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惡 性 腫 瘍 に お け る 非 特 異 性 梅 毒 血 清 反 應 に つ い て

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Academic year: 2022

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(1)惡 性 腫 瘍 に お け る 非 特 異 性 梅 毒 血 清 反 應 に つ い て 岡 山大 学 医 学 部 皮 膚 科 泌 尿 器 科 教 室 講. 師. 野. (主 任. 原. 望. 〔昭 和28年12月22日. 第1章. 緒. 根 岸 教 授). 論. 受 稿〕. た.. 各 種 の 梅 毒 血 清 反 応 が あ る種 の 非 梅 毒 諸 疾. 第2章. 患に 於 て極 め て低 率 で は あ るが非 特 異性 反応. 1.. を 呈 す る もの で あ る こ とは 既 に 認 め ら れ て い. 2.. 高 の 鋭 敏 度 と最 高. 癌3,皮. 力 もす べ て この 方 向 に 尽 され て来 た が この 両. (村 田), 2清. 異 性 の 点 で は 逆 に 劣 り,. 同,弱. る.わ た く しは こ こ に 非 特 異 性 反 応 を 呈 す る. ±,‑で. もの と考 え ら れ て い る非 梅 毒 諸 疾 患 中,皮 膚. WaR.原. 法(以 下 ワ 氏 と. Kahn氏. 氏),村. 法(カ. 氏),以. 氏),. 上 の5反. 反 応 の 強 さ に つ い て:強 同,微. 弱 同,陰. 応 を 行 つ た. 陽 性,中. 等度. 性 を 夫〓〓,〓,+,. あ ら わ し た.尚. 第1表. よ り第7表. ま. 一 被 検 者 で 数 回 に 互 り非 特. し た 場 合 の み を 記 し た.. Meinicke. 次 に 各 臨 床 診 断 別 に 検 査 成 績 を 述 べ る が,. れ らの 各 反 応. 以 後 単 に 陽 性 と あ る場 合 は 非 特 異 性 反 応 を 意 味 す る こ と と す る.. を 中心 に 比較観 察 を試 み. 第1表. 田氏 法. Meinicke第. か な る態 度 で 非 特 異 性 反 応 を 呈 す るか に つ い 中Kahn法. 陰尿道. 異 性 反 応 を 呈 し た もの は そ の 内 で 最 強 度 を 示. 法 及 びBrowning法. が 悪 性 腫 瘍 血 清 に お い て い か な る程 度 に 又 い. て,就. 間. 胱 同62,. 茎 癌16,外. Browning法(ブ. で に お い て は,同. 泌 尿 器 悪 性 腫 瘍 を 取 上 げ て,こ れ に 補 体 結 合. 応 を 併 施 し て,こ. 立 腺 同16,陰. 澄 反 応(マ. 4.. 比較 的高 率 の非 特 異性 反 応 を 示 す 傾 向 が あ. 澄3反. 迄17年. 膚 悪 性 腫 瘍12例.. 略 記 す る),. 従 つ て一般 に 補体結 合 反応 に 較 べ て鋭 敏度 に. 第2清. よ り同22年. 悪 性 腫 瘍14,膀. 3 . 梅 毒 血 清 反 応:. 者 を 平 行 的 関 係 に 置 く こ とは な か な か 困難 で 一 方の 偏重 は 直 ちに他 方 の低下 を招 き 易い .. を,沈 降 反 応 と し て は 村 田, Kahn,. 臨 床 診 断 別:腎. 睾 丸 同4,前. の 特 異 性 を 兼 備 す る こ とで あ ろ う.先 人 の 努. 反 応 と し て はWaR.原. 和6年. 例. の 内 梅 毒 合 併 の 疑 点 の 全 く な い も の127例.. と こ ろ で あ る.元 来 梅 毒 血 清 診 断 法 と し て そ. 優 る沈 降 反 応 が,特. 被 検 者:昭. 検. に 当教 室を 訪 れ た皮膚 泌 尿器 科 悪性 腫 瘍患 者. るが そ の 原 因 に つ い て は 尚 極 め て 争 論 の 多 い. の 理 想 とす る と こ ろ は,最. 被. 腎. 第1節. 悪. 性. 腫. 腎 悪 性 腫 瘍(第1表). 瘍.

(2) 120. 野. 全14例 中 陽 性 を 呈 し た の は2例. で,共. 原. にカ. 望. +を 呈 し た の は 村 田1,カ. 氏3例. で あ る.++. 及 び 〓 を 呈 した の は カ 氏 の み で 各1例. 氏 及 び ワ 氏 に お い て 土 を 示 し た.. であ. る.即 ち 陽 性 を 呈 し た 数 は カ氏 に 最 も多 く, 第2節. 膀 胱 悪 性 腫 瘍(第2表). 全62例 中 陽 性 は11例 で,そ の は ブ 氏2,村. 第2表. 田4,カ. の 内土 を呈 した. 氏1,マ. 膀 胱 悪 性 瘍. つ い で 村 田,ブ 氏,マ. 氏1例. で,. 皆 無 で あ つ た.. 氏 の 順 で あ り,ワ 氏 は.

(3) 悪性腫瘍における非特異性梅毒血清反応について. 第3節 全16例. お い て 共 に 土 を 呈 し た.. 陰茎癌(第3表). 中 陽 性3例. で,村. 田2,カ. 氏2例. 第3表. に. 陰. 茎. 癌. 121.

(4) 122. 野. 第4節 全3例 氏3反. 原. を 呈 し た.(第3章,第3例. 外 陰 尿 道 癌(第4表). に 過 ぎ な い が これ に ワ 氏,村. 応 を 行 い,そ. 望. 第5表. 田,カ. 参 照). 睾丸悪性腫瘍. の 内 尿 道 膣 癌 の1例 に お. い て 村 田 ±,カ 氏〓 の 結 果 を み た.. 第4表. 外 陰 尿 道 癌. 第6節. 前 立 腺 悪 性 腫 瘍(第6表). 13例 の 癌 腫 と3例 の 肉 腫 を 含 む 全16例 中陽 性 は4例. 第5節 全4例. 睾丸悪性腫瘍(第5表). 中陽 性1例. で あ つ た.そ. の 内 訳 は 癌 腫 中3例 に. お い て カ 氏 の み 陽 性 を 認 め,そ. で,本. 例 は巨 大 な発育 を. 他 の1例 は+で. 遂 げ た 癌 腫 で あ つ た が,村. 田及 び カ氏共 に 〓. 村 田 士,カ 氏〓 で あ つ た.. 第6表. 前. 位. 腺. 悪. 性. 腫. の 内2例. は 土,. あ つ た.肉 腫 中陽 性 は1例. 瘍. で.

(5) 悪性腫瘍におけ る非特異性梅毒血清反応について 第7節. 皮 膚 悪 性 腫 瘍(第7表). 全12例 中 陽 性5例 陽 性3例,肉. 腫4例. 第3例.平. で そ の 内 訳 は 癌 腫8例 中 陽 性2例. 中. で あ る,こ れ. 123. ○ 由 ○ 郎,. 既 往,現. ♂, 44才,睾. 丸 癌.. 症 に 梅 毒 感 染 の 疑 な く,初 診 時 腫. 瘍 は 既 に 小 児 頭 大 に 及 ん で 居 り,入 院 当 日の. を 各 反 応 別 に み る と村 田 及 び カ氏 に 各2例,. 血 清 反 応 は ワ氏‑,村. マ 氏1例. 全 男 勢 除 去 術 を 施 行 し た が 経 過 良 好 で,術. 後. 29日 目 に 再 び 検 血 を 行 つ た と こ ろ 前 記3反. 応. で,そ. の 反 応 度 は す べ て ± で あ つ た.. 第7表. 皮膚悪性腫瘍. 田++,カ. す べ て 陰 性 で あ つ た.直. 氏++で あ つ た.. ち にMapharsen. (0.. 05g)で 梅 毒 誘 発 法 を 試 み た が 注 射 後5日 3反 応 陰 性,7日 に 陰 性,カ. 目及 び8日. 氏 の み+,10日. 目は. 目 は ワ氏,村 田 共 目以 後 す べ て 陰 性. の 結 果 を み た. 第4例.戸. ○ 正 ○,. ♂, 58才,. 陰 茎 癌 兼 鼠 蹊 淋 巴腺 転 位. 入 院 当 初 村 田‑,カ. 氏‑,全. 線 深 部 療 法 を 受 け て退 院,更. 去勢 術及 び レ に 半年 後 両側 鼠. 蹊 淋 巴腺に 転 位再 発 を招 い て再 入院 したが 検 血 の 結 果 は 村 田‑.カ 出 後9日. 氏 ± で あ り,再 発 竈 摘. 目に は ワ氏,村. 更 に レ線 法 療1Kur後 第3章. 悪 性腫 瘍 に 対す る治療 と. 第5例.宮. 悪 性 腫 瘍 に 対 し て 施 し た 摘 出 術,レ 等 の 治 療 が,梅. 線照射. 毒血 清 反応 に 非特 異的 影響 を. の8症 例 に つ い て,治 療 の 前 後 数 回 に. 互 り血 清 反 応 を 繰 返 し行 つ て そ の 成 績 の 変 動 を 観 察 し た.全 例 梅 毒 合 併 の 疑 点 な し, 第1例.小. ○ 亮 ○,. ♂, 45才,膀. ♂, 76才,. 前 立 腺 癌 兼 膀 胱 結 石.. 与 え る もの で あ るか 否 か に つ い て 考 究 す るた め,次. も同 様 陰 性 で あ つ た.. ○ 定 ○,. 非 特 異性 反 応 との関係 に つ い て. 田,カ 氏 す べ て 陰 性,. 入 院 当 日 村 田‑,カ カ氏3反. 氏+,翌. 応 す べ て 陰 性,膀. レ線 治 療1Kur終. 日 ワ氏,村. 田,. 胱 砕 石 術2回 及 び. 了後 も亦3反 応 陰 性 で あ つ. た.. 第6例.和. ○ 豊,. ♂, 25才,前. 兼 右 睾 丸 一,膀. 胱 癌.. 立 腺 肉腫. 胱周 囲及 び 鎖骨 上. 〓 淋 巴 腺 転 位.. 入 院 当 日 の血 清 反 応 成 績 は 村 田 一,カ で,レ 線 深 部 療 法1Kur(連. 日200〜300γ 宛,. 15日 間,以 下 同 じ)終 了後 に は ワ氏,村 カ氏 す べ て 陰 性,更. に1ケ. 氏+. 田,. 月後 に は ワ氏 及 び. 入 院 当 日は 村 田‑,カ. 氏 〓,前 立 腺 腫 瘍 に. 対 す る レ線 深 部 療 法 継 続 途 中 で は 村 田‑,カ 氏+,1Kur終. 了後 に は 村 田 ±,カ 氏+,更. 村 田は依 然 として共 に陰性 で あ るのに カ氏 の. に 前 立 腺 及 び 転 位 竈 に 各1Kur宛. み〓 を 呈 し た.. 行 い,そ. の 終 了 後 に は3反. 果 を み た.尚 第2例.大. ○ 献 ○ 郎,. 入 院 当 日村 田 ±,カ. ♂, 67才,膀. 氏+で,入. 院 第3日. び 続 い て行 つ た レ線 深 部 療 法1Kur終 の 成 績 は 共 に3反. 胱癌. レ線 照 射 を. 応 すべ て陰性 の結. この 間 患 者 の 全 身 状 態 は 常 に 悪. 化 の 一 路 を 辿 つ た. 及. 了後 と. 応 そ ろ つ て 陰 性 で あ つ た.. 第7例.村. ○ 末 ○,. 入 院 発 日は 村 田‑,カ. ♂, 45才,尿 氏‑で,レ. 道 膣 癌. 線療 法.

(6) 124. 1Kur終. 野. 了 後 約1ケ. 更 に そ の2日. 月 目 に は 村 田 ±,カ. 後 に は ワ 氏 −,村. 田 ±,カ. 原. 望. 氏 〓,. 中 陽 性2例(14.3%)で,こ. 氏+. み る と,ワ 氏 を 行 つ た13例 中 陽 性 は1例 の 非 特 異 率 は7.7%で. の 成 績 を 示 し た.. れ を各 反応 別 に. あ る.本 例 で は ワ氏 の. み ± を 呈 し,同 時 に 行 つ た 村 田,カ 第8例. 新 ○ 一 ○,♂,43才,頭. 頂部 皮. 膚 癌.. 氏 ±,翌. 日は す べ て 陰 性,更. にレ. 線 照 射 後 も亦 す べ て 陰 性 で あ つ た. 第4章. 總考及び考按. 応 に 関 す る 内 外 文 献 を 渉 猟 す れ ば. は 悪 性 腫 瘍14例. R. mullerは Caanは. 極 め て微弱 陽性 に 過 ぎな い. Weil,. 中4例(28.6%)に,. 田,マ. 氏 の3反. 腫10. お い て,い. ず れ も ワ氏. 反 応 の 非 特 異 性 反 応 を 報 告 し,又. 邦文 献 で は. 応 にお い ては陽. あ る.カ 氏 を 行 つ.. た11例 中陽 性 例 は ± の1例. のみ で非 特異 率 は. れ も ±を 加 算 し な け れ ば0%と. の 非 特 異 率 は カ 氏9.1%,ワ. 氏7.7%,他. 結 果 と な る.(第8表,そ. の1). 第2に. 膀 胱 腫 瘍62例. す べ て 陰 性 で 非 特 異 率 は 共 に0%,村. い て は そ の 内1例. が ワ 氏 及 び 村 田 共 に 疑 陽 性,. マ 氏 強 陽 性 の 結 果 を み た と 言 い,当 道 氏 は 膀 胱 癌6,陰 腫2例. の 計23例. %,マ. 氏4.3%の. 茎 癌7,皮. Meier,. 膚 癌8,皮. に お い て,ブ. こ れ に 反 しFox,. 氏0%,村. 膚肉 田8.6. +1例 %と. で,非. は常 に陰性 を 呈. Blumenthalは. 非 特 異反 応 の. 田 は全. を 除 く と1.6. に カ 氏 で は49被 検 例 中 陽 性6例,. 異 率 は12.3%に. 中1例. 及 び,±. で その非 特 を 加 算 しな い 場 合 で. 高 率 を 示 す.マ. 氏 で は10被. に ± を 認 め 非 特 異 率 は10%,±. と0%と. に行 い. の 内 訳 は ±4,. 内 訳 は ±,〓,〓,各1,+3例. も 尚10.2%の. Bauer,. 氏 は16例. 特 異 率 は8.1%,±. な る.次. Sonntag,. Boas,. に,ブ. 62例 に 実 施 し て 陽 性5例,そ. 非 特 異 率 を 報 告 し て い る.. Colliu. Bruggemann等. す る と 主 張 し,. 教 室 の大. の 内 ワ 氏 は45例. 中 陽 性 は11例(17.7%). 氏 腎 腫 瘍 の 計7例. にお. の3. を 加 算 しな けれ ば全 反. で,そ. て 陰 性 で あ つ た に も 拘 ら ず 陰 茎 癌 の2例. な. る.以 上 を 一 括 す る と腎 腫 瘍 に お け る各 反 応. 西 山 氏 に よ る と 子 宮 癌,睾 丸 肉 腫 及 びGrawitz に お い て は ワ氏 反 応 が す べ. な. 性 例 な く非 特 異 率 は0%で. 応 す べ て0%の. 中 実 に35例(41.2%),肉. 例 中6例(60.0%)に. る.ブ 氏,村. 反 応 は す べ て0%,±. 同 じ く200例 中3例(1.5%)に,. 癌85例. 陽 性 例 皆 無 とな り従 つ て 非 特 異 率 は0%と. 9.1%,こ. 一 般 悪 性 腫 瘍 に お け る非 特 異 性 梅 毒 血 清 反. Braun等. 氏 は共 に. ±を 試 み に 陽 性 例 か ら 除 外 す る と この 場 合 は. 火 傷 瘢 痕 よ り生 じ た 癌 で 入 院 当 日 は ワ氏‑, 村 田‑,カ. 陰 性 で あ つ た.今. でそ. な る.要. 検例. を除 く. す る に 膀 胱 腫 瘍 に お け る5. 反 応 の 非 特 異 率 は カ 氏 が12.3%で. 最 高,以. 下. 原 因 を す べ て 単 な る 技 術 的 缺 陥 に 帰 し て い る. 上 述 文 献 中 邦 文 献 を 除 く他 の す べ て は ワ 氏 反 応 に 関 す る も の に 限 ら れ て 居 り,沈. 第8表. 其 の1腎 臓 悪 性 腫 瘍(14例). 降及応. に 関 す る 文 献 は 内 外 を 通 じ て 極 め て 少 い.そ こ で わ た く し は 第2,第3両 し た 検 査 成 績 を 基 と し て, 含 む 前 記5血. 清 反 応 の,悪. 章 にお い て記載 3種 の 沈 降 反 応 を 性 腫 瘍 に 射 す る非. 特 異 性 反 応 に つ い て,特 に そ の 反 応 呈 示 率(以 後 非 特 異 率 と略 記 す る)を. 中心 に観 察 を進 め. て 行 こ う と 思 う. 先 ず 第2章. の 成 績 か ら 全 被 検 例127例. い て そ の 臨 床 診 断 別 に 前 記5反 を 求 め る と,第1に. につ. 応 の非 特 異率. 腎 腫 瘍 に お い て は 全14例. マ 氏10.0%,村 %の. 順 で,±. 他 の3反. 田8.1%,ブ. 氏1.3%,ワ. を 除 く と カ 氏10.2%,村. 応 そ ろ つ て0%の. 氏0 田1.6%,. 順 と な る.(第8.

(7) 悪 性腫 瘍 に おけ る非 特 異性 梅 毒血 清 反応 につ い て. 表,そ. の2). 第3に. 其 の4. 125. 外 陰 尿 道 癌(3例). 陰 茎 癌 の16例 中 陽 性 は3例(18.7%). で あ る.村 田 は 全 例 に 実 施 し た が そ の 内 陽 性 は2例(共. に ±),カ 其 の2. 氏 で は11被 検例 中 ± の. 膀 胱 悪 性 腫 瘍(62例). 氏 共 に 〓 の 成 績 を 得 た.従. つ て非 特 異率 は 村. 田 及 び カ 氏 共 に33.3%,ワ. 氏0%で. (第8表,そ. 第6に %)を. あ る.. の5). 前 立 腺 腫 瘍16例 中 に 陽 性4例(25.5. 認 め た が,ワ. 氏11,ブ. 氏1,マ. 氏1の. 各 被 検例 は す べ で 陰 性 で そ の 非 特 異 率 は 一 様 1例 の み で,夫 と な る.ワ. 々12.5%,. 9.1%の. 氏 被 検 例11,ブ. 非 特異 率. 氏 同4,マ. な り5反. に ワ 氏,村. 応 を 併 施 し た が,そ 村 田 ±,カ. 非特. の3). 外 陰 尿 道 癌 の3例. 3%)に. 睾丸悪性腫瘍. あ る が,. 応 揃 つ て0%の. 異 率 と な る.(第8表,そ. 氏 の3反. 其の5. 田,カ 1例,カ. の 中 の1例(33.. 氏 〓 の 成 績 を み た.従. つ. 其 の3. 氏 は15例. は ±,カ. 1,〓2例. 陰 茎 癌(16例). 中4例. 其 の6. あ り,±. (第8表,そ. 第5に. を 除 く と村 田 も亦0%と. 氏 な る.. の4). 睾 丸 腫 瘍 の4例. に 前 項 同 様 の3反. を 併 施 し て そ の 中 の1例(25%)に. 応. 村 田,カ. 氏6,ブ. な る.村. の 内 訳 は ±2,+ を 除 く と 村 田 は0%,. な る.(第8表,そ. 最 後 に 皮 膚 腫 瘍12例 で あ る が,ワ. 26.7%と. 氏 の4例. で あ つ て,±. カ 氏 は13.3%と. て 非 特 異 率 は 村 田 及 び カ 氏 共 に33.3%,ワ. の 陽 性 が あ つ て,両. 者 の 非 特 異 率 は 夫 々6.3, 田 の1例. 0%で. 田 は16被 検 例 中. 田 に お い て も ± を 加 算 しな け れ ば. こ れ ま た0%と. 第4に. あ る の に 反 し て,村. 氏 同3. は す べ て 陰 性 で そ の 非 特 異 率 は0%で 今 カ 氏,村. に0%で. の6). 中 陽 性 は5例(41.7%) 氏5の. 被 検例 中には 陽. 前 位 腺 悪 性 腫 瘍(16例).

(8) 126. 野. 性 は な い.従. つ て こ の 両 者 の 非 特 異 率 は0%. で あ る.こ. れ に 反 し て 他 の3反. の 被 検12例. 中2,カ. 例 中1例 %,. 原. 氏 同6例. の 陽 性 例 を 認 め,夫. 20.2%の. 応 で は,村 中2,マ. 氏 同5. 々16.7%,. 非 特 異 率 と な る が,そ. は す べ て ± で あ つ て,こ 5反 応 は す べ て0%と. 田. 33.3 の反 応 度. れ を 加 算 しな け れ ば な る.(第8表.そ. の. 望. 村 田:. 127,. 13,. 9.5%,. カ 氏:. 98,. 16,. 16.2%,. マ 氏:. 21,. 2,. 9.1%,. 1.6%. 9.1%. 0%.. す な わ ち 非 特 異 率 は カ 氏,村. 田,マ 氏,ブ. 氏 の 順 に 高 く,上 位 を す べ て 沈 降 反 応 が 占 め, 中 で も カ氏 は 著 し く高 率 で あ り,こ れ に反 し て ワ氏 は 極 め て 低 率 で 最 下 位 に と どま る.又 陽 性 中に ±を 加 算 しなけ れ ば上 記 の非 特異 率. 7). は カ氏9.1.村 田1.6,他 は す べ て0%と 其 の7. 低 下 す るが,こ. 皮 膚 悪 性 腫 瘍(12例). 著 しく. の 事 実 か ら非 特 異 性 反 応 の 陽. 性 度 は 多 くの 場 合 極 め て 微 弱 反 応 に と ど ま る も の と推 定 さ れ る.但 し カ 氏 に お い て は,単 に そ の 非 特 異 率 が 高 い ば か りで な く,± を 加 算 しな い 場 合 で も他 の 反 応 に 較 べ て 尚 か な り 高 率 を 保 持 し て い る.こ れ は カ氏 が そ の 鋭 敏 度 の 点 で は 他 の 反 応 を 凌 駕 す るが,そ. の反 面. 特 異 性 に 関 し て は 他 に 劣 る こ とを 物 語 つ て い る. 以 上 は5血. 清 反 応 の 非 特 異 率 に つ い て,各. 臨 床 診 断 別 に観 察 し て 来 た の で あ るが,次. に. 綜 合 的 に 全 例 を 通 じて 各 反 応 の 非 特 異 率 を 計 出 す れ ば 次 の 通 りで あ る.(第9,. 10表). 次 に 悪 性 腫 瘍 に 対 す る手 術 的 侵 襲 そ の他 の 治 療 と非 特 異 性 反 応 との 間 の 関 係 に つ い て は 第3章. に記 載 し た8実. 験 例 の経 過 を 観 察 す る. と,治 療 前 に 認 め られ た 非 特 異 性 反 応 は,加 療 後 に は 陰 性 化 乃 至 減 弱 化 す る傾 向 を 示 し て い る.(第1,. ワ 氏: 2%,±. 全 検 査 数91,陽. 性 数1,非. 特 異 率1.. を 陽 性 中 に 加 算 し な い 場 合 は0%.. 27,. 2,. 7.1%,. 4,. 6,. 7各 例 参 照). 伊 藤 は 悪 性 甲 状 腺 腫 手 術 例30例 中術 前 に 非 特 異 性 反 応 を 認 め た も の4例,こ. の 内1例 を 除. い て他 は す べ て 手 術 後 陰 性 に 転 じ た と報 告 し. (以 下 こ の 順 に 記 載 す る) ブ 氏:. 3,. て い る.し か し な が ら元 来 悪 性 腫 瘍 に お け る. 0%.. 第9表.

(9) 悪性腫瘍におけ る非特異性梅毒血清反応について. 非 特 異 性 反 応 は 多 くの 場 合 唯 一 回 限 りの もの で あ り,稀 に は 極 め て 一 過 性 に 惹 起 さ れ る こ と も あ る が 決 し て 安 定 継 続 的 な 反 応 で は な く, この 点 癲,マ. に す る も の と見 做 され て い る.こ. 5,. の こ とは 同. 験 例 の 経 過 か ら も観 取 で き る.(第2, 8例 等 参 照),従. つ て摘 出術等 の腫 瘍 に. 対 す る治 療 が 果 し て 本 反 応 に 影 響 を 与 え て そ の 陰 性 化 乃 至 減 弱 化 を 招 来 し た も の で あ るか, 或 は 元 来 本 反 応 が 一 過 性 の もの で あ る故,治 療 に は 無 関 係 に 如 上 の 結 果 を 来 した も の で あ るか,そ. の 余 地 が あ ろ う.. 以 上 の 観 察 を 要 約 す れ ば,悪 性 腫 瘍 に お け る 非 特 異 性 反 応 は 一 過 性 の 微 弱 反 応 で あ つ て,. ラ リア等 の よ う に 同 一 例 に お い. て 屡 々 本 反 応 を 呈 起 す る も の とは 梢 々 趣 を 異. 上8実. 127. の い ず れ で あ るか に つ い て は 尚 研 究. 第10表 全 症 例(127)に. 於 け る非 特 性 反 応 率.

(10) 128. 野. 原. 望. そ の 非 特 異 率 は 沈 降 反 応 に お い て 高 く,殊 に. 法9.5%,. カ 氏 は 高 率 で,そ. Browning法7.1%,. の 陽 性 度 も強 い と言 う結 論. Meinicke第2清. 澄 反 応9.1%,. WaR.原. 法1.2%.即. 一 様 に 沈 降 反 応 が 高 率 を 示 し ,殊. に達 す る.. ち. にKahn. 法 に お い て 甚 し い.. 第5章 1). 結. 論. 皮 膚 泌 尿 器 悪 性 腫 瘍127例. 3) 悪 性 腫 瘍 に お け る 非 特 異 性 反 応 は 単 に.. に 対 し5種. 毒 血 清 反 応 を 行 い,27例(21.7%)に 性 反 応 を 認 め た.そ 例(14.3%)膀. 3例. 中3例(18.7%),外. (25.0%),前. 2). 中2. 立 腺 同16例. 4). 血清 反応 の 非 特 異. 医 雑,52年,1号.2). 7卷,271.3) 津. 重 松:皮. 田. ル エス,13,. 域 か ら.6). 9). F.. XV, pathog.. 43,昭10.. 羽 里,中. 村 田:東. 10) Mikroorg.. Hb. Kolle. 4). 8) d.. 土 肥:十. 266,. VI.. の関係. 425,. 11). 校閲. を 賜 わ つ た恩 師 根 岸教 授 に 謝 意 を 捧 げ ます.. Klopstock,. Methode. 25,. 12) Stokes,. 1933.. d. A.. z.. 117, 1934. 13) Sonntag 1916.. Wochenschr.. 全 雑,128.. Hb. IBd.. は す べ て0%.. 擱 筆 に 際 し て終 始 御 懇 篤 な御 指 導,御. 1599,. 7). Haut‑Geschl.. Wassermann:. 野. 清 学 の領. 験 医 雑,23,昭14.. 1121.. Blumenthal.. 緒 方:血. ちkahn法9.1%,. 献. プ ラ,. 553,昭14. 5). 村:実. 医 新,2725,. 1929.. 西 山:レ. と 泌,7,. 弱 陽 性)を. 腫 瘍 治 療前 の非 特 異性 反 応 は 治 療後 陰. 文 大 道:岡. つ て ±(微. に つ い て は 尚 検 討 を 要 す る.. 率 は 次 の 通 りで あ る. Kahn法16.2%,村. 1). の 陽 性 度 も極 め て. 性 化 乃 至 減 弱 化 の 傾 向 を 示 し た が,こ. あ る.. 全 症 例 を 通 じ て5種. 村 田1.6%,他. 中1例. 中4例(25.0%),. 中5例(41.7%)で. 微 弱 な 場 合 が 多 い.従. よ う に 著 し く低 下 す る.即. 陰 尿道 癌 丸 腫 瘍4例. 一 過 性 の 反 応 で あ つ て ,そ. 陽 性 例 よ り 除 く と前 記 の 各 非 特 異 率 は 下 記 の. 中11例(17.7%),. 中1例(33.3%),睾. 皮 膚 同12例. 非特 異. の 内 訳 は 腎 腫 瘍14例. 胱 同62例. 陰 茎 癌16例. 梅. Zbl. f. Bakt. Serum Diag.. 14) Bauer. Serodiag.. d.. Syphilis:. Modern Clinic. D. med. u.. Meier:. 51, 1765, 1908. 15) E.. Syph.. Wochenschr. W.. Meinicke:. 124, 125, 1932. 16) Kahn: of Syphilis. by Precip.. kl.. 1925.. The.

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