<第第第第1111章章 はじめ章章 はじめはじめはじめにににに>
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.計画策定
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の背景
背景
背景
背景
西尾市では、平成23年4月の本市・幡豆郡三町の合併により、建築物の耐震化促進
の施策を新市全域における広域的な視点で取組む必要が生じています。
これまでの地震被害を振り返ると、阪神・淡路大震災(平成 7 年 1 月17 日発生)
では 6,434 人の尊い命が奪われましたが、このうち、地震による直接的な死者数は
5,502 人であり、さらにこの約 9 割の 4,831 人が住宅・建築物の倒壊等によるもの
でした。以降、住宅等の耐震化が重要な課題となり、全国的に耐震化等の取組みが進め
られてきました。
また、東日本大震災(平成 23 年 3 月 11 日発生)の原因となった東北地方太平洋
沖地震は、それ以前に予測していなかった複数のプレートによる連動地震でした。
本市は、東海・東南海・南海の 3 連動地震、さらには宮崎県沖の日向灘と南海トラ
フ沿いの海溝軸を震源域に加えた 5 連動地震のひっ迫性が指摘されています。また、
東海地震に係る「地震防災対策強化地域」、東南海・南海地震に係る「東南海・南海地
震防災対策推進地域」に指定されていることから、大規模地震の発生の危惧ととともに、
甚大な地震災害を受けることが想定されています。
このため、東日本大震災の教訓も踏まえて、これまで以上に計画的な防災対策を講じ
ていくことが求められています。
東日本大震災の経験から、震災後の仮設住宅や復興住宅の整備等、被災者支援には相
当な時間を要するため、避難所や仮設住宅での生活が長期にわたる可能性があります。
建物倒壊により長期間、自宅や職場を失うということは、生活基盤そのものが揺らぐこ
とになります。そこで、被災後の安全・安心な生活を守るため、「公助」だけではなく
被災前の「自助」として耐震化を促進する必要があります。
東日本大震災で大きな被害をもたらした津波から身を守るためには、津波が到達する
前に安全な場所に避難すること、すなわち住宅が倒壊せず住宅の外に出られること、怪
我せずに動けることが重要であることがわかっています。
以上のことから、東日本大震災の教訓を踏まえて、国の「新成長戦略」及び「愛知県建
築物耐震改修促進計画」で位置づけられた耐震化促進の施策を実施するための耐震アク
ションプランとして、「西尾市建築物耐震改修促進計画」(以下、「本計画」という。)を
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.西尾市建築物耐震改修促進計画
西尾市建築物耐震改修促進計画
西尾市建築物耐震改修促進計画
西尾市建築物耐震改修促進計画の
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の位置付
位置付
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位置付け
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本計画では、これらの背景を受け、西尾市の地域状況を踏まえたうえで、「建築物の
耐震診断及び耐震改修の促進を図るための基本的な方針」「愛知県建築物耐震改修促進
計画」を勘案し、また、上位計画である「西尾市総合計画」「西尾市地域防災計画」や
関連計画である「西尾市住生活基本計画」、「西尾市市営住宅長寿命化計画」との整合を
図り、本計画を策定します。
図:西尾市建築物耐震改修促進計画の位置付け
【愛知県】
愛知県地域防災計画
愛知県建築物耐震改修促進計画 (あいち建築減災 2020
平成 24 年 3 月策定)
【西尾市】
西尾市総合計画
【旧計画】 ・旧西尾市 ・旧一色町 ・旧吉良町 ・旧幡豆町
(H19 年度策定) 第2次あいち地震対策
アクションプラン (平成 19 年 2 月策定) 見直し
西尾市地域防災計画 西尾市住生活基本計画 西尾市市営住宅長寿命化計画
指 針 整合
西尾市建築物
西尾市建築物西尾市建築物
西尾市建築物 耐震改修促進計画 耐震改修促進計画 耐震改修促進計画 耐震改修促進計画 (
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(H24H24H24H24 年度見直年度見直年度見直し年度見直ししし))))