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静岡地方二於クル壮丁身長ノ 分布二關スル研究
灘 岡 縣衛 生課 村 山 午 朔
(昭和11年1月20日回附 特別掲載)
目 第1章 緒 言 第2章 研究材料及方法 第1節 研究材料 第2節 調査地域 第3節 統計方法及用語 第3章 静岡縣ノ概要 第1節地勢ノ概要 第2節氣象ノ概要 第3節古代艶有史後ノ柵工 第4章 本邦=於ケル壮丁ノ身長 第1節 本邦趾丁ノ身長分布 第2節 府語別二見タル壮丁亭均身長 第5章 静岡聯隊匠管内魅丁ノ身長二關スル
次 成績
第1節 身長ノ分布
第2節 郡市別二見タル壮丁ノ身長 第3節地勢別二見タル壮丁ノ身長 第4節市町部並農漁山村別二見タル肚丁 ノ身長
第6章 身長二關スル諸統計ト余ノ成績トノ 比較
第1節 本邦並欧米諸國肚丁身長トノ比較 第2節 一般図入身長トノ比較
第3節 職業別比較 第7章総括亜結論 丈 献
第1章緒 言
從來日本人ノ身鐙獲育二關スル研究報告ハ其ノ敏必ズシモ少シトシナイ.特二近年生物測 定學ノ慮用=ヨリ此ノ方面ニモ輝カシイ進歩ヲ途ゲシメタコトハ我が民族衛生上建二慶賀二 堪エナイ所デアル.
抑モ身二二二二封シテハ種々複雑ナル要約ノ下=各地夫々地方的特徴ヲ示スモノヂァルが 就中其ノ最モ著シイモノハ遺傳的要素ヂアル.而シテ身長ノ獲育ハ此ノ遺傳的關係二強ク左 右セラル・モノノーツデアル.固ヨリ身長ト雌後天的幾多ノ事情帥チ地勢,氣候,職業,富
ノ程度,蓮動 衛生施設,衛生思想ノ普及,衣食下等生活環境乃至ハ生活方法ノ差ニョリ種 々影響ヲ蒙ムルコトハ論ヲ侯タナイ所ヂアルが胸園,艦重が三等ヨリ蒙ムルノ比デハナイ.
帥チ身長ノ獲育上遺傳的傾向ノ大ナルコトハ今日就ニー般=認メラル・所デアツテ我國二 於テモ長谷部氏C4)ノ研究報告=見ルモ叉年々ノ肚丁槍査ノ結果S見ルモ明ラカナル所デア
ル.
本邦=於ケル身艦薫育a關スル研究ハ:Baelz氏 3)(1885)二始マリ,三輪徳寛 5}(1901),
三島通良(16)(1902),古瀬安俊(7)(1911),長谷部言人。4)(1917),關寛之{a。)(1923),田原 盛(34)(1924),松村瞭c9)(1925),中楯幸吉(2。)(1925),皆吉eq o)(t926),吉田章信(a6 ){3s)
[ 1ss ・]
922 村 山
(40,(1925一一1931),大山稻三郎(23)(1926),八木高次(39)(1928),秋田善雄q)(1930),中島 鋭雄(21)(1930),植村秀一⑯(1931),高橋勉「32 (1931),門川a9 g,(1932),日置陸奥夫及 ビ親部之道(4D(1933),中山輻富cls)(1933),島太郎(31,(1934),小泉馨〔6)(1935)ノ諸氏其 他幾多ノ報告ヲ見ルノデアルが夫等ノ大部分ハ見童ノ護育二關スルモノデアリ,成人二關シ テ嚢表セラレタルモノハ比較的少ナイ.
特二嚢育旺盛期=アル見童ノ稜育ト其ノ絡局期=アル成人ノ褒育トノ關係=就テハ僅力・・
吉田臨(36),植村(e5),延川(ls),中山㈹氏等数氏ノ報告ヲ数フルニ過ギナイ.而カモ同1人=
就キ見童期ヨリ遠回絡局期.=至ル迄=前述ノ身長ノ遺傳二樹シ後天的ノ影響が如何ナル作用 ヲナシ如何ナル稜育経過ヲ辿ルカ=就テハ未ダ其ノ報告ヲ見ナイノデアル.
獲育終局期ハ男子二於テハ大盟25歳ト認メラレテヰルガ(23♪,20歳以後ノ獲育ハ極メテ僅 少デアルカラ働,余ハ之ヲ四丁二二リ,之が地理的乃至地勢的差異ヲ明ラカ=スルト共二,
其ノ同1人が小一素謡學時ヨリ肚丁槍査時マデニ此ノ生活環境ノ差=ヨリ其ノ嚢育四過ノ上 昌如何ナル差異ヲ示スカラ静岡地方二品テ明ラカ=セントシ其ノ第1報トシテ肚丁ノ身長ノ 分布二關シコ、二論述セントスルノデアル.
第2章硝究材料及方法
第1節研究材料
本研究二使用シタ材料ハ昭和6,7,8年度二於ケル静岡聯隊匠管内部チ大井川以東ノ駿河,伊豆ノ2 ケ國,之ヲ郡市別二見レバ静岡,沼津,清水ノ3市,賀茂,田方,駿東,富士,庵原,安倍,志太ノ7郡 二亘ル徴兵検査受槍者デアツテ,聯隊匿司令部ヨリ借用シタル駈丁附票ニッキ此等肚丁申前年終決虞分奉 濟者,兵役法施行令第7條二依ル20歳未満志願者ヲ除キタル當年適齢者ノミヲ選ビ,更二可及的純粋ナル 夫々ノ地方ノ酸育駄態ヲ観察スル爲メ他府縣他郡市ヨリノ寄留者ハ:全テ之ヲ除外シ,身長測定値=著ルシ キ影響ヲ及ボス可キ高度ノ下肢脊柱等ノ碕形疾病アル者ヲモ除イタ.斯クシテ余が本研究材料トシテ取扱 ヒタル入員ハ絡敷28,263名デアル.因二二年度二二壮丁数二二査三目別本調査材料敷ハ第1表ノ如クデア
ル.
第1表 年度別受槍肚丁数並槍査期日表
i 年 劇屈曲目障鮒丁臨本融㈱
昭和6年度 4月16日一ウ7月31日
@ 7鞭i4月16日→7月31日
@ 8鞭}4月30日→8月10日
10,501 P0,238 P1,225
9,297 Xρ80 X,886
計
31細12&263
第2節調査地 域
静岡縣一丁ハ艀岡聯隊國ト豊橋聯隊匪二分レヲリ豊橋聯隊医管内ハ濱松市,榛原,小笠,周智,磐田,
堺田,脚病ノ1市6郡デアル.
本研究二於テハ前述ノ如ク翻岡聯隊厘管内肚丁=限局シタノデアルガ,之ヲ地域別トシテ郡市,ZF坦 [ 1ss )
静岡地方a於ケ》レ肚了身長ノ秀布二關スル研究 923 地,臨海地,山間地二分チ更二之ヲ夫々地理的環境ノ近似セル歎難訓匠分シ,叉之等町村申参州市部,比 較的大ナル商業町部,純農村,純漁村,純山村ヲ選ビテ各地域間ノ差異ニッキ考察シタノデアルガ,並等
ノ町村肩峰分布圖ハ附表第1表第2表山附註静岡縣略圖=示ス如クデアル・
第5節 統計方法及用語 1.訟訴N.lndividuenzahl
2.算術卒均M.Arithmetischer Mittelwert 3.標準偏差。.Standarddeviation Σ fd2 1
公式a= :N 一一豆「
4.最大値Max. Maxima】wert 5.最小値Min. Minimalwert 6.愛異係数V.Variationskoeffizient 100×a
公式 V ・=
M
7.算術平均ノ李均誤差mM ぴ
公式m=士ヲ=〒i 8.標準偏差ノ李均誤差mσ び
公式ma==士漸
9.攣異係籔ノ李均誤差 mV
公式mV一±γ姜N〔・+2(、論)2〕S MI〜M2
10・2物 差ノ臆燭ml+房>3
第3章静岡縣ノ概要
第1節地勢ノ概要(26♪静岡縣堰口が目本帝國ノ略々中央=位シ伊豆,駿河,遠江ノ3國ヲ管シテ居ル.地形東西 二長ク152.7粁南北二短ク115・2粁其ノ最モ短カキ虞ハ9.8粁位ヂアル.之ヲ輕緯:度二観ルト キハ東築:127.28度ヨリ139.09度北緯3435度ヨリ35.31度二至リ総面積7,768:方粁ヂアル.伊 豆ハ縣ノ東部二位シテ相模,駿河ノ間=介在シ南方大洋中二突出シタル牛島デアル,富士火
山脈二品目ル天城山中央二品エテ幾多ノ峰轡國中二幡居シ其ノ飴脹ハ海二入リ起伏シテ多ク ノ島嗅ヲ形造テ居ル,随テ耕i転ノ利二乏シキモ海産物,林産ノ牧釜多大ヂアリ叉温泉随所二 湧出スル.駿河ハ縣ノ中部ニシテ東二箱根,北二富嶽魏々トシテ聾工更二愛鷹赤石ノ連山ヲ 以テ山梨,長野引継ト界シ南二駿河潤ヲ抱擁シテ長汀曲浦ヲナス.遠江ハ東ハ大井川ヲ以テ 駿河ト界シ西ハ濱名湖ヲ隔テ・愛知縣二接シ北ハ山嶽ヲ以テ長野縣二連り天龍川1既婚ヨリ下
ツテ遠州灘二塁ギ,中部,南部ハ廣ク遠江李野ヲナス.縣内到ル闘茶,密柑ヲ産シ苺其他果 物,野茱ノ促成栽培モ盛ンデアル.
[ IEI7 ]
924 村 山
第2節氣象ノ概要㈲
襲育ト大ナル關係アルベキ氣象二就テ見ル昌附表第3表,第4表ノ如クーme n氣候極メテ 温暖ニシテ塞暑ノ差著シカラズ.昭和8年度ノ最高氣温ハ8月=於ケル315度最低ハ2月n 於ケル0.3度ヂアルが然シカ・ルi塞冷ハ寧ロ稀ヂ例 4最低0.8−1・0度ヲ示シ挙均響町ハ低キ時
1−2月二於テ5−6度ヂアル.而シテ最モ塞氣嚴シキ富士駿東北部=アリテモ全年亭均氣 温11−13度ヲ呈シ自昭和7年至8年塞候期=於テ伊豆地方ノ初霜ハ12月申子デアリ最モ塞キ 御殿場地方=アリテモ11月上旬デアル.降雪:ハ御殿場地方ニアリテ12月中旬ヨリ3月ニカケ 10一一20日二過ギナイ.
第3節 古代並有史後ノ縣人{2S)t29)
前詑ノ如ク謬岡縣ハ天龍,大井,安倍,富士,狩野等ノ諸川流レ南=ハ遠州灘,駿河漕ヲ 控工大井川ヨリ天龍川ヲ維テ下名湖二至ル聞遠江卒野蓮リi氣候亦極メテ温和,物資モ豊富デ アリ,交通上=モ便利ヂアル爲古カラ人類ノ棲息シタコトが知ラレル.帥チ本四ノ海岸湖沼
ノ滑岸大河ノ流域等二於テ考古學上薪石器時代二蜀スル最:古ノ縄紋土器ノ螢見サtzタルモノ 遠江45,駿河45,伊豆51,計141箇所ヂアツテ,此ノ土器製作者ハ恐ラク蝦夷即チ現今アイヌ ノ門先三宮脚夫=近イ性質ヲ有スル民族デアルト云ハレテヰル,帥チ本縣ニハ先聖時代配分 古イ頃カラアイヌ系統ノ人種が佳ンヂヰタ課ヂ從テアイヌ語系統ノ地名が淺テヲリ例ヘバ駿 河ハアイヌ語ノ「スルグラ」Surug一:La(狩猿ノ翌晩ノ尖端二時ル劇毒「トリカブト」ノアイヌ 語ヂ當地方;特産ス)ヨリ,伊豆ハ「イツ」Itu(崎又ハ鼻ノ意ヲ有スルア■ヌ語)ヨリ輔化シ
タモノト云ハル.
アイヌノ組先が聚落ヲナシテ佳ンデヰル所へ我々ノ組下デアル原日本人:Prot−Japaneseガ 写物シテ來タ.而カモ共ノ移住ハ1回ノミナラズ屡々繰リ返シテ行ハvタモノノ如ク,初メ
=移住シテ來タモノハ未ダ金罵器ノ使用ヲ知ラズ彌生式ノ土器ヲ使用シテヰタモノト思バレ ル.然シ彌生式土器ノ嚢見サレタモノハ遠江7,駿河27,伊豆12,計46箇所ヂ縄紋土器ヨリ va =少ク之レ後=移佳シテ來タ日本人ハ二二彌生式土器や石器ヲ使用セズ須恵器や一興器ヲ 使用シ彌生式土器文化ノ行ハレタ期間ハ極ク短カッタ・メデァラウ.而シテ之等掌紋,彌生 爾丈化ノ接渉地帯トシテ最モ濃厚ナルハ富士山麓カラコレラノ臨海地昌亘ツテデアル.須恵 器ハ可成多数出テ:ヰテ完全ナモノモ少クナイ.金属器ハ主トシテ鐵器デアル.ガ之レヨリ舌古 イ銅鐸が遠江カラ銅鍼が駿河カラ出テヰルが夫以東カラ1・稜見サレテヰナイ・卸チ大和地方 文化が如何=早ク肝胆地方=及ンデ來タカラ謹蝶立テルモノデアル.斯クテ原日本人ハアイ 塾ノ醍先ヲ驕逐シ或ハ同化融合シテ次第二古代ノ平人ヲ形威セシメタfi:ノト想像サレル.
以上門主トシテ考古二上カラ考ヘラレルモノヂアルガ,之ヲ記録ノ北カラ調尽テ見テモ一町 昌聖武天皇ノ御代甲賀弓造が小笠郡曾我村ヲ中心トシえ置カレ物部氏ノー族が國造トナツテ ヲリ,共他駿河,伊豆ノ陣門モ物部民ノー族デアリ,堵二依り九州系統ノ頂本人が中央カラ 移佳シテ來タコ1・ガ考ヘラVt更二叉出雲系統ノ月本人モ來タラシク蹟名榔r土師部が居り 遠江地方=畿展シテヰル.樹皇族ヂハ慮紳天皇ノ皇子大山守命並共:ノー一族拶小笠,榛原ノ:海 【1銘ユ
静岡地方=於ケル魅丁身長ノ発布二關スル研究 925 岸地方二榮エテヲラレタ記録モアル.其ノ外,後当ナツテ朝鮮カラノ獣化人モ可成多数移佳
シテ來タヤウデ,其ノ聚落ノァツタ所ノ例トシデハ大井川下流タル榛原蔀初倉村ヲ中心トシ タ地方ガヨタ知ラVテヲリ,安倍郡服織,有度,庵原郡駒越(現清水市一部)等モ蹄化人ト關 係ガナツテ起ツタ地名ヂハナイカト考ヘラレテヰル.
之ラ要スル=日本民族二就テハ從來ノ學読二封シテ,特=生艘測定學上伺幾多ノ異論アル トシテ モ(S) ms岡縣人ハアイヌ系民族,大和系民族,九州系民族,出雲系民族,更二朝鮮錦化 人ヲモ交ヘタ複雑ナル民族系統ヂアルゴトが考ヘラレル.而カモ考古學的=代表的ナ縄紋土 器ハ静岡ヨリ西二向テ漸次薄レテ居り之二反シ彌生式土器一浴=向ツテ漸次薄レテヰル.
(29)(33)特二銅鐸ノ如キハ静岡ヨリ東部二於テハ未ダ見出サレテヰナイ.EPチ静岡ハ古代東西 文化ノ境界地デアリ又最モ濃厚ナ接渉地帯デアツタコトが考ヘラレ,從テ静岡ハ我が國ヂモ 多元的ナルH本民族ノ比較的ヨク同化融合シテヰル地帯デハアルマイカト想像セラジルノデ
アル.
第4章 本邦昌於ケル肚丁ノ身長
余ノ笹野地方il i丁=關スル身長分布ノ成績ヲ述ブル門先ダチ本邦=於ケ7V IH:丁ノ身長二就 テー瞥シテ見タイト思フ.
第1節 本邦壮丁ノ身長分布
近年我が國民ノ身長が次第昌増加シツ・アル事ハ既昌一二二認メラル・所ヂアIJ,特=外 國=居佳シ其ノ生活環境ヲ異=スル日本人ハ著シク長大トナレルゴトハ吉田EE (3s),石原氏
(5J等ノ報告ニモ明ラカデアル.之ヲ肚丁ノ身長二就テ見ルモ陸軍省警務局調査〔24)二依リ二曹 ナル如ク自明治25年至昭和5年肚丁身長ノ平均値ハ漸進的二増加シツ・アルコトヲ知ルノヂ アル.而シテ余ノ調査成績二關聯アル昭和5年度以降(m昭和8年度(2:)肚丁二就テ其ノ度 数分布曲線ヲ見ルニ第2表,第1圖ノ如クデアル.之ヲ我が静岡縣二就テ年度別=見ルニ第
4表及ビ第3圖ノ如クデアツチ3年闇=於ケル身長ノ分布ニハ何等ノ差異ヲ認メナイ.
第1圖 本邦s於ケル肚丁ノ身長分布
20
黶p一
15
10
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罵%)
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,護
N)
1一一ct一,
伽一・・….昭和5年
_,一・1借和6年
_昭ip 7年
←1・4CO1・4001.曝as 14501.4751.5001・S251.SSD1・5751−sao IS251−SSOI.6ア51.アOO 17251.ア豹書77ε1.800→
身長_1魅1鋤義1曲曲曲爲1畿砺,諭1幽1緬1加加斗幽・
; 1・39 ]
926 村 山
第2表 本邦=於ケル批丁ノ身長分布
備考:昭和5−7年ハ日本帝國統計年ee =ヨル昭和8年ノ分ハ 統計年鑑未刊ノタメ陸軍省山行徴兵事務摘要畠ヨル.
\年度 身鋤く
の 一1.400 1.400−L425
1.425一一1.450 1.450−1.475 1.475−1.500 1.500−1.525 1.525−1.550 ユ.550−1.575 1.575−1.600 L600−1.625 1.625−1.650 1.650−L675 1.675−1.700 1.700−1。725 1.725−1.750 1.750−1.775 1.775一一1.800 1.800一
計
昭和5年
萱釧%
昭和6年
實釧%
605 8ss
2,424 6,306 14,926 32,760 56,869 84,879 101,000 102,767 81,845 54,261 30,050 14,511 5,458 1,950
524 138
9,60 14.33 17.06 17.35 13.82 9.16 5.07 2.45 0.92 0.33 1 0.09 0.02
。.、。1474 0.151 832
0.41 2,279 1.06 6,276 2.52 、 14,930 5.53 32,931
59β52 86,202
104,523 106,719 86,185 57,894 32,215 15,607 6,155 2,043
666 190
O.08 0.14 0.37 1.02 2.43 5.35 9.64 14.01 16.98 17.34 14.00 9.41 5,23 2,54 1.00 0.33 0.11 0.03
昭和7年
實釧%
568 866
2,297 6,132 14,792 32,734 59,111 85,020 104,089 107,329 87,0t16 59,319 33,144 16,382 6,369 2,250
633 193
O.09 0.14 0.37 0.99 2.39 5t29 9.56 13.76 16.84 17.36 14.08 9.59 5.36 2,65 1.03 0.36 0.10 0.03
昭和、8年
前敷1%
551
}2,974
}2・,61・
}89,7・6
}・9・・697
}・97,8・2
}97,・69
}24,45・
ぼ
}
3,123 229
o,oo O.47
3.29
1430
30.40
31.54
15.48
3,90
O.50 0.04 1s92,i611iooloLb [6i5,4731ioo.ob=]L6i S,2L741 ibUo 160 Ll 627,2r23−P odlbb
測定不能者 3β44 合一一.一計陣r・51
物可融 癒8
3,673 619,146
ロ 1.600
3,570 621,844
の 1.600
3,876 631,099
ロ 1.602
第2節 府縣別二見タル千丁雫均身長
我國肚丁ノ身長が特殊ナ地方的差異ヲ有スルゴトハ既二長谷部氏ωノ研究=虚語ヂアル ガ,昭和 5年ヨリ8年=至ル全敗肚丁〔17 (25)ノ雫均身長別=各府縣ヲ配置スレバ第3表ノ如 ク年々大軍同様ノ成績ヲ示シ,我が静岡塾則申ノ梢々下位ヲ占メテヰル.
今昭和7年度統計(IT)二基キ
批丁身長大ナル府縣,北海道,滋賀,和歌山,鳥取,佐賀.
同 申屍蝋アル府縣,岩手,静岡,長野,石川,島根,高知,熊本.
同 小ナル府縣,輻島,埼玉,新潟,岳見島,沖縄.
ノ諸縣=就キ其ノ身長度数分布ヲ見ルニ附表第5,6,7表ノ如ク共ノ最大頻度ハ身長大 ナル府縣ハ其ノ小ナル府縣ヨリ漸次大身長棒分=向テ偏移シ,分布曲線二就テ見レバ第2圖
ノ如ク此ノ間ノ差異ヲー暦明瞭二三ルコトが出潮ル.
[ 1 va ]
静闇地方二十ケル白丁身長ノ分布二關スル研究
第3表 府縣高浜丁卒均身長
,9av
蘇↑昭和5年 昭和6年 昭和7年 昭和a年
伽i l l !京都
L6・5膣 慶 1京都・躍 隙
L6・列 [ i大阪 1大阪・鳥取
1論陣 1大阪 膣 1岡山
・硯1大阪・墨 京都・幽 隊 瞬山・樺太
L61・隊 i 瞳岬山騨顯
1孤圃 瞬山澗山 1奈良 1奈良
1枷1 1
「嫡 1獺 } 一 一 一 卍 . 幽 一 一 一 一 一幽 .舳 一 . 卿 _ _ 一 . 一一 一 一 一 幽オ6・81
1駄奈良,墾1墾顯 陣
L6・7腿 陣 l l北髄三重
lL606
B
兵庫,和歌山,佐一 北海道 北海道,東京,福ェ
直島,山詞,稲岡1砺1關 隠・踊 一二・ }__.一 一一一 一・ 一 一一一一一一 一 一一 一一 ・一 一『一 }一 一 一.一一一 『
1磯1鍾 1山・・瀾 晦罎 鵬奈lll湯楓高
1珊1山・ 陣 } i
L6。・}鯨 慶・廣島 } 隊長野
L601 幅岡 宮城,熊本,禧井 一
紳奈川,徳島,熊 一
ロ
一 一 , 一 } ツ森,千葉,石川,徳島愛媛
1,600 北海道,廣島 融奈川,長野 一
青森,宮城,石川, 一愛媛,高知 一
愛知,熊本
1.599
C
青森,琶・千葉,
a奈恥量野量
z
青森,十手,千葉, 一
テ岡,愛知,愛媛一 千葉,富山
岩手,富山,温井,香川,宮崎
1.598
P
肇緋下塵酬塑
岩手,翻岡,香川国■圏■聞■■ 一翠黛
,1,597 愛知,型,富山,
、媛
i
ラ 1山胎丹州
山形,大分L5961墾徳島 1綿香川 1岐阜 1岐阜
・エ5951細韓 瞬 !細蜘大到細
、L5941
香川,鹿宝島1細・規蘭1繭 鵬鹿鴨
L693i山形・蘭 1 麟島 {
山梨,鹿兇島陣島茨城
上592隊燃大分1獄塑 隊 ; L59月 瞬 陣 瞬 L59・障 瞳 1 花木 L58g瞳 1群馬 綿 1 1ユ」倒 I i輩栃木 綿
幽 一 一 一 ・ _ 一 一 一 一 一 _ 一 一 { 一 一 一 一 _ 」 一
AL5871栃木
_ . 一 一 一 一一 一一 . 一 . 一 一. 一 一一 『} . . 一 一 一P栃木 l l埼玉
[ 141 ]
9鎚 曲
1,586
1 1 1
」1あ85
瞳… 1 i
1五84 1群馬
1 障 1
1,583
@…
1聾 1 1 i
1,564
@…
睡 1 陣
1志61
1 1 膣
・1・1,560
1遡 1 i
第2圖 四丁(昭和7)身長比較
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(%)
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第4表 静岡二二於ケル肚丁ノ身長分布
年度 昭和5年 昭和6年 昭和7年 昭和
8年
身長三分 實数
1%
實数1%
實数1% 實釧
%一L400
m
21 0.12 18 0.10 21 0.12 30 0.151.400−L425 23 0.13 38 021 23 0.13
1 92
0.48L425−1.450 93 0.52 88 O.48 67 0.38 ユ
1,450−1,475 k475−1,500
211 S89
1.17 Q.ツ2
240 S88
L31
Q.67
184 T19
L⑪3
Q.91
}7。4
3.右41.500一・1.525
k525−1.550
1,105 P,761
6.15 X.80
1,089 P,948
5.96 P0.66
1,0工4 Pβ37
5.69
P0.30
}郷
15.05L550繭1.575
P.575一一1.600
豊,592−
R,⑪79 14.43 P7.置4
2,657 R,050
14.54 P6.69
2,48⑪ R,⑪16
13.91
P6.92
}㈱7
32.061,600−1,625 P,625−1,650
3,⑭09
,543 16.75 P4.16
3,101 Q,449
16.97 P3.40
3,096 Q,326
1737
P3.05
}6,鰯 3LO3
1,650−1,675 P.{}75−1.700
1,524
W83
8.48 S.92
1,619
W46
8.86 S.63
1,661 X量0
9.32 T.16
}2・726 1408
1,700−1,725 406 2.26 425 233 426 2.39
}615
3.181,725−1,750 164 0.91 125 0.68 159 0.90
1.750一一1.775 娼 027 65 036 5£ 029
}58
0.301,775−1,800 11 0.06 22 ⑪.12 18 0.10
1.800一 3 0.02 6 0.03 9 0.05 ブ 0.04
計。 1・zg65
1m・G
11亀274 1・・α。・i聯
卜・・α・・}・9副
100.00測定不能者 54 28 6⑭ 85
合 計 18,019 18β02 17,888 19,448
李均身畏
1.琵96 l m
1,5991 血 、溺8 1
mL698c tce ),
静岡地方二於ケル魅丁身長ノ勇十二十スル研究 929
第3圖静岡縣昌於ケル二丁ノ身長分布
15
1e
tS
儒)
、並
tNX
験一・…樋昭和5年 一・一昭和6年 一一一一昭tS 7年
噂司40014001覗51届014751・5001理51.細1・硲1・6001棚1.鴎01.C7SIXOO1.7251薦017躍1蔵ト→
の ロ き ロ ロ ぴ ト ロ コ
身SFレ14舘14501」1751,5001S2S 1・55〔〕1」5ア51・6001。6〜51・6501・67馨1700量」251・7§017751『ε鵬
第5章静岡聯隊厘管内肚丁ノ身長分布二階スル成績 第1節身長ノ分布
今回余ノ研究二用ヒタ材料ハ既述セル如ク自昭和6年度至8年度3ケ年ノ静岡聯除匿管 内肚丁28,263名ヂアツテ,之が身長分布ハ最大184cm,最小129cm,其ノ範園1cm別53階 級=亘り其ノ平均身長M土mハ159.99土0.034其ノ標準偏差σ±mハ5.77±0・024攣異係数 V±mハ3.606±0.011ヂアル.之ヲ1cm箪位度数分布表二示セバ第5表ノ如ク,最大頻度
ハ160cm階級デMトー致スル.伺Rautmamn氏ノ:NonnトナスM士aナル範園ハ154・22
−165.76cmデアル.
第5表 皇翻罐3ケ春岡囎麟醗丁躯分布表
身長階級 員 数
1% 1隊階級 障数 1%
129 1 O,004 148 216 0.76
130 2 0,007 149 295 1.04
131 3 0.01 150 440 1.56
:P34 2 0,007 151 528 1.87
135 4 0,014 152 710 2.51
三 153 923 3.27
137 2 0,007
154 1,144 4.05
138 1 O,004
155 1,350 4.78
139 9 0.03
156 1,606 &68
140 12 0.04
157 1,696 6.GO
141 17 0.06 158 1,908 6.75
142 18 0.06
159 エ,931 6.83
143 31 0.11
160 2,057 7.28
144 44 0.16
161 1,947 6.89
145 69 0.24 162 1,861 6.58
146 94 0.33 163
1,769 6.26
147 142 0.50
( 1ts ]
93 O 村 山
164 1,551 5.49 176 42 0.15
165 1,275 、 4,51 177 22 0.08
166 1,113 3.94 178 18 0.06
167 go9 3.22 179 10 0.04
168 724 2.56 180 6 0.02
169 545 1.93 181 5 0,017
170 433 1.53 182 4 0,014
171 307 1.09 183 1 0,OO4
172 184 0.65 184 1 0,004
173 126 0.45
174 85 0.30 Summe 28,263 100.0
175 70 0.25 「
(備考)i子中12gcmトハ128.5cmヨリ129.4cm 9デヲ含ム.以下同漸。
次二此ノ度数分布ハ正規曲線ヲナスや否やヲ検スルタメ= Pr及ビβ2ヲ計算シタ.
公式.m2…算術卒均昌ツイテノニ次ノMoment m3… 同 三次ノMoment
m4… 同 四次ノMoment
P・・=…壱 1
:i 一:一 Mm34 一一;ir m2 + 一i2zto−o jSheppard s adjustments
i?i = ,Ptg 一:一 1i;
P2 = pt4 ÷ ;
今コノ度数分布ニーツイテ次ノ様ナ数値ヲ得タ.
β1= O.0034士0.0005
P2 = 3.3415, ± O.0513
正規曲線トスレバー?1 =一 O,β2=・3トナルベキデアル.ソレトノ差ハsignificantデアルが非 常s小サイ.1?t=oトナラナカツタノハ身長ノ小サイ方へ長イ裾ヲ引クタメヂアラウガ,β2 ガ3ヨリ.?キカ〃・2PチL・p・・k・rti・デア〃軸・・艘ニアル二丁姻難デアル凄 スルニ以上ノ数値ヨリ見ル時潮大艦正規曲線ニー致スルケレドモ三密二言ヘバPearson/
IV Tアpeノ曲線ト見ルベキデアラウ.
[ 一144 )
静岡地方二六ケル牡丁身長ノfi布昌關スル研究 931
第4圖 静岡縣昌於ケル上端身長度数分布圖
7
1
t
(%)
t
}
12S 151 13515513ア139141 14314514ア14915115;155157159161 1651651671651ア1 1ア51751ア7191181 1e51馬 身長(cm)→
樹Martin氏=依ル身長涯分=從ヘバMittelgr6sse 2 1.0%ttberinittelgr6sse 18・33%unterlnit−
telgrδSse 43・21%計Normalgrδsseハ62・54%ヲ占ム・而シテ余ノ材料=於ケル平均身長ヲ Mart in氏が人類各種族ノ挙均(165cm)トシテ表示セル身長等分ト封照スルニuntennittelgr6日目e
(160.O一一163.9)ノ最下限,:Klein(150.0−159・9)ノ最:上限二占位スルヲ見ル(14)・
o而シテ大正13年度東京市並郊外肚丁6,662名=ツキ調査サレタル吉田氏ノ(38,成績,身長範 園Ma・c−Min 201.8−122.7此ノ間50階級平均身長160・lcm =比較スルニ,余ノ成績ハ身長分 布範園梢々狭キモ3階級多ク挙四二於テ0.11cm小デアル.術吉田氏「21)(as,ノNormトサレル 身長階級:コ55−165cmガ66.5%ナルニ樹シ余ノ同階級ハ67.0%トナリ殆ド相一致ス.材料ヲ 異=スルモ大山氏 2B,ノ稜育完了セル日本男子ノ身長M±m=1595士O.05 o ・・ 5.06二比較ス ル昌余ノ成績ハ其ノ範園1cm別7階級多ク0.49cm大ナルモ大山氏ノ度藪分布表二於ケル最 大頻度160cmヲ以テ邦人ノ代表的身長トシタイト言ツテヲラレル藪ニハ全クー致シテヰル.
然レ共分布曲線二於テ吉田氏tgs)ノ述べラレタルが如キ身長158cm及ビ162cm階級二於ケ ル2ツノ頂鐵ハ大山氏⑳ト同様余ノ成績二於テモeg 4圖二見ル如ク何等示スコトナク規則 正シキ蓋然法則二從フ殆ド封樗ナル形ヲ呈シタ.
次二余ノ成績ヲ年度別二見ルニ第6表ノ通りデアル.
第6表 静岡聯除匿管内肚丁年度別準均身長表
年 度
N
昭和6年度 7年度 8年度
M士m
o±m V±m9,29911・59.92土6.060 9,080 [ 160,02±O,os1 9,886 159.97士0.057
5.76±O.042 5.77±O.Oos 5.67±O.Oop
3石02=ヒOgO26 3.606±O,027 3.544士0,025
EPチ其ノ李均値ハ年度別=大同小異デアルが其ノ度敏分布表二就テ見ルニ第7表ノ如ク最 [ 145 )
os2 村 ・山
大頻度タル161cm階級=於テ累年其ノ%ヲ増加ズ.之ヲ分布曲線昌書ケバ第5圖ノ如ク8年 度ノミハ159cm階級ノ%比較的高ク正規曲線二近イ線ヲ示シテ・キルガ6,7年度ハ其ノ頂黙 梢々身長大ナル三二偏シテヰルガ,之等ノ差ハ誤差ノ範園=入ルモノヂアル.曲線ノ裾ハ何
レノ年度モ身長小ナル方二十ク大ナル方=短イ形ヲ呈シテヰル.
第7表 静岡聯除匪管内=於ケル一丁身長度数分布表(昭和6.7.8年)
昭和6年 昭和7年 昭和8年 計
選一 1学割% 實釧% 實釧% 三二i%
129 131 133 135 137 139 141 143 145 147 149 151 153 155 157 159 161 163 165 167 169 171 Z73 175 177 179 181 183 185
4
2
13 14 43 91 145 324 537 847
1,089 1,227 1,285 1,265
901 672 403 253 98 39 28 12
3 2
e.04
0.02
0.13 0.15 e,46
097
1.55 3.48 5.77 9.10 11.71 13.19 13.82 13.60 9.69 7.22 4.33 2,72 1,05 0,41 0.30 0,12 0.03 0.02
1
3 6 7
18 31 76 176 342 524 806
1,e6e 1,179 1,277 1,150
939 644 404 237 112 56 20
7 4 1
O,Ol
O.03
0.06 0.e7 0.19 0.34 0.ss 1.93 3.76 5.77 8,87 11.67 12.98 14.06 12.66 10.34 7.09 4.44 2,60 1.23 0.61 0.22
0.⑪フ
O.04 e.ol
1 3 4 9
17 39 69 190 302 572 841 1,153 1,433 1,幽2 1,215
986
t706
462 250 100 60 16
9 4 2 1
O,Ol
o.e3
0.04 0.09 0.17 0.39 0,69 1,92 3.05 5.78 8.50 11.66 14,49 14.58 12.28 9.97 7.14 4.67 2.52
1.01・
O.60 0.16 0.oo O.04 0.02 0.Ol
1 5 6 2
10 29 49 113 as6 511 968
1,633 2,494 3,302 3,839 4,004 3,630 2,826 2,022 1,269
740 310 155 64 ns 11
5 1
o.oo O.Ol
O.02 0.oo e.e3 0.10 0.17 0.39 0,83 1.80 3.42 5,77 8.82 11.68 13.58 14.16 12.84 9;op 7ユ5 4.48 2.61 1.09 0,54 0.22 0.09 0.03 0.e1 0.oo
計II免2971i。・・。・1 9・。8・li…。⑪9・8861m・・il 28・2eS・。・…
(備考) 直中131cmトハ129・5cmヨリ131・4cmマデヲ含ム.以下同断.
t 1as )
面高地方二於ケル叫声身長ノ分布二關スル研究 933 第5圖 忠岡聯除砥管内一=於ケル{肚丁身長度数分布欄
(昭和6.7.8年)
IS
職。
質 可。、
9 賦 7
電
5 4 3
2:
竃ジ↑
,LgF)
.J;pt e.r
あノ
〃
ン ノ
グロロ
/ ・こ、
グ も さ.
転 騰
臥 Lx
一一・。一一 コ知も年
一一一哺昭和7年 一一→昭和3年
1as IS)・ 1SS 1SS馴39 141195 1451471佃伯1SS ISS 1St 15S 1611粥165画品711腐1拓1π可アS 181塒10S 身鰍伽ト→
第2節廓市十二十タル白丁ノ身長
・余ノ調査成績ヲ那布引ユ観察スルニ第8表ノ如ク身長最モ大ナルハ清水市ノ16重・4艶mニ シテ静岡市ノ160・56cm弓馬歎ギ,以下賀茂郡ノ160・51ctn,沼津市ノ16()・48・rn,田:方郡ノ 160.02cm,庵原郡7159.gJ8cm,志太郡ノ159.79cm,安倍郡ノ159.67em,駿東:郡♪lS!).33em ノ順tw. s・低ク富士郡ノ159.29cmガ最モ短小デアル.邸チ市蔀肚丁ハ郡部班駆馳其ノ身長 一般二大デァi),郡部ニアリテハ伊豆地方ノ肚丁ガー般二大ヂアル.
而シテ當該年度全肚丁ノ亭均タル静岡聯隊匪司令部調査出馬リテ見ルモ謝表第8表ノ如ク 大胆余ノ調査成績トー致シテヰル、附表第8表一団テ縣ノ西部劇ル豊数理隊琶瞥内業丁身長
ノー般ヲ窺フゴ静岡聯隊匹管内肚丁身長二比シ梢々短小ナル様デアル.・
第畷三筋雛3ケ構予州伊野丁丁均躾
郡市別 N
M=ヒm」σ±m 「 v±m @l
Max_Min翻岡市
2,807 160.56土0.109 」T.80士0.07ツ 3.6ユ2士U.048 183_13り沼津市
%0 160、曝8±O.2U 5.82±0.i50 a626士0、093 184_140清水市
1,120 161.41±0.173 579土0.122 3.215±0.068 182一・144賀茂郡
2,331 160.51±0.114 5.51:圭0.081 3、433±0.050 1ブ8−140田方蔀
4,473 160.02±0.086 5、惣圭0・060 3.575士0.038 182−134駿東郡
3,484 159温3±0.095 5、58±0.066 3.502士0.Q42 178−137富士郡
3,723 159.29±OO95 5.78:±0、067 a628±0.C42 1ヨ1−130庵原郡
2,549 1ら9.98±0.112 5、66土0.079 3.538±α050 把1−129安倍郡
2,186 159.67圭0.123 5.74士0.G87 3、595±0.054 i79−134志太郡
4,830 159.79±0.081 5.64士0.05ア 3.530::ヒ0.036 182−130計 2亀2631 159。99±0.034 1577土α・24 3石06土0.011 [184一・29 伺此ノ郡市別苓均身長ノ差異が果シテ統計學上有意ノモノナリや香や其ノ隣接セル郡市聞
ノ差異昌ツキ槍討スル昌1第9表ノ如クヂアル、
帥チ⑭田方ト駿東(4)}富士ト庵原47),駿東ト沼津㈲,安倍ト静岡ゆ,庵原:ト清水(lc),
MlpvM2
翻購茄澗ノ差・・伽モ夫々ノ面1擁ガ3以上ヲ示シ山回龍瑠ムルモ・ )賀
【147ユ934t 村 山
茂ド田方(3,,駿東ひ富士(4),庵原ト安倍te),安倍ト志太bノ間=於ケル夫々ノ差異ハ統計 辛労有意義ナルモノデハナイ.
第9表 各郡市聞亭均身長差異下
郡 市 懸 崖(cm) M1−vM2 ゾml+m1 1)賀茂郡一田方郡 賀茂 十〇.27 1.9 2)田方郡一駿東郡 田方 十〇.91 7.1 3)駿東郡一富士郡 駿東 十〇.04 0.3 4)富士郡一庵原郡 富士 一〇.69 47
5)庵原郡一安倍郡 庵原 十〇.31 1.9 6)安倍面一志太郡 安倍 ・一〇・26 2.4 7)駿東郡一沼津市 駿東 一1,15 4.9 8)安倍十一翻岡市 安倍 一〇.89 5.4 9)庵原郡一清水市 庵原 一1.43 6.9 10)静岡市一清水市 静岡 一α85 41
モ有意義ナ差異ヲ認ムルハ此ノ爾郡ハ海岸線最モ少クシテ高地,
如ク地勢的昌市部,臨海地ノ肚丁身 第10表 長ハ長大ニシテ高地,山間地ノ肚丁、
身長ハ最モ短小ナルニ起因スルモノ
ト♂悪、ノ、ノレ.
腹心モ海岸線多キ賀茂郡ト之二隣i 接セザル郡部トノ差異西面10表ノ如
ク何レモ有意ナル事ヲ示シテヰルi
之ヲ要スルS市部:肚丁ト之畠隣接 スル郡部一丁トノ身長ノ差異ハ何レ モ有意ヂアリ,郡部昌アリテハω田 方ト駿東,㈲富士ト庵原トノ他ハ何
レモ共ノ隣接郡:部トノ間=有意義ナ 差異ヲ認了得ナイ.
帥チ隣接郡部ハ其ノ地理的環境比 較的近似シ同様ノ身長獲育傾向ヲ有
スルS拘ラズ駿東,富士雨脚ノ批丁 身長最モ短小=シテ其ノ隣接郡部1・
山間地比較的多ク,後述〜
賀茂郡ト他郡トノ差異表
Mr〜M2}
郡 市 別 差(cm) }/ml+b・∫
11)賀茂郡一駿東郡 P2)賀茂郡一富士郡 P3)賀茂郡一庵原郡 P4)賀茂郡一安倍旧 P5)賀茂郡一志太郡
賀茂 十L18 V 十122
V 十〇.53 V 十〇.84 h 十〇.72
7.2 W.1 R.3 T.0 T.1
更=郡 市高嶺丁身長ヲ年度別=見レバ附表第9表(1)(2)(3)ノ如ク之ヲ身長ノ大ナル順 位=配列スレバ第17表ノ如クデアル.
第11表 年度並郡市別門門身長順位表
.順位16年劇7年劇8年劇
計1 清水市 清水市 清水市 清水市
2 静岡市 沼津市 静岡市 翻岡市
3 志太郡 賀茂郡 賀茂郡 賀茂郡
4 沼津市 翻岡市 沼津市 沼津市 5 賀茂郡 田方郡 田方郡 田方郡 6 庵原郡 志太郡 庵原郡 庵原郡 7 田方郡 庵原郡 安倍郡 志太郡 8 富士郡 安倍郡 志太郡 安倍郡 9 安倍郡 駿東郡 駿東郡 駿東郡 10 駿東郡 富士郡 富士郡 富士郡
次ギ=此ノ郡市別肚丁ノ身長度数分布ヲ見 ル=第12表ノ如ク身長最モ大ナル清水市ハ16 3cm階級:二於テ最大頻度15.4%ヲ示シ此ノ頂
、黙ハ而カモ何レノ郡市ノ頂鐵ヨリモ高イ.静 岡市ハ161cm階級=於テ最大頻度14.4%ヲ,
沼津市ハ159cm階級ト161cm階級昌於テ最 大頻度14.1%ヲ示シテヰル.郡部ニアリテハ 161cm階級二最大頻度ヲ示スモノ田方(14.8
%),富士(14・1%),庵原(14・9%),志太(13.9
%)=シテ賀茂ハ163階級二於テ14.4%ヲ,駿 東(13,9%),安倍(14・0%)ハ159cm階級二最大頻度ヲ示シテヰル.而シテー般二市部並賀茂,
田方ハ他ノ郡部二比シ其ノ頻度ハ身長大ナル方二偏シテヰル.之ヲ分布曲線二謁クトキハ第 6圖ノ如クー暦明瞭n之等ノ關係ヲ認メ得ラル。
[ 148 ]
静岡地方畠於ケル肚丁身長ノ分布二關スル研究
第12表 昭和6−8年郡市別静岡聯隊匿管内肚丁身長度数分布表
935
市 部 郡 部
郡市別
i畏cm)臓)
静岡市 清水市 沼津市 賀茂「田方 {
x東 富士 庵原 安倍 志太 17郡合計
實釧% 實釧% 實馴%
實釧實激 _LF.一實蝕 實籔
實剃%
@ 129
@ 131
@ 133
@ 135
@ 137
@ 139
@ 141
@ 143
@ 145
@ 147
@ 149
@ 151
@ 153
@ 155
@ 157
@ 159
@ 161
@ 163
@ 165
@ 167 T
@ 169
@ 171
@ 173
@ 175
@ 177
@ 179
@ 181
@ 183
@ 185
1
@ 1
@ 5 P1 Q4 S3 V3 P41 Q09 R11 R81 S03 R64 R02 Q03 P58 X2 S2 Q2 P3
@5
@ 1
@2
− −一 −T n 一 甲 一一 .
@0.03
@0.03
@0.17
@0.39
@0.85
@1.53
@2.60
@5.02
@7.44 P1.07 P3.57
P435
P2.96 P0.75
@7.23
@5.62
@3.27
@1.49
@0。78
@0.46
@0.17
@0.03
@0.07
@ 7
@ 5
@ 12
@ 27
@ 34
@ 77 P07 P40 P57 P73 P21 P05
@ 67
@ 38
@ 28
@ 111
@ 61
@ 31
@ 1i
@ 、}
@ 1 0.62 O.44 P.02 Q.41 R.03 U.87 X.55 P2.49 P4.01 P5.44 P0.80 X.37 T.98 R.39 Q.49 O.98 O.53 O.26 O.08 O.08
2
@ 1
一
Z.26 O.13
@ − O.39 Q.23 S.07 S.73 V.76 W.81 P4.07 P4σ7 P3.55 P2.76 U.84 S.47 R.02 P.18 P.05 O.13 O.13 O.13
@ − O.13
一 一 『 「
@ 3
@ 4
@ 9
@ 6
@ 27
@ 57
@133
@183
@246
@328
@324
@335
@261
@172
@116
@ 78
@ 28
@ 14
@ 4
@ 3 3
@ 1
@ 1
@ 輔
@ 一
@ 1
@ −
@ 3
@ 3
@ 6
@ 6
@ 21
@ 35
@ 88
@135 Q30 Q85 R70 R79 R16 Q33 Q20 P06
@ 68
@ 21
@ 16
@ 4
@ 1
@ 1
@ 1 1
1 1
@ 5
@ 闘
@ 6
@ 2
@ 9
@ 26
@ 43
@ 95
@204
@439
@837
P,422 Q,149 Q,817 R,211 R,337 Q,990 Q,306 P,662 P,010
@587
@231
@114
@ 44
@ 19
@ 8
@ 2 0.00 O.02
@ − O.02 O.00 O.03 O.11 O.18 O.40 O.86 P.86 R.55 U.03 X.11 P1.94 P3.61 P4.15 P2.68 X.78 V.04 S.28 Q.48 O.97 O.48 O.18 O.08 O.03 O.00
計 112・8・7 m・・11・12・ll・α・・76・
1
1・α・・12・331【4・4733,484 3ク23脚1島・8614部・23・576 100.00 第6圖 昭和6−8年郡市別静岡聯隊匠管内四丁身長度藪分布圖
15 1e IS 12 11 10
s e 7 B 5 4 s 2 1t
(一%}
prtJ 2,1fi
ノ
../ 1
、(論
漁 ㌦嘉1!三≡llll鍔
llx T \瓢
1aS 151 1弱 1蕊 157 1調 141 1鋸 145 147 」姻 1馴 1弱 1弱 157 1随 1団 16δ 1eS 167 169 171 1ア5 1ア5 17ア 179 181 1鋸 185 身長(㎝}→
t 149 )
敷36 村 曲
第5節地勢別=観タル幾丁ノ身長
.榔周聯隊匪管内批丁身長ヲ各町村三二統計算出シクルNM士丁n, a±m, V±n:㍉ Max−
Minハ附表第10表 {トの=示シタ通リヂアルガ,之ヲ附表第i表ノ如ク各市町村ヲ其ノ地勢 環境二癒ジ都市,卒坦地,臨海地,山間地=分類シ共ノM±m,a士meV±m昌就キ比較観 察スルニ第13表ノ如クデアル.樹特等地域ノ海抜高度ハ附表第1表二丁シク通りデアル.
第13表 地勢別平均身長表
地勢別1馴 M±m σ±m}V±m M・・一Mi・
都 市
二地 ユ海地 R間地
4,687 P0,⑪79 V,633 Tβ64
160.75±0.086 P59.82±0.057 P60.52±0.064 P58.72:ヒ0.075
5.86±0.⑪61 T.72±0.040 T.56±O.045
T72±α。531
3.645土α038 R.579±0.025 R.464士0.028 R.604±0.033
184−439 P82−131 P82−129 P77−130
即チ都市ノ丁丁ハ160・75cmヂ其ノ身長最モ大デアリ臨海地ノ1 60・ 52cm,卒民地ノ159・82 cm之ユ竜虎山間地ノ158・72cmガ最モ短小ヂアル. EPチ都市ト山間地トノ間nハ2.03cmノ 差ガアル.a, Vハ臨海地が最モ小サク,都市が最モ大デアル.
而シテ二等夫々ノ闇ノ差異ヲ見ルニ第14表ノ如ク都布臆面ト臨海地肚丁身長ノ間aハ有意 義ナル差異ハ認メラレナイが共他ノ闇ニ曲筆レモ明力昌有意義ナ差異ヲ認メル.
第14表 地勢別郭均身長差異表 Ml〜Mを 地 勢 別 差(cm) 1/ml+血1 1)都市一如臨地 都市 十〇.93 9.0 2)都市一臨海地 〃 十〇.23 2.1 3)都市一山間地 〃 十2.03 17.8 4)三二地一三海地 二三三一α70 8.3 5)李坦三一山間地 〃 十1.10 11.7 6)臨海三一山間地 臨海地区1.80 183
而カモ都市,臨海地並手坦地ト山
畑ノ差脚/鴇1ガ何レモ
10以上ヲ示シ特二著明ヂアル.
吉田氏(S8)ハ東京市部批丁ト其 ノ郊外肚丁トヲ比較シ市部丁丁ノ M±m=160.4土0.10二i封シ郊外肚 丁ハ159.8±O.11=シテ其ノ差0.6cm 市部ノ優ルヲ報告セラレ,;延川重c18)
ハ昭和5年度長野郡下見回関川丁=ツキ調査v 高地見童ハ都市見童剛比較シ入町歩初ヨリ共 ノ身長甚シク低ク獲育終局期タル廷丁ニアリテモ都會地ノ161.8gm(N ・432, a=4.58)ナル ニ樹シ高地ハ161・4cm(N=156,σ=3・76)ニシテ0.4cm高地建直ノ身長劣ルヲ報告セラル.
延川氏ノ成績ヲ余ノ成績二比較スルニ氏ノ高地ト都會地トノ差ハ比較的小サイ.之レ或ハ 土地ノ事情異ル=モ依ルベキモ,長野縣肚丁四四3表ノ如ク静岡縣四丁ト殆ド同位ニアル=
拘ラズ余ノ調査二子シ特=高地批丁ノ平均値割合二高キハ氏が材料選鐸二當テ胸回記入ナキ 者(徴兵身門門査二野テハ身長155cm未満ハ胸園測定ヲ略ス)即チ寧ロ山間高地:肚丁ノ特徴
タルペキ短尺者ヲ全テ除外サレタルニ基ク誤差ト思バレル.
中山EE (!9)ハ昭和6年度岐阜縣下肚階層ツキ関川氏ト同様ノ調査ヲナシ其ノ身長=ツキ第 15表ノ如ク報告サレテヰル.
[ 150 ]
静岡地方二於ゲル白丁身長ノ分布二二スル研究 第15表 中山氏地域別丁丁身長表
鮒7
一地域別1N M±m
av 市街地
奉壇地 高原地
579
1,564 1,321
160.44士0.22 159.74±O.13 159.42±e.14
5.31 5.22 5.22
3.31
327
3,27
ハ翻岡0.08cm優ルヲ以テ殆ド相一致スト綱…スベキモ,
パ静岡α7cm劣ル.而シテ岐阜縣肚丁ノ市街地ト李転地,市街地ト高原地トノ間Ptハ統計學 上有意義ナル差異ヲ認ムルモ平坦地ト高原地トノ聞ニハ有意義ナル差異ヲ認メズ.然ルニ余
ノ調査成績ニチハ前述ノ如ク卒坦地ト山間地トノ聞ノ差異ニハ明々ナル統計學上有意性ヲ認 ムルノデアル.
第16表 昭和6−8年地勢別=見タル静岡聯除匿管内s於ケル肚丁身長度数分布表 岐阜縣肚丁ハ第3表昌ツキ見ル ニ静岡縣ト殆ド同位異アリテ例年 約0.2cm静岡ヨリ小デアル・
今之ヲ余ノ成績=比較スルS都 一三:丁田静岡O.31αm,卒田地批丁 高原地肚丁ヲ静岡山間地二比較スレ
Pt〈nj勢別
蕊,艦
129 131 133 135 137 139 141 143 145 147 149 151 153 155 157 159 161 163 165 167 169 171 173 175 177 179 181 183 185
都 市
下馴%
1 3 6 18 32 72 131 211 345 485 628 667 640 520 360 259 153 79 41 20 9 3 3 1
O.02 0.06 0.12 0.38 0.68 1.53 2.79 4.50 7.36 10.34 13.39 14.as 13.65 11.09 7.68 5.52 3.26 1.68 0.87 0.42 0.19 0.e6 0.e6 0.02
牛坦地
翻1%
2 2 1 3
12 17 37 90 190 370 591 922
1,217 1,293 1,443 1,293
974 755 423 266 98 46 19 10
4 1
O.Ol
O.Ol o,oo O.02 0.11 0.16 0.36 0.89 1.88 3.67 5.86 9.14 12.07 12.82 14.31 12.82 9.66 7.49 4.19 2.63 0.97 0.45 0.18 0,09 0,03 0.QO
大井川以東亜
伊豆総海岸線
山間地
回釧%實釧%
1
1 8
11 17 46 94 184 398 623 819
1,040 1,105 1,029
842 624 403 201 91 45 17
9 4 1
O.Ol
O.Ol O.10 0. 14
0.22 0.60 1.23 2,41 5.21 8.16 10.72 13.62 14,47 13.48 11.03 8.17 5.27 2.63 1,19 0.58 0.22 0.lt o.es,
O.Cl
3 4 1 5 8 15 39 68 155 283 433 604 781 868 789 668 490 283 184 110 42 23 8
O.05
0.06 0.Ol O.08 0.13 0.25 0.66 1.15 2.64 4.82 7.38 10.30 13,31 14.80 13,45 11.39 8.35 4,82 3.13 1.87 0.71 0.39 0.13
計1螂71・・・…1・…79[m。・1 7・633m・・1瓢・・e…
[ 151 ]
938 村 由
:更=地勢別昌観タル身長ノ度数分布ヲ見ル亭第16表ノ如ク都市,挙坦地,臨海地共=
161cm階級二最大頻度ヲ示シ,山間地層i59Cm階級二二テ最モ高率ヲ示ス・而シテ都布臨 海地ノ身長分布バー般二身長大ナル方n偏移シ山間地ハ身長小ナル方=偏移ス.之ヲ分布曲 線二身セバ第7圖ノ如ク何レモ可成規則正シキ封稔型ヲナシ此ノ關係ヲー男子力昌認ムルヲ 得,即チ都市四丁ハ最:モ身長大ナ2Y方=偏移シ,臨海地ハ其ノ曲線比較的都市=一致スルモ 都市圏リモ租々小ナル方=偏移シ,準隔地一更昌之ヨリモ小ナル方二偏移シ,山間地ハ之等
ノ何レヨリモnt暦著シク身長小ナル方二偏移シテヰル.
第7圖 昭和6−8年地勢別s見タル静岡聯隊匿管内=於ケル身長度敷分布圖
15 14 1S la 11 10
/・1,ifr
il;/f・Y
瀦
ノ
ノづ影グ
、タ《
t
(%) 129 131 1ヨ3 135 13ア 13S 141 145 145 147 14S 151 153 155 15ア 159 1SI leS 165 1S7 139 171 173 1ア5 177 173 1釧 1陥 1ε5 身長(cm)→
街都市,卒坦;地,臨海地,山間地ヲ更昌夫々小地域二分チ詳細二観察スル昌次ノ通りデア
ノレ。
1.都 市
静岡,沼津,清水市肚丁ノ身長ハ前揚第8表ノ如ク清水市ノ161・41±O・173最モ大ニシテ 静岡市ノ16056土0,109之二次ギ沼津市ノ160・48±O・211最モ小デアル.而シテ之等ノ間ノ差 異ヲ見ルニ第17表ノ如ク清水ト静岡並沼津トノ聞=ハ夫々有意義ナル差異ヲ認ムルモ静岡ト 沼津トノ間ニハ有意性ヲ認メズ.
之等ノ身長度藪分布ヲ見ルS前掲 第17表 3市町卒均身長差異表
s
懲、三…頭高。_辮緻
\!、F一
×〈yxoNt
血肥.
地 域 別 1)解三一沼津 2)勢門一清水 3) 沼津一清水
差(cm} bLfi?/Fitm一Mli.vM2 21
翻岡 +0・08 0 一〇.85 沼津 一〇.93
O.4 4.1 3.4
第13表並第6圖二示セル如ク灘岡ハ 161cm階級ヲ頂黙トスル蓋然曲線ヲ 呈シ沼津ハ其ノ形引々不規則ナルモ 159cm階級並161cm階級が同率ヲ示 シテ頂鮎ヲナシ3者ノ内下身長門ナ ル方=偏移シ清水ハ163cmヲ頂鮎トシ而カモ他ノ2者ヨリ其ノ頂黙高ク身長大ナル方=偏移 シテヰル.清水市肚丁ノ特=長大ナル身長ヲ示ス理由二就テ一階テ後報S於テ詳述シタ■ト
思フ.
II.平坦地
[ 152 ]