望まない受動喫煙防⽌に
向けた基本的考え⽅
〜受動喫煙を⽣じさせない環境づくりの
ための条例制定に向けて〜
⼤阪府健康医療部
平成31年1⽉
1 条例制定の趣旨
府⺠の健康のため、望まない受動喫煙を⽣じさ
せることのない環境づくりをすすめる
万博開催の2025年を⽬指し、国際都市として、
全国に先駆けた受動喫煙防⽌対策をすすめる
2 基本的考え方
(1)
• 府⺠、施設設置者等が、⾃ら受動喫煙防⽌対策を講じ、
社会全体で望まない受動喫煙をなくす気運を醸成する
(2)
• 改正法に基づく受動喫煙防⽌対策
を着実に推進する
(3)
• 受動喫煙防⽌に向けた、社会全体の気運の浸透と環境整備に
⼗分な準備期間を経て、⼤阪府に相応しい受動喫煙防⽌対
策を実施
※「改正法」︓改正健康増進法(平成30(2018)年7⽉25⽇公布)
1
3 条例の対象地域の範囲
•
条例の対象地域は、府内全域とする
(政令指定都市、中核市を含む)
※ 指導等にかかる権限は、府知事から保健所設置市の市⻑に移譲を予定
《参考︓改正法における指導等の権限》
改正法では、義務に違反する場合の指導や勧告・命令等の権限は、都道府県知事
(保健所を設置する市⼜は特別区にあっては、市⻑⼜は区⻑)に与えられている
(法第31条等)
府保健所(2019年1月現在11か所)の所管市町村
(政令指定都市、中核市を除く府内全域)
※
は、寝屋川市及び吹田市(中核市移行予定)
保健所設置市(政令指定都市、中核市:7市)
《参考》⼤阪府における保健所の設置状況
2
4 義務及び責務
•
受動喫煙の防⽌に向けた環境整備等、総合的な施策の推進
受動喫煙の防⽌に向けた
環境の整備その他の措置を総合的かつ効果的に推進
するよう努める
•
改正法及び条例の周知、理解促進
受動喫煙に関する知識の普及、受動喫煙の防⽌に関する意識の啓発に努める
•
公⺠連携による取り組みの推進
市町村や多数の者が利⽤する施設の管理権原者その他の関係者と相互に連携を
図りながら、協⼒して対策を推進するよう努める
4-(1) 府の責務
•
府⺠等は、受動喫煙が健康に及ぼす悪影響について理解を深めるとともに、
他⼈に望まない受動喫煙を⽣じさせることがないよう努める
•
府⺠等は、全ての⼦ども、妊婦その他の健康上の配慮が必要な者に対し、通学
路や公園等公共的な空間において受動喫煙を⽣じさせることのないよう努める
•
府⺠等は、望まない受動喫煙の防⽌に関する施策に協⼒するよう努める
※府⺠等(府内に居住、通勤、通学若しくは滞在する者⼜は府内を通過する者)
《参考︓⼤阪府⼦どもの受動喫煙防⽌条例》 ・⼦どもは社会の宝、未来への希望であり、全ての⼦どもたちが安⼼して健康的に暮らせるよう、住居、⾃動⾞等の ⽣活空間や学校、通学路、公園、病院等の⼦どもの利⽤が想定される公共的な空間等において、受動喫煙をさせる ことのないよう努めることは社会全体の責務である(前⽂ 抜粋) ・府⺠等は、⼦どもの周囲において受動喫煙をさせることのないよう努めなければならない(条例第3条第1項)4-(2) 府民等の責務
3
•
保護者は、いかなる場所においても、その監護する者に対し、受動喫煙
を⽣じさせることのないよう努めるとともに、喫煙をする場所に⽴ち⼊
らせないよう努める
•
府、市町村、多数の者が利⽤する施設の管理権原者その他の関係者は、
受動喫煙を防⽌するための環境の整備その他の措置の総合的かつ効果的
な推進を図るため、相互に連携を図りながら協⼒するよう努める
※管理権原者(施設の管理について権原を有する者)
《参考︓改正法》 改正法では、管理権原者等に対し、20歳未満の者を喫煙専⽤室に⽴ち⼊らせてはならないとしている(法第33条) 《参考︓⼤阪府⼦どもの受動喫煙防⽌条例》 保護者は、喫煙をする場所に、⼦どもを⽴ち⼊らせないよう努めなければならない(条例第3条第2項)4-(3) 保護者の責務
4-(4) 関係者の協力
•
飲⾷店等の喫煙禁⽌場所に喫煙のための器具及び設備を設置してはならない
•
飲⾷店等の喫煙禁⽌場所において、喫煙をしている⼜は喫煙をしようとする者
に対し、喫煙の中⽌⼜は喫煙禁⽌場所からの退出を求めるよう努める
•
全⾯禁煙の飲⾷店等においては、主たる出⼊⼝の⾒やすい箇所に、屋内に喫煙
場所がない旨を記載した標識を掲⽰するよう努める
※管理権原者(施設の管理について権原を有する者)
<喫煙専⽤室等を設置している飲⾷店の管理権原者の主な義務>
•
飲⾷店の主たる出⼊⼝の⾒やすい箇所に喫煙専⽤室設置施設標識を掲⽰しなけ
ればならない
•
⼆⼗歳未満の者を喫煙専⽤室等喫煙可能な場所に⽴ち⼊らせてはならない
4-(5) 管理権原者の主な義務及び責務
4
5 特定施設に対する府独自の取り組み
(1)
•第⼀種施設(敷地内禁煙)における取り組み
(2)
•府既存特定飲⾷提供施設における取り組み
(3)
•加熱式たばこの扱い
※「特定施設」とは︓改正法における第⼀種施設、第⼆種施設及び喫煙⽬的施設をいう
第一種施設
(子どもや患者等に特に配慮) ・学校、児童福祉施設 ・病院、診療所 ・行政機関の庁舎 等 〇 禁煙(敷地内禁煙) ・屋内は全面禁煙(喫煙専用室などの設置不可) ・屋外で受動喫煙を防止するために必要な措置がとられた場所(特定屋外喫煙場所)に、 喫煙場所を設置することができる。第二種施設
(上記以外の施設) ・事務所、工場 ・ホテル、旅館 ・飲食店 ・旅客運送用事業船舶、鉄道 ・国会、裁判所 等 ※ 個人の自宅やホテル等の客室など、 人の居住の用に供する場所は適用除外 〇 原則屋内禁煙(喫煙を認める場所は喫煙専用室などの設置が必要) 【経過措置】 ※別に法律で定める日まで (既存の経営規模の小さな飲食店) ・個人又は中小企業が経営 ・客席面積100㎡以下 〇 喫煙可能な場所である旨を掲示することにより、店内で喫煙可能喫煙目的施設
(喫煙を主目的とする施設) ・喫煙を主目的とするバー、スナック等 ・店内で喫煙可能なたばこ販売店・公衆喫煙所 〇 施設内で喫煙可能(※)屋外や家庭など
〇 喫煙を行う場合は周囲の状況に配慮《参考①》改正法の体系
※国資料を参考に作成
経営 判 断 新規開 設 店 舗 等 ※ 全ての施設で、喫煙可能部分には、①喫煙可能な場所である旨の掲⽰を義務づけ ②客・従業員ともに20歳未満は⽴ち⼊れない5
※喫煙可とした場合、客・従業員共に 20歳未満は立ち入れない2020.4 (法全⾯施⾏) ▼ 別に法律で定める⽇ (経過措置終了) ▼ 改正法に基づき、原則屋内禁煙 (喫煙専用室(喫煙のみ)内 でのみ喫煙可) *加熱式たばこ専用の喫煙室は 「当分の間」の措置
新規開設店舗
&新たに受動喫煙防⽌対策を実施
経過
措置
終了
【経過措置】
既存の経営規模の⼩さな飲⾷店 (既存特定飲⾷提供施設) ・個⼈⼜は中⼩企業が経営 ・客席⾯積100㎡以下 (掲⽰により店内で喫煙可)《参考②》改正法に基づく飲⾷店の喫煙状況の変化
改正法
に基づ
き
︑
原則
屋
内
禁煙
※ 「喫煙を主⽬的とする施設(喫煙⽬的施設)」においては、施設内で喫煙可 ※ 全ての施設で、喫煙可能部分には、①喫煙可能な場所である旨の掲⽰を義務づけ ②客・従業員ともに20歳未満は⽴ち⼊れない《参考③》喫煙を主⽬的とする施設(喫煙⽬的施設)の要件
※国資料を参考に作成
○改正法における「喫煙を主⽬的とする施設」の要件は以下のとおり
①公衆喫煙所
・施設の全部の場所を専ら喫煙をする場所とするものであること
②喫煙を主目的とするバー、スナック等
・たばこの対⾯販売(出張販売を含む。)をしていること
・設備を設けて客に飲⾷をさせる営業(「通常主⾷と認められる⾷事」を主
として提供するものを除く。)を⾏うものであること
③店内で喫煙可能なたばこ販売店
・たばこ⼜は喫煙器具の販売(たばこについては、対⾯販売に限る。)をし
ていること
・設備を設けて客に飲⾷させる営業を⾏っていないこと
《参考︓改正法における「喫煙⽬的施設」の定義》
「多数の者が利⽤する施設のうち、その施設を利⽤する者に対して、喫煙をする場所を提供することを
主たる⽬的とする施設として政令で定める要件を満たすものをいう。」
6
•
⼦どもや患者等に特に配慮が必要となる施設及び⾏政機関(改正法における第
⼀種施設)においては、敷地内全⾯禁煙に努める(努⼒義務)
5-(1) 第一種施設における取り組み
《参考︓改正法における第⼀種施設》
・学校、病院、児童福祉施設その他の受動喫煙により健康を損なうおそれが⾼い者が主として利⽤
する施設として政令で定めるもの
・国及び地⽅公共団体の⾏政機関の庁舎
《参考︓例外措置》
施設の利⽤者の状況等を踏まえ、施設管理権原者が真にやむを得ないと判断する場合(※)には、
屋外喫煙場所を設置することができる運⽤とする。
(※) 精神科、終末期医療を提供する病院、主に療養を中⼼とする施設 など施設の類型
改正法
府独自の取り組み(条例)
受動喫煙により健康を損なうおそれ
が⾼い者(20歳未満の者、患者、
妊婦)が主たる利⽤者である施設
禁煙(敷地内禁煙)
※
屋外に喫煙場所設置可
禁煙(敷地内
全面
禁煙:努力義務)
※
屋外喫煙場所の設置不可
学校
(学校、幼稚園 等)
病院、診療所、助産所
児童福祉施設
(保育所、児童養護施設 等)
その他
(介護⽼⼈保健施設、認定こど
も園、少年院 等)
⾏政機関の庁舎★例外措置
(利用者への一定の配慮が必要な場合: 精神科、終末期医療を提供する病院、 主に療養を中心とする施設 など)禁煙(敷地内禁煙)
※
屋外喫煙場所の設置可
《参考》改正法と府独⾃の取り組みの⽐較(第⼀種施設)
敷地内 喫煙エリアイメージ
7
5-(2) 府既存特定飲食提供施設における取り組み
・従業員を雇⽤している飲⾷店については、客席⾯積に関わらず、原則屋内禁煙
に努める(努⼒義務)
[2020年4⽉〜]
・改正法において「別に法律で定める⽇」までの経過措置として、店内で喫煙可
能とされている飲⾷店のうち、客席⾯積が30㎡を超える飲⾷店は、2025年4
⽉からは原則屋内禁煙とする
(喫煙専⽤室の設置、加熱式たばこ専⽤喫煙室の設置は可) [2025年4⽉〜]
・客席⾯積が30㎡以下の飲⾷店は、改正法と同様の取り扱いとし、改正法に基
づく「別に法律で定める⽇」までの間は、経過措置として喫煙か禁煙の選択可
とする
☞府独⾃の規制対象となる飲⾷店に対しては、実態を踏まえ必要な⽀援策を検討・実施(「8」参照)
第⼆種施設
・事務所、⼯場 ・ホテル、旅館 ・飲⾷店 ・旅客運送⽤事業船舶、鉄道 ・国会、裁判所 等 ※ 個⼈の⾃宅やホテル等の客室など、 ⼈の居住の⽤に供する場所は適⽤ 除外 〇 原則屋内禁煙(喫煙を認める場所は喫煙専⽤室などの設置が必要) 【経過措置】既存特定飲食提供施設 (既存の経営規模の⼩さな飲⾷店) ・個⼈⼜は中⼩企業が経営 ・客席⾯積100㎡以下 【条例に基づく努⼒義務】 〇 従業員を雇⽤している飲⾷店については、原則屋内禁煙に努める(努⼒義務) 【改正法に基づく経過措置】 〇 喫煙可能な場所である旨を掲⽰することにより、 店内で喫煙可能 【条例に基づく措置】 〇原則屋内禁煙 (喫煙を認める場所は喫煙 専⽤室などの設置が必要) ・客席⾯積30㎡超 【条例に基づく経過措置】 〇喫煙可能な場所である旨 を掲⽰することにより、 店内で喫煙可能 ・客席⾯積30㎡以下喫煙⽬的施設
(喫煙を主⽬的とする施設) 〇 施設内で喫煙可能《参考①》府内飲⾷店における改正法と府独⾃の取り組みの考え⽅
※ 全ての施設で、喫煙可能部分には、①喫煙可能な場所である旨の掲⽰を義務づけ ②客・従業員ともに20歳未満は⽴ち⼊れない 2020.4 (法全⾯施⾏、条例に基づく努⼒義務) ▼ 2025.4 (条例に基づく措置) ▼ 別に法律で定める⽇ (経過措置終了) ▼改正法
に基づ
き
︑
原則
屋
内
禁煙
8
別に法律で定める⽇ (経過措置終了) ▼