表 1 浚渫土及びカルシア系改質材の物性値 粒度組成
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(2) 土木学会第67回年次学術講演会(平成24年9月). Ⅵ‑296. 験と同様に浚渫土単体とカルシア改質土で実施し,カルシ ア改質土は改質材混合量 30%Vol のものとした.投入前のシ. 側線 主流向. リンダーフロー値は浚渫土単体で 14.3cm,カルシア改質土 100m. で 8.7cm と水槽実験とほぼ同等の結果が得られた.土砂の 海中投入直後から 70 分間水質測定を実施し,平面方向,深. 投入地点. 度方向の分布と発生量を加味して濁り分布平面図を作成し た.投入直後の分布を見ると,浚渫土単体に比較してカル シア改質土は濁りが全体的に少ないことがわかる.これは 水槽実験と同様の傾向である.また,濁り分布は浚渫土単 体,カルシア改質土共に時間の経過につれて全体的に濁り が消失していくが,カルシア改質土の方が濁りの消失が早 いことがわかる.これは,表 2 にも示したようにカルシア 改質土は密度が大きいことから,濁りの沈降速度も速いた めであると考えられる. 投入後 70 分間に測定された実測 SS 濃度から式(1)を用いて濁りの総量を算定し,濁りの発生原. 全断面 各地点・各水深帯での断面. -3. 単位として定義した.浚渫土単体の 21.2×10 t/㎥に対してカ ルシア改質土は 6.7×10-3t/㎥と 3 割程度に抑制されているこ. 図 2 現場水質調査方法. とがわかった. 濁りの発生量(g)=[各地点・各水深帯での濁り(g/m3)×断面に直交する流速(m/s)×各地点・各水深帯の断面積(m2)×観測時間(s)]. 式(1). 表 3 土砂投入時の濁り測定結果 カルシア 系改質材 フロー値 混合率 (cm) (%). 浚 渫 土 単 体. 0%. 投入直後~約30分後以内. 濁り分布平面図 約30分後~約50分後以内. 約50分後~約70分後以内. 発生原単位 (t/m 3 ). 21.2×10 -3. 14.3. 28.0. カ ル シ ア 改 質 土. 30%. 6.7×10 -3. 8.7. 5.まとめ 1)水槽実験と実海域実験のそれぞれの結果から,浚渫土にカルシア系改質材を混合することによって粘性が大きくなり 落下中と着底後それぞれの濁り発生量を削減し,浚渫土単体と比較して海中投入時の濁り発生量を 3 割程度に削減できる ことがわかった. 2)水槽実験と実海域実験の濁り発生削減率はほぼ同等であり,今後実海域工事を実施する際には事前に施工材料を用い て水槽実験を実施することで事前確認が可能であることがわかった. ≪参考文献≫1)転炉系製鋼スラグ 海域利用の手引 社団法人日本鉄鋼連盟 平成 20 年 9 月 2)永留ら:カルシア改質土の全開バージ直投時における 濁り発生抑制効果(その 2:実施工における品質管理試験結果),土木学会第 67 回年次学術講演開概要集第 VI 部門,2012(投稿中). 3)五十嵐ら:カル シア改質土の全開バージ直投時における濁り発生抑制効果(その 1:事前検討による環境影響評価),土木学会第 67 回年次学術講演開概要集第 VI 部門, 2012(投稿中).. ‑592‑.
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