聖路加看護学会誌 Vol.19 No.2 January 2016 − 87 − 日 時:2015年9月18日(金)18:00~20:00 場 所:聖路加国際大学2号館4階講義室 出席者: 評 議員:山田雅子(理事長),井部俊子(副理事長),亀井 智子(理事),森 明子(理事),佐居由美(理事),小松 美穂子(監事),小野智美,高井今日子,多賀佳子,田代 順子,中村めぐみ,野地有子,宮原晴子,森田夏実,平 林優子,吉川久美子,委任状:12通 指名理事:佐藤直子,奥 裕美 第21回学術大会長:吉田俊子 将来構想委員会委員長:菱沼典子 議事録作成者:山田雅子理事長 議題 1.理事長挨拶 4月より一般社団法人化されたこと,これによって以前 にはなかった決まりごとが生じているので注意しつつ進め たいと挨拶があった. 2.出席者数の確認(定款第21条−2) 過半数の出席にて本会議成立の確認がなされた(評議員 の総数33人中28人出席(出席者16人+委任状12人) 3.議事録署名人の指名(定款第24条−2) 議長より,中村めぐみ氏,森田夏実氏の推薦があり承諾 された. 4.報告事項 1)第20回学術大会企画委員会 企画委員奥氏より,準備はつつがなく進んでいるとの 報告があった. 2)2014年度理事会報告 資料 A−1 理事長山田氏より,2014年度の報告が資料に沿ってな された.書面を含む計8回の理事会を開催した. 3)2014年度庶務報告 資料 A−2 担当理事森氏より,2014年会員数は僅かに増加傾向で あること,会員管理等,通常の対応を行った旨の報告が なされた. 4)2014年度学会誌編集委員会 資料 A−4−1 委員長亀井氏より,以下の報告がなされた. 第18巻1号・2号の2巻発行.おのおの710部と690部 であった. 2014年4月1日よりオンラインにて投稿,査読を開始 している. ニュースレターで投稿のよびかけを行っている. 2013年発行の16巻3号掲載論文に二重投稿があり,対 応した内容について報告がされた.再発防止のため,二 重投稿・多重投稿の禁止,個人情報保護,事例を含んだ 研究の注意事項,引用明記,盗用など倫理の条項改定を 盛り込み,投稿規程の改定を直ちに行い3月20日付で改 定し公表したと報告された. また,先月,掲載論文の共著者名1件の記載もれにつ いて問い合わせがあり調査したところ,最初の投稿時に すでに入力されていなかったことが分かったと報告され た.システム上,本人が確認できない事項について改善 を検討することが説明された. 5)2014年度ニュースレター委員会 資料 A−4−2 委員奥氏より委員長に代わり,第35号・36号を通常通 り発行したこと,学会ホームページ管理・更新作業者を 変更したこと,新しい情報やニュースレター等,随時 アップロードしていることについて報告された. 6)2014年度学術交流委員会 資料 A−4−3 委員高井氏より委員長に代わり,毎年,学術交流会を 開催していること,本年も学会時に開催予定であるこ と,参加者が少ないのが課題であるとの報告がなされ た.研究助成も例年通りとの報告があった. 7)2014年度高度実践看護開発検討委員会 資料 A−4−4 委員長山田氏より,看護系学会等社会保険連合(看保 連)理事会等に参加していること,厚生労働省科研費助 成事業を受け「診療報酬の適正評価のための看護ケア技 術体系化に向けた研究」に取り組んだとの報告がなされ た.今後も研究活動は継続していく.また,引き続き, 専門看護師による専門看護外来についてインタビュー調 査をしていく計画が報告された. 8)2014年度会計 資料 A−3−1 担当理事佐藤氏より,資料に沿って説明・報告がなさ れた.また,平成26年分の源泉所得税,復興特別所得税 を徴収し税金を納めたとのことであった.2014年度収支 決算書,2015年度収支予算書を作成したと報告された. 5.審議事項 1)2014年度決算および監査 資料 A−3−2,A−3−3 会計担当理事佐藤氏より,2014年度決算報告書の説明 がなされた.全体としては赤字決算であったことについ て,以下の説明がなされた.2014年度会費収入は, ¥2,816,000であり前年度(¥5,816,000)から300万円会費 減収のようにみえるが,2014年度評議員選挙実施にとも ない,選挙権の得られる会費納入期限までに会費を納め てもらえるように,2013年度中に2014年度の会費納入を 推奨したため,2013年度の会費収入が例年より増額とな り,2014年度との差額が大きくなっている. また,前年度より増額となった科目は,学会誌投稿・ 査読オンライン化に伴う委託費,諸会費の増額・法人化 に伴う経費・事務局の度重なる移転・事務員交代期間の 重なり等による庶務会計,選挙管理費用等があった. 監事小松氏より,監査報告資料 a3−3会則にのっとり, 監査を行い,監査意見として,適正に執行されている旨 の報告がなされた. 昨年度の事業報告ならびに決算報告についてはから れ,満場一致で承認が得られた. 2) 名誉会員・第22回学術大会長の承認について 資料 A−5 理事長山田氏より,名誉会員として,岩間節子氏,内 山芳子氏の2人を名誉会員として内諾が得られた旨の報 告があり,承認が得られた. 第22回学術大会長として理事亀井智子氏が推薦され, 承認が得られた.亀井氏より,高齢者の看護,認知症関 連をテーマとして実施したいとの意向が話された. 3)2016年度事業計画 資料 A−6 理事長山田氏より,資料に沿って事業計画の説明がな された. 質問: 予算については評議員会では審議しないのかと質 問がなされた. これに対し,定款ではそうであるが,報告事項として 予算を入れてはどうかと提案がなされ,そのようにして いくことになった.
学会記事
2015年度 一般社団法人聖路加看護学会 臨時評議員会報告
− 88 − 引き続き,予算はどこで決まるのか確認したいとの意見 が出され,定款第49条に従って,理事会で決めることが 確認され,6月の定時評議員会において決算報告とその 年の予算の報告を行うと説明された.9月の評議員会は なくなる方向ではないかとの見方が示された. 意見: 事業計画の7.は「参加」となっているが,事業 計画としての表現としてこれでよいのかと疑問が 出された.これに対し,「参加」ではなく,「連携」 が望ましいということになり修正することになっ た. 4)規程の制定について 資料1 庶務担当理事佐居氏より,定款にて「別に定める」と 記載された事項について整理し,本日4つの規程案につ いて諮ると説明されそれぞれ検討した. (1) 一般社団法人 聖路加看護学会 評議員選挙規程 (案) 資料1−1 法人化以前のものを次の点について修正した. 選挙権に関連する会費の納入期限を変更した.評議 員としての就任日を明示した. 意見: 評議員規程に「理事・監事」の決定に関する条 項があるのは適切ではないとの指摘があった. 意見交換の後,「評議員・役員選挙規程」と規程名を 変え,次回の評議員会に諮ることとなった.さらに, 第1条が2つ記載されていることがわかり修正するこ と,第2条に任期を4年といれること,第4条(選挙 権)とすることを確認した.第3条,「理事および幹事 は」の後に「第2条で選出された」を追記することと なった. (2)聖路加看護学会誌投稿規程(改定案) 資料1−2 内容の変更はない.第1条を加えて体裁を整え,改 廃についての条文を追加した.特に意見はなく承認さ れた. (3) 一般社団法人 聖路加看護学会 会員規程(案) 資 料1−3 会員入会資格,会員資格喪失等を規定した.第7条 の2)学術大会参加費の免除について,脱字の指摘が なされた(下線部). 漢数字,英数字の両方が用いられているが,その区 別について法的に意味があるのか確認することになっ た. (4) 一般社団法人 聖路加看護学会 懲戒規程(案) 資 料1−4 今回新たに作成した規程(案)である.懲戒ならび に懲戒請求,濫用禁止,聴聞の主催・通知・主催者・ 調書および報告書に関して定めた. 質問:「除名」はないのか 懲戒としての処分は,書面又は口頭による厳重注意 とした(定款第14条−2). 除名については別の条項で定められていると理事長 が回答し承諾された. 意見: 第1条 本規程は~(略)~ことを目的とする懲 戒(定款第14条)を,規程は~(略)~ことを目 的として行われる懲戒(定款第14条)と変更し てはどうかという意見があり,承認された. その他,各規程の第1条の文末の表現が異なるため そろえた方が良いとの意見があった. 第7条の「陳術」を「陳述」に訂正する. 5)法人の将来構想について 資料2 理事長山田氏より,将来構想委員会を設置したとの報 告があり,将来構想委員長菱沼氏より第1回将来構想委 員会での議論の様子が説明された. ・ 学会名に関する課題は以前からあったが,法人化した ため,一組織を意味するかのような学会名を変更する 必要があるのではないか. ・ 学会誌は紀要のような扱いを受けていると指摘され, また,本学会の学会誌に掲載されていても,それを学 術論文として扱われていない現状があるいう意見がで た. ・ 設立当初は,聖路加看護大学の建学の精神を継承して いるということだったが,今,社会に広く開かれた学 会であるならば,聖路加を超えたところの表現が必要 なのではないだろうかと考えた. ・ これらの意見から,学会の名称変更を検討し始めたい という委員会の方向性が報告され,具体的には看護の なにを追及しているのかがみえるような学会名として いくためにどのようにすべきか意見を求めたい. この後,学会名称についての自由な意見交換がなされ た.出席者からは概ね以下のような意見が出された. ・ 本法人の目的は「会員相互の学術的研鑽および交流を はかることで,看護実践の向上と看護学の発展に寄与 すること」である(定款第4条).これを生かせない か. ・高度看護実践はどうか ・People-Centered Care 学会はどうか ・ 法人化は達成した,学会名称の変更を行うとしたらタ イミングはよい ・ 聖路加も国際大学となり,看護を超えた学会名にして もよい ・ 聖路加国際大学が大学名から「看護」がなくなったが ゆえに,学会では「看護」を冠してもよいのではない か ・ 追及している学問がみえる名称がよい.看護実践開発 学会,臨床看護学会など. ・ 会員にアンケートをとるとか広く吸い上げると面白い アイデアがでてくるかもしれない ・ 明日開催予定の聖路加看護学会創立20年記念ランチ パーティーで,参加者によびかけてアイデアを募って はどうか 6)その他 本会に入会金が課されているが,入会金の意味は登録 手数料のような意味か.高額な印象があり入会しにくい のではないか,との投げかけがなされ,理事長より,後 日検討したいとの意向が伝えられた. 6.第21回学術大会長挨拶 吉田俊子氏より,学術大会の案内チラシ A4サイズが配 布され,挨拶と説明がなされた.テーマを多職種連携,学 際的なケアの意味で多元的ケアとしたとのこと. 2016年度 第21回学術大会日程:2016年9月17日(土), 場所:聖路加国際大学 以上 【配布資料】資料 A:会員総会用資料 資料1:規程制定について(1−1,1−2,1−3,1−4) 資料2:将来構想について