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NPOによる若年層への防災教育と地域連携の促進

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1 はじめに

 1995年の阪神淡路大震災、2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震をはじめ、近年、日本 は全国各地で甚大な自然災害に見舞われている。地震以外の自然災害では、大型台風による高 潮被害や河川の氾濫による水害、土砂災害などわが国における災害被害は多岐に渡る。地域が 自然災害による被害を受けた場合には、これまでの甚大災害で明らかになったように、行政機 能自体が被災し、復旧や周辺自治体からの支援を受け入れるまでに時間を要することも少なく ない。また、行政による公助だけでは、住民が求める災害支援を必要十分に提供することは困 難である。政府は、防災教育や避難訓練など、地域住民に対する防災意識の啓発に取り組んで いるが、災害への備えは、地理的要因や居住環境、家族構成などによって、求められる具体的 な備えや被災リスクの程度が異なることから、地域住民が主体的に防災意識を高め、減災に資 する実践的な行動を喚起するような方策が求められている。  地域における防災意識の啓発に対して、政府は2013年から地域の防災活動を牽引する人材と して地域防災リーダーの育成を推進してきた1)。また、民間では、特定非営利法人日本防災士 機構が2003年に組織されており、2021年1月末までに全国で20万人を超える防災士を認証し ている2)。このような防災意識の高まりは市民活動にも広まり、様々な防災教育や防災活動が 開発されている。ただし、地域レベルの防災を鑑みた場合、年々増加する台風や水害、地震など、 多様化をみせる自然災害リスクに対し、学校安全の側面からも、特に若年層に対する防災教育 の推進と更なる地域連携が求められている(文部科学省2013)。このように、従来から若年層 に対する防災教育は学校を通じて定期的に提供されているものの、家庭や地域における防災行 動との連携促進や実践的な行動へ結びつきにくいといった問題が考えられる。  以上の問題意識から、本稿では、まず、先行研究レビューにより、わが国における人々の防 災意識と災害に対する防災対応の実施状況について内閣府の世論調査から国民の防災意識と実 践行動の乖離状況を明らかにする。また、若年層に対する防災教育と地域の関係については先

中 嶋 貴 子

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行研究をレビューし、防災意識と防災行動の実践については、個票データを用いたクロス集計 表を用いて、両者の関係性の検証を試みる。本研究では、大阪市内を中心に活動する防災教育 に取り組むNPOが実施した防災に関するアンケート調査結果を用いて、防災教育と防災への実 践行動の関係を検証する。続いて、本稿では、若年層の防災意識と防災行動の向上に資する実 践事例として、15歳以下の子どもを対象に防災の啓発に取り組むNPOの防災教育事業に着目し、 市民活動を介した防災教育から、若年層の防災意識と地域における防災行動の実践向上に資す る汎用的な方策を考察する。本稿で焦点をあてる防災教育事業には、大学生がフィールドワー クの一環として参加している。参加学生を対象に、NPOの防災教育事業の過程や事業参加前後 に観察された変化を報告し、若年層のうち、特に防災行動の実践状況が低いとされる大学生の 防災教育と地域連携に対する示唆を導出していく。

2.災害被害の意識と防災の実践状況

2.1.防災に対する人々の意識と市民活動  防災に関する人材育成は官民において推進されているものの、災害に対する人々の意識と防 災の実践にはいまだに乖離がある。内閣府が実施した「平成29年度調査 防災に対する世論調 査」では、「あなたは、自然災害について、ご自分やご家族の場合に当てはめて、災害の被害 に遭うことを具体的に想像したことがありますか」という設問に対し、地震に対しては、全て の世代において、回答者の約70%から90%程度が自身や家族の被災を想定したことがあると回 答している(内閣府2017)。しかしながら、地震以外の災害では、竜巻、突風、台風など風に よる災害被害のイメージをしたことがある人は、最も高い回答比率を得た40歳代でも52.3%に とどまる。また、その他の災害では、年齢にかかわらず、河川の氾濫、津波、土砂災害によっ て被災した場合の想定が20%から30%前後、大雪、火山噴火、高潮については、20%以下にと どまっている。災害の種別によって、人々の認識度には差があり、地震以外の災害に対する認 識の程度は必ずしも高いとは言えないものの、2017年度の調査結果では、2013年度の調査結果 と比較して、大部分の項目において、災害によって、実際に自身や家族が被災した場合の具体 的な認識の程度は上昇しており、防災や災害に対する人々の主体的な危機感や認識は高まって いる可能性が伺える(表1網掛部)。  ただし、実際に防災に対する備えについては、災害被害に対する認識の程度と防災行動の実 践の程度には乖離が生じている。内閣府(2017)の調査では、地震が発生した場合に備えて、

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どのような対策を実践しているかについても質問している。得られた回答では、「地震保険へ の加入」(46.1%)、「食料や飲料水、日用品などの準備」(45.7%)、「停電時に作動する足元灯 や懐中電灯などを準備」(43.3%)など、何らかの防災対策を実践しているものの、表1で示し た地震に対する被災想定への認識が全体で80%程度であったことを鑑みれば、災害被害に対す る認識と防災行動の実践については乖離が生じている可能性が高い(内閣府2017)。  防災に対する実践行動については、防災訓練への参加状況経験から実践の程度について確認 した(図1)。その結果、全体では40%程度が防災訓練に実際に参加したと回答しているが、 年齢別では、60歳代以上の参加率が46%を超える一方で、60歳代未満から18歳以上では、参加 率が40%以下にとどまる傾向がある。また、30歳代、40歳代も防災訓練への参加は低い傾向が あるが、特に18歳から29歳の回答では「訓練が行われていることを知らなかった」(33.3%)と いう回答が回答者全体の年齢層の中で最も高くなっている。 表1 自身や家族が具体的に被災した場合の想定状況 出所:内閣府(2013、2017)より筆者作成 地 震 竜巻、突風、台風 など風による災害 河 川 の 氾 濫 津 波 大雪 火山 噴 火 高 潮 その 他 具体的にイメージ したことがない 土砂崩れ、崖崩れ わ か ら な い 合計 80.4 48.1 19.6 17.8 13.2 9.7 5.9 3.5 0.4 8.8 0.2 20∼29歳 86.2 41.5 17.1 27.2 13.8 10.2 6.1 0.4 0.4 6.1 -30∼39歳 88.1 49.8 21.6 27.0 12.3 10.7 5.8 4.0 - 5.3 -40∼49歳 89.7 53.8 20.3 19.6 15.6 9.2 5.1 3.3 0.2 4.6 -50∼59歳 84.9 52.9 22.7 18.0 16.2 8.2 7.6 4.7 0.2 4.5 -60∼69歳 74.8 50.2 19.4 13.7 11.9 9.8 5.5 3.2 0.5 10.4 0.5 70歳以上 67.5 38.9 16.3 11.1 10.2 10.5 5.6 3.8 0.9 17.1 0.6 合計 81.0 44.2 27.0 20.4 14.2 14.3 6.6 4.2 0.5 11.1 0.4 18∼29歳 85.7 35.1 24.4 24.4 17.9 11.9 7.1 1.8 - 10.1 -30∼39歳 89.6 44.6 31.7 29.2 14.4 17.8 6.4 5.0 - 6.4 0.5 40∼49歳 91.4 52.3 29.9 23.0 17.0 18.7 6.3 5.2 - 4.6 -50∼59歳 87.8 50.6 33.8 24.7 18.6 18.6 10.6 6.5 0.4 5.3 -60∼69歳 74.9 42.4 26.2 20.5 12.7 10.3 7.0 3.5 1.1 13.5 0.3 70歳以上 69.5 39.3 20.9 11.3 9.6 11.3 4.1 3.3 1.0 19.5 1.2 注)網掛部は、2013年と比較して2017年の調査結果で値が上昇した項目を示す。 2013年(N=3,110、単位:%、複数回答) 2017年(N=1,838、単位:%、複数回答)

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 市民の災害被害に対する意識の高まりは、市民活動としての防災や災害支援に対する行動に も表れている。図2は、特定非営利活動法人(以下NPO法人)の設立認証総数の変化と活動分 野に「災害救援」を登録した法人数の年次累計数を示したものである。NPO法人は、阪神淡路大震 災において、市民やボランティアによる被災地の救援活動や市民による草の根の支援活動の重 要性に関心が高まったことを契機に、市民による自由な社会貢献活動を促進させることを目的 として1998年12月に施行された特定非営利活動促進法に基づいて、法人設立が所轄庁に認証さ れる非営利の民間組織である。NPO法人の認証法人数は、2020年12月末現在で51,041法人であ る(内閣府NPOホームページwebsite)。NPO法人は、法人設立時に特定非営利活動法において 定められた特定非営利活動を行うものとし、20分野から複数の活動分野を選択することができ る。図2では、市民による災害に対する実践的な活動の変化を観測するために、活動分野のう ち「災害救援」を選択して設立認証されたNPO法人(4,665法人)のうち、既に解散した法人(45 法人)を除く4,620法人を登録年度別に抽出し、認証法人数の累積数と年次推移を示したものであ る3)。図2では、参考値として全NPO法人の設立認証数について、前年度比認証法人数の年次 推移を併記している。NPO法人は、法施行当時から5万団体程度まで認証数を急増させたが、直 近10年程度は増加率が減少し、法人設立数は減少傾向にある。このような中でも、災害救援を活 動分野として登録するNPO法人は増加する傾向にあり、災害や防災に対する市民活動に対する 関心高まりが伺える。 図1 防災訓練への参加・見学の経験 出所:内閣府(2017)より筆者作成 46.7 46.2 39.9 32.5 34.7 33.3 40.4 27.9 31.1 30 34.8 32.7 28 30.7 19.5 17.6 27 27.3 29.2 33.3 24 0% 20% 40% 60% 80% 100% 70歳以上(N=488) 60∼69歳(N=370) 50∼59歳(N=263) 40∼49歳(N=348) 30∼39歳(N=202) 18∼29歳(N=168) 全体(N=1,839) 参加したことがある 参加したことはないが、見学したことはある 訓練が行われていることは知っていたが、参加したり見学したことはない 訓練が行われていることを知らなかった わからない

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2.2.若年層に対する防災教育の効果  若年層を対象とした防災教育は、阪神・淡路大震災以降、学校園を中心に児童・生徒への教 育が推進されてきたが、文部科学省は2013年には、近年の災害の多様化を受けて、小学校と中 等教育課程を改訂し、防災教育の更なる啓発を求めている(文部科学省2013)。文部科学省(2013: 4)では、児童・生徒を対象とした場合の災害発生時の対応について、地域特性に準じた防災 行動の強化を求めている。文部科学省(2013)によれば、東日本大震災以降、全国の94%の学 校等で地震に対する避難訓練を実施しているが、保護者や地域住民、地域防災組織等と連携し た訓練はほとんど実施されていないうえに、防災教育についても、80%の学校で実施している ものの、地域で過去に実際に発生した災害や予見されている災害に対する防災教育はほとんど 実施されていないという。東日本大震災発生時には、平時から地縁組織と学校間に形式的な連 携体制はあっても、被災時には双方の役割分担や連携が円滑に進まなかった地域もあることか ら、実効的な連携の必要性が指摘されている(ベネッセコーポレーション2012:30)。災害発 生時には、学校等が避難所になる可能性が高く、行政だけでなく地域の自治会や地域防災活動 組織との連携体制を拡充することによって、被災者対応や学校再開への環境整備が迅速に進む といった期待もある(文部科学省2013:47)。  学校園に対する防災教育と地域連携が求められる理由はほかにもある。例えば、下校時など、 学校外に子どもが単独で行動している場合に災害が発生した場合には、子ども自身が迅速に自 身の安全を確保しなければならない場合も想定される。その場合、通学路や地域において、ど 図2 災害救援分野のNPO法人設立認証数 出所:内閣府NPOホームページ(website)より筆者作成 -1,000 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 災害救援分野のNPO法人設立認証数(累計、解散法人を除く) NPO法人設立認証数総数(前年度比増減数)

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こで、どのように安全を確保できるのか、事前に防災教育によって防災知識を得るほか、まち あるきや避難訓練を行い、被災時の状況をシミュレーションしておくことが有効であるとされ る。松賀・糸井川(2017)は、児童が防災訓練施設で地震、火災、水害による被災時の状況を 体験学習した結果、体験参加前と比較して、体験参加後は、児童らの主体的な防災行動意識の 向上に統計的有意な差が確認されたという。また、松賀・糸魚川(2017)の実験研究では、災 害に対する体験学習を終えた子どもたちが、家庭で保護者に災害対策の重要性や災害の怖さを 伝達する頻度が高い家庭ほど、家庭防災行動に対する保護者の意識が統計的に有意に高まる傾 向が確認された。このように、若年層の意識を高めるためには、実践的な体験学習によって災 害に対する備えの必要性を子ども自らに主体的に持たせるような教育やそれらを他者に伝達し たり、共有する頻度を高めることによって、より効果的に子どもの防災行動が高まると示唆さ れている。 2.3.若年層への防災教育と地域連携  地域連携と防災教育の有効性については、地域と防災の関係性を再考することによって、防 災教育の有効性を検証した渡邊(1999)が示唆に富む。渡邊(1999:189)は、「地域と防災は 一見無関係のようであるが、防災意識とは、そもそも、人々の地域に対する関心や興味、愛着 などと独立に存在し得るものではなく、それらと密接に関連したものである」とし、日常の社 会通念における防災意識もまた、独立成立するものではなく、いずれかのみを追求して達成さ れるものではないことから、日常生活におけるいかなる行動が地域の人々の防災意識を啓発す るのか、再考すべきであると述べる。さらに、渡邊(1999)は、防災教育は、理論や概念の習 得とフィールドワーク等の実践により、相互補完的に成立するものであり、その過程において、 人々の地域に対する意識や地域内に集合体が形成されるため、多様な人々のネットワークが地 域内に構築されながら、社会包摂的な防災意識も生成されていくと指摘する。  若年層を対象とした防災教育によって、防災意識とともに防災行動を高めるためには、防災 学習だけでなく、地域におけるフィールドワークを併用することによって、効果を高めること が期待される。フィールドワークの実践が、大学生の地域に対する関心を高めると指摘するの は羽田野(2014)である。羽田野(2014)の研究では、福井県における地域活動に大学生がま ちづくりに関する講義を受講しながら、実際に地域のまちづくりに関する文献調査、まちある きによる課題調査(フィールドワーク)、企画書作成、行政、NPO、まちづくり会社など外部 の関係者との意見交換会など、主体的に事業の企画運営を実施した結果、活動参加前と比較し て、活動終了後は、参加学生の地域に対する関心が高まっただけでなく、地域社会への貢献を

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考慮した職業選択を行う学生が増加するなど、自己が社会で果たすべき向社会的意識を向上さ せたことが報告されている。これについて、羽田野(2014)は、大学生が在学中に地域に関す る活動への参加契機を得ることは、もともと地域活動に関心のある学生の活動意欲を促進する だけでなく、これまで地域に関心の薄かった学生の社会的な意識を醸成する契機にもなると結 論付ける。そして、地域活動に対する若年層の参加について、「「地域における若者の不在」を 嘆く地域社会は、いわば若者の地域参加を排除した形で成立してしまっているとも言える」(羽 田野2014:115)と指摘するように、若年層の地域参加を希求するのであれば、地域活動を担っ てきた地縁組織や地域活動の運営形態についても若年層が参加しやすいような活動環境の変容 を積極的に検討する必要があろう。  以上の先行研究を踏まえて、次章では、まず、防災意識と防災行動について実施されたアン ケート調査の個票データを用いて、若年層の防災意識と防災行動の関係性を分析する。続いて、 第4章では、NPOによる15歳以下への防災教育事業に学生が参加した実践報告を行い、若年層 に対する防災教育と地域連携について考察する。

3.防災意識と防災行動のクロス分析

3.1.防災行動  本章では、防災意識の啓発に取り組むNPO「わたし×防災を科学するI×Bosai Laboratory (アイビーラボ)」と大阪商業大学中嶋貴子ゼミナールが調査票を共同作成し、インターネット 上で実施されたアンケート調査の結果を用いて、若年層の防災意識と防災行動の関係性につい て検証を行う4)。本アンケートは、2018年6月18日に発生した大阪府北部地震の発生を受けて、 災害発生直後の行動と災害に対する意識を把握することを目的にGoogle formを用いて実施さ れた(調査名「大阪府北部地震に関するアンケート調査」、有効回答数193、調査期間2018年6 月22日から7月15日)。  まず、防災行動の実践状況について、年齢、就業状況別の結果を確認する。アンケートでは、 平時からの防災行動について、「飲料水・非常食を備蓄している」、「非常持ち出しバッグを用 意している」、「家具や電化製品の転倒防止器具を取り付けている」の3項目と「何もしていな い」、「その他」の計5項目を選択肢として実践状況を質問した(複数選択可)。結果は表2、 表3のとおりである。表2より、年齢階層別の防災行動をみると、第1章で示された世論調査 と同じく若年層は他の世代と比較して、防災への備えが低く、20歳代以下では、防災行動につ

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いて「何もしていない」という回答が82.1%を占める。防災行動について、1つ以上の対策を 講じていると回答した人の割合は年齢区分とともに上昇する傾向があるものの、最も防災対策 の実践割合が高い50歳以上でも52.4%と半数程度に過ぎない。また、表3より就業状況別の防 災行動の実践状況を確認すると、学生のうち85.1%は防災対策を一つも実践しておらず、会社 員などの就業者や専業主婦らより防災行動が低い傾向がある。  ただし、防災行動を平時から実践していても必ずしも災害発生時に対応できるとは限らな い。実際に、アンケート調査では、63名(全体の32.6%)が地震発生時は「何もできなかった」 と回答しているが、このうち平時から防災行動を何も実践していなかった回答者は24名のみで あった。その他は平時から何らかの防災を実践していたにもかかわらず、地震発生時には、机 の下に入るといった最低限の防災行動を取ることができなかったことがわかる。  では、避難訓練への参加回数が多い人ほど、平時の防災行動が実践できるのだろうか。防災 訓練に平時から参加することと、平時の防災行動が実践されるかについても両者の平均値に基 づく相関係数は0.09(5%有意水準で非有意)であり、両者の間に統計的に相関関係は確認さ れなかった。防災訓練への参加の有無と参加回数を区別しより詳しく両者の相関関係を検証す るために、過去1年間の避難訓練への参加状況(無し、または1回以上の参加経験あり)と平 表2 年齢階層別の防災行動(クロス集計) 防災行動 なし 46 82.1 % 64 55.2 % 10 47.6 % 120 62.2 % 1つ以上 10 17.9 % 52 44.8 % 11 52.4 % 73 37.8 % 合計 56 100 % 116 100 % 21 100 % 193 100 % 出所:筆者作成 年齢階層 10 29歳 30 49歳代 50歳以上 合計 値= 13.8049 、有意水準1%で有意差あり 表3 就業状況別の防災行動(クロス集計) 防災行動 なし 53 54.6 % 27 55.1 % 40 85.1 % 120 62.2 % 1つ以上 44 45.4 % 22 44.9 % 7 14.9 % 73 37.8 % 合計 97 100 % 49 100 % 47 100 % 193 100 % 出所:筆者作成 就業 専業主婦・その他就業状況 学生 合計 値=13.8938 、有意水準1% で有意差あり

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時の防災行動(無し、または1つ以上の防災措置を講じている)の各2群においてクロス集計 による相関分析も試みた(表4)。しかしながら、2群間の相関についても、避難訓練の参加 状況と防災行動の実践状況の間には、統計的に有意な関係は確認されなかった。このように、 今回得られたアンケート調査による結果では、両者の因果関係を特定するには至らないものの、 少なくとも、現状では、避難訓練による防災教育の効果と防災行動の実践が直結していない可 能性が高い。  他方で、先行研究では、災害体験や地域参加が若年層の防災意識を高めることが示唆されて いる。また、「防災と言わない地域防災」(渡邊1999)など、間接的に地域住民の防災意識を高 める事業モデルの有用性も示唆されている。このように、防災教育の成果向上については、多 角的な手法が検討されており、地域ごとに独自性を有しながら発展している段階にあると考え られる。そこで、次章では、若年層の防災意識を高め、実践力を向上させるために、地域では どのような防災教育や体験学習が行われているのか、15歳以下の子どもとその保護者を主な対 象とした防災教育事業を開発しているNPOの取り組みを事例として紹介する。また、実際に大 表4 避難訓練の参加状況と防災行動のクロス集計 出所:筆者作成 防災行動 無し 75 45 120 62.5 % 61.64 % 62.18 % 1つ以上 45 28 73 37.5 % 38.36 % 37.82 % 合計 120 73 193 100 % 100 % 100 % (内訳) 防災行動 無し 41 14 - - 55 % 5 . 8 2 % 4 . 6 2 % 2 . 4 3 1つ 34 24 7 - 65 28.3 % 45.3 % 38.9 % 33.7 % 2つ 28 8 8 1 45 23.3 % 15.1 % 44.4 % 50 % 23.3 % 3つ以上 17 7 3 1 28 14.2 % 13.2 % 16.7 % 50 % 14.5 % 合計 120 53 18 2 193 100 % 100 % 100 % 100 % 100 % 無し 1回 2回 3回以上 合計 避難訓練の参加 避難訓練の参加 合計 1回以上 無し 値=0.0141 、有意水準1%で有意差なし

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学生がこれらの活動にインターン生として参加した様子から、若年層の防災意識と防災行動の 実践力の向上に資する防災教育モデルのあり方を考察する。

4.若年層への防災教育実践事例

4.1.U-15のための防災カレッジ  U-15のための防災カレッジは、大阪市天王寺区を中心に活動するNPO「ママコミュ!ドッ トコム」が2018年度から主催する15歳以下の子どもを対象にした防災教育事業である。ママコ ミュ!ドットコムは、2016年から「おやこ防災サロン」として、防災啓発活動に取り組んでいる。 2018年度からは次世代の防災を担う人材育成を目指し、「U-15のための防災ワークショップ」、 2020年度には「U-15のための防災カレッジ」へと発展しながら教育事業を開発している。ママ コミュ!ドットコムでは、15歳以下の子どもを対象に、災害や防災に関する講座を通じて、災 害に対する知識だけでなく、災害発生時の判断力、平時における防災の発信力を育てる総合的 な「防災の学校」を目指し、アクティブ・ラーニングを取り入れながら、日常生活の一環とし て子どもが平時から自発的に実践できるような防災教育講座を開発している5)。2020年度末ま でに、おやこ防災サロンへの累計参加者はのべ5,000名、U-15のための防災カレッジには、子ど もだけでものべ1,200名程度の参加がある。また、U-15のための防災カレッジでは、認定講座の 全プログラムに参加した子どもの受講者をジュニア防災キャプテンとして認定しており、2020 年度までに75名が認定されている6)  表5は、直近2年に開催されたU-15のための防災カレッジのプログラム一覧である。本プロ グラムは基本的に通年で4回の講座、各回3つのプログラムで構成されている。プログラムは、 防災士や防災、災害を専門とする講師を招へいした講演やワークショップのほか、防災食品を用 いた調理実習、防災行動に関するカードゲームやまちあるきなどから構成されている。2020年 度には、4回の認定講座に加えて、より深い防災知識の習得を目指す講座も開催された7)。本事 業の特徴は、主催団体の親子3名が防災士の有資格者であり、子どもの興味関心や子どもの目線 を重視した防災教育活動を提供する点にある。また、事業運営において、地域住民、教育団体、 地域商店や企業、市役所防災担当者、学術研究者など多様な機関と連携しながら、地域防災の 啓発を推進しながら、防災士の親子が講師を担当することにより、参加する子どもだけでなく、 保護者にも同時に地域防災に関する情報が伝達されるため、地域や家庭内防災について、子ども と保護者が防災行動を実践する契機となり、防災教育事業としての実効的な成果が期待される。

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4.2.大学生に対する防災教育の実践  以下では、若年層、特に18歳から20歳前半の大学生が単にNPOの活動を見学するだけでなく、 事業運営をサポートしながら、実際に子どもたちと共に防災教育事業も受講することによって、 インターン生として、地域で活動するNPOへの理解を深めながら、自分の居住する地域の災害 に対する意識や防災行動の実践に対し、どのような効果が得られたのか観測された結果を報告 する。大阪商業大学中嶋貴子ゼミナールでは、2017年度からママコミュ!ドットコムの協力を 得て、NPOの事業運営に関するフィールドワークを実施している。以下では、2020年度大阪商 業大学中嶋貴子ゼミナールⅡ、Ⅲに所属する学生のうち、U-15のための防災カレッジにインター ン生としてフィールドワークを実施した29名を対象とした結果を報告する。  フィールドワークについて、2017年度から2019年度までは、プログラムの当日運営に現地参 加してきたが、2020年度は新型コロナウイルス感染症の感染予防のため、プログラムは全てオ ンラインで実施された。Zoomを用いて事業が実施されることになったほか、2020年度前期は、 講義が全てオンラインによって実施されたため、事業主催者より、Zoom上で学生に事業説明 表5 ジュニア防災キャプテン認定講座プログラム概要 出所:ママコミュ!ドットコム提供資料より筆者作成 ジュニア防災キャプテン 認定講座 おやこ防災クッキング プロフェッショナルと考える未来の防災 開催日時 10:00-12:00 12:15-13:15 13:30-15:30 第1回 7月7日 小学生防災士による講義とワークショップ いなり寿司 段ボールベット発案者の講演、ワークショップ 第2回 7月28日 地域連携による防災拠点探検 チキンライス 社会安全研究者の講演とワークショップ 第3回 8月18日 防災拠点の訪問見学 チーズカレードリア 災害派遣医療チーム(DMAT)の講演とワークショップ 第4回 1月12日 ― ぜんざい、みたらし団子 防災ゲーム大会、ジュニア防災キャプテン認定式 実施形態 座学、フィールドワーク 座学、実習、試食会 座学、実習、体験会 ジュニア防災キャプテン 認定講座 おやこ防災クッキング プロフェッショナルと考える未来の防災 開催日時 10:00-12:00 12:30-13:30 14:00-16:00 第1回 7月5日 小学生防災士による講義とワークショップ いなり寿司 防災工学研究者の講義、ワークショップ 第2回 7月19日 地域連携による防災拠点探検 チキンライス、フルーツミルク羹 第3回 8月30日 防災拠点の訪問見学 チーズカレードリア、バナナ蒸しパン 第4回 11月15日 防災ゲーム大会、ジュニア防災キャプテン認定式 ぜんざい、みたらし団子 日韓伊の国際保健研究者、公衆衛生研究者による絵本の読み聞かせと意見交換会 実施形態 座学、実習 座学、実習、試食会 座学、実習、体験会 注)2020年度は全講座がオンライン開催に変更されたため当初の募集案内から一部変更されている。 2019年度 認定講座プログラム一覧 2020年度 認定講座ログラム一覧 紙芝居作家の防災紙芝居読み聞かせと紙芝 居の製作

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が実施された。対面開催であれば、防災事業で使用される特殊な器材や防災食などは、会場で 用意されており、学生は運営サポートを担当するが、今年度は、インターン生である学生も参 加者と同様にオンラインで各自の自宅から参加することとなった。そのため、学生には、当日 の作業環境や防災食の調理実演で必要となるアルファ化米などの防災食の販売状況を調査し、 実際に購入するという作業を加えた。防災食のうち、長期保存が可能なアルファ化米について、 商品の説明をしたうえで、各自が居住する地域ではどのように入手することができるのか調査 した結果、学生の多くが地域で防災食の販売場所を発見するまでに時間を要したほか、店員が 防災食がどのような商品として販売されているのかについて、理解していないといった場合な ども報告され、防災食品を地域の小売店や量販店で購入することは、事前に十分な防災知識が ない住民にとっては、容易ではないという結果が報告された。学生から報告されたアルファ化 米の入手方法や課題は以下のとおりである。  ・アルファ化米が店のどのような商品棚に陳列されているのか分からなかった。  ・ 実際に店頭で在庫を質問しても、店員がアルファ化米を理解しておらず、商品の説明をし てようやく確認してもらうことができたが、在庫はほとんどなかった。  ・ 地域の商店ではアルファ化米を発見できず、スポーツ用品店のキャンプ用品売り場で見つ けることができた。  ・ 下宿のため、家庭で用いるような基本的な調味料もなく、今回の防災講座への参加で防災 に備えて食料品の備蓄の重要性や防災食の種類の豊富さも知ることができた。  このように、実際に店頭で商品の販売状況を調査することによって、実践的な防災行動を実 施するにあたり具体的な課題を各自が地域で発見する契機となる8)。なお、プログラム当日は、 各自が可能な範囲で用意した防災食を用いて、防災食の調理実習を画面上で実施し、参加者と その様子を共有した。その他のプログラムでは、学生らも子供たちと同時に講演やワークショッ プに参加した。防災紙芝居の作成や家庭内防災の実施状況調査を行った際には、実際に学生ら が作成した防災紙芝居を子どもらと共に発表したほか、家庭内防災については、家財の配置状 況を確認しながら、実践的に意見交換が行われた。プログラムでは、各自の居住地域における 災害記念碑を検索できるデータベースや津波、河川氾濫による災害被害想定をシミュレーショ ンできるデータベースなども紹介されており、各自が主体的に居住地域の災害リスクや防災を 検討する契機が提供された。  これらの事業への参加を経て、参加学生から事業運営に対する広報や若年層を対象としたプ

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ログラムに対する具体的な改善案や評価が提出された。参加学生からは、従来の学校教育で経 験した防災教育と異なり、NPOによる防災教育事業への参加によって、災害への備えの重要さ そのものに対する意識の高まりが確認されたほか、そもそも、地域防災や地域で活動するNPO についての理解が深まったという意見が複数報告された9)。参加学生のうち、居住地域が沿岸 部にある学生からは、これまで、津波対策や地域防災には関心があったものの、地域の防災活 動や防災に対する行政の情報をどこで、どのように入手すればよいのか、知らなかったなど、 若年層に対する防災意識の向上に対して、防災行動を実践するために必要となる地域の防災情 報へのアクセスについては課題が示された。この問題を提示した本学生は、本事業への参加を 経て、居住地域の地方自治体による防災計画を調査し、市役所の防災担当などに情報を照会し、 情報収集を行ったほか、今後は、防災活動を通じて、地域の青年団や地域活動組織にも参加し たいという意識が高まったと報告された。また、他の学生からは、学生などの若年層はSNSを 主な情報源とするため、SNSを用いた広報のより積極的な活用が提案された。本事業でも複数 のSNSを活用した広報がなされているため、若年層を対象とする場合には、SNSや他の媒体を 用いた広報戦略の検討が求められる。

5.今後の課題

 本稿では、わが国における人々の防災意識と災害に対する防災対応の実施状況を資料収集に より報告し、若年層に対する防災教育の必要性と防災行動の実践向上の必要性について論じて きた。また、防災意識と防災行動の実践についてクロス集計表を用いて、両者の関係性の検証 を試みた結果、現状では、避難訓練への参加など防災意識が高い場合も、実際に防災行動を取っ ているとは限らず、防災行動を促進するような防災教育が必要とされた。特に、若年層では、 防災行動の実践率が他の世代と比較して低い状態にあることから、若年層に対する防災教育の あり方については、先行研究と本稿で示唆されるフィールドワークと座学を組み合わせた体験 学習の有用性が示唆される。  最後に、本研究の残された課題を述べる。本稿で用いたアンケート調査は、緊急性を鑑みて 傾向把握を目的として実施されたため、データの限界から、災害発生後の行動と平時の防災行 動の因果関係や防災行動を高めるための要因分析を追求するには至っていない。これについて は、前述の松賀・糸井川(2017)をはじめとする、防災意識を高めつつ、その効果を高める方 策を地域環境に即しながら、検証していく必要がある。また、実践報告では、2020年度のフィー

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ルドワークは、従来の実施形態と異なり、現地で実際に子どもたちと交流しながら、事業運営 に参加することは叶わなかった。ただし、主催者の円滑なプログラム運営により、参加者、講 師ともに円滑なコミュニケーションが実施されたことから、若年層を対象とするプログラムの 場合、オンラインで参加者を主体的に参加させるためには、各自が実習を行いながら、参加者 が交流するような形式を採用するなど、高度な参加者間コミュニケーションを図る工夫が要さ れることも事業を参与観察した結果から示唆される。

謝辞

 本研究では、わたし×防災を科学するI×Bosai Laboratory(アイビーラボ)代表の出水季治 氏より調査データのご提供を頂いた。また、ママコミュ!ドットコム代表の出水眞由美氏と関 係者の皆様には、フィールドワークの実施と学生の受入にご協力を頂いた。ここに記して厚く 御礼申し上げます。  

1)内閣府「防災情報のページ」(http://www.bousai.go.jp/kyoiku/index.html)2020/1/6 Last accessed。地 域防災リーダーの育成は地方自治体で実施されているが、例えば、大阪市の場合、1996年には、既に大阪 市赤十字奉仕団を基盤として、地域防災リーダーが組織化されている。2016年12月9日現在、地域防災リー ダーは市内の333連合町会で組織され、約8,000人の住民が活動する(大阪市「地域防災リーダー」(https:// www.city.osaka.lg.jp/kikikanrishitsu/page/0000012026.html、2020/1/6 Last accessed)。

2)日本防災士機構(https://bousaisi.jp/aboutus/)2020/1/6 Last accessed。

3) 内 閣 府NPOホ ー ム ペ ー ジ 参 照(「 認 証・ 認 定 数 の 遷 移 」(https://www.npo-homepage.go.jp/about/ toukei-info/ninshou-seni)2021/1/30 Last accessed及び「NPO法人ポータルサイト」(https://www.npo-homepage.go.jp/npoportal/)2021/1/30 Last accessed).

4)本アンケートは、調査の緊急性を鑑みて、スノーボウリングサンプリングにより、調査対象者へ配付された。 調査票はアイビーラボと中嶋ゼミナールを通じて、過去の防災イベント参加者や大学生を対象に配付され た。なお、わたし×防災を科学するI×Bosai Laboratory(アイビーラボ)から送付されたアンケート対象 者の中には、過去にアイビーラボやNPOが実施した防災教育事業への参加者も含まれる。よって、得られ た回答には、サンプリングバイアスが生じてる可能性があるほか、各カテゴリーの分布は正規分布してい ない項目が多いため、得られた回答の分析については、年齢階層など、サンプル群の再処理を行い、統計 上の検定に耐えうる範囲のクロス集計分析ととどめている。 5)ママコミュ!ドットコム提供資料参照。 6)脚注4に同じ。2019年までに実施された同団体のワークショップ参加者を含む。 7)2020年度に実施された他の講座は、以下の3講座である。第5回10月31日ドイツ・ハンブルク市青少年 消防団との交流。大阪市とハンブルク市の姉妹都市交流の発展形として、同市において地域防災に取り組 む若者世代と防災をテーマに学びあうことを目的とする講座、第6回2021年1月11日免疫学者による感染

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症対策講演「やさしい免疫学教室~コロナ禍の今、知っておきたいコト~」(大阪府コロナ助け合い基金チャ リティ講座)スタンフォード大学新妻氏特別授業。第7回2021年2月28日都市防災専門家による講演「2 つの地震 大阪が直面する防災の課題」阿倍野防災センター長特別授業。いずれも新型コロナウイルス感 染症感染予防のためオンラインにて開催された。 8)調査にあたっては、学生の安全性を確保するために、調査範囲は居住地域近隣に限定し、調査実施が可 能な地域にある学生にのみに限定して実施された。 9)本フィールドワークの実施には、NPOの運営を理論面だけでなく実践的に体験学習することにもあるた め、学生らは、住民による地域活動やNPOなどの活動の理論的背景については、所属ゼミナールにおいて フィールドワークの準偽作業と平行して、NPOの学術的位置づけや定義について学修している。

参考文献

内閣府(2013)「平成25年度 防災に対する世論調査」内閣府. 内閣府(2017)「平成29年度 防災に対する世論調査」内閣府. 羽田野慶子(2014)「若者と地域活動―福井市における大学生のまちづくり活動の事例から―」『社会科学研究』 65巻、1号、97-116頁. ベネッセコーポレーション(2012)「平成23年度文部科学省委託調査研究報告書 学校運営の改善の在り方に 関する調査研究 震災時における学校対応の在り方に関する調査研究」ベネッセコーポレーション. 文部科学省(2013)「「生きる力」を育む防災教育の展開」文部科学省. 松賀信行・糸井川栄一(2017)「防災教育施設での児童の防災体験学習が児童とその保護者に与える効果に関 する研究―本所防災館を対象として―」『地域安全学会論文集』31号、125-135頁. 渡邊としえ(1999)「地域社会における5年目の試み―「地域防災とは言わない地域防災」の実践とその集団 力学的考察―」『実験社会心理学』39巻、2号、188-196頁.

参照

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