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てことつり合い

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Academic year: 2021

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第5学年理科学習指導案

指導者 ○○ ○○ 1 単元名 「てことつり合い」 2 教材について 教材の価値 児童の素朴概念等 ○ 本単元では,てこを傾けるはたらきやてこ ○ アンケート結果から,てこということばを がつり合うときの規則性についての見方や考 聞いたことがあるのは9人中4人,棒を使っ え方をもち,てこのはたらきやしくみについ て物を持ち上げるのを見たことがあるのは9 て計画的に追究する能力を育てることをねら 人中2人,棒を使って重い石を動かした経験 いとしている。 があるのは9人中2人,てこについて簡単な ○ てこのはたらきや規則性について,条件に 説明ができるのは,1人だけだった。また, 着目して実験の計画を立てたり,結果を考察 てこのつり合いの図を見て,違う重さのおも したりすることは5年生における「条件制御 りをつり合わせることができたのは9人中3 の見方や考え方」という問題解決能力の育成 人だった。さらに,重い物を楽に持ち上げる に適している。 ためには作用点や力点だけでなく,支点の位 ○ 児童にとって,てこのきまりやしくみをみ 置も変えて調べてみたいと,てこへの興味関 つけるための実験は,その結果が見た目だけ 心がうかがえる児童が1人いた。 ではなく,実際に体感することができたり, ○ 児童は,生活の中で重さを感じても手応え 数字としてはっきりと表れたりするので,量 として力を意識することはあまりない。自分 的変化の規則性についての見方や考え方を養 の力では持ち上げることのできない重い物が うことができる。 てこを使えば楽に持ち上げることができると ○ 私たちの生活や身のまわりの道具を詳しく いう経験はなく,わずか指1本で持ち上げる 見てみると,てこのはたらきや性質を利用し ことのできるてことの出会いは素朴概念との たものがたくさんある。てこのはたらきや規 大きなズレを感じさせる機会となる。 則性をそれらにあてはめて考えることができ ○ 児童は,てこのはたらきを利用した道具を るとともに,学習したことを日常生活に生か 生活の中でいろいろ使ってはいるが,それが すことができる。 てこだとは気づいていない。 主な支援 【着眼1】 「つかむ」段階では,棒を使うと指1本で20㎏のポリタンクを楽に持ち上げることができると いう体験を通して,てこの不思議さに出会わせる(未知的提示)。「しらべる」段階では,3つの 点(作用点・力点・支点)の位置によって手応えが変わることを,条件制御しながら実験し,確か めていくという見通しをもたせる。そして,「てこのひみつを調べたい」という問題の自覚化を図 りたい。前時までの作用点・力点の位置と手応えの実験に続いて,本時では,支点の位置と手応え との関係について,てこのモデル図を提示し実験のイメージをつかませ仮説をもとに調べさせたい。 【着眼2】 本単元全体を通じて,主に「思考を組み立て,見直す段階」でコンセプトマップを使い,思考の 可視化を図る。それを全員で交流することで,一つのマップを作りあげ,てこやつりあいについて の新しい概念を獲得させたい。 特に本時においては,実験結果からわかったことをまず自分なりにマップに書かせた後,2人組 での話し合いを通して,1つのマップにまとめさせたい。次に,2人組でまとめたマップをもとに 全体交流を行うことで,楽に持ち上げることのできるてこのしくみについて理解させたい。

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-2 - 3 単元の目標 てこを使い,力の加わる位置や大きさを変えて,てこのしくみやはたらきを調べ,てこの規則性 についての考えをもつようにする。 ・ 力を加える位置や力の大きさを変えると,てこを傾けるはたらきが変わり,てこがつり合う ときにはそれらの間に一定のきまりがあること。本時では, ・ 水平につり合った棒の支点から等距離に物をつるして棒が水平になったとき,物の重さは等 しいこと。 4 評価規準 A 関心・意欲・態度 B 科学的な思考 C 技能・表現 D 知識・理解 ア 棒を使い,小さな ア てこのはたらきや ア てこのはたらきを ア てこを使って荷物を 力で重い物を持ち上 規則性について,条 調べるために,支点 持ち上げるときに必要 げることに興味・関 件に着目して実験の から作用点や力点ま な力は,支点から力点, 心をもつ。 計画を考えたり,結 での距離を変えたり, 作用点までの距離によ イ てこのはたらきを 果を考察したりする その時の手応えや加 って変わることを理解 利用した道具に興味 ことができる。 える力の変化を調べ している。 ・関心をもつ。 イ てこを使い物を持 たり記録したりする イ 棒を傾けるはたらき ウ 棒を傾けるはたら ち上げる時,加える ことができる。 は,おもりの重さと位 きに興味・関心をも 力の大きさと支点か イ おもりの重さや位 置に関係していること ち,きまりを調べよ ら作用点や力点まで 置を変えたりして, を理解している。 うとする。 の距離を関係づけて 棒の傾きの変化を調 ウ 棒が水平につり合っ エ てんびんに興味・ 考えることができる。 べたり記録したりす ているとき,棒の支点 関心をもち,はたら ウ 実験用てこを使っ ることができる。 から等距離に下げられ きについて調べよう て調べ,てこがつり ウ つり合いを利用し た物の重さは等しいこ とする。 合うときのおもりの たおもちゃや道具を とを理解している。 重さや支点からの距 作ることができる。 離を関係づけて考え ることができる。 5 単元構成(コンセプトマップによる) 第1次「てこのはたらき」 第2次「てこのつり合いとものの重さ」 くぎ抜き 上皿てんびん てこ てこ ペンチ さおばかり 棒 おもり 荷物 棒 手 おもり ポリタンク ささえ 手 作用点 支点 力点 作用点 支点 力点 (おもりの重さ)×(目もりの数)

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-3 - 6 単元計画(全11時間)丸数字は時数,アルファベット,カタカナは評価基準 学習活動 教師の支援 キーワード 1 棒を使って重い物を持ち上げると ○はじめに,自分の手だけで持ち上げ つ き,使い方によって手ごたえが変わ させ,重さを体感させる。 か ることを調べ,てこのしくみやはた ○指1本で持ち上がるはずのない重い む らきに興味関心を持つ。① Aア 物を持ち上げるてこを提示し,そのし くみに目を向けさせる。(未知的提示) 2 重いものを楽に持ち上げたいとき ○実験にあたっては「支点,作用点, 棒 , ポ リ タ ン ク し 棒をどのように使ったらよいのかを 力点のうち2つは動かさずに1つだけ 手 , さ さ え , ら 調べる。 Bア, Bイ を動かす」という約束を確認する。 支 点 , 力 点 , べ Cア, Dア ○手応えの違いをはっきりさせるため 作 用 点 , て こ る ・力点や作用点の場所をどのよう に,3カ所で調べさせる。(20cm に変えると,手応えが軽くなる くらいの間隔で) のか調べる。② ○くぎ抜きやペンチなど,てこを利用 ・支点の位置をどのように変える した道具を調べることで,てこのきま と,手ごたえが軽くなるのか調 りがあてはまることを確かめさせる。 べる。① 本時 ○実験用てこで手応えの様子を調べさ 3 てこのはたらきを利用した道具を せた後,おもりをつるした様子を確か く ぎ 抜 き 調べる。 ① Aイ めさせることで,手の力とおもりが同 ペンチ じ働きをしていることに気づかせる。 4 てこの力点で,手の力のかわりに ○実験用てこを使って傾き方を調べ, 棒,荷物,手 おもりの重さに置き換えて持ち上げ 結果を表にまとめさせることできまり おもり られるか調べる。① Bウ,Aウ を見つけさせる。 てこ 5 左右のうでにつるすおもりの重さ ○左右のおもりの重さが同じ時と違う 支 点 , 力 点 , が同じときと,棒の傾くときのきま 時とを比較させることで,おもりの重 作用点 りを調べる。① Cウ, Dウ さの違いによる傾き方のきまりを見つ (おもりの重さ) 6 左右のうでにつるすおもりの重さ けることに意識を焦点化させる。 ×(目もりの数) を変えて,棒が傾くときのきまりを 調べる。 ① Cイ, Dイ 7 上皿てんびんを使っていろいろな ○実験用てこと比べさせることで,て 上皿てんびん ま 物の重さをはかる。① Aエ こがつり合うときのきまりが使えるこ さおばかり と とに気づかせる。 め 8 つり合いを利用したさおばかりを ○さおばかりもてこがつり合うときの る 作り,いろいろな物の重さをはかり きまりを利用している道具であること まとめる。② Cウ に気づかせる。 7 本時 ①本時学習の主眼 支点の位置を変えて手応えを調べる実験を通して,結果からわかったことをコンセプトマップ に表し,交流することで,楽に持ち上げることができるてこのひみつを3つの点(支点・力点・作 用点)と手応えとの関係でまとめることができる。 ②日時 場所 平成20年11月14日(金)第5校時 於:5年教室 ③準備 20kgのポリタンク(4),実験用てこ(4),ホワイトボード(4),釘抜き(1) ワークシート

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-4 - ④展開 過程 学習活動 主な支援 1 前時までの学習活動を想起し,本時学習の ○力点や作用点の位置を変えると手応えが軽 生 課題をつかむ。 くなることを前時のまとめを使って振り返ら み ①力点を支点から遠ざけたり,作用点を支 せる。 だ 点に近づけたりすると重いものを楽に持 ○てこのモデル図を提示し,支点の位置をど す ち上げることができることを確認する。 のように変えると手応えは軽くなるのか,前 ②てこのモデル図を見て,めあてをつかむ。 時との違いを明らかにしめあてをつかませ る。 支点の位置をどのように変えると,手応えが軽くなるだろうか。 2 仮説を立て,発表する。 ○ワークシートには,既習内容をもとに図や ・支点を作用点に近づければ支点と作用点 言葉で予想の根拠を書かせ,発表させる。 との距離が短くなるので軽くなるだろう。○本時は力点と作用点の位置は変えずに支点 ・支点を力点から遠ざければ支点と力点と の位置だけを変えることを確認して実験させ の距離が長くなるので軽くなるだろう。 る。(条件制御) ・支点を力点から遠ざけると,同時に支点 ○手応えの違いをはっきりさせるために,支 を作用点に近づけることになり軽くなる 点をずらす位置を3箇所決めて調べさせる。 だろう。 (20cmくらいの間隔をあけて) 3 実験方法を確認し,実験する。 ○実験の手順にしたがって,2人1組で,安 全に十分注意して行わせる。 組 4 実験結果をもとに話し合う。 み ①結果とわかったことをもとに,コンセプト ○マップがかけない児童には,てこのモデル 立 マップに表す。 (1人で) 図を見せながら,ラベルを貼らせて考えさせ て る。 る ②2人で話し合いながらコンセプトマップに ○2人組で話し合いながらコンセプトマップ まとめる。 にまとめさせることで,3つの点の位置と手 応えの違いの関係に気づくようにさせる。 5 学級全体でコンセプトマップを使って交流 ○全体交流では,マップの説明と対応させて する。 てこの図に整理し,支点の位置を変えること 見 てこ は,支点から力点,支点から作用点までの距 直 離を同時に変えることになることに気づか す 棒 せ,手応えが軽くなる3つの点の位置につい ・ て視覚的にとらえさせる。 ま ポリタンク ささえ 手 と め 作用点 支点 力点 る 支点を力点から遠ざけていくと(支点を作用点に近づけていくと)手応えが軽くなる 6 次時の学習について話し合う。 ○くぎ抜きを見せ,てこのはたらきがどのよ ・てこのはたらきを利用した道具を調べよう。うに生かされているかについて投げかけ,次 時への問題意識につなげる。

参照

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