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カドヘリンの接着活性の特異性及び機能解析

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Academic year: 2022

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カドヘリンの接着活性の特異性及び機能解析

著者 原田 昴輝

URL http://hdl.handle.net/10236/00025280

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2015年度 修士論文要旨

カドヘリンの接着活性の特異性及び機能解析

関西学院大学大学院理工学研究科 生命科学専攻 鈴木研究室 原田 昂輝

脊椎動物の組織は細胞が規則正しく並ぶことによって形成されている.その組織構築には細胞 間接着タンパク質が関与している.この細胞間接着に重要な分子がカドヘリンで,カルシウム依 存性の細胞接着を行い,多細胞体の構築に不可欠な分子である.カドヘリンはアミノ酸配列など からクラシックカドヘリンと非クラシックカドヘリンの 2 種類に大きく分けられる.クラシッ クカドヘリンの中でも,タイプⅠクラシックカドヘリンは接着活性やその性質などの研究が進ん でいる一方で,タイプⅡのクラシックカドヘリン及び非クラシックカドヘリンは細胞凝集活性法 により,凝集活性が比較的弱い事やヘテロフィリックな相互作用をするなど,カルシウム依存の ホモフィリックな強い接着を担うという従来のカドヘリンの性質とは異なり点があり,まだ未解 明な部分が多い.

本研究では,タイプⅠ,Ⅱクラシックカドヘリン及び非クラシックカドヘリンの凝集活性を測 定する事でカドヘリンの接着活性の特異性を検討した.また,カドヘリン同士の結合がホモフィ リックまたはヘテロフィリックであるのか検討した.タイプⅠのクラシックカドヘリンであるカ ドヘリン-1 ,-2 の凝集活性をビーズアグリゲーションアッセイにより測定した結果,カルシウ ム依存の強い凝集活性を示した.一方で,タイプⅡのクラシックカドヘリンであるカドヘリン-5 , -6 ,-8,-11の凝集活性を同様に測定した結果,カルシウム依存の凝集活性を示したが,カドヘ リン-5 及びカドヘリン-8 においては比較的弱い凝集活性を示した.カドヘリンの細胞外ドメイ ン同士における相互作用をプルダウンアッセイにより検討した結果,全てのクラシックカドヘリ ンにホモフィリックな相互作用が確認でき,カドヘリン-8とカドヘリン-11はヘテロフィリック な相互作用が確認できた.また,非クラシックカドヘリンに属するプロトカドヘリン(Pcdh)-9 の凝集活性を測定した結果,タイプⅡクラシックカドヘリンと同様にカルシウム依存の強い接着 活性は示さなかった.また,Pcdh-9とカドヘリン-2の相互作用を免疫沈降法及びプルダウンア ッセイにより検討した結果,その相互作用は確認出来なかった.

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