r業施設』初訳研究 (3)
『業施設』和訳研究
(
3
)
一一第
3
章 第
5
章一一
青 原 令 知
本 稿 は 青 原[
2
0
1
2
a
1
.
}
背 原[
2
0
1
2
b
]
に続くr
業 施 設(Karma
ρ
r
a
j
-克ゆが).1]の和訳研究の第3回flである。凡例等はすべて既稿に準ずる。今 lirl は第3
章から第5
章までを扱う。まず.概要と所見をまとめておく。 この三つの章は全体が十不善業道の分別とその関連の論議で成り立ってい る。本論が最も精力を注いでいる主題でもある。 卜不千卒業道の名称はすでに[
2
-
3
J
に出されているが,第3
章でそれらの分別が本格的に始まる。まず[
3
-
1
]
では十不善業道それぞれの原因・結果など,主として因果に関する 十二門の分別がなされる。そのテーマの選定はおそらく,直前の[
2
-
4
]
で 三不善根が十不普業道の原因であると論じたのを本けたものと忠われる。 統いて,これら十不菩業道について[
3
-
2
]
表・無表.[
3
-
3
]
有色・無色,[
3
-
4
J
有対・無対,[
3
-
5
J
心所・非心所の四門の二法分別がなされる。特 に表・無表は他の論書にはあまり類例のない論母であり.また有部教学で特 異な概念として展開する無表業の,最も古い解釈が提示される点でも注目さ れる。[
3
-
6
J
で三法分別に移り.まず食生.u民生・磁生の三種の十不善業道が 分別される。これも三不善根がらみで[
2
-
4
J
から連なる論議と忠われる。 個々に多くの実例を提示して論じており,このテーマの関心が高かったこと を制わせる。三法分別はもう一つ下品・中品・上品分別がなされる。[
3
-
7
]
で1
-
不善業道の三品の別を示してそれぞれが地獄・餓鬼・傍n
:
:
に生まれる業 因となることが語られる。さらに章をまたいで[4
-
1
J
で再ぴ三品を提示し -75-r業施設』初訳研究 (3) た後,
[
4
-
2
J
にその関連で断普-根者への業道が分別される。[
4
-
3
J
では十不善業道と三悪行の包摂関係が論ぜられる。このテーマは 後の有部でも重視されるもので,訳中に注記したように『婆沙論』では本論 の解釈が他論書と相違することが問題となり,本論の説は世俗説と判ぜられ ている。 続いて[
4
-
4
J
に食膜擬と倶生する法が掲げられ,第5
章に引き継がれる。 ここではー│・不善業道を縦れ身語業とー述の心・心所が考察対象になっている が,注記のように[
4
-
3
J
で意悪行として列挙された心・心所の要素がここ で登場するのであり,おそらくそこから出てきた傍論と思われる。[
5
-
1
J
か ら[
5
-
5
J
まではその食限擬倶生法にJi.門の分別がなされるが,業・非業分 別に先の第三章の四門を加えた五門である。この五門の組み合わせは第6章 にも登場し,本論の業分別の定型のような扱いになっている。[
5
-
6
J
では再ぴ十不普業道にテーマが戻り,業・業道分別がなされる。 このテーマは[
4
-
3
J
と共通する業の包摂関係であり,おそらく両者は本来 連統した位置にあり,後から[
4
-
4
J-[
5
-
5
J
の食眠凝倶生法の論議が傍論 として帰入されたのであろう。そして最後に[
5
-
7
J
に十不律儀が示される。 これは続く第6章以降に種々分別が展開するもので,詳細は次同に明らかに なるであろう。 ところで,ここまでの章立ての構造に関して奇妙な共通点があることに気 付く。各章の主要テーマがその直前の章の最後に言及されていることである。 つまり[
3
-
7
]
下rjl上品・[
4
-
4
]
食眠擬倶生法・[
5
-
7
]
十不律儀および前稿 の[
2
-
3
]
卜不善業道はいずれも,それらの次の章に主な論議が展開するテ ーマである。合理的に考えれば,これらの前で章を区切るべきであろうが, そうなっていないことに意図的なものを感じる。一種の枠構造をもって章の 区分が階層的に構成されているものと忠われる。このような技巧的な構造は 第6章以下には見られないので,第2章 第5章つまりは十不普業道の論述 を作者がいかに重んじていたかが伺える。- 7
6
r業施設』初訳研究 (3) 〈略号・参考文献) (未出分)
LP
L
o
k
a
-
t
l
匂j万ゆが(']i'gr
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。),⑬Tohoku N
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.
4
0
8
6
(
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4
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9
1
)
.
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1
b
l
-
5
3
a
7
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⑨O
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a
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i
No. 5
5
8
7
k
h
u
1
a
1
-
1
1
2
a1. 青原令知[
2
0
1
2
a
]
r
r
業施設』和訳研究(1)ー第1
章第1
節(付:r
故忠 経』諸本対照テキスト)一Jr龍谷大串論集J4
7
9
[
2
0
1
2
b
]
r
r
業施設』和訳研究(
2
)
-第1
章第2
節 第2
章一J 行部教事研究.JI6
8
榎本文雄[
1
9
8
9
]
r初期仏教における業.の消滅Jr日本側教皐会年報.JJ5
4
春日井県也[
1
9
5
4
]
r
業施設論に引用せられたるマガ婆羅門についてJr
印仏 研究.JJ3
-
1
第1章 思 業 1-1.経文(故思経) 1-2.思業・思己業 1-3.思業の三世分別 1-4.思業の三性分別 1-5.三性の思の所縁分別 1-6.三界繋の思業分別 1-7.業分別の偶頒 1-8.十二の業分別 第2章 不 善 根 2-1.三不善根分別2
-
2
.
三不善根の本質2
-
3
.
+不善業道2
-
4
.
不善業道の因としての三不普根 (以上.前稿までに公表分)-
77-『業施設』和訳研究 (3) 第
3
章十不善業道の分別①(⑫1
8
7
b
5
(E)2
2
6
a
6
⑪2
0
6
a
2
)
日次{品。 [lJ 原 I~I は何か [2J 無表 [3J 色 [4J 有対と [5J 心所[
6
J
食と眠[
7
J
三は三稲に生まれ2
)
3
-
1.+不善業道の因果分別(⑬1
8
7
b
6
②2
2
6
a
7
⑮2
0
6
a
3
)
十不普業道は,断生命からす'1)見までである。3
-
1
-
1
.
断生命の因果分別(⑮1
8
7b6
②2
2
6
a
7
⑧2
0
6
a
3
)
[
l
J
断 生 命 の 原 因 は 何 か 。 答 え る 。 不 普 根 と 非 理 の 作 意(
a
y
o
n
I
s
o
・m
a
n
a
s
k
a
r
a
)
が断生命の原!大│である。[
2
J
断生命は何の原!刈か。答える。断生命は断生命の異熟の原!大│である。[
3
J
I
折 生 命 は 何 か ら 生 じ 集 起(
s
a
m
u
d
a
y
a
)
は何で,等起(
s
a
m
u
t
t
h
・a
n
a
)
は何なのか。答える。不善根と非理の作意が断生命の等起である。[
4
J
断生命は何によって等起されるのか。答える。断生命を等起せしめる 心・心所の諸法に[よって等起きれる]。[
5
]
断生命は何を所縁とするのか。答える。有情を所縁とする。[
6
]
断生命はや1
'
の所縁で、あるのか。答える。断生命を等起せしめる心・心 所の諸法の[所縁]である。[
7
]
断生命の結果はどのようなものか。答える。不浄な結果,好ましくな い結果,不善の結果,意に通わない結果,不本意な結果,望まない結果であ る。[
8
J
I
析生命は1
1
1
1
の結果で、あるのか。答える。断生命を等起せしめる心・心 所の諸法の[結果]である。[
9
J
I
軒生命の典熟(
v
I
p
a
k
a
)
はどのようなものか。答える。不浄な典熟, 好ましくない典熟,不善の異熟,意に適わない異熟,不本意な異熟.望まな い異熟である。[
1
0
J
断生命は何の異熟であるのか。答える。断生命を等起する心・心所の『業施設』利釈研究 (3) 諸法の[異熟]である。
[
1
1
]
断生命の禍忠(
a
d
i
n
a
v
a
)
はどのようなものであるのか。答える。禍 忠は五つである。(1)それが白分自身によって非難されるであろう。 (2)そ れが他の者によって非難されるであろう。 (3)正しい党行が賢者たちに問わ れ法に従って非難されるであろう。 (4)いたる所(四方四維)で, r悪者J 「褒められないJr好ましくないJr善人でな ~'J との声や悪評が流れるであ ろう。 (5)身体を捨てて死んだ後,難処・悪趣に陥り,地獄の有怖に生まれ るであろう。[
1
2
]
断生命は誰にとって禍忠になるのか。答える。二者にとって禍去、にな る。生命を損わしめる生類と生命を煩われる生類とである。3
-
1
-
2
.
不与取乃至膜寒の因果等分別(⑮1
8
8
b
l
②2
2
7
a
4
⑪2
0
6
b
5
)
不与取の原l
司は1
i
l
J
か。答える。不善根と非理の1
1
:
意が不与取の原因である。 [以下]断生命の場合とIri]様に広説される。そのけ1で.次の相違がある。 不与取は金品を所縁とする。二者にとって禍怠になる。不与取する者と不 与取される相手である。 欲邪行は1
"
J
を所紋とするのか。有情を所縁とする。二者にとって禍忠にな る。欲邪行する者と.欲邪行を実行する相手である。 虚説話は名を所縁とする。二者にとって禍.也になる。虚説語を語る者と, 虚誕訟によって欺かれる者である。 離間語も名を所縁とする。三者にとって禍,也になる。親友を引き離す者と, 引き離された親友と.親友を引き離された者である。 免:
E
i
語も名を所縁とする。二折にとって禍,也になる。免J出吾を3
i
t
る者と, 食悪語を実行する相手である。 雑織語も名を所縁とする。二者にとって禍必になる。雑械語をJ
l
t
る者と, 雑穣訴によって欺く相手である。 食欲は金品を所縁とする。二者にとって禍忠になる。食欲を起こす者と‘ 食欲を生じた事物の所有折である。 n 吋 d 円 t『業施設』和訳研究 (3) 眠悲;は有情を所縁とする。二者にとって禍患になる。眼志を起こす者と,
l
民主tを生じた原因となるものである。3
-
1
-
3
.
邪見の因果等分別(⑬1
8
8
b
7
②2
2
7
b
3
⑪2
0
7
a
4
)
[
l
J
邪見の原因は何か。答える。不善根と非理の作意が邪見の原因である。[
2
J
邪見はやすの原│大lか。答える。邪見はす15見の異熟のJi日凶である。[
3
J
邪見は何から生じ,集起は何で,等起は何なのか。答える。不持根と 非理の作意が邪見の等起である。[
4
J
耳目見は1
I1I
によって等起[される]のか。答える。す)
1
見を等起せしめる 心・心所の諸法によって[等起きれる]。[
5
J
耳目見は1
i
l
I
を所縁とするのか。符える。名色を所縁とする。[
6
J
邪見は何の所縁であるのか。答える。邪見を等起せしめる心・心所の 諸法の[所縁]である。[
7
J
邪見の結果はどのようなものか。答える。不浄な結果,好ましくない 結果,不善の結果,志;に適わない結果,不本意な結果,望まない結果である。[
8
J
邪見は何の結!恥で、あるのか。答える。邪兄を等起する心・心所の諸法 の[結果]である。 [9J 邪見の異熟はどのようなものか。答える。不浄な~熟,好ましくない 異熟,不普-の異熟,怠に適わない奥熟,不本意な異熟,望まない異熟である。[
1
0
J
邪見は何の異熟であるのか。答える。邪見を等起せしめる心・心所の 諸法の[異熟]である。[
1
1
J
邪見の禍J患はどのようなものであるのか。答える。禍忠は五つである。 (1)それが1'1分自身によって非難されるであろう。 (2)それが他の者によ って非難されるであろう。 (3)正しい党行が賢者たちにI
I
fJわれj去に従って非 難されるであろう。 (4)いたる所(凹方問維)で, r悪者Jr褒められない」 「好ましくないJr普人でない」との声や悪評が流れるであろう。 (5)身体 を捨てて死んだ後,難処・悪趣に陥り,地獄の有情に生まれるであろう。[
1
2
J
邪見は誰にとって禍忠になるのか。答える。二者にとって禍忠になる。r~施設』和以研究 (3) 邪に分別する者と邪に分別する対象である。
3
-
2
.
+不善業道の表・無表分別3
-
2
-
1.断生命(⑬1
8
9
b
2
②2
2
8
a
7
⑧2
0
7
b
6
)
十不善業道は云々.以下広説。 断生命は表であるというのか,それとも無表であるというのか。答える。 表もあり無表もある。 「表」はやI
'
か。答える。たとえばここで,ある者は「生類の生命を断て」 と命じられ.彼も「断とう」と答えることもあろフし, r断つな」と命じら れたのに「断つ」と答えることもあって. [自分が]出ruJ~、て行って生類の 生命を断つ場合もあろう. [相子が]やって来て生類の生命を断つこともあ ろう。いずれにしても,生類の生命を断っそのときの身業,それを「表」と ~\フ。r
1
無無!賠際E
思.表J,はまf
令I そのときに身体にまつたく表示しない[業],ニれを「無無.表J という。3
-
2
ー2
.
不与取(⑮1
8
9
b
5(
P
)
2
2
8
b
4
⑪2
0
8
a
3
)
不与lf)(は表であるというのか,それとも無表であるというのか。答える。 表もあり無表もある。 「表」は何か。答える。たとえばここで,ある者は「他人から与えられな いものを取れ」と命じられて.彼も「取ろう」と答えることもあろうし 「取るな」と命じられたのに r}f)(る」と符えることもあって, [1'1分が]出 向いて行って他人から与えられないものを取ることもあろう, [相手が]や って来て他人から与えられないものを耳えることもあろう。いずれにしても, 他人から与えられないものを取るそのときの身業,それが「表」である。 「無表」は何か。答える。不与取をやめず,戻らず,捨てず.離れない, そのときに身体にまったく表示しない[業].これが「無表」である。 口 R Ur業施設』手11訳研究 (3) 3-2-3.欲邪行(⑮190a2②228b8⑪208a6) 欲す15行は表であるというのか,それとも無表であるというのか。答える。 表もあり無表もある。 「表」は何か。符える。たとえばここで,ある者は「他人を欲のまます15に 犯せ」と命じられて,彼も「犯そう」と答えることもあろうし「犯すな」 と命じられたのにけ巳す」と答えることもあって, [ I~I 分が]
n
'
,向いて行っ て他人を欲のままに邪に犯すこともあろうし[相手が]やって来て他人を 欲のままに邪に犯すこともあろう。いずれにしても,他人を欲のままにす15に 犯すそのときの身業.それが「表」である。 「無表」は何か。答える。欲邪行をやめず,戻らず,捨てず,離れない, そのときに身体にまったく表示しない[業].これが「無表」である。 3-2-4.虚難語(⑬190a5②229a6⑮208b3) }設証語は表であるというのか,それとも無表であるというのか。答える。 衣もあり無表もある。 「表」はf
l
l
I
か。符える。たとえばここで,ある者は「他人に慮偽に語れ」 と命じられて,彼も「詩ろヲ」と答えることもあろっし, r語るな」と命じ られたのに「語ろう」と答えることもあって, [自分が]l
H
r
r
l
]
いて行って他 人に慮偽に語ることもあろうし,キ
[
11子が]やって来て他人に虚{為に語るこ ともあろう。いずれにしても,虚偽に語るそのときの語業,それが「表」で ある。 「無表」は何か。答える。虚誼語をやめず,戻らず,捨てず,離れない, そのときに常葉にまったく表示しない[業],これが「無表」である。 3-2-5.離間語(⑮190b1②229b2⑪208b6) 離間語は表であるというのか,それとも無表であるというのか?答える。 衣もあり無表もある。 「表」は何か。答える。たとえばここで,ある者は「他人の親友を引き離r1R施設』和訳研究 (3) せ」と命じられて.彼も「ヲ│き離そう」と答えることもあろうし「引き離 すな」と命じられたのに fijlき離そう」と答えることもあって. [自分が] 山IrlJいて行って他人の親友を引き離すこともあろうし[利子が]やって米 て他人の親友を引き離すこともあろう。いずれにしても,他人の親友を引き 離すそのときの語業.それが「衣」である。 「無表」は何か。答える。離111]語をやめず.反らず.捨てず.離れない, そのときに言葉にまったく表示しない[業].これが f1!思表」である。 3-2-6.鹿悪語(⑮190b4②229b6⑪209a2) 免悪語は表であるというのか,それとも無表であるというのか。答える。 衣もあり無表もある。 「表」は何か。容える。たとえばここで.ある者は「他人に免悪語を語 れ」と命じられて.彼も「語ろう」と答えることもあろうし「語るな」と 命じられたのに「語ろう」と符えることもあって. [自分が]出向いて行っ て他人に段悪訴を語ることもあろうし[キ11子が]やって米て他人に免悪訟 を語ることもあろう。いずれにしても,他人に段悪語を語るそのときの語業, それが「表」である。 「無無.表Jまは,
f
令l そのときに言j柴定にまつたく表示しない[業]ト'これが「無表」である。 3-2-7.雑穣語(⑮190b7②230a3⑧209a6) 雑識語は表であるというのか,それとも無表であるというのか。答える。 去もあり無表もある。 「表」は何か。答える。たとえばここで,ある者は「他人に雑楼語を語 れ」と命じられて.彼も「語ろう」と答えることもあろうし「語るな」と 命じられたのに「語ろう」と答えることもあって. [白分が]出向いて行っ て他人に雑織訴を語ることもあろうし[相手が]やって米て他人に雑識語 を語ることもあろう。いずれにしても,他人に雑械語を語るそのときの語業, q d o o『業施,没』和訳研究 (3) それが「表」である。 「無表」は何か。答える。雑械語をやめず,戻らず,捨てず,離れない, そのときに言葉にまったく表示しない[業],これが「無表」である。
3
-
2
-
8
.
貧欲・棋憲・邪見(⑮1
9
1
a
4
a
>
2
3
0
a
7
⑮2
0
9
b
2
)
食欲・眠志・す)
1
見は表であるというのか,それとも無表であるというのか。 答える。表でもなく,無表でもない。3
-
3
.
+不善業道の有色・無色分別(⑨1
9
1
a
5
a
>
2
3
0
b
l
⑪2
0
9
b
3
)
十不善業道は云々,以下広説。 │折生命はイi
色であるというのか,それとも無色であるというのか。答える。 有色であるという。 同様に,不与取・欲邪行・虚祇語・離間話・箆悪語・雑織語は有色である というのか,それとも無色であるというのか。符える。有色であるという。 食欲・眠悲・邪見は有色であるというのか,それとも無色であるというのか。 答える。無色であるという。3
-
4
.
+不善業道の有対・無対分別(⑬1
9
1
a
7
②2
3
0
b
4
⑪2
0
9
b
5
)
十不善業道は云々,以下広説。 断生命は有対であるというのか,それとも無対であるというのか。答える。 イi
対もあり,無刈-もある。 「 イーi
対」は1
u
J
か。答える。去であるものである。 「無対」は何か。答える。無表であるものであるo 断生命に準じて,不与取・欲邪行・虚説話・離間語・段悪諦・雑穣語も同 様である。 食欲・眼志・す)1見は有対であるというのか.それとも無対であるというの か。答える。無対であるという。『業施設』和訳研究 (3) 3-5.+不善業道の心所・非心所分別(⑮191b3②230b8⑪210al) 十不善業道は云々,以下広説。 .断生命は心所であるというのか,それとも非心所であるというのか。答え る。非心所であるとし汁。 断生命に準じて.不与取・欲す1)行・虚誰語・離間話・免悪語・雑械語も同 様である。 食欲・膜志・耳目見は心所であるというのか.それとも非心所であるという のかO .答える。心所であるという。 3-6.+不善業道の貧生・膿生・療生分別 3-6-1.断生命の貧生・膿生・療生分別(⑮191b5②231a3⑧21Oa3) 十不善業道は云々.以下広説。 断生命は三種である。食から生じるものと.眠から生じるものと,擬から 生じるものである。 3-6-1-1.貧生の断生命(⑮191b6②231a4⑧210a4) 「貧から生じる断生命」は何か。答える。たとえばここで.ある者は生類 の肉や皮や角や歯や骨や筋や尾を欲しがり,その因とその縁によって生類の 生命を断つ。 そうでなく,自分が欲しがらなかったとしても,彼は「私を愛し,親しみ, 喜び司意に適う有情たちにとって必需品や財産になるだろう」と考えて.彼 らの利益のために生類の生命を断つ。 あるいはまた,他人が彼に「さあ.あなたはこれこれの生類の生命を断て。 そうすれば.私はあなたにこれこれこのような物を与えよう。これこれこの ようなことをしてやろう。」と命じて.彼はそれらの受
m
物が欲しくて,生 類の生命を断つ。たとえば.お互いに敵対するこ人の王[の一人]に「衣服 や金貨や干の金貨[を与える]から首を取って来いJ[と命じられ],彼はそ F h d o or業施設』和訳研究 (3) れらの受用物が欲しくて,生類の生命を断つ。 そのようなものが,食から生じる[断生命]である。 3-6-1-2.臓生の断生命(⑮192a3②231b1⑮210b1) 「眠から生じる[1:析生命
]
J
はどのようなものか。答える。たとえばここ で,ある者は誰かに対して害心や殺意があるため,その生類の生命を断つ。 そうでなく,彼に宵心や殺意がなかったとしても,近しし親しし喜ば しく,意に通う生類たちに害心や殺意があるため,彼はr
[
このままでは] 彼らは長い間,耐えきれず不安で,心喜べないままになるだろう。」と考え て,その生類の生命を断つ。 そのようなものが,眠から生じる[断生命]である。 3-6-1-3.療生の断生命(⑮192a5②231b4⑮210b4) 「擬から生じる[
1
析生命]
J
はどのようなものか。答える。たとえば[あ る]婆羅1
111
たちは, r蛇・鰍・虻 (trailata) ・昨(tryambuka)・百足 (satapadin)等,これらは殺してよい。それはなぜかといえば,これらは 人間たちの怨敵,敵対者であるからだ。象・烏・絡肱・午・雌馬等,これら も殺してよい。それはなぜかといえば,これらは人間たちの所有物であるか らだ。」と言うように。 また西方に泉生という婆羅門がいるが,彼らは「父・母・兄弟・姉妹・親 友・親戚・長老のいずれでも,病気にかかって苦しみ,病状が甚だしいとき, 生命を断てば多くの悩徳が噌すであろう。それはなぜかといえば,生存して 床に就いて生きているその間は,苦しんで、意に適わないでいるが,身体を離 れればそのようなことはないからだ二」と言う。 [彼らは]その業にはいかなる[果報]もやって米ないと見,結果はない と兄て,そのように兄て「この業はない。この業の結果は典熟することはな い。」と語る。 そのようなものが,焼から生じる[断生命]である。r業施設』和訳研究 (3)
3
-
6
-
2
.
不与取の貧生・膿生・疲生分別(⑬1
8
6
b
7
②2
3
2
a
2
⑪2
1
1
a
l
)
不与取は三種である。食から生じるものと,眠から生じるものと,療から 生じるものである。3
-
6
-
2
-
1.貧生の不与取(⑬1
8
6
b
7
②2
3
2
a
2
⑮2
1la
2
)
「食から生じる不与l[l(Jは何か。答える。たとえばここで,ある名・は金品を 欲しがり.彼は他人から与えられないものを奪い取る。 そうでなく,自分が欲しがらなかったとしても,彼は「私を愛し,親しみ. 喜ぴ.意に適う有情たちにとって必需品・所有物・財産になるだろう」と考 えて、彼らの利益のために他人から与えられないものを奪い取る。 あるいはまた,他人が彼に「さあ,あなたは誰々という者から与えられな いものを奪え。そうすれば,私はあなたにこれこれこのような物を与えよう。 これこれこのようなことをしてやろう。」と命じて,彼はそれらの受!日物が 欲しくて,他人から与えられないものを奪い取る。 そのようなものが.食から生じる[不与取]である。3
-
6
-
2
-
2
.
蹟生の不与取(⑮1
8
7
a
3
②2
3
2
a
6
⑧2
1
1
a
5
)
「眠から生じる[不与取]
J
はどのようなものか。答える。たとえばここ で.ある者は誰かに対して害心や念怒心があるため.その者からり-えられな いものを奪い取る。 そうでなく,彼に害心や定:怒心がなかったとしても.それらの金品をもっ, 彼に近しく.親しく.出ばしく,意に適う者たちに害心や念怒心があるため に、彼は r[このままでは]彼らは長い間,耐えきれず不安で.心喜べない ままになるだろう。」と考えて,彼はその事物を与えられないのに奪い取る。 そのようなものが,眠から生じる[不与取]である。3
-
6
-
2
-
3
.
療生の不与取(⑮1
8
7
a
5
②2
3
2
b
l
⑪2
1
1
a7
)
「擬から生じる[不ヲ-取]
J
はどのようなものか。答える。[ある]婆羅門。 。
『業施設』和訳研究 (3) たちは「これらはすべて婆羅門が支配したものなのに, [婆羅門の]威力が 衰えてからは,庶民ですら享受している」と言い,それらが他者に所属する という観念がないことはないのに[奪い取り
J
,その業にはいかなる[果報] もやって来ないと見,結果はないと見て,そのように見て「この業はない。 この業の結果は呉熟することはない。」と語る。 そのようなものが,擬から生じる[不与取]である。 3-6-3.欲邪行の貧生・購生・療生分別(⑮187a7②232b3⑪21lb2) 欲邪行は三種である。食から生じるものと,眠から生じるものと,擬から 生じるものである。 3-6-3-1.貧生の欲邪行(⑮187a7②232b4⑧211b2) 「食から生じる欲奇f
S
H
J
はf
l
i
J
であるのか。答える。たとえばここで,ある 者は誰かを見て発j'宵し,その者に欲邪行を実行する。 そうでなく, I~I 分は見ても発情しなかったとしても,彼は「私を愛し,親 しみ,喜ぴ, ,意に適う千f'I肯たちにとって必需品と FJí'有物と IHI~i'i.になるだろ う」と考えて,彼らの利益のために他人に欲邪行を実行する。 あるいはまた,他人が彼に「さあ,あなたは誰々といっ者に欲邪行を実行 しろ。そうすれば,私はあなたにこれこれこのような物を与えよう。これこ れこのようなことをしてやろう。」と命じて,彼はそれらの受用物が欲しく て,他人のために欲邪行を実行する。 そのようなものが,食から生じる[欲邪行]である。 3-6-3-2.膿生の欲邪行(⑮192b3②232b8⑪211b6)r
l
嘆から生じる[欲耳目行J
J
はどのようなものか。答える。たとえばここ で,ある者は誰かに対して害心や念怒心があるため,その者に欲邪行を実行 する。 そうでなく,彼に害心や念怒心がなかったとしても,彼に近しく,親しく,r業施設』和訳研究 (3) 喜ばしく.意に適う人たちに害心や念怒心があるために,彼は
r
[
このまま では]彼らは長い間.耐えきれず.不安で‘心喜べないままになるだろう。」 と考えて.彼はその人に欲邪行を実行する。 そのようなものが.眠から生じる[欲邪行]である。3
-
6
-
3
-
3
.
療生の欲邪行(⑮1
9
2
b
5
②2
3
3
a
3
⑮2
1
2
a1
)
「擬から生じる[欲邪行J
J
はどのようなものか。答える。たとえば,婆 羅門たちが「婆羅門の妻は同種である。婆縦1
"
]
女・王族女・庶民女・隷民女 である。王族の[妻]は三種である。E
族k
・庶民k
と隷民久-である。庶民 の[妻]は二種である。庶民女・隷民女である。隷民の[妻]は一種である。 m 隷民女である。」と言うように。 また西方に星生という婆羅門がいるが.彼らが q手あるいは娘あるいは姉 妹.さらに親友・親戚・長老に欲す)1行を実行しても。それによって罪になる ことはない。それはなぜかといえば.女は炊いた飯のようなものだ。炊いた 飯は財産を作る原因であるように.女も同様に性交する原因である。女は杵 のようなものだc 杵は穴を掘る原因であるように,9:..も同様に性交する原因 である。女は道のようなものだ。道は行き来する原!大l
であるように,女も同 様に性交する原因である。女は川面のようなものだ。川面は泳浴などをする 原闘であるように,女も同様に性交する!以内である。女は花と果実のような ものだ。花と果実は財産を作る原IJ51であるように,女も同様に性交する原肉 である。」と言うように。 またこのように言う者もいる。「人 IUJ に欲邪行はあり 1~j: ない。それはなぜ かといえば,人間には特別な人11]1はし、ないからである。」と。 [彼らは]その業にはいかなる[果報]もやって来ないと見.結果はない と見て,そのように見て rこの業はな'
-
'
0
この業の結果は異熟することは ない。」と語る。 そのようなものが.凝から生じる欲邪行である。- 8
9
一
r業施設Jfll択研究 (3)
3
-
6
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4
.
虚説語の貧生・膿生・療生分別(⑬1
9
3
a
6
②2
3
3
b
5
⑪2
1
2
b
2
)
虚誕語は三種である。食から生じるものと,I
眠から生じるものと,艇から 生じるものである。3
-
6
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4
-
1
.
貧生の虚説語(⑮1
9
3
a
7
~233b6 ⑮212b2) 「食から生じる虚説語」は何か。答える。たとえばここで,ある者は1
I1J
か 物品を欲しがり,それを得ょうとして,他人に慮偽に諮って欺く。 そうでなく,自分が欲しがらなかったとしても,彼は「私を愛し,親しみ. 喜ぴ,意に適う有情たちにとって必需品・所有物・財産になるだろう」と考 えて,彼らの利益のために,他人に知りながら慮偽に話-って欺く。 あるいはまた,他人が彼に「さあ,あなたは誰々といフ者に知りながら慮 偽に語って欺け。そうすれば,私はあなたにこれこれこのような物を与えよ う。これこれこのようなことをしてやろう。」と命じて,彼はそれらの受用 物が欲しくて,他人に知りながら虚偽に語って欺く。 そのようなものが,食から生じる[虚説話]である。 ω3
-
6
-
4
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2
.
膿生の虚説語(⑮1
9
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b
3
②2
3
4
a
2
⑪2
1
2
b
5
)
r
n
長から生じる[慮証語]
J
はどのようなものか。答える。たとえばここ で,ある者は誰かに対して害心や念怒心があるため,その者に知りながら慮 偽に語って欺く。 そうでなく,彼に害心や念怒心がなかったとしても,彼に近しく,親しく, 喜ばしく,怠に適う人たちに害心や忽:怒心があるために,彼はr
[
このまま では]彼らは長い間,耐えきれず,不安で,心喜べないままになるだろう。」 と考えて,その者に知りながら虚偽に諮って欺く。 そのようなものが,眠から生じる[虚誕語]である。 側3
-
6
-
4
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3
.
療生の虚誼語(⑬1
9
3
b
5
②2
3
4
a
5
⑮2
1
3
a1
)
「療から生じる[虚諒:語]
J
はどのようなものか。[答える。]たとえば,r 業施設』布I Jf~研究 (3) 森の鹿を見たとき.猟師が彼に r,
g
は鹿を見たか」と問い,彼は「猟師が鹿 を殺すとよくない」と考えて.そ[の漁師]に「見なかった」と言うように。 またたとえば.野盗団を見たとき.T
の兵隊が彼に「お前は野盗団を見な かったか」と問い、彼は「王の兵隊が野盗I
.
t
l
を殺すとよくない」と考えて, 「私は見てません」と言うように。 またたとえば,王の兵隊を兄たとき.その[野盗団]が「お前は王の兵隊 を見なかったか」と彼に11日い.彼は「野盗111が王の兵隊を殺すとよくない」 と考えて, r私は見てない」と青うように。 [彼は]その業にはいかなる[県報]もやって米ないと見,結果はないと 兄て,そのように見て「この業はな ~)o この業の結果は異熟することはな い。」と語り,療から生じる虚説訟をなす。 そのようなものが.擬から生じる[虚統語]である。3
-
6
-
5
.
離間語の貧生・臨生・療生分別(⑮1
9
4
a
2
~234b2 ⑧213a5) 離間語は三種である。貧から生じるものと.眠から生じるものと,療から 生じるものである。3
-
6
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5
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1
.
貧生の離間語(⑮1
9
4
a
2
②2
3
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b
3
⑪2
1
3
a
5
)
「食から生じる離間話」は1
n
J
か。符える。たとえばここで,ある者は何か 物品を欲しがり,その因とその紋によって,彼は他人の親友を引き離す。 そうでなく,白分が欲しがらなかったとしても,彼は「私を愛し,親しみ, 喜ぴ.怠に適う有情たちにとって必需品・所有物・財産になるだろう」と考 えて,彼らの利益のために他人の親友を引き離す。 あるいはまた、他人が彼に「さあ.あなたは誰々という者の親友を引き離 せ。そうすれば,私はあなたにこれこれこのような物を与えよう。これこれ このようなことをしてやろう。」と命じて.彼はそれらの受用物が欲しくて. 他人の親友を引き離す。 たとえば.婆羅門に施食をする財産に執着しない家があり.彼らからそ- 9
1
-r業施設a利tR研究 (3) [の婆羅門]にー鉢とー衣と一食だけがもたらされるとき,そ[の婆羅門] は「彼らがともに住み一緒にいる限りは,彼らから私はー鉢とー衣とー食だ けしかもらえないのだから,わたしは彼らを引き離す手立てを講じるのがよ かろう。[そうすれば各々から同じだけ施しを受けられるだろう
]
J
と考えて. 彼らを引き離す手立てを講じるように。 またたとえば二人の王がお互いに敵対しているとき,領内の住人が領外の 財物を欲しがって,領外の人々を引き離すよう手立てを講じ領外の人々が 領内の財物を欲しがって,領内の住人を引き離すよう子立てを講じるように。 そのようなものが,食から生じる[離間語]である。 3-6-5-2.鴎生の離間語(⑫194a7⑨235a3⑪213b4) 「眠から生じる[離間語]Jはどのようなものか。符える。たとえばここ で,ある者は誰かに対して害心や念怒心があり,彼の親友を引き雌す。 そうでなく,彼に害心や念怒心がなかったとしても,彼が近しく,親しく, 喜ばしし意に適う者たちに害心や念怒心があるために,彼はr
[
このまま では]彼らは長い間,耐えきれず,不安で,心喜べないままになるだろう。」 と考えて.彼らの親友を引き離す。 そのようなものが,眠から生じる[離間語]である。 ω 3-6-5-3.療生の離間語(⑮194b3②235a6⑮213b6) 「癒から生じる[離間語]
J
はどのようなものか。[答える。ある]婆緑門 たちは「羊を殺す者 (aurabhrika)と鶏を殺す者 (kaukkutika)と猪を殺 す者<saukarika)と烏を狩る者 (sakunika)と猟師 ([mrga] lubdhaka) と盗賊 (caura)と死刑執行人(vadhyaghataka)と獄卒 (bandhanapalaka) 仰 と犬l勾を食う者 (svapaka)と兎を網で捕る者 (vagurika)は,引き離す べきだ。なぜかといえば,彼らがともに住み一緒にいる限りは,多くの非福 が増すであろうが,引き離せばそっはならないだろうoJと常い,その業に はいかなる[果報]もやって来ないと見,結果はないと見て,そのように見 Qr業施設』和訳併究 (3) て, rこの業はなI,.lo この業の結果は異熟することはない。」と語り,療から 生じる離間話を話す。 そのようなものが.焼から生じる[離間語]である。 3-6-6.島悪語の貧生・膿生・療生分別(⑮194b5②235bl⑧214a2) ~悪語は三種である。食から生じるものと.眠から生じるものと,療から 生じるものである。 CI5) 3-6-6-1.貧生の愈悪語(⑮194b6②235b2⑧214a2) 「食から生じる免悪語」は何か。答える。たとえばここで,ある者は何か 物品を欲しがり,その
l
刈とその縁によって.他人に色悪に話しかける。 そうでなく, ('1分が欲しがらなかったとしても,彼は「私を愛し,親しみ, 喜ぴ,J
g
;
に適う有情たちにとって必需品・所有物・財産になるだろう」と考 えて.彼らの利益のために他人に負惑に話しかける。 たとえば, [ある者が]筆記や計算・数術・手相・工芸・事務のいずれで も適切な部門によって,村-や市や国やその王宮などに配属されるとき,彼は それらの受用物が欲しくて、他人に免悪に話しかける。 あるいはまた,他人が彼に「さあ,あなたは誰々という者に免悪に話しか けろ。そうすれば,私はあなたにこれこれこのような物を与えよう。これこ れこのようなことをしてやろう。」と命じて‘彼はそれらの受用物が欲しく て,他人に段:邸に話しかける。 そのようなものが.食から生じる[免悪語]である。 3-6-6-2.膿生の鹿悪語(⑨195a3②235b8⑧214a6) 「眠から生じる[免辺諸]
J
はどのようなものか。答える。たとえばここ で.ある者は誰かに対して害心や忽:怒心があるから,その者に象悪に話しか ける。 そうでなく,彼に害心や認;怒心がなかったとしても.近しく,親しく,喜 q J n H dr~施設』和訳研究 (3) ばしく,怠に適う有情たちに害心や念怒心があるために,彼は
r
[
このまま では]彼らは長い間,耐えきれず,不安で、'心喜べないままになるだろう。」 と考えて,そのイj'"苛たちに段必に話しかける。 そのようなものが,眠から生じる[免悪語]である。 m 3-6-6-3.療生の島悪語(⑬195a5(
P
)
236a3⑪214b2) 「焼から生じる[免悪語J
J
はどのようなものか。答える。たとえば,火"
の祭儀を行ない警を結う者たちはたいてい段悪に語るが,彼らの在家の弟子 で I~I 衣を着る者たちは, r我らが師は,知によって知り,見によって見て免 悪に諮るから,このようにこの免悪語は素晴らしいことに違いない。これは 極めてよいことに違いない。」と考えて,その業にはいかなる[果報]もや って米ないと見,結果はないと見て, rこの業はない。この業の結果は異熟 することはない。」と言い,凝から生じる麗悪語を語る。 そのようなものが,艇から生じる[島悪語]である。 3-6-7.雑穂語の貧生・購生・療生分別 (@195bl②236a7⑪214b4) 事(~械訟は三種である。食から生じるものと, !嘆から生じるものと,擬から 生じるものである。 3-6-7-1.貧生の雑稼語(⑫195bl②236a8⑧214b5) 「食から生じる ~r~械祈」は 11lJか。符える。たとえばここで,ある者は何か 物品を欲しがり,その│大!とその縁によって,他人を維機語によって欺く。 そうでなく, J'I分が欲しがらなかったとしても,彼は「私を愛し,親しみ司 存ぴ, ,訟に~う有↑!?たちにとって必需品・所有物・財産になるだろう」と考 えて.彼らの利益のために他人を雑穣語によって欺く。 あるいはまた,他人が彼に「さあ,あなたは誰々という者を雑識語によっ て欺け。そうすれば,私はあなたにこれこれこのような物を与えよう。これ これこのようなことをしてやろう。」と命じて,彼はそれらの受用物が欲し『業施設』和訳研究 (3) くて,他人を雑識語によって欺く。 たとえば,女は男に魅かれて雑械語を多く語り,男は
k
に魅かれて雑識語 を多く背任るように。 またたとえば,俳優・舞踏家・l噺家・大道芸人・娼婦・i
f
E
級組制・奇術師 たちが,他人の財物を欲しがって,他人に雑識語を語るように。 あるいはまた,仏の所説を歌に乗せることに固執して,食から'1:じる雑磯 語を語るように。 そのようなものが。食から生じる[雑織語]である。3
-
6
-
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2
.
膿生の雑穣語(⑮1
9
5
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②2
3
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⑮2
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「眠から生じる雑識語」はどのようなものか。答える。たとえばここで, ある者は誰かに対して害心や念怒心があるから.その者を維機長吾によって欺 く。 そうでなく.彼に害心や忽:怒心がなかったとしても.彼と近しく,親しく. 喜ばしく.意に通う有情たちに守心と念怒心があるために彼はr
[
このま までは]彼らは長い間,耐えきれず.不安で,心喜べないままになるだろ う。」と考えて,彼らを維機語によって欺く。 そのようなものが.眠から生じる[雑穣語]である。3
-
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7
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療生の雑穣語(⑮1
9
6
a
l
②2
3
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a
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⑧2
1
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a
5
}
「擬から生じる雑稜語」はどのようなものか。答える。婆羅門たちは「人 は火によって清浄になる。解脱する。出離する。楽と苦を越える。楽と苦か らの超越さえ得られる。同様に柿々の粗雑な祭儀と苦行でもそれに同じ。」 と言い,その業にはいかなる[米朝日もやって来ないと見.結果はないと見 て.そのように見て‘「この業はない。この業の結果は異熟することはな い。」と語り.療から生じる雑織訴を諮る。 そのようなものが.擬から生じる[雑識語]である。 Q d『業施設』和訳研究 (3)
3
-
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.
貧欲の貧生・棋生・疲生分別(⑮1
9
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a
4
②2
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a
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⑪2
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a
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)
食欲は三種である。食から生じるものと,眠から生じるものと,療から生 じるものである。3
-
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貧生の貧欲(⑮1
9
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a
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②2
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a
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⑪2
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b
1
)
「食から生じる食欲」はどのようなものか。答える。たとえば,食纏に付 き従って食欲纏が生起するように。これが食から生じる食欲である。3
-
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2
.
膿生の貧欲(⑮1
9
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a
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②2
3
7
b
1
⑪2
1
5
b
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)
「眠から生じる食欲」は何か。答える。たとえば.眠纏に付き従って食欲 纏が生起するように。これが眠から生じる食欲である。3
-
6
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療生の貧欲(⑮1
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a
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②2
3
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⑪2
1
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b
2
)
「擬から生じる食欲」は何か。答える。たとえば,療憾に付き従って食欲 纏が生起するように。これが眠から生じる[食欲]である。3
-
6
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.
膿憲の貧生・鵬生・療生分別(⑮1
9
6
a
6
②2
3
7
b
3
⑮2
1
5
b
3
)
膜患は三種である。食から生じるものと,眠から生じるものと,擬から生 じるものである。3
-
6
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9
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貧生の醜憲(⑨1
9
6
a
7
②2
3
7b4
⑮2
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b
4
)
「食から生じる1I!lt志」は何か。答える。たとえば,食纏に付き従って!虞志 纏が生起するように。これが食から生じる[眠志]である。3
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醜生の購憲(⑮1
9
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a
7
②2
3
7
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⑪2
1
5
b
4
)
「眠から生じる眠志」はどのようなものか。答える。たとえば,限糎に付 き従って眠悲纏が生起するように。これが眠から生じる[眠志]である。『業施設』布l訳研究 (3) 3-6-9-3.療生の膜憲(⑮196bl②237b7⑪215b5) 「擬から生じる眠意」は何か。答える。たとえば,擬纏に付き従って眠志 纏が生起するように。これが眠から生じる[眠悲]である。 3-6-10.邪見の貧生・蝿生・療生分別(⑬196b2②237b8⑪215b6) 邪見は三種である。貧から生じるものと,眠から生じるものと,凝から生 じるものである。 3-6-10-1.貧生の邪見(⑬196b2②238al⑮215b7) 「食から生じる邪見」は何か。答える。たとえば‘食纏に付き従って邪見 纏が生起するように。これが食から生じる[邪見]である。 3-6-10-2.購生の邪見(⑬196b3②238a2⑧215b7) 「眠から生じる邪見Jはどのようなものか。答える。たとえば,膜纏に付 き従って邪見極が生起するように。これが眠から生じる[邪見]である。 3-6-10-3.療生の邪見(⑮196b4②238a3⑪216a1) 「擬から生じる邪見」はどのようなものか。答える。たとえば,療纏に付 き従って邪見極が生起するように。これが眠から生じる[邪見]である。 3-7.+不善業道の下品・中品・上品分別(⑮196b5②238a4⑧216a2) 第二句。「卜不善業道」云々,以下広説。
断 生 命 は 三 種 で あ る 。 下 品 (mrdu) と中山内 (madhya) と上品 (ad・ 倒 himatra)である。 上品の断生命に随順して実践し何度も行なえば,身体を捨てて死んだ後, 難処・悪趣に陥り,地獄の有情に生まれるであろう。 中品の断生命に随順して実践し何度も行なえば,身体を捨てて死んだ後, 難処・悪趣に陥り,餓鬼と同類に生まれるであろう。 下品の断生命に随順して実践し何度も行なえば,身体を捨てて死んだ後, 難処・悪趣に陥り,傍生と同類に生まれるであろう。
l
祈生命が三純であるよフに,不与取・欲邪行・!桂祇語・雌作JI語・島悪語・ 雑識語・貧欲・ l虞志・邪見にもまた,下品と中品と上品がある。 -97-r業施設』初訳研究(3) 上品の邪見に随1)回して実践し何度も行なえば.身体を捨てて死んだ後, 難処・J1I
J
趣に陥り,地獄の有│育に生まれるであろう。 中品の邪見に随1)回して[実践しJ
,何度も行なえば,身体を捨てて死んだ 後,難処・悪趣に陥り,餓鬼と同類に生まれるであろう。 下品のす1) 見に随)I~i して実践し,何度も行なえば,身体を捨てて死んだ後, 難処 .:lL~趣に陥り,傍生と同類に生まれるであろう。 「業施設」第三章。 第4
章+不善業道の分別②(⑮1
9
7
a
4
⑦2
3
8
b
6
⑪2
1
6
b
2
)
目次備。[
1
]
下・中・上と[
2
J
各要素がいかに区分されるかと[
3
J
悪行との包校と[
4
J
三と似生する法4
-
1
.
下品・中品・上品の十不善業道(⑮1
9
7
a
4
②2
3
8
b
7
⑪2
1
6
b
2
)
十不?専業道は云々,以下広説。 断生命は三種である。 下品と,t
,品と上品である。4
-
2
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+不善業道の下品・中品・上品分別4
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下品・中品・上品の断生命(⑮1
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a
5
<
f
)
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3
8
b
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⑪2
1
6
b
3
)
下品と中品と上品の断生命はどのように知られるのか。答える。それぞれ の原凶により断生命はドI
l
h
・中品・l
二品と知られる。どのようにか。答える。 下品の纏に纏われて生類の生命を断つとき,異熟が下品になる。中品と上品 の纏に縦われて生類の生命を断つとき,異熟が rl~' 品と上品になる。4
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1
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1.断善根者への断生命の場合(⑮1
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7
a
7
②2
3
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a
2
⑪2
1
6
b
5
)
たとえば,善根が断絶した二人の生類の生命を断つ場合, [1] その両者とも父ではなく吋でもないとき,どちらが上品の m~ になるのr業施設』拘l訳研究 (3) か。答える。より上位の纏に纏われて生命を断つ場合である。纏が等しいと きは,
m
i
熟も等しい。[
2
J
一人が父あるいは母であるとき.どちらがより上位の罪になるのか。 答える。父あるいは吋である者[の生命を断つ]場合である。[
3
J
両者が父あるいは吋であるとき.どちらがより上位の非になるのか。 答える。より上位の極に纏われて生命を断つ場合である。纏が等しいときは, ω 異熟も等しいのである。4
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1
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2
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断善根でない者への断生命の場合(⑮1
9
7
b
2
②2
3
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a
6
⑧2
1
6
b
7
)
たとえば.善根が断絶していない二人の者に対して生類の生命を断つ場合.[
l
J
その両者が父でなく,母でもないとき.どちらがより上位の罪になる のか。?符宇える。上占白ω
品J1山':Iの;汗P
汚; [2幻
J
i
両両者者.が善法法.をもつ点で、等しいとき噂 どちらがより上位の罪になるのか。 答える。上品の纏に纏われて生命を断つ場合である。纏が等しいときは.異 熟も等しい。[
3
]
一人が父あるいは吋であるとき.どちらがより上住の非になるのか。 符える。父あるいは母である者[の生命を断つ]場合である。[
4
]
両者が父あるいは母であるとき,どちらがより上位の1Jf!になるのか。 答える。より上位の[持]法をもっ者[の生命を断つ]場合である。[
5
J
両者が[善]法をもっ点で等しいとき.どちらがより上位の罪になる のか。答える。上品の掘に纏われて生命を断つ場合である。纏が等しいとき は‘異熟も等しいのである。4
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他の九不善業道への適用(⑬1
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⑦2
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b
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⑧2
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a
4
)
断生命に準じて,不与取・欲すIHj- ・虚誼語・離~IIIJ 語・負悪説・雑識語・食 欲・ H長志・邪見も同様に適用される。-
99-『業施設』利訳研究 (3) 4-3.十不善業道と三悪行の包摂関係 4-3-1.全体の包摂関係(⑮197b7②239b5⑪217a5) 十不善業道は云々,以下広説。 悪行は三種である。身悪行と語悪行と怠悪行である。十不菩=業道に三悪行 が包摂されるのか,それとも三[悪行]に十[不持業道]が包摂されるのか。 答える。三[悪行]に卜[不善業道]は包摂されるが,十[不善業道]に三 [悪行]は包摂されない。 何が包摂されないのか。答える。身悪行・語悪行・意必行は包摂されない。 4-3-2.寄悪行との包摂関係 4-3-2-1.身悪行との包摂関係(⑮198a2②240al⑪217a7) [十不善業道の中で]身悪行は三種である。断生命・不与取・欲邪行であ る。 三種の身巡行にすべての身悪行が包摂されるのか,それともすべて[の身必 行]に三種[の身怒行]が包摂されるのか。答える。すべての身悪行に三種 の身悪行は包摂されるが,三種[の身悪行]にすべて[の身悪行]は包摂さ れない。 何が包摂されないのか。答える。手や拳や掌で叩くことと,枝や鞭で攻撃 することにともなう身業と,穀物
i
酉や果実酒を飲むことと,盗心、によって自 分の財物を持ち去ることと,失念と不正矢n
によって食物を食べるとき身業で あるものと,自分の妻と邪行を行なうことと,戒を乱した男の人たちのいる 場所に居座って離れないこと[など]にともなう身業である。 4-3-2-2.語悪行との包摂関係(⑮198a5②240a5⑪217b4) [十不善業道の中で]語悪行は四種である。虚誕語・離間語・負~語・雑 械語である。r業施設』和訳(lJf究 (3) 四種の語悪行にすべての語悪行が包摂されるのか,それともすべて[の語悪 行]に四種[の語悪行]が包摂されるのか。答える。すべての語悪行に四種 の語悪行は包摂されるが,四種[の語悪行]にすべて[の語悪行]は包摂さ れない。 何が包摂されないのか。答える。たとえば,一人きりの者が誰もいない場 所にいて,つぶやいて「布施はない。祭儀はない。献供はない。妙行はない。 悪行はない。妙行と悪行の業架:の異熟はな1,
'
0
この世はない。あのIfl:はない。 父はない。母はない。有情が生まれることはない。世間において,正しく到 り発意した阿羅漢が.今時のこの│吐とあの│止をドlら神通によって現前E
し,達 成し覚知して rわが生涯は尽きた。党行は実践された。なすべきことはな された。これより他の生は知らない。』と思うことはなL、。」と言うような [語悪行]である。 4-3-2-3.意悪行の包摂関係(⑮ 198b3②240b3⑮218a1) [十不善業道の中で]意悪行は三種である。食欲・膜患・邪見である。 三種の意悪行にすべての意悪行が包摂されるのか,それともすべて[の意悪 行]に三種[の意悪行]が包摂されるのか。答える。すべての意悪行に三種 の意悪行は包摂されるが,三種[の意悪行]にすべて[の怠巡行]は包摂さ れない。 何が包摂されないのか。答える。食欲・膜志・邪見にともなう受・想・ {附 忠・触・作意・識である。 4-4.貧・醸・療と倶生する法(⑬ 198b5②240b6⑪218a4) 倶生法が三つある。食と倶生する諸法と,膜と倶生する諸法と.艇と倶生 する諸法である。 4-4-1.貧倶生法(⑬198b6②240b7⑪218a5) 「食と倶生する諸法」は何か。答える。食と倶生する身業・語業と,食と - 101ーr業施設』干11訳研究 (3) 倶生する受・想・忠・触・作怠・識.これらを食と倶生する諸法という。
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購・疲倶生法(⑮1
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②2
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)
「眠と倶生する[訴法]
J
および「燦と倶生する諸法」は何か。答える。 眠と倶生する,および凝と{共生する身業・語業と,膜と似生する,および擬 と{共生する受・想・忠・触・作怠・識,これらを│虞と倶生する[諸法]およ び織と倶生する諸法という。 「業施設」第四章。 第5
章貧・膿・療倶生法の分別(⑮1
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②2
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次備。[
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]
業と[
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]
無表,[
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]
色[
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]
対と[
5
]
心所[
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J
いずれが業・非業か[
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J
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の抑制されない律儀5
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1.貧・蝿・療倶生法の業・非業分別(⑮1
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⑦2
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a
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⑪2
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b
2
)
三法がある。貧と倶生する法と,眠と倶生する法と,擬と倶生するj去であ る。 食と倶生する諸法は業であるというのか,それとも非業であるというのか。 答える。業もあり,非業もある。 「業」はやI
i
か。符える。食と倶生する身業・i
i
f
i
業と忠,これが業である。 「非業」は何か。答える。食と倶生する受・恕・触・作怠・識,これが非 業である。 l眠と倶生する諸法.およぴ療と倶生する諸法は業であるというのか,それ とも非業であるというのか。符える。業もあり,Jド業もある。 「業」は何か。答える。眠と倶生する,および艇と供生する身業・語業と 忠,これが業である。 「非業」は何か。答える。眠と倶生する,および擬と倶生する受・想・ 触・作意・識,これが非業である。r~}j包設』和訳研究 (3)
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貧・醸・疲倶生法の表・非表分別(⑮1
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⑥2
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)
食と倶生する諸法は表であるというのか,それとも非表であるというのか。 答える。表もあり,非表もある。 「表」は何か。答える。食と{共生する身表・語表,これが去である。 「非表」は何か。答える。[食と倶生する]身無表・語無表と.食と倶生 する受・想・忠・触・作意・識,これが非表である。 1 1員と倶生する,および擬と似生する諸法は去であるというのか,それとも 非去であるというのか。答える。表もあり.非去もある。 「表」は何か。答える。眠と供生する,および擬と倶生する身表・語表. これが表である。 「非表」は 111$か。答える。眼と倶生する,およぴ療と倶生する身無表・話 無表と, tf員と{共生する,および擬と倶生する受・想・忠・触・作意・識.こ れが非表である。5
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貧・膿・療倶生法の有色・無色分別(⑮1
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②2
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⑮2
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a
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)
食と倶生する諸法は有色であるというのか,それとも無色であるというの か。答える。有色もあり,無色もある。 「布色」は1
n
J
であるのか。符える。食と似生する身業-
J
i
t
業.これらが布 色である。 「無色」は何であるのか。答える。貧と{具生する受・想・思・触・作意・ 識.これらが無色である。 │虞と倶生する,および療と倶生する諸法はイ'j色であるというのか,それと も無色であるというのか。答える。有色もあり,無色もある。 「有色」は何であるのか。符える。膜と倶生する,およぴ擬と倶生する身 業・語業,これらが有色である。 「無色」はf
吋であるのか。符える。眠と倶生する‘およぴ擬と倶生する 受・想・思・触・作意・識.これらが無色である。 - 103一
『業施設』和訳研究 (3)