また、 3 試料を比べてみると、
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(2) III-A165. 間隔 6/192 メッシュ間隔6. 積 S(η2)を測れば、logη2 と logS(η2)との間に線形関係が認めら れ(図 3)、その勾配kによりフラクタル次元Dが求まる。この次元. 間メッシュ間隔12 隔 12/ 192 30. 30 高さ (μm). が大きいと表面の凹凸が複雑な構造になっているということを示 し、その複雑さを定量的に評価できる(図 4)。各試料、各断面につ. 0. 0. いてそれぞれ 20 ヶのフラクタル次元を求め、 平均した値を図 5、 6、. x座標. y座標. 7 に示す。図 5 は自然状態おける各試料のフラクタル次元を示した ものである。これをみると、N 試料は、両断面における次元は、他. 図 2 各メッシュ間隔における測定断面図の例 5. 構造が等方的であり、自然粘土の一般的な堆積構造である綿毛構 造であることを示している。この等方的な骨格構造が、圧密試験 において他の 2 試料に比べ、H、V サンプルにおいて大きな差異が 表れなかった理由だと考えられる。H 試料と R 試料について見てみ. logS(η2) (μm2) logS2(μm2). の 2 試料に比べ大きく、両断面とも近い値を示している。これは、. ると、水平断面では、互いに近い次元を示しているが、鉛直断面. 4.5. 勾配k=0.1834 フラクタル次元 D=2.3668. 4 3.5 3 2.5 2. N 試料自然状態水平断面の一例. 1.5. では大きな差がある。H 試料の方が大きく、その値は N 試料に近い. 1 -1. ものとなっている。つまり、H 試料は鉛直断面に対し、N 試料と同. 0. 1. 2 2. logη (μm ). じような骨格構造をもつ。逆に R 試料は、両断面とも N 試料と大. 図 3 η2 と S(η2)の関係. きく異なる次元を有していることが分かる。つまり、R 試料は水平. フラクタル次元が低い断面. 断面の次元が低いことから、配向的な構造を有していることが分 を有しているといえる。図 6 は H サンプルに対し圧密試験を行な. フラクタル 次元が高い 断面. 図 4 フラクタル次元の概念図(配向構造の粘土). い、試験後の試料のフラクタル次元を示したものである。3 試料そ. 造に粘土粒子が移動していることがその理由である。図 7 は V サ ンプルに対し圧密試験を行ない、試験後の試料のフラクタル次元. フラクタル次元. る。圧密を行なうことにより、初期構造が破壊され、配向的な構. 2.45 2.4 2.35 2.3. 元が水平断面よりも高くなっており、圧密されて主応力面に配向. 2.25. 顕著に作用し、複雑な挙動を示していることが分かる。. ①N 試料においては、圧密試験結果から異方性は多少認められるも. 2.5. フラクタル次元. ことが分かった。. 異方性が N 試料よりも大きく、特に R 試料は大きな構造異方性を. 【参考文献】1)三橋他:セメント硬化体の破面解析に関する基礎的研究, 日本建築学会構造系論文報告集,第 445 号,pp19〜24,1993 年 3 月.. フラクタル次元. 有している。それに対し、H 試料は、N、R 試料の中間的な構造を. できた。. 2.4 2.35. N試料 H試料 R試料. 2.374 2.359. 2.340 2.315 2.300. 2.25. きな差はない。②再構成試料である H、R 試料については、構造の. の骨格構造の異方性、およびその特徴を定量的に把握することが. 2.446. 2.45. 2.3. のの、フラクタル次元解析結果から水平、鉛直方向では構造に大. 有している。③フラクタル次元解析を行なうことにより、各試料. 2.304 2.272 2.253. 水平断面 鉛直断面 図 5 自然状態での各試料のフラクタル次元. 的な構造に変っていることが分かる。Vサンプルは構造異方性が. 以上の圧密試験結果、フラクタル次元解析結果から次のような. 2.374 2.372. 2.373. を示したものである。H サンプルと同様に、圧密後の鉛直断面の次. 5.まとめ. N試料 H試料 R試料. 2.5. れぞれにおいて、鉛直断面の次元が水平断面よりも高くなってい. 水平断面 鉛直断面 図 6 H サンプルでの各試料のフラクタル次元 2.5 N試料 2.497 H試料 R試料 2.45 2.428 2.4 2.35. 2.427 2.376 2.374 2.331. ル次元. かる。これらのことから、H 試料は N 試料と R 試料の中間的な構造. 3. 2. N試料 2.4 2.3 2.3 H試 料 23. 2.3 2.25. 水平断面 鉛直断面 図 7 V サンプルでの各試料のフラクタル次元. -331-. 土木学会第56回年次学術講演会(平成13年10月).
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