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品偽装の被害を防ぐ! 最新の分析技術 本ウォーターズ株式会社 JASIS 2016 新技術説明会 9 8 ( ) 13:50 14: Nihon Waters K.K. 1 品原材料 製品の信頼性確保に向けて バスマティライスの揮発性成分分析 APGC/MS( 気圧イオン化 GC-MS

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(1)

⾷品偽装の被害を防ぐ!最新の分析技術

⽇本ウォーターズ株式会社

1 ©2016 Nihon Waters K.K.

JASIS 2016 新技術説明会

9⽉8⽇(⽊) 13:50〜14:15

⾷品原材料・製品の信頼性確保に向けて

バスマティライスの揮発性成分分析

–APGC/MS(⼤気圧イオン化GC-MS)による網羅解析

オイルサプリメントの不飽和脂肪酸分析

–DART(直接イオン化法)による迅速スクリーニング

加⼯⾁の原材料分析

–REIMS(急速蒸発イオン化質量分析)による迅速スクリーニング

(2)

バスマティライスの揮発性成分分析

〜⼤気圧イオン化GC-MSによる網羅解析〜

3 ©2016 Nihon Waters K.K.

背景

–バスマティライスは、優れた芳⾹で知られる⻑粒の⾹り⽶ イ ドやパキ タ 栽培 れ が ⾼価

APGC/Q-Tofによる

バスマティライスの揮発性成分分析

–インドやパキスタンで栽培されるが、⾼価 –USやカナダで販売されているものは、30%以上が粗悪品との調査結果

メタボロミクスの⼿法による識別を検討

–APGC ⼤気圧イオン化GC –SYNAPT G2-Si 四重極-⾶⾏時間型質量分析計 ProgenesisQI 網羅解析⽤ソフトウェア –ProgenesisQI 網羅解析⽤ソフトウェア

(3)

APGC/MSとは?

APGC(Atmospheric Pressure GC、⼤気圧イオン化GC)

–分離部は、GC –イオン化は、⼤気圧下のAPCIの原理 o EIと⽐べてインターフェースでのフラグメンテーションが起こりにくい o 分⼦関連イオンを検出 • オミクス解析や構造推定の場合:解析がシンプルに • 定量分析の場合:EIと⽐べてMS/MSによる選択性向上、⾼感度化のメリット 5 ©2016 Nihon Waters K.K. –MS部は、UPLCとつなぎかえることでLC/MSとしても利⽤可能 o 1台のMSをGC/MSとLC/MSの両⽅に有効利⽤ o ⽬的に応じてタンデム四重極またはQ-Tofの選択肢 o LC/MSと同じライブラリーを適⽤

Dimethoateのプリカーサイオン検出

EI vs APGC

C

5

H

12

NO

3

PS

2 M+·229 Classic EI Mix C 1 ppm 100

API033 533 (10.107) Cm (527:533-465:517) TOF MS EI+ 5.46e4

87.0137

Dimethoate

Standrad D 2PPM Split 10:1 DRE H2O 100

jv250809test005 533 (9.336) Cm (531:534-518:526) TOF MS AP+

3.50e4 230.0066 198.9643 Classic EI m/z 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 % 0 58.0303 63.0009 93.0101 124.9828 93.0561 104.0112 201.0790 186.0549 173.0479 158.0325 142.9955 203.0784 229.0006 % 170.9724 124.9845 93.0114 232.0065 APGC - Proton Transfer

[M+H]

+

より少ないフラグメントは MS/MSや網羅解析に 有利

(4)

APGCのイオン化法

インターフェースの模式図

コロナ放電 対象化合物 サンプルコーン メイクアップガス (N2) 7 ©2016 Nihon Waters K.K. コロナピン

APGCのイオン化原理

ドライまたはウェット雰囲気

N

2

e

-

2N

2

M

コロナ放電ピン

N

2+●

2e

-

N

4+●

M

+

M

+

M

ドライ雰囲気 低極性化合物のイオン化に有⽤ チャージトランスファー の原理

H O

[

]

M

N

2+●

N

4+●

H

2

O

H

2

O

+●

H

2

O

H

3

O

+● +OH

[M+H]

+ コロナ放電ピン プロトン付加の原理 ⽔やメタノール存在下のウェット雰囲気 極性化合物のイオン化に有⽤

(5)

バスマティライスの揮発性成分分析

PCA(主成分分析)解析結果

Basmati ? Long Grain ?

9 ©2016 Nihon Waters K.K. Jasmine ?

S-Plot

2群⽐較による有⽤なマーカー候補の抽出

共通する成分 長粒米に顕著なマーカー マーカーとしての重要度 マー カー として の 信頼度 バスマティ米に顕著なマーカー

(6)

Progenesis QI

マーカー候補の絞込み

Anova p値が0.01以下 サンプルグループ間で10倍以上の変動 CV(変動係数)が30%以上 選択(and)

全ピーク ー

ばらつき ⼤きいピーク 11 ©2016 Nihon Waters K.K. 排除 0.01以下で 有意な変動

かつ

10倍以上の変動 選択(or)  DBは様々な形式のファイルを使⽤可能 – Excel、csv(精密質量、化合物名) – sdf(構造式)

Progenesis QI

マーカー候補のDB検索

– オンラインDB(Chemspider)  RT情報、フラグメントイオンの情報も使⽤可能 – 標準試料の測定結果から容易に作成可能  フラグメントイオンの情報が無くても、構造式の 情報から理論的にフラグメントイオンを計算し、 DB検索に使⽤することも可能 – 標準試料が無い場合や、想定外の化合物に対 しても柔軟に対応可能 精密質量およびRTの情報をもとに化合物を検索し ヒットした候補化合物について、フラグメントイオンのマッチ および同位体の類似性などをスコア化

(7)

マーカー候補の構造解析

MS/MSのフラグメントマッチによる確証

13 ©2016 Nihon Waters K.K.

オイルサプリメントの不飽和脂肪酸分析

~DART(リアルタイム直接分析)による迅速スクリーニング~

(8)

オイルサプリメントの不飽和脂肪酸分析

背景

–オメガ-3脂肪酸は、⼼疾患のリスク低減や炎症を抑えることで知られる –オメガ-6脂肪酸の⼤量摂取は炎症を増加させるオメガ 6脂肪酸の⼤量摂取は炎症を増加させる –健康維持には、オメガ-3とオメガ-6脂肪酸の摂取バランスが重要 –US⻄部の⾷事はオメガ-6が⾮常に多く、不飽和脂肪酸オイルサプリメントの需要

オイルサプリメントの脂肪酸

–⿂油が原料:EPAとDHAが、オメガ-3不飽和脂肪酸の供給源 –植物原料: α-リノレン酸が、オメガ-3不飽和脂肪酸の供給源 15 ©2016 Nihon Waters K.K.

分析のニーズ

–不飽和脂肪酸のサプリメントの市場は⾮常に⼤きい –消費者保護の観点から、粗悪品や脂肪酸の原料モニターの必要性

DART(リアルタイム直接分析)

による迅速スクリーニング

迅速スクリーニング検査⼿法を検討

–シングル四重極QDa-DART(Direct Analysis in Real Time)

QDa

–シングル四重極MS検出器 –UVと同サイズのコンパクト設計、100V電源仕様 –UVよりも⾼感度、UV吸収のない化合物の検出 QDa PDA H-Class System

(9)

DART(リアルタイム直接分析)

による迅速スクリーニング

DART

–スクリーン上にサンプル溶液をスポットーA –Heガスのビームによる加熱イオン化ーB、CHeガスのビ ムによる加熱イオン化 B、C –通常は、 [M+H]+または[M-H]-のイオンを検出 –サンプル前処理やクロマトグラフィー分離の⼿間と時間を排除 –オートサンプラーによる省⼒化 17 ©2016 Nihon Waters K.K.

オイルサプリメントの不飽和脂肪酸分析

モニターイオンと結果

N=3の分析結果平均

オメガ-3, 6, 9脂肪酸の含有⽐率:ラベル表⽰と実測計算結果

モニターを⾏ったイオン *オイルサプリメントに含まれると予想されるもの

(10)

オイルサプリメントの不飽和脂肪酸分析

結果

N=3の分析結果、抽出マスクロマトグラム

–亜⿇仁油は植物油なので、本来DHAは含まれない →製造⼯程で混⼊? 19 ©2016 Nihon Waters K.K.

加⼯⾁の原材料分析

〜REIMSを⽤いた迅速スクリーニング〜

(11)

EUの⾷品認証システム

⾼品質な農産品・⾷品の名称を保護するための制度

–原産地呼称保護:PDO(Protected Designation of Origin)

–地理的表⽰保護:PGI(Protected Geographical Indication)地理的表⽰保護:PGI(Protected Geographical Indication)

–伝統的特産品保証:TSG(Traditional Specialty Guaranteed)

スクリーニング分析検討の背景

–Mortadella=イタリアボローニャ地⽅の特産品 –PGIに指定 –挽いた豚⾁にスパイスと脂⾝を加え、⽜の膀胱で包んで薫蒸 21 ©2016 Nihon Waters K.K. –本来のMortadellaは100%豚⾁から成る –上記に⽜⾁や⽜の胃袋や⼤⾖粉などを加えたバリエーションも多数 –加⼯⾁の原材料表⽰に信頼性が求められる

Mortadella di Bologna

お客様との共同研究ーボローニャのモルタデッラ サンプル 番号 市販の品名 牛の胃袋を含むか (原材料表示) 1 Mortadella Bologna IGP Yes

2 Mortadella Lavino No 3 Mortadella Due Torri No 3

4 Mortadella Bologna IGP No 5 Mortadella Bologna IGP Yes

6 Mortadella Yes

7 Mortadella No

8 Mortadella Yes

9 Mortadella Bologna Spicchio No

10 Mortadella Yes

11 Mortadella Picc. Ps Yes

*サンプル11 はモデルの構築に使⽤せず

Q: 実際の製品に⽜の胃袋が含

まれているかを検出可能か?

(12)

REIMS技術の開発の経緯

REIMS=(Rapid Evaporative Ionisation Mass

Spectrometry、⾼速蒸発イオン化MS)

ロンドンのインペリアル⼤学のZoltan Takats教授が開発

した、電気メスを質量分析計に接続したiKnifeに基づく

電気メスは、電流を流すことで組織を急速加熱し、失⾎を最⼩ 限に抑えながら切開するもの –その際に煙を出して組織成分が蒸発 –煙は⽣体由来の情報を多く含むため、⼿術中にリアルタイムで 23 ©2016 Nihon Waters K.K. 情報得て活⽤しようという発想

研究向けに既に販売開始

–⽣体試料や⾷品の迅速特性解析

REIMSシステム

Xevo G2-XS QTof および SYNAPT G2-Si に対応 iKnife ハンドヘルドサンプリングデバイス ⾼周波発⽣器 インフォマティクスシステム サンプル イオン源

(13)

イオン化のメカニズム

サンプルインレット チューブ 輸送キャピラリー 25 ©2016 Nihon Waters K.K. ベンチュリデバイス 加熱インパクター

柔軟性があり迅速なREIMSスクリーニング

測定

数秒でサンプルからレポートまで

サンプル 準備

測定

(5秒)

データ解析

結果

(2秒)

レポート

品質管理のための分析

(14)

REIMS Tof MSのネガティブイオンスペクトル

リン脂質の領域

Sample 2 Glycerophospholipids PAs PEs PCs PIs Sample 5 PIs 27 ©2016 Nihon Waters K.K. ⽜の胃袋を含む

OMB プロトタイプのモデル構築ソフトウェア

REIMS Tof MS, ネガティブイオン化, m/z 600–950

モデル構築のテスト⽤に、 各サンプル最低10回の繰り返しを10サンプ ルで実施したものを⽤いた Unsupervised PCA Supervised LDA 牛の胃袋を含む 牛の胃袋を含まない

(15)

サンプル11 “Mortadella Picc. Ps”

(データベースの構築には使⽤していないサンプル)

PROTOTYPE SOFTWARE PCA/LDAモデルと の⼀致率(%) 29 ©2016 Nihon Waters K.K.

原材料表示: Pork, pork tripe, pork fat, salt, spices, flavourings, emulsifier:E450, antioxidant:E301, preservative: E250, E252

⾷品偽装の被害を防ぐ!最新の分析技術

まとめ

APGC/MS

–⼤気圧イオン化のGC-MS –EIと⽐べてソフトなイオン化で、分⼦量情報の取得が容易EIと⽐べてソフトなイオン化で、分⼦量情報の取得が容易 –差異分析や構造推定を⾏い易く、MS/MSでは⾼感度化のメリット

DART/QDa

–直接イオン化による迅速スクリーニングが可能 –分離部を必要としないため、装置構成がシンプル、コンパクト –質量情報に基づく品質管理に

REIMS

–電気メスを⽤いたサンプリングによる直接イオン化 –サンプル測定とデータ解析、判定までが数秒で完了

(16)

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