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肥満児,痩身児の体格並びに体力・運動能力

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Academic year: 2021

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(1)Title. 肥満児,痩身児の体格並びに体力・運動能力. Author(s). 川上, 幸三. Citation. 北海道教育大学紀要. 第一部. C, 教育科学編, 32(2): 169-176. Issue Date. 1982-03. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/4868. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 肥満児, 痩身児の体格並びに体力・運動能力. 上. 川. 1. は. ご. 幸. じ. め. に. 最近の児童・生徒の体格は, 周 育・量育が長育 の伸びに伴わず, 長身で狭胸, 軽 量化のいわゆる “ほ そり型” が増加しつつある傾向が見ら れる 一方 栄養摂 取過剰と運動不足によって, 肥満 っ , . 傾向児も依然として減少する気配は見られず, 肥痩度のちらばりは大きくなっているよう である . 肥満児, 痩身児は, 健康や体力面で多くの問題をもっていることが指摘されており 学校保健や , ・両者の体格や体力・運動能力の特 徴を理解しておくことは 保健・ 学校教育上の課題となっている. , 体育指導上極めて大切なことである. そこで本研究は, 都市と僻地の児童・生徒を対象に, Rohr 」 と略記) から肥満 e r指数 (以下 「RI 群, 標 準群, 痩身群の3群に分け, 肥満群, 痩身群は, 標 準群と比較してどのような体格並びに体. 力・運動能力の特徴をもっているかを明 らかにすること である.. 1 1. 研. 究. 方. 法. 1. 対 象 都市の標本として, 函館市内の小学校5校, 中学校4校の児童・生徒1,565名, 僻地の標本とし て, 「僻地教育振興法」 に指定されて いる南北海道の渡島・槍山管内僻地校の小学校33校, 中学校. 1 9校の児童・生徒699名, 合計2,264名, いずれも小学校6年生 (以下 「小6」 と略記) と中学校 3年生 (以下 「中3」 と略記) の男女である. 2. 内 容 1)昭和5 4年度の定期健康診断の身体計測値(身長, 体重)から 各個人の RIを算出し, 1 45以上 を 「肥満 群」 1 1 5 4 標 ~1 5を 「 」 1 1 準群 5未満を 「 痩身 」 とした 群 , , . )の調査によると 体脂肪量と RIは, 厳密な意味 で肥痩 の判定規準にはならないが, 山岡ら1 , 体力・運動能力の関係は, RI区分による成績とほぼ一致 した結果を報告しており, 肥痩度をこ の区分とした.. 2) 昭和54年度に各学校で実施した文部省 スポーツテスト (体力診断テスト・運動能力テスト) の測定記録. 169.

(3) . 川. 3. 方. 上. 幸. 三. 法. 地域別, 学年別, 性別の 肥満群, 標準群, 痩身群の体格 (身長・体重・胸囲・比胸囲) とスポー ツテスト各種 目の平均値, 標準偏差を算出し, 肥満群と標準群, 痩身群と標準群を比較検討した. 尚, 有意差検定は, 尤2検定, t検定によって行っ た. 4, 時 期 昭和5 5年2月~3月の期間に調査対 象校より資料を直接及び郵送にて回収した.. m. 結果と考察. 1. 肥満群, 標準群, 痩身群の 比率並びに Rohrer指数の平均値 e r指数区分, 表1は3群の RIの平均値と標準偏差を示す. 図1は調査対象者の Rohr 3群の比率の学年差は, 男子では, 両地域とも差異は見られないが, 女子では, 学年進行に伴っ て肥満群が増加するとともに痩身群が減少し, 両学年に明らかに有意差が認められる. この傾向は. 都市より僻 地に強く見られ, 特に, 僻 地の中3女子は, 肥満群の比率が22 .5%と最も高く, 痩身群 は5.4%と最も低い. 女子にとって中3の時期は, 身長増加が緩慢となり, 皮下脂肪の沈着等で体重 増加 が相対的に大きくなるためと考えられる. 都市と僻 地の地域差は, 男子では中3都市の痩 身群. の比率が僅かに 高いが, 全般的にはあまり差異は見られない. しかし, 女子では両学年とも僻地に. -男子 - ニ346 nニ. . . ー キnニニ506. 市 中J 僻 小6. =180 n; n=176. -女 子- 」 ・6 都/. …nニニ245. 市 中J. nニ ニ468. 僻 小6. … …nニニ178. 地 中J. ; =165 r l. 圏圏 /60以上. . }標準群 □ 圏碧/ の ~//” //. ~/α. 園圏 /oo未満 図1 170. }痩躯羊. 調査 対象者の Rohre rlndex 区分.

(4) . 肥満児, 痩身児の体格並びに体力・運動能力. 表/ 都市. 肥 満 群、標 準 群、痩 身 群 のRohrer 工 ndex平均値と標準偏差 肥. N. 満. X. 君羊. SD. 小6. 34. /ぶ. 中3. 36. / 6i,0 / 士1 9.60. i ・6 16 /. 僻地. 中3. 都 ・6 ノ 」 市 中J 僻地. 9. ,0 8 ± 6,91. N. ネ票. 準. 文. 君羊. SD. 97 /. ‘,7 7 ±7.82. 70. /. 寺,. / 6J,0 ぶ ±20 .54. 1. /. 0 ± 8,77. 7. /. / 寺 寺.. 16. / J 7.J 6 士1 2,55. 2. N 115. 夕±7 .70 200. 痩. 身 群 一 X. SD. / O B,ぶ 0±4.61 / 0 7,夕. ±5,39. 寺.寺 ○ 土7,15. 53. / / ○.タ 学 士3 ,14. 学.夕 0 ± 7.32. 50. / 0 ?.80 土3 .84. / 之 6./ ぶ 士7 .72 107. / 0 7.8 7 士4.64. 6 ±4.79. 夕./. ±8,11. 86. / 0 タ,. 7.. 土7.98. 43. / 07.α 8 士6,2 2. / i /./ 6 ±7 ,67. 9. / / ○,掌 学 士 5.68. 70. / 寺 7.” 8 ±1 2.68. 2. /. 小6. 30. / 6 寺,0 ” ±1 9 .62. 5. /. 中J. 37. /. 夕.3 6 土13,18. 9. 肥満群が多く, 痩身群は少ない. 特に, 小6の地域差は 顕著である. 男女の比較においては, 小6 では, 僻地の男女差は見られないが, 都市では, 女子に肥満 群が少 なく, 痩身群が多い. しかし, 中3になるとこれが逆転し, 両地域とも女子に肥満 群が多くなり,. 痩身群が減少する, これは男女の伸長期 ・充実期のずれによる結果であろう.. 2. 肥満群, 標準群, 痩身群の体格 図2は3 群の体格を示す, 小6男子と中3男子は同じような様相を示している. 即ち, 身長では 両地域とも3群の差異は見られないが, 体重・胸囲・比胸囲 では, 肥満群, 標準群, 痩身群の順に 有意に高 い数値を示している. 肥満群は, 標 準群に比して身長では差異は見ら れないが, 体重が大 きく, 広胸の体型 であるのが特徴である, 小6の女子では, 僻 地の肥満群の身長が標準群より大き いほかは小6男子, 中3男子と全く同じ傾向を示している. 中3女子では, 小6男子, 中3男子,. 小6女子と全く 異っ た様相を示している, 即ち, 肥満群は標準群, 痩身群に比して有意に身長は低 く, 体重・胸囲・比胸囲が大きいため, いわゆる ”ずんくり型” が顕著となる. 一方, 痩身群は肥. 満群と反対に, 身長は高く, 体重・胸囲・比胸 囲は小さく, 長身・軽量・狭胸の体型 である. 一般に肥満児は, 幼児期から学童期にかけて標準児より1年ほ ど早熟であり, 身長が高いことを 9 ) )しているが 本調査では 僻地の小6女子にその傾向が顕著に見られるが 他は平 均身長で 報告7 , , , ているものの統計的な有意差は見られない 1 o 前後肥満 が上回 群 c m っ , . 3. 肥満群, 標準群, 痩身群の体 力・運動能力 1) 小学校6年生 図3は, 3群のスポーツテスト各種目の成績を示す. 肥満群が標準群と同等か, あるいはむしろ優れている傾向を示す種目は, 両地域の男 女とも筋力. (背筋力・握力) である. しかし, 明 らかに有意差が認められたのは都市の女子の 「握力」 だけ で ある, 太っ ていて ”力” がありそうに見えるが, 標準群とほとんど大差はない. 肥満群が標準群より有意に劣っている種目は, 男女の跳力 (走り幅とび) と調整力 (連続さか上 5 0m走) である. やはり肥満群は過体重のため, がり) , 女子の走力 ( , 男子の瞬発力 (垂直とび). 自分の身体を持ち上 げたり, 移動させたり, 上腕によっ て体重を支持する能力は劣っていると言え る, また, 同じ肥満群でも, 男子の場合は, 都市と僻地には あまり差 異は見られないが, 女子の場 合は, 僻地児は筋力 (背筋力・握力) と投力 (ソフトボール投げ) を除くすべての種目に劣ってお. 171.

(5) . C燭. 』. / 一 ・6男. ′. 伽. じ粥 ” ”. 45. 小6女. 165 . ・ 、 . .O ◆ . . . . . , b. 約. 161 A=B=C. A〉 B= =C. A=B=C. A=B=C. サ 嶋 50. 50. 164. 162. 犯. 僻 A=B=C IA=B=C 者 1. . ^ ¥. ・ ・. . ・ ・ ・ . ・ ・ . ・ . . ・ ’ . 1 ・ ・ ・ 1. 70. 体 重. 40 40. 3O. 、 . , ,. 鰍事務8. . 句 月. 80. o ・ . / ′ . ・ . ′ ・ . ’ ・ . ′ ′ . P .. O , 0 , , . . , , , , . . , , . , . 、 , , じ. 163. 44. 長. . . 40. A》B》C . ・ A》B》 C b. 綿 伽. A》B》C A》B》C. c粥. 80. o . \ . ・ . . ・. (o V ′ q m. 囲. 80 .. 僻A》B》C 都A》B》C. 比60. 60 60. A》B》G A》B》C. 6. A》B》c A》B》C. 60. A》B》c A》B》C. 胸 囲 50. 50. 50. 肥満 標準 痩身. ( A ) ( B ) ( c ) 僻A》B》C 老眼》B》C. 肥満 標準 痩身. ( ) ( C ) A ) ( B. . 50. 肥満 標準 痩身. C ( ) ( ) A ) ( B A》B》C A》B》c. 肥満 標準 痩身. C ) ( A ) ( B ) (. . ←- 僻 地. o……o 都. 図2 肥満群, 標準群, 痩身群の体格 172. 市.

(6) . . 小 男. ・ . ・ . , 40. 38. 背筋力. 反復横とび ぬ 垂直とび. 43. O , ・ ・ ・ ・ ・ , ・ ・ P . . ・ . , . ・ . . ・ . . . ・ ・ . 35 ・ . o. 9. 寺 om 走. 立位体前屈. 走り幅とび. ソフトボール投げ. . ・、 - -。 . ・ .. .P. 、 . 、 、 . ・ o. 好. =B= =C A= =B= =C A=. A=B=C. K9. に B> C. P. 35. 僻A 〈B=C 者区A=B=C. 、 . 〆 \\ . 。. 仁. 綿. ニC ー . ℃ ?~~。. 55. / . ,. 44. q . 、 . .. . ・ ・ ・ ・ .. 50. 6貧 三 昌 g 乏 43. ゑ o . ・ ‐ . ′ . ・ . , P . A=B》c A=B》C. A=B- ,C. -C A=B- A《B=C. A. A 〈B=C. 30. o , . ・ ・ 、 、 . ・ . o , . ・. A《B=c. A《B=C A 〈B=C. o . ‐ ・ . ・ ・ o - ・ ‐ ‐ - o・. . 56. A 〈B=C 2ー. 熊昌 三 8. Fに. 2. P . , , . , . . ヴ. ノ A《B=C. A《B=C. .〇 ・ 〆 . ・ . o, ・ ・ ・ ・ 、 o. ニB-=C Aニ. A《B》c A《B=C. A=B=C. AくB=C. A< ;C B= =B;;C A=. 持. (1500. ー ◆ . ・ o. . ・ . . ・. A=B〉 C AニB》c A 〈B〉 C 430 よ A《B=C 持 久 走(looo可 o . ・ . o.- ・. o・ . - . , . . ・ o . - .. 25 38 . 50. 肥 標. 痩. 僻さ A;B=C 都A <B=C. . . . 肥 標 痩 A=B=C A《B=C. 1. ん. 肥 標. 』. .. 肥. 痩. ・ A=B- C =B= A; =C. 1. 標. 1. 痩. -B ーC A= B= C = ;C ニ ニB; A=. A ず/ \ヤ L. 1. 肥 標. 1. 痩. 三 三EB 金. 標 標 津鮮 痩:鴇身群. 痩. A=B=C :B; =C A=. 《 /%有意水準. . 肥. . iE 旨三 大三 要. <親ち有意水準. 図3 肥満群, 標準群, 痩身群の体力・運動能力 173. . 標 痩. 月毎膚す痩 食を邑iE. =有意差なし. 回 貧弱藷. o ・ ・ ・. A=B=C ハ ン ドボ ール…投げ. 〇 、 . ′ . , . . ノ . ヴ. A 〈B》C A《B〉C. d. 秒. 370. . ・ ‘ ・ 1 . ・ ・ . . ・ . . ・ ・ ・ , ▲. . 欝 ==B=;C. 36 AA. Cー ぬ A;B》C C A=B》C. ・C にB.. ュ ・ . . . . ・ ・ ,. ・ . . b. 男 39. 9. A 《B=C. 55 0 . . .. 40. ー ー. A< B=C ;B= =C A=. 秒. 連続さか上り. . o . ・ ・ . . ‐ o ・. r. . ‐ o. A=B=C A〉 B〉 C. ;B:;C A;. =B> C A=. にB=C. .・ P ‐ . ・ .▼ O .. 0 . . . 46. A《B=c ニC A=B=C. A=B;C. 13. 50. 。 .. ト. 5 i ア3 綿. 伽 砺 大三距iE 履. そぢ亨元. I. 32. 39 39. .. し. 伏臥上体そ らし. 49. 6. . . . , d. 翁. 力. 0 ・ . . ノ. p. 伽. 中. 握. . 肥. . 標. . 痩. A=B=C C A=B- ,. ←→ 僻地. A 〈B=C. A《B=C. …, 。 都市. A BニC A B=C. 標 示. 痩.

(7) . 肥満児, 痩身児の体格並びに体力・運動能力. り, 都市より体力・運動能力に劣る傾向が見ら れる. 一方, 痩身群の体力・運動能力については, 痩身群が標準群より劣る種目は 都市の男女の筋力 , だけであり, 他のすべての種目は差 異は認めら れず, ほとんど大差はない むしろ男子の場合 両 . , 地域とも, 敏捷性 (反復横とび) は3群の中で最も優 れている, 2) 中学校3年生. 肥満群が標準群より有意に劣っている種目は, 僻地の場合, 男子は走力 ( 50m走) と跳力 (走り 幅とび) 1 00om走)であり, 他の種目は 有意差は見られない. それに対して都市の , 女子は持 久性(. 場合, 男子は敏捷性 (反復横とび) , 瞬発力 (垂直とび) , 柔軟性 (伏臥上体そらし・立位体前屈) , 走力 ( 5 0m走) ノ・ン ドボール投げ) 持久性 ( 1 女 5 0 0m走 ) 子は敏捷 , 跳力 (走り幅とび) , 投力 ( , , 性 (反復横とび) 50m走) 10 0om走) , 瞬発力 (垂直とび) , 走力 ( , 跳力 (走り幅と び) , 持久性 ( である. 男女とも, 都市の肥満 群の方が明らかに体力・運動能力に劣る傾向が見られる. 肥満群の 筋力は, 小6と同様, 平均値において標準群を上回っているが, 両地域の男女とも 統計的な有意差 は認められない.. 一方, 痩身群の体力・運動能力は, 女子の場合, 両地域ともすべての種目において標準群と差 異 は認められない, しかし, 男子の場合, 僻地では敏捷性 (反復横とび) , 柔軟性 (伏臥上体 そらし・. 立位体前屈) を除くすべての種目, 都市 では敏捷性 (反復横とび) 50 , 筋力 (背筋力・握力) , 走力 ( ( ノ ・ ン ドボール投げ m走) ) 標 投力 は ており 準群より劣 明らかに女子より男子の痩身 群は体 っ , , ,. 力・運動能力に劣る傾向が見られる,. 以上, 小6と中3の肥満群と痩身群の体力・運動能力を標 準群との比較からその特徴を述べたが , 肥満群は総体的に, 敏捷性 (反復横とび) 0m走) , 瞬発力 (垂直とび・走り幅とび・5 , 持久性 (持. 久走)等の運動能力に劣る傾向にあることが明らかとな った. 「垂直とび」 「走り幅とび」「50m走」 は, 体重を負荷とする脚の瞬発力を必要とする種目 であり, 体重の大きい割合に下肢の筋力が十分 に発達 していない肥満傾 向児にとっ ては最も劣る運動能力のよう である. また, 肥満傾向児の持 久 性が劣ることについては, 腹部 の脂肪増加によって肺の換気能率が低下していることと, 血液 量増. 加による1回拍出量の増加が心臓に過剰 な負担をかけ ることにつながる結果と考えられる.. lv. 要. 約. 都市と僻地の児童・生徒 (小6と中3) と対象に, RIによって肥満 群, 標 準群, 痩身群に区分し, 身体計測値とスポーツテスト記録から肥満群, 痩身群の 体格並びに体力・運動能力の特徴は次のよ. うに要約される.. -体格面一. 1) 小6男女と中3男子は, 肥満群, 痩身群とも身長では標準群と差 異は見られないが 体重,胸 , 囲・比胸囲は, 肥満群, 標準群, 痩身群の順に 有意に高い数値 を示す, しかし, 中3女子では, 肥満群は標準群, 痩身群に比べて有意に身長は低く, 体重・胸囲・比胸囲は大きい いわゆる “ず . んぐり型”が顕著となる. それに対して痩身群は, 肥満群とは逆に, 3群の中で身長が最も高く, 体重・胸 囲・比胸囲は最も小さい. 即ち, 長身, 軽量, 狭胸の体型である.. -- 体力・運動能力面 --. 2) 肥満群は, 筋力 (背筋力・握力) , 柔軟性 (伏臥上体 そらし・立位体前屈) , 投力 (ソフトボー 175.

(8) . 川 \ \. 上. 幸. 三. ル投げ・ハン ドボール投げ) においては標 準群とほとんど差異は見られない. 肥満群が標準群に 比べて劣っている種目は, 小6 では, 跳力(走り幅と び) , 瞬発力(垂 , 調整力(連続さか上がり). 直とび) 50m走) である. 中3では, 跳力 (走り幅とび) 50m走) , 走力 ( , 走力 ( , 持久性 (持 久走) である. いずれも, 自分の体重を移動したり, 持ち上げたり, 上腕で支持する能力に欠け て い る,. 3) 同じ肥満 群でも, 小6男子では, 都市と僻地は差異は見られないが, 小6女子では, 都市より 僻地が, 中3男女 では都市の方が体力・運動能力に劣る傾向が見られる. 4) 痩身群が標準群に比べ て劣っている種目は, 小6 では, 筋力 (背筋力・握力) だけであり, 他 のすべての種目は標準群と差異はない. むしろ 「反復横とび」 は標準群より優位であり, 敏捷性. に優れていると言える, 中3では, 女子の痩身群はすべての種目にわたっ て標準群と有意差は見 50m走) ら .れないが, 男子の痩身群は, 筋力 (背筋力・握力) , 走力 ( , 投力 (ハン ドボール投げ) に劣 っている. 特に, 僻地男子の痩身群は, 体力・運動能力面 で問題があるよう である.. 参考文献 1) 山岡誠一他 「肥満児の実態と運動処方の効果 -- その1, 中学1年生について --」 l 健 研 究 Vo .1I NO .5 1969年. 0 02~2 7 学校保 p .2. i 7 7 保健の科学 Vo 2) 山岡誠一 「肥満と運動」 p 3~3 74年 .16No .3 19 .37 l 6 学校保健研究 Vo 1~2 3 3) 太田俊夫 「児童生徒の肥満化傾向と体力低下の疫学的考察」 p .15No .2 .1 197. 年. l 4 保健の科学 Vo 4) 松浦千文 「大学生の 『肥りすぎ』と 『やせすぎ』の健康問題」 p 01~20 0 8 .2 .22No .3 19. 年. l 6 学校保健研究 Vo 5) 佐藤祐造他「肥満学生の保健管理に関する研究 (第2報)」 p 32~33 0No 78 .3 .2 .7 19. 年. 0 健康教室 第2 97 4年 6) 太田俊夫 「るいそう児の疫学と体力」p 79集 1 .65~8 7) 松岡弘 『肥満児 -- その心理と指導 --』 ぎょうせい 19 70年 l 8) 松岡弘 「教育的見地からみた肥満児の問題」 p 9 学校保健研究Vo 2~45 INO 9年 96 .45 .1 .10 1 Vo l 2 6 4 体育の科学 9) 山岡誠一 「肥満児のための運動処方 -- 肥満児教室をかえりみて --」 p ~ 2 6 0 1 . .2 No .4 1971年. 176. (本 学助 教 授 ・函 館分 校).

(9)

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