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自主活動としての学内「子ども広場」活動の検証 : 短大保育科・大学保育学科の取り組みを追って

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自主活動としての学内 子ども広場 活動の検証

短大保育科・大学保育学科の取り組みを追って

杉 浦 篤 子

Abstract

The Department of Early Childhood Care and Education at Fuji Women s University has been providing a playground for children during our university festival every year since 1991. In this age of declining birthrate,this activity offers our students an opportunity to directly interact with children. In addition to this playground,we have been providing another playground where parents and children in the neighborhood can play together. As the need for socially-assisted childcare has increased in recent years,these activities provide a foundation on which we can develop and implement a curriculum to teach childcare assistance. These activities also promote students independent learning. We will continue to provide these facilities, and examine the history and operation of these activities to date.

はじめに 2000年藤女子短期大学保育科が改組し、4年制 大学保育学科となって今年 11年目を迎えたが、短 大時代に始まり、大学に改組後にも継続された同 一の名前を持つ2つの活動がある。 まずその一つ目の活動は、1991年短大保育科2 年生有志たちが大学祭の2日間、第一回目となる 子ども広場 どんぐり広場 を開催した。場所は 北 16条 舎の地下体育館、1グループで学生の数 は 20数人であった(当時は 50人定員)。遊びの場 3∼5ヶ所、人形劇を用意し、子どもたちの参加 を待った。この広場は大変好評で、後輩たちに引 き継がれ、翌年もまた同様の子ども広場が開かれ た。この子ども広場がきっかけとなり、大学祭の 子ども広場 どんぐり広場 として継続していっ た。少子化で兄弟も少なく、周囲に遊んでいる子 どもたちを見かけないという環境で育った保育者 を目指す学生たちに子どもと直に接する機会を設 けたいという目的で開催したものである。 もう一つ目の活動は週末に開かれる親子参加広 場 どんぐり広場 である。保育者養成課程があ る大学の中で子どもの声が聞こえる時があっても 良いのではないかということからも、毎週土曜日 に学生の有志と教員3名による子育て支援を視野 に置いた親子参加の広場、名前も同じ どんぐり 広場 を開設するに至った。大学祭と週末毎に開 かれる親子参加広場が どんぐり広場 と同じ名 前なので大変 らわしいが、ボランティアという 共通点を有機的に結びつけるため、あえて同じ名 前にした。その意図が学生にも参加者にも浸透し て藤学園で行なわれている子どものための遊び広 場と認識され、学生、参加親子に混乱はない。 2011年現在、子育て支援は授業となり、親子参 加の広場は おててつないで と名称は変ったが 継続され、大学祭の どんぐり広場 も学科行事 として位置付いている。担当者が両活動に共通し て参加していたこともあり、両活動を両輪として 授業にも結びつけた。学科開設 11年目を迎えて、 2つのどんぐり広場、即ち大学祭 どんぐり広場 と週末に開く親子参加型の どんぐり広場 の足 跡をたどり、その経過と広場を経験した学生の反 応と教育効果などについて 察するものである。 藤女子大学紀要,第 49号,第Ⅱ部:155-166.平成 24年. Bull. Fuji Women s University, No.49, Ser. II:155-166. 2012.

Atsuko SUGIURA 藤女子大学人間生活学部保育学科

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Ⅰ.1.大学祭 どんぐり広場 と親子参加広場の連携年表 大学祭 どんぐり広場 親子参加 どんぐり広場 1991年 短大保育科2年生有志が遊びの広場として、 第 28回大学祭に どんぐり広場 を開催。 全くの学生自主活動 場所:地下体育館、担当2年生有志 資料1.1991 第 28回大学祭 どんぐり広場 第一回 チラシ 1992年 場所:地下体育館 担当2年生 自主参加の有志 遊び場4∼5、影絵人形劇 1993年 場所:地下体育館 1・2年生全員 資料3.どんぐり広場の内容 体育館 用状況 1994年 旧理科室が美術室になったが実験台がそのま まの状態で えないため、地下体育館 用と なった。 場所:地下体育館 1・2年生全員参加 4月 親子参加 どんぐり広場 開設。 参加教員:杉浦他2名 短大発達心理ゼミ生 10名 家政科移転後改修され保育実習室設置。 毎土曜日 10:30∼12:00 1995年 保育実習室1室で両広場開催。 花川キャンパス大学祭実行委員から、花川 キャンパスでの どんぐり広場 開催を要請 される。 石狩私立幼稚園連合より、キッズフェスティ バル開催の要請、5年間続く。 参加学生有志が定着、しかし参加親子数は少 ない。金曜日準備、大学の物置から借りた机、 椅子などで遊び道具を工夫。 1996年 絵画室の実験台撤去、実習室と隣り合わせで 開催できるようになった。 16条・花川両キャンパスでどんぐり広場 学生有志定着。 フィンガーペインティング 子どもたちには汚れないようにビニール袋を 用意し、服の上から着る。 1997年 花川大学祭が先に開催され、どんぐり広場は 16条大学祭よりも早く準備することになる。 保育担当新任教員が着任し参加。 担当教員実質2人から3人になった。 *実習室改修、窓を大きくし、理科実験で染 み付いた臭いも取り、子ども用水場設置。 学生のお母さんがトイクロスで 的あて や ボールを作成してくれる。毎回 用する。 1998年 大学祭入場者数は、2日間で 100組以上の親 子が参加。 舎となりにある保育園の子どもたちが、朝 一番のお客として来てくれる。 学生有志定着。 新聞紙の迷路、色水遊びなど。 資料:4.5. 1999年 16条 舎最後の どんぐり広場 学生有志定着。 実習ノートの書き方など指導。

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2000年 16条 舎から移転、花川 舎 花川 舎、藤花祭に参加。 この年は大学1年生が どんぐり広場 、短大 2年生が どんぐり劇場 を行う。 16条 舎から移転、花川 舎 4年制大学 保育学科スタート。 カリキュラムに位置付けた。 広場活動の終了前 30 を、子どもたちに見せ る活動、手遊び、紙芝居、人形劇などの発表 の場とした。 2001年 2001年∼ただし 2009年より、2年生の担当 は実習担当者になる∼活動は現在も継続。 資料2.2009年 藤花祭 チラシを周辺の幼・保育園、小学 に配布。 2001年∼2004年 2年生全員参加とした。 2003年 子育て支援として科目を立ち上げ、 カリキュラムに組入れた。 2004年 担当者として新教員着任 2005年 授業開始 子育て支援 理論 通年 2単位 子育て支援 実践 通年 2単位 2.大学祭どんぐり広場 1.経緯 1991年、藤女子短期大学保育科2年生有志が、 16条キャンパス第 28回大学祭に遊びの広場とし て どんぐり広場 を開催。 場所:地下体育館。 学生たちの自発的活動で、教員は関わってはい ない。 1グループで遊びの場と人形劇を 互に行い、 地下体育館へ子どもたちを誘導する事が課題と なった。人形劇は同じ物を繰り返す。たいへん好 評だったため、短大2年生が中心となり、その後 へ継続することになる。 1992年、場所:地下体育館、2年生有志 地下体育館への誘導が課題となった。ミッキー マウスマーチを い、 舎内を歩き子どもたちを 誘導。 1993年、遊びと広場が別グループとなった。 この年から、大学祭 どんぐり広場 は1年生 担当、2年生 どんぐり劇場 担当となる。 場所:地下体育館 2年生と1年生が場所を け合いながら 用。 1994年、大学祭 どんぐり広場 どんぐり劇場 1・2年生全員参加、地下体育館 平成7年、大学祭 どんぐり広場 どんぐり劇 場 1・2年生全員参加、会場を地下体育館から、 保育実習室へ移し、廊下へはみ出すようにして1 室で行う。 花川キャンパス大学祭実行委員から、花川キャ ンパスでの開催を要請される。 16条キャンパス大学祭が先に行われていたの で、そのまま道具類を搬送し、 どんぐり広場 を 開催。花川 舎 1F 食堂。 どんぐり広場・どんぐり劇場を開催、どちらも 2年生が担当した。 花川は石狩市民の参加が多く、 どんぐり広場 には多くの小学生が参加してくれた。その結果石 狩市民からは大変好評との評価を受ける。以後、 花川大学祭にも継続して開設ということになる。 花川大学祭に来学してくれた石狩私立幼稚園連 合より、PTA 主催のキッズフェスティバルに ど んぐり広場 開催の要請があり、5年間続く。場 所は石狩市内の幼稚園の持ち回り。道具などは PTA の人たちが 16条 舎から運搬。 平成8年 絵画室改修 理科室を美術室に転用していたた め理科用実験台が据え置かれたままだったが、理 科実験用の実験台を取り払うことができた。 大学祭 どんぐり広場 絵画室、 どんぐり劇 場 保育実習室、隣り合わせで出来るようになっ た。 1997年∼1999年 当時花川キャンパスと 16条キャンパスの大学 祭の開催時期は 代だったため、1997年は、花川 大学祭が時期として先に開催され、どんぐり広場 も参加のため 16条大学祭よりも早く準備をする ことになる。その結果本番の 16条 舎大学祭で は、感激が薄れて2年生の協力体制が整わないと

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いう姿もあった。 その後負担が大きいということから、2年間ほ どで花川大学祭でのどんぐり広場は、実行委員の 手に委ねることになる。 *北 16条 舎隣にある保育園の子どもたちが、一 番初めのお客として来るようになる。 *遊びの場は5∼6種を準備。 *大学祭の入場者数は2日間を通して 100組を超 える参加者があった。 2000年、4年制大学保育学科となり、キャンパ スを花川に移す。 第9回 藤花祭 9月 29日午後準備、30日・10 月1日 開、10月2日後片付け 短大2年生、大学1年生、3年次入学生だけの 学年構成のため、短大2年生が どんぐり劇場 、 大学1年生が どんぐり広場 を担当。 保育実習室(どんぐり劇場)、保育実習準備室(ど んぐり広場) 16条キャンパス大学祭にも開催を要請される。 16条 舎3階の教室一室で開催。 *準備として、2∼3日前に石狩市内の全幼稚園、 保育園に子どもたちが持ち帰ってくれるように、 人数 のチラシを配布。 2001年、第 10回 藤花祭 10月 12日準備・13 日・14日 開・15日後片付け どんぐり劇場 ・ どんぐり広場 *担当教員の授業 保育内容(音楽的表現)・(造 形的表現)の中で、幼稚園教育要領にある内容 にのっとって、子どもをより具体的に知るため の活動として どんぐり広場 を組み合わせた。 2年生の どんぐり劇場 は毎土曜日開催の親 子広場での 30 活動を組み合わせる。 2002年、第 11回 藤花祭 11月2日準備・3 日・4日 開・5日後片付け どんぐり劇場 ・ どんぐり広場 2003年、第 12回 藤花祭 10月 11日準備、12 日・13日 開、14日後片付け どんぐり劇場 ・ どんぐり広場 資料2.2009年 第 18回 藤花祭 どんぐり広場 チラシ 石狩市内全幼・保育園に配布 資料1.1991年 第 28回 学園祭 第一回目 どんぐり広場 チラシ

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2004年∼2011年、現在も継続して両広場を開催 している。 Ⅱ.1.大学祭 どんぐり広場 ・ どんぐり 劇場 の概要 大学祭では どんぐり広場 と どんぐり劇場 が同時に開催される。子どもたちにお祭気 を味 わってもらうために、会場の飾り付け、遊びの場 の工夫、持ち帰ってもらう景品など全て手作りの ため、準備には3週間を要している。 1回目: どんぐり広場 についての説明、グルー プ け、内容の検討 2回目:制作、チラシ 3回目:大学祭準備日:会場つくりは普段、実習 準備室は文字通り実習の準備のために 用する机や椅子、制作途中の作品、材料 などを保管する棚や、台などがある。そ れらを全て別の場所に移動し、何もない 部屋にする。かなりおおきく物品を動か すので、学科教員、学生たちが皆で作業 する。 その後、飾り付け、共通のもの準備(看 板、会場案内、どんぐり銀行)、遊び場、 景品つくりの作業を続ける。 1.① どんぐり広場 1年生全員参加 (大学祭当日はローテーションを組んで参加、大学 祭にも参加する) 前日 会場作り 遊びコーナー設置 1日目 10:00∼16:00 2日目 10:00∼16:00 片付け ② 場所:1階 保育実習準備室 ③ 内容:子どもたちとの遊びの広場 定員 80 名 1グループ 10名 8グループを作りそれ ぞれ遊びの内容を検討する。代表者1名 ④ 縁日で遊ぶ気 を味わうための準備 ・遊びのコーナーに参加するおもちゃのお金。 ・100円 をまず買ってもらう、一回の遊び 10 円。 ・学生は、料金をいただくことの意味を える。 ・造形的遊び・音楽的遊び・身体を った遊び・ 知的遊び・年令を えての遊び。 ・子どもの遊び方を予測して、制作する。 ・グループで内容に偏りがないように。 ・作る物、目的と素材の組み合わせ、材料、作る 資料3.1993年 どんぐり広場 1年生計画表 一回の遊びが 50円だった事が かる。

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ための道具、適した画材、 い方。 ・ どんぐり劇場 の間は どんぐり広場 を観客 動員のため閉店することもある。 ・1年生は 代で2年生が発表する どんぐり劇 場 を来年のために見ておく。 2. どんぐり広場 主な活動例 遊び広場の定番として、魚釣り 宝探し ペッ トボトルボーリング 玉入れ 球当て 迷路 などが入れ替わり、登場した。 ・ 遊びのコーナー の構成には、年令による発達 差、男女の性差、知的活動と身体的活動のバラ ンス、運動能力などを 慮し、組立てる。 ボールを投げる、ころがす、スタート地点を年 令別に3種類に色別にして貼り付ける。 ゲームに 用するボールの色を変え、色による 男女の好みに差があることなどを観察するなどに 視点を置く。 2.① どんぐり劇場 2年生全員参加 ② 1階 保育実習室 準備日 会場作り 子どもたち用にマットを敷く。折りたたみ 机で、舞台袖をつくる。 人形劇用台、キーボード、パネルシアター 用台、ペープサート台などを設置。 暗幕を必要とする演目がある時は、暗幕を 借りておき、部屋を暗くする。 1日目 1回目 11時 2回目 12時 3回目 13時 4回目 14時 2日目 1回目 11時 2回目 12時 3回目 13時 4回目 14時 片付け ③ 内容: ・子どもたちに見せる人形劇・パネルシアター・ ペープサート・劇・その他各種パフォーマンス ・時間 1グループ 20 から 30 ・前後に歌・手遊び・クイズ・手品などを行なっ てもよい。 ・必要な物については教員または教務助手に相談、 ・演目が決定した段階で報告。内容が重複しない ように調整。 ・担当の時間以外はフリーなので、自 が所属す る部活動やゼミなどの出店に参加可能である。 ④ グループ けと代表 8グループ 全体の代表者2名と各グループに 一人の代表者をおく。1グループ 10名∼12名く らいとなる。 ⑤ その他 ・観客は 10∼20組前後の親子。 ・時間帯により観客数が異なる。お昼前後に集中 するが、何度も見に来てくれる子ども、始まる までじっと廊下で待つ子どももいる。 ・ どんぐり劇場 の間は、 どんぐり広場 の子 どもたちを勧誘するが強制はしない。 劇場の構成においては、幼稚園、保育園では見 せる活動が必ずといっていいほど日常の活動の中 に存在する。年令と内容、方法、題材、子どもた ちは何を、どのように楽しみ反応するか、その反 対にどのようなものには反応しないのかを知る場 となる。他のグループの題材などからも学ぶこと は大いにある。 どんぐり広場 で大変興味深かった例をあげた い。 ・ いくつ つめるかな さまざまな大きさの箱、 缶、筒などを色画用紙で包み、いわばいろいろ な色の積み木を準備。どれとどれを組あわせた ら、高く積み上げられるかをゲームとした。男 女を問わず、子どもたちが、積み上げるのに工 夫をし、集中している姿を見る事ができた。 ・ 色水で描こう 普段家 での遊びで、 だめ と言われる遊び、家の中では出来ない遊びをし てもらおうということで、ブルーシートをコー ナーや床に敷き詰め、壁に模造紙を貼り、色水 の入った水鉄砲で、絵の具を吹きかける。もち ろん子どもたちは嬉々として、色水遊びに興じ た。 ・ 迷路 迷路遊びは、定番と言えるものではある が、この年の 迷路 は迷い道ではなく、細い トンネルをくぐり、広くなった中心部でゲーム をし、再びトンネルを抜けて出てくる。子ども たちにとって、暗い、狭いということはとても 恐怖心を伴うことで、中から こわーい とい う声がする時もあったが、中で、学生が待機し、 ゲームを用意し遊ばせて、帰すという、大変興 味深い遊び場になっていた。 ・ お弁当作ろう 畳一畳大の四角い箱、これが弁 当箱になる。ここに中身をつめるというもの。 お弁当の手遊びに出てくる具材が中心になって、

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いろいろな風合いの布を探し、準備・制作され た。ご飯は幕の内にみられるような小さなお結 び状になっている。卵焼き、かまぼこ、鮭、コ ロッケ、野菜などなど。子どもにとってはかな り大きなサイズに作られたそれぞれの具材を、 お弁当箱に詰めていく作業は、子どもたちが予 測をしながら完成に向けて作業が出来ることを、 示すものであった。 ・ 水のない水族館 教室の一角に青いビニールを い、ビニールハウスのようなトンネルをつく り、その中にスズランテープを張り、水を表現。 中にさまざまな水中の生き物、鯨、ナポレオン フィッシュ、くらげ、蟹、ほうぼう、平目や鯛 といった具合のものを配置。子どもたちはそこ を潜り抜けるというもので、水中体験をする事 ができた。 毎年来てくれる子どもたちが多く、子どもたち のほうが前年の遊び場を覚えているので、その反 応は結構厳しいものであり、学生たちの良い経験 の場となっている。 3. どんぐり劇場 主な活動例 どんぐり劇場は一回の 演を 20 から 30 と し、子どもたちに見てもらう活動を組み立て、保 育学科で学んだ子ども理解の一部なりともを生か した内容を組み合わせることを目的としている。 また、毎土曜日行なっている親子広場の最後 30 活動も大いに利用した。 ・ くるくる箱めくり ダンボールで同じサイズの 立方体を作り9個用意、9×6面それぞれに物 語りの絵が貼り付けられている。9個揃うと物 語が完成するというものである。物語は子ども たちがよく知っている題材を選んだ。 ・ 絵描き歌で遊ぼう ホワイトボード2枚を並 べ、周囲は野原のような装飾がつけられている。 マジックで、絵描き歌に歌われている動物たち が登場し、物語が続けられていく。また、切り 紙や、連続切り紙などが手品のように登場し、 ホワイトボードの上に、お話しの世界が展開し た。 ・ ママ、ママ、おなかが痛いよ 影絵芝居。絵本 を題材に、何でも食べてしまってお腹がパンパ ンになってしまった男の子が、名医のお医者様 に、助けられるお話。影絵の部 と実際の人間 が現われる部 とを組あわせ、男の子のお腹か ら取り出した、奇想天外な物、到底食べられな い物を実際に見せることをした。 現在は、2年生で行なっている実習との相互関 係も見られ、いろいろな事を経験することが必要 である事を感じる場になっている。 Ⅲ.親子参加型広場 どんぐり広場 設置と経 緯 1994年、親子参加広場 どんぐり広場 スター ト 16条 舎2階、家政科実験室を改修後、保育実 習室が出来たことで、短大保育科2年生発達心理 ゼミ生が担当で親子広場を計画。 教員;杉浦他2名 毎週土曜日、10:30∼12:00、 ・保育科のある大学内に子どもの姿があってもよ いのではないか。 ・子どもに接する機会が少ない学生のために、授 業ではない状況で子どもたちと過す場を作りた い。 ・2階、実験室改修の部屋(保育実習室)がある だけ。遊具、道具は皆無。木製丸椅子数客。 ・近隣商店にポスターを貼る。 ・数組の親子と学生たちでスタート。 1995年、学生たちの参加が定着、充実してく る。 机、椅子などを組み合わせて、滑り台などを毎 回設置。 1996年、中心となる学生定着 なかなか授業では子どもと一緒に経験が出来な かったフィンガーペイントをしてみる。家政科か ら譲り受けたデコラのテーブル面に絵の具を流し、 自由に手を って絵を描く。子どもたちは絵の具 で汚れないように、大判のビニール袋をエプロン にする。 1997年、保育関係科目担当新任教員着任 広場 に参加 実質2人担当だったところ3人となる。 実習室を改修 実験用ロフトなど撤去 子ども 用水場設置。 学生のお母さんがトイクロスで大きな 的当て などの手作りのおもちゃを作り寄付してくれ、毎 回 用する。

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1998年、学生有志定着 ・すずらんテープ、新聞紙で、部屋いっぱいの迷 路を作るなど、学生たちは毎回工夫をする。 ・ペットボトルに量が違う綺麗な色水を入れ、そ の感触、水の混ざり具合を楽しむ。 ・傷害保険をかける。 終わりの 30 、学生たちの発表に う。 前日に相談し用意・季節、行事にも配慮 1.最後の出し物にあわせた手遊び 2. 〃 絵本 3.ゲーム 4.人形劇・ペープサート・パネルシアター・ 紙芝居 1999年、数年かけてマット購入 短大最後の年 となる。 2000年、石狩市花川 舎 4年制大学保育学科 スタート 短大2年生と短大からの3年編入生有志 ・保育実習室 毎週土曜日 10:30∼12:00 *石狩市内の商店などにポスター掲示、新たに参 加親子を募集する。短大から引き続き参加して くれる親子もあった。 2001年∼2004年 ・参加親子数が増加する一方、参加学生有志が土 曜日のためアルバイトや部活のため少なくなり 苦労する。 ・実習授業と抱き合わせ、2年生全員参加とし、 年間4回参加を義務付ける、後に2回とする。 ・終わりの 30 の発表を、大学祭 どんぐり劇場 に結び付ける。 ・遊具などを購入するための学科予算がつく、 誼台・積み木など購入。 2005年、子育て支援が社会的に必要と認知さ れ、カリキュラムに位置付ける。 授業 子育て支援 理論・演習 となり、親子 参加広場は おててつないで に名称変 し、現 在も継続。 Ⅳ. 察 1.大学祭 どんぐり広場 ・親子参加広場 どん ぐり広場 の活動 現代の核家族化や少子化の影響で保育学科に入 学した学生のなかには 子どもが好き というだ けで、そこには実体としての子ども像を持ってお らず、保育職への具体的なイメージに欠けている ものも多い。実習における集団生活での子どもの 姿と違い、 母と子 と子 兄弟・姉妹の姿 といった家族の一員としての子どもの様子を見る ことにより、より自然な子どもの姿に触れ、子ど もを可愛いと思い保育学科へ入学したことへの動 機付けがなされる場にもなっている。子どもたち が嬉々として遊びに集中している姿は、まさに貴 重な生きた教材となってくれている。子どもたち に どんぐり広場のお姉さん と呼ばれることに より 先生 と 学生 の間の中間地帯で、肩肘 張らず、リラックスして子どもたちと思い切り自 由に遊ぶ事の大切さを感じとる場となっている。 大学祭 どんぐり広場 は、保育学科に入学し て半年経った後期に、授業として準備を進め、開 催する。幼稚園教育要領において 教師は幼児と の信頼関係を十 に築き、幼児と共によりよい教 育環境を 造するように努めるものとすること。 と謳われており、そのなかでも 幼児の自発的な 活動としての遊び 心身の調和のとれた発達の基 礎を培う 遊びを通しての指導 の重要性があげ られている 1。本学科においては保育内容系の授 業が1年生では少なく、子どもたちと触れ合う機 会も少ない事もあって、1年生たちが、子どもが 遊ぶことを想定し、また仲間たちと協力して一つ のものを作り上げその反応から答えを得る、とい う生の経験をする事が出来る機会としている。ど んな事に、どのように、子どもたちが楽しみ、集 中するのか、つまらなそうにするとしたらどんな 事かを目にあたりにする事が出来る。また、大学 祭であることから、いろいろな年令の子どもたち が同時にやって来るので、年令差による反応の違 いも見ることが出来る。親子で参加しているので、 親たちの反応もまた、1年生にとっては大変貴重 な経験となっている。実際に子どもに出会い、自 達が え、制作し、設置した遊びが、授業では ない場において学生も自由に、子どもたちと共に、 遊びを通して経験をする事が、後に役立ってくる と える。毎年来てくれる子どもたちが多く、小 学生になっても、また兄弟姉妹たちが来てくれる ので学生たちは先輩たちとは違う遊びを 案して いく事にもなる。 また制作においては、素材選び、 用する道具、 彩色用画材、制作する物の大きさなど多角的に

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える経験にもなっている。 2年生の どんぐり劇場 でも、手遊びから始 まり絵本、紙芝居、ペープサート、人形劇、パネ ルシアター、ダンスや本当の人間による劇などを 組み合わせ、一つの 演の形にして、子どもたち に見てもらう。どのように子どもたちが集中して いくか、どのような反応が返ってくるか、子ども たちが理解してくれているか、一人よがりになっ ていないかなどを、多くの場面で経験させてもら う場になっている。 一日目4回、2日目4回の上演、全部を通しで 見てくれる子どももおり、同様に、毎年見にきて くれる子どもたちが多く、マンネリ化に陥らない よう工夫が必要とされている。 2011年 1年生 学生たちの感想文から 1.目的 2.ねらい通りだったか 3.感想・気付き すすめストリート 1.トンネルや新聞紙で作った砂利道を歌に乗せ て通ってもらうことで、身体を動かし、歌も楽 しめる遊びにした。 2.トンネルを通るのを怖がる子どもがいて、最 後の滑り台だけやることがあった。クモの巣を くぐってもらいたかったが大きい子は跨いで行 こうとした。 3.制作は時間がかかって大変だったが、みんな と作るのは楽しかった。子どもに触れ合う場が なかなかないので、久し振りに手をひいて歩い たり、お話ししたりして、やっぱり子どもは可 愛いなと思った。子どもはもちろん、親にも楽 しかったねと思われるようできたらいいなあと 感じた(子どもが楽しそうにしていたら、親も 楽しいのかな)。 もぎもぎフルーツ 1.身体を って物を取る力(力加減) 2.思ったよりもたくさん取ってくれた。楽しん でくれていた。 3.今まで、授業で制作したものが子どもに直接 影響することはなかったが、今回は子どもが遊 ぶことを前提に作ったことで、安全面などを含 め、様々な課題をみつける事が出来た。 安全を えて靴を脱ぐ方式を選んだが、子ど もがあんなにも靴の脱ぎ履きに時間がかかると は思わなかった。実際に目にして学べた。子ど もたちはどのようなことが好きなのか、楽しい のかを えさせられた。 資料4.5.16条 舎 保育実習室 親子参加広場 どんぐり広場 新聞紙迷路

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魔法にかけられて 1.杖も自 で作ることによって、工作の時間を とり、集中力を鍛え、心を落ち着かせ、自 で 作ったもので扉が開くことで、自尊心がつくよ うに。 2.何回も来てくれる子がいた。計画どおり遊ん でくれた。 絵が苦手な子や小さい子のためにシールを用 意したのですが、シールと絵を上手に って制 作してくれたので、嬉しかった。 3.初めて本格的に子供たちのために遊びを提供 できたことは、とても貴重な経験でした。どう したら子どもたちが喜んでくれるかと真剣に え、実際子どもたちの行動から学ぶ事がとても 多かったです。 当日は子どもたちが、お母さんの指摘にも耳 をかさず、自 で作ろうとする姿が、やっぱり 子どもは自 で作ることが好きなんだなあと実 感しました。 玉いれポンポン 1.玉を何個入れられるか、また入れることが出 来た達成感。 2.私たちは何個入れられるかを目的としたが、 子どもたちは何度も試すうちに、全部いれた い と何度も来てくれた。 3.どんな遊びが子どもたちは楽しめるのか悩ん だが、 玉を入れる というわかりやすい遊びに なった。自 達が思っている以上に、何度も来 てくれる子がいて嬉しかった。 ぼくもわたしもももたろう 1.水鉄砲でティッシュペーパーを撃って、鬼を 倒す。さる、きじ、犬にキビだんごをあげて仲 間になる。 2.ほとんどの子たちが 白いティッシュの部 を撃ったら鬼が落ちるよ と教えてあげると、 ちゃんとやってくれた。 3.いろいろな子がいて、さる・きじ・犬がくち をあけている像を見て泣いちゃった子がいたり、 景品はいらないからいっぱい撃って遊びたいと いう子などがいておもしろかったです。待って いるときに桃太郎の歌を一緒に歌おうとして、 数人が歌を知らなくて、少しびっくりしました。 日本の昔話を知らない子もいるんだとわかりま した。 2.親子参加広場 どんぐり広場 ボランティア活動としての位置付け ・授業ではないので教員の評価を気にせず行動で きる。 ・参加する日を選べる。 ・学生の えを尊重、学生が主体的に環境設定・ 準備をする。 上記の事から、学生たちは やらされている のではなく自 たちの えで行なっている自主活 動としての満足感があり、学習効果も高い。 また自主活動足りうる一番の理由は、授業では ないことから、実習などで常に感じる 教師の目 から開放された学生は、大変生き生きしている。 時には羽目を外すこともあるが、失敗を恐れない ようになる。 母の目 も初めは気になるようで あるが、すぐに慣れるのはやはり親御さんたちの 眼差しの温かさゆえであろう。レポートには お 母さんたちから、いろいろなお話しが聞けて勉強 になる との感想が多く見受けられる。 3.親子参加広場 どんぐり広場 の活動と学生 の有機的な関わり ・前日の金曜日にまず掃除から始まり、環境設定 をする。 ・前日に遊びのコーナーの準備、絵本の読み聞か せや人形劇・ペープサート、手遊びなどの演目 を選定し、練習をする。 ・当日は どんぐり広場 の受付から始まり、終 了までを経験する。 ・子どもたちを見送った後、掃除をし、出した道 具を元の場所に戻し部屋を片付ける。 ・修了後に反省会をし、その日のうちに疑問や感 想などを出し合い話し合う。 ・1週間以内にレポートを提出することで、反省 会でもれた点や疑問点、自己評価を記録し確認 する。 上記のように実習とは異なり、学生は保育時間 の一部に関わるだけではなく、実習室の掃除、遊 具の消毒、安全のための点検と共に、季節の花な どを飾ること、行事の取り込みなど環境設定に気 を配る。これは就職した後、求められる 合的実

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践力の基礎となる。 次に動的活動のためのマットや滑り台のコー ナー、制作コーナーなどの 遊びの広場 として の準備をする。この時重要視したのは、学生同士 が相談し議論し合って その日の広場をどのよう にするか を子どもの行動を予測して準備するこ とである。教師は出来るだけ学生の自主性に任せ、 口出ししないようにする。あらかじめ指導を受け た指導案どおりに実践する実習とは異なる点であ る。遊びを予測し、その結果を 析することによ り、子どもの興味、能力その発展をみることが出 来、失敗もまた勉強になっていた。 修了後必ず行う反省会では、この予測と結果に ついての食い違いや、思いがけない子どもの行動 について話し合いをするが、多くの学生は普段よ り饒舌に発言する。これは、予想に基づきなされ る自主活動が、上手くいってもいかなくても結果 に非常に関心を持つことになり、学習効果が高い ためと思われる。 秋の大学祭には毎土曜日の どんぐり広場 を いわば卒業した子どもたちや親御さんたちも顔を 見せてくれるなどの 流が続く。さらに、このよ うな活動が地域に認められるにつれて 子育て サークル や幼稚園の PTA 主催の キッズフェス ティバル や 児童館 区立図書館 や近隣の保 育園などからボランティアの要請があり、一度ボ ランティアの魅力を知った学生たちの活動は広が りを見せ始め、学生たちは大学の外にも活動の範 囲を拡げることになっていった。このような機会 を得ることで、子どもの前で緊張することなく、 自身をつけ、中には 私は どんぐり広場 に参 加することで、就職直後から子どもの前で堂々と 振舞う事ができた と喜ぶ学生が多かった。 学生たちにボランティア精神が根付くと繰り返 し広場の活動に参加するようになり、新たにグ ループを作り幼稚園、保育園を訪問するという活 動も生まれている。 Ⅴ.まとめ 自 達で えた遊びのコーナーで子どもたちが 喜んで遊んでいるのを目の当たりにして 私たち のどんぐり広場 という良い意味での錯覚と、仲 間たちと共同体験をしたという意識、それに伴う 満足感があるようである。 親子参加広場 どんぐり広場 では最初、部屋 があるだけ、何一つ無い状態から学生たちは遊び を えだした。机を台に、滑り台を工夫した事も ある。花川 舎に移転してからも玩具や道具はほ とんど無く、少しずつマットや積み木などを揃え ていった。当時は幼稚園年長の男の子たち、その 兄弟である小学 低学年の男の子たちなど活発な 子どもたちが来てくれている状態だったので、机 やマットを組あげて室内アスレチックのような遊 び場を作り上げていた。毎週子どもたちはどんな 遊び場が設定されているかを楽しみにしており、 学生たちもそれを承知で毎週変化をつけて工夫し ていた。机の上に上っていると驚かれた節もある 様だったが、週休2日が定着し、兄弟姉妹で来て くれるケースが多くなっており、年令が上の子ど もたちの遊びを える必要性からのものだったと 理解している。親子参加であることから、現代の 資料6.7.親子参加広場 どんぐり広場 の会場設定 子供に見せる時間 パネルシアター マットや机などを組み合わせ、遊び場を作成

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母親像を垣間見ることも出来、また少しずつ 親 の参加も見られるようになった。母親、 親と直 接話す機会は学生には少ないことから、生後数か 月の赤ちゃんを抱かせてくれる母親、母親に付き 添う 親の姿など貴重な経験をさせてもらってい る。授業での学びを子どもたちの実際の姿を通し て確認し、また自 のなかでの問題点などを探る 機会にもなっている。 絵画・制作コーナー どんぐり広場 の一角は特別な行事を組まない 限りは制作コーナーを設置する。子ども用机と椅 子、画用紙、クレヨン、糊、はさみ、折り紙。子 どもたちが自然に寄ってくるまで、見守る。椅子 に座り何かを書き出そうとした頃に、学生たちが 近寄り、描いている様子を観察する。新しい画用 紙を追加したり、糊の介助などをする。学生たち は子どもの絵については3年生で学ぶため、まだ 知識は少ないが目の前で幼児特有の絵を描く姿に、 驚きと感動を示す事が多い。卒業研究のテーマに つながる場合もある。 さらに卒業研究のために、子どもの観察、お母 さんにアンケート調査に協力していただく事も あった。保育士や幼稚園教諭への動機付け、理論 と実践の相乗効果が高められ、保育者養成の入り 口としての役割と、地域の人々とのつながり、子 育て支援という社会への接点として意味あるもの となっていると えられる。 いずれの活動も、保育学科に入学し保育者を目 指す学生たちにとって、何よりも子どもと一緒に 過す体験が、机上での勉強の裏付けとなり、実践 体験として身に付いていく。知ること、見ること、 えること、手を動かすこと、身体を動かすこと が自 を肥やす事につながり、その場を提供し、 支える事が教師の役割の一つかと える。 尚、2005年より、子育て支援は学科のカリキュ ラムに位置付き、理論と実践の科目担当者が配置 され、親子広場は おててつないで と名称変 したが、現在も継続している。 2009年担当者 代、さらに近隣の評判があが り、参加希望者が激増したことから、2010年度か ら、参加親子数の上限を設け、学生がそれぞれの 親子を担当する体制をとるに至っている。 保育者養成の実践の場として出発した2種類の どんぐり広場 であるが、現在地域社会から求め られている子育て支援は、道内の他大学でも始め ている。しかし、本学科では思 錯誤ながら他大 学に先がけ 18年前から親子参加の遊びの場を地 域に提供することができたと えている。 謝辞 元藤女子大学保育学科教授 西千雅子先生はふ たつの どんぐり広場 を最初から中心となって 活動し、学びあい、支えていただきました。それ があってここまで広場を運営することが出来まし た。またこの稿を書くに当たっても多くの示唆を いただいた、西千雅子先生に心から感謝申し上げ ます。 引用文献 1.幼稚園教育要領(平成 20年3月 文部科学省 告示第 26号) 資料・写真 資料1.1991年 第 28回 藤女子大学・短期大学 学園祭 第一回 どんぐり広場 チラシ 資料2.2009年 第 18回 藤花祭 ど ん ぐ り 広 場 チラシ 資料3.1993年 大学祭 どんぐり広場 計画表 初めて学年別に行った年 資料4.5.16条 舎 保育実習室 親子参加広場 どんぐり広場 新聞紙による迷路 資料6.花川 舎 親子参加広場 どんぐり広場 会場設定 資料7. 同上 子供たちへの見 せる活動 パネルシアター

参照

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