• 検索結果がありません。

48単語

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "48単語"

Copied!
38
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

平成24年度 学位論文

日本の手話における『冗談手話」の実態と機能に関する研究

兵庫教育大学大学院修士課程

  特別支援教育専攻    障害科学コース

M11095D

 岩林 幸子

(2)

目次

第1章  第1節  第2節  第3節  第4節

問題と目的

手話とは・・・・・・・・・・・・…  ..・.......1 手話の社会言語学的特徴・・・・・・・・・・・・・・・…  4

「冗談手話」について・・・・・・・・・・・・・・・・…  6 本研究の目的・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…  8

第2章  第1節  第2節

   1.

   2.

   3.

 第3節

   1.

   2.

調査1 r冗談手話」の構成に関する調査

 目的・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…  9  方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…  9 対象者・…  ......................g 調査手続き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…  9 分析手続き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…  9  結果と考察

収集した単語について・・・・・・・・・・・…   ・・ 11 構成要素と日本語単語の結びつき・・・・・・・・・・…  56

第3章  第1節  第2節

   1.

   2.

   3.

 第3節

   1.

   2.

   3.

   4.

   5.

調査2 「冗談手話」の使用と実態に関する調査

 目的・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…  60  方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…  60 対象者・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…  60 調査手続き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…  61 分析手続き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…  61  結果と考察

使用頻度・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…  62 使用する理由・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…  62 使用する集団・使用する場・・・・・・・・・・・・・…  65 広まり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…  66 面白い点・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…  67

(3)

第4章  第1節  第2節

総合考察

 本研究のまとめ・・・・・・・・・・・・・・・・・…  69  今後の課題・・・・・・・…   72

引用・参考文献 謝辞

巻末資料

(4)

第1章  問題と目的

第1節  手話とは

 手話は、手や身体、表情等を用いるコミュニケーション方法である。松本

(2001)は、手話は次の4つの特徴を備えた言葉であると述べている。

1、手を中心に、身体によって表現する言葉である。

2、意味はあるが、音(おん)のない言葉である。但し、外来語的に音を表   現する手段があり、これを指文字という。また同じ目的で手話の単語に   日本語の音の口形を併用する方法がある。

3、見る言葉(視覚言語)である。

4、話し言葉である(文字がまだなく、書き言葉はない)。

 鳥越(2006)は、手話言語(Sign La㎎uage)は、ろう者社会(Deaf Community)で用いられる自然言語であると述べている。神田(2009)は、『手 話はろう者の言語である」としているが、rろう者だけのことぱ」とは言え ないとも述べている。鳥越の述べるように本来手話は、ろう者社会の中で用 いられる言葉である。しかし近年聴者の手話使用者が増加しており、手話サ ークルなどではろう者がいないにもかかわらず手話を使用するという場面

も見られるようになっている。

 神田(2009)は、手話については多くの誤解があるとし、たとえば「手話は 世界共通語」だとか「手話はことば(音声言語)を手で表現したもの」など であると述べている。わが国の手話にも音声言語と同じように、方言に値す る表現の違いがある。また世代によっても表現が異なるため、同じ手話でも 上手く通じない場合が多々ある。その際には言い方や表現を変えたりして通 じるように工夫をする。このような状況を減らすために、標準語のような共 通した手話もあるため、最近ではコミュニケーションに支障が出るという場       1

(5)

面も減少したように感じる。また、手話表現の手法の一つにCL(Cユassifier)

というものがある。これは物ごとをより具体的に表現する方法である。例え ば「棒」にも細い棒、太い棒などがあるが、それらを手や表情等を使用して、

「細い」という手話単語と「棒」という手話単語を使用しなくとも、「細い 棒」r太い棒」と違いをつけて表現することも可能である。そのため、世界 共通といった誤解が生まれるのではないかと考えられる。その他に音声言語 を手で表したものという誤解についても、ろう者が主に使用する「日本手話」

とは別に「日本語対応手話」と呼ばれるものがある。日本手話には先述した CLのように手話独自の文法があるが、日本語対応手話にはそれがない。日 本語対応手話について木村(2011)は、日本手話の単語を借りて日本語の言語 構造にあわせて表現するものであると述べている。この誤解も、このような 面から起きているのではないかと考えられる。佐々木(2008)によると日本に おける手話は、日本手話と日本語対応手話に以下のような違いがある。

 日本手話は日本語や英語等と同様、人類が生み出した自然言語のひとつで ある。したがって日本手話には自然言語だけがもつ特質が備わっている。た とえば、複雑で洗練された文法をもつこと。子どもが特別な訓練なしに習得 できることなどである。日本手話は日本手話独自の文法によって複雑な文を 作ることができる。一方で、手話言語には音声言語にはない特徴もある。手 の動き以外の要素(NMS(non−manua1signa!s):頭の動きやあごの位置、

口の動きなど)や身体前の空間(と空間に関連付けられた手の向きや動きの 方向)は手書舌言語の文法においてきわめて重要な役割を果たしている。

 日本語対応手話は、日本語に即して手話単語を用いる方法の総称である。

日本語対応手話には日本語の助詞や助動詞を表すために指文字や特別に考 案された記号を使用するものから、単に日本語を話しながら対応する手話単 語を並べ、助詞や助動詞など対応する手話単語がない部分は口形や文脈で補       2

(6)

うものまで幅がある。いずれの場合も、言語としてみた場合には一貴した構 造を欠き、その理解に日本語の知識とその知識にもとづいた推論が要求され

る点は変わりがない。また、日本語を話しながら同時に手話単語を表現する ことから、話者に大きな負担がかかり、日本語か手話単語のどちらか、ある いは両方に欠落やエラーが生じることも少なくない。

 現在手話はテレビなどでもよく目にするようになったが、このようになる までには長い歴史がある。上野(2001)は、1867年は、アメリカではじめて 手話を廃して口話法を採用したとし、またその後、わが国のろう教育の口話 法運動は1920年代に始まったと述べている。それまでは、手話を使用して の教育がおこなわれてきたが、手話では聴者とのコミュニケーションができ ないためろう者の社会参加も不可能となる等の理由からこのような変化が 起こることとなった。当時、障害は悪と捉えられ、その存在を隠すなどされ てきた。上野(2001)は、障害をなくすことはできないが普通の正常者と同じ ようになることを目標とし、また音声言語でコミュニケーションをとること で社会参加自体が可能となり、さらに人問の仲聞入りができるという障害者 観があったと述べている。そんな中、大阪市立聾唖学校の高橋潔だけが口話 法の運動に反対していた。こうして徐々に手話が見直され、上野(2011)は、

手話が聾者の社会生活においても必要であると言われている。聾学校でも、

ようやく手話に対する理解も出てきたと述べている。以上のように手話は廃 止の時代から長い年月をかけ、まだまだ誤解等はあるものの、ようやく現在 のように街中でも気軽に目にすることが可能となるなど大きな進歩をとげ ていることがわかる。

3

(7)

第2節  手話の社会言語的特徴

 手話の始まりは、18世紀にフランスにろう学校が設立されたことがきっ かけであるといわれている。当時、ろう学校に入学した一部のろう児がホー ムサインを習得していた。ホームサインについて鳥越(2006)は、家庭の中で のみ通じる身振りコミュニケーションと述べている。木村(2011)は、自分以 外の聾者と接触する機会のなかった聾の子どもたちは、それまで自分の家で 家族との意思疎通のために使っていたホームサインをろう学校に持ちよっ たと述べている。このようにホームサインを習得しているろう児が集まるこ

とにより共有化され、それがまた新たに入ってきたろう児の言語入力となる と考えられる。ろう学校卒業後には、成人ろう者の間でも使用され、ろう者 の集団の中で発展し、精緻化されて、手話言語となったと考えられている。

 手話は、ろう者同士の1コミュニティで広まっていったが、現在では聴者や 難聴者など、手話使用者はろう者だけにとどまらない。また、手話表現もろ

う者が主に使用する日本手話だけではなく、先述した日本語対応手話という ものなど、種類も多様化している。日本語対応手話が広まったきっかけとい われているのが、1970年に当時の厚生省による手話奉仕員養成事業が開催

され、全国各地で手話交流会が始まったことである。木村(2011)は、昭和4 0年代を境に手話学習者の人口が一気に増えることになると述べている。し かし木村(2011)は、この時に導入された手話の多くは、当事者がふだん話し ている日本手話ではなく、手指目本語だった可能性があるとも述べている。

ここでの手指日本語は日本語対応手話と同等のものを指す。従来であれば、

ろう者のみのコミュニティで使用されてきたものが、聴者にも使用者が増え てきたことにより、日本語との接触もより大きくなっていった。これにより、

日本語対応手話が大きく広がったと考えられている。そして、現在では、補 聴器や人工内耳の技術も進歩したことから難聴児も多く存在している。また、

      4

(8)

中途失聴者も手話を習得する機会が増えたことから、表現方法は日本語に手 話単語を当てはめたものや、声を出しながら手話を併用するものなど、手話 表現の種類は多様化している。

 2006年6月に、国際連合総会において採択された「障害者権利条約」第

二条で、「言語とは、音声言語および手話その他の形態の非音声言語をいう」

との文面が記された。また2011年7月には、わが国において「障害者基本

法」が改正され、全て障害者は、可能な限り、言語(手話を含む。)その他 の意思疎通のための手段についての選択の機会が確保されるとともに、情報 の取得又は利用のための手段についての選択の機会の拡大が図られること という文面が記された。いずれにおいても「手話は言語である」という内容 となっており、手話の言語的地位は確立されているといえる。神田(2009)

は「手話はろう者の言語である」と述べている。「手話は手真似である」と いわれた時代から、人々の手話に対する見方は少しずつではあるが変化して きていることがわかる。

 米川(1998)は、手話言語は耳の聞こえない人(聾者)の間、または聞こえな い人と聞こえる人(健聴者)の聞で使用される、手指の動きを中心とした身振

りの一定の体系にもとづいた非音声の言語であるとし、神田(1998)は、手話 は民族背景を持たないマイノリティ言語であるとしている。すなわち、日本 において「日本手話」は、マジョリティの言語である「日本語」と常に言語 接触の状態にあり、その影響を受けているといえる。日本語からの影響の1 つとして、「指文字」がある。これは日本語の文字を手の形で表したもので、

固有名や新造語等がこれにより表される。また聴覚障害者福祉やろう教育に おける手話の拡がりにより、音声語と手話を併用して使用することもある。

5

(9)

第3節  「冗談手話」について

 近年、「冗談手話(ダシャレ手話という言い方をする人もいる)」とよばれ る手話を目にするようになった。それらは、従来の手話単語を日本語の音な どに合わせて新たに生みだされた表現である。しかし、手話で冗談を話すこ とが冗談手話であると考える人がいるなど定義がまちまちである。そこで本 研究では以下の三点を定義とする。

(1)日本語のダシャレに似た(同音異義語)要素のある、手話表現を指す。

 例えば「いえいえ(謙遜)」は、「家」の手話を2回産出することによって  表現する。

(2)指文字や、身振りが混ざっている表現もある。例えば「せっかく」は、

指文字rせ」を、もう片方の手でr掻く」(身振り)ことで表現する。

(3)日本語の音が大きく関係しており、擬態語、擬音語を含む表現もある。

 例えば「やっぱり」は、指文字「や」を両手で作り、親指同士をくっつけ  る。その後、「パリっ」と折るしぐさで表現する。

 「冗談手話」の機能に関して、木村(1998)は、「冗談手話」をユーモアと いう枠組みで取り上げているが、そのユーモアも日本語の話し言葉を持って いないと理解しにくいという。聾者の中には、手話学習者等との交流が多く あり、それを積極的に使っている者もいるが、健聴者にサービスしているだ けと消極的に捉える者もいる。

 岩林(2010)は、聾者の「冗談手話」表現に対する低抗感について調査した。

対象者は手話を使用する20代、50名(ろう者21名、聴者29名)で、「冗

談手書舌」28単語を見て、低抗感を感じる原因についてアンケート調査をし た。その結果、手話使用者の問でも浸透しており使用することに違和感はな いという単語があった。それらの単語は、「ヤバイ」など日常生活で使用す る頻度が高いものが多かった。しかし、全体的には「本来の意味と、手話単       6

(10)

語の意味がかけ離れているため意味が理解しにくい」「表現が見慣れない」

「すでに浸透している他の表現がある」といった理由から抵抗感を持ち、「そ れらの手話は使用しない」と述べる者の割合が多かった。「冗談手話」が必 ずしも手話使用者の間で浸透しているわけではないことが明らかとなった。

 長谷川・矢沢ら(1995)は、現在中途失聴・難聴者のように日本語を基盤と する聴覚障害者が広く用いている手話は「中間型手書舌」であるとし、手話単 語は日本手話から借用するものの、音声と一緒に用いることを特徴にあげて いる。神田(2009)は、手話を使用するのは聾者だけではないとし、ろう者の 手話使用者は難聴者や聴者の手話使用者と比べて、はるかに少数であるとし ている。ここでいう中間型手話というのは日本語対応手話に近い表現をする ものである。先述したように、ろう者が主に使用している日本手話は手話独 自の文法があり、日本語の文法とは異なる。そのため、日本語の音声言語と 同時に表現することは不可能である。しかし、日本語を音声と併用して使用 出来ているということから、日本語対応手話を使用しているということがわ かる。つまり、この日本語対応手話を使用している人は主に難聴者や中途失 聴者であり、その難聴者や中途失聴者、そして聴者の手話使用者の数と、ろ う者の手話使用者の数とでは、前者の方がはるかに多いことから、手話は日 本語対応手話により日本語の言語的影響を強く受けていることが考えられ

る。このことから、「冗談手話」は、日本語を基盤とした手話使用者を中心 に作られ使用されていると考えられるかもしれない。

7

(11)

第4節  本研究の目的

 日本における、ろう者が主に使用しているといわれている日本手話の形態 や文法に関する研究は多く報告されているが、「冗談手話」に関しては系統 的な調査がなされていない。先述したように「冗談手話」は、日本語との接 触状況に生まれており、またろう者社会がバイリンガル社会であることを考 えると、日本手話のより本質的な理解のために、「冗談手話」の解明が必要 と考えられる。神田(2009)は、手話研究の立場は言語に優劣をつけず言葉と しての仕組みの研究をすることであると述べている。「冗談手話」を肯定的 なものとして捉えない者もいるが、使用している現状がある限りは、この現 状を明らかにしていくことが必要と考える。

 そこで、本研究では、先行研究を踏まえ、日本の手話における「冗談手話」

の実態と機能に関してさらに解明していくことを目的とする。具体的には、

実際に使用されている冗談手話を出来るだけ多く収集し、それらの単語の構 成について分析する。その後、冗談手話を使用している者にインタビューを 行い、使用者の年代や使用の理由など、その社会言語的な実態と機能を明ら

かにしていく。

8

(12)

第2章  調査1 r冗談手話」の構成に関する調査

第1節  目的

 調査1では「冗談手話」の単語をできるだけ多く収集し、その構 成を言語学的に分析することを目的とする。またその際、本来の手 話の意味や対応すると思われる日本語との関連や結びつきを明らか

にする。

第2節  方法 1、調査対象者

 「冗談手話」を収集する調査対象者の条件は、①ろう者、聴者を 問わず、手話での日常会話が可能な手話使用者、②20代であること、

の二点であった。②に関しては、主に使用している年代が20代であ ると岩林(2010)の研究から考えられたため、調査対象を20代に絞る こととした。この条件に当てはまる36名(男性19名、女性17名)

を対象とした。また対象者は、関西在住(主に兵庫、大阪、京都)

の著者の知人の中から条件に合う人を選んだ。

2、調査手続き

 調査は電子メールあるいは対面にて行った。手続きは、 「実際に 使用している冗談手話、または使用しているのを見たことがある冗 談手話の表現を教えてほしい」という内容を示し、 「冗談手話」を 収集した。なお冗談手話についての定義等の説明は、質問があった 際には行ったが、それ以外は説明せずに回答してもらった。調査期

間は2012年8月〜9月までであった。

3、分析方法

 分析は、単語1つ1つの構成要素をできるだけ詳細により分けた。

日本手話の音韻的な分析では、一般的に手の形,手の位置,手の動 きから分析がなされることが多いが,それに準じて行った。また手       9

(13)

話の音韻的な要素だけでなく,単語に含まれる身振りや日本語の音,

指文字等も詳細に分析・記録した。導き出された構成要素は、関連 すると思われるもの同士をグループ分けしていった。また日本語と の結びつきについては、日本語にある音や語彙の仕組みと同じ構成 のものはないかを調べ比較も行った。その上で共通点を明らかにし

た。

10

(14)

第3節  結果と考察 1、収集した単語について

 「冗談手話」として、81単語を収集することができた(日本語ラ ベルのアイウエオ順のリストは巻末資料として示した)。単語を構 成する要素は、既存の手話、指文字、身振りであった。それらの組 み合わせとそれぞれの単語数を表1に示す。

表1.単語を構成する要素の分析表

使用している構成要素とその組み合わせ 単語数

手話のみを使用

48単語

手話と指文字を使用

17単語

指文字と身振りを使用 8単語

身振りのみを使用 4単語

手話と身振りを使用 3単語

手話と指文字と身振りを使用 1単語

 組み合わせによるグループは、6つとなった。手話のみを使用し たものが多く、また指文字を併用したものも多いことがわかる。こ のことから全く新たに表現を作りだしているというわけではなく、

既存の手話単語や指文字を上手く組み合わせて冗談手話にし、使用 していることが考えられた。

 グループごとに収集されたr冗談手話」を紹介する。

11

(15)

(1)手話のみを使用しているもの

1)アーノルドシュワルツネッカー(シェワちゃん)

 海外で活躍する俳優の名前である。 r手話」十r男」の手話で 表現する。この単語には同音異義語、段階を踏んで順番に表現され

る継次的な表現が含まれている。

   「手話」    「男」

人差指を立てた両手を  親指を立てる。

回転させる。

 手話にも、日本語のあだ名に値するものがあり、これを手話ネー ムと呼ぶ。人名は特に手話がなく指文字で表現することが多い。そ のため、時間がかかってしまうことがある。その際に、その人物の 特徴などを取り出しその部分だけを表現し、その人物を示すことが できる。簡単にかつ特徴をとらえた表現をすることで、あだ名のよ うに個性を出した呼び名を作ることができ、手話使用者の間では好 まれて使用される。

2)アウトドア

 「アウト」十「戸(ドア)」の手話で表現する。この単語には同音 異義語、段階を踏んで順番に表現される継次的な表現が含まれてい

る。

 rアウト」

親指を立てる。

   r戸」

戸を開く動き。

12

(16)

3)いえいえ(謙逼)

 「家」十「家」の手話で表現する。この単語には同音異義語、段階 を踏んで順番に表現される継次的な表現が含まれている。

   r家」        r家」

家の屋根を両手で作る。 家の屋根を両手で作る。

 謙遜の「いえいえ」は、通常別の表現で表すことが多い。しかし、

あえてこのような冗談手話を使用しているようであった。

4)レ、かが?

 「イカ」十「どう?」の手話で表現する。この単語には同音異義 語、段階を踏んで順番に表現される継次的な表現が含まれている。

  rイカ」   rどう?(いかが?)」

手を顎の下に置き   手の平を相手に向ける。

イカの足を作る。

 「いかが?」は通常別の表現で表すことが多い。しかし、あえて このような冗談字語を使用しているようであった。

13

(17)

5)伊丹

 「痛い」の手話で表現する。この単語は同音異義語が含まれてい

る。

  r痛い」

少し曲げた手を左右に動かす。

 「伊丹」は通常別の表現で表すことが多い。しかし、あえてこの ような冗談手話を使用しているようであった。

6)連

 r糞」の手話で表現する。この単語には同音異義語が含まれてい る。本来であれば「ふん」と読むが「FU」の「U」の部分だけを 取り、 「F」を消去させて「うん」と読んでいる。

  r糞」

親指を立てて上下にくっつけ 下の手を下ろし離す。

 「運」は通常別の表現で表すことが多い。しかし、あえてこのよ うな冗談手話を使用しているようであった。

 手話の組み合わせからもわかるように、あまり良い時に使用せず、

悪い時や嫌味を込めた時、単に笑いを取りたい時等に使用するよう

である。

14

(18)

7)うんうん(相づち)

 「糞」十r糞」の手話で表現する。この単語には同音異義語、段階 を踏んで順番に表現される継次的な表現が含まれている。本来であ れば「ふん」と読むが、 「FU」の「F」を消去させ「U」の部分

だけを取り、 「うん」と読んでいる。

   r糞」       r糞」

親指を立て上下に  親指を立て上下に くっつけ下の手を  くっつけ下の手を 下ろし離す。    下ろし離す。

 「うんうん」は通常別の表現で表すことが多い。しかし、あえて このような冗談手話を使用しているようであった。

 手話の組み合わせからもわかるように、あまり良い時に使用せず、

悪い時や嫌味を込めた時等に使用するようである。

8)0K(オッケー)

 「桶」の手話で表現する。この単語には同音異義語が含まれてい る。本来であれば、 「桶」には「オッケー」の「ツ」と「一」が含 まれていないが、その2つを含めて「オッケー」と読んでいる。

   r桶」

両手で丸い形を作る。

「オッケー」は通常別の表現で表すことが多い。しかし、あえてこ のような冗談手話を使用しているようであった。

15

(19)

9)男前

 「男」十「女」十「前に出す」の手話で表現する。この単語には 同音異義語、手話の文法の一つである同時性が含まれている。

 「男」十『女」     『前」

男女を左右に並べる。 男だけを前に出す。

 「男前」は通常別の表現で表すことが多い。しかし、あえてこの ような冗談手話を使用しているようであった。

10)解散

 表現方法は2種類ある。

 ①「貝」十「貝」十「貝」の手話で表現する。

 ②「貝」十「3」の手話で表現する。

 この単語には同音異義語、段階を踏んで順番に表現される継次的 な表現が含まれている。

      尋

    『貝」        「貝」        「貝」

両手を合わせ開閉させる。両手を合わせ開閉させる。両手を合わせ開閉させる。

    r貝」        r3」

両手を合わせ開閉させる。 数字の3。

 「解散」は通常別の表現で表すことが多い。しかし、あえてこの ような冗談手話を使用しているようであった。

16

(20)

11)ガスト(店名)

 「ガス」十「戸」の手話で表現する。この単語には同音異義語、

段階を踏んで順番に表現される継次的な表現が含まれている。

  rガス」       r戸」

チョキにした手を鼻の  戸を開ける動き。

下で上下させる。

 rガスト」など頻繁に使用するが決まった手話のない単語は多く、

指文字で表すことが多い。しかし指文字は意味が理解しづらく、ま た1文字1文字表すため時間がかかってしまいがちである。そのた め面倒くさいと感じ、このように手話を作る人がいるようである。

12)カップ(胸のサイズの単位)

 「カップ(飲む)」の手話で表現する。この単語には同音異義語 が含まれている。

「カップ(飲む)」

ジョッキをもち口に注ぐ動き。

 rカップ」は通常別の表現で表すことが多い。手話は遠くからで も読み取ることができる点が長所であるが、時に内緒話ができない 等の理由で短所にもなる。その際に、一部の友人問でこのような手 話を作り、隠語として使用しているようであった。

17

(21)

13)カフェオレ

 「カフェ」十「俺」の手話で表現する。この単語には同音異義語、

段階を踏んで順番に表現される継次的な表現が含まれている。

 rカフェ」        r俺」

コーヒーカップを  親指で自分を指す。

混ぜる動き。

 「カフェオレ」など頻繁に使用するが決まった手話のない単語は 多く、指文字で表すことが多い。しかし指文字は意味が理解しづら く、また1文字1文字表すため時間がかかってしまいがちである。

そのため面倒くさいと感じ、このように手話を作る人がいるようで

ある。

14)来た

 「北」の手話で表現する。この単語には同音異義語が含まれてい

る。

  r北」

北の漢字を手で表している。

 r来た」は通常別の表現で表すことが多い。しかし、あえてこの ような冗談手話を使用しているようであった。

18

(22)

15)ぎゅうぎゅう(混雑している様子)

 r牛」十r牛」の手話で表現する。この単語には同音異義語、擬 態性、段階を踏んで順番に表現される継次的な表現が含まれている。

  r牛」      r牛」

牛の角を人差指で表す。  牛の角を人差指で表す。

 「ぎゅうぎゅう」は通常別の表現で表すことが多い。しかし、あ えてこのような冗談手話を使用しているようであった。

16)血圧

 「お尻」十「熱い」の手話で表現する。この単語には同音異義語、

段階を踏んで順番に表現される継次的な表現が含まれている。また、

「熱い」のrい」は消去し、 r血圧」と読んでいる。

rお尻」     r熱い」

お尻を触る。  パーにした手の甲を相手に見せ上に上げる。

 r血圧」は通常別の表現で表すことが多い。しかし、あえてこの ような冗談手話を使用しているようであった。

 「熱い」の手話は手が上に上がることから、主に高血圧の時に使 用し、低血圧の時には使用しないようであった。

19

(23)

17)コレステロール

 「これ」十r捨てる」十「巻く」の手話で表現する。この単語に は同音異義語、段階を踏んで順番に表現される継次的な表現が含ま

れている。

  「これ」      「捨てる」     「巻く」

人差指で指す。  両手で下に動かしな 両手で、物をつかみ         がら、グーからパー 巻くような動き。

        にする。

 「コレステロール」の表現はあるようだがあまり浸透しておらず、

指文字で表現することが多い。しかし指文字は意味が理解しづらく、

また1文字1文字表すため時間がかかってしまいがちである。その ため面倒くさいと感じ、このように手話を作る人がいるようである。

18)シチュー

 表現方法は2種類ある。

 ①「静か」の手話十「キス」の身振りで表現する。

 ②「静か」十「キス」の手話で表現する。

 この単語には同音異義語、身振り、擬音語、段階を踏んで順番に 表現される継次的な表現が含まれている。

       rキス」

人差指を口の前に置く。 投げキッスの身振り。

20

(24)

       _L一鰯        錨

    「静か」      「キス」

人差指を口の前に置く。 指文字rき」を両手で作り、くっつける。

 「シチュー」など頻繁に使用するが決まった手話のない単語は多 く、指文字で表すことが多い。しかし指文字は意味が理解しづらく、

また1文字1文字表すため時間がかかってしまいがちである。その ため面倒くさいと感じ、このように手話を作る人がいるようである。

19)シンジヤエール  表現方法は2種類ある。

 ①「神社」十「応援」の手話で表現する。

 ②「神社」のしぐさ十「応援」の手話で表現する。

 この単語には同音異義語、しぐさ、段階を踏んで順番に表現され る継次的な表現が含まれている。

       r神社」

両手でチョキを作り、内側に向け棟の前 から外に広げる。その後、その手を下に 向け下ろす。

  r応援」

グーにした両手を左右に動かす目

  「神社」      『応援」

お参りしているように グーにした両手を 両手を2回叩く。   左右に動かす。

21

(25)

 「シンジャエール」など頻繁に使用するが決まった手話のない単 語は多く、指文字で表すことが多い。しかし指文字は意味が理解し づらく、また1文字1文字表すため時間がかかってしまいがちであ る。そのため面倒くさいと感じ、このように手話を作る人がいるよ

うである。

20)ソフトバンク

 「優しい」十「銀行」の手話で表現する。この単語には同音異義 語、段階を踏んで順番に表現される継次的な表現が含まれている。

 「優しい」      「銀行」

パーの手を、ふわふわ 人差指と親指をくっっけた させる。      両手を上下させる。

 「ソフトバンク」は通常別の表現で表すことが多い。しかし、あ えてこのような冗談手話を使用しているようであった。

21)駐車場

 r注射」十r場所」の手話で表現する。この単語には同音異義語、

段階を踏んで順番に表現される継次的な表現が含まれている。

  『注射」     「場所」

片方の手をもう片方の 少し曲げた手を 手で注射する動き。  下に向け下ろす。

 「駐車場」は通常別の表現で表すことが多い。しかし、あえてこ のような冗談手話を使用しているようであった。

22

(26)

22)チューリップ

 この表現は2種類ある。

 ①「キス」十「花」の手話で表現する。

 ②「キス」の身振り十「花」の手話で表現する。

 この単語には同音異義語、擬音語、身振り、段階を踏んで順番に 表現される継次的な表現が含まれている。

       欝

    rキス」      r花」

指文字『き」を両手で作り パーにした両手を くっつける。       くっつける。

    rキス」      r花」

投げキッスの身振り。  パーにした両手をくっつける。

 「チューリップ」の表現はあるようだがあまり浸透しておらず、

指文字で表現することが多い。しかし指文字は意味が理解しづらく、

また1文字1文字表すため時間がかかってしまいがちである。その ため面倒くさいと感じ、このように手話を作る人がいるようである。

23

(27)

23)デニーズ(店名)

 「テニス」の手話で表現する。この単語には同音異義語が含まれ ている。この表現であれば「テニス」と読むことになってしまうが、

rテ」とrス」に濁点、またr一」を追加させることでrデニーズ」

と読んでいる。

  「テニス」

ラケットでボールを下から上に打つ動き。

 「デニーズ」など頻繁に使用するが決まった手話のない単語は多 く、指文字で表すことが多い。しかし指文字は意味が理解しづらく、

また1文字1文字表すため時間がかかってしまいがちである。その ため面倒くさいと感じ、このように手話を作る人がいるようである。

24)とんでもない

 「飛ぶ」十「ない」の手話で表現する。この単語には同音異義語、

段階を踏んで順番に表現される継次的な表現が含まれている。

 r飛ぶ」      rない」

両手を上下に動かす。 手を左右に動かす。

 「とんでもない」は通常別の表現で表すことが多い。しかし、あ えてこのような冗談手話を使用しているようであった。

24

(28)

25)どんまい

 「井」十「米」の手話で表現する。この単語には同音異義語、段 階を踏んで順番に表現される継次的な表現が含まれている。

  r丼」      r米」

チョキにした手を 親指と人差し指を

内向きで重ねる。 つけた手を口の横に置く。

 「どんまい」は通常別の表現で表すことが多い。しかし、あえて このような冗談手話を使用しているようであった。

26)は?

 r歯」の手話で表現する。この単語には同音異義語が含まれてい

る。

  r歯」

歯を指差す。

 「は?」は通常別の表現で表すことが多い。しかし、あえてこの ような冗談手話を使用しているようであった。また、良いイメージ のもてない表現であることから、悪いイメージの時等に使用するこ

とが多いようである。

25

(29)

27)はいはい(面倒くさそうに相づちをする様子)

 「肺」の手話で表現する。この単語には同音異義語、段階を踏ん で順番に表現される継次的な表現が含まれている。

  r肺」

グーにした手を胸に2回つける。

 「はいはい」は通常別の表現で表すことが多い。しかし、あえて このような冗談手話を使用しているようであった。

28)白菜

 「歯」十「臭い」の手話で表現する。この単語には同音異義語、

段階を踏んで順番に表現される継次的な表現が含まれている。

  r歯」       r臭い」

歯を指す。      鼻をつまむ。

 r白菜」の表現はあるようだがあまり浸透しておらず、指文字で 表現することが多い。しかし指文字は意味が理解しづらく、また1 文字1文字表すため時間がかかってしまいがちである。そのため面 倒くさいと感じ、このように手話を作る人がいるようである。

26

(30)

29)阪急

 「半」十r急(早い)」の手話で表現する。この単語には同音異 義語、段階を踏んで順番に表現される継次的な表現が含まれている。

  「半」      「急(皐い)」

手のひらの上で片方の 親指と人差し指を

手を縦に置く。    くっっけた状態から内側に動かし離す。

 「阪急」は通常別の表現で表すことが多い。しかし、あえてこの ような冗談手話を使用しているようであった。

30)びつくり

 「大きい(ビッグ)」十「栗」の手話で表現する。この単語には 同音異義語、段階を踏んで順番に表現される継次的な表現が含まれ ている。この表現であれば「びっぐくり」と読むことになってしま

うが、 rぐ」を消去させることでrびっくり」と読んでいる。

 『大きい」     「栗」

少し曲げた手を外側に グーにした手を 動かす。       顎の下で上下する。

 「びっくり」は通常別の表現で表すことが多い。しかし、あえて このような冗談手話を使用しているようであった。

27

(31)

31)ビックリドンキー(店名)

 「びっくり」十「殴る」十「鍵」の手話で表現する。この単語に は同音異義語、擬音語、段階を踏んで順番に表現される継次的な表 現が含まれている。

 『びっくり」     「殴る」       「鍵」

パーの手の上でチョキ  グーで殴る動き。  鍵を開ける動き。

の手を置きチョキの手 手だけ、上げる。

 「ビックリドンキー」など頻繁に使用するが決まった手話のない 単語は多く、指文字で表すことが多い。しかし指文字は意味が理解 しづらく、また1文字1文字表すため時間がかかってしまいがちで ある。そのため面倒くさいと感じ、このように手話を作る人がいる ようである。

32)ピッチャー(宴会時によく圓にする、大量の飲み物を入れる

入れ物)

 「投げる」の手話で表現する。この単語には同音異義語が含まれ

る。

 r投げる」

物を投げる動き。

 「ピッチャー」など居酒屋で頻繁に使用するが決まった手話のな い単語は多く、指文字で表すことが多い。しかし指文字は意味が理 解しづらく、また1文字1文字表すため時間がかかってしまいがち である。そのため面倒くさいと感じ、このように手話を作る人がい        28

(32)

るようである。

33)ふ一ん(相づち)

 r糞」の手話で表現する。この単語には導権異義語が含まれる。

この表現であれば「ふん」と読むことになってしまうが、 「一」を 追加させることで「ふ一ん」と読んでいる。

  r糞」

親指を立てて上下にくっつけ下の手を下ろし離す。

 「ふ一ん」は通常別の表現で表すことが多い。しかし、あえてこ のような冗談手話を使用しているようであった。また、良いイメー ジのもてない表現であることから、悪いイメージの時等に使用する ことが多いようである。

34)不倫

 「風鈴(鈴)」の手話で表現する。

 この単語には同音異義語が含まれる。この表現であれば「風鈴」

と読むことになってしまうが、rう」を消去させることでrふりん」

と読んでいる。

「風鈴(鈴)」

鈴をもち左右に動かす動き。

 r不倫」など頻繁に使用するが決まった手話のない単語は多く、

指文字で表すことが多い。しかし指文字は意味が理解しづらく、ま た1文字1文字表すため時間がかかってしまいがちである。そのた め面倒くさいと感じ、このように手話を作る人がいるようである。

      29

(33)

35)ポカリスウエツト(略してポカリ)

 r殴られる」の手話で表現する。この単語には同音異義語、擬音

語が含まれる。

「殴られる」

グーの手を頭に置く。

 「ポカリスウェット」など頻繁に使用するが決まった手話のない 単語は多く、指文字で表すことが多い。しかし指文字は意味が理解 しづらく、また1文字1文字表すため時間がかかってしまいがちで ある。そのため面倒くさいと感じ、このように手話を作る人がいる

ようである。

36)簿記

 「折る」の手話で表現する。この単語には同音異義語、擬音語が

含まれる。

  r折る」

両手でグーをつくり、くっつける。その後、折る動き。

 r簿記」など頻繁に使用するが決まった手話のない単語は多く、

指文字で表すことが多い。しかし指文字は意味が理解しづらく、ま た1文字1文字表すため時間がかかってしまいがちである。そのた め面倒くさいと感じ、このように手話を作る人がいるようである。

30

(34)

37)募金

 「折る」の手話で表現する。この単語には同音異義語、擬音語が

含まれる。

  r折る」

両手でグーをつくり、くっつける。その後、折る動き。

 「募金」は通常別の表現で表すことが多い。しかし、あえてこの ような冗談手話を使用しているようであった。

38)ホット〜(ホットコーヒー等)

 rホッとする」の手話で表現する。この単語には同音異義語が含

まれる。

 「ホッとする」

チョキにした手を、下に下ろす。

 「ホット〜」は通常別の表現で表すことが多い。しかし、あえて このような冗談手話を使用しているようであった。

31

(35)

39)ホルモン

 r投げる」の手話で表現する。この単語には同音異義語が含まれ る。この表現であれば「放る」と読むことになってしまうが、「ウ」

を消去し「モ」と「ン」を追加させることで「ホルモン」と読んで

いる。

 r投げる」

物を投げる動き。

 「ホルモン」など頻繁に使用するが決まった手話のない単語は多 く、指文字で表すことが多い。しかし指文字は意味が理解しづらく、

また1文字1文字表すため時間がかかってしまいがちである。その ため面倒くさいと感じ、このように手話を作る人がいるようである。

40)また(またね)

 「股」の手話で表現する。この単語には同音異義語が含まれてい

る。

 r股」

両手で投付近を触る。

 rまた」は通常別の表現で表すことが多い。しかし、あえてこの ような冗談手話を使用しているようであった。

32

(36)

41)三十路

 「味噌」の手話で表現する。また、 「じ」の部分は口形で表現す る。この単語には同音異義語、擬音語、段階を踏んで順番に表現さ れる継次的な表現が含まれている。

  r味噌」

両手で棒をつかみ、かき混ぜている動き。

 「三十路」は通常別の表現で表すことが多い。しかし、あえてこ のような冗談手話を使用しているようであった。

42)Youtube

 「あなた」十「管」の手話で表現する。この単語には同音異義語、

段階を踏んで順番に表現される継次的な表現が含まれている。

      護司灘       蝋議        義        謹       旦議

 「あなた」    「管」

相手を指差す。 グーにした両手をくっつけ離す。

 「You tube」など頻繁に使用するが決まった手話のない単 語は多く、指文字で表すことが多い。しかし指文字は意味が理解し づらく、また1文字1文字表すため時間がかかってしまいがちであ る。そのため面倒くさいと感じ、このように手話を作る人がいるよ

うである。

33

(37)

43)洋梨

 r必要ない」の手話で表現する。この単語には同音異義語、段階 を踏んで順番に表現される継次的な表現が含まれている。

    「必要ない」

パーにした手先を胸に当てる。

その後、前に出しながら指先を相手に向ける。

 r洋梨」など決まった手話のない単語は多く、指文字で表すこと が多い。しかし指文字は意味が理解しづらく、また!文字1文字表 すため時間がかかってしまいがちである。そのため面倒くさいと感

じ、このように手話を作る人がいるようである。

44)リストラ

 「リス」十「虎」の手話で表現する。この単語には同音異義語、

段階を踏んで順番に表現される継次的な表現が含まれている。

 「リス」    「虎」

グーにした手を口 少し曲げた手を頬の前 の前で、上下に動 に置き、外側に離す。

かす。

 「リストラ」は通常別の表現で表すことが多い。しかし、あえて このような冗談手話を使用しているようであった。

34

(38)

45)ローソン

 この表現は2種類ある。

 ①「聾」十「損」の手話で表現する。

 ②「聾」十「尊」の手話で表現する。

 この単語には同音異義語、段階を踏んで順番に表現される継次的 な表現が含まれている。

    r聾」        r尊敬」

耳と口の前にパーの手を 親指を立てた手をパーの手の 置く。         上に置き、それを上に上げる。

     r聾」      r損」

耳と口の前にパーの手を 親指と人差し指をくっっけた状態から 置く。        下に下げながら離す。

 「ローソン」など頻繁に使用するが決まった手話のない単語は多 く、指文字で表すことが多い。しかし指文字は意味が理解しづらく、

また1文字1文字表すため時間がかかってしまいがちである。その ため面倒くさいと感じ、このように手話を作る人がいるようである。

35

参照

関連したドキュメント

そのような発話を整合的に理解し、受け入れようとするなら、そこに何ら

はある程度個人差はあっても、その対象l笑いの発生源にはそれ

従って、こ こでは「嬉 しい」と「 楽しい」の 間にも差が あると考え られる。こ のような差 は語を区別 するために 決しておざ

うのも、それは現物を直接に示すことによってしか説明できないタイプの概念である上に、その現物というのが、

 手術前に夫は妻に対し、自分が死亡するようなことがあっても再婚しない

であり、最終的にどのような被害に繋がるか(どのようなウイルスに追加で感染させられる

口文字」は患者さんと介護者以外に道具など不要。家で も外 出先でもどんなときでも会話をするようにコミュニケー ションを

⑥同じように︑私的契約の権利は︑市民の自由の少なざる ⑤