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リンパ節転移陽性肺癌患者における

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Academic year: 2021

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九州大学学術情報リポジトリ

Kyushu University Institutional Repository

リンパ節転移陽性肺癌患者における

CXCR4/CXCR7/CXCL12ケモカイン発現の意義に関する 検討

桂, 正和

https://doi.org/10.15017/1931788

出版情報:Kyushu University, 2017, 博士(医学), 課程博士 バージョン:

権利関係:© 2017 The Authors. Cancer Science. This is an open access article under the terms of the Creative Commons Attribution-NonCommercial License.

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氏 名:桂 正和

論 文 名:Correlation between CXCR4/CXCR7/CXCL12 chemokine axis expression and prognosis in lymph-node-positive lung cancer patients

(リンパ節転移陽性肺癌患者におけるCXCR4 / CXCR7 / CXCL12 ケモカイン発現の意義に関する検討)

区 分:甲

論 文 内 容 の 要 旨

【背景】腫瘍細胞に高頻度に発現している受容体 CXCR4 及び CXCR7 とケモカイン CXCL12は細 胞遊走、ホーミング、血管新生を介して転移に関与している。肺癌では転移好発部位にCXCL12が 高発現していることが報告されているが、リンパ節転移におけるそのメカニズムは解明されていな い。我々は、リンパ節転移陽性の非小細胞肺癌患者におけるこれらのケモカイン発現と予後との関 連性について詳細に検討した。

【対象と方法】外科切除された原発性肺癌 140 例において、原発巣とその転移リンパ節における CXCR4、CXCR7、CXCL12蛋白発現を免疫組織化学染色で評価した。さらにCXCR4、CXCR7、CXCL12 蛋白発現と臨床病理学的因子及び予後との関連性を解析した。

【結果】原発巣におけるCXCR4および転移リンパ節におけるCXCL12の高発現は、全生存期間(OS)

において予後不良と有意に相関していた(p = 0.025および0.033)。 また原発巣におけるCXCR4 高発現と転移リンパ節におけるCXCL12高発現とに正の相関を認めた(p = 0.040)。原発巣におけ

るCXCR4高発現かつ転移リンパ節におけるCXCL12高発現症例群は有意に予後不良であった(p =

0.0033)。(多変量解析にて)転移リンパ節における CXCL12 の高発現は、独立した予後不良因子で

あった(HR 1.79,95%CI 1.08-3.04、p = 0.023)。 転移リンパ節では主に腫瘍細胞においてCXCL12 発現が認められた(腫瘍細胞vs間質細胞=56% vs 25%、p <0.0001)。

【結論】CXCR4 / CXCL12は、転移リンパ節における腫瘍増殖において重要な役割を担っている可 能性があり、リンパ節転移陽性非小細胞肺癌患者の予後不良と関連していることが示唆された。

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