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濃飛流紋岩における溶結凝灰岩層のクーリングユニット

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Academic year: 2021

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Title

濃飛流紋岩における溶結凝灰岩層のクーリングユニット( は

しがき )

Author(s)

小井土, 由光

Report No.

平成6年度-平成7年度年度科学研究費補助金 (一般研究(C) 

課題番号06640615) 研究成果報告書

Issue Date

1995

Type

研究報告書

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/190

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

古ま し カミ き 渡飛流紋岩の主体をなす溶結凝灰岩層は,いずれも岩相的にほぼ均質であるため,野外 においてその内部をさらに細分する手だてがない図示単位(mappingunit)として扱われ てきた・この溶結凝灰岩層を火砕流堆積物として扱うためには冷却単位(coolingunit) で区分しなければならないが,これまでその手段が得られなかった. アルカリ長石は溝飛流紋岩を構成する溶結凝灰岩層中に普遍的に含まれる鉱物であり, そのAl/Siオーダリング・とりわけ単斜晶系から三斜晶系への転移には触媒としての水の 存在が重要な役割を演じるとされている・その進行軽度は,水蒸気を多量にともなう溶結 凝灰岩層の冷却過程を検討する上で有効な指標となるはずである. 一般研究(C)「膿飛流紋岩における溶結凝灰岩層のクーリングユニット」は,平成6 ・7年度の文部省科学研究費補助金の交付を受け,2年間継続して実施された.本研究は, アルカリ長石の鉱物学的性質にヒントを得て,それをcoolingunitの区分に利用しようと したものである・COOlingunitの区分は,浪飛流紋岩の形成過程を把握する上でも,一般 的には大規模火砕流の形成過程を把握する上でも解明しておかなければならない基本的な 問題である・実際には・アルカリ長石の転移に関してはいくつかの問題点が明らかとなっ たが,COOlingunitの区分に有効な手段であることを検討できたと考えている. 本研究を進めるにあたり・滋賀大学教育学部の中野聴志氏および京都大学理学部の冨田 克敏氏にはアルカリ長石に関する鉱物学的な基礎を丁寧に教えていただいた.地質調査所 の原山 智氏には貴重なご意見をいただいた・岐阜大学教育学部の卒業研究として同一課 題にとりくまれた高田(篠田)佳奈子・河井(竹市)奈美・杉山ゆか・白木克郎・高橋佳 子・渡辺由香の諸氏には絶大なご協力をいただいた・記して厚くお礼申し上げる.また, 本研究を進める機会を与えていただいた文部省当局に感謝の意をあらわす. 1995年3月 研究代表者 小井土由光 研究課長宮:漉飛流紋岩における落籍凝灰岩層のクーリングユニット 研究組織‥研究代表者 小井土由光(岐阜大学教育学部助教授) 研究経費:平成6年度 700干円 平成ヤ年度 600干円1,300千円

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