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10. ゲムシタビンを用いた術前化学療法を施行して病理学的CRを得た尿路上皮癌の2症例(第52回日本泌尿器科学会群馬地方会演題抄録<セッションII>)

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Academic year: 2021

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転移を認めた. 2008年 11月 5日よりドセタキセル 80mg を開始. 好中球減少 Grade 4を認めたため, 2コース以降 は 4週間隔 70mg で投与継続. 6コース終了時 CT で肺 転移巣は CR を認めた.現在 PSA62ng/ml,新たな病変の 出現なく 8コース目を継続中. 【 察】 HRPC 肺転 移の症例にドセタキセル施行後, PSA 低下とともに肺転 移巣において CR を認めた. 肺転移に内 泌療法が著効 した国内報告例はあるが, HRPC 肺転移が消失した報告 例は少ない. ドセタキセル療法は肺への有効率が 62.5% と報告があり, HRPC 肺転移に対しドセタキセル療法は よい適応となると えられた. 10.ゲムシタビンを用いた術前化学療法を施行して病理 学的 CR を得た尿路上皮癌の2症例 冨田 介,牧野 武朗,野村 昌 横山 由就,新井 誠二,村 和道 廣野 正法,宮久保真意,森川 泰如 岡本 亘平,小池 秀和, 井 博 柴田 康博,羽鳥 基明,伊藤 一人 鈴木 和浩 (群馬大院・医・泌尿器科学) 【症例1】 57歳女性.前医 TUR-Btにて浸潤性膀胱腫瘍 を指摘, 当院 CT で cT3bN2M0の診断. M-VAC 療法 2 コース後 NC,TCG 療法 2コース施行後 PR,根治術施行 し病理から viable cellは認められなかった. 【症例2】 63歳 男 性. 左 腎 盂 尿 管 癌 cT3N1M0に 対 し GC 療 法 2 コース施行後 PR, 根治術施行. 病理から viable cellは認 められなかった. これらゲムシタビンを用いた術前化学 療法が著効した 2症例につき, 若干の文献的 察を加え 報告する. 臨床的研究 11.太田市における前立腺がん個別検診を開始して 武智 浩之, 見 勝,清水 信明 (群馬県立がんセンター 泌尿器科) 石川 博義 (石川皮膚泌尿器科) 2007年より太田市医師会主導で前立腺がん個別検診 を開始. 対象は 50歳から 74歳で, 太田市の住民基本台 帳または外国登録原票に登録されている男性. 一次検診 機関にて, PSA 単独検診を行った. 要精検者は二次検診 機関で精査し, がんの疑いがあるか判断. その後, 前立腺 生検可能な三次検診機関で確定診断をした. 平成 19 年度, 20年度の順に, 一次検診受診者数 3,702 人, 3,935人, 要精検者数 283人, 295人, 二次検診受診者 数 92人, 87人, 二次検診異常者数 43人, 52人, 二次検診 異常者のうち三次検診受診者数 (受診率) 19 人 (44.2%), 16人 (30.8%), 三次検診受診者 数 58人, 43人, 前立腺 がん症例数 25人, 19 人であった. 問題点として, 二次検診および三次検診受診率が低い ことがあげられる. 二次・三次検診を受診したかどうか 十 に追跡調査が行えなかったことが要因と えられ た. また, 三次検診受診者 数が二次検診異常者のうち の三次検診受診者数よりも多くなったことは, 二次検診 を受けずに三次検診を受診していることが理由として えられた. ビデオ症例 12.後腹腔鏡下腎摘除術における腎茎部処理の工夫 野村 昌 ,新井 誠二,小池 秀和 井 博,柴田 康博,羽鳥 基明 伊藤 一人,鈴木 和浩 (群馬大院・医・ 泌尿器科学) 大山 裕亮 (館林厚生病院 泌尿器科) 小林 幹男 (伊勢崎市民病院 泌尿器科) 症例は 60歳女性, 右腎下極に直径約 3cmの腫瘍あり, T1aN0M0 StageⅠの診断. 後腹腔鏡下右腎摘除術を施行 したところ, 腎静脈処理が困難であったため, 腎周囲剥 離を先に行い, 最終的に腹側からヘモロック をかけて 処理を行った. 腎腫瘍に対する後腹腔鏡下腎摘除術において, 通常の 手術手順では, 動静脈の処理後に腎周囲を剥離するのが 一般的であるとされている. 本症例では, 腎静脈処理の 際, ヘモロック をかける十 な距離を確保することが 困難であった. 原因としては右腎静脈の短さ, 処理した 2 本の動脈が邪魔になったこと, 後腹腔鏡下のアプローチ のため, スペースが狭く, 十 な牽引による術野の確保 が困難であったことなどが えられた. 腎周囲の剥離を先に行うことにより, 腎の可動性を増 し, 腎茎部の展開をより容易にすることができたと え られる. また腹側からのアプローチが, 新たな血管処理 のスペースを確保するのに有用だった. さらにこれらの 操作においてはフレキシブルな内視鏡カメラの 用によ る, 術野の確保が重要であると えられた.

特別講演>

座長:鈴木 和浩(群馬大学) 「Endourologyと腹腔鏡手術における内視鏡画像処理」 五十嵐辰男(千葉大学フロンティア メディカル工学研究開発センター 教授) 泌尿器科領域では 1970年代後半から起こった技術革 新により, 内視鏡をもちいた Endourologyという診療体 369

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