1
-第1学年1組
算数科学習指導案
指導者 ○○ ○○ 1 単元名 「ひきざん」 2 指導観 ○ これまでに児童は,減法の意味や用語,記号について知り,(1位数)-(1位数)=(1 位数)の計算や3つの数の加減混合計算,(1位数)に(1位数)をたして,繰り上がりの ある加法計算の仕方を学習してきている。そこで,本単元では,18以下の2位数から1位 数をひいて繰り下がりのある減法の計算方法を理解させることが主なねらいである。また, 計算の習熟を図るだけでなく,答えを求める過程に重点を置き,10のまとまりで考える減 加法や減減法のよさに気づかせる事も大切である。そのためには,計算の仕方を常に数図ブ ロックなどの具体的操作と結びつけて考えさせていかねばならない。また,本単元の学習は, 繰り上がりのたし算の学習と同様に,計算の過程を説明させたりすることによって,論理的 な考え方を育てたり,「速く,正確に計算できる方法はどれか」といった合理的な考え方を 深めたりする上でも意義深い。 この学習は,繰り下がりのある2~4位数のひき算やその筆算の学習へと発展していく。 ○ 児童は,日常生活の中で,買い物ごっこやグループの男女の人数の差を考えたりするなど, ひき算の素地となる経験をしている。本単元に関わる既習内容の実態調査では,ひき算の意 味やひき算を使える場面については,ほとんどの児童が理解できている。ただ,求残の問題 は,ひき算の式に表せるが,求差の問題になると,答えはわかっても立式できない児童が数 名おり,大きい数から小さい数を取り去れば違いを求められるという事が理解できていない と考えられる。ひき算の計算の仕方については,念頭操作で速く正確にできる児童は,8割 程度で,指を使ったり,念頭操作でも数えひきをしているため,時間がかかったりする児童 も2割程度いる。それは,数の合成・分解がスムーズにできないからだと思われる。そうい う児童については,本単元に入る前にもう一度数の合成・分解について個別指導をしておく 必要がある。 また,本学級の児童は,算数的な活動にも大変意欲的で,めあてにそった操作活動もでき るようになってきた。しかし,操作したことや考えたことを筋道を立てて説明したり,ノー トに考えを書いたりできる児童はまだ少ないため,言葉だけで交流するのではなく,常に具 体的な操作活動を通して考えを表現させ,数学的な考え方を深めていく必要がある。 ○ まず,本単元に入る前に,朝のチャレンジタイムや補充学習の時間を活用して,本単元の 考え方の基礎となる10までの数の合成・分解を数図ブロックなどで操作しながら復習し, 数をまとまりで見る力を養っておく。 本単元の出会いの段階では,ばらからひけない場合のひき算の学習をしていくという単元 を通した課題を持たせるとともに,数えひきよりも速く簡単に答えを求める方法がないか数 図ブロックの操作を通して考えさせる。そうすることによって,減加法や減減法の仕方に気 づかせ,繰り上がりのたし算同様,10のまとまりで考えるといったよさに気づかせていき たい。 追究の段階では,まず,筆算の考え方につながる減加法について取り上げる。ここでは,2 -減加法の数図ブロックの操作と併せて,計算の過程を順序よく言葉で説明させることにより, 筋道を立てた考え方を育てていきたい。また,求残や求差といった様々な場面を取り上げな がら,減加法で念頭操作ができるよう,計算の習熟も図っていく。減数が5以下のひき算の 学習においては,減減法の方がしやすい児童もいると考えられるので,再度,減加法と減減 法の操作を比較しながら,減減法のよさについても考えさせていきたい。 発展の段階では,ひき算カードを使って大きさ比べゲームやカード取りゲームなどをした り,□□-7=□ の式を作り,きまりを見つけさせたりすることによって,楽しみながら 繰り下がりのあるひき算の計算の習熟を図っていきたい。 3 目標 ○ 繰り下がりのあるひき算の計算の仕方をブロックを使って進んで考えようとしたり,ひき算を進んで用いようと する。 (関心・意欲・態度) ○ (十何)-(1位数)で繰り下がりのあるひき算の仕方について,10をひとまとめにして考えるよさを考える ことができる。 (数学的な考え方) ○ (十何)-(1位数)で繰り下がりのあるひき算の計算を正確にすることができる。 (表現・処理) ○ 繰り下がりのあるひき算の計算の仕方を理解することができる。 (知識・理解) 4 単元計画 (総時数 10 時間) 時数 学 習 活 動 評価の観点 評 価 規 準 関 考 表 知 出 第 (十何)-(1位数)でくり 繰り下がりのあるひき算において, 会 1 1 下がりのあるひき算について ○ 数図ブロックを操作し,減加法や減 い 次 (本時) 数図ブロックを操作し,計算 減法といった計算の仕方に気づくこ 方法を考える。 とができる。 (十何)-(1位数)で繰 減加法の計算の仕方を数図ブロッ 1 り下がりのあるひき算につい ○ ク操作と併せて,順序よく説明する 追 第 て減加法で計算する。 ことができる。 2 減数が6以上のひき算の求 ○ 減数が6以上のひき算の求差の計 2 差の計算をする。 算を減加法ですることができる。 3 減数が5以下のひき算の計 ○ 減数が5以下のひき算を減加法や 次 算をする。 減減法ですることができる。 究 4 12-5になる問題づくり 繰り下がりのあるひき算の適用場 をする。 ○ 面を広げ,理解を深めることができ る。 1・2 ひき算カードを使ってひき ○ 繰り下がりのあるひき算を速く正 算の練習をする。 確にする事ができる。 発 第 3 ひき算カードを使っていろ ○ 繰り下がりのあるひき算を速く正 いろなゲームをする。 確にすることができる。 3 4 □□-7=□ の式を作り, ○ □□-7=□ になる式を見つけ, きまりを見つける。 きまりを見つけることができる。 展 次 繰り下がりのあるひき算の これまで学習した減加法や減減法 5 練習問題をする。 ○ を使って問題を正確に解くことがで きる。
3 -5 本時 平成20年10月17日(金) 第1次 第1時 於1年1組教室 (1)主眼 ○ (十何)-(1位数)で繰り下がりのあるひき算において,数図ブロックの操作を 通して,減加法や減減法といった計算の仕方に気づくことができる。 (2)本時の仮説 本時の学習では,次のような手だてをとれば,繰り下がりのあるひき算の計算の仕方 (減加法や減減法)に気づくことができるであろう。 ① つかむ場面において,具体的操作を通して,ばらからひける場合とひけない場 合とを比較し,ばらからひけない場合は,どうやって答えを求めるとよいかとい うめあてを持たせる。 ② ねり合いの場面において,数図ブロックの操作を通して,12-9の場合の計 算の仕方についても取り上げ,減加法や減減法のどちらが簡単に答えを求めるこ とができるか交流させることにより,それぞれの考え方のよさを考えさせる。 (3)準備 ○ 教師 :問題場面の絵,数図ブロック ○ 児童 :数図ブロック (4)展開 学 習 活 動 指導上の留意点と評価(◎) 1 問題場面を読み,めあてをつかむ。 ○ 10個入りのキャラメル1箱とばら5 つ 個を提示し,10のかたまりを意識させ キャラメルが15こあります。( )こ る。 か あげると,なんこ のこりますか。 ○ ひき算の問題であることをおさえると む 2個あげると,15-2 ともに,ばらからひける数(2の場合) 10 ○○○○○ ばらから2取って, とひけない数(8の場合)を取り上げ, ・ 答えは,13個。 8の場合は,箱を開けて取らなければな 8個あげると,15-8 らないことに気づかせる。 見 10 ○○○○○ ばらから8取れない。 ○ 数えひきをすると,答えが7になると 通 答えを出すには,どうやって8 を取ったらいいかな。 いうことは児童から出ると予想されるの で,一つずつ取るよりももっと速く答え す (めあて) を出す方法はないかと投げかけ,めあて どうやって 8をとると こたえが へとつなぐ。 わかるか,ぶろっくでかんがえよう。 2 どうやって答えを求めるとよいか, ○ 数図ブロックを操作する際,1つの取 ブロックを操作しながら考える。 り方だけでなく,別の取り方もないか考 さ ア 10 から 8 取って,2。2 と 5 で 7。 えるよう助言する。 (減加法)
4 -○ どこから,8を取って答えを求めたか わかるように,ブロック図に取ったとこ ぐ ろを○で囲ませる。 イ まず,ばらから5 取る。10 から残りの 3 ○ どのようにブロックで操作したらよい る を取って7。 (減減法) か分からない児童については,机間指導 の中で,ばらからは,8取れないので,10 のまとまりから取るとどうなるか考えさ せる。 ね 3 15-8の場合のブロック操作の仕方 ○ 自分がやっていない方法をブロック操 を交流し,12-9も同じ方法で出来る 作をさせ,減加法と減減法の操作の仕方 か考える。 の違いを考えさせる。 ア・・・10 から 8 まとめて取る。 イ・・・8 を 5 と 3 に分けてばらと 10 か り ら取る。 アとイはまとめて取るのは同じだけど,8の 取り方がちがうね。 合 12-9の時も同じ方法でできるかな。 ○ 12-9の答えを,減加法と減減法の 12-9のとき,アとイのどちらの方法 2つの仕方で数図ブロックを操作させる。 が,答えをかんたんに見つけることがで ○ 減加法と減減法のどちらが簡単に答え きるかな。 を見つけられると思うかを交流すること により,それぞれの方法のよさを考えさ う ○アの方が簡単だよ。 せる。 ・いっぺんに9とれるから。 ○ 交流の中から,まとまりで取るよさや ・10 から引くと計算しやすい。 10 のまとまりから取るよさに気づかせ る。 ○イの方が簡単だよ。 ◎ 12-9の場合,減減法と減加法がのどちらが,簡単 ・あとで,残りをたさなくていいから。 に答えを見つけられると思うか,となりの人に理由も含 めて説明する事が出来たか。 (児童の発表や発言,操作の様子から) ま 4 減加法と減減法のよさをまとめ,次時 ○ 本時の学習を振り返り,減加法や減減 の学習内容について確認をする。 法のよさをまとめ,次時は,減加法につ と (まとめ) いてくわしく学習していくことを知らせ けいさんのほうほうには, る。 め ○10 のまとまりからいっぺんにとるほうほう ○ばらと10のまとまりからわけてとるほうほう る がある。 ○○○○○ ○○○○○ ○○○○○ ○○○○○ ○○○○○ ○○○○○