

( 30 )  

立つという長所をもつからである︒

以上述べたように︑ツュネットラーのあげる正常方法︵簡便

法︶は︑生産性の捕捉性を第一義的に考えており︑この点から

︑比較的︑労カ・費用をかけないで︑また容易に入手できる資

最適生産性の測定法においては︑最も合理的な経営体を仮定し

︑それと自経営体とを比較することによって︑経営構造の改善

産性分析を利用するという目的をもっているものと考えること

がで

きる

(2

8)

A.

c  S

hn

et

tl

er

 : '

Be

tr

ie

bs

an

al

ys

e"

  S.  

403 (29)この点について、例えば、H•Kienzle

"

Da

s  P

ro

bl

em

 

de

s  Z

wi

sc

he

nb

et

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eb

li

ch

en

  Vergleichs

e  d

r  Arbeitspr, 

o du k

t iv i

t li t

de

ni

du

st

ri

el

le

Ma

Be

nf

er

ti

gu

ng

̀9

 

Z f B .  

19 52 , 

S.

 231 

f f .  

~昭常

( 3 0 )

なお

︑次

書参

照の

こと

F.

 A

lt

en

ki

rc

h"

"

We

ge

  zur

e  b

tr

ie

bl

ic

he

Pr

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uk

ti

vi

tl

it

sm

eB

un

g"

 (

Pr

od

uc

kt

iv

it

li

un

d  L

oh

n)

19 56 . 

S.

47

18

 

10

(18)

265 

シュネットラーの生産性分析論は︑物最的生産性と価値的生 産性の区分の上に組み立てられている︒すなわち︑彼の生産性 思考の基礎には︑これら二つの生産性の並列がみられる︒はじ めにも述べたように︑物羅的生産性と価値的生産性とを表現形

式による分類として把握することには大きな問題が存在する︒

なぜならば︑こうすることによって全体経済的生産性と個別企 業的生産性は︑全然別個のものとして切り離されてしまうから

であ

る︒

物量と価値との対立•関係は、このような単なる表現方法の

問題ではなく︑も.っと根本的な生産物の﹁素材面﹂と﹁価値面

﹂との対立として捉えられねばならない︒価値と価格の乖離に ついては暫く措くとしても︑物量的生産性とは生産物の素材面 からみた能率であり︑価値的生産性とはこれを価値面から捕捉

したものである︒

例えば︑労働生産性についてみるとき︑通常は︑労働時間も しくは労働者数に対する産出董を物星的労働生産性とし︑労賃 に対する産出量の比率を価値的労働生産性とよんでいる︒ここ

物量的生産性と価値的生産性

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︵山

上︶

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七 ふまえて︑物量的生産性と価値的生産性の関係を把握することが重要である︒単に︑物量を貨幣で表現して価値とするような価値論を没却した把握方法をもってしては︑両者の根本的理解に到着することはできない︒かくて︑個別企業における価値的生産性の導入は︑前例でもってすれば︑簡単に投下前貸︵可変︶資本つまり労賃に対する産出量の比率として﹁資本﹂生産性に転化し︑物抵的生産性とはかけ離れた︑また全体経済的生産性とは何ら関係のないものへと移行するのである︒

しかしながら︑このような転化は︑個別企業的観点に立つ限

り当然のことであって︑ここでは︑投下前貸資本価値最と回収 と同じ関係に立たねばならないのである︒すなわち︑価値論を

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となり︑かくて物量的生産性 で労賃という場合︑もちろん企業によって支払われた可変資本を意味しており︑したがって︑可変資本支出量に対して労働生産性表現がとられている︒しかし︑労働生産性の構成要素たる投入景は︑このような労働力の価値

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可変資本ではなく︑正し

くは︑労働の価値でなければならない︒すなわち︑価値的に考 えると︑可変資本巌プラス剰余価値量が労働生産性等式の分母

参照

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告—欧米豪の法制度と対比においてー』 , 知的財産の適切な保護に関する調査研究 ,2008,II-1 頁による。.. え ,

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