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2. 正則化法を利用した放射音圧測定による 衝撃力の同定原理

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(1)

正則化法を利用した放射音圧測定による衝撃力の同定に関する研究

Research on the Identification of the Impact Force

by Using the Regularization Method and Measuring the Radiated Sound Pressure

精密工学専攻 38 号 西河 武 Takeru Nishikawa

1. 緒言

物体の破損に関係する衝撃力を測定することは重要であ り,これまでに衝撃力を同定する研究が多数報告されている.

例えば,井上らは衝撃力が加えられた弾性体に生じるひずみ 応答を用いて衝撃力の同定を行っている(1)~(2)

一方,衝撃力により放射される放射音にはその衝撃力の情 報が含まれているはずである.放射音の測定による衝撃力の 同定が出来れば,衝撃体や被衝撃体から離れた測定素子によ る非接触測定が可能となる.辻らはFEM解析によって求めた 衝撃力と放射音との関連性を利用して,測定した放射音より 衝撃力を同定している(3).更に,衝撃によって放射された音 を数本のマイクロフォンによって測定することで,衝撃力だ けでなく,衝撃が加えられた位置,被衝撃体の縦弾性係数等 を同定する試みも報告されている(4).そこでは,衝撃力と放 射音の関連性を有限要素法によるシミュレーションにより 求め,繰り返し計算を用いることで,複数点で測定した放射 音から衝撃力や衝撃位置等の同定を行っている.しかし,衝 撃力を同定する際には衝撃が加わった領域や位置は既知と しており,衝撃位置を同定する際には求めたい位置の正確さ に応じて数千回の繰り返し計算が必要となり時間を要する.

そこで,本研究では平板下の放射音圧分布を用いることで,

平板上の各領域における衝撃圧力の時間変化を同定し,衝撃 圧力分布を求めることで,衝撃が加えられた領域,衝撃位置 の同定を行う.この手法により,衝撃領域や位置が未知であ る場合でも,繰り返し計算を行うことなく,衝撃圧力の時間 変化と衝撃が加わった領域,位置の同時同定が期待できる.

また,同定領域数が増えることで,計算過程における未知係 数の配列の要素数が多くなり,同定結果に影響を与えてしま うことが懸念されるため,正則化法と呼ばれる手法を導入す ることで同定結果の変動の抑制を図る(5).そして,実際の衝 撃試験から平板上の各領域に生じた衝撃圧力の時間変化を 同定し,正則化法の導入による同定精度へ与える効果を明ら かにすると共に,本手法の有効性について検討を行う.

2. 正則化法を利用した放射音圧測定による 衝撃力の同定原理

Fig.1 に示すような平板上の複数の領域に衝撃荷重が加わ

る問題を考える.衝撃実験において平板下方で測定された放 射音圧分布とFEM解析によって求める衝撃圧力と放射音圧 分布の解析値との関係から,実際に平板の複数点に加えられ た衝撃圧力を同定する.

Fig.2 に平板上の同定領域を示す.平板の上面中央を原点

として(x, y)座標をおき,(x, y) = (0, 0)を中心とする正方形領 域を同定領域として想定した場合を考える.x軸に平行な横 方向の軸をi (i =1,2,┅, I ),y軸に平行な縦方向の軸をj ( j =1,2,

┅, J )とおく.同定領域を横方向にI分割,縦方向にJ分割し

y

x

Area of the measuring sound pressure Impactor

z

Fig.1 Impactor, impacted body of the plate and sound measuring area

j

i

i= 1 j= 1

i = 3 j= 1

i= 4 j= 1 i= 4 j= 2 i= 3 j= 2 i= 2 j= 2 i = 1 j= 2 i= 1 j= 3

i = 2 j= 3

i= 4 j= 3 i= 4 j= 4 i= 3 j= 4 i= 2 j= 4 i= 1 j= 4

i= 3 j= 3

i= 2 j= 1

x y

Area 1

Area 2

Fig.2 Identification area on the aluminum plate (I = 4, J = 4)

て考え,同定領域数FF= I×Jである.分割された各領域 ijに応じて識別しており,Fig.2において,(i, j) = (2, 1) ならばArea1,(i, j) = (3, 3)ならばArea2を示している.

F個の領域に同時に荷重が加わる場合を考える.各領域に 加わる衝撃圧力をPexp(i, j)(t)とし,FEM解析において入力する 衝撃圧力の時間変化をPsim(t)とする.Psim(t)の重ね合わせによ り,任意の領域(i, j)に加わる衝撃圧力の時間変化P(i, j)(t)は未

知係数 An,i,jを用いて以下のように級数表示して表すことが

できる.

N

n

n sim j i n j

i t A P t t

P

1 , , )

,

( () ( ) (1)

ここで,tn =Δt × (n-1) ×K /N,Δtは時間刻み,Nは重ね合わせ 回数である.

FEM解析において,領域(i, j)に衝撃圧力Psim(t)が加わった ときの解析音圧をSsim(i,j,m)(t) (m = 1,2,┅, M )で表す.mは衝撃 実験を行った際の音圧の測定位置に対応する番号である.衝

(2)

撃圧力と放射音圧の間に線形関係があるとすれば,衝撃圧力

An,i,j倍となったとき,放射音圧もAn,i,j倍となる.したがっ

て,式(1)で表される衝撃圧力P(i, j)(t)による放射音圧の時間変

S(i,j,m)(t)はSsim(i,j,m)(t)を用いて以下のように級数表示して表

すことが出来る.

N

n

n m j i sim j i n m

j

i t A S t t

S

1

) , , ( , , )

, ,

( () ( ) (2)

ここで,F個の領域に衝撃が加えられたときの,マイクm の音圧の計算結果の総和をS(m)(t)とし,次のように表す.



J

j I

i N

n

n m j i sim j i n

m t A S t t

S

1 1 1

) , , ( , , )

( () ( ) (3)

衝撃実験において,マイクmで測定された音圧の時間変化

Sexp(m)(t)と式(3)の計算音圧の総和の差の二乗平均Erを以下の

ように表す.

 





K

k M

m J

j

k m I

i N

n

n k m j i sim j i n

r A S t t S t

M E K

1 1

2

1

' ) exp(

1 1

' ) , , ( ,

, ( ) ( )

1 (4)

ここで,tk (k = 1,2,┅, K )は音圧を測定した時刻,Kは測定時 刻の総数,Mは音圧の測定位置の個数である.

後の未知係数 An,i,jの計算結果の影響による衝撃圧力の時 間変化の同定結果の変動を抑制するために,正則化項R1, R2, R3を以下のように定義する.



J

j I

i N

n

j i n j i

n A

A a

R

1 1

1

1

2 , , , , 1

1 ( ) (5)



J

j I

i N

n

j i n j i

n A

A b

R

1 1

1 1

2 , , , 1 ,

2 ( ) (6)



1

1 1 1

2 , , 1 , ,

3 ( )

J

j I

i N

n

j i n j i

n A

A c

R (7)

ここで,Jは同定領域の縦方向の分割数,Iは同定領域の横方 向の分割数,Nは重ね合わせ回数である.また,a, b, cは正 則化パラメーターであり,それぞれの値は正の数である.

式(5),(6),(7)を式(4)に加えたEr+ R1+ R2+ R3を最小にする未

知係数An,i,jを決定する.最小二乗法によれば,未知係数An,i,j

は次の連立一次方程式の解として得られる.



 





K

k M

m

k m sim k m

j i n J

j I

i N

n K

k M

m

k m sim n k m j i sim

t t S t S

A R R R t t S t t S

1 1

' ) , , ( ' ) exp(

, ,

1 1 1

' 3 ' 2 ' 1

1 1

' ) , , ( ' ) , , (

) ( ) (

) ( ) (

(8)

 

 

 

) 1 )(

( )

1 )(

(

) 1 ( ) (

) 1 ( ) (

) 1 ( ) (

) 1 ( ) (

, , , 1 , , 1 , , 1 , , , ' 3

, , , , 1 , 1 , , , 1 , , ' 2

, , , , , 1 1 , , , , 1 , ' 1

J j j j i n j j j i n

I i j i i n i j i i n

N n j i n n n j i n n

c R

b R

a R

) , , 2 , 1

(  N (1,2,,I) ( 1,2,,J) ここで,δはクロネッカーのデルタを表している.式(8)から 求めた未知係数An,i,jを式(1)に代入することで,平板上面の各 領域に加わった衝撃圧力の時間変化が同定できる.

3. 放射音圧の測定

Fig.3 に示すように衝撃体と被衝撃体の衝突動作を繰り返

しながら,測定素子であるマイクロフォンを移動させること で放射音圧を測定する装置を使用する.衝撃体としてアルミ ニウム丸棒(φ30 mm×300 mm)を,被衝撃体としてアルミニ ウム平板(500 mm×200 mm×10 mm)を用いている.衝撃体の 先端は直径10 mmの円形平面になっており,側面を丸めて いる.平板の四隅の下に厚さ5 mm,一辺20 mmの正方形の シリコンラバーシートを設置し,支持してある.衝撃体をロ ボットアームによって把持し,一定の高さまで持ち上げてか ら離し,自由落下させることにより,同じ衝撃力をアルミニ ウム平板に自動的に加えることができる.マイクロフォンは x-yステージに設置してあり,その移動分解能は2 μm,可動

域は200 mm×200 mmである.衝撃位置は板中心を原点,板

の長手方向をx方向とし,(Xexp, Yexp)で表す.衝撃体の先端か

20 mmの所にひずみゲージを貼り,衝撃体に生じるひず

み変化から衝撃圧力を測定する.この測定値は放射音圧から 求めた同定値の精度確認のために用いている.

Fig.4に測定システム概略を示す.各測定装置をPCで制御

することにより,ロボットアームによる衝撃体の把持,ロボ ットアームの上昇,衝撃体の落下,放射音圧とひずみの測定,

記録,マイクロフォンの移動までの全動作を自動化している.

衝撃体の上昇から落下までの動作を繰り返しながらマイク ロフォンの位置を動かしていくことで,アルミニウム平板の

下面から10 mm(z = -20 mm)の平面上における放射音圧の分

布を測定する.

Fig.3に示した実験装置を用いて,衝撃体を高さH = 10 mm

から (Xexp, Yexp) = (0, 0) [mm]の地点に繰り返し自由落下させ ながら,マイクロフォンによってx = -50 ~ 50 mm, y = 0 mm, z

= -20 mmの領域の音圧分布を1 mmの分解能で測定した.測

定点の数はM = 101点である.Fig.5に各時刻における放射音

y

x Aluminum bar

z

Aluminum plate

Microphone

x-ystage Silicone

rubber sheet Strain gauge

Robot arm

(Xexp,Yexp) x

z

ϕ10mm 20mm ϕ30mm

300mm

10mm H

500mm 10mm

Fig.3 Impact bar, impacted body and microphone moving system

PC

Signal conditioner

Bridge box

Strain gauge Microphone Conditioning amp

Robot arm

x-y stage Oscilloscope

Fig.4 Outline of the measuring system

(3)

圧分布を示す.Fig.5 より,衝撃が加わった平板中央下部付 近において最も早く音圧が上昇し,放射音が伝わっていく様 子が確認できる.

4. FEM 解析

有限要素法解析ソフトANSYSを用いてFEM解析を行う.

Fig.6に解析モデルの概要を,Table 1に板と空気のそれぞれ

の機械的性質,要素数等を示す.解析モデルはx-z平面に関 して対称な1/2モデルであり,板の上面より下の250×500×190 [mm]の部分を取り囲むように空気層を配置し,構造と気体 (音響)の連成解析を行う.衝撃実験における板の境界条件は シリコンラバーシートの上に設置しているため複雑である が,板の境界条件の影響が表れるのは0.35 ms以降であるこ とが確認されている(3).これより,衝突初期の短い時間内で あれば,板の境界条件の影響が無視できると考えられるため,

板には拘束条件を与えないものとする.

Fig.6に示すように,FEM解析において板中心を原点,板

の長手方向を x 方向とし,荷重を加える面の中心の座標を (Xsim, Ysim)で表す.半径5 mmの半円形領域を平板中央からx =

-25~25 mm, y = 0 mmの範囲で中心座標を x方向に1 mmずつ

移動させる.各領域にFig.7に示した衝撃圧力を加え,それ に対する測定位置での解析音圧を求める操作を行う.x = -50~50 mm, y = 0 mm, z = -20 mmの範囲の要素を1 mmの分解 能で,M = 101点の解析音圧を求める.この操作をF = 51 領域全てで行う.

5. 同定結果

3章で測定した放射音圧分布と4章で示したFEM解析に よる解析音圧と衝撃圧力との関係を利用し,2章で示した同 定方法により平板上の各領域に生じた衝撃圧力の時間変化,

及び衝撃圧力分布の同定を行う.

平板上の(Xexp, Yexp) = (0, 0) [mm]の地点に衝撃体を高さH = 10 mmから落下させたときのx = -50~50 mm, y = 0 mm, z =

-20 mmの領域のM = 101点の音圧データを用いて平板上面

に生じた衝撃圧力の同定値を式(1)より算出した.平板上の同

定領域はy = 0 mmの線上の位置x [mm]の地点に衝撃が加わ

ったことを既知とし,平板中央から x = -25~25 mmの範囲の 領域とする.x軸に平行な横方向の分割数はI = 51,y軸に平 行な縦方向の分割数はJ = 1とし,同定領域数はF = 51であ る.ここで,音圧の測定時刻t’kは時間刻みt = 0.005 ms し,t’k = kt, K = 100としている.重ね合わせ回数はN =20 とした.また,y軸に平行な縦方向の分割数J 1であるた め,式(7)で定義した正則化項R3は配列の全ての要素が0 なるので考慮しないものとする.

Fig.8に正則化パラメーターa = 100, b = 100とし,M = 101 点の音圧データから求めた各領域の衝撃圧力の時間変化を 示す.図中の破線はx = -5~5 mmの領域の衝撃圧力の同定値 を示しており,実線は他の領域の衝撃圧力の同定値を示して

いる.Fig.9Fig.8から求めた各時刻における衝撃圧力分布

を示している.Fig.8, 9より,x = -5~5 mmの領域において大 きい衝撃圧力を示しており,衝撃試験で(Xexp, Yexp) = (0, 0)

[mm]の地点に落下させた衝撃体先端の円形平面(直径 10

mm)が接触したと考えられる領域と一致している.また,

Fig.8中の一点鎖線はx = 6 mmの領域の衝撃圧力の同定値を

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

-50-40-30 -20-10 0 10 20 30 40 50

Sound pressure[Pa]

X[mm]

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

-50 -40-30-20 -10 0 10 20 30 40 50

Sound pressure[Pa]

X[mm]

(a) t = 0.10 ms (b) t = 0.125 ms

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

-50 -40-30-20 -10 0 10 20 30 40 50

Sound pressure[Pa]

X[mm]

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

-50-40 -30-20-10 0 10 20 30 40 50

Sound pressure[Pa]

X[mm]

(c) t = 0.15 ms (d) t = 0.175 ms Fig.5 Radiated sound distribution by impact test

(x= -50~50 mm, y = 0 mm, z = -20 mm) y

x z

190mm 10mm

500mm

Aluminum plate

Air layer Psim(t)(Xsim,Ysim)

x = -45 ~ 45mm

Fig.6 FEM analysis model of the plate with air

0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 1.2

0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5

Pressure Psim(t) [MPa]

Time [ms]

Fig.7 Time dependence of the impact pressure as the input

Table 1 Mechanical properties of the aluminum plate and mechanical properties of air

Material Aluminum Air

Configuration 100×500×10 [mm] 250×500×190 [mm]

Young’s modulus 70 [GPa]

Poisson’s ratio 0.33

Density 2700 [kg/m3] 1.3 [kg/m3]

Acoustic velocity 346 [m/s]

Number of elements 4296 59352

-0.2 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1

0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5

Impact pressure[MPa]

Time[ms]

Fig.8 Time dependence of the determined impact pressure (Xexp, Yexp) = (0, 0) [mm] (F = 51) (a = 100, b = 100)

(4)

示しており,最も大きい衝撃圧力を示している.これは,

Fig.5(b), (c)に示した放射音圧分布において,x = 7 mmの測定

点の値が近方の測定点と比較して小さい音圧を示している ことが要因として考えられる.Fig.10 51つの全ての領域 の衝撃圧力の合計値の時間変化を示す.図中の太い実線が合 計値,一点鎖線はひずみゲージにより測定された衝撃圧力の 時間変化の参考値である.各領域の衝撃圧力の合計値はひず みゲージより求めた参考値とよく一致しており,十分同定で きていることが分かる.これらの結果より,衝撃圧力の時間 変化の同定が十分可能であり,衝撃圧力分布から衝撃が加わ った領域や位置の同定も可能であることが確認できた.

また,正則化項が同定結果に与える影響を検証するために,

各正則化パラメーターを0とし,正則化項を加えずに衝撃圧 力の同定値を算出した.他の条件は正則化項を加えた場合と 同様である.Fig.11に正則化パラメーターa = 0, b = 0とした 場合の各領域の衝撃圧力の時間変化,Fig.12Fig.11から求 めた各時刻における衝撃圧力分布を示す.Fig.11, 12 より,

各領域の衝撃圧力の同定値は時間に対して大きく変動して おり,各領域の衝撃圧力の時間変化と衝撃圧力分布は共に同 定できていないことが分かる.また,51つの全ての領域の衝 撃圧力の合計値の時間変化を Fig.10 中に細い実線で示して おり,合計値はひずみゲージより求めた参考値と大きく異な っている.これらの結果より,正則化項を加えることで同定 値の変動を抑制し,正則化できることが確認できた.

6. 結論

本研究では,測定した放射音圧分布とFEM解析により求め た衝撃圧力と放射音圧との関連性を利用し,正則化法を導入 した同定方法を用いて,平板上の各領域に生じた衝撃圧力の 時間変化を同定し,衝撃圧力分布を求めた.同定結果より,

衝撃圧力の時間変化と衝撃が加わった領域,位置の同時同定 が可能であることを確認した.また,正則化項を加えること により同定値の変動を抑制し,正則化できることを確認した.

今後の展望として,同定領域を線状の1次元から面状の2次 元へと拡張して衝撃圧力分布を求めることで衝撃領域,位置 の同定精度の向上を目指す.また,正則化パラメーターa, b, c を定量的に決定する手法を確立し,最適なパラメーターを決 定して衝撃圧力の同定を行っていく.

参考文献

(1) 井上 裕嗣,岸本 喜久雄,渋谷 寿一,小泉 尭,逆解析

による衝撃荷重の推定,逆解析のための最適伝達関数, 日本機械学会論文集.A編,57-543 (1991) pp.2727-2734.

(2) 井上 裕嗣,石田 宏之,岸本 喜久雄,渋谷 寿一,逆解

析手法を用いた衝撃荷重の測定,伝達関数の推定法の比 較検討と計装化シャルピー衝撃試験への応用,日本機械 学会論文集 A編,57-534 (1991) pp.424-429.

(3) 辻知章,栗本貴文,渋谷寿一, FEM解析を併用した放射 音圧測定による平板の衝撃力の同定,日本機械学会論文 集A編,74-742 (2008) pp.858–863.

(4) 辻知章,伊藤康司,嶋田英昭,冨永裕也,放射音測定と FEM解析を用いた衝撃位置,衝撃力,被衝撃体の縦弾性 係数,衝撃半径の同定,日本機械学会論文集A編,77-781 (2011) pp.1433–1443.

(5) 上村豊,逆問題の考え方 結果から原因を探る数学,講 談社,東京,(2014)

-0.2 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1

-25 -20 -15 -10 -5 0 5 10 15 20 25

Impact Pressure[MPa]

X[mm]

-0.2 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1

-25 -20 -15 -10 -5 0 5 10 15 20 25

Impact Pressure[MPa]

X[mm]

(a) t = 0.10 ms (b) t = 0.125 ms

-0.2 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1

-25 -20 -15 -10 -5 0 5 10 15 20 25

Impact Pressure[MPa]

X[mm]

-0.2 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1

-25 -20 -15 -10 -5 0 5 10 15 20 25

Impact Pressure[MPa]

X[mm]

(c) t = 0.15 ms (d) t = 0.175 ms Fig.9 Distribution of the determined impact pressure (Xexp, Yexp) = (0, 0) [mm] (F = 51) (a = 100, b = 100)

-2 0 2 4 6 8 10 12 14

0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5

Impact pressure[MPa]

Time[ms]

Total value (a = 100, b = 100) Total value (a = 0, b = 0) Measured impact pressure

Fig.10 Time dependence of the total identified impact pressure (Xexp, Yexp) = (0, 0) [mm] (a = 100, b = 100 and a = 0, b = 0)

-0.2 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1

0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5

Impact pressure[MPa]

Time[ms]

Fig.11 Time dependence of the determined impact pressure (Xexp, Yexp) = (0, 0) [mm] (F = 51) (a = 0, b = 0)

-0.2 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1

-25 -20 -15 -10 -5 0 5 10 15 20 25

Impact Pressure[MPa]

X[mm]

-0.2 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1

-25 -20 -15 -10 -5 0 5 10 15 20 25

Impact Pressure[MPa]

X[mm]

(a) t = 0.10 ms (b) t = 0.125 ms

-0.2 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1

-25 -20 -15 -10 -5 0 5 10 15 20 25

Impact Pressure[MPa]

X[mm]

-0.2 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1

-25 -20 -15 -10 -5 0 5 10 15 20 25

Impact Pressure[MPa]

X[mm]

(c) t = 0.15 ms (d) t = 0.175 ms Fig.12 Distribution of the determined impact pressure (Xexp, Yexp) = (0, 0) [mm] (F = 51) (a = 0, b = 0)

Table 1 Mechanical properties of the aluminum  plate and mechanical properties of air

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