1446
長崎医学会雑誌第32巻第11号1446‑1450頁1952年と1956年に於ける諫早地方での 蚊族の季節的消長について
︶援教け‖nり良三南蛮大任︑H﹂︵
室究研学物動生衛所究研病士風学大崎艮
藤崎利夫・横尾秀典ふ hし 一亡 ︳き しヾ︼ 上お ひむこ の︵り︶で
調︐れ︐わ察報労協.
榔綱船側凋掴轍脚錮緋御採をと︐意導し謝指謝に御探兄︐に両り授宵当教別に森・す大島で出師大を恩た・告たつPll行の族年そたる報つ願らを舎蚊56︐得す本賜をか査畜た19れし告を力 はたくハつ絶於ダに考温しは等虫はっとれ多ナなてにマ害を気響力弛成に去帥鮎削矩駆凱鞭打紙軸卯躇鍔甑耽駒軌の採・いの多雨シでたは況マ︐中19に回はる次カは︐は集しに状ハ抱月は水前にい︐ェ︳にがれ探発度象ナ湿9カ下●が年てでイ年るこく多年気シ︐らブがるたのきカカ56い.多の56の●田かヤ尿あきこてエア19ていに類19月る水旬ロのででlつイ︐ほつな共笹ほ6れて下ク舎少集る異カカカないものカにわつ月オ豚僅採い少アブエとて等らエ樗恩よ8オたは類て多タヤイ上つヵれイにとにれ.つの笹つもガロカ︳以変ブニカ様か満らるあも9代成コクア倍どヤ︐ァるい多みよにのもれ梓ほオタ4んFが夕べなのがにり他に入くのオガの殆クるガ=述は時発事隣績∵∴∴∵∴∵∴h∴叫州∴∴︑︐56が数さヲるは比のとくる離虫発のり19嘩鮒礪球ひ渦服㍑㍍絹ひ帽嘲柏相成な
蚊た州を験吸︐著ア画の月のめ九長試の間ほタ計蚊5儲虫姶西消業蚊のにガをの︐状をに的農年で年コ験らで糸査上節ほ越ま56び実れの人調る季にちる19及染こたらのての年即す後力感にれか染立そ52で止のラのめら年感をび19ま休そダ虫た迫52然画及︐月秋.マ状るに19日計寡で‖らたハ糸得要皿即断逐鯛摘紬ゎけ甑粕摘採ブの︐6
棚瀾纂醐醐瑚凋帥酬酬潮軌肋酬舶醐酬瀾朝摘卿銅器瑚腑
1952年と19S6年に放ける諌早地方での蚊族の季節的消長について 144フ
Tab)e1。 NuLnber(,f mosquitocs co11ectedincow.shedatIsahayaAgriCulturalStation S pecies N o 1952 宇 F Cb三 l9 千TOV古80… N l0… 56宇 M ay 3‑ % 宇 v. 15 N o . S ・
A . h・ sineiも 193 26 .4 1206 37 .1
3 A ・ sine ro id es 13 0 .2
A . ko reicus 0 ・1 0 0 0 0
c . p . ♪a liens 70 9 .6 32 ・0 18
5 C ・ tn taei裁o rh y nchu s 390 53 ・ 17 15 52 ・8 0
6 C 。 VlStlT山i 29 4 ・ 0 .1
C . w h孟 lT托 o rei 0 0 0 5 0 ・2 0
C . bita er. 裁o Th γ n chu s 0 ・ 0 .3
C . sinensis 0 .3
10 A e . a lbop ictu s 0 0 1 . 0 0
11 A r。 su balbatu s 32 4 .4 10 272 ・ 48
T o tal 7 31 100 .0 12 3247 100 .0 66
F i官。 S easonaーprevalence of fem ale m osし [Ult。 es co llected in cow ・sh ed at Isahaya A gricuH urえ ーS tation in 19 52
ヱ 5 r C . p ・ p a tte n s
害 1 O S 」 A Y. 6 しムa i b n t u s .っ
So 阜 2 . … y ー¥ o ¥ C ・ k . s i A t r i t e 〒宇n宇0 S 〒 y L … C h " S■
i
EO T 3 00 毒
ヱ 50 § Eヨ ヱ 0n …
、「ヽ IS O く
・■ ■ 一
′ 0 u ・ く 3
∫o
‑ o
N o t / . o
喜 3 0 2.0 ‑ 10
… …… [ ‑ l
F * b .
, M i Ⅵ ■ ¶
Ⅷ ■
. .
!
Ⅶ
Ⅷ
M α卜. A p r. 〃 a ツ T u n . J u.L . U‑ ・ S e n t. O c t .
ていたが,1956年には新に尿溜が作られ,そこで助 成り離れたので多く探れなかつたものと思われる.
虫が多発していた薯によるのではないかと思われ これらの蚊の季節的消長をみると,第1図に荒す る・アカイエカは1952年には畜舎が住宅群に近かつ 様に1952年度にはヨガタアカイエカは苗代の済んだ たために多く集まつたのが,1956年には僅宅から可 6月下旬から増え始め7月下旬に最高の山を作り8
1448 藤 崎・横 尾
F…g.2 SeasonalpreValence of fc皿a一e n]oSquitoes c。11eCtedin cow−Shed
aLIsahaya AgricuIturalStationin1956
ヱ5 C.p.J用″t几∫o
Jo
o
,oo
∫o
o
⊥.一
L土∫此頼△諭∫(会)
Aん.∫£空c那£∫
・・・・困、
[:…ヨ F
.わ
三°oo
l、J
.三ヱ知
。ー
旨ヱoo
怠けo
・,oo
≧ (。)∫o
o
ヒ (()jo
(も ぎ ヱo
だ ′o至;;[壁
C.trけαc花わrんy花Cんは∫
・ ノ「[口
・ぎ ヱoo室、J
仇州・Ⅱ。…牒(、J)
月中旬から滅つている.この成横は東京,岡山,長 崎等での報告とはば一致している.シナハマダラカ は3月中旬から少しずつ採れているが遂に多くなら ず8月中旬まで続いて採集されている.オオタワヤ プカは9月上旬に少し,アカイエカは5月下旬から
7月下旬まで少しずつ探れている。
1956年度には第2図に禾す様にヨガタアカイエカ が非常に多く6月上旬から増加し始め7月中旬に最 高の山を作り以後減少している.6月下旬の谷は.田 植準備で水田の荒起しの影響によるもの,また8月 中旬の谷は離風9号によるものと思われる.シナハ マダラカは5月から探れているが6月には多少増加 し7月,8月には梢く減少した.8月中旬には匪風 9号のため一時減少したがその後また増加している.
これは雛風が伴つた多雨によつて圃場内で幼虫の多
Table2。Cornparison of cIiImtic conditionin June㌔f1952al−d1956
1952 1956
Mean maⅩ。temp.
ト−1canIⅥin.temp。
MeaIlleIカP。
MeallR● H・
Rain rall
25・3。c.
17.7。c・
21.5。c.
81・6%
391・1□n[n
26.7°c・
18.9。c.
23.0。c.
84.4%
334.8mm
発をみた事にもよる様に思われる。オオタロヤプカ は7月中旬から8月中旬まで少しずつ多くなつてい るがその鎮は減少している.これは匪風鎮尿が海流 し薄められた事とその後の使用とによつて普通にみ られる秋の多発が起らなかつたためと考えられる。
1952年と1956年に於ける諌早地方での蚊族の季節的消長について 1449
アカイエカは6月下旬から7月 上旬まで僅かずっ採れたに過ぎ ない.
前に述べた様に1956年の7月 にコガタアカイエカが多発した ので6月の気象を調べたとこ ろ,第2表に戻す様に1952年と 比較すると気温が高く降水量が 少なかつたが,これがその原因
の一部であろうと思われる.
こゝでシナハマダラカとヨガ タアカイエカの発壁量にっいて 考えてみると,諸家の報告から 分る様に純農村ではシナハマダ ラカが多く,都市の近郊或は都 市内ではコガタアカイエカが多 い様である.雪々の経験ではこ れらの両種は共に水.田 濯漑痔 に発生するが,後者はシナハマ ダラカとアカイエカの発生水域 の中間的な汚態度の所にも多発 する。近年,水甲に多唾の農薬 が使周される様になつた結果,
純農村でもこれら両種の発生量 が著しく減少したが,都l市の周
F…g.3 Effect of typhoon0n thc nuIr)ber of fema1e
mos(1uiLoes collectcdincow.shed
ヱタ
o
ぎo
o
oo
り ∫o
。)
。
†コ コ o
。J しつ
ざ(。),oo
甘∫o
o
。
≧
C.βイα‖ゼ几5(∫o)
ル・∫いム仇′ムαr〟∫
月.ん.J⊥花c花J仁∫
C・fr⊥乙仇ゼ乃Lorんγ花Cん ∫
句(】■)〆〜oo几
?
辺ではコガタアカイエカの水田 以外の発生水域では特にそのた
めの撲滅策を講じない限り発生量は減少しないもの と考えられる.
雪々の採集成績でもシナハマダラカがヨガタアカ イエ声に比して非常に少ないのは 上に述べた様に 6月中の締高温と少雨のため,畑内の轟や藁を肥料 として入れた永田で水が濃縮されてコガタアカイエ カの幼虫の多発を見たのに,一般の水田では両笹共 あまり発生できなかった事がその原因の一部だと考
えられる.
次に離風と採集数の関係をみると,第3図に元す 様に,陣風9号が吹き始めた晩にはコガタアカイエ カとシナハマダラカは殆んど採れず,オオタワヤプ
Lーj_
/G ヱう
パ ヴ.
3o 7 /5
、\リー一.
Zo
,oo さ
g
、・■°
・■■J
d
∫o、ト、
だ
− J d
電
カとアカイエカが平常より.棺く多く採れ8も(o)比較的 多く採集されている.この事から牛舎のすぐ附近で 発生するものは牛舎内に避熱し,遠くから飛来する 蚊は吸血に来なかつたとみるべきであろう.陣風12 号の時は通過してから3日後に採集しているが 成.
虫に対しては殆んど影響を及ぼさなかつた様に思 う。隣風は20m前後のものでは,「時的に成虫の 活動を抑制し或は減少せしめる事があるにしても,
大きな影響はない様に思われる.それよりは寧ろ陣 風に伴う雨量の大小によつてその後の発生に大きな 影響があるものと考えられる.
摘 要
1)1952年2月19日から11月4日まで及び 間後,2人で15分間,牛舎内の板面に静止し 1956年5月3日から11月15目まで,諌早の農 ている蚊を吸虫管で採集した.
業試験場内の牛舎で,毎週1回 日没の2時 2°1952年には♀の総計731個体に対して
1450 藤 崎.横・・尾
1956年には3247個体採集された・これはコガ
タアカイエカ,シナノヽマダラカ,オオクロヤ
プカ等の採集数が多かつた事による.コガタ アカイエカは7月に多発したが,これは6月 の気温が棺高く雨量の少なかつた事などによ るものと思われる.シナハマダラカの場合に は騰風9号以後多発したが本願凪が伴つた多 雨のため圃場や低湿地到る所で幼虫が多発し た事による.オオクロヤプカは1952年には豚 舎からの尿が下水に流れ去っていたが,1956 年は新に作られた尿溜に幼虫が多発していた 事によると思われる.
3) シナハマダラカとコガタアカイエカの
文
]° 北岡正見,三浦悌二,他4名 … 東京附近の蚊 の消長(昭和23年)と動物の好き嫌い.公衆衛生誌.
6(3°…138,143,1949・ 2)三田村篤四 郎,北岡正見,他7名:昭和13年に於ける岡山筒 の蚊の季節的消長並びにその有毒性について.東京 医事新誌63…1980−1983,1939. 3)水川希 六:倉敷における蚊の季節的消長.日朝医学36
(9°…411−415,1949. 4° 森 和雄,他7名
… 昭和12年夏季に於ける岡山市の蚊族の季節的消 長について・東京医事新誌62:810−811,1938.
5° 野村健一 … 本邦内地に於けるシナハマダラカ の発生地匿関する調査(1°.資源研帯.3…3⊥62,
1943. 6° 野村健・… 本邦内地産シナハマダ ラカに関する二三の問題に就いて.台博学会報・33
(242 243)…436−445,1943. 7)野村健一
… シナハマダラカの生態学的研究(要事)〔Ⅱ〕.
桧虫.2(2°:75−82,1948・ 8° 大森南三 郎,榊原正純:福井県産蚊族の生態学的研究Ⅰ.
長崎医会詰.26(5,6°:304−308,1951・
9° 大森南三郎… 福井県産蚊族の生態学的研究
季節的消長をみると,前者では1952年には殆・
んど出盛ることなしに僅少個体が2月から10 月まで採れているが1956年には6月に小山を 描き8月下旬から9月初めに可成りの発生が 見られた.後者は1952年では7月中,下旬に 低い山を描いているが1956年には6月から多
くなり7月中旬に高峻な山を描いている.
4)親風による影響は風速20m以下のも のでは一時的に成虫の活動を抑制し或は減少 せしめる事があるにしても大きな影響は無い 様に思われ寧ろ願夙に伴う雨量が大きな影響
を及ぼす事が考えられる・
献
1・長崎医会誌・26(5,6°… 309−314,1951.
10° 大森南三郎,他3名:長崎地方の蚊につい て.長崎医会誌.2ァ(4° …281ー284,1952.
ーー° 大利茂久 下釜 勝:長崎滞内の牛舎に於 ける蚊族の季節的消長.長崎医会諒.28(9°…1020
■1026,1953.12° 大利茂久,下釜 勝…長崎 市内の鶏舎に於ける蚊族の季節的消長.長崎医会誌.
29(12°:1038ー1042,1954. 13° 佐々学,他 12名:日本産蚊族の動物嗜好性.医学と生物学 ーー(3°:149■151,1947. 14° 佐々学,他
12名:平地の蚊と山間の蚊.医学と生物学ーー(3°
…152−154,1947. 15° 佐々 学, 他8名:
動物誘引法による蚊の季節的消長並に動物噂好性に 関する2年間の成案.応用動物学雑誌.16(1,2°
…50−58,1950. ー6° 山田信一郎… 流行性 脳炎と蚊との関係・東京医会誌 48(12°:1フ6−
183,1934。 17° Yamaguti S.,LaCasse,
W.J.… Mosquito fauna ofJapan and KoTea・
1950.
(昭32.10.20受付°