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あと施工アンカー工法は,コンクリート構 母材コンクリート 充填モルタル

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Academic year: 2022

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(1)土木学会第70回年次学術講演会(平成27年9月). Ⅴ‑125. テーパ型ナットを PC 鋼棒定着体としたあと施工アンカー工法に関する検討 JR 東日本研究開発センター. 正会員 ○小林. JR 東日本東京工事事務所 1.はじめに. 薫. 正会員 平林 雅也. あと施工アンカー工法は,コンクリート構 母材コンクリート 充填モルタル. 造物の補強工事や付帯設備の取り付けなどで多く用いられて. 高耐力先端 定着体. いる。接着系後施工アンカー工法は,母材となるコンクリー トに削孔を行い,カプセル方式あるいは注入方式で,アンカ. 【孔壁面】 支圧力+摩擦 ⇒母材強度を 有効利用. ー筋周辺部にモルタルなどを充填し,母材コンクリートとの 一体化を行う。アンカー筋周辺に充填したモルタル等が固結. テーパー角. することで,アンカー筋の引抜き耐力が発揮される。. アンカー筋 (周面付着なし). 接着系あと施工アンカー筋の引抜き耐力は,あと施工アン カーを構成している各要素の付着強度に依存している。例え ば,母材コンクリート孔壁面と充填モルタル,アンカー筋と 充填モルタルとの接合面の二箇所において,それぞれが所定 の付着強度を発現することで,アンカー筋の引抜き耐力が発. 引抜き力. 図-1. テーパ型ナットを PC 鋼棒定着体. としたあと施工アンカーの想定耐荷機構. 揮される。 あと施工アンカーの高耐力化を行う場合,太径鉄筋を用 いることになるが,削孔径や削孔長も大きくなってしまう。 そこで,高強度鋼材を用いて,あと施工アンカーの高耐力 化の検討を行った。用いた高強度鋼材としては,PC 鋼棒 のネジ部にテーパ型のナットを嵌め込み,先端定着体にす る構造を考えた。図-1 に,PC 鋼棒にテーパ型ナットを取 り付け,定着体としたあと施工アンカー工法の概要1)2). (a)テーパ型ナットの外観(φ23 用). を示す。 本工法では,アンカー筋と充填モルタルとの付着の小さ い丸鋼を用いることで,アンカー筋に作用する引張力がテ ーパ型先端定着体に直接作用する。定着体のテーパ部分か らの支圧力を母材コンクリートと充填モルタルの界面に与 えることがで,孔壁面との摩擦力も利用可能で,低強度コ. (b)PC 鋼棒にテーパナットをセットした状況 写真-1 PC 鋼棒を用いたアンカー筋の外観. ンクリートや孔壁面の状況に作用されずに,安定したアンカー筋耐力が発揮されるものと考えられる。 本報告は,テーパ型ナットを PC 鋼棒に用いた接着系あと施工アンカー工法の耐荷挙動を明らかにするこ とを目的とした引抜き実験,施工コストなどの検討を行なったので報告する。 2.実験概要. 2.1 試験体概要 試験体は,コンクリートブロックにコアボーリングによる削孔を行い,ア. ンカー筋をセットし,グラウトを注入して製作した。アンカー筋は,SBPR1080/1230(C 種 1 号)の PC 鋼棒 φ23,φ17,φ13 を用いた。PC 鋼棒のねじ部には,写真-1 で示すテーパ型のナットを嵌め込み,アンカー 筋の定着体とした。アンカー筋の埋め込み長(定着長)は,アンカー筋径の 20 倍とした。 2.2. 試験体製作方法および実験方法 図-2 に,実験状況を示す。実験は,アンカー筋に載荷治具をセット. し,センターホールジャッキでの引き抜き載荷を行った。 キーワード あと施工アンカー,PC 鋼棒,テーパ型ナット,先端定着 連絡先 〒331-8513 埼玉県さいたま市北区日進町 2-479 JR 東日本研究開発センターフロンティアサービス研究所 TEL048-651-2552. ‑249‑.

(2) 土木学会第70回年次学術講演会(平成27年9月). Ⅴ‑125. 単位(mm). 3.実験結果の概要 図-3 に実験結果として 3 体の荷重変位関係を示す。. センターホールジャッキ. 3 体とも破壊状況としては,PC 鋼棒の破断であった。このことから,. ロードセル. 載荷フレーム. PC 鋼棒にテーパ型ナットを取り付けてアンカー筋としたあと施工ア ンカー工法としは,PC 鋼棒径の 20 倍の定着長とすることで,PC 鋼棒 が破断する破壊形態となることを確認した。 4.自碇式アンカーによる施工方法の改善2) 高耐力のあと施工アン. 450. 【15φ埋め込み】 300(φ20テーパーアンカー) 285(D19高強度異形鋼棒). カーを施工する場合,一般的には太径鉄筋を用いたあと施工アンカー 充填材 (モルタル). 工法となっている。太径の鉄筋をあと施工アンカーとして施工するた め,施工過程でアンカー筋を保持するために,支保工を設置せざるを. テーパーアンカー または高強度異形鋼棒. 900. 得ない場合もある。また,グラウトを行う場合,シール材の強度発現. 2009/4. を待つ必要があり,工期短縮には限界があった。そのような課題に対. 穿孔φ36 900. して,太径アンカー筋を支持するための小アンカーを設置する工法を. コンクリートブロック. 著者らは提案2)し,太径アンカー筋を自ら支持することから,自碇ア ンカー工法と称している。自碇アンカー工法の概要を図-4 に示す。 5.施工コストの検討 テーパ型ナット. 図-2 実験状況. ※アンカー筋(材質): PC鋼棒(C種1号). を PC 鋼棒に取り付けてあと施工アンカ 荷重(kN). ー筋とし,自碇方式の施工方法とした場. テーパーアンカー(φ13) 削孔径:28.3㎜ 削孔長:260㎜(20φ). 鋼棒破断 Φ23(Max400kN) 鋼棒破断. テーパーアンカー(φ17) 削孔径:34.1㎜ 削孔長:340㎜(20φ). Φ17(Max277kN). 合の施工コスト,工期の検討を行った。. 鋼棒破断. 図-5 に検討結果を示す。検討条件として は,施工本数 100 本を仮定した。その結. テーパーアンカー(φ23) 削孔径:38.0㎜ 削孔長:460㎜(20φ). Φ13(Max161kN). 果,耐力同等の太径鉄筋を従来工法で施. 変位(㎜). 工した場合を基本にすると,テーパ型ナ. 図-3 実験結果(荷重・変位関係). ットを取り付けた PC 鋼棒の場合, 施工コ ストで約 20%減, 工期で約 25%減となった。. シールワッシャーの種類. 従来工法. 自碇式アンカー使用時. 自碇式の施工方法とした場合,施工コス トで約 36%減,工期で約 50%減となる可能. シールワッシャータイプ. 性があることがわかった。 6.まとめ をあと施工アンカー筋とし,埋め込み長. 場合を基本にすると,自碇式の施工方法 とした場合,施工コストで約 36%減,工. 80% 100%. 工期の検討結果 64%. 75% 50%. 在来工法. 期で約 50%減にできる可能性があること. テーパナット PC鋼棒工法. 工期(100箇所当り). 100%. コスト(100箇所当り). 力同等の太径鉄筋を従来工法で施工した. クリップタイプ. 図-4 自碇式アンカーによる施工方法の概要. 施工アンカーの破壊形式は,PC 鋼棒の破 (2)施工コストと工期の検討を行った。 耐. 定着材注入 シールワッシャー. 空気抜き. 施工コスト検討. を PC 鋼棒径の 20 倍とすることで,あと 断となった。. 定着材注入. 空気抜き. (1)テーパ型ナットを取り付けた PC 鋼棒. テーパナットPC 鋼棒+自碇工法. 従来工法 (A)工法 異形棒鋼SD345 PC鋼棒C種 比較1. D19. Φ13. 比較2. D25. Φ17. 比較3. D35. Φ23. ※Φ13に(B)工法は適用不可 施工費. 定着材料費. 副資材費. 鋼材費. 図-5 施工コストと工期の検討結果. がわかった。 参考文献. 1)平林 雅也,小林 薫,鈴木 雄大:テーパー型定着体を用いたあと施工アンカーの引抜き抵抗機構,コンクリート工学年次論. 文集,Vol.35,No.2.2013.8 2)平林 雅也,小林薫, 今井 清史, 藤井 保也, 飯沼 雅光:先端支持機構により施工性を改善した接着系あと施 工アンカーの開発,土木学会第 69 回年次学術講演会,平成 26 年 9 月. ‑250‑.

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参照

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