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目次 1 はじめに 本文書の目的 HPCI 環境を利用するために理解しておかなければならない概念 HPCI システム 課題選定 HPCI-ID について HPCI アカウントについて

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0 文書番号:HPCI-UM01-001-19

HPCI クイックスタートガイド

2018/9/26 HPCI 運用事務局

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目次

1 はじめに ... 3 1.1 本文書の目的 ... 3 2 HPCI 環境を利用するために理解しておかなければならない概念 ... 4 2.1 HPCI システム ... 4 2.2 課題選定 ... 5 2.3 HPCI-ID について ... 5 2.4 HPCI アカウントについて ... 5 2.5 ローカルアカウントについて ... 5 2.6 HPCI 共用ストレージ ... 5 3 HPCI 環境に含まれる各機関とそれぞれの役割 ... 6 3.1 HPCI 運用事務局 ... 6 3.2 HPCI システム構成機関 ... 6 3.3 認証局運用機関... 6 3.4 プライマリセンター ... 6 3.5 最寄りセンター ... 6 4 HPCI 環境を利用するまでに必要となる手続き ... 7 4.1 課題申請の準備 ... 8 4.1.1 HPCI-ID 新規登録 ... 8 4.2 利用課題の申請 ... 16 4.2.1 利用課題の新規申請手順 ... 16 4.2.2 利用課題の継続申請手順 ... 29 4.3 利用課題の採否通知 ... 41 4.4 課題情報の開示に関する同意確認 ... 42 4.5 本人確認 ... 43 4.6 アカウントの交付 ... 44 4.7 シングルサインオン環境の準備 ... 46 4.7.1 電子証明書の発行 ... 46 4.7.2 代理証明書の発行 ... 50 4.8 シングルサインオンによる利用 ... 54 4.8.1 ログインサーバへのログイン ... 54 4.8.2 ログインサーバへファイルを転送する手段 ... 58 5 HPCI 利用環境の代表的な利用シナリオと実行例 ... 63 5.1 代表的な利用シナリオ ... 63 5.2 ユーザのクライアント環境の OS が Windows の場合 ... 63 5.2.1 シナリオ 1 の実行例 ... 63

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5.2.2 シナリオ 2 の実行例 ... 64

5.3 ユーザのクライアント環境の OS が Linux の場合 ... 66

5.3.1 シナリオ 1 の実行例 ... 66

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1 はじめに

1.1 本文書の目的 本文書は,利用者が短時間で HPCI 全体の構成と機能およびそれらを操作する方法を把 握することを目的とします。 平成 29 年 12 月時点で動作確認している Web ブラウザは以下の通りです。 その他の対応バージョンについては,現在動作確認中です。 Web ブラウザ バージョン Internet Explorer 11.0 Microsoft Edge 38 Google Chrome 56.0 Firefox 52.0 Mac Safari 11.0 登録商標について

 Windows、Windows10、Microsoft Edge は,米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国にお ける商標または登録商標です。

 UNIX は,米国およびその他の国におけるオープン・グループの登録商標です。  Linux は,米国およびその他の国における Linus Torvalds の登録商標です。

 MacOSX は,米国 Apple Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。

 Java は Oracle Corporation およびその子会社,関連会社の米国およびその他の国における登録商標 または商標です。

 Globus Toolkit は,シカゴ大学の商標です。

その他,本文書に登場する社名および製品名は,一般に各社の商標または登録商標です。なお,本文中 には TM、®マークを明記しておりません。

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2 HPCI 環境を利用するために理解しておかなければならない概念

2.1 HPCI システム 図 1 HPCI システムは,HPCI システム構成機関から提供される計算資源によって構成され ます。計算資源には,①計算機資源,②HPCI 共用ストレージ,③ネットワーク,④認証 基盤,⑤プリ・ポスト処理,可視化のための装置,⑥アプリケーション,数値演算ライブ ラリ,データコンテンツ等のソフトウェア,⑦チューニング手法などに関して提供され る情報,が含まれます。HPCI システムを構成する計算資源は,HPCI 全体で共通運用さ れ,一括した課題選定によって無償で利用に供されます。ただし,成果非公開の産業利用 課題(個別利用)や「京」産業利用課題(ASP 事業実証利用),「京」一般課題(競争的 資金等獲得課題)は有償となります (課金は,計算資源を提供する HPCI システム構成機 関によって行われます)。 計算機資源は,HPCI システム構成機関から提供されます。平成 30 年 4 月の時点では, 理化学研究所 計算科学研究センターが提供する「京」と大学 (北大,東北大,筑波大、 東京大,東京工業大、名古屋大,京都大,大阪大,九州大)の情報基盤センター等,海洋 研究開発機構(JAMSTEC)が提供する計算機資源及びそれらに付随するローカルストレー ジが想定されています。

HPCI 高速ネットワーク基盤として SINET5 を利用します。産業利用も,SINET5 の商 用相互接続サービスとの相互接続点を経由して利用できます。

計算資源の共通運用にあたっては,ワンストップ・サービスやシングルサインオン機能 が提供されます。ワンストップ・サービスは,HPCI 運用事務機能を担う機関 (以下,「H PCI 運用事務局」という) による共通窓口機能,アカウント管理機能,全国的な情報サー ビス等が提供されます。さらに,「京」及び「京」以外の計算資源のシームレスな利用を

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可能にする ID 管理システムと認証基盤システムの連携によるシングルサインオン機能が 提供されます。

2.2 課題選定

利用に先立って,共用計算資源については一括した課題選定が行われます。課題選定の 考え方については HPCI 運用事務局の Web サイトhttp://www.hpci-office.jp/を参照して下 さい。 2.3 HPCI-ID について HPCI-ID は,HPCI のユーザ個人に一つだけ割り当てられるユニークな ID です。課題 申請手続きにおいて研究者個人を特定するための番号になります。身分や所属が変わっ ても HPCI-ID は変わりません。課題申請は HPCI-ID を用いて行い,課題が採択されると HPCI アカウントと計算資源のローカルアカウントが発行されます。 2.4 HPCI アカウントについて HPCI 上のウェブサービスへアクセスするためのアカウントです。プライマリセンター から発行され,ウェブサイト(申請支援システム,証明書発行システム,情報共有 CMS など)へのシングルサインオンに用います。また,全ての採択課題の実施期間が終了する と HPCI アカウントは無効になります。 2.5 ローカルアカウントについて 個々の計算機固有のアカウントです。HPCI システム構成機関から発行されます。 シングルサインオンを利用する場合は,ローカルアカウントを入力する必要はありま せんが,計算機上でのユーザ名はローカルアカウント名となります。 シングルサインオンを利用せず,個別に計算機にログインすることができる場合があ ります。その場合は,HPCI システム構成機関毎の利用規約やアカウント管理ポリシーに 従って下さい。 2.6 HPCI 共用ストレージ HPCI 共用ストレージは,HPCI ユーザ向けに提供される大規模ネットワークストレー ジです。研究業務の効率化や利便性の向上,ストレージ資源の有効利用を図ることを目 的とし提供されます。ネットワークおよび地理的に広域に分散して設置されたストレー ジ群は,広域分散ファイルシステム Gfarm によって単一のファイルシステムのように利 用できます。

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3 HPCI 環境に含まれる各機関とそれぞれの役割

3.1 HPCI 運用事務局 HPCI 利用の課題選定および共通窓口を行う機関です。 3.2 HPCI システム構成機関 HPCI のユーザに対して,HPCI システムを構成する計算機やストレージ等の計算資源 を提供する機関です。平成 30 年 4 月現在,理化学研究所 計算科学研究センター,大学 (北大,東北大,筑波大、東京大,東京工業大、名古屋大,京都大,大阪大,九州大)の情 報基盤センター等,海洋研究開発機構(JAMSTEC),統計数理研究所があります。 3.3 認証局運用機関 HPCI 環境上で利用される電子証明書を発行する機関です。 3.4 プライマリセンター HPCI アカウントを発行する機関です。利用者ごとにプライマリセンターを指定して頂 きます。 3.5 最寄りセンター 各課題の課題代表者(もしくはその代理としての副代表者)が,本人の顔写真付き身分 証明書を提示して,対面で本人確認を行う機関です。最寄りセンターの連絡先は採択後 にあらためてご案内します。 なお,本人確認については「4.5 本人確認」をご参照ください。

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4 HPCI 環境を利用するまでに必要となる手続き

本章では,利用者が HPCI 環境を利用するまでに必要となる手続きについて説明しま す。利用者が HPCI の利用を開始するまでの流れの概要を図 2 に示します。 課題申請の準備 利用課題の申請 利用課題の採否通知 本人確認 アカウントの交付 シングルサインオン 環境の準備  課題代表者・全課題参加者  各自でHPCI 申請支援システムにアクセスして, HPCI-ID を取得  課題代表者 全課題参加者のHPCI-ID を取りまとめて,課題申請書を作成  課題代表者→ HPCI 運用事務局 HPCI 申請支援システム経由(+郵送)で課題申請書を提出 HPCI 運用事務局 → 課題代表者 課題審査委員会による審査結果を踏まえた選定結果を通知  課題代表者または副代表者→ 最寄りセンター 課題代表者および全課題参加者の身分証明書コピーを取りまと め,最寄りセンターに出向いて対面認証 HPCI システム構成機関 → 課題代表者・全課題参加者  プライマリセンターから:シングルサインオン用HPCI アカウント  その他の利用予定センターから:ローカルアカウント  課題代表者・全課題参加者  手元に必要なツール類を導入・設定  各自でHPCI 証明書発行システムから自分の電子証明書を取得 課題情報の開示に 関する同意確認  課題代表者→ HPCI運用事務局 課題申請書をHPCIシステム構成機関へ開示することに対する同 意確認 課題代表者が同意できない場合は、開示できる内容に変更した 課題申請書を再アップロード 図 2

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8 4.1 課題申請の準備 HPCI申請支援システム 全利用者 HPCI運用事務局 HPCI-ID の取得 申請フォーム一時URL (未交付の場合) 課題代表者 課題申請書の作成 メールアドレス登録 HPCI-ID 交付申請 HPCI-ID 交付状況確認 HPCI-ID 交付 HPCI-ID 図 3 課題申請の準備段階として,課題に参加予定の全利用者は HPCI-ID の取得をして下さ い。HPCI-ID は個人に一つですが,複数の課題に応募できます。HPCI-ID の有効期間は 1 0 年です。 HPCI-ID は,一定の基準を満たすメールアドレスの所有者に広く発行します。登録可能 な電子メールアドレスとしては,なるべく,所属機関にて発行されている(所属機関のド メイン名が付された)アドレスを登録して下さい。なお,フリーメール(Hotmail,Gmai l,Yahoo Mail 等)のアドレスでは登録できません(システム側で受け付けません)。登 録できないアドレスは今後変更になる場合があります。 HPCI 申請支援システムにアクセスし,電子メールアドレスを登録すると,登録された アドレスに一時 URL が送信されます。このメールの到達性によって信任を行います。 HPCI-ID を取得するには,所属組織の情報と,居住地と居住期間などの情報を入力する 必要があります。 4.1.1 HPCI-ID 新規登録 HPCI-ID を新規登録する手順を以下に示します。 (1) HPCI 申請支援システムへアクセスします。 HPCI 申請支援システムの URL は以下になります: https://www.hpci-office.jp/entry/

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9 (2) 認証方法を選択します。 画面「HPCI 申請支援システムトップ画面」(図 4)にて「メールアドレスによるログイン」 を選択します。 図 4 (3) 画面「HPCI 申請支援システムメニュー」から操作内容を選択します。 画面「HPCI 申請支援システムメニュー」(図 5)で,「HPCI-ID 新規登録」の「新規登 録」が選択されていることを確認し,メールアドレス入力欄にメールアドレスを入力し て,ボタン「実行」を押下すると,メール送信完了のメッセージが表示されます(図 6)。

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10 図 5 図 6 送信されたメール内に記載されている URL にアクセスし,HPCI-ID 新規登録処理を 実施します (図 7)。ご利用の環境によっては,5 分〜15 分程度メールの到着に時 間がかかる場合があります。

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11 図 7 送信されたメール内に記載されている URL にアクセスすると,画面「HPCI-ID 新規登 録フォーム」(図 8)が表示されます。 図 8 下の URL をクリックして、HPCI-ID の操作フォームにアクセスしてください。 《HPCI-ID 新規登録》 https://www.hpci-office.jp/entry/idregist/mailform/ackey/xxxxxxxxxxxxx この URL の有効期限は 24 時間です。 このメールがあなたの予期しないものである場合は破棄してください。 ============================================ HPCI 事務局 ヘルプデスク E-MAIL:helpdesk@hpci-office.jp Tel:078-940-5795 Fax:078-304-4959 ============================================

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12 (4) HPCI-ID 新規登録フォームに必要事項を入力します。 HPCI-ID を取得するために登録が必要な属性情報を以下に示します。  氏名, 所属組織 このフォームで登録する「氏名」と「所属機関・部局名」と「身分」の属性情報 (以下,「所属情報」という) は 4.5 本人確認で提示することになる写真付き身 分証によって確認されます。それらが一致しない場合は,HPCI アカウントは発 行されず,電子証明書を発行することができませんので,ご注意下さい。  居住情報 国籍,主たる居住地,勤務先(学生の方は「勤務なし」を選択)を正しく申請して 頂く必要があります。回答によっては,さらに国内 6 か月以上居住の有無,一 時帰国中の有無,日本入国日または日本出国日を申請して頂く場合がありま す。 外国為替及び外国貿易法により,非居住者の方のスーパーコンピュータの利 用は,経済産業省への許可申請が必要になります。居住者及び非居住者の判 定基準については,図 9 を参照して下さい。なお,システム構成機関によって は独自の判定基準が適用される場合があります。

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13 図 9

画面「HPCI-ID 新規登録フォーム」(図 8)に必要事項を入力して,ボタン「登録」を 押下すると,画面「HPCI-ID 新規登録フォーム確認」(図 10)が表示されます。

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14 図 10 (5) 入力内容を確認します。 内容を確認し,修正が必要な箇所がなければ,ボタン「実行」を押下して下さい。修 正が必要な箇所があった場合は,ボタン「戻る」で画面「HPCI-ID 新規登録フォーム」 (図 8)に戻り,情報を入力し直して下さい。この際,ブラウザの戻るボタンは使用し ないで下さい。 (6) 発行された HPCI-ID と照合コードを確認します。 HPCI-ID の新規登録が完了すると,画面「HPCI-ID 新規登録フォーム完了」(図 11) が表示されます。 発行された HPCI-ID と照合コードが画面上に表示され,さらにメールでも通知されま す。HPCI-ID と照合コードは,HPCI 課題申請の手続きで必要となりますので,保存し ておくようにして下さい。  HPCI-ID の照合コード HPCI-ID には,ランダムに生成された照合コード (4 桁の数字) が同時に発行 されます。課題代表者 (もしくはその代理としての副代表者) が HPCI 利用課 題の申請を行う際に,課題代表者や副代表者および課題参加者の登録を行う 際に,HPCI-ID と照合コードを同時に入力することで,HPCI-ID の打ち間違いな

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15 どによる誤入力を防ぎます。また,照合コードの公開を制限することで,予期し ない課題の参加者として登録されることを抑止します。照合コードが漏出した場 合は,HPCI-ID の有効期間を更新することで照合コードが再発行されます。 図 11 以上で HPCI-ID の登録は完了です。 HPCI-ID を申請した時点から自分の属性情報 (所属等) が変わった場合は,速やかに 申請支援システムの「HPCI-ID 属性変更」から変更を行って下さい。HPCI アカウントが 発行されている場合,変更内容によっては,身分証明書の複写を最寄りセンターまで再 提出して頂く場合があります。

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16 4.2 利用課題の申請 図 12 HPCI 利用課題の申請は,HPCI 申請支援システムから行います。申請に先立って,全 利用者が HPCI-ID を取得し,申請を行う課題代表者 (もしくはその代理としての副代表 者) は,HPCI-ID と照合コードを取りまとめておく必要があります。課題申請は,必要事 項を記載し,オンラインで申請を行います。別途,申請書類を印刷し,所属する組織名お よび組織の代表者(もしくはそれに相当する権者)名を記入,押印し,HPCI 運用事務局 である一般財団法人高度情報科学技術研究機構へ郵送または直接提出して下さい。 4.2.1 利用課題の新規申請手順 利用課題の申請手順について以下に示します。 申請書は,申請支援システムを利用した,課題の基本情報を Web 入力する部分と,事 前にダウンロードした課題申請追加シートに記載して,申請支援システム上でアップロ ードする部分に分かれています。 (1) HPCI 申請支援システムへアクセスします。 HPCI 申請支援システムの URL は以下になります: https://www.hpci-office.jp/entry/ HPCI申請支援システム

課題参加者

HPCI運用事務局

利用課題申請書の提出 課題申請Web入力 追加シートのアップロード (郵送または持参)

課題代表者

申請書の送付 RIST神戸センター

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17 (2) 認証方法を選択します。 画面「HPCI 申請支援システムトップ画面」(図 13)にて「メールアドレスによるログイ ン」を選択します。 図 13 (3) 画面「HPCI 申請支援システムメニュー」から操作内容を選択します。 画面「HPCI 申請支援システムメニュー」(図 14)から「課題申請・照会」を選択し,メ ールアドレスを入力して,ボタン「実行」を押下すると,メール送信完了のメッセージ が表示されます(図 15)。

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18 図 14

図 15

送信されたメール内に記載されている URL にアクセスすると,画面「申請課題一覧」 (図 16)が表示されます。

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19 図 16

(4) 新規課題申請フォームへアクセスします。

画面(図 16)の画面左上のボタン「HPCI 新規課題申請」を押下すると,画面「申請 情報入力」が表示されます(図 17)。

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20 図 17

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21 (5) 新規課題申請フォームに必要事項を入力します。 画面「申請情報入力」(図 17)に必要事項を入力して下さい。  研究課題情報 研究課題に関する情報として以下の内容を記載して下さい ①利用枠 募集要領の中から選択 選択した利用枠によって成果公開/非公開が決まります。 ②研究課題名 300 文字以内 英語名は必ず入力して下さい。英語名は半角の英数字か 半角の記号で入力して下さい。 日本語名は省略可能です。 成果非公開(ASP 課題を除く)の場合は,別途公開用課題 名を入力して下さい。 ③課題概要 500 文字以内 ④課題分野 選択肢から選択 ⑤研究キーワード 入力欄右下の「注意事項」リンクを参照し,入力して下さい。 ⑥利用希望期間  課題申請追加シートのアップロード 事前に HPCI 運用事務局の Web サイトからダウンロードした課題申請追加シート に必要事項を記載し,PDF に変換したもの(追加シート 1)と,プログラム情報ファ イル(追加シート 2)をそれぞれアップロードして下さい。  利用者登録 課題代表者,副代表者,課題参加者の個人情報は,HPCI-ID と照合コードの入 力に換えます。照合コードを入力し,照合ボタンを押すと,HPCI-ID 登録情報か ら氏名が表示されるので,誤入力を抑止できます。同時に,本人確認が済んで いるか済んでいないかも表示されるので,済んでいない場合は,採択後,写真 付き身分証明書の写しを取りまとめて最寄りセンターへ提出する必要があります。  利用希望資源 利用を希望する計算資源および共用ストレージ(募集されている場合)を指定し て下さい。 利用希望資源(計算資源)は,「追加」ボタンを押すことで,提供資源一覧が表 示されますので,その中から希望する資源を選択して下さい。また,利用する資 源量を,資源提供機関のルールに従って指定して下さい。資源によっては計算 資源量と一緒にローカルストレージの利用資源量を指定する必要があります。 「京」を利用する利用枠で申請する場合は,計算資源を第 2 希望まで指定する ことができます。第 1 希望には必ず「京」が含まれるように指定して下さい。第 2

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22 希望には「京」以外の計算資源を指定して下さい。第 2 希望を指定しない場合 は,「第 2 希望を申請しない」を選択して下さい。 「京」を利用しない利用枠で申請する場合は,第 2 希望を指定することはできま せん。 利用希望資源(共用ストレージ)は,共用ストレージ資源を指定。利用する資源 量を指定して下さい。 なお,計算資源の寡占を防止するため,以下の条件で申請した場合,以降の画 面「入力内容確認」(図 18)に注意喚起のメッセージが表示されます。 a. 「京」を除く,2 台を超える計算資源の申請 b. 「京」を除く,同一アーキテクチャの計算資源の複数申請(FX シリーズ,SX シリーズ等) c. 「京」を除く,1 課題での申請可能な資源量の 2 台分を超える申請 その場合は,課題申請書(追加シート1)に理由を明記したうえで,申請手順を 進めて下さい。  連絡責任者 申請内容に不明な点がある場合や,課題採択・不採択の通知は課題代表者と 連絡責任者に電子メールで通知されます。連絡責任者は HPCI-ID を取得して いなくても構いませんので,課題代表者とは別に確実に連絡のとれる方を指定し て下さい。 入力後,ボタン「申請」を押下すると,画面「入力内容確認」(図 18)が表示されます。

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23 図 18

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24 なお,入力内容をすぐには申請せず,一時的に保存して,後で編集してから申請し たい場合は,ボタン「一時保存」を押下して下さい。現在までの入力情報がサーバ に保存されます。 一時保存したものに対し,保存内容を再度編集,課題申請,または削除したい場合 は,画面「申請課題一覧」(図 16)から該当する課題を検索し,ボタン「編集」を押下 して下さい。表示された画面にて,各々の目的に応じ,編集後にボタン「一時保存」, 「申請」, または「削除」を押下して下さい。 (6) 入力内容を確認します。 内容を確認し,修正が必要な箇所がなければ,安全保障貿易管理に関する確認事 項をよく読み,チェックボックスにチェックを付けたのち,ボタン「確認して申請」を押 下して下さい。修正が必要な箇所があった場合は,ボタン「戻る」で画面「申請情報 入力」(図 17)に戻り,情報を入力し直して下さい。 (7) 課題の新規申請が完了したことを確認します。 課題の新規登録が完了すると,画面「申請完了」(図 19)が表示されます。課題代 表と副代表者,および連絡責任者に新規申請が完了した旨のメールが送信されま す。課題参加者へのメール通知は申請受付締切日を迎えたのち行われます。 課題申請書を表示し,印刷する場合は,ボタン「申請書の印刷」を押下して下さい。 図 19

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25 (8) 課題申請書を印刷します。 画面(図 19)のボタン「申請書の印刷」を押下すると,画面「課題申請書印刷」が表 示されます(図 20)。 印刷する場合は,ボタン「印刷」を押下して下さい。 (9) 印刷した課題申請書を,HPCI 運用事務局から提供される募集要領にしたがっ て提出して下さい。

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26 図 20 所属する組織名,および組織の代表者 (もしくはそれに相当する権者)名を記入 組織の代表者の押印 課題代表者の押印

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27 以上で,新規課題申請は完了です。 なお,申請時に選択した利用枠によっては,課題申請が完了した後でも申請受付 締切日までは,申請内容を変更したり,申請を取り消したりすることができます。 申請済みの内容を変更,または申請自体を取り消したい場合は,画面「申請課題 一覧」(図 16)から該当する課題を検索し,ボタン「修正/取消」を押下して下さ い。表示された画面にて,各々の目的に応じ,編集後にボタン「修正」,または 「申請取消」を押下して下さい。申請内容を変更した場合は,課題申請書をもう一 度印刷し,HPCI 運用事務局へ再提出して頂く必要があります。 申請時に選択した利用枠によっては,これらの操作ができない場合があります。 課題申請書は,画面「申請課題一覧」(図 16)の一覧右側のボタン「詳細」を 押下して表示される,画面「申請課題詳細」(図 21)にて,さらにボタン「申請 書の印刷」を押下することで,いつでも印刷することができます。

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28 図 21

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29 4.2.2 利用課題の継続申請手順 現在実施中の利用課題のシステム環境を来期も継続して利用するための申請手順(継 続申請)について以下に示します。 申請書は,新規課題申請時と同様に申請支援システムを利用した,課題の基本情報を Web 入力する部分と,事前にダウンロードした課題申請追加シートに記載して,申請支 援システム上でアップロードする部分に分かれています。 (1) HPCI 申請支援システムへアクセスします。 HPCI 申請支援システムの URL は以下になります: https://www.hpci-office.jp/entry/ (2) 認証方法を選択します。 画面「HPCI 申請支援システムトップ画面」(図 22)にて「HPCI アカウントによるログ イン」を選択します。

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30 図 22

(3) 画面「HPCI 申請支援システムメニュー」(図 23)から「新規課題申請・申請 済み課題の確認」をクリックすると,画面「申請課題一覧」(図 24)が表示さ れます。

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31 図 23 図 24 (4) 継続課題申請フォームへアクセスします。 画面(図 24)の一覧右側のボタン「継続」を押下すると,画面「申請情報入力」が表 示されます(図 25)。「継続」ボタンの表示されていない課題は継続申請が行えませ ん。

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32 図 25

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33 (5) 継続課題申請フォームに必要事項を入力します。 画面「申請情報入力」(図 25)に必要事項を入力して下さい。 画面右上の「継続前課題詳細(xxxxxxxx)」リンクをクリックすると,継続前課題の詳 細情報が別ウィンドウで表示されます。必要に応じて,以下入力の参考にして下さ い。  研究課題情報 研究課題に関する情報として以下の内容を記載して下さい ①利用枠 募集要領の中から選択 選択した利用枠によって成果公開/非公開が決まります。 ②研究課題名 300 文字以内 英語名は必ず入力して下さい。英語名は半角の英数字か 半角の記号で入力して下さい。 日本語名は省略可能です。 成果非公開(ASP 課題を除く)の場合は,別途公開用課題 名を入力して下さい。 ③課題概要 500 文字以内 ④課題分野 選択肢から選択 ⑤研究キーワード 入力欄右下の「注意事項」リンクを参照し,入力して下さい。 ⑥利用希望期間  課題申請追加シートのアップロード 事前に HPCI 運用事務局の Web サイトからダウンロードした課題申請追加シート に必要事項を記載し,PDF に変換したもの(追加シート 1)と,プログラム情報ファ イル(追加シート 2)をそれぞれアップロードして下さい。  利用者登録 課題代表者,副代表者,課題参加者(支援要員を除く)の情報は,継続前の課 題から引き継がれた状態で初期表示されますが,適宜変更が可能です。 課題代表者,副代表者,課題参加者の個人情報は,HPCI-ID と照合コードの入 力に換えます。照合コードを入力し,照合ボタンを押すと,HPCI-ID 登録情報か ら氏名が表示されるので,誤入力を抑止できます。同時に,本人確認が済んで いるか済んでいないかも表示されるので,済んでいない場合は,採択後,写真 付き身分証明書の写しを取りまとめて最寄りセンターへ提出する必要があります。  利用希望資源 利用を希望する計算資源および共用ストレージ(募集されている場合)を指定し て下さい。 利用希望資源(計算資源)は,「追加」ボタンを押すことで,提供資源一覧が表

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34 示されますので,その中から希望する資源を選択して下さい。また,利用する資 源量を,資源提供機関のルールに従って指定して下さい。資源によっては計算 資源量と一緒にローカルストレージの利用資源量を指定する必要があります。 「京」を利用する利用枠で申請する場合は,計算資源を第 2 希望まで指定する ことができます。第 1 希望には必ず「京」が含まれるように指定して下さい。第 2 希望には「京」以外の計算資源を指定して下さい。第 2 希望を指定しない場合 は,「第 2 希望を申請しない」を選択して下さい。 「京」を利用しない利用枠で申請する場合は,第 2 希望を指定することはできま せん。 利用希望資源(共用ストレージ)は,共用ストレージ資源を指定。利用する資源 量を指定して下さい。 なお,計算資源の寡占を防止するため,以下の条件で申請した場合,以降の画 面「入力内容確認」(図 26)に注意喚起のメッセージが表示されます。 a. 「京」を除く,2 台を超える計算資源の申請 b. 「京」を除く,同一アーキテクチャの計算資源の複数申請(FX シリーズ,SX シリーズ等) c. 「京」を除く,1 課題での申請可能な資源量の 2 台分を超える申請 その場合は,課題申請書(追加シート1)に理由を明記したうえで,申請手順を 進めて下さい。  連絡責任者 申請内容に不明な点がある場合や,課題採択・不採択の通知は課題代表者と 連絡責任者に電子メールで通知されます。連絡責任者は HPCI-ID を取得して いなくても構いませんので,課題代表者とは別に確実に連絡のとれる方を指定し て下さい。 入力後,ボタン「申請」を押下すると,画面「入力内容確認」(図 26)が表示されます。

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36 なお,入力内容をすぐには申請せず,一時的に保存して,後で編集してから申請し たい場合は,ボタン「一時保存」を押下して下さい。現在までの入力情報がサーバ に保存されます。 一時保存したものに対し,保存内容を再度編集,課題申請,または削除したい場合 は,画面「申請課題一覧」(図 24)から該当する課題を検索し,ボタン「編集」を押下 して下さい。表示された画面にて,各々の目的に応じ,編集後にボタン「一時保存」, 「申請」, または「削除」を押下して下さい。 (6) 入力内容を確認します。 内容を確認し,修正が必要な箇所がなければ,安全保障貿易管理に関する確認事 項をよく読み,チェックボックスにチェックを付けたのち,ボタン「確認して申請」を押 下して下さい。修正が必要な箇所があった場合は,ボタン「戻る」で画面「申請情報 入力」(図 25)に戻り,情報を入力し直して下さい。 (7) 課題の継続申請が完了したことを確認します。 課題の継続登録が完了すると,画面「申請完了」(図 27)が表示されます。課題代 表と副代表者,および連絡責任者に継続申請が完了した旨のメールが送信されま す。課題参加者へのメール通知は申請受付締切日を迎えたのち行われます。 課題申請書を表示し,印刷する場合は,ボタン「申請書の印刷」を押下して下さい。 図 27

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37 (8) 課題申請書を印刷します。 画面(図 27)のボタン「申請書の印刷」を押下すると,画面「課題申請書印刷」が表 示されます(図 28)。 印刷する場合は,ボタン「印刷」を押下して下さい。 (9) 印刷した課題申請書を,HPCI 運用事務局から提供される募集要領にしたがっ て提出して下さい。

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38 図 28 所属する組織名,および組織の代表者 (もしくはそれに相当する権者)名を記入 組織の代表者の押印 課題代表者の押印

(40)

39 以上で,継続課題申請は完了です。 なお,申請時に選択した利用枠によっては,課題申請が完了した後でも申請受付 締切日までは,申請内容を変更したり,申請を取り消したりすることができます。 申請済みの内容を変更,または申請自体を取り消したい場合は,画面「申請課題 一覧」(図 24)から該当する課題を検索し,ボタン「修正/取消」を押下して下さ い。表示された画面にて,各々の目的に応じ,編集後にボタン「修正」,または 「申請取消」を押下して下さい。申請内容を変更した場合は,課題申請書をもう一 度印刷し,HPCI 運用事務局へ再提出して頂く必要があります。 申請時に選択した利用枠によっては,これらの操作ができない場合があります。 課題申請書は,画面「申請課題一覧」(図 24)の一覧右側のボタン「詳細」を 押下して表示される,画面「申請課題詳細」(図 29)にて,さらにボタン「申請 書の印刷」を押下することで,いつでも印刷することができます。

(41)

40 図 29

(42)

41 4.3 利用課題の採否通知 課題参加者 HPCI運用事務局 課題審査 課題審査委員会 採否通知 採否通知 課題代表者 (個別に連絡) 選定 審査結果 委員会の審査結果 を踏まえて選定 図 30 利用課題の採否は,HPCI 運用事務局から課題代表者と連絡責任者宛に電子メールで発 送されます。なお,申請時に要求された計算資源が,課題審査・選定の結果,その通り割 り当てられない場合があります。

(43)

42 4.4 課題情報の開示に関する同意確認 HPCI システム構成機関によっては,ローカルアカウントを発行するために課題申請時 にアップロードされた課題申請書(追加シート 1)を参照する場合があります。課題代表 者は,課題採択後に課題申請書(追加シート 1)の開示方法について,以下のいずれかを 選択し,同意する必要があります。 • 課題申請時にアップロードした課題申請書(追加シート 1)に秘密情報が含まれない 場合。 課題申請時にアップロードした課題申請書(追加シート 1)を変更せず,そのまま H PCI システム構成機関に開示することに同意します。 • 課題申請時にアップロードした課題申請書(追加シート 1)に秘密情報が含まれる場 合。 秘密情報(アカウント発行には必要のない情報)を削除した課題申請書(追加シー ト 1)を別途作成して再アップロードし,これを HPCI システム構成機関に開示する ことに同意します。その場合,課題申請時にアップロードした課題申請書(追加シ ート 1)は開示されません。 これらの操作は,申請支援システムの「課題情報の開示に関する同意確認」画面(図 31) から行います。同意確認が済むまでは,ローカルアカウントが発行されない場合がありま す。 図 31

(44)

43 4.5 本人確認 写真付き身分証 コピー取りまとめ 最寄りセンター 課題参加者 課題代表者(※) 対面による本人確認+写真付き身分証コピー提出 ※申請書作成時に行っ ておいてもよい. 対面による 本人確認 提出 各利用者の指定した プライマリセンターへ HPCI アカウント 発行依頼 HPCI運用事務局 その課題が利用するその他 のセンターへ ローカルアカウント 発行依頼 窓口 ※課題代表者の補佐として当該課題の副代表者をおき,副代表者が課題 代表者および課題参加者の本人確認業務を代行してもよい. 対面による 本人確認 コピー提出 図 32 課題代表者または副代表者は,全利用者の身分証明書の複写を取りまとめて,最寄りセ ンターに出向いて対面による本人確認を行う必要があります。最寄りセンターでの対面 による本人確認が必要なのは,課題代表者または副代表者のいずれか一名です。課題参 加者の本人確認は,課題代表者または副代表者が実施することになります。 ただし,課題代表者または副代表者が他の HPCI 課題の代表者または副代表者として すでに対面による本人確認を受けている場合,または,他の HPCI 課題の参加者として すでに身分証明書の複写を提出している場合は,改めて本人確認のために最寄りセンタ ーを訪れる必要はありません。課題参加者の中に,いずれの最寄りセンターにも身分証 明書の複写を提出していない方が含まれる場合,その参加者の身分証明書の複写をとり まとめて最寄りセンターへ提出して頂く必要があります。提出に際しては,最寄りセン ターへ持参して頂くか,簡易書留にて郵送して頂くことになります。最寄りセンターの 連絡先は採択後にあらためてご案内します。 なお,過去に採択された課題に伴って本人確認を実施したことがある方は,本人確認を 省略できる場合があります。詳細は,Web ページ http://www.hpci-office.jp/pages/start_repre sentative を参照して下さい。 課題採択後に,HPCI 利用に関する講習会を実施するセンターがあるので,その受講時 に対面による本人確認を済ますこともできます。広報に注意して下さい。

(45)

44 4.6 アカウントの交付 HPCI アカウント交付 プライマリセンター HPCI アカウント 取得状況確認 HPCI アカウント発行 HPCI アカウント・ パスワード 課題代表者・課題参加者 その他の利用予定センター ローカルアカウント交付 ローカルアカウント 取得状況確認 ローカルアカウント発行 ローカルアカウント・ パスワード シングルサインオンで利用する 場合には,意識する必要がない. HPCI システム 構成機関 HPCI運用事務局 すべてのアカウント発行後 アカウント作成完了の お知らせ 図 33 交付されるアカウントには,シングルサインオン用の HPCI アカウントと計算資源を利 用するためのローカルアカウントがあります。本人確認が済むと,アカウントは各セン ターから個別に発行されます。アカウントの発行状況は,HPCI 申請支援システムの「ア カウント発行状況照会」から随時確認が可能です (図 34)。

(46)

45 図 34 アカウント発行後,HPCI アカウントについてはプライマリセンターから,ローカルア カウントについては,その他の利用予定センターから通知があります。さらに,すべての アカウント発行後,HPCI 運用事務局から「アカウント作成完了のお知らせ」メールが発 送されます。本人確認後,アカウントが発行されるまで最長 10 営業日が目安となるので, 遅延する場合は,各センターへ問い合わせを行って下さい。 HPCI アカウント発行前に「アカウント発行状況照会」を閲覧する場合は,4.2.1 利用 課題の申請手順の (3) の手順で「アカウント発行状況の確認」をチェックし,メールア ドレスを入力して「実行」ボタンを押下して下さい。送信されたメール内に記載されてい る URL にアクセスすると「アカウント発行状況照会」(図 34) が表示されます。手順 (3) の Web ページは以下の URL でアクセスできます: https://www.hpci-office.jp/entry/mailmenu/form/idform/registered HPCI アカウント発行後,申請支援システムは HPCI アカウントとパスワードでログイ ンすることが可能となります。

(47)

46 4.7 シングルサインオン環境の準備 課題代表者・課題参加者 ツール類の導入 GSI-SSHTerm (Win/Unix/Linux/MacOSX) gsissh コマンド (Unix/Linux/MacOSX) HPCI 認証局 HPCI 証明書発行システム 代理証明書発行・ダウンロード(最長1週間有効) HPCI アカウント+パスワード 証明書パスフレーズ 代理証明書パスフレーズ設定 代理 証明書 電子証明書発行・登録(利用開始時・年1回) 電子証明書リポジトリ 電子 証明書 代理証明書リポジトリ HPCI アカウント+パスワード 証明書パスフレーズ設定 代理証明書ダウンロード HPCI-ID+代理証明書パスフレーズ 図 35

HPCI アカウントが発行されると,HPCI 証明書発行システムへ HPCI アカウントとパ スワードでログインすることが可能となります。HPCI 利用者は証明書パスフレーズを設 定して電子証明書の発行を行います。電子証明書は発行年度の翌年度 4 月末まで有効で す。継続方法は,「HPCI ログインマニュアル (HPCI-CA01-001-xx)」の「2.1. 電子証明書 の発行手順」を参照下さい。 HPCI では,電子証明書を元に作成される代理証明書によるシングルサインオンの機能 を提供します。代理証明書は,実印よりも気軽に使える「認印」のようなものと考えるこ とができます。代理証明書の有効期限は最長で 1 週間に限定されますが,その有効期間 内は,パスフレーズを入力することなくシングルサインオンによる利用が可能です。代 理証明書は,一旦,代理証明書パスフレーズを設定して代理証明書リポジトリに格納し てから,HPCI-ID と設定した代理証明書パスフレーズを入力して手元の計算機にダウン ロードします。または,直接,手元の計算機にダウンロードすることもできますが,本手 引きでは,前者の手順を説明します。代理証明書の有効期限が切れた場合には,再度,代 理証明書を自身で作成して下さい。 4.7.1 電子証明書の発行 電子証明書を発行する手順を以下に示します。この手順は,HPCI アカウントが発行さ れてから,一度だけ,できる限り速やかに行って下さい。

(48)

47 (1) HPCI 証明書発行システムへアクセスします。 HPCI 証明書発行システムの URL は以下の通りです: https://portal.hpci.nii.ac.jp/ (2) プライマリセンターを選択してログインします。 自動的にプライマリセンターの選択画面(図 36)にリダイレクトされますので,HPCI-ID 登録時に選択したプライマリセンターを選択して下さい。 この際,チェックボックス「ブラウザ起動中は IdP の選択画面をスキップする」や「選 択したプライマリセンターを保存して今後 IdP の選択画面をスキップする」を選択す ることで、ブラウザ起動中、あるいは次回から、プライマリセンター選択画面を表示せ ずに、自動的にログイン画面へ遷移することができます。 この設定をリセットするときは、以下の URL にアクセスしてください。 https://ds.hpci.nii.ac.jp/DS/WAYF プライマリセンターを選択すると,ログイン画面(図 37)が表示されますので,HPCI アカウントでログインして下さい。 図 36

(49)

48 図 37 属性情報送信画面(図 38)が表示されますので,サービスに提供される属性情報 を確認し、ボタン「同意」を押下してください。 図 38 ログインに成功すると,画面「HPCI 証明書発行システムメニュー」に遷移します(図 39)。

(50)

49 図 39 (3) 電子証明書を発行します。 ボタン「電子証明書発行(年度1回)」をクリックすると,画面「電子証明書発行」(図 40)が表示されます。 図 40 この画面「電子証明書発行」(図 40)で,これから発行する電子証明書のパスフレー ズを入力し,ボタン「発行」を押下して下さい。

(51)

50 パスフレーズは必須入力です。また,パスフレーズは次の規則を満たす必要があり ます。  12 文字以上であること。  アルファベット大文字,アルファベット小文字,数字,記号の内,3 種類以 上を含むこと。  HPCI アカウントや,HPCI アカウントの一部(@より前の部分,@より後ろの部 分),HPCI-ID の数字部分を含まないこと。  英字氏名の一部(姓,名,ミドルネーム)を含まないこと。 なお,ここで入力したパスフレーズは,後で「4.7.2 代理証明書の発行」で代理証明 書を発行するときに必要です。 電子証明書の発行に成功すると,画面「電子証明書発行完了」(図 41)が表示され ます。 図 41 以上の操作により,電子証明書が発行され,電子証明書は証明書発行システムのリ ポジトリに格納されます。 4.7.2 代理証明書の発行 代理証明書を発行し,代理証明書リポジトリに格納する手順を以下に示します。格納に

(52)

51 際して,代理証明書リポジトリから代理証明書をダウンロードする際に必要となるパス フレーズを設定する必要があります。 (1) HPCI 証明書発行システムにアクセスします。 詳細な手順は 4.7.1(1)~(2)を参照下さい。 (2) 代理証明書を発行します。 HPCI 証明書発行システムメニュー(図 39)のボタン「代理証明書発行・ダウンロード」 をクリックすると,「代理証明書発行」画面(図 42)が表示されます。 図 42 代理証明書を「代理証明書リポジトリ」に格納するため,画面上部のラジオボタン「リ ポジトリに格納」が選択された状態で,下記の項目を入力し,チェックボックス「代理

(53)

52 証明書発行通知メールを受け取る」を任意で選択した上で,ボタン「発行」を押下し て下さい。  電子証明書 パスフレーズ : 電子証明書に設定したパスフレーズ  代理証明書 有効期限(時間) : 代理証明書の有効期限を選択 パスフレーズ : 代理証明書リポジトリから代理証明書をダウンロードする 際に必要なパスフレーズ パスフレーズ(確認) : 代理証明書に設定するパスフレーズ(確認用) このとき,代理証明書のパスフレーズは次の規則を満たす必要があります。  8 文字以上であること。  アルファベット大文字,アルファベット小文字,数字,記号の内,3 種類以 上を含むこと。  HPCI アカウントや,HPCI アカウントの一部(@より前の部分,@より後ろの部 分),HPCI-ID の数字部分を含まないこと。  英字氏名の一部(姓,名,ミドルネーム)を含まないこと。  電子証明書のパスフレーズと一致せず,またその一部としても含まれない こと。(※) ※ 代理証明書発行画面で入力した文字列を比較します。HPCI 証明書発行システム では,パスフレーズを平文または復号可能な形式で保管しておりません。 代理証明書の発行に成功すると,「代理証明書発行完了」画面(図 43)が表示され, チェックボックス「代理証明書発行通知メールを受け取る」を選択していた場合はメ ールにより「代理証明書発行のお知らせ」が通知されます。

(54)

53 図 43

発行された代理証明書は,代理証明書リポジトリに格納されます。

(55)

54 4.8 シングルサインオンによる利用 課題代表者・課題参加者 HPCI 環境  代理証明書を手元にダウン ロードしておくことにより, 個々のシステムのアカウント・ パスワードを意識しないログ インが可能  代理証明書の有効期限が切 れたときには,証明書発行シ ステムにアクセスして,再作 成・ダウンロード GSI-SSHTerm (Win)

gsissh コマンド (Unix/Linux/Mac OS)

図 44 代理証明書を発行することにより,ローカルアカウントが発行された計算資源へのシ ングルサインオンが可能となります。代理証明書の有効期限が切れたときは,HPCI 証明 書発行システムへアクセスして再発行を行います。 なお,電子証明書を発行されてからローカルアカウントが発行された計算資源へのシ ングルサインオンが可能になるまで,最短で数分,最長で翌日早朝まで掛かることがあ ります。遅延する場合は,ヘルプデスクへ問い合わせを行って下さい。 4.8.1 ログインサーバへのログイン 以下,ログインサーバへログインするための 2 つの手順を提示します。ユーザのクラ イアント環境の OS により,適した手順を選択して下さい。  Windows の場合 → Java を 使 う 「 (1) GSI-SSHTerm を 利 用 し て ロ グ イ ン す る 場 合 (Windows/Unix/Linux/MacOSX など Java 環境向け)」をご参照下さい。  Unix/Linux/MacOSX の場合

→ Globus Toolkit を 使 う 「 (2) コ マ ン ド gsissh で ロ グ イ ン す る 場 合 (Unix/Linux/MacOSX 向け)」をご参照下さい。

→ ま た は , Java を 使 う 「 (1) GSI-SSHTerm を 利 用 し て ロ グ イ ン す る 場 合 (Windows/Unix/Linux/MacOSX など Java 環境向け)」をご参照下さい。

(56)

55 (1) GSI-SSHTerm を利用してログインする場合(Windows/Unix/Linux/MacOSX

などJava 環境向け)

 事前に,Java 環境の準備と,GSI-SSHTerm の準備が必要です。

 GSI-SSHTerm の設定方法については,「HPCI ログインマニュアル (HPCI-CA01-001-xx)」の「3.1 GSI-SSHTerm のインストール手順」を参照下さい。

 ここでは,同マニュアルからインストール手順を抜粋して説明します。

(1-1) アプリケーションを入手します。

下記のサイトから GSI-SSHTerm をダウンロードして下さい。 https://www.hpci.nii.ac.jp/software/

なお,GSI-SSHTerm は Java アプリケーションなので,事前に Java 環境をインストー ルしておいて下さい。 ダウンロードしたファイルを適当な場所に展開して下さい。 (1-2) GSI-SSHTerm を起動します。 ダウンロードしたファイルを適当な場所に展開し,下記のように実行して下さい。 ・Windows の場合: エクスプローラを起動後,ディレクトリ bin 配下に移動し,ファイ ル sshterm.bat をダブルクリックして実行して下さい。

・Unix/Linux/MacOSX の場合: ディレクトリ bin 配下に移動し,ファイル sshterm.sh を実行して下さい。

(57)

56 図 45

(1-3)ログインサーバへログインします。

ダイアログ「Connect to host...」 (図 45) の欄「Host to Connect to:」にログイ ンサーバのホスト名を入力してボタン「OK」を押下して下さい。ログインサーバのホス ト 名 は,ロ ー カルアカ ウン ト を 発 行 した シス テム 構 成 機 関 か ら通 知 され ま す。 「Advanced」ボタンを押下して詳細設定をする必要はありません。

ダイアログ「Grid Certificate/Proxy needed for Authentication」 (図 46) が 表示されますので,「Retrieve Credentials from MyProxy」の各項目について以 下の情報を入力して下さい。

図 46

• Host: portal.hpci.nii.ac.jp • Account Name: ご自身の HPCI-ID

(HPCI アカウントや接続先のローカルアカウントではありません) • Passphrase: 代理証明書発行時に指定したパスフレーズ 正しい情報を入力したら,ボタン「Use MyProxy」を押下して下さい。代理証明書がダ ウンロードされ,ログインサーバに自動でログインできます。 ログインできない場合は,「HPCI ログインマニュアル」の「2.3.2. GSI-SSHTerm を利 用してログイン時に代理証明書をダウンロードする手順」および「2.5.1. GSI-SSHTerm を利用してログインする場合」に記載されているエラー対応法をご参照の 上,なお解決できない場合はヘルプデスクへお問い合わせ下さい。

(58)

57 (2) コマンド gsissh でログインする場合(Unix/Linux/MacOSX 向け)

 事前に,Globus Toolkit など,コマンド gsissh を利用できる環境を準備して おいて下さい。詳しくは「HPCI ログインマニュアル 3.2 Globus Toolkit のイン ストール手順」を参照下さい。

(2-1) コマンド myproxy-logon で代理証明書リポジトリから代理証明書をダウンロ ードします。

[user@クライアントマシン ~]$ myproxy-logon –s portal.hpci.nii.ac.jp –l

[HPCI-ID] –t [代理証明書の有効期間(hours)]

Enter MyProxy pass phrase: ******** ←代理証明書のパスフレーズを入力 A credential has been received for user user in /tmp/x509up_u[UID].

上記のオプション「-t [代理証明書の有効期間(hours)]」は指定しなくても結構で す。その場合の有効期間は代理証明書リポジトリに格納されている代理証明書の 有効期限か,12 時間後か,いずれか短い方になります。

(2-2) コマンド gsissh でログインサーバへログインします。

[user@クライアントマシン ~]$ gsissh –p 2222 [ログインサーバのホスト名] Last login: Mon Jul 26 12:34:56 2010 from xxx.xxx.ne.jp

[user@ログインサーバ ~]$ 通常は,ログインしたサーバから,さらに次のサーバにログインしたり,HPCI 共用スト レージ(Gfarm)を使用できるようになっています。これは,ログインしたサーバに代理 証明書が作成される(「委譲される」と言います)ことで実現しています。もし,別のサ ーバにログインできるようにしたくない,あるいは,Gfarm を使用できるようにしたくな い場合(代理証明書を委譲したくない場合)は,コマンド gsissh のオプションに「-o GSSAPIDelegateCredentials=nのオプションに「-o」を指定して下さい。

(59)

58 4.8.2 ログインサーバへファイルを転送する手段 以下,ログインサーバへファイルを転送するための 2 つの手順を提示します。ユーザ のクライアント環境の OS により,適した手順を選択して下さい。  Windows の場合 → Java を 使 う 「 (1) GSI-SSHTerm を 利 用 し て フ ァ イ ル を 転 送 す る 場 合 (Windows/Unix/Linux/MacOSX など Java 環境向け)」をご参照下さい。  Unix/Linux/MacOSX の場合

→ Globus Toolkit を使う「(2)コマンド gsiscp でファイルを転送する場合 (Unix/Linux/MacOSX 向け)」をご参照下さい。

→ または,Java を使う「(1) GSI-SSHTerm を利用してファイルを転送する場合 (Windows/Unix/Linux/MacOSX など Java 環境向け)」をご参照下さい。

(1) GSI-SSHTerm を利用してファイルを転送する場合(Windows/Unix/Linux/ MacOSX など Java 環境向け)

 事前に,Java 環境の準備と,GSI-SSHTerm の準備が必要です。GSI-SSHTerm の設定方法については,「HPCI ログインマニュアル 3.1 GSI-SSHTerm のインス トール手順」を参照下さい。  以下,GSI-SSHTerm はインストール済みと仮定して説明します。 はじめに,GSI-SSHTerm を起動し,GSI-SSH サーバへ接続します。詳細な手順は 「(1) GSI-SSHTerm を利用してログインする場合(Windows/Unix/Linux/MacOSX な ど Java 環境向け)」を参照下さい。 次に,メニューバーの「Tools」から「SFTP Session」を選択します(図 47~図 48)。

(60)

59 図 47 図 48  ファイルをアップロードする場合 ファイルをアップロードする場合は,メニューバーの「File」から「Upload File」 を選択します(図 49)。 図 49

(61)

60 ファイルを選択する画面が表示されますので,アップロードしたいファイルを選 択し,ボタン「Upload」を押下します(図 50~図 52)。 図 50 図 51 図 52 ディレクトリを再帰的にアップロードすることも可能です。 以上で,ファイルのアップロードは完了です。

(62)

61  ファイルをダウンロードする場合 ファイルをダウンロードする場合は,ファイル一覧画面でダウンロードしたいファ イルを選択した状態で,メニューバーの「File」から「Download」を選択します (図 53)。 図 53 ダウンロード先を選択する画面が表示されますので,お手持ちのマシンのフォ ルダを選択し,ボタン「Copy」を押下します(図 54~図 56)。 図 54 図 55

(63)

62 図 56

ディレクトリを再帰的にダウンロードすることも可能です。 以上で,ファイルのダウンロードは完了です。

(2) コマンド gsiscp でファイルを転送する場合(Unix/Linux/MacOSX 向け)  事前に,Globus Toolkit など,コマンド gsissh を利用できる環境を準備して

おいて下さい。詳しくは「HPCI ログインマニュアル 3.2 Globus Toolkit のイン ストール手順」を参照下さい。

 代理証明書を利用するときは,デフォルトではファイル/tmp/x509_u[UID] を 参 照 し ま す 。 格 納 先 を 変 更 し て い る 場 合 は , 事 前 に 環 境 変 数 X509_USER_PROXY にファイルパスを設定して export または setenv して おいて下さい。

コマンド gsiscp でログインサーバへファイルを転送します。

user$ gsiscp –P 2222 test.txt [ログインサーバのホスト名]:~/

test.txt 100% 509 0.5KB/s 0.5KB/s 00:00

(64)

63

5 HPCI 利用環境の代表的な利用シナリオと実行例

5.1 代表的な利用シナリオ ここでは,HPCI 環境の代表的な利用シナリオとして,以下の 2 つのシナリオを想定し ます。  シナリオ 1 利用者が開発したプログラムを HPCI 環境上でコンパイルし,実行する。  シナリオ 2 利用者が複数のシステム構成機関の計算機を使ってパラメータサーベイタイプの一 連のジョブを実行する際に,入力ファイルおよび実行結果ファイルを一元管理する ために HPCI 共有ストレージを利用する。 次節以降では,ユーザのクライアント環境の OS として Windows および Linux を想定 し,それぞれのシナリオについて具体的な操作例を示します。 5.2 ユーザのクライアント環境の OS が Windows の場合 5.2.1 シナリオ 1 の実行例 ここでは利用者は自分のプログラムを東大 T2K で実行したいものとします。 利用者のクライアント環境に置かれているプログラム・ソースファイル一式は OS が L inux の開発用マシンで作成されたものとします。開発用マシンでは~/myprog/src/以下に置 かれており,~/myprog/ディレクトリで make コマンドを実行することにより,実行可能な プログラム~/myprog/bin/myprog.x をビルドできるものとします。また,プログラムの実行 は myprog.x が置かれたディレクトリで~/myprog/src/にある run.sh を実行します。これら のプログラム・ソースファイル一式を

$ tar czf myprog-src.tar.gz myprog/src

により tar アーカイブとし,クライアント環境にコピーされているものとします。 クライアント環境にはあらかじめ GSI-SSHTerm がインストールされているものとし, クライアント環境から,東大 T2K のログインサーバへのソースファイル群の転送にも, GSI-SSHTerm を用いることとします。 ソースファイル一式 myprog-src.tar.gz を東大 T2K のホームディレクトリにファイル転 送します。 まず,4.8.1(1)GSI-SSHTerm を利用してログインする場合(Windows/Unix/Linux/MacOS X など Java 環境向け)を参照して GSI-SSHTerm を起動し,東大ログインサーバに接続し

(65)

64

ます。次に,4.8.2(1)GSI-SSHTerm を利用してファイルを転送する場合(Windows/Unix/Li nux/MacOSX など Java 環境向け)を参照して myprog-src.tar.gz をアップロードします。

ファイル転送が成功したら,その後は GSI-SSHTerm でログインサーバにログインした ウィンドウを用いて,通常の UNIX 環境でのプログラムのビルド作業を行います。 $ tar xzf myprog-src.tar.gz $ cd myprog/src $ make 次に,バッチジョブ実行のためのスクリプトを作成します。以下のようなバッチジョブ スクリプト(myjob.sh)を作成し, #!/bin/sh #@$-q short #@$-N 1 cd /short/${USER} cp ~/myprog/bin/myprog.x . cp ~/myprog/src/run.sh . ./run.sh cp ./result.out ~/myprog/results/ 利用可能なキューにジョブをサブミットします。 注)ここではプログラム実行時の作業用ディレクトリとして/short/${USER}を仮定して います。一般にプログラム実行時に使用するための高速なストレージ領域が各センター で提供されているので,それらの領域を指定して下さい。 $ qsub myjob.sh 5.2.2 シナリオ 2 の実行例 ここでは利用者は東大 T2K で一連のパラメータサーベイジョブ実行のための入力ファ イルの準備をし,それらを HPCI 共用ストレージに保管します。ジョブ実行は東北大 SX 9,阪大 SX9 で行うものとします。ジョブ実行結果ファイルは HPCI 共用ストレージに格 納します。HPCI 共用ストレージで一元管理された結果ファイルを東大 T2K で解析しま

(66)

65 す。 東大ログインサーバに GSI-SSHTerm でログインします。GSI-SSHTerm によるログイン 方法は 4.8.1(1)GSI-SSHTerm を利用してログインする場合(Windows/Unix/Linux/MacOSX など Java 環境向け)を参照して下さい。 利用者は入力ファイル群を東大 T2K ローカルの~/jobdata/以下に作成します。ここでは, パラメータ A の値が X,Y,Z であるような場合の入力ファイル群を~/jobdata/paramA_X, ~/jobdata/paramA_Y,~/jobdata/paramA_Z に作成したとします。 次に,作成した入力ファイル群を HPCI 共用ストレージにコピーするため,HPCI 共用 ストレージをマウントします。東大ログインサーバにおける HPCI 共用ストレージのマウ ントポイントは/gfarm/グループ名/ユーザ名として用意されているものとします。 $ mount.hpci 東大 T2K ローカルの領域に作った入力ファイルを HPCI 共用ストレージ領域にコピー します。 $ cp -r ~/jobdata /gfarm/グループ名/${USER}/home/グループ名/HPCI-ID/ 東大 T2K での作業が終了したら,HPCI 共用ストレージをアンマウントします。 $ umount.hpci 次に,東北大および阪大では,HPCI 共用ストレージに置かれている入力ファイルの中 から,ジョブ実行に必要なファイルを,ジョブ実行に先立ってバッチジョブ実行計算機 からアクセス可能なローカルストレージ領域(ここでは~/jobdata/とする)にコピーしま す。ここでは東北大でパラメータ A の値が X であるケースの一連のジョブを実行する作 業例について示します。 東北大のログインサーバに GSI-SSHTerm でログインします。 次に,HPCI 共用ストレージをログインサーバにマウントします。東北大のログインサ ーバにおける HPCI 共用ストレージのマウントポイントは/gfarm/グループ名/ユーザ名と して用意されているものとします。 $ mount.hpci HPCI 共用ストレージからログインサーバのローカルストレージにコピーします。

(67)

66 $ cp -r \ /gfarm/グループ名/${USER}/home/グループ名/HPCI-ID/jobdata/paramA_X \ ~/jobdata/paramA_X バッチジョブスクリプトで,~/jobdata/paramA_X から必要な入力ファイルを読み込み, それぞれの入力ファイルに対応する実行結果ファイルは~/jobresults/paramA_X/にコピー します。 一通りのジョブ実行が終わると,~/jobresults/paramA_X/には用意した入力ファイル群に 対応する結果ファイル群が格納されているので,それらの結果ファイル群を HPCI 共用ス トレージにコピーします。 $ cp -r ~/jobresults/paramA_X \ /gfarm/グループ名/${USER}/HPCI-ID/home/グループ名/HPCI-ID/jobresults/ 同様に,パラメータ A の値が Y や Z であるケースについて,計算機の空き状況に応じ て実行し,全てのジョブ実行が終わると,結果ファイルは HPCI 共用ストレージ上にコピ ーされます。コピーが終了したら,HPCI 共用ストレージをアンマウントします。 $ umount.hpci 結果の解析を行うために,再び GSI-SSHTerm で東大のログインサーバにログインし, HPCI 共用ストレージをマウントした後,結果の解析作業を行います。 $ mount.hpci $ # 結果の解析作業 5.3 ユーザのクライアント環境の OS が Linux の場合 5.3.1 シナリオ 1 の実行例 ここでは利用者は自分のプログラムを東大 T2K で実行したいものとします。 利用者のプログラム・ソースファイル一式は開発用マシンの~/myprog/src/以下に置かれ ており,~/myprog/ディレクトリで make コマンドを実行することにより,実行可能なプロ グラム~/myprog/bin/myprog.x をビルドできるものとします。また,プログラムの実行は m yprog.x が置かれたディレクトリで~/myprog/src/にある run.sh を実行します。

図 44  代理証明書を発行することにより,ローカルアカウントが発行された計算資源へのシ ングルサインオンが可能となります。代理証明書の有効期限が切れたときは,HPCI 証明 書発行システムへアクセスして再発行を行います。  なお,電子証明書を発行されてからローカルアカウントが発行された計算資源へのシ ングルサインオンが可能になるまで,最短で数分,最長で翌日早朝まで掛かることがあ ります。遅延する場合は,ヘルプデスクへ問い合わせを行って下さい。  4.8.1  ログインサーバへのログイン  以下,ログインサ

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