梅 毒 に お け る 含 水 炭 素 代 謝 の 研 究 第2報
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(2) 1974. 藤. はWaR+,村. 田 〓, Kahn〓. 井. で 感染 後 の経 過 日. WaR+,村. 田 〓, Kahn〓,. 25/Ⅳ よ りP. 1. 数 を 算 え る と恐 ら く梅 毒 血 清 反 応 が 陽 性 化 し. 日60万 単 位 宛 注 射 し8/Ⅴ まで に600万. た ば か りの,興 味 あ る症 例 で あ つ た.早. 注 射 した.患. 30/Ⅵ よ りP.治 万 単 位,第2日 ず に1回. 療 を 開 始 し た.第1日 以 後 は1日60万. は30. 応 の 動 揺 は 村 田, Kahnは. に 注 射 し た. 12/Ⅶ ま で に 総 計630万. 1回 に0.04〜0.08g宛. が な か つ た がWaRはP.. まで に. 計1.98g,. 者は 以後 来 院 しなか つ たので 其. 後 の 経 過 は 不 明 で あ るが 治 療 期 間 中 の血 清 反. 単 位 宛分 割 せ. 単 位 の 注 射 を 終 り 引 き 続 き, 24/Ⅷ Maph.△. 速翌. 単 位を. 常 に強 陽 性 で 変動 300万 単 位 注 射 後 に. 陽 性 度 が 強 く な り再 びP. 600万 単 位 注 射 後. Bis.. は 注 射 開 始 前 と同 程 度 に な つ た.「遊 」 は 正 常. 10回 注 射 し た.本 例 は 上 述 の 如 く血 清 反 応 が. よ りや ゝ高 い 値 を 示 し600万. 陽 性 化 さ れ て 間 の な い た め かP.の. 射 開 始 前 よ り高 い 値 を 示 した.「結 」 は 治 療 前. 治 療 中に. 単 位 注射 後 は注. 血 清 反 応 の 動 揺 が 著 し く余 の 意 図 す る 研 究 に. も軽 度 の 上 昇 を 見 た がWaRの. は 好 い 例 で あ つ た.「遊 」は 治 療 前 は 正 常 よ り. な つ たP.. や ゝ高 い 値 を 示 し た が, P. 360万 単 位 注 射 後. た.下. は 正 常 域 を 上 下 し た.し か し血 清 反 応 の 消 長. した.下 疳 の 治 癒 と血 清 反 応,血. とは 特 別 の 関 連 性 は 見 られ な か つ た.「結 」 は. は 関 係 が 見 られ な い.. 治 療 前,中 等 度 の 上 昇 を 示 し た が 血 清 反 応 の. ⅲ). 300万 単 位 注 射 後 に 著 し い 増 加 を 見. 疳 は5/Ⅴ 治 療 開 始 後10日 目 に 瘢 痕 治 癒. 三 谷 某,男,. 動 揺 と略 々 同 様 な 増 減 を 示 しつ ゝ30/Ⅶ WaR ‑ ,村 田 ±, Kahn〓 に なつ た頃 か ら正常 値. 両 側 無 痛 性 横 痃(第1報 ‑2表 参 照‑1950年1/Ⅹ. に 復 し, 3反 応 が 全 く陰 性 に な つ た24/Ⅷ. 約2週. の. 陽 性 度 の強 く. 糖 の消 長 と. 47才,商,硬. 性 下 疳,. 硬 性 下 疳 症 例: 6) 感 染 機 会 あ りそ の 後. 間 目に冠 状溝 に 小豆 大 の潰 瘍 を生 じた. 測 定 値 も 正 常 で あ つ た.下 疳 が 治 癒 した の は. が な ん ら 治 療 せ ず に23/Ⅹ 来 院. 27/Ⅹ 以 後1. 10/Ⅷ で 治 療 開 始 後40日. 日P. 30万 単 位 宛 注 射 して10/Ⅹ. 目で あ つ た が 血 糖 の. 消 長 との 関 係 は 見 出 され な い. ⅱ ) 三 城 某,男,. 単 位, 11/Ⅹ 〜17/Ⅹ にMaph△.. 29才,農,硬. 性 下 疳(第. 1報 硬 性 下 疳 症 例:3)‑1表(2)参. 照‑1951. 注 射 し た.治. まで に300万 0.06g宛3回. 療 前 後 を 通 じ て3血. 清反 応は 全. 部 陰 性 で あ つ た.「 遊 」 は 正 常 範 囲 内 を 波 状. 年10/Ⅲ 感 染 機 会 あ り17/Ⅳ 頃 よ り冠 状 溝 に 米. に 上 下 して い る.「結 」 は 治 療 前 正 常 よ り僅 か. 粒 大 の糜 爛 面 を 作 り漸 次 に 潰 瘍 と な り周 囲 に. に 増 加 して い る がP.. 硬結 を 生 じて来 たが 何等 駆梅 療 法 を行 わず に. 注 射 後 に は 中 等 度 に 上 昇 し第3回. 23/Ⅳ 来 院.同. の 範 囲 で 高 値 を 示 す 程 度 に 減 少 し た.下 疳 は. 2表. 日血 清 反 応 を 行 つ た 結 果. 三 谷 某,男,. 47才,硬. 性 下 疳,両. 側 性 無 痛 性 横 痃.. 30万 単 位 宛 第1,. 2回. 後 は正常 値. 治 療 中 に は 完 全 に 治 癒 しな か つ た.治. 療 開 始 後 に 「結 」. が 一 時 増 加 した の は 血 清 反 応 に な ん らか の 変 動 が 起 つ た の か も知 れ ぬ が 血 清 反 応 を 検 査 しな か つ た た め に 明 に す る こ と が 出 来 な い. ⅳ ) 高 谷 某,男, 農,硬. 性 下 疳(第1報. 下 疳 症 例:9)‑3表 1950年14/Ⅹ. 19才, 硬性 参 照‑. 感染 機会 が. あ り1週 間 後 に 冠 状 溝 に 大 豆 大 の潰 瘍 を 生 じ特別 に治 療 を 行 わ ず に31/Ⅹ. 来 院..
(3) 梅 毒 に お け る含 水 炭 素 代 謝 の 研 究. 3表. 高 谷 某,男,. 19才,硬. 1975 例:. 性 下 疳.. 1)‑4表. 年6月. 参 照‑1951. 妊 娠9月. の頃 外 陰 部. に丘 疹 を認 め た ので血 清 反 応 を行 つ たが 陰 性で あ つ た ゝめ 放 置 した が 丘 疹 は 間 も な く自 然 治 癒 した. 満 期 出 産 し た.新 別 に 皮 疹,鼻. 7月 に. 産 児に は. 閉等 の異 常 を. 認 め ず 来 院 まで 健 康 に 発 育 し,来 院 時 母 子 と もに 採 血 したが 新産 児は血 清 反応 陰 性 で あ つ た.患. 者 は1952年. 1月 乳 房 に 爪 甲大 の紅 斑 を 同 日採 血,血 清 反 応 は 陰 性 で あ つ た が 翌1/Ⅹ Ⅰ. 生 じ 次 第 に 其 の 数 を 増 し胸 部 肩 に 拡 が つ て 来. よ り毎 日P. 30万 単 位 宛 注 射 を 開 始 し25/Ⅹ Ⅰ. た の で12/Ⅱ. まで に300万. 後 は 血 清 反 応,. 扁 平 に や ゝ隆 起 し た 爪 甲 大 の バ ラ 紅 色 の 丘 疹,. 清 反応 は全観. 一 部丘 疹は 落 屑を 附 着 し さらに項 部 に は散 在. 単 位 注 射 した.以. 血 糖 の 変 動 の み を 観 察 した.血. 来 院,当. 時 前 胸 部,肩,上. 膊に. 察 期 間 中3反 応 と もす べ て 陰 性 で あ つ た.. 性 に 爪 甲 大 の 色 素 脱 出 斑 が 認 め ら れ る.ま. 「遊 」 は 常 に 正 常 域 を 上 下 した.「 結 」 は 正 常. 頸,顎. 範 囲 の 高 い 値 か ま た は や ゝ増 加 を 示 した.し. 空 豆 大 に 腫 脹 し て い る.同. か し治 療 中 止 後16日 目に は 「結 」 は 全 観 察 期. 〓,村. 間 中 で 最 も低 値 を 示 し正 常 平 均 値 に 近 い 値 を. り治 療 を 開 始 し た.は. 示 した.下 疳 が 治 癒 した の はP.第5回. P. 1日1回60万. 注射. 後 で あ つ た が 下 疳 治 癒 と血 糖 及 び 血 清 反 応 の 動 揺 との 間 に 特 別 の 関 係 は 見 ら れ な か つ た. 2). 第2期 梅 毒. ⅰ). 山 辺 某,女,. 梅 毒 疹,梅 4表. 29才,農,丘. 毒 性 白 斑,(第1報. 山 辺 某,女,. 29才,丘. 疹 性落 屑性 第2期. 梅 毒症. 下 な ら び に 両 鼠 蹊 部 淋 巴 腺 は1〜2箇. 田 〓,. Kahn〓. 日 採 血 の 結 果WaR. で あ つ た の で14/Ⅱ じ め は25/Ⅱ. よ り16/Ⅸ. 1回 に0.04〜0.08g宛,総 Luestin. 疹 性 落 屑 性 梅 毒 疹.梅. 20回,. AL.. 10回. 単. ま で にMaph△, Bis. 14. 注 射 し た.こ. 600万 単 位,. Bis. 5回 注 射 後20/Ⅲ. 毒 性 白斑. までに. 計3.34g,. 間 の 血 清 反 応 の 変 動 はP. 0.36g,. よ. 単 位 宛 注 射 し て 総 計600万. 位 で 中 止 し, 26/Ⅱ. 回,. た. の. Maph△.. ま で は3反. 応 と. も強 陽 性 で 変 動 は な か つ た. さ ら にMaph△.. 0.68g,. 5回 注 射 後25/Ⅳ Kahnは. に は 村 田,. 変動 は なか つ た が. WaR±,さ. らに 治 療 を 続 け. て 村 田, Kahnも し16/Ⅸ. Bis.. 動揺を示. に は3反 応 と も 陰. 性 に な つ た.「 遊 」 は 全 観 察 期 間 中 動 揺 は 非 常 に僅 か で 全 く 正 常 値 を 示 し た. 「結 」 はP.治. 療期 間 中 は. 常 に 高度 の上 昇 を 認 めた が 此 の期間 中 丘 疹が 消褪 した.
(4) 1976. 藤. P.. 井. 420万 単 位 注 射 後 に 著 し く減 少 した . P.. 浩. に な つ た.「遊 」 は 観 察 期 間 中 は 正 常 範 囲 を 上. 治 療 終 了 時 に は また 増 加 した が 注 射 前 の 増 加. 下 し て い た.「結 」 は 治 療 前 は 高 度 の 増 加 を 見. よ り も軽 度 で あ つ た.そ. た がWaRが. の 後6月. 察 は 行 わ な か つ た が16/Ⅸ. 間血 糖 の観. 血 清 反 応 が 全 く陰. 動 揺 し たP.. に は 非 常 に 減 少 した.其. 150万. 単位注射後. 後 コンヂ ローム消褪. 性 に な つ た 時 の 「結 」 は 正 常 値 に 復 し て い. 時 に 軽 度 の 増 加 を 見 た が,そ. た.. を 見 な が ら正 常 値 に 近 ず い た. P. 630万 単 位 ⅱ ) 長 瀬 某,女,. ー ム,(第1報. 32才,農,扁. 第2期. 照‑1950年10/Ⅹ. 平 コン ヂ ロ. 梅 毒 症 例:. 4)‑5表. 参. 頃 外 陰 部 に 軽 度 の〓 痒 感 あ. 5表. 長 瀬 某,女,. 32才,扁. の後 軽 度 の増減. 注 射 後 一 度 軽 度 の 増 加 を 見 た が3血. 清反 応が. 陰性 に なつ た時 の値 は正 常 範 囲 の高値 を 示す 程 度 に な つ た.コ. ン ヂ ロ ー ム はP. 270万 単 位 注 射 後 に 消 褪 し た.こ. 平 コ ン ヂ ロ ー ム.. の時. 「結 」 は や ゝ増 加 を 見 た が, しか し 発 疹 の消 褪 と 丁結 」 の消 長 との間 に相 関 関係 が あ る とは い え な い. ⅲ ) 光 田 某, 42才,鉄 員,覆. 道. 盆 子 状 梅 毒 疹(第1. 報 第2期. 梅 毒 症 例:. 6表(1)参. 6)‑. 照‑1949年3月. 末 に 感 染 機 会 あ り同 年5月 に 亀頭 が 腫 脹 した の で 某 院 で 砒 素 剤 を 週2回, 1回 宛 約3月. Bis.週. 間経 続 して血. 清 反応 が陰 性 に なつ た ので る 発 疹 に 気 付 き27/Ⅹ. 来 院,両. 鼠蹊 淋 巴腺 は. 放 置 し て い た.. 1950年4月. 中 旬 よ り 上 口 唇,. 多 数 隠 元 豆 大 に 無 痛 性 に 腫 脹 し ま た 大陰 唇 も. 頤 に汚 埃 黄色 の累 々た る結 痂 を 認 め 来 院 し. 著 明 に 腫 脹 し て い た の でSulzolの. 内 服 薬を. た.こ. 投 与 し た.尚. WaR〓,. た.. 村 田 〓,. 同 日 採 血 し た 結 果,. Kahn〓. で あ つ た.. 2/ⅩⅠ 再 来 時 に は. の結痂 の 下 には著 明 な肉芽 増殖 を 認 め 20/Ⅴ. 採 血 の 結 果WaR,村. ず れ も 〓,. 22/Ⅴ. 及 び23/Ⅴ. 0.04g及. 浸 潤 の あ る 灰 白 色 の 湿 潤 し た 丘 疹 を 認 め た.. 量 な ら び に 血 清 反 応 を 行 つ た.血. 4/ⅩⅠよ りP.治. 回 同 様3反. 日 は30万. 単 位,第2日. よ り60万 単 位 宛 注 射 し. て16/Ⅹ Ⅰま で に 総 計630万 た.そ. の 後24/ⅩⅠ,. し た.こ 27/Ⅹ. 単 位 の注 射 量 になつ. 8/Ⅹ Ⅱ にBis.各1回. 注射. の 治療 期 間 中 血 清 反応 は 治 療 前. 及 び4/ⅩⅠ に はWaR,村. れ も 〓 で あ つ た が, 8/ⅩⅠに は 村 田,. Kahnは. な わ ちP.治. 単 位注 射 に よ り. 動 揺 を 見 せ,. 後Bis. 療 後25日. ず. 依 然 として強 陽性 で. 位 注 射 後16/Ⅹ Ⅰに はWaR± 〓.其. 田,Kahnい. P. 150万. あ つ た がWaR+,で. Kahnは. な わ ち 第1. 570万. 1回. Kahnい. の 両 日Chloro.. 大 小 陰 唇 の腫 脹 は とれ そ こに 扁 平 に 隆 起 し て. 療 を 開 始 し た.す. びBis.. 田,. 宛 注 射 し て25/Ⅴ. 応 と も強 陽 性 で. 血糖. 清 反応 は前. 「遊 」 は 正 常 平 均. 値 よ りわ ず か に 高 い 値 を 示 し て い るが 正 常 範 囲 内で 0.92g.. 「結 」 は 非 常 に 高 値 を 示 しChloro. Bis.. 褪 し た9/Ⅸ. 7回,. AL.. 6回. 注射 後 発疹 が消. の 検査 の結果 は血 清 反 応 は 変動な. く 「遊 」 は 僅 か に 減 少 し,「 結 」 は 僅 か に 増 加 し た の で,ほ 後Chloro.. とん ど変 化 が な か つ た が そ の. 7.35g.. Bis. 16回. 及 びAL.. 49回. 単. の 注 射 を26/Ⅹ. まで に 行 つ た 結 果 そ の 間 に 血. で あ つ た が 村 田,. 清 反 応 は28/Ⅵ. WaRの. 2回 注 射 し て11/Ⅹ Ⅱす 目 に は3反. 応 と も陰 性. な り10/Ⅶ 更 に3/Ⅷ. に はWaR±,村 は じ め て3反. みが は じめ て陰性 に 田 ±,. Kahn〓,. 応 が 完 全 に陰 性 に な り.
(5) 梅 毒 に お け る含 水 炭 素 代 謝 の 研 究 6表(1). 光 岡 某,男,. 42才,. 6表(2). 中 田 某,男,. 覆 盆 子 腫 状 梅 毒 疹.. 1977 は治 療前 後 を通 じて正常 範. 37才,. 侵 蝕 性 下 疳,レ. ン. 囲 内 の 高 値 を 上 下 して い る.. ズ状 丘 疹性梅 毒疹. 「結 」 は 治 療 前 中 等 度 に 増 加 して い た がP.. 270万 単. 位 注 射 後 更 に 僅 か 増 加 し た. P. 600万 単 位 注 射 後 は 正 常 に復 し,又 丘 疹 消 褪 し,色 素 沈 着 を 残 す の み で,下. 疳. も 非 常 に 小 さ く な つ た. 4/Ⅰ 血 清 反 応 陰 性 に な つ た 時 に も 「結 」 は 正 常 で あ つ た. 8/ⅩⅡ下 疳 は 瘢 痕 治 癒 し た が 血 糖,血. 清 反 応 との 特. 別 の 関 係 は 見 ら れ な い. 3) 以 後26/Ⅹ. ま で す べ て 陰 性 で あ つ た. 26/Ⅹ. ⅰ ). 武 田 某,. 第2期. 24才,男,自. 潜伏 梅 毒. 動 車 運 転 手.(第. 検 査 の 結 果 「遊 」 は や ゝ増 加 し て い るが 正 常. 1報 第2潜. 範 囲 に あ り,ま た 「結 」 は 全 く正 常 値 に 復 し. 1947年. た.. 月 後 に 亀 頭 に 帽 針 頭 大 の 小 結 節 を 生 じ2週 ⅳ). 中 田 某,男,. 37才,船. 員,侵. レ ン ズ 状 丘 疹 性 梅 毒 疹.(第1報 例:. 9)‑6表(2)参. 蝕 性 下 疳,. 第2期. 照‑1950年8月. 頻 回 感 染 機 会 が あ り9月. 梅 毒症 上旬 より. 下 旬 に至つ て冠状 溝. 伏 梅 毒 症 例:. の 中 頃10数. 7)‑7表(1)参. 照‑. 回 の 感 染 機 会 が あ り約1. 後 に は 潰 瘍 に な つ た が 砒 素 剤8回,. Bis.. 間 5回. の注 射 で潰 瘍は 治癒 した ので 以後 治療 を 中止 し た.. 1949年. 1950年3/Ⅲ. 末 よ り再 び 砒 素 剤38回 注 射 し て 来 院.当 時WaR. ,村 田, Kahnい. ず. に 豌 豆 太 卵 円 形 の 潰 瘍 を 生 じ た が な お そ の後. れ も〓 で 両 鼠 蹊 淋 巴腺 の腫 大 を 認 め る 以 外 に. も不 潔 な性 交 を 繰 返 し て い た た め 潰 瘍 は 増 大. 自 他 覚 的 に 異 常 を 認 め な か つ た.其. し て 包 皮 も浮 腫 状 に 腫 脹 し て 来 た が 局 所 に 粉. 自 他 覚 せ ず 其 間 治 療 も し な か つ た.再. 末 剤 の 散 布 の み 行 つ て い た.. よ り治 病 を 開 始 し27/Ⅴ ま で にChloro. 腔 粘 膜,頸. 13/Ⅹ. 入 院,口. 及び腋 窩 淋 巴腺 には異 常 を認 め な. Bis. 13回,. AL . 10回. い が 両 鼠 蹊 淋 巴 腺 は 数 箇 扁 豆 大 に 腫 大 して 強. 60万 単 位 宛13/Ⅵ. 度 の 圧 痛 を 訴 え,亀. た.観. が 拡 大 し,汚. 頭 は ほ とん ど全 面 に 潰 瘍. 埃 黄 色 の 膿 様 苔 が 附 着 し て い る.. 注 射 し27/Ⅴ. ま で に 総 計900万. 察 期 間 中 血 清 反 応 は3反. 後23/Ⅲ 来 の日 . 1.56g, よ り1日P. 単 位注 射 し. 応 と も強 陽 性. の ま ゝ変 化 は な か つ た.「 遊 」 は い つ も 正 常 で. 全 身 に は 播 種 状 に 多 数 の 丘 疹 が 認 め ら れ た.. Chloro.. 13/Ⅹ よ り24/Ⅹ の 間 に 第1日P.. 治 療 後 正 常 範 囲 内 で や ゝ増 加 し た.「 結 」 は 治. 回,第2日. よ り朝 タ2回. を 毎 日 続 け 第11日. と し1日. 目 に は30万. 注 射 し た.即. ち11日 間 のP.の. 位 で あ る.其. 後 は1954年4/Ⅰ. 1.28g.. 9回 注 射 し た.. Bis.. 30万 単 位1 計60万 単 位 単 位1回. だけ. 総 計600万. 単. ま で にMaph△. WaRはP.治. 村 田,. Kahnは. は な い. でWaR‑,村. P.治. の 治 療 前 後 の 変 動 は な く, P .. 療 開 始 前 及 びChloro.. Bis.等. れ た がP.治. 療 後 に は 著 し く減 少 し て 正 常 値. よ りや ゝ高 い 値 を 示 す 程 度 に な つ た . 青 山 某,女,. 2潜 伏 梅 毒 症 例:. 37才,公. 年 は じ め 頃 に 感 染,同. 療 後 はMaph△.,. に 丘 疹 を 認 め,. 田‑,. Kahn±. 注 射. で あ つ た.「 遊 」. 務 員,(第1報. 11)‑7表(2)参. いず れ も〓 で治療 前 後 の変化 Bis.の. の 治 療後 で は. 始 ん ど 変 化 な くい ず れ も 中 等 度 の 増 加 が 見 ら. ⅱ). 療 前 よ り後 の 方 が 陽 性 度 が 高 くな つ て い る が. Bis.等. WaR‑,村. 照‑1949. 年14/Ⅹ Ⅰ来 院 時,手 田 〓,. 第. Kahn〓. 背 で. 丘 疹 性 梅 毒 疹 の 診 断 の も と に 治 療 を 行 い,.
(6) 1978. 藤. Maph△.. 0.88g,. Chloro 0.24g .. 7表. 疹 は 消 褪 し 村 田‑, Kahn ‑と な つ た .し か し 引 き 続. 回,. 0.46g,. AL.. 浩. (1)武 田 某 (2)青 山 某 男, 24 女, 37 才,第 才,第 2潜 伏 2潜 伏 梅毒 梅毒. Bis . 10回 注 射 し て20/Ⅹ Ⅱ丘. きChloro.. 井. (3)渡 辺 某 女, 21 才,第 2潜 伏 梅毒. (4)矢 吹 某 女, 26 才,第 2潜 伏 梅毒. (5)渡 辺 某 男, 26 才,第 2潜 伏 梅毒. (6)中村 某 男, 22 才,第 2潜 伏 梅毒. Bis. 2. 18回 注 射 後24/Ⅱ. 採 血 の 結 果,村. 田+,. Kahn. 〓,「 遊 」 は 正 常,「 結 」 は 正 常 最 高 値 よ り僅 か に 増 加 し て い る 程 度 で あ つ た.其 4月. 中は駆 梅療 法 を続 け た. が5月 い,. 後. に12指 腸 虫 駆 除 を 行 5,. 6月 は 治 療 を 中 絶 し. て い た.此 Chloro.. の 間 の 治 療 は. 0.44g,. AL.. 20回 で. 5/Ⅶ 再 来 し た の で 採 血 検 査. した 結 果, WaR‑.村. 田‑,. Kahn±. で 「遊 」. 其 後Chloro.. 0.42g,. Bis.. 2回,. AL.. 5回. は 前 回 と大 差 な く正 常 で あ るが,「結 」 は 著 明. 注 射 し た の ち3/Ⅵ. な 増 加 を 示 し た.再 来 時 に は 貧 血 著 明 で あ つ. は 血 清 反 応 は す べ て 陰 性 に な つ て い た.「遊 」. た た め に 此 れ が 「結 〕 の 増 加 に 何 等 か の 影 響. は 両 回 と も 正 常 値,「 結 」 は 正 常 範 囲 内 の や ゝ. を 与 え た もの か も知 れ な い が 文 献 に も貧 血 の. 高 い 値 を 示 し た.. 場 合 の 事 又,寄. 生 虫 病 の 場 合 に つい て の 記 載. もな く直 ち に 断 定 は 出 来 な い. ⅲ ) 渡 辺 某,女, 潜 伏 梅 毒 症 例: 24/Ⅴ 結 婚,. 21才,家. ⅳ ) 矢 吹 某,女, 潜 伏 梅 毒 症 例:. 婦,(第1報. 13)‑7表(3)参. 第2. 照‑1949年. 10/Ⅶ 扁 桃 腺 腫 大 し7月. 26才,家. 15)‑7表(4)参. Kahn〓.其. 注 し て7/Ⅲ 再 来,採. 下 腿 に 多 数 生 じ血 清 梅 毒 反 応 が 陽 性 で あ つ た. 〓.以. の でP.治. Chloro.. 疹 は 増 悪 す る だ け で な く発 熱 し た が2週 に480万. 単 位 注 射 し た.し. 間内. か るに発 疹は 更 に. 来 院,当. 血 の 結 果,村. 来 当 科 で 治 療 を 行 つ た. 0.58g.. 射 し た.其. 中 時妊. WaR‑,. 後 他 院 で 砒 素 剤12回. 症 状 の な い バ ラ 紅 色 の 紅 疹 が 手 背,前 膊,顔 面,. 療 を 開 始 し た が 開 始 後 間 も な く発. 第2. 照‑1949年. 鼠 蹊 淋 巴 腺 数 箇 腫 大 し,. 村 田 〓,. 察中. 婦,(第1報. 頃 よ り帯 下 増 加 し1950年11/Ⅰ 娠8月,右. 末 に 自覚. に 血 糖 を 測 定 し た.観. Bis.. 間8/Ⅴ. 12回. 田 〓, Kahn 26/Ⅴ. まで に. 及 びAL.. 1回 注. 血 清 反 応 はKahnが. 性 以 外 はWaR,村. 静. 田 い ず れ も 陰 性,. 弱陽 19/Ⅴ. に. 増 加 し落 屑 を 見 る 様 に な つ た の で 其 後 は. は3反. 10/Ⅹ. 注 射 を続け 発 疹 は. 前 後 い ず れ も正 常 で あ るが 治 療 後 の 方 が 稍 々. 来 院,全. 増 加 し て い る.「結 」 は 正 常 範 囲 で 治 療 後 の 方. ま で 砒 素 剤,. 稍 々 消 褪 し て 来た.. Bis.の. 色,半. 28/Ⅹ. 身に褐 紅. 米 粒 大 乃 至 扁 豆 大 の 丘 疹 を 認 め,採. の 結 果,村. 田 〓,. が 減 少 し た.. 疹性 梅 毒 の診. ⅴ ) 渡 辺 某,男,. 断 に よ り入 院 治 療 を 開 始 し た.. 12/Ⅹ Ⅰ ま で に. 2潜 伏 梅 毒 症 例:. Maph△.. Bis .. 4月 感 染 機 会 が あ つ た が 自 覚 的 に は 異 常 が な. 0.04g. Kahn〓.丘. 血. 応 と も 全 く陰 性 に な つ た.「 遊 」 は 治 療. Chloro.. 0.24g,. 3回. 注. 26才,会. 社 員.(第1報. 16)‑7表(5)参. 照‑1948年. 射 し て 丘 疹 は 吸 收 され 唯 色 素 沈 着 を 残 す だけ. か つ た の で1949年7月. に な つ た.更. る 事 を 知 る ま で 治 療 し な か つ た が 其 後P.. L.. にChloro.. 34回 注 射 し て18/Ⅱ. 反 応 は3反. 3. 46g, 及 び21/Ⅱ. 応 と も 陰 性 に な つ た.. Bis . 14回, には 血清 16/Ⅲ. 及び. 第. 末血 清 反応 が 陽性 で あ. 万 単 位 の 注 射 を 行 い28/Ⅹ. 来 院.両. 600. 鼠蹊淋巴. 腺 が 扁 豆 大 に 腫 大 し て い る だ け で 自,他. 覚的.
(7) 梅 毒 に お け る含 水 炭 素 代 謝 の 研 究. に 異 常 は な い が 採 血 の 結 果 はWaR+,村 〓,. Kahn〓.. 0.22g,. 1950年21/Ⅱ. Chloro.. 4.53g,. 田. 回 注 射 し て 当 時WaR±,村. 18回, 田+,. AL.. 血 糖 を 測 定 し,以. 規 則 な 間 隔 でChloro.. 0.13g,他. 11回,. Bis.. 査 し た.血. 8回 注 射 し3/Ⅵ 清 反 応 は2回. 3. 来不. 院 でMaph△.. 再 来 の 際,再. 検. 目検査 した場合 が陽. 性 度 が 強 くな り.「遊 」,「 結 」 い ず れ も 正 常 範 囲 内 で は あ る が 第2回. 目 の 方 が 増 加 して 血 清. 反 応 の 陽 性 度 が 強 く な つ た の と 平 行 し て い る. ⅵ) 中 村 某,男,. 22才,農,(第1報. 第2潜. 20)‑7表(6)参. 照‑1950年1月. 初 旬 感 染,繋. 帯 に 潰 瘍 を 生 じた が 治 療 せ ず に. で 自 然 治 癒 し た.. 村 田, Kahnい. 14/Ⅲ. づ れ も 〓,繋. 来 院.. 10回 計0.58g,. 田 〓, Kahu〓.. の圧 Maph△.. Bis. 3回 注 射 して 腫 瘤 は や ゝ. 小 さ くな つ た. 19/Ⅵ か ら17/Ⅶ の間 に1日60 万 単 位 宛 総 計600万 はP.治. 単 位 注 射 した.血. 清 反応. 療前 後 いず れ も 強陽 性 で あ つた が腫. 瘤 は 非 常 に 小 さ くな つ た.「遊 」 は 正 常 よ りや ゝ高 い 値 を 示 し注 射 前 よ り後 の 方 が 僅 か に 増 加 して い る.「結 」 は 注 射 前 中 等 度 の 増 加 が 見 られ注 射後 は減 少 して 正常 範 囲 の高い 値 を 示 した.血 清 反 応 との 平 行 関 係 は 見 られ な い が. 伏 梅 毒 症 例:. 約1月. し て 腫 瘤 の 表 面 は 凹 凸 不 平,瘤 状 で 轍 痛 が あ る. WaR〓,村. Kahn〓.. 其 後 治 療 せ ず に16/Ⅲ. は 見 られ ず 口 腔 粘 膜 に も異 常 な く唯 両 鼠 蹊 淋 巴腺 が 数 箇腫 大 し,右 睾 丸 は 軟 骨 様 硬 に 腫 大. ま で にMaph△. Bis.. 1979. 臨 床 的 の 軽 快 とは 略 平 行 し て い る. 5). WaR,. 帯 部の潰 瘍が 治. 第3期. 潜伏梅毒. ⅰ ) 松 岡 某,男,. 53才,商,(第1報. 癒 し た 跡 に瘢 痕 を 認 め両 鼠 蹊 淋 巴 腺 が 腫 大 し. 期 潜 伏 梅 毒 症 例:. て い る 以 外 は 異 常 を 見 な か つ た. 16/Ⅲ Chloro.. 時 に 感 染 機 会 が あ り亀 頭 に 潰 瘍 が 出 来 た が 約. 0.04g,. 5日 の 局 所 治 療 で 治 癒 した の で 放 置 して い た.. Bis.各1回. し 以 来8/Ⅳ. ま で にChloro.. 次 い で22/Ⅳ. ま で にP.. ま で にChloro. 25/Ⅴ. 注 射 し18/Ⅲ 0.5g,. Bis.. 600万 単 位,更. 2.42g,. AL.. 5回.. に25/Ⅴ. 陰 性,村. 田,. 腔 及 び咽喉 等 の 異常 に 気. 付 か ず に 経 過 して い た. 1950年 未 よ り頭 痛 を. 糖 の測定 を行. 蒼 塩 剤 の 注 射 を 各30回 行 つ た が 苦 痛 は 去 ら な. Kahnは. 弱陽. い の で1951年27/Ⅷ. 来 院.頭. 毒 反 応 を 行 いWaR〓,村. 治 療 前 後 い ず れ も正 常 値 で 血 清 反 応 との 平 行. そ れ で 同 日 よ りP.治. 4). 第3期. 鈴 木 某,男, 員,右. 8表. 梅毒 38才,公. 務. 睾 丸 ゴ ム 腫,(第1報. 第3期 梅 毒 症 例: 表(1)参照‑33才. 1)‑8. の時 に感 染. 機 会 が あ り2週 間 後 亀 頭 に 丘 疹 を 生 じた の で 砒 素 剤 の 静 注 を12回 行 つ て 丘 疹 は 治 癒 し た の で 放 置 して い た. 1951年21/Ⅴ. 5里 の 道 を 徒. 歩 旅 行 した 後 よ り右 陰 嚢 が 腫 大 して 軽 度 の 圧 痛 を 訴 え る 様 に な つ た の で27/Ⅴ. 来. 院.当. 疹. 時 病 的 の 脱 毛,皮. (1)鈴 木 某,男 38才,右 睾 丸 ゴ ム 腫,. 痛 を 訴 え る以外. に 自,他 覚 的 に 異 常 は な い. 3/Ⅸ 脊 髄 液 の 梅. 性 に な つ た.「 遊 」,「 結 」 は 殆 ん ど 変 動 が な く. 関 係 は 見 ら れ な か つ た.. の. 訴 え 梅 毒 血 清 反 応 が 陽 性 で あ つ た の で 砒 素 剤,. 清 反 応 は 治 療 前 は 強 陽 性 で あ つ た が,. 治 療 後 はWaRは. 以 来 脱 毛,皮 疹,口. 照‑27才. 注 射 し た.. 27回. に 採 血 し て 血 清 反 応,血. つ た.血. 血 糖を 測定. 2)‑8表(2)参. 第3. (2)松 岡某,男 53才,第3 潜伏梅 毒. 田 〓.で. あ つ た.. 療 を 開 始 し た.. (3)河 合 某,男 69才,第3 潜伏梅 毒. 1日1. (4)多 田 某,女 53才,第3 潜 伏梅毒.
(8) 1980. 藤. 回P.. 60万. 単 位 宛10/Ⅸ. ま で に300万. 井. 単位を. 浩. 年8/Ⅸ 来 院.. WaR±,村. 田 〓,. Kahn〓,同. 注 射 し た.以. 来 患 者は来 院 せず 其 後 の経過 不. 年 末 ま で にMapharsen39回. 計0.83g,. 明 で あ る.血. 清 反 応 はP.治. 10回,. の 間 に1日30万. て 村 田,. Kahnは. 療 前後 を 比較 し. 変 化 は な い がWaRは. 後 の 方 が 陽 性 度 が 強 く な つ た.治. 注射. 療 前 は 「遊 」. は 正 常 よ り や ゝ高 い 値 を 示 し て い る が 治 療 後. 1949年. は12/Ⅲ. 単 位 のP.を た.村. 田,. 〜20/Ⅶ. 注 射 し て 総 計600万 Kahn反. WaRは300万. Bis.. 単 位 注射 し. 応 は 変 動 は なか つ た が. 単 位 注 射 後 に 陽 性 度 が 強 くな. は 減 少 し て 正 常 値 に 復 し て い る.「 結 」 は 治. り再 び 注 射 終 了 後 に は 弱 く な つ た.「 遊 」 は. 療 前 後 い ず れ も高 度 の 増 加 が 見 ら れ るが 治 療. 変 動 が 少 な く正 常 範 囲 の 高 値 か 或 は や ゝ高 い. 後 の 方 が 減 少 し て い る.. 値 を 示 し た.「 結 」 は 注 射 前 は 高 度 に 増 加 し. ⅱ ). 河 合 某,男,. 第3期. 69才,辯. 潜 伏 梅 毒 症 例:. 5)‑8表(3)参. 才 の 時 感 染 機 会 が あ り1月. P. 300万. 護 士,(第1報. 単 位 注 射 後,. 後 に亀頭 及び 口唇. 射砒 素 剤 の 注 射 を 数 回 行 つ て 治 癒 した の で 以. 期 潜 伏 梅 毒 症 例:. か し別 に 異 常 が な か. 1950年12月. 中旬 よ り残 尿 感 及 び 尿 失. 禁 に 気 付 い た.次. 第に程 度 が増 悪 して来 たの. で1951年14/Ⅲ. 来 院.残. 的 にSchramm氏. 現 象 を 認 め た.. は 強 陽 性28/Ⅲ 村 田 〓,た 28/Ⅲ. 3血 清 反 応. 単 位,朝. 注 射 を 完 了 し,以 17回. 12/Ⅳ. 900万. 5回 注 射 後7/Ⅴ 性 に な つ た.臨. 単位. ま でMaph△.. 3.0g,. 察 期間 中 血 清 反応 は. 3反 応 と も 常 に 強 陽 性 で あ つ た.脊 毒 反 応 はP.. 単 位 宛P.. ま で に900万. 後6/Ⅶ. 注 射 し た .観. タ30万. 単 位,. Maph△.. に はWaR,村. 髄液 の梅 1.5g,. Bis.. 田 い ず れ も陰. 床 症 状 と し て は,残. 尿 は100. で 自 然 治 癒 し た.同. 照‑1948年. に は 口 腔 粘 膜 も糜 爛. 年8月. れは 数 日. 外陰 部 に 軽度 の〓. 痒 を と も な う 皮 疹 が 生 じ た の で23/Ⅹ. 来 院.. 当 時 扁 平 コン ヂ ロ ー ム を 認 め 採 血 の 結 果 田 〓,. Kahn〓.で. 年28/Ⅹ Ⅱま で にMaph.△. あつ た ので 同. 0.57g,. Bis.. 10回. 射 で 発 疹 は 全 く消 褪 し8/Ⅹ Ⅱ, WaR‑,村 Kahn+.. 1949年. ま で にMaph△.. 注. 田+,. も 引 き 続 き 治 療 を し て27/Ⅹ 0.28g,. 血 清 反 応 は 同 年8月. AL.. 8.回 注 射 し た.. 以 来 陰 性 に な つた の で. 27/Ⅹ 以 来 治 療 を 中 止 し,. 1950年27/Ⅰ. 再 採血. し て も血 清 反 応 は 陰 性 で あ つ た の で 同 年 は 全 く 治 療 し な か つ た.. WaR〓,村. 田 〓,. よ りP.治. 変 動 は 見 ら れ な か つ た.「 結 」 はP.治. 単 位 宛 総 計400万. 1951年18/Ⅵ. 療前後. P.治. Maph△.. 変 動 な く,. 髄 液梅 毒. Kahn〓. 療 を は じ め6/Ⅶ. で は 大 差 な くい ず れ も高 度 の 増 加 を 示 し た が 注 射 後,脊. 9)‑9表(1)参. 第3. し た が 別 に 自 覚 症 状 は な か つ た.こ. た.「 遊 」 は 正 常 値 範 囲 の 高 値 を 示 し 大 し た. Bis, 17回. 婦(第1報. 再 来 別に自. 覚 的 には 異常 が なか つ た が 血 清 反 応 を 行 い. .c.程 度 に な つ た が 尿 失 禁 は 尚 続 い て い. 3.0g,. 40才,家. 3月 外 陰 部 が 糜 爛 し5月. WaR〓,村. ゞ し 脊 髄 癆 の 症 状 は 見 ら れ な い.. よ り1日60万. 〜200c. 胱鏡. 脊 髄 液 を 検 査 し てWaR〓,. の 注 射 を 開 始 し た.. Bis.. 尿 は800c.c.膀. 療 終 了後は 中等. 度 の 増 加 を 示 す 程 度 に 減 少 し た. ⅳ) 安 藤 某.女,. つ た.. 応 が 増 強 した. 時 期 も 高 い 値 を 持 続 しP.治. 照‑25. に結痂 性 の丘 疹 を生 じ当時 水 銀剤 の筋 肉 内注. 後 は 治 療 し な か つ た.し. WaR反. 20/Ⅵ. ま で に1日40万. 単 位 注 射 し た.血. 療 前 後 い ず れ も 村 田, WaRは. で あ つ た.. Kahnは. 清反 応 は 強陽 性 で. 注 射 前 よ り後 の 方 が か え. 反 応 が 陰 性 に な り残 尿 が 減 少 し た 時 に は 著 明. つ て 強 陽 性 に な つ てP.治. な 減 少 を 示 し て 正 常 最 高 値 程 度 に な つ た.. に 見 え た.「 遊 」 は 注 射 前 後 ほ と ん ど 変 化 な. ⅲ ) 多 田 某,女,. 53才,家. 第. く 正 常 平 均 値 よ りや ゝ高 い 値 を 示 し た.「 結 」. 染. は 注 射前 中等 度 の増 加 が 見 られ たが 注 射後 に. 頭 痛 を常 に訴 え る よ う. は や ゝ減 少 し て 正 常 値 よ り軽 度 の 増 加 を 見 る. に な る まで 自覚 的 に 異 常 を 認 め た こ と は な か. 程 度 に ま で な つ た.「 結 」 と 血 清 反 応 こ と に. つ た.同. WaRの. 3期 潜 伏 梅 毒 症 例:. 婦,(第1報. 療で誘 発 したよ う. 8)‑8表(4)参. 時 期 は 明 で な く1947年. 照‑感. 年 血 清 反 応 が 陽 性 で あ つ た の で砒 素. 剤 の 注 射15回. 行 つ た.頭. 痛 は 尚 続 い た.. 1948. ⅴ). 陽 性 度 と は 逆 の 関 係 を 示 し た. 大 高 某,女,61才,家. 婦(第1報. 第3.
(9) 梅 毒 に お け る含 水 炭 素 代 謝 の 研 究 9表. (1)安 藤 某,女 40才,第3 潜伏 梅毒. (3)梁 川 某,男 45才,第3 潜伏梅 毒. (2)大 高 某,女 61才,第3 潜 伏梅毒. 1981. (4)藤 井 某,男 30才,第3 潜 伏梅毒. で 砒 素 剤 の 静 注17回 た.当. 行つ. 時 よ り頭 痛 が 去 ら な. い の で 同 年30/Ⅹ. Ⅰ来 院.採. 血 の 結 果WaR〓,村 Kahn〓,頭. 田 〓,. 痛 を 訴 え る以. 外 に は 脊 髄 液 梅 毒 反 応 も陰 性 で 異 常 は 見 ら れ な か つ た. 1952年12/Ⅱ. ま で にMaph△.. 1.4g,. 1回. Bis.. がWaR+,村 〓.で. 注 射 した. 田 〓,. Kahn. さ ら に 毎 日P.. 60万. 単 位 宛10日. 間600万. 単位注. 射 し た.こ. のP.治. 療前後. の 血 清 反 応 はWaRは 期 潜 伏 梅 毒 症 例: 時 に 結 婚,. 11)‑9表(2)参. 照‑20才. 24才 の 時 主 人 死 亡,其. 娠 し 第 Ⅰ子 は40才. 姙. つ た の が 弱 陽 性 に な つ た . Kahnは. の 時 脳 出 血 で 死 亡 した が 梅. 毒 性 の 変 化 に は 気 付 か な か つ た.第 月 で 流 産,第. 後 は 陰 性 に な り,村. 間 に3回. の. 注射. 田は 注射 前 は強 陽 性 で あ 観 察 期間. 中 強 陽 性 の ま ゝ変 動 は な か つ た.「 遊 」 は す べ. Ⅱ 子 は3. て 正 常 値 で 変 動 は 非 常 に 少 な か つ た.「 結 」 は. Ⅲ 子 は 現 在38才 で 健 康 で あ る.. 治 療 前 中 等 度 の 増 加 が 見 られ た が 血 清 友 応 の. 患 者 は 流 産 以 外 に 著 患 を 知 らず に 経 過 して い. 陽 性 度 が 減 弱 す るに つ れ て 階 段 的 に 減 少 し て. た が1949年. 注 射 後 に は 正 常 値 に 復 し た.. 年1月. 頃 よ り左 足 に シ ビ レ 感 が あ り1950. に は 左 前 膊 に も 同 様 な 症 状 が 現 れ た.. 1951年19/Ⅹ. Ⅱ 来 院.左. ⅶ) 藤 井 某,男,. 30才,会. 社 員(第1報. 足,左. 前 膊 に シ ビ レ感. 第3期. 潜 伏 梅 毒 症 例:. が あ る が 知 覚 麻 痺 は な い.血. 清 及び脊髄 液 の. 1944年. 感 染 機 会 あ り冠 状 溝 が 糜 爛 し た の で 駆. 梅 毒 反 応 は い ず れ も強 陽 性 で あ るが 脊 髄 癆 の. 梅 療 法 を2Kur行. 症 状 は な い.. は な か つ た.. 26/Ⅹ Ⅱ よ り7/Ⅰ. 60万 単 位 を 朝 夕2回. に 分 け て 注 射 し 計600万. 単 位 を 注 射 し 終 り,続 宛10回, Kali. Bis. 8回,. jodatum. い てMaph△. AL.. 1.5g宛8日. りはSchmierkurを5回 後 の 治 療 中,血. ま で に1日P.. 20回,内 間,さ. 服 と して ら に17/Ⅰ. 行 つ た.こ. 清 反 応,脊. 28/Ⅳ. よ. れ等 入 院. 髄 液 梅 毒反 応 に は. 来 院.血. 田 〓,. ま で にMaph△.. 30万. 2.40g,. 単 位 宛 計300万. 続 い て8/Ⅸ 及 びAL.. ま で にMaph. 9回 注 射 し た.. 12回,. よ り AL.. よ り9/Ⅴ ま で 毎 日 単 位 注 射 し,さ 2.82g, P.治. を 観 察 す る と 血 清 反 応 はP.治. の 範 囲 に あ り 治 療 後 の 方 が 稍,減. あ つ た が300万. 「結 」 は 治 療 前 は 中 等 度 に 増 加 し て い た が 治. 21/Ⅱ Bis.. ほ と ん ど 変 化 な く陽 性 を 示 し,「遊 」 も 正 常 値 少 して い る.. 清 反応 を 行. Kahn〓,. 6回 注 射 射 し そ の 後28/Ⅳ P.. 照‑. つ て 其 後 は 放 置 した が 異 常. 1951年8/Ⅱ. いWaR〓,村. 0.02g,. 19)‑9表(4)参. Bis.. らに 21回. 療 以 後 の経 過 療 前強 陽 性 で. 単 位 注 射 後 に は 急 に3反. 応 と. も著 し く陽 性 度 が 減 弱 し 再 びMaph.△,. Bis.. 療 後 は 正 常 よ り軽 度 の 増 加 を 示 す 程 度 に まで. 等 を 注 射 し た 後 で は 増 強 し た.「 遊 」 はP,治. 減 少 し た.. 療 前 後 で は 変 動 な く 正 常 値 の 最 高 値 を 示 し,. ⅵ ) 梁 川 某.男,. 45才,商(第1報. 潜 伏 梅 毒症 例: 17)‑9表(3)参. 第3期. 照‑20才. 当時. 終 りに 血 清 反 応 の 陽 性 度 が 増 強 し た 時 に は 正 常 平 均 値 以 下 に ま で 減 少 し た.「 結 」 は. に 屡 々感染 機会 が あつ た が 自覚的 に な ん ら潰. と 逆 の 曲 線 を 示 し た .す. 瘍,横 痃,皮. はいずれ も正綴. 1951年3月. 疹 及 び 脱 毛 等 に 気 付 か な か つ た.. 血 清 反応 が 陽性 で あつ た ので 某院. な わ ちP.治. 「遊 」. 療前後. 高値で血 清反応が減弱 した. に もか ゝわ ら ず 変 動 が な か つ た がMaph△. .,.
(10) 1983. 藤. Bis.治. 井. 療 後 血 清 反 応 が 増 強 し た 時 に は 「結 」. は 高 度 の 増 加 を 見 た. ⅷ ) 木 山 某.男,. 浩. を 通 じて 多 少 の 変 動 は あ つ た が 全 て 正 常 値 を 示 し た.「遊 」 が 治 療 前 及 び 治 療 開 始 後 暫 ら く. 43才,農(第1報. 期 潜 伏 梅 毒 症 例: 24)‑10表. 第3. 参 照‑1938年. 高 値 を 示 し た 例 は 本 例 の み で あ つ た. 6). 感. 高 山 某.男,. 染 機 会 が あ り亀 頭 に 硬 結 を 生 じ た の で砒 素 剤 の 静 注, Bis.の. 筋 注 各10回. 10表. で硬 結 は治 癒 し. 木 山 某,男,. 43才,第3潜. 脊 髄癆. 例:. 42才,農(第1報. 脊髄 癆 症. 照‑19才. の 時屡 々感 染機. 3)‑11表(1)参. 会 が あ り亀 頭 に2箇. 伏 梅 毒.. の硬 結. を 生 じた ので砒 素 剤 の 静注 10回 で 硬 結 は 治 癒 し た の で 以 後 放 置 し て い た. 1948年 末,下. 腿 の シ ビ レ感 を 訴 え. る よ うに な り砒 素 剤 の 静 注, 蒼 塩 剤 の 筋 注 を 約1.5年 間 続 け た が1950年2月. の 頃 よ. り物 忘 れ が 著 明 に な つ た の で 同 年22/Ⅴ. 来 院.採. の 結 果WaR〓,村 Kahn〓,. 血. 田 〓,. 28/Ⅴ 入 院.脊. 髄 液 の 梅 毒 反 応 はWaR〓, 村 田 〓,瞳 た.以. 来3年. を 約10回. 間 毎 年 砒 素 剤 及 びBis.の. 注射. 行 つ た が 以 後 自覚 的 に も異 常 は な か. つ た.. 1950年17/Ⅹ. 〓,村. 田 帯,. 来 院.血. Kahn〓. 清 反 応 はWaR. 膝 蓋, Achilles腱 Romberg氏. 孔 反 射 障 碍,. 反 射 消 失 し歩 行 失 調 が あ り. 症 候 も陽 性 で 下 腿 の 温 覚 鈍 麻 が 見. で あ つ た が 視 診,触. ら れ た. 30/Ⅴ よ り12/Ⅵ ま で にP.計600万 診. 単 位 注 射 し た.血. 療. も強 陽 性 で あ つ た.「遊 」 は 治 療 前 後 と もに 正. 清 反応 は観 察 期 間 中い ず れ. 上 に は 異 常 が な か つ た.. 24/Ⅹ. よ りP.治. を 開 始 し た.最. は30万. 単 位,次. 回よ. 常,「結 」 は 注 射 前 は 略 々 正 常 平 均 値 で あ つ た. 4/ⅩⅠま で に 計510万. 単位. が 治 療 後 は 著 し く増 加 を 示 し た が 血 清 反 応 と. り1日60万. 初 第1日. 単 位 宛,. 注 射 し た.こ. のP.治. 療 中P.注. 血 糖 の 変 動 を 観 察 し た. 血 清 反 応 は 村 田, Kahn反 応 は ほ とん ど変 化 が な い が WaRはP.治. 療210万. 単. 位 注射 後 に一 時 陽性 度 が減 弱 したが 再 び強 陽性 に なつ た.「遊 」 はP,治. 療 開 始1. 週 間 前 と開 始 直 前 の2回. と. も 中等 度 の 増 加 を 示 し た が P.治. 療 開 始 後 階 段 的 に減. 少 しP.. 210万 単 位 注 射 後. に は 正常 値 に復 し以後 は 正 常 平 均 値 よ りや ゝ低 い 値 を 上 下 し た.「結 」 は 治 療 前 後. 射 前 に8回 11表. (1)高 山 某,男,. の 関 係 は 見 られ な い. 42才,脊. 髓癆 .. (2)池 田 某,女20才,先. 天 梅 毒..
(11) 梅毒におけ る含水炭素代謝の研究 7). え つ て 増 加 が 著 し くな つ た.臨. 先 天性梅 毒. 池 田 某,女,. 1983. 20才,生. 徒(第1報. 先 天梅 毒. 症 例:1)‑11表(2)参. 照‑歯. 鞍 鼻 を 呈 し て い る.従. 来 の 治 療 と し て は1950. 年12月 以 来Maph△.. 28回,. 牙 の発育 不 良で. Thiobis. 15回. と もP.治. 床 的 には 両 例. 療 に よ り紅 斑 は 非 常 に 褪 色 し た が. 血 糖 の 変 動 とは 全 く関 連 性 は 見 ら れ な か つ た.. 当院. Ⅳ. 總括な らびに考按. 内 科 で 注 射 を う け た の み で あ る. 1950年 12/Ⅳ AL.. 来 院,以. 来Chloro.. 0.38g,. 1回 注 射 し さ ら に10/Ⅴ. Chloro. た.こ. 0.88g, の1月. Bis.. Bis. 5回,. 以 後10/Ⅵ. 6回,. AL.. まで に. 9回 注 射 し. の 治療 前後 の血清 反応 の変 動を. 見 る と ほ と ん ど 変 化 は 見 ら れ な い.「 遊 」 は 治 療 前 正 常 平 均 よ りや ゝ低 い 値 を 示 し て い た が 治 療 後 は や ゝ増 加 し て 正 常 平 均 を 越 え た が 正. 常 範 囲 内 に あ つ た.「結 」 は. 12表. 梅毒において駆梅療法を行つた場合の血糖 の変動を観察した先人の業蹟を渉猟す ると, 1). 「遊 」 に つ い て は 実 験 家 兎 梅 毒 に つ. い て 当 教 室 故 黒 山 氏 はNeo‑Spirarsen及 Milaneuenを. 用 い て治 療 し た 結 果,梅. 復 さん とす るが 或 は 増 加 し 或 は 減 少 し て 波 状 西 村 某,女,. 20才,円. 板 状 紅 斑 性 狼 瘡.. ていたが 治療後 は 正常値 よ り少 し高 い 程 度 に まで 減 少 した. 以 上 が 梅 毒 患 者 に 対 し駆 梅 療 法を 行つ た場合 の血 糖 の消 長を観 察 した結果 で あ は 円板状 紅斑 性狼. 瘡 に 対 し てP.治 た場 合 にP.注. 療 を行 つ 射 日毎 に 注. 射 前 血 糖 量 を 測 定 した の で 梅 毒 に 対 し てP.を. 使用 し. た 場 合 の 対 像 と して 次 に 述 べ る. 12, 13表 に 示 し た 如 く2名 の 女 子 の 円 板 状 紅 斑 性 狼 瘡 患 者 は い ず れ も血 清 反 応 は3反 応 と も陰 性 で, 従 来Maph△.の. 注 射 も10数. 回 行 つ た 事 の あ る症 例 で あ る. P.. 1回30万. 例 と も計300万. 単 位,. 2. 単位 注射 し. た.期 間 中 「遊 」 は2例. と. も正 常 値 範 囲 を 波 状 に 上 下 した.「結 」 は 第1の. 例では. 常 に 高度 の増 加を 認 め変 動 は 少 くな い.第2の. 例では. 注 射 前 は 中等 度 の 増 加 を 見 た が 治 療 が 進 む に つれ て か. 13表. 毒接 種. で 減 少 す る傾 向 を 示 す 「遊 」 は 接 種 前 の値 に. 治療 前に 高度 の増加 を示 し. るが,余. び. 野 上 某,女,. 21才,円. 板 状 紅 斑 性 狼 瘡..
(12) 1984. 藤. を 呈 す る と 云 いMilaneuenで. は 著 明 な 変化. を 見 な い と 報 告 し て い る. Crosti氏 者12例. にSalvarsanを. い,. 射 直 後,. に 測 定 し て8例. 「遊 」 は 減 少 し て2時. Salvarsanは. は梅 毒患. 注 射 し て,注. 10′, 30′, 60′ 及 び120′ 後 お いて. 井. に. 間 後 も続 く と云. 梅 毒 患 者 に お い て 「遊 」 を. は29例. の 第2期. 組 合 せ で 併 用 し た 場 合 の 血 糖 の 変 動 と血 清 反 応 の 消 長 と を 比 較 検 討 し た. ⅰ ) 硬 性 下 疳4例. 中 血 清 反 応 陽 性 の もの2. 例 で は 「遊 」 は 正 常 範 囲 の 高 値 ま た は や ゝ高 値 を 上 下 し,第1例. で は一 時 正常 平均 値 よ り. 低 い 値 を 示 し た こ と もあ るが 大 体 正 常 平 均 よ りや ゝ高 い 値 を 示 し た.「結 」 は 軽 度,時. 下 降 さ せ る作 用 が あ る と し て い る. Memmens heimer氏. 浩. 梅 毒患 者 につ い て. 度 に 増 加 を 見,血. に高. 清 反 応 の 変 動 と よ く一 致 し. 未 治 療 か また は 治 療 開 始 した ば か りの もの で. て 増 減 し血 清 反 応 が 陰 性 化 す る に つ れ て 「結 」. は12例. も正 常 値 に 復 す る傾 向 が あ る.血 清 反 応 陰 性. 正 常 で17例. は 「遊 」 が 増 加 し て い た が. 治 療 中 間 ま た は 治 療 が 終 つ た 時 に27例. につ い. 期 の2例. て 観 察 し た 結 果25例. のみが. 近 を 上 下 し て 波 状 曲 線 を 示 し,「結 」 は 正 常 値. が 正 常 に 復 し2例. で は 「遊 」 は い ず れ も 正 常 平 均 値 附. 稍 々 増 加 を 見 た の み で 強 力 に 駆 梅 療 法 を 行 え.. よ り稍 々 高 い値 を 上 下 し た.し か し 治 療 を 続. ば 正 常 に 復 す る と 述 べ て い る.安. け る に つ れ て 正 常 値 に 復 す る傾 向 が 見 ら れ る.. 患 者 にNeo‑Salvarsanを. 東氏 は梅 毒. 注 射 し24時. 間内 の変. の が 陰 性 期 の そ れ よ り高 い 値 を 示 し た.. 動 を 検 査 し て 正 常 血 糖 の も の で は 増 加 し,増 加 して い る も の で は 減 少 さ せ る感 が あ る と云 い さ ら にNeo‑Salvarsan. 一 般 に 「遊 」 も 「結 」 も血 清 反 応 陽 性 期 の も. 10回 注 射 後 に 増 加 し. ⅱ ) 第2期. 梅 毒4例. は 「遊 」 に お い て い ず. れ も正常平 均 値附 近 を上 下 して波 状 曲線 を 示. て い る 「遊 」 は 正 常 に 復 帰 す る 傾 向 を 示 し た. す.「 結 」 は 全 例 と も治 療 前 に は 高 度,ま. と 述 べ て い る.井. は 中等 度 に 増 加 し て い る が 長 い 経 過 の 後,治. 内氏 は梅 毒患 者 の. 正 常 で あ る と しNeo‑Neo‑Arsemin, 用 い て 治 療 し た 場 合,増. 「遊 」 は. 療 に よ り血 清 反 応 が 陰 性 化 し た 時 に は い ず れ. Giflonを. 減 は非 常 にわ づか で. も正 常 値 に 復 して い る.発 疹 が 吸 收 さ れ る時 期 に 著 し い 減 少 を 見 た も の が2例,ほ. あ る と 云 う. 2). 「結 」 に つ い て は 実 験 家 兎 梅 毒 に お い. て 故 黒 山 氏 がNeo‑Spirarsen及. た. 変 化 の な か つ た もの が2例. とん ど. で あ る.血 清 反 応. と 「結 」 の 関 係 は 全 般 的 に 観 察 す れ ば 血 清 反. びMilaneuen. に よ つ て も梅 毒 接 種 後 増 加 し た 「結 」 は 正 常. 応 が陰 性 化 すれ ば強 陽 性 期 に高度 の増 加を 示. に 復 帰 す る 傾 向 が あ る がNeo‑Spirarsenの. し て い た 「結 」 も正 常 値 に 復 し 略 々 平 行 的 関. がMilaneuenに. 方. よ るよ りも急 速 に正常 に復. 帰 す る 事 を 報 告 し て い る.井 に つ い てNeo‑Neo‑Arsemin及. 内 氏 は 梅 毒患 者 びGiflonで. 血. 係 が あ るが,箇. 々 の 「結 」 の 増 減 と血 清 反 応. の 強 弱 とは 必 ず し も一 致 しな い. ⅲ ) 第2期. 潜 伏 梅 毒 の6例 に お い て 「遊 」. で は 「結 」 は 治 療. は 大体 正 常 平 均 値 附 近 を 上 下 して い る.非 常. 前 に 比 し減 少 し ほ とん ど或 は 全 く正 常 値 を 示. に 治 療 に 抵 抗 し て 強 陽 性 の血 清 反 応 は 強 力 な. し 駆 梅 療 法 を 実 施 中 の3例. 治 療 に も拘 ら ず 変 動 を 示 さ な か つ た 第1例. 清 反 応 が 陰 性 に な つ た4例. にお い ては 比 較. で. 的 早 期 に 僅 か に 増 加 し て い るが 漸 次 減 少 し正. も 治 療 前 中 等 度 の 増 加 を 示 し て い た 「結 」 は. 常 値 に 近 か づ く傾 向 が あ る よ うに 思 わ れ る と. 治 療 が 進 む に つ れ て減 少 の傾 向 が 見 られ た.. 云 つ て い る.従. 第2例. 素 剤,蒼. 来 の 研 究 で は 駆 梅 剤 と し て砒. 鉛 剤等 に よ る 血 糖 の 影 響 を 観 察 した. も の は 上 記 の ご と き 業 蹟 が あ る がP.駆. 梅療. は 前 述 の 如 く12指 腸 虫 駆 除,貧. 血等の. 種 々の 梅 毒以 外 の因 子が 加 わ つた た めか血 清 反 応 は 治 療 に よ り陰 性 化 して い るに もか ゝわ. 法 の 場 合 に つ い て は 今 日 まで そ の 文 献 を 見 な. らず 「結 」 は 高 度 の 増 加 を 示 し た.他. い.余. で は 「結 」 は 正 常 範 囲 の 高 位 の 値 を 示 した.. は 各 期 梅 毒25例. に つ い て 主 と し てP.. 治 療 に よ る場 合 ま た はP.療 素 剤,蒼. 塩 剤,水. 法 に 引 き続 き砒. 銀 剤 及 びAL.等. を 種 々の. の4例. 一 般 に 「結 」 は 治 療 が 進 み 血 清 反 応 が 陰 性 化 す る 傾 向 を 示 す に つ れ て僅 か な が ら 正 常 値 に.
(13) 梅 毒 に お け る含 水 炭 素 代 謝 の 研 究. 復 し た が,第1,第2期. 梅 毒 に 見 られ るほ ど. 1985. つ れ て 正 常 値 に 復 す る傾 向 が 見 られ る.か. ゝ. る変 動 が 特 に 顕 著 な の は 硬 性 下 疳 の血 清 反 応. 著 明 で は な い. ⅳ ) 第3期 梅 毒 の1例. で は 「遊 」 は や ゝ高. 陽 性 期,第2期. 療 前 は 中等 度 に 増 加. と 「結 」 の 増 減 とは や ゝ平 行 的 な 関 係 が うか. し て い た が 同 治 療 後 は 正常 値 に 復 し た.し か. が わ れ るが 潜 伏 梅 毒 で 感 染 後 長 年 月を 経 過 し. し血 清 反 応 は 治 療 前 後 を 通 じて 強 陽 性 で 変 動. た もの 程 血 清 反 応 と 「結 」 との 関 係 は 復 雑 化. は な か つ た.治 療 後 右 睾 丸 の 腫 瘤 は 非 常 に 縮. す る.現 在 行 つ て い る 血 清 反 応 は 定 量 的 な 方. 少 し た.. 法 で な い た め に た ゞ反 応 の 強 弱 の 程 度 を 分 別. 値 を 示 し 「結 」 はP.治. ⅴ ) 第3期 潜 伏 梅 毒8例. 中第8例. の み 「遊 」. 顕症 梅 毒では 血 清 反応 の強 弱. す る の み で 「結 」 と血 清 反 応 と の 関 係 を 精 細. が 中等 度 の 増 加 を み た の み で 他 は 正 常 範 囲 内. に 検 討 す る こ とは で き な い.従 来 の 報 告 に お. を 増 減 し お ゝむ ね 正 常 で あ る.第8例. では治. い て も治 療 に よ り 「結 」 が 正 常 に 復 す る こ と. 療 開始後. は 一 致 した 意 見 で あ るが 血 清 反 応 の 強 弱 と平. 間 もな く正 常 値 に 復 し た.「結 」 は 感 染 後 の 経. 行 的 関 係 が あ る と主 張 し て も血 清 反 応 は 定 量. 過 年 月 の 長 い も の,従 来 の 治 療 が 不 完 全 な も. 的 に存つ てい な いため 此 の精細 な関係 は 不明. の 程,ま た 脊 髄 液 の 梅 毒 反 応 陽 性 で あ る例 が. で,今 後 の 研 究 に まつ と こ ろ が 多 い.. 療 前 中等 度 に 増 加 して い た がP.治. 著 明 な 増 加 を 見 た が 治 療 を 重 ね る に つ れ て,. 次 に 円 板 状 紅 斑 性 狼 蒼 に つ い て 行 つ たP.. 血 清 反 応 に は 著 し い 変 化 が な くて も脊 髄 液 梅. 治 療 中 の血 糖 の 変 化 は 臨 床 症 状 が 非 常 に 軽 快. 毒 反 応 の 好 転,自. した が 「遊 」 は 正常 値,「結 」 は 高 度 の 増 加 を. 覚 的 症 状 の 軽 快 に従 つ て 減. 少 し て正 常 値 に 接 近 す る傾 向 が あ る. ⅵ ) 脊 髄 癆 の1例 で は 「遊 」 は 全 く正 常 で あ つ た.「結 」 はP.治. 療 前 正常値 を示 してい. 示 し た ま ゝ変 動 は ほ とん どな か つ た. P.治 療 の 梅 毒 に 対 す る 変 化 とは 異 つ て い る.各 種 の 駆 梅 剤 は 継 続 して,ま. たは 併 用 して数 種 を. た が 治 療 後 の 測定 で は 高 度 の 増 加 が 見 られ る.. 使 用 した の で 箇 々 の 薬 剤 に つ い て 比 較 す る 事. 血 清 反 応 は 治 療 前 後 い ず れ も強 陽 性 で 変 動 は. は 困 難 で あ る.. な い が,併. し定 量 的 に 血 清 反 応 を 行 つ た の で. 第1報. で箇 々め症例 を 検討 した結 果か ら予. な い か ら実 際 の 反 応 の 強 弱 は 知 り得 な い が. 想 され た ご と く駆 梅 法 に よ り 「結 」 が 正 常 に. 「結 」 がP.治. 復 す る傾 向 は 同 一 症 例 に つ い て 治 療 経 過 を 追. P.治. 療 で著明 な 増 加を 見 た 事か ら. 療 が な に か 誘 発 的 に 作 用 した た め で わ. つ て 観 察 した 本 報 告 の 結 果 と一 致 し て い る.. な い か と考 え られ る. ⅶ). Ⅴ 先 天 梅 毒1例 に お い て 血 清 反 応 に は. 変 動 が な か つ た.「遊 」 は 正 常 値 ま た は や ゝ高. 1). 結. 論. 硬 性 下 疳 及び 第2期. い 正常 値 で あ る.「 結 」 は 治 療 前 高 度 の 増 加. 期 潜 伏 梅 毒6例,第3期. を 見 た が 治 療 後 は 正 常 に 近 い 値 ま で 減 少 した.. 伏 梅 毒8例,脊. 血 糖 の 増 減 は 血 清 反 応 とは 平 行関 係 は 見 られ. 25例 の 各 期 梅 毒患 者,及. な い.. 2例 に つ い て, P.砒. 以 上 各 期 を 総 括 的 に 考 え る と 「遊 」 は 正 常. AL.を. 梅 毒 各4例,第2. 梅 毒1例,第3期. 潜. 髄 癆 及 び 先 天 梅 毒 各1例,計 び 円板 状紅 斑性 狼 蒼. 素 剤,蒼. 鉛,水. 銀 剤,. 駆 梅 剤 と して 使 用 し,そ の 治 療 経 過 に. 範 囲を波 状 に上 下す る ものが大 多数 で血 清 反. 従 つ て 「遊 」,「結 」 の 消 長 と血 清 反 応 の 変 動. 応 の 変 動 と 密 接 な 関 係 は な い.し か し治 療 前. とを 比 較 検 討 した.. 増 加 して い た もの は 治 療 に よ り正常 に 復 す 傾. 2). 「遊 」 は 治 療 前 後 を 通 じ て ほ とん ど正. 向 が あ る.此 の 結 果 は 実 験 梅 毒 に お け る 故 黒. 常 であ つ たが 治療 前増 加を見 た もので は 治療. 山 氏,梅. に よ り正 常 に 復 した.. heimer,安. 毒 患 者 に つ い て はCrosti, Memmens 東 諸 氏 の 結 果 と 一 致 し て い る.. 「結 」は 治 療 に よ り血 清 反 応 が 陰 性 化 す る に. 3). 「結 」 は 治 療 が 進 み 血 清 反 応 が 陰 性 化. す る に つ れ て 正 常 値 に 復 帰 し,か. ゝ る傾 向 が.
(14) 1986. 藤. 特 に 明 瞭 な の は 硬 性 下 疳 血 清 反 応 陽 性 期,第 2期 顕 症 梅 毒 で あ る. 4). 「結 」 と血 清 反応 とは や ゝ平 行 的 関 係. が あ るが,潜. 伏 梅 毒では 此 の関係 が復 雑化 す. 井. 浩. る. 参 考 文 献 は 第3報. に 一 括 掲 載 す る.. 擱 筆 す るに あた リ終始御 懇篤 な御指 導 と御 校閲 を 賜つ た恩 師根岸教授 に深甚 な謝意 を表 す..
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