言語研究センター共同研究
大学での学習研究活動 を支 える日本語能力の分析
近年、仲間と意見を交換 し、知識やス トラテジー を共有 しつつ学習を行 う学習方法 についての研究 が盛んとな り、教材な ども出版 され るようになっ てきた。本研究では、 このような学習形態を 「協 同学習」 と呼んでいるが、 この学習方法では、学 習過程 における相互行為 の中で個 々の理解が深 ま り、新たな意味理解への発展が促 され ると考 え ら れている。本研究 においては、 このような学習 に おいて行われ る学習者 の発話 の実態を分析す るこ とを目的 とし、教育活動への応用、 カ リキュラム の開発を目指 している。
学習中の発話 を観察 した結果、活発な発話が続
富谷 玲子 ・高木南欧子
く場面 と、逆 に沈黙が続 く場面 とが見 られたが、
学習者 によって、発話、お よび沈黙へのかかわ り 方は様 々であ り、学習中の沈黙 も様 々な解釈 が可 能であることが分か った。 これ らのことは、協同 学習 の一形態 であ る 「ピア ・リーデ ィン グ」 や
「ピア ・ラーニ ング」 が広 い知識や創造 が要求 さ れ る課題 において有効 だと言われていることと関 連があると思われ る。現荏、 さまざまな機 関で学 習者 コーパスが整備 されているが、今後 はこれ ら
との比較な ども行 い、 さらな る実態 の解明をめざ していきたい。
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