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質的研究における共同主観に関する考察 ~「語り」の読み取りを通じて [ PDF

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Academic year: 2021

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質 的 研 究 に お け る 共 同 主 観 に 関 す る 考 察

~ 「 語 り 」 の 読 み 取 り を 通 じ て

質 的 研 究 , 主 観 , 他 者 , I n t e r s u b j e c t i v i t y , 読 み 取 り . 人 間 環 境 学 府 教 育 シ ス テ ム 専 攻 宮 﨑 至 恵 1.はじめに 質的研究は量的研究と並んで主要な研究方法のひとつで ある。語られた言葉や観察された映像や文書記録を研究の 対象とし、研究者の主観をメソッドとして現象の理解と解 釈を行う。現在では保健・医療の分野へも浸透しつつある。 だが客観的数値を用いてデータ化し、統計学的な手法で解 析するという量的研究が主流である医学分野では科学性に 乏しいという批判を受けることもある。質的研究において、 複数の人の間で共有可能な理解が成り立つことを明らかに することは、質的研究の精度を上げるためにも重要だと考 えた。 本論文は序論として、質的研究について、現象学におけ る他者、Intersubjectivity、コミュニケーションについて、 研究の趣旨、先行研究、研究の方法と目的に触れた。本論 として、対象、質問紙調査、調査手順、面接調査と方法を 述べ、それから結果として、結果の集計、各ステップの結 果、コードの名称、共通コードの群間比較、結果の分析、 ラインが集中した発言、群間で差が大きかった発言、共通 コード分布、調査協力者個別の分析、アンケート結果、集 団面接および個別面接の結果をのせた。結果を踏まえ結論 として、調査プロセスの意味、心的現象の言語化、音声言 語と文字言語、共同主観性の有様、数値から見えた傾向、 理解の方法による違い、理解の範囲の違い、自分というフ ィルター、理解の深度、理解可能な違い、群間の違い、専 門性の影響について考察を行った。終わりにとして、人の 身になることの難しさを述べ、最後に研究の問題点、今後 の課題をあげた。以上のような構成になっている。 我々が生活している世界に目を向けると、人は他者と関 係を成立させながら毎日過ごしている。しかし、自己と他 者はそれぞれが閉じた世界であり、それぞれの内的世界へ 直接接続することはできない。この二者の間には何が生じ ているのか。思考のヒントになったのが、フッサールとブ ーバーである。フッサール(2010)は、人間は主観の内に ある「疑えないもの」を見出し、それを他人と共有せざる をえないような構造を持っていると考えることで、客観が 存在するという確信がえられると結論づけた。その他者と 共有せざるをえない構造が Intersubjectivity という概念 である。他者と自分が別個体の主観をもつ存在として、か つ他者も私と同じ世界の存在を確信しているはずだという、 私の確信のことであり、共同主観性、間主観性などと訳さ れる(本稿では共同主観性とする)。 また、ブーバー(1994)は世界の在り方を「(われ‐なん じ)と(われ‐それ)の態度」という二つの関係で捉え、「(わ れ‐それ)の態度においては、他者は経験される対象、つ まり経験の客体として認識される。一方(われ‐なんじ) の態度では、相互関係が生じてコミュニケーションする対 象として認識される」とした。そして(われ‐なんじ)の 領域では、「われわれは(なんじ)を与えたり、受け取った りすることができる。」と書かれている。その関係は言語と いう形をとって相互に遣り取りされるもの、単に言葉とい う意味ではなく、言葉によって構成される自我の世界であ り、それが相互作用として成立する。私はこの(なんじ) こそが、Intersubjectivity ではないかと考えた。 質的研究は、研究者と研究対象者の関係は(われ‐それ) の関係ではなく、言葉の仲介によって(われ‐なんじ)の 関係を形成できたときに初めて成立するのではないか。質 的研究は(われ‐それ)の間柄であるテキストを(われ‐ なんじ)関係に移しなおす作業と捉えることもできる。こ のような思考のもとに、質的研究における共同主観性の成 り立ちについて追究した。具体的な目的として、あるナラ ティブを読むという行為によって、語り手との間にどのよ うに共同主観性が生じるのか、また複数の人間がナラティ ブを読むとき、生じる共同主観性に違いがあるのか、それ はどのように違っているのかを明らかにしたいと考えた。 2.方法 1)対象 調査協力者は 16 名である。Ⅰ群として某教育系大学院院 生 8 名、内訳は男性 4 名・女性 4 名、平均年齢 25.0 歳であ る。Ⅱ群は某医療系専門学校専任教員 8 名であり、男性 4 名・女性 4 名、平均年齢 37.9 歳である。 2)方法 質問調査票は自記式で記名式であり、調査協力者に配布 後、留置法にて全員から回収した。今回用いたテキストは、 ある在宅療養中の 70 歳代の女性 A さんが病を抱えながら生

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きることについて語ったインタビューの記録である。A さん のナラティブとしてインタビューの全文を載せたものが 4 枚あり、A さんのプロフィールなどを示した資料が 2 枚、計 6 枚になっている。ナラティブは 5,171 文字あり、一文ずつ 区切って発言番号をつけた。発言番号は 1 から 221 である。 テキストの分析は、西條(2007)のテキスト分析のプロセ スを参考にした。ステップ 1 でテキストを 3 回読んでもら う。1 回目はまず最後まで通読する。2 回目は、気になる発 言にアンダーラインを引きながら読む。3 回目は、アンダー ラインを引いた発言を整理するため、内容が共通している と考えるアンダーラインに同じ番号を打ちながら読む。次 にステップ 2 として、ステップ 1 でアンダーラインに打た れた各番号の特性を文章またはキャッチフレーズで表現す る(コーディング)。ステップ 3 では、ステップ 2 を総合し て A さんにとって「病を抱えながら生きる」という体験は どのように感じられているのかを記述する。全過程が終了 してから、アンケートに記入してもらう。また質問調査の 数週間後に調査の感想や、問題点などについてインタビュ ーを実施した。 3.結果 1)質問紙調査の結果 Ⅰ群の結果を表 1 に、Ⅱ群の結果を表 2 にのせた。ステ ップ 1 でテキストに引かれたアンダーライン数は、Ⅰ群で は 6 本から 94 本、平均 35.1 本であった。Ⅱ群は 16 本から 107 本で、平均 31.1 であった。標準偏差は 30.4 と 30.2 で あり、両群とも非常に幅のある結果であった。個別にみる と、C・F は突出して少なく、a・c・g も平均の半数程度で 少なかった。反対に H・f については突出して多かった。ス テップ 2 で分析票に書かれたコード数は、Ⅰ群では 3 から 17 で、平均が 8.5 であった。Ⅱ群は 5 から 13 で平均は 7.9 であった。標準偏差がⅠ群で 4.3、Ⅱ群で 2.4 とⅠ群の方が あげられたコード数にばらつきが大きかった。コードの表 現は調査対象者 A・a・b・d・e・h などのように語句で表さ れたもの、G のように単文や複数の文で表現しているもの、 あるいは B・C・D・E・F・H やc・f・gのようにそれらが 混合しているものが見られた。コードで表現している内容 は、個人差が大きかった。一つのコードのために引かれた アンダーラインは 1 から 20 であった。C・F・a・c・g は全 体的にライン数が少なく、またコード間のライン数の偏り も少なかった。 コードの表現は違っていても、共通している内容のもの が 8 項目出てきた。表現内容から「不安」「身体の不自由」 「自分の性格」「病気や障害の受容」「家族や周囲との関係」 「夫へ対する感情」「リハビリの思い出」「幸せや喜び」と して、この 8 項目を共通コードと呼ぶことにした。共通コ ードに該当したコード数を群間で比較した。いくらか差は 認められたが、多くの項目で近似しており、家族等との関 係や夫への感情という主に家族関係については両群ともに 多かった。また、不安と幸せ・喜びという相反する項目に ついても両群とも多く、A さんの複雑な心理状態についても 両群とも受け止めていたと判断できる。 ステップ 3 の記述について、文字数はⅠ群で 149 から 600 字、平均は 289.8 字であり、Ⅱ群は 121 から 676 字平均は 297.3 字と両群とも協力者間のばらつきが大きく、群間の差 異は僅かであった。調査協力者 16 人が描いた A さんの全体 像は少しずつ異なってはいたが、A さんの語りから読み取っ た「病を抱えながら一人暮らしをする心情」の共通した核 となる解釈は、「病気で不自由になったことは辛いことが、 子どもが支えとなって何とか日々暮らしている。」というこ とである。この核の解釈に加えて、調査協力者個別の解釈 が重なって全体像が形成されている。個別の解釈で多くの 人が重なる部分として、支援している人的関係は子どもだ けでなく、兄弟を含んだ家族であること、辛いことの原因 として夫との関係もあげていること、暮らし自体を A さん が幸せと感じていること、その暮らしは体調の変化など不 安を伴っていることが書かれていた。 調査に要した時間についても 35 分から 180 分と協力者間 でかなり大きな差があった。Ⅰ群の平均は 59.9 分、Ⅱ群は 76.7 分であった。 2)アンケートの結果 個別にみるとテキストは分かりやすかったが、分析の手 順・コーディング・解釈の仕方については、自由記述で幾 つか問題点が指摘されており、改良の余地がある。A さんの 発言に方言があって分かりにくい部分があった、あるいは 同じ様な表現が繰り返し出てきてくどく感じられたという 一部の意見も聞かれた。重要な意見として、文字だけで表 情や間がわからないので難しい部分があり、質問と返答が 一致していない部分をどのように読みとろうか悩んだとい う文字のみの情報提示という方法の問題点も指摘された。 分析の手順については、3 回の読み方を指示したことが混 乱の原因にもなっていた。例えば 2 回目で引いたアンダー ラインを消したいときや、3 回目読みながらもう一度引きた いときはどうすれば良いか、ステップ2で番号の整合性を とれなくなったとき、どうしたらいいのかなどの質問があ った。また、ステップ 3 への移行について、ステップ 3 を 考える中で、ステップ 2 のコーディングを追加したとのこ とで、ステップ間での後戻りもあった。 コーディングについて、ステップ 2 で、同じ内容に番号 をつける際の視点の持ち方に迷うという意見があった。ま た、番号を付けるときに細かく分けるか、ある程度統合し

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た状態でコーディングするべきか、分類する基準や分類の 枠組みなどについて難しさがあったようだ。それからコー ドの表現について、文章での表現方法が難しく語句のえら び方に悩んだようだ。解釈の仕方は“A さんにとって”と考 えるところが少し難しく、根拠を明確に提示せずにあくま でも自分の立場(考え方)で考えるので、客観性がないと 感じてしまったという意見が多くあがった。 3)集団面接の結果 Ⅰ群の面接で語られた内容は、各ステップについて、手 続きに対する意識の違い、理解可能な違いなどであった。 Ⅱ群は a・b・c とd・e・g の 3 名ずつ 2 組で集団面接した。 f とhに関しては個別に実施した。a・b・c の面接では、研 究のテーマ、分類の難しさ、セラピストとしての見方、幸 せの感じ方などに関して意見が出された。d・e・g では、 言葉の底にあるもの、研究者の意図、視点、共有の欲求な どが話題となった。 4)結果の分析 調査協力者から回収したテキストから、それぞれの発言 番号に何人がラインを引いていたかをラインの集中と捉え た。集中度はⅠ・Ⅱ群あわせて 10 人が最大値であり、10 人引いたのが 4 つの発言番号、9 人が 3 発言、8 人が 5 発言 であった。A さんの感情や思いがはっきり表現された発言に 集中していた。また、Ⅰ群とⅡ群でアンダーラインを引い た人数の差をみると、Ⅰ群では否定的な発言と肯定的な発 言のどちらも集中していたが、Ⅱ群では肯定的な発言に集 中していた。複数のコードに含まれる発言番号である。D・ H・fの 3 名に重複分類があった。特に H・fの二人に顕著 にみられた。両者はアンダーラインの数やコードの数が突 出して多かった。洩らすことなく、しっかりと受け止めた いという態度から、アンダーラインや分類にも拘りが強か った。 4.考察 結果を集計する過程で、多様な有様が見えてきた。今回 は読む回数のみ指定し、それ以外は自由に任せたこともあ り、差が生じた。その理由として、課題に対する向き合い 方や理解の対処戦略(ストラテジー)の違いと解釈した。 理解の範囲について考えると、調査協力者がどこに関心 を持っていたか、あるいは A さんを理解しようという意欲 が強かったかいう点が影響していた。もう一つの要因は、 それぞれがもつ生活者としての事情や背景の影響である。 長男として自分の母親に A さんを重ねたり、息子を持つ母 親として、A さんに共感的な感情が湧いたという語りがあっ た。理解の範囲や深度には、対象に対する意欲や関心によ って、あるいは個人が置かれている状況や背景、自分の人 生における物事の意味づけが影響していると考える。 アンケートやインタビューで語られた内容にはかなり群 間で違いを感じた。Ⅰ群は指示手順に忠実であったゆえ、 手順についてのやりにくさや改良点が多く聞かれた。Ⅰ群 は全員が教育学部系の院生であり、手順や指示内容という ことは教育の分野でも重要視される。また全員が研究を行 う立場でもあるため、それらに忠実であったと考える。 一方、Ⅱ群は手順や指示に忠実ではなかった。研究の目 的について理解できていなかったことについて質問や意見 があった。Ⅱ群はリハビリテーションの専門職として全員 が病院で働いた経験を持っている。臨床場面では患者や他 職種など、多くの人と協調して職務を遂行する。その中で も患者との関係はセラピストが最も気に掛ける人間関係で あり、積極的に「成り込む」ことが求められる。このよう に職務上の役割が、個人の習慣や行動に無意識に組み込ま れていた。 本研究の成果として、あるナラティブテキストを用いて、 文字言語だけで共同主観的に理解されるかという試みにお いて、調査協力を得た 16 名のすべてが理解したと判断でき た。また語り手である A さんとの間に共同主観性が成り立 ったことと、16 名の調査協力者の間にも、他者の意見を聞 いて賛同したり、気づきを得たりすることによって共同主 観性が成り立ったと考えられる。 また、その共同主観性のあり方には個人差があった。主 体の対象に対する興味や関心が、与えたり受け取ったりす るものの範囲や理解の程度に影響していた。また主体がも つ生活体験や物事に対する考え方は、対象の類似した体験 や思考に反応しやすい。また、職業的な体験も他者との関 係性のあり方に影響する因子であった。更に言えば、これ らのバイアスは主体の内的世界と強く結びついているため、 これらの概念を取り除くことは困難だと思われる。 (なんじ)というのは、言葉だけではなく、臨場感まで 含んではいないかと考えた。ある調査者のインタビューで 語られた大事にしたい「その時のにおいというか空気感」 とは、言葉を軸とするが、そこに付加されて感じ取られる ものである。感じとられるのは、場がもつ雰囲気や質感で あり、ともに在る他者の興奮や歓喜や悲哀など、言葉とと もに伝わる情感である。音声の言葉は言葉そのもののと、 付加された情感とともに他者に渡たる。受け止める他者は、 においや空気感をたたえた、その場を含めて引き取ってい る。このようなことが共同主観的に与えたり受け取ったり されているのではないか。このように考えると、共同主観 性は(われ‐なんじ)の関係だけではなく、(われ‐それ) の関係、つまり経験される対象としての場の関与が必要と 考える。共同主観性とは、(われ‐なんじ)の関係性とその 関係性の主体である自我と他我が、人として存在している

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(われ‐それ)の外的世界という地場を含んで成立してい るという考えに至る。 また、「ほんとうに A さんの気持ちになれたかどうかは分 からない。」という発言があった。このようにお互いが「在 る」という確信を共有するからこそ Intersubjectivity は 成り立つのである。しかし、あくまでも確信することしか 出来ない。そこが人間の限界である。大切な事は、この限 界を自覚しているということだ。 調査手順には改良の余地がある。3 回を順守してかえって 制限をかけることになった。今回の調査の方法について改 良すべき点は多い。またインタビューの時期など、群によ って全く同じ条件にはならなかったことも反省としてあげ られる。 本研究では、文字テキストという手段で共同主観的に理 解することを試した。文字テキストのみの提示という分か り辛さはあったが、共同主観性は成り立っていると判断し た。今後は、音声言語や映像を取り入れ、語りの伝達方法 の違いに因って結果に影響があるのかどうか見てみたい。 また共同主観性の成立がプロセスとして成り立つものか、 あるいは立ち現れてくるものかという点に関して更に研究 を重ねたい。 5.主要引用文献 麻生武(2009). 「見る」と「書く」との出会い.新曜社, 29‐30. ArmstrongD,GoslingA,WeinmanJ,Marteau T ( 1997 ): The place of inter-rater reliability in ualitative research an empirical study.Sociology(31),597-606. 川野健治,圓岡偉男,余語琢磨編(1999).間主観性の人間科

学.言叢社,214-221.

鯨岡峻(2003).関係発達論の構築.ミネルヴァ書房,136. 鯨岡峻(2007).ひとがひとをわかるということ.ミネルヴァ

書房,19.

J.W.Creswell(1998):Qualitative Inquiry And Research Design.SAGE Publications,147‐150. 戈木,C,滋子(2006).ワードマップグラウンデッド・セオ リー・アプローチ.新曜社,2. 高木廣文(2011).質的研究を科学する.医学書院.5. E・フッサール著,谷徹訳(2004).ブリタニカ草稿.筑摩書 房,68. EF.Bogotta,RJV.Montgomery ( 2000 ) :Encyclopedia of Sociology,2nd ed. Macmillan.

マルティン・ブーバー,植田重雄訳(1994).我と汝・対話. 岩波文庫.7‐12. 6.主要参考文献 石田三千雄(2007).フッサール相互主観性の研究.ナカニ シヤ出版. キャサリン・ポープ,ニコラス・メイズ編,大滝純司監訳 (2003).質的研究実践ガイド.医学書院. 西條剛央(2008).ライブ講義質的研究とは何か.新曜社, 96. 登張真稲(2005).共感喚起過程と感情的結果、特性共感の 関係.日本パーソナリティ心理学会,13 巻第 2 号,143-155. 高橋順一,渡辺文夫,大渕憲一編著(2005).研究法ハンドブ ック.ナカニシヤ出版. 竹田青嗣(2007).現象学入門.NHK ブックス. 波平恵美子,道信良子著(2005).質的研究 step by step. 医学書院. ニック・クロスリー著,西原和久訳(2003).間主観性と公共 性.新泉社. E・フッサール著,立松弘孝訳(1988).現象学の理念. みすず書房. E・フッサール著,浜渦辰二訳(2010).デカルト的省察. 岩波文庫. U・フリック,小田博志他訳(2005).質的研究入門.春秋社. 表 1.Ⅰ群の結果 表 2.Ⅱ群の結果 協力者 ライン数 コード数 文字数 時間 協力者 ライン数 コード数 文字数 時間 A 46 8 149 45 a 17 8 121 不明 B 47 17 184 64 b 40 8 189 80 C 6 6 179 35 c 18 7 245 30 D 46 10 600 42 d 29 5 676 180 E 73 10 339 93 e 26 6 246 40 F 5 3 257 40 f 107 13 366 80 G 35 5 186 95 g 16 9 258 不明 H 94 10 424 65 h 26 7 277 50 AV 35.1 8.6 289.8 59.9 AV 31.1 7.9 297.3 76.7 SD 30.4 4.3 156.7 23.7 SD 30.2 2.4 168.3 49.9

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参照

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