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論文内容要旨

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Academic year: 2021

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論文内容要旨

論文題名 内シャントを全例に使用したCEAに関する検討

− 無血で安全な手術手技と治療成績に関して − 掲載雑誌名 脳卒中の外科 49巻 3号 2021年

専攻名 外科系 脳神経外科学 鷲見賢司

<内容要旨>

【はじめに】頸部内頸動脈狭窄症に対する頸動脈内膜剥離術(Carotid

Endarterectomy ; CEA)は,複数の大規模臨床試験によって証明された効果的な

治療法である.我々は適応症例に対して,統一された手術手技で積極的にCEA を施行している.その際,手術中の頸動脈遮断に伴う虚血性合併症を回避する ため,我々はほぼすべての症例において内シャントを使用している(routine shunting).

【目的および方法】我々の施設での手術手技と手術成績を中心に検討し,

routine shuntingの有効性と安全性を後方視的に評価した.2012年4月から2018 年3月までの間に当施設でCEAを施行した234人/255側に対し,手術手技や

shunt使用時間,術後画像所見や周術期合併症に関して検討した.

【結果】全255側のCEA中,14例(5.5%)において術後MRIにおける拡散強 調画像(DWI)陽性病変が見つかった.しかしながらいずれも無症候性であ り,症候性脳梗塞の合併はなかった.各種合併症を精査した結果,術後30日 時点で症候性合併症を認めたのは4例(1.6%)であり,そのうち1例(0.4%) が死亡した.その他の251例(98.4%)はいずれも無症状で術後経過良好であ った.

【考察】内シャント全例挿入に伴うリスク(空気塞栓症,神経障害,血管解 離,血腫形成 等)について,当施設での合併症発生率は他の報告と同等もし くはそれより低く抑えられていた.これは統一された手術手技および入念な止 血操作によるものが大きいと考えられた.また内シャント全例挿入によるメリ ットとして若手術者も経験豊富な術者と同様の安定した手術成績を残すことが できていると考えられた.

【結論】routine shuntingを含む統一された手術手技および入念な止血操作によ り,CEAでの良好な手術成績が得られていると考える.

参照

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