• 検索結果がありません。

論文内容要旨(乙)

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "論文内容要旨(乙)"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

論文内容要旨(乙)

Narrow band Imaging Efficiency for Evaluation of Mucosal Healing/Relapse of Ulcerative Colitis

(潰瘍性大腸炎の寛解・再燃に関する拡大 NBI 所見の有用性についての 検討)

Endoscopy International Open (2018 年掲載予定)

内科学(消化器内科学分野)(横浜市北部病院) 笹沼 靖子

背景

粘膜治癒及び組織学的治癒は潰瘍性大腸炎(UC)において現在重要な治 療目標である.粘膜治癒の達成は臨床的寛解と関連し入院や手術のリスク を低くすると報告されている.一方で一見粘膜治癒を達成したように見え る粘膜でも組織学的には僅かに炎症が見られ再燃の可能性を示す報告も ある.そのため,粘膜治癒の正確な評価が重要となる.複数の炎症評価方 法が報告され Mayo スコアは広く用いられているが粘膜治癒とされる所 見には幅があるのが現状である.近年では拡大内視鏡による粘膜の詳細観 察が可能となり,Narrow band imaging (NBI)はその1つとして有用と考 えられる.過去には NBI を用いた評価の報告もあるが,血管のほかに粘 膜構造も評価されていた.本研究では拡大 NBI にて血管構造に着目し,

また直腸だけでなく大腸の各部位で評価することが有用と考え検討を行 った.

目的

UC寛解期において,NBI拡大観察の有用性を評価し,NBI所見と組織学 的活動性の関連の有無、及び所見による予後の差を検討することである.

方法

この研究は 2010 年 1 月から 2012 年 12 月に下部消化管内視鏡検査を行 ったUC症例で全大腸炎型もしくは左側結腸型を呈し,臨床的寛解かつ内 視鏡所見にて Mayo 0,1 を呈した症例を対象とした.盲腸から直腸の各 箇所において通常観察,拡大NBI観察を行い,1年後も同様に観察し,各 箇所の組織学的活動性を検討した.また1年後の所見変化に差異がないか 比較検討した.NBI拡大観察の所見は血管形態よりBV-H,BV-BB,BV-

(2)

Vの3種類に分類した.

結果

52例中Mayo0が41例,Mayo1が11例であった.まず全体の通常光で の所見を瘢痕の有無で分けて検討したところ,瘢痕無くBV-BBを呈した 箇所は 37%,瘢痕有で BV-H を呈した箇所は 35%であった.生検の組織 学的検査では,BV-H,BV-BBで活動性はみられず(12/292,8/299),BV- V で活動性がみられ(27/33,81%),拡大 NBI 所見との間に有意な相関 がみられた(p<0.001).観察初年度のNBI所見のうち 1年後BV-Vへ変 化した BV-H,BV-BB の比較を行ったところ,odds 比は 14.2 であった

(95%CI,3.3-60.9).

考察

本研究では最初に通常光と拡大 NBI を比較したが,その結果には乖離が みられた.通常内視鏡による評価Indexでも以前から血管構造は一因子と されており重要性は認識されているが,通常光での評価には限界があり拡 大観察による詳細検討が必要である.NBI 所見と病理所見には相関がみ られた.血管新生は炎症でも重要な役割を果たしており,病勢の悪化とと もに IBD での血管密度の増加が報告されている.また,本研究では拡大 NBI 所見の違いにより 1 年後の予後に差が見られたことは特質すべきで ある.i-Scan や Endocytoscopy を用いた検討でも予後の報告はこれまで なかった.

結語

UC 経過観察において NBI 拡大観察は粘膜の組織学的活動性とよく相関 していた.拡大 NBI 所見は生検せずに活動性の推測ができ,その後の予 後を予測できる可能性が示唆された.

参照

関連したドキュメント

上であることの確認書 1式 必須 ○ 中小企業等の所有が二分の一以上であることを確認 する様式です。. 所有等割合計算書

を検討した例もない。そこで、今回我々は水圧式

されてきたところであった︒容疑は麻薬所持︒看守係が被疑者 らで男性がサイクリング車の調整に余念がなかった︒

事例は以下の通りである。

夜真っ暗な中、電気をつけて夜遅くまで かけて片付けた。その時思ったのが、全 体的にボランティアの数がこの震災の規

これらの事例は、照会に係る事実関係を前提とした一般的

このエフピコでのフロアホッケー 活動は、エフピコグループの社員が 障がいの有無を超えて交流すること を目的として、 2010