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浮遊粒子状物質が太陽光発電の発電量に及ぼす影響の調査

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Academic year: 2021

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卒業論文要旨 平成27319

浮遊粒子状物質が太陽光発電の発電量に及ぼす影響の調査

システム工学群 電子工学専攻 八田・古田研究室 学籍番号1171003武井 翔太郎

1. 背景と目的

固定価格買取制度により、メガソーラー 発電所は急激に増加している。一方、発電 量に影響する日射量は、空気中の微粒子の 影響を受ける。近年、黄砂や火山の噴火な どの自然現象に加え、化石燃料による排出 がニュースで取り上げられるが、これらが 日射量に影響している。

本研究は、この大気中を浮遊している浮 遊粒子状物質(Suspended Particulate Matter)

(以下SPMと呼称)と発電量の関係を見る ことで、太陽光発電の発電量予測や候補地 選び役立つと考えられるため、メガソーラ ーから発電量と近くで観測された SPM 関係を調査する。

2. 研究内容

太陽光の減衰と SPM の関係を調べるた めに、天候や SPM の影響を受けない大気 外日射量の計算を行った。

大気外日射量のうちパネルに入射するパ ワーは、季節と時刻、パネルの設置角(方 位角と傾斜角)に依存するため、実際の設 置角を考慮して計算した。

次に発電量を大気外日射量で規格化する ことで大気外日射量1kW/m2あたりの発電 量を求め、SPMと前値に対する依存性を調 べた。

3. 太陽電池の発電量とSPMの比較 縦軸が大気外日射量1kW/m2あたりの 発電量で、横軸が SPM(μ )で比較 したグラフを示す。(図1)

1 メガソーラー発電量とSPMの比較

3つの発電所について、SPMによる発電 量の低下率を求めた。

高知県高知市= μ 福岡県北九州市= μ 群馬県太田市 μ

日本で、SPMによって発電量がどれほど 低下したかを考察する。平成23年度のSPM の平均値が20μg/㎡なので、これを基準に計 算する。SPMによる日射量の低下率が-

0.22~-0.51%/(μg/㎥)なので、20×(0.22~

0.51)で4.4~10.2%程度の発電量が落ちる計 算となる。

これをもとに固定価格買取制度が開始さ れてからの累計値の損失は、

買取電力量で、11~26万(万kWh)

買取金額で、460~1100(億円)

となる。

4. まとめ

太陽電池の発電量は、SPMの密度が高く なるほど低下する比例関係にあることが分 かった。

参照

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